JPH02285504A - 記録再生装置のクリーニング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープを用いた記録再生装置に係り特をこそ
の信頼性向上に好適なりリーニング機構に関する。

〔従来の技術〕

回転ドラムに配設された磁気ヘッド（以下、回転ヘッド
という）を使用する例えは磁気テープ記録方式において
は、上記回転ヘッドは絶えず磁気テープ上の塵埃、コミ
、酸化物粒子等の異物による影響を受易い。回転ヘッド
にこれらの異物がついたまま磁気デープ上を回転ヘッド
が走査し続けると、記録再生信号が極めて劣化する。さ
らに進むと、回転ヘッドにこれら異物が強固に付着して
いわゆるクロッキング現象を起こし、磁気テーク上に記
録、再生が正常に行えなくなる。

このような、クロッキング現象は、従来のＶＨ８方式ビ
デオテープレコーダ（Ｖ’ＴＲ）に比べ、回転ドラムの
回転数が大きく、回転ヘッドとテープの相対速度の速い
１／２インチハイビジョン方式ＶＴＲなどにおいて顕著
に起き易い。（相対速度、ｖｌ−１ｓ’　６　ｍ／　ｓ
　＋ハイビジョン：２１ｍ／ｓ）従来、回転ヘッドへの
磁性粉、異物の付着に対しては、定期的Ｏこ回転ドラム
の外周面や回転ヘッドをいわゆる手作業でクリーニング
するようをこしていた。しかし、このクリーニング作業
は、操作者がクリーニングを行なおうとするごとに、機
械を停止させ、機械の上部チーヌカバー等を取り外して
、直接回転ドラムを手でゆっくり回しながら・　６　・ 皮などで回転ドラムの外周面、回転ヘッドを拭きそれら
の表面に付着している塵埃等の異物のクリーニングを行
なうようにしている。こ、ａは、操作者にとって極めて
わｒられしい作業であり、また故ｌ’＆　＋回転ヘッド
Ｕ）破損を生じる恐れもあった。

上記実情より、自動的にクリーニングを行い得る装置が
例えば、特公昭６５−２９５２．９号公報に開示される
如く細々提案されている。

また、最近でにクリーニングテープが巻装されたクリー
ニングカセットが用意され、操作者が定期的にそれをＶ
ＴＲｆこ装置する方法もある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、回転ヘッド等の破損を防ぐため回転ド
ラムが高回転していない間つまり、回転ドラム（・こ磁
気テープをローティング機ｓにより巻き付ける前、ある
いは回転ドラムに巻き付かれた磁気テープがその回転ド
ラムからはすされた後に行っている。また、クリーニン
グ部材の回転ドラムへの圧着時間、圧看力は回転ヘッド
にダメージしかし、クリーニングの効果については、十
分配慮されているとは言い難い。

本発明の目的は、回転ヘッドへのダメージ、寿命に十分
配慮しかつクリーニング効果も高い高信頼性のクリーニ
ング機構を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、本発明は、以下に記す各手段
を考案した。すなわち・ １）クリーニング効果を増加するため、テープ走行路の
途中に、テープ面をクリーニングする部材を設ける。

２）クリーニング部材接触時における回転ヘッドおよび
テープへのダメージを軽減するため、クリーニング部材
の接近動作の速度を減衰せしめるダンパー機構を設ける
。

３）回転ヘッドおよびテープへのダメージを過大とする
ことなく、十分なりリーニング効果を得るため、記録実
生装置の各モード、例えば■ロデイング、アンローディ
ング動作時、■記録。

時、■前記各モード間の遷移期間ごとにクリーニング部
材の圧接力を最適値となるように変化させる制御手段を
設ける。

４）回転ヘッドおよびテープへのダメージを過大とする
ことなく、十分なりリーニング効果を得るために、クリ
ーニング部材をローラ構造とするとともＱこ、このクリ
ーニング部材が回転ヘッドおよびテープに圧接して回転
する際には所定の負荷トルクを発生させる。

〔作用〕

前記の１）〜４）の各手段は俗々、以下の様をこ作用す
る。

１）前記手段１）により、テープ面に付着したゴミ等を
清掃することができるので、クリーニング効果が増加さ
れ、信頼性を向上させることができる。

２）前記手段２）ｌこより、クリーニング部材が回転ヘ
ッドまたはテープ面へ圧接する際の速度を低減すること
ができるので、回転ヘッドおよびテせることかできる。

３）前記手段６）により、回転ヘッドの回転速度、およ
びテープの走行速度毎にクリーニング効果と過大ダメー
ジ回避を勘案した最適値にてクリーニング部材を圧接可
能となるので、信頼性を向上させることができる。

４）＠記手段４）により、クリーニング部材は圧接時に
おいて回転可能となるため、回転ヘッドおよびテープへ
のダメージが回避され、かつ、適度な負荷をもって回転
せしめることにより、十分なりリ　ニンク効果をも確保
可能とすることができる。また、同時にクリーニング部
材の外周面全面を均一に使用することを可能とならしめ
るので、クリーニング効果を長く継持可能とできる。こ
ｎらにより、結果として、信頼性を向上させることがで
きる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

４１図は本発明による記録再生装置をビデオテ・　９ １０　・ る。まず、その概要につき説明する。１．２は幅規制ガ
イドとしてのカイトローラ、３．４はガイドローラ、５
はシリンダ、６は磁気テープ、７゜８は傾斜ガイド、９
．１０はインピーダンスローラ。

１１はＡ　Ｃ（ｆｆ　％’・コントロール）ヘッド、１
２はピンチローラ、１６はキャフスタン、１４はテンシ
ョンビン、　１５．１６はガイド板、１７〜２０は案内
溝、２１゜２２はローディングリング、２６〜２６はキ
ャッチャ。

２ハばローディングモータ、２８ハキャフスタンモータ
、２９〜３２ハガイドベース、３５ハテンシヨンレバ、
３４ハビンチローラアーム、３５はピン、３６はウオー
ムホイール、３７はピンチローラ駆動モータ。

３８はテープカセット、５９は開口部、４０は供給リル
、４１は巻取リール、４２は供給側リール台、４６は巻
＠側リール台、４４はシャーシ、４５はテンションプレ
ート、　４６ｉ・まビンである。

第１図において、シャーシ４４上には、所定の角度で傾
斜してシリンダ５が設けられ、さらに、このシリンダ５
の一方側にガイド板１５が、他方（１４１４に板１６．
１７は、それらの一方の端部が装看されたテープカセッ
ト３８の開口部６９内に一部位置し、この位置からシリ
ンダ５のまわりを回り込むように配置されており、これ
らの他端部はテープカセット６８０１１Ｉの端部よりも
多少幅広となっている。カイト板１７のこの他端部が、
磁気テープ６が順方向走行でシリンダ５ｐこ巻き込まｎ
る側、すなわちシリンダ５の上流側となり、ガイド板１
６の上記他端部が、同じ（磁気テープ６がシリンダ５か
ら離れる側、すなわちシリンダ５の下流側となる。

ガイド板１５には、テープカセット６８の開口部５９側
の端部からシリンダ５の上流側端部ｌこ伸延する２つの
案内溝１７．１８が設けられており、案内溝１８が案内
溝１７よりもシリンダ５側に配置されてその一端はシリ
ンダ５の近傍に位置している。案内溝１７．１８におけ
るシリンダ５の上流側端部には夫々キャッチャ２３．２
５が設けられている。夫々ガイドローラ３、幅規制ガイ
ドとしてのガイドローラ１を搭載したガイドベース２９
．３０は夫々案内溝１７゜ヅ ており、案内溝１７．１８の一方の端部ではテープカセ
ット６８の開口部ろ９内に位置し、他方の端部では夫々
キャッチャ；）５，２５１こまって位置決めされる。

また、ガイド板１３にも、同様にして、テープカセット
６８の開口部側の端部からシリンダ５の下流側端部ｌこ
伸延する２つの案内溝１９．２０が設けらｎており、案
内溝１９が案内溝２０よりもシリンダ５側に配置さｎて
その一端はシリンダ５の近傍に位置している。案内溝１
９．２０におけるシリンダ５の下流側端部には夫々キャ
ッチャ２６．２４が設けられている。夫々幅規ＩＱガイ
ドとしてのガイドローラ２゜ガイドローラ４を搭載した
ガイドベース３１．３２は夫々案内溝１９．２０１こ沿
って移動可能にガイド板１６に取りつけられており、案
内溝１９．２０の一方の端部ではテープカセット６８の
開口部５９内をこ位置し、他方の端部ではキャッチャ２
６，２４にまって位置決めされる。

第１図では、ガイドベース２９．３０．３１　、３２が
夫々案内溝１７．１８．１９．２０の両端にめる状態を
示している。

第２図は、これらカイト板１５．１６およびこれらに関
連する部分を示す斜視図であって、４７はテープリード
部であり、第１図に対応する部分番こは同一符号をつけ
ている。

同図において、カイト板１５の案内溝１７が設けらｎ、
た部分はシャーシ４４（第１図）に平行であるが、案内
溝１８が設けられている部分では、シリンダ５の上流側
に、シャーシ４４に平行な部分からこの上流側へシャー
シ４４に対して上方に傾斜する傾斜部１５ａが設けられ
ている。したがって、案内溝１７はシャーシ４４に平行
に伸延するが、案内溝１８は、テープカセット６８（第
１図）側端部からシャーシ４４に平行に伸延し、途中か
ら傾剃部１５ａで上昇しながら上記上流側に伸延してい
る。

ガイド板１６については、案内溝２０が設けられた部分
はシャーシ４４Ｉこ平行であるが、案内溝１９が設けら
れた部分では、シリンダ５の下流側に、シャーシ４４に
平行な部分からこの下流側にシャーシ４４に対して下方
に傾斜した傾斜’ｆＡ１６ａが設けらｎて、１４　。

に伸延するが、案内溝１９は、テープカセット６８側の
端部からシャーシ４４に平行し、途中から傾斜部１６ａ
で降下しながらシリンダ５の下流９１１１４こ伸延して
いる。

このように案内溝１７〜２０が形成されているから、ガ
イドベース２９〜３２をテープカセツ）５８９１１１か
ら移動させると、ガイドベース２９．３２は夫々案内溝
１７゜２０に沿ってシャーシ４４Ｇこ平行をこ移動する
が、カイトベース３０はシャーシ４４に平行に移動した
後上昇し、ガイドベース６１ハシヤーシ４４に平行に移
動した後下降し、夫々シリンダ５の近傍のキャッチャ２
５．２６で決まる位置に達する０ 第２図（・ニガイドベース２９．３０．５１　、５２が
夫々キャッチャ２３．２５．２６．２４）こまって位置
決めされた状態を示すが、かかる状態において、カイド
ベヌ２９．３０上のガイドローラ６．１間に位置するよ
うに、カイトローラ３側から傾斜ガイド７、インピーダ
ンスローラ９がガイド板１５に設けられ、また、ガイド
ベース３１．３２上のガイドローラ２，４間に位置する
ように、カイトローラ２狽りからインピーダンスローラ
１０．ＡＣヘッド１１．傾斜ガイド８がガイド板１６　
＋こ設けられている。

第１図に戻って、シャーシ４５上にＩコ、シリンダ５の
まわりをまわるように、２つのローディングリング２１
．２２が配置されている。こわ、らローディングリンク
２１．２２は上下に配置され、ともにカイト板１５．１
６の下方を通っている。これらローティングリング２１
　、２２１、まシャーシ４４の上面に取りつけラレタロ
ーデイングモータ２７とギヤ部を介して結合され、この
ローディングモータ２７によって互いに逆方向に回転し
、ローディングリンク２１の回転によってガイドベース
２９．５０が、ローティングリング２２の回転番こよっ
てカイトベース３１．３２が夫々移すすする。ここで、
回転中心Ｑこ関するローティンクリング２１の回転角は
１０８°、ローティンクリング２２の回転角は１２００
　　としている。このために、ロブインブリング２１．
２２の回転速度は異なる。ロブインクリング２２の下面
には小型マグネットが、シャーシ４４にホール素子など
のセンサが設けられ、小型マグネツｊｆセンサが検出す
ることにより、ローディングリング２１．２２の停止タ
イミングが得られる。

テープカセット６８の供給リール４０１ＦＩＩＩには、
テンションプレート４５上のビン４６を中心に回動可能
にテア　’／　Ｅ　：ｙ　Ｌ／／＜　−５３カａ支すれ
、このテンションレバー６３の先端にテンションビン１
４が植設されている。

また、テープカセット３８の巻取リール４１１則にｉは
、ピンチローラ駆動モータ６７によって回転駆動される
ウオームホイール５６が設けられ、このウオームホイー
ル６６か取りつけらｎた軸上のビン６５ニピンチローラ
アーム３４が設けられている。このピンチローラアーム
３４の先端にはピンチローラ１２が設けられ、ピンチロ
ーラ駆動モータ６７によってピンチローラアーム３４が
ビン５５を中心に時計方向に回動することにより、ピン
チローラアーム１２がキャプスタンモータ２８にまって
回転するキャプスタン１５に当接可能となっている。

次に、この実施例の動作を説明する。

いま、テープカセット６８が装着されたままのアンロー
ディング状態にあるものとする。このときには、シャー
シ４４上に回転可能に設けられた供給側リール台４２に
テープカセット３８の供給リール４０が、巻取仙」リー
ル台４６番こ巻取リール４１が搭載され、磁気テープ６
ばテープカセット６Ｂ内で供給リール４０、巻取リール
４１間に張架されている。また、このとき、カイトベー
ス２９．３０．３１　、５２に搭載されタカイトローラ
５．１，２，４．テンジョンレバー３３上のテンション
ビン。ピンチローラアーム６４のピンチローラ１２すど
は、テープカセット３８の開口部３９内の磁気テープ６
よりも奥の力に位置している。

かかる状態でローティンク動作が開始すると、ロープイ
ンクモータ２７により、ローディングリング２１が時計
方向Ｅこ回転してガイドベース２９．３０は夫々案内溝
１７．１８ｔこ沿って移動し、ローティングリンク２２
は反時計方向に回転してガイドベース６１゜３２が案内
＃１Ｉ４９．２０！こ沿って回転する。

また、ローティンクリング２２の反時剖方向の回遊びを
もってテンションレバー６３が反時計方向番こ回動し、
さらに、ピンチローラ駆動モータ６７の回転によってピ
ンチローラアーム３４が時計方向に回動する。

カイトベース２９．ろＯｌろ１，３２の移動により、こ
れらに搭載さ、ｔするカイトローラ３，１，２．４がテ
ープカセット３８内の磁気テープ６を引掛け、テープカ
セット３８から引き出していく。このとき、テンション
ビン１４やピンチローラ１２は引き出される磁気テープ
６０こ当接しているが、こイｌ、らはテブカセット６８
からの磁気テープ６の引き出しくこは寄与していｌ’ｊ
（１）。

その後、ガイドベース２９．ろ０．ろ１，５２がキャッ
チャ２３．２５．２６．２４に達して位置決めされ、磁
気テープ６がシリンダ５の外周に所定の角度範囲にわた
り、螺旋状のテープリード４ｓ　４７＋こ沿って巻きつ
けられてロープインク動作が完了する。

第６図はこのようにして得らｎるローディング犬態のテ
ープ走行路を示す平面図であって、４８゜４９ハテンシ
ョンガイドローラ、５０ハ全幅消去ヘッド、５２はカイ
トローラであり、第１図に対応する部分には同一符号を
つけている。

同図において、磁気テープ６は、供給リール４０カラテ
ンシヨンガイドローラ４８．テンションビン１４、テン
ションカイトローラ４９に当接した後、全幅消去ヘッド
５１Ｎこ接し、カイトローラ６によって走行方向がシリ
ンダ５の方に変更される。方向変更された磁気テープ６
は、その面が傾斜カイト７によってシリンダ５の傾きに
応じＣ傾斜され、インピーダンスローラ９に接した後、
幅規制ガイドであるガイドローラ１によってシリンダ５
に当接される。

また、シリンダ５の下流側では、シリンダ５からの磁気
テープ６が幅規制ガイドであるガイドローラ２に当接し
、インピーダンスローラ１０．ＡＣヘッド１１に接した
後、傾斜ガイド８でテープ面がシャーシ４４（第１図）
に垂直になってガイドロラ４でテープ走行方向がテープ
カセット６８の方に俊史される。方向変更された磁気テ
ープ６は、カイトローラ５１に当接した後、ピンチロー
ラ１２とキャプスタン１６との間を通り、さらにガイド
ローラ５２に当接してテープカセット６８の巻嘔リール
４１に巻き敗られる。

以上のテープ走行路が形成され、磁気テープ６がピンチ
ローラ１２とキャプスタン１３とで挾持されてキャプス
タン１６がキャプスタンモータ２８によって回転すると
、磁気テープ６はこの走行路に沿って走行する。このと
き、テンションビン１４によってテープテンションが検
出され、その検出に応じた負荷が供給リール４０にかけ
られてテープテンションが一定に保持される。

次に、本発明によるところのクリーニング機構部の構成
、動作につき詳説する。

す、６１はクリーニング部材、６３は前記クリーニング
部材を載置するアーム、６２は前記アーム６３と連結す
るパルスモータである。前記構成により、パルスモータ
６２が駆動されると、クリーニング部材は回動し、回転
ヘッド８０およびシリンダ５の側面へ圧接、離脱可能と
なっている。

第５図は第４図における、パルスモータ６２の回転軸と
アーム６５の連結部の構造の詳細を一部断面をもって示
すものである。

パルスモータ６２の回転軸６２ａ　Ｉこ対し、アーム６
６は回転自在に軸支されており、両者の間には高粘度の
オイル７４が封入されて２つ、アーム６６の前記回転軸
の回りの回動に対してダンパー効果を持たせている。こ
ｎにより、クリーニング部材６１は十分にゆるやかな速
度で回転ヘッド８０に圧接させることができるので、回
転ヘッドを破損させる等の事故を防止可能である。

また、前記回転軸６２ａと前記アーム６６の間ｌこは、
各々７３ａと７３ｂにて係止さｎろトーションバネ７３
が介在、設置されている。いま、クリーニング部材が第
４図中で６１ｄの如く離脱している時には前記トーショ
ンバネ７６には変形はなく自然状態にある。これ番こ対
し、パルスモータ６２によりアーム６３が回動され、ク
リーニング部材６３が回転ヘッド８０およびシリンダ５
の側面に圧接しはじめると、ト・２２　・ ジョンバネ７３はたわみ始め、その後さらにパルスモー
タが１！２１動しＣゆく角Ｈｔｃよって、クリー二ンク
部材の圧接力を自在に制御可能としている。

ここで、本実施例ではクリーニング部材をバネ力をこよ
り圧接していることから、共振、振動を起こすことが危
惧ざｎるが、前記の如く、本実施例ではアーム６３の回
動に対しＣダンパー効果を持たせていること番こより、
前占己の共振、振動といった問題を未然に回避可能とし
ている。

第６図はクリーニング部材部の詳細を示している。本ク
リーニング部材はローラ構造となっており、クリーニン
グ部材本体６１は軸７１に回転自在に支持されている。

クリーニング部材本体６１の外周部には不織布が（・マ
り付けられており、この部分が回転ヘッドおよびテープ
面へ圧接してクリーニングを行なう。ここで、前記軸７
１１こは板バネ７１がはめ込まれており、前記クリーニ
ング部材本体６１を図中下方へと常に押圧している。こ
れにより、クリー二ンク部材本体６１が回転する時には
、前記の押圧力により摩擦力が生じ負荷トルクが発生す
る。

２に こで、前記板バネ７１のバネ力はクリーニング部材６１
の回転時における外周の周速が、その圧接時には、回転
ヘッドの周速もしくは、テープの速り速度より遅くなる
ように設定されており、この遅れ分が圧接表面Ｏこおけ
るすべりとなり、クリーニング効果をもたらすものであ
る。また、本実施例の構成によｎば圧接力が万一の事故
等により過大となった場合には、クリーニング部材６１
と回転ヘッド８０もしくはテープ６が同じ周速もしくは
速度にて動作し、回転ヘッドおよびテープに過大なタメ
ージを与えないという信頼性向上の効果も合わせ持って
いる。

なお、本発明の主旨は、クリーニング部材の回転に負荷
があればよく、クリーニング部材の回転軸回りに粘性体
、例えば高粘度の油を封入したいわゆるオイルダンパー
の如き構成としても同様の効果が得られる。

第７図は、テープ表面をクリーニングする機構部の詳細
を示す平面図および９４１ｊ面図であり、シリ°２４　
・ る。出側部にもらようど第７図とほぼ左右対称で、同様
の機構が設置されている。

第５図において、６１はクリーニング部材、６３６；Ｉ
ｔ前記クり−二ンク部材を載置するアーム、６２はパル
スモータで′ある。パルスモータ６２の回転ｆｉ６２ａ
は前記アーム６３ｉこ結合されこおり、パルスモータ６
２の回転（ごともない、クリーニング部材は図示の６１
ａ−ｃの如くテープ６に対する位置を変え、接触、離脱
の切換、ざらには接触時におけるチーフロの巻付角を変
化、制御可能としている。

なお、本実施例のテープ面のクリーニング部材は入側、
出１１１１１ともヘッド目づまりに影春の大きいテープ
の記録面より当接するものであるが、記録面の裏面にも
当接させればよりクリーニング効果を向上させることが
できる。

第８図は、本発明におけるクリーニング部材の、各モー
ト１こおける圧接（圧接力も含む）、離脱の状態の設定
条件を示す。

まず、回転ヘッドのクリーニング部材について説明する
。

図中において、Ｘ印はクリーニング部材が離脱すること
を示し、また、高、中、低は各々、高い。

中程度、低い、圧接力にてクリーニング部材が圧接して
いることを示している。圧接力の制御は回転ヘッドに対
しては図示の様に６段階に切換えている。

回転ヘッド番こ対する圧接力については、クリニンダ部
材の圧接によるシリンダの回転ムラの冷加が実用上の問
題とならぬ程度に抑えるため、通常の記録・再生モード
では低圧で、また、特に、信号を記録再生しないテープ
ローディング期間中や、早送り・巻もどしモードにおい
ては高圧にて圧接させている。また、本実施例では各モ
ード間の遷移期間に着目し、信号の記録再生をしないこ
とから高圧にて圧接することをこより、クリーニング効
果を向上させている。

次に、テープ面のクリーニング部材の動作につき説明す
る。テープ面のクリーニングについては、各モードにお
けるテープ速度を考慮し、テープ速モードでは第７図に
示す如くクリーニング部材を６１ａの位置に制御してテ
ープ６を小さな角度分だけ巻きつけることにより、テー
プの過大なダメジを回避する。才た、比較的低速の記録
・再生モトでは、テープダメージは問題とならないので
第７図中で、クリーニング部材を６１ｂの位置に制御し
Ｃテープ６を大きな角度にわたり巻付けることにより、
十分なりリーニング効果を得るものである。

なお、テープ面のクリーニングに対しても、本実施例の
回転ヘッドのクリーニングの様番こ圧接力を制御する方
式としても同様にテープダメージを回避することは可能
である。

ここで、前記のＡＮ　ｆ、ｒモードごとの圧接、離脱。

圧接力の制御に加え、さらに高信頼性な制御を行なうた
め、本実施例で１・ま以下の様な制御をも実施している
。

すなわち、本実施例におけるＶＴＲでは、シリンダの回
転速度、およびテープ送り速度を制御するサーボ回路に
おけるエラー成分が所足値以上となった場合には、性能
劣化を回避するために、クリー二ンク部材の圧接力およ
びテープ巻付角を減少、もしくは離脱せしめる制御を行
なっている。

これにより、不慮の事故等により、本発明のクリーニン
グ機構が原因となって性能劣化が生じるこオヲ未然に防
止している。

なお、本実施例では、圧接力およびテープ巻付角を減少
するように制御しているが、例えば、再生信号のＳ／Ｎ
値やドロラフ−アウト数を検知し、これらが劣化したと
きには、逆に圧接力およびテープ巻付角を一時的に増加
させる制御を行なえば、より効果の高いクリーニング機
構を得ることができる。

なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱す
ることなく、上記実施例の他の形態でも実施することが
可能である。従って、上記実施例は、全ての点で本発明
の単なる一例示に過ぎず、限定的に解されるべきでない
。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示されてい
る。さらに、この全て本発明の範囲内のものである。

〔発明の効果〕

本発明によｎば、以下の効果が得られる。すなわち、 １）テープ面ヲクリーニングするクリーニング部材を設
けることにより、クリーニング効果を増加させることが
できるので、信頼性向上の効果が得られる。

２）回転ヘッド、およびテープ面に対するクリーニング
部材の圧接動作の速度を減衰させること番こより、回転
ヘッドおよびテープのダメージを軽減することができ、
１Ｍ頼性向上の効果が得られる。

６）回転ヘッド、およびテープ面に対する、クリーニン
グ部材の圧接力を可変とし、各モード毎において最適値
となるよう制御することにより、■十分なりリーニング
効果と、■回転ヘッドおよびテープのダメージ回避を両
立することができるので、信頼性向上の効果が得られる
。

転に対してダンピング力を働かせることにより、テープ
およびヘッドへの過大なダメージを回避しつつクリーニ
ング効果を得、さらには、クリーニング部材の全周を均
一に使用可能とすることができるので、結果さして、１
ｇ頼性向上の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

プ走行路を示す平面図、第４図はヘッド部のクリーニン
グ機構を示す平面図、および側面図、第５図はパルスモ
ータとアームの連結部を示す断面図、第６図（・まクリ
ーニング部材の構造を示す断面図、第７図はテープ面ク
リーニング機構を示す平面図および側面図、第８図は、
クリーニング部材の各モードにおける接触、離脱状況を
示す状態図である。 ５・シリンダ　６・・・テープ　４０・・・供給リール
４１・・・巻取リール　６１・・クリーニング部材６２
・・・パルスモータ　８０・・回転ヘッド 代坤人　弁え−１，１、■　ＩＩ＆７損、）第　５　図 ”７２ 第６図 ６？・・づつしスモーク ６３・・・アーム ７３・・・トージョシバネ、 ７４・・・オイル ６１　　　クリー二′Ｊ７゛甘ヤ不オ（、ｔ′−千本９
Ｇ１ｄ　　不計攬市 ７１・　板バネ、 ワ　闇 （鋤 （い ６１・・・クリー二シワ゛第■ｑ ６？・・・パノしス］＝ニーに７ ６３・・・アーム ６・・・テープ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テープ（６）に情報を記録、またはテープ（６）よ
   り情報を再生する回転ヘッド（８０）を搭載したシリン
   ダ（５）と、 ２つのリール（４０、４１）間に架張された上記テープ
   （６）を引き出して上記シリンダ（５）に対して情報を
   記録または再生可能に巻装するとともに、所定のテープ
   走行路を形成するためのテープローディング手段と、 上記テープ（６）の面へ接触し、上記テープ（６）を巻
   装可能に保持されるクリーニング部材（６１）と、上記
   クリーニング部材（６１）を保持し、上記クリーニング
   部材（６１）を上記テープ面に対して接触、離脱を選択
   可能に保持する切換手段と、を備えて成る記録再生装置
   のクリーニング機構。 ２、テープ（６）に情報を記録、またはテープ（６）よ
   り情報を再生する回転ヘッド（８０）を搭載したシリン
   ダ（５）と、 ２つのリール（４０、４１）間に架張された上記テープ
   （６）を引き出して上記シリンダ（５）に対して情報を
   記録または再生可能に巻装するとともに、所定のテープ
   走行路を形成するためのテープローディング手段と、 上記テープ（６）の面、および上記シリンダ（５）の側
   面、のうち少くとも一方へ圧接可能に保持されるクリー
   ニング部材（６１）と、 上記クリーニング部材（６１）を保持し、前記クリーニ
   ング部材（６１）を前記テープ面もしくは上記シリンダ
   側面へ接触、離脱を選択可能に保持する切換手段と、 上記切換手段によるクリーニング部材の接触動作を減衰
   せしめるダンパー機構と、 を備えたことを特徴とする記録再生装置のクリーニング
   機構。 ３、テープ（６）に情報を記録、またはテープ（６）よ
   り情報を再生する回転ヘッド（８０）を搭載したシリン
   ダ（５）と、 ２つのリール（４０、４１）間に架張された上記テープ
   （６）を引き出して上記シリンダ（５）に対して情報を
   記録または再生可能に巻装するとともに、所定のテープ
   走行路を形成するためのテープローディング手段と、 上記テープ（６）の面、および上記シリンダ（５）の側
   面、のうち少くとも一方へ圧接可能に保持されるクリー
   ニング部材（６１）と、 上記クリーニング部材（６１）を保持し、上記クリーニ
   ング部材（６１）を上記テープ面、もしくは上記シリン
   ダ側面へ接触、離脱を選択可能に保持する切換手段と、 上記切換手段によるクリーニング部材の接触圧力を制御
   する圧接力制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録再生装置のクリーニング
   機構。 ４、テープ（６）に情報を記録、またはテープ（６）よ
   り情報を再生する回転ヘッド（８０）を搭載したシリン
   ダ（５）と、 ２つのリール（４０、４１）間に架張された上記テープ
   （６）を引き出して上記シリンダ（５）に対して情報を
   記録または再生可能に巻装するとともに、所定のテープ
   走行路を形成するためのテープローディング手段と、 回転する時に所定の負荷トルクが加わつているローラ構
   造をなし、上記テープ（６）の面、および上記シリンダ
   （５）の側面、のうち少くとも一方へ圧接可能に保持さ
   れるクリーニング部材（６１）と、 上記クリーニング部材（６１）を保持し、上記クリーニ
   ング部材（６１）を上記テープ面、もしくは上記シリン
   ダ側面へ接触、離脱を選択可能に保持する切換手段と、
   を備えて成る記録再生装置のクリーニング機構。 ５、上記切換手段は、 記録・再生信号の性能を評価する検知手段をその前段部
   に備え、該検知手段による評価結果の信号がこれに伝達
   されこれにより上記クリーニング部材（６１）の、上記
   テープ面または上記シリンダ側面への圧接力が制御され
   る構成である請求項３に記載の記録再生装置のクリーニ
   ング機構。 ６、上記圧接力制御手段は、 記録・再生信号の性能を評価する検知手段をその前段部
   に備え、該検知手段による評価結果の信号がこれに伝達
   されこれにより上記クリーニング部材（６１）の、上記
   テープ面または上記シリンダ側面への圧接力が制御され
   る構成である請求項３に記載の記録再生装置のクリーニ
   ング機構。