JPH02297874A

JPH02297874A - 耐雷端子台

Info

Publication number: JPH02297874A
Application number: JP11695989A
Authority: JP
Inventors: Mikio Sumiyoshi; 住吉　幹夫
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-05-10
Filing date: 1989-05-10
Publication date: 1990-12-10
Anticipated expiration: 2014-05-17
Also published as: JP2890462B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は雷サージを始めとした異常電圧に対して、大き
な耐力を有する耐雷端子台に関するものである。

従来の技術近年、電力分野において、電力の安定供給の要望が以前
にも増して高まり、電力設備機器の高信頼化ならびに電
力の高品質化が進められている。

特に、電力の高品質化は、送配電線上に雷などによって
発生する有害な異常電圧を確実に吸収、抑制するために
、通常ギャップをもたない酸化亜鉛系の避雷器も実用化
され、送配電設備の各所に取付けられている。また、電
力機器の保護特性を経済的に向上させる観点から、電力
機器内に避雷器を内蔵する用途も実用化されつつある。

しかしながら、ＡＣｌｏｏＶ、ＡＣ２００Ｖ（７）低圧
配電線におけるサージ電圧の対策は近年開始したばかり
で、依然として数ＫＶ以上のサージ電圧が電力量計や家
電機器に侵入しており、機器側での耐雷対策が必要とさ
れていた。特に、電力量計を始めとした各種機器の電気
接続のための端子台付近において、雪害を受ける場合が
多く、耐雷性能の高い端子台が要望されていた。

従来、この種の端子台の構造は第５図、第６図に示すよ
うな構成であった。第５図は端子台の斜視図で、説明不
要部分は省略している。また、第６図は端子台の電気回
路図を示したものである。

第５図、第６図において、ｌａ、ｌｂ、ｌｅは電気接続
端子で、外部よりの電線が接続され、内部回路に電気も
しくは信号が供給されている。同図では３回路の例を示
す。前記電気接続端子１ａ＋ｌｂ、ｌｃは銅や鋼合金で
作られ、電気良導体である。２は極間（回路間）の絶縁
を確保するための極間絶縁板で、各極間に設けられ、通
常エポキシ樹脂、フェノール樹脂などが用いられる。３
ａ。

３ｂ、３ｃは同様に各回路のアース間絶縁を確保するた
めのアース間絶縁部で、各アース間に設けられ、極間絶
縁板２と同様な材料で構成されている。４は電気接続端
子１ａ、ｌｂ、ｌｃ上のビスで、外部よりの電線取付は
時に用いるものである。５は端子台が取付けられる取付
盤で、通常は金属製のものが用いられる。

以上のように構成された従来の端子台の動作を以下に説
明する。今、外部から電気接続端子１ａ。

１ｂ、１ｃに接続された電線の電力あるいは信号は、サ
ージ電圧によって極間あるいはアース間に放電を生゛じ
なければ、何ら支障なく内部回路に導かれ、所望の特性
を示すものである。

発明が解決しようとした課題しかしながら、このような従来の構成では、例えば電気
接続端子１ａ、ｌｃがＡＣ１００Ｖの電力の供給源であ
り、さらに電気接続端子１ａ、ｌｃに外部より雷サージ
電圧が侵入してきた時、そのサージ電圧がアース間絶縁
部３ａ、３ｃの耐圧を超えれば、それぞれアーク（イ）
、アーク（ロ）となって取付盤５へ放電を生じる。この
時、取付盤５を介して電気接続端子１ａ、１ｃは短絡を
生じ、その後のＡＣｌｏｏＶの続流によって端子台は破
壊、焼損するといった問題がある。

本発明はこのような課題を解決しようとしたもので、取
付盤への放電を途中に配置された中間電極で受は止め、
さらにバリスタによって続流を遮断しようとしたもので
ある。

課題を解決するための手段本発明は前記課題を解決量るために、極間および／また
はアース間に、空間を介してそれぞれ独立した中間電極
を設け、この中間電極の他端はそれぞれバリスタを介し
て一括接続され、この共通接続点は端子台が取付けられ
る取付盤に接続された構成としたものである。

作用本発明は前記した構成により、電気接続端子から極間あ
るいはアース間に生じる放電を全て一旦中間電極にてと
らえ、バリスタを介して取付盤に流すため、従来例のよ
うに電気接続端子１ａ、１ｃに同時に放電を生じても、
バリスタによって続流が防止され、端子台が絶縁、破壊
されることはない。

実施例以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図、第２図は本発明にがかる耐雷端子台の一実施例
を示し、第１図は本発明の耐雷端子台の斜視図で、説明
不要部分は省略している。また、第２図は耐雷端子台の
電気回路図を示したものである。第１図、第２図におい
て、６ａ、６ｂ、６ｃは電気接続端子、７は極間絶縁板
、８ａ、８ｂ。

８ｃはアース間絶縁部、９はビス、１０は取付盤で、こ
れらはそれぞれ従来の端子台の電気接続端子１ａ、ｌｂ
、ｌｃ、極間絶縁板２、アース間絶縁部３ａ、３ｂ、３
ｃ、ビス４、取付盤５に対応するものである。ｌｌａ、
ｌｌｂ、ｌｉｅはそれぞれ独立したコ字形の中間電極で
、電気接続端子６ａ、６ｂ、６ｃの極間ならびに取付盤
１０との間のアース間に空間を介して設けられている。

すなわち、極間、アース間の放電（アーク）は必ず中間
電極１１ａ、ｌｌｂ、ｌｌｃでとらえられるよう配置さ
れている。また、中間電極１１ａ、ｌｌｂ。

１１ｃは、第２図に示したように端子台内部にモールド
などで内蔵されたバリスタ１２ａ、１２ｂ＋１２ｃにそ
れぞれ接続されている。このバリスタ１２ａ、１２ｂ、
１２ｃは、酸化亜鉛を主原料としたセラミックバリスタ
で、良好なサージ電流耐量と電圧非直線特性を有してい
る。また、回路電圧に対して十分高い動作開始電圧を有
している。

そして、バリスタ１２ａ’、１２ｂ、１２ｃの他端は一
括接続された後、単独もしくは耐雷端子台の取付金具な
どを通じて取付盤ｌＯに接続されている。

次に、以上のように構成された耐雷端子台の動作を説明
する。今、従来例と同様に例えば電気接続端子６ａ、６
ｃにサージ電圧が印加された場合、電気接続端子６ａ、
６ｃは取付盤１０に対して放電を生じようとした。しか
しながら、その放電経路に取付盤１０と同電位の中間電
極１１ａ。

１１ｃがあるため、それらの放電はすべて中間電極１１
ａ、１１ｃにとらえられる。すなわち、電気接続端子６
ａからの放電は中間電極１１ａでとらえられ、バリスタ
１２ａを通じて取付盤１０へ放電される。これと同様に
電気接続端子６Ｃからの放電は中間電極１１ｃでとらえ
られ、バリスタ１２ｃを通じて取付盤１０へ放電される
。この時、それぞれの放電は同時に発生しているが、そ
れぞれバリスタ１２ａ、１２ｃを介して放電しているた
め、互いに続流が発生することもなく、異極間短絡も発
生することはない。そのため端子台の続流による破壊や
焼損は全く発生しない。

次いで、本発明の第２の実施例について第３図および第
４図と共に説明する。第３図は本発明の第２の実施例の
耐雷端子台の斜視図で、同様に説明不要部分は省略して
いる。また、第４図はこの耐雷端子台の電気回路図を示
したものである。前記第１の実施例との違いは、中間電
極、バリスタの集合体を端子台から分離し、端子台に取
付けできる（アタッチメント方式）ようにした点である
。第３図において１３はバリスタなどを収納した集合体
で、中間電極１４ａ、１４ｂ、１４ｃを一体化している
。この集合体１３は第４図の波線部分であり、従来の端
子台の横に設置することによって、第１の実施例と同様
な効果を発揮するものである。また、この実施例におけ
る中間電極１４　ａ　＊１４ｂ、１４ｃの構造は、アー
ス間に対する中間電極の構造例を示したものである。

なお、前記実施例では電気接続端子を３個としたが、こ
れは端子数を限定するものではなく、また中間電極の配
置が第１の実施例では極間、アース間で、第２の実施例
ではアース間となっているが、これは極間、アース間の
いずれか一方もしくは両者適用でも同様な効果を発揮す
ることは言うまでもない。

発明の効果以上のように本発明によれば、電気接続端子の極間、ア
ース間に中間電極を設け、電気接続端子からの放電を中
間電極でとらえ、バリスタを介して取付盤に放電させる
ことによって、続流が防止できるため、異極間短絡など
による端子台の破壊、焼損を防止できるものである。

また、中間電極ならびにバリスタの集合体を電気接続端
子に対して分離、接続できる構造としたことにより、従
来の端子台に後付けできるという経済的な効果をもつも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による耐雷端子台の間絶縁板
、８ａ、８ｂ、８ｃ・・・・・・アース間絶縁部、９・
・・・・・ビス、１０・・・・・・取付盤、ｌｌａ、ｌ
ｌｂ。１１Ｃ２１４ａ、１４ｂ、１４Ｃ・・・・・・中間電極
、１２ａ、１２ｂ、１２ｃ・・・・・・バリスタ、１３
・・・・・・集合体。・代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名６ａ、６ｂ
、ｋ　−−−９％　Ｎ　ｉｉｌ　Ｈａ　プアー　号聞絶
璋軛８ａ、８ｂ、８ｃｍ−７一ス１１１５ｇｇ。９−ビス１０−−一　盤／ＩａＪＩｋｌｌｃ−−中聞電号ｌａｌへ１２ｃ　−バリスタ第　１　区第　２　図ｎ第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）１個もしくは複数の電気接続端子の極間および／
またはアース間に、空間を介してそれぞれ独立した中間
電極を設け、前記中間電極は極間および／またはアース
間放電時のアークを必ず前記中間電極でとらえるようそ
の放電経路に設置され、前記中間電極の他端はそれぞれ
バリスタを介して一括接線され、この共通接続点は端子
台が取付けられる取付盤に接続されたことを特徴とした
耐雷端子台。
（２）中間電極ならびにバリスタの集合体が、電気接続
端子に対し、アタッチメント方式で分離、接続できるこ
とを特徴とした請求項１記載の耐雷端子台。