JPH02295850A

JPH02295850A - 紙揃え装置用反転機構

Info

Publication number: JPH02295850A
Application number: JP11957889A
Authority: JP
Inventors: Isamu Miura; 勇三浦
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-05-11
Filing date: 1989-05-11
Publication date: 1990-12-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は角を揃えた状態で用紙を捧積みする高積み紙揃
え装置に対して給紙台から用紙を供給する際、紙束を反
転すると同時に用紙間に空気を供給するための紙揃え装
置用反転機構に関するものである。

［従来の技術］印刷機を用いて紙に印刷を行う場合、印刷機に対して同
一条件で給紙する必要があり、また寸法の異なる用紙を
同一寸法に裁断する場合にも各紙の少なくとも二辺を揃
える必要があるが、従来はこの紙揃え作業を全て人手に
よって行っており、多大な労力と時間を要し、非常に能
率が悪く、均一な紙揃えが行えないものであった。

この為、本願出願人は先に用紙を上方から順次積み込む
ことにより、積み込まれた用紙を自動的且つ均一に角揃
えした状態で棒積みすることができる紙揃え装置を提案
し、作業能率の向上を図ることに成功したが、この発明
は、上記紙揃え装置に対して近接して設置した給紙台か
ら少しづつ紙束を乗せ変えるものであり、給紙台と紙揃
え装置間に掛け渡した渡し板装置を介して紙揃え装置に
紙束を滑り込ませる構造になっており、紙を反転させる
場合は、作業者が紙束を裏返しにしてから渡し板を介し
て紙揃え装置に給紙していた。

［発明が解決しようとする課題］しかし上記反転給紙作業は紙束を給紙台上において完全
に懸垂し、裏返しにする動作を伴うため。

荷重の大きい紙を扱う作業では重労働となり、また反転
作業中に用紙を落下して角部を潰し、皺にする等の問題
を有していた。

また従来より、給紙台に載せる前処理として棒積みした
用紙を反転したり、紙揃え装置によって捧積みしたもの
を反転する装置としては、高積みした用紙の上下面を押
圧すると共に浮上支持して紙束全体を反転する大型の専
用反転装置が使用されていたが、この種の反転装置は大
型の別装置を有するもので、極めて高価になると共に、
反転のための副作業時間を要するものであった。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、用紙を給紙
台から紙揃え装置に対して渡し板上を滑り移動させる際
、簡単な処理で紙束を反転給紙すると同時に用紙間に空
気を供給することができ、而も皺や折れ等の不具合を生
ずることがない簡単な構造の紙揃え装置用反転機構を提
供することを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］本発明の紙揃え装置用反転機構は、給紙台と紙揃え装置
間に掛け渡した渡し板装置の上方に紙送り方向と直交す
るように横架設した適宜外径のロールからなる反転軸を
片持軸設し、適宜回転駆動装置によって上記渡し板上の
紙送り方向と逆向きに回転駆動すると共に、上記ロール
面に対して回動自在且つ離接するように軸設した抑え円
盤を、ロール鼾こ対する捲回給紙タイミングに合わせて
該ロール面に押圧する用紙押圧手段を構成して用紙を戻
し方向に強制的に巻送りして反転することを要旨とする
ものである。

また、上記反転軸は作業者に対して縦向に位置し、手前
側が開放されるものであるが、該開放側の外径が小径に
なるように、反転軸の外径が緩やかな円錐状を形成する
ことが好ましい。

［作用コ上記紙揃え装置用反転方法を実施した反転機構は、給紙
台上の用紙を渡し板を介して紙揃え装置に滑り移動する
作業に際して、先ず適当な紙束を渡し板上に滑り移動さ
せる（このとき反転軸は該紙束上方に位置する）と共に
、該紙束の後端を持ち上げ、反転軸のロールに捲回する
と同時に該後端を前記渡し板上に案内する。ロールに捲
回された紙束は抑え円盤によってロール面に押し付けら
れ、この動作によって反転軸の回動方向に巻き移動せし
められると共に、上記渡し板上を滑って紙揃え装置に反
転状態で送り込まれる。

［実施例］以下、本発明紙揃え装置用反転機構の一実施例を図面に
従って説明する。

符号１は給紙台２と隣接した紙揃え装置であり、紙揃え
作業時には傾倒機構（図示せず）に依り、給紙台２から
離れた奥側隅部が最下位になるように傾倒する構造にな
ると共に、捧積みする用紙が所定の給紙面Ａを保持する
ように支台３が次第に降下する構造になる。また、上記
給紙台２は側枠４に対して用紙ａを載置する載台５を昇
降自在に支承し、該載台５に載置した供給側の用紙ａの
上面レベルが略一定（矢印Ｂ）になる如く、自動的に昇
降調整する構造になる。また符号６は紙揃え装置１と給
紙台２間に構成した渡し板装置であり、有角度に並設し
た紙揃え装置１と給紙台２間において円弧状の平滑な給
紙面を形成し、給紙台２の給紙レベルＢにある用紙ａを
、紙揃え装置１の給紙レベルＡに摺動移動する好適な高
さに架設すると共に１紙揃え装置１に供給した用紙ａの
上面手前側端を給紙タイミングに合わせて押圧保持する
紙抑え機構７を該渡し板装置６の先端部に構成してなる
。

本発明の紙揃え装置用反転機構１０は上記渡し板装置６
の上方に構成されるものであり、前記給紙台２の側枠４
に突設するか、又は床面に設置した支持枠１１に固設し
てなる片持軸受部材１２に対して上記渡し板装置６の給
紙ラインを横断するように横架設した反転軸１３を回動
自在に片持軸設してなる。該反転軸１３は支持側が大径
になり、非支持端部側を徐々に小径にした緩やかな円錐
状外径のロール１４を形成すると共に、渡し板装置６の
摺動面上方に１０乃至２０国離間して架設され、上記支
持枠１１に固設したモータ１５によって上記渡し板装置
６上の紙送り方向（矢印Ｆ）と逆向き（矢印Ｔ）に適宜
速度で回転駆動する構造になる。符号１６は該ロール１
４の略中央部上方に枢設した抑え円盤であり、上記支持
枠１１に対してビン軸１７を介して一端を枢着すると共
に、矢印Ｃ方向摺動自在に架設した支持軸１８の先端に
回動自在に枢着してあり、該支持軸１８の基部に設けた
カム部材１９と該支持軸１８の干渉とコイルスプリング
２０の弾性により抑え円盤１６をロール１４の周面と離
接する構造になる。該カム部材１９は支持枠１１に固設
した制御モータ２１のモータ軸に軸着され、後述する用
紙検出センサ２３からの用紙ａ検知タイミング（第６図
参照）で抑え円盤１６を離接してなる。

符号２２は上記反転軸１３と近接して平行に、且つ紙揃
え装置１側に位置して架設したセンサ支持バーであり、
該バー２２の端部には一対の発光受光素子からなる用紙
検出センサ２３が設けられており、上記ロール１４の上
側を越えて紙揃え装置１側に臨んだ用紙ａの端を矢印り
の位置で検知する構成になる。

上記構成の紙揃え装置１に給紙台２がら通常姿勢で用紙
ａを積み込む場合は、給紙台２の給紙レベルＢから紙束
ａを渡し板装置６上に移動（このとき紙束ａは反転軸１
３の下方を通過するようになる。）すると共に、該渡し
板装置６上を滑らせて紙揃え装置１の給紙レベルＡに滑
り込ませ、この繰返しにより棒積みを行うことができる
。

また反転棒積み作業を行う場合は、モータ１５に依って
反転軸１３を回転駆動した状態で作業をするものであり
、第５図及び第６図に従って説明する。このとき抑え円
盤１６はロール１４の周面から離間後退した位置に待機
してなる。

（１）先ず給紙台２の給紙レベルＢから適当量の紙束ａ
を渡し板装置６上に移動（このとき紙束ａはロール１４
の下方を通過するようになる。）し、紙束ａの後端が反
転軸１３を通過しない位置に仮置きする。（第５図ａ）（２）次に該紙束ａの後端を持ち上げ、ロール１４の回
転方向（矢印Ｔ）に捲回すると同時に該後端を前記渡し
板装置６上に案内する。（第５図ｂ）（３）この捲回に
よっても紙束ａはロール１４の面を滑っているが、用紙
検出センサ２３は上記ロール１４の上側を越えて紙揃え
装置上側に臨んだ用紙ａの端を検知し、この検知出力に
よって中央制御装置（図示せず）を介して抑え円盤１６
がロール１４面に降下するようにカム部材１９を制御モ
ータ２１によって回転駆動する。（第５図Ｃ）（４）従
って該抑え円盤１６はコイルスプリング２０の弾性によ
ってロール１４に捲回した紙束ａを該ロール１４面に押
し付けるようになるため、反転軸１３の回動（矢印Ｔ）
に伴って該紙束ａは巻き込み移動せしめられ、上記渡し
板装置６上を滑って紙揃え装置１の給紙レベルＡに反転
状態で自動的に送り込まれる。（第５図ｄ）紙束ａが完全に移動すると用紙検出センサ２３による検
知信号がなくなり、制御モータ２１の駆動によってカム
部材１９が再び支持軸１８の基部に作用して抑え円盤１
６をロール１４面がら後退離間する。

従って、この繰返しにより用紙ａを反転状態で紙揃え装
置１に給紙し、捧積みを行うことができる。同時に、該
ロール１４面への捲回に伴う紙束ａの摺曲により上下の
用紙間に空気が供給される。

また上記実施例の構成では、反転軸１３の外形を円錐状
外径ロール１４を呈するように構成しているため、手前
側より奥側の用紙の送り量が大きくなり、捲回した紙束
ａが該反転位置で供給角度を変位するため、反転した紙
束ａが給紙台２と有角度に設置した紙揃え装置１に対し
て正方向から滑り込み、紙揃え効果に有効である。

［発明の効果コ以上述べたように本発明に係る紙揃え装置用反転機構は
、渡し板装置の上方に反転軸を架設したものであり、該
反転軸により用紙を給紙台から紙揃え装置に対して渡し
板上を滑り移動させる際、架設した反転軸に捲回する簡
単な処理で紙束を反転給紙することができ、而も用紙間
に空気を供給することができる特徴を有する。また供給
が自動的に行なわれるため、反転した用紙に皺や折れ等
の不具合が極めて少なくなり、更に簡単な構造になるた
め、安価に提供することができる等の特徴を有するもの
であり、本発明実施後の実用的効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙揃え装置用反転機構の一実施例
を示す紙揃え装置の正面図、第２図は同平面図、第３図
は紙揃え装置用反転機構を示す正面図、第４図は同右側
面図、第５図（ａ）（ｂ）（ｃ）及び（ｄ）はそれぞれ
紙揃え装置用反転機構の作動原理を示す説明図、第６図
は抑え円盤の作動を示すタイミングチャートである。１・・・紙揃え装置、２・・・給紙台、４・・・側枠、
６・・・渡し板装置、１０・・・紙揃え装置用反転機構
、１１・・・支持枠、１２・・・軸受部材、１３・・・
反転軸、１４・・・円錐状外径ロール、１５・・・ビン
軸、１８・・・支持軸、１９・・・カム部材、２０・・
・コイルスプリング、２１・・・制御モータ、２２・・
・センサ支持バー２３・・・用紙検出センサ、ａ・・・
用紙（紙束）。第１図１・・・紙揃え装置、２・・・給紙台、４・・・側枠。６・・渡し板装置、１０・・・紙揃え装置用反転機構。１１・・・支持枠、１２・・・軸受部材、１３・・・反
転軸、１４・・・円錐状外径ロール、１５−・ビン軸、
１８・・・支持軸、１９・・・カム部材、２０・・・コ
イルスプリング、２１・・・制御モータ、２２・・・セ
ンサ支持バー２３・・用紙検出センサ、ａ・・用紙Ｃ紙
束）。弔図吊図吊図用砥検出センサ制御モータＯＮ３　ＯＦＦ１　ＯＮＯ圧第図（（１）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）給紙台と紙揃え装置間に掛け渡した渡し板装置の
上方に紙送り方向と直交するように横架設した適宜外径
のロールからなる反転軸を片持軸設し、適宜回転駆動装
置によって上記渡し板上の紙送り方向と逆向きに回転駆
動すると共に、上記ロール面に対して回動自在且つ離接
するように軸設した抑え円盤を、ロールに対する捲回給
紙タイミングに合わせて該ロール面に押圧する用紙押圧
手段を構成してなる紙揃え装置用反転機構。
（２）前記ロールの外径が緩やかな円錐状を成すことを
特徴とする請求項１記載の紙揃え装置用反転機構。
（３）用紙押圧手段が抑え円盤を回動自在に軸設した支
持軸を制御モータに軸着したカムによって揺動すると共
に、コイルスプリング等の弾性によって押圧する構造に
なる請求項１又は２記載の紙揃え装置用反転機構。