JPH02285041A - ケーブル被覆薄葉体用鉛合金 - Google Patents
ケーブル被覆薄葉体用鉛合金Info
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- JPH02285041A JPH02285041A JP10486489A JP10486489A JPH02285041A JP H02285041 A JPH02285041 A JP H02285041A JP 10486489 A JP10486489 A JP 10486489A JP 10486489 A JP10486489 A JP 10486489A JP H02285041 A JPH02285041 A JP H02285041A
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- 239000011888 foil Substances 0.000 title abstract 5
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はケーブル、特に電カケープルの如く導体の周囲
にゴム又はプラスチック等の絶縁体層を設けたケーブル
コアを内蔵するケーブルの遮水層又は耐薬品層（以下遮
水層と呼ぶ）用として好適に利用されるケーブル被覆薄
葉体用鉛合金に関するものである。
にゴム又はプラスチック等の絶縁体層を設けたケーブル
コアを内蔵するケーブルの遮水層又は耐薬品層（以下遮
水層と呼ぶ）用として好適に利用されるケーブル被覆薄
葉体用鉛合金に関するものである。
従来ゴム又はプラスチックからなる絶縁体層が設けられ
たケーブルコアを内蔵した電カケープルは、ケーブル内
への水の浸入により絶縁体層に水トリーやボウタイトリ
ー等の吸水劣化現象を発生することが知られている。こ
の対策として純１’ｂや５ｎ−３ｂ−１’ｂ三元合金の
薄葉体とその片面又は両面にラミネートしたプラスチッ
クフィルムからなるラミネートテープをケーブルコアの
外側に縦添えに包被し、ケーブルコア又は防食シース層
と融着するという手段により遣水層を形成することが実
用化されている。
たケーブルコアを内蔵した電カケープルは、ケーブル内
への水の浸入により絶縁体層に水トリーやボウタイトリ
ー等の吸水劣化現象を発生することが知られている。こ
の対策として純１’ｂや５ｎ−３ｂ−１’ｂ三元合金の
薄葉体とその片面又は両面にラミネートしたプラスチッ
クフィルムからなるラミネートテープをケーブルコアの
外側に縦添えに包被し、ケーブルコア又は防食シース層
と融着するという手段により遣水層を形成することが実
用化されている。
しかし上述の鉛合金薄葉体とプラスチックフィルムから
なるラミネートテープを用いて遮水層を形成した電カケ
ープルは、鉛合金薄葉体に起因する次の問題点があった
。即ち鉛合金薄葉体の熱疲労強度が低いため、常温では
問題が無くても高温で長期にわたって使用した場合には
鉛合金薄葉体に亀裂が発生し、充分な遮水性能が得られ
ない。従来の鉛合金薄葉体は５ｎ−８ｂ−Ｓｂ三元合金
からなり、この合金は常温において優れた疲労強度を有
している。これはこの合金がｐｂ母相中にＳｎ相やＳｂ
相が分散した組織を有しており、これが亀裂の進展を防
止する。しかしこの組織は比較的粗大であるため、常温
付近で亀裂が結晶粒内を進展する温度域では有効なるも
、亀裂が結晶粒界を進展する高温域では充分な効果が得
られない。
なるラミネートテープを用いて遮水層を形成した電カケ
ープルは、鉛合金薄葉体に起因する次の問題点があった
。即ち鉛合金薄葉体の熱疲労強度が低いため、常温では
問題が無くても高温で長期にわたって使用した場合には
鉛合金薄葉体に亀裂が発生し、充分な遮水性能が得られ
ない。従来の鉛合金薄葉体は５ｎ−８ｂ−Ｓｂ三元合金
からなり、この合金は常温において優れた疲労強度を有
している。これはこの合金がｐｂ母相中にＳｎ相やＳｂ
相が分散した組織を有しており、これが亀裂の進展を防
止する。しかしこの組織は比較的粗大であるため、常温
付近で亀裂が結晶粒内を進展する温度域では有効なるも
、亀裂が結晶粒界を進展する高温域では充分な効果が得
られない。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、非常に優れた熱疲
労強度を有し、高温使用条件下で鉛合金薄葉体の亀裂を
防止し得るケーブル被覆薄葉体用鉛合金を開発したもの
である。
労強度を有し、高温使用条件下で鉛合金薄葉体の亀裂を
防止し得るケーブル被覆薄葉体用鉛合金を開発したもの
である。
即ち本発明鉛合金は、Ｓｎ ４ｖ１％以下（以下ｖ１％
を％と略記）、Ｓｂ５％以下、ＣｕＯ，０１〜０．１％
を含み、残部Ｐｂからなることを特徴とするものであり
、ＳｎとＳｂの合計含有量を６％以下とすることが望ま
しい。
を％と略記）、Ｓｂ５％以下、ＣｕＯ，０１〜０．１％
を含み、残部Ｐｂからなることを特徴とするものであり
、ＳｎとＳｂの合計含有量を６％以下とすることが望ま
しい。
〔作 用〕
本発明鉛合金は上記の如く、Ｐｂ合金中にＣｕを添加す
ることにより、組織をＰｂ母相中にＣＩ＋相が細かく分
散した非常に微細な組織としたもので、この様な組織は
結晶粒内や粒界に均一にＣｏ相が分散していると同時に
、Ｃｏ相が硬く熱的に安定であるので、常温は勿論、亀
裂が結晶粒界を進展してゆく高温においても、非常に優
れた亀裂進展防止効果が得られ、熱疲労強度を改善する
。
ることにより、組織をＰｂ母相中にＣＩ＋相が細かく分
散した非常に微細な組織としたもので、この様な組織は
結晶粒内や粒界に均一にＣｏ相が分散していると同時に
、Ｃｏ相が硬く熱的に安定であるので、常温は勿論、亀
裂が結晶粒界を進展してゆく高温においても、非常に優
れた亀裂進展防止効果が得られ、熱疲労強度を改善する
。
しかしてＣｏ含有量を０．０１〜０．１％と限定したの
は、その含有量が０．０１％未満では充分な効果が得ら
れず、また０、１％を越えるとラミネートしたプラスチ
ックフィルムがＣｏ相により、調書と呼ばれる劣化を生
じるためである。
は、その含有量が０．０１％未満では充分な効果が得ら
れず、また０、１％を越えるとラミネートしたプラスチ
ックフィルムがＣｏ相により、調書と呼ばれる劣化を生
じるためである。
またＳｎ含有量を４％以下、Ｓｂ含有量を５％以下と限
定したのは、Ｓｎ相やＳｂ相も同様にｐｂ母相中に分散
するが、これ等の相は粗大な組織になりやすい。このた
めＳｎ含有量が４％を越えると得られた薄葉体の強度が
低下し、伸びが増大し、疲労特性が劣化する。一方Ｓｂ
含有量が５％を越えると薄膜成形性や耐食性を低下する
と共に、Ｓｎ相とＳｂ相が粗大化して熱疲労強度の低下
をまねく。またＳｎとＳｂの合計含有量は６％以下とす
ることか望ましく、合計含有量が６％以下ならばＳｎ相
とＳｂ相もＰｂ母相中に細かく分散し、Ｃｕ相分散の効
果と相剰作用により著しく熱疲労強度が改善される。
定したのは、Ｓｎ相やＳｂ相も同様にｐｂ母相中に分散
するが、これ等の相は粗大な組織になりやすい。このた
めＳｎ含有量が４％を越えると得られた薄葉体の強度が
低下し、伸びが増大し、疲労特性が劣化する。一方Ｓｂ
含有量が５％を越えると薄膜成形性や耐食性を低下する
と共に、Ｓｎ相とＳｂ相が粗大化して熱疲労強度の低下
をまねく。またＳｎとＳｂの合計含有量は６％以下とす
ることか望ましく、合計含有量が６％以下ならばＳｎ相
とＳｂ相もＰｂ母相中に細かく分散し、Ｃｕ相分散の効
果と相剰作用により著しく熱疲労強度が改善される。
以下本発明鉛合金の実施例について説明する。
第１表に示す各組織のＰｂ−３ｎ−Ｓｂ−Ｃｕ合金を大
気中４０Ｄ℃で溶解して金型に鋳造し、これを室温で圧
延加工し、厚さ５０μｍの鉛合金薄葉体を作成した。尚
第１表中漱２〜４，６は本発明にかかわる鉛合金であり
、ｋｌ、５．−７〜１０は比較のために用いた鉛合金で
ある。
気中４０Ｄ℃で溶解して金型に鋳造し、これを室温で圧
延加工し、厚さ５０μｍの鉛合金薄葉体を作成した。尚
第１表中漱２〜４，６は本発明にかかわる鉛合金であり
、ｋｌ、５．−７〜１０は比較のために用いた鉛合金で
ある。
上記鉛合金薄葉体について熱疲労特性比と調書による接
着力の低下を評価し、その結果を第２表に示す、− 熱疲労性比の評価は、ＭＩＴ耐折強度試験機（ＩＩＳＰ
８１１５）を使用し、鉛合金薄葉体を幅１５關、長さ
１２０ＩＩＩＩ１１に切断したものを試料とし、これに
２５０ ｇの張力をかけた状態で、同一箇所を左右にそ
れぞれ１３５°ずつ折り曲げを繰り返す試験を高温槽中
で温度２０℃と９０℃に保持して行ない、切断するまで
の回数で評価した。
着力の低下を評価し、その結果を第２表に示す、− 熱疲労性比の評価は、ＭＩＴ耐折強度試験機（ＩＩＳＰ
８１１５）を使用し、鉛合金薄葉体を幅１５關、長さ
１２０ＩＩＩＩ１１に切断したものを試料とし、これに
２５０ ｇの張力をかけた状態で、同一箇所を左右にそ
れぞれ１３５°ずつ折り曲げを繰り返す試験を高温槽中
で温度２０℃と９０℃に保持して行ない、切断するまで
の回数で評価した。
調書による接着力の低下の評価は、各薄葉体を同一条件
下で厚さ１００μｍのエチレン／アクリル酸共重合体（
ＦＡＡ）フィルムとラミネート成形した後、７０℃の温
水中で４週間浸積した後の接着力の低下によって評価し
た。
下で厚さ１００μｍのエチレン／アクリル酸共重合体（
ＦＡＡ）フィルムとラミネート成形した後、７０℃の温
水中で４週間浸積した後の接着力の低下によって評価し
た。
合金別
比較合金
本発明合金
比較合金
本発明合金
比較合金
従来合金
合金別
比較合金
本発明合金
比較合金
本発明合金
比較合金
従来合金
第
表
Ｎα
第２表
熱疲労強度比
２０℃ ９０℃
０６ Ｇ、５６
０７ ０．７２
０８ Ｇ、７４
１２ ０．８０
１４ ０．８１
０９ ０．８１
０７ ０．６５
００ ０．５４
００ ０．６０
００ ０．５７
Ｃｕ
Ｏ，００５
０，０１
Ｏ２Ｏ３
Ｇ、＋
０．１２
０．０５
０．０５
温水浸漬後の接着力比
オリジナル ４週間後
０１ １．００
０３ ０．９６
０３ ０．９２
０４ ０．８７
Ｇ２ ０．７１
０２ ０．９４
旧 ０，９５
００ ０．９７
００ ０．９６
００ ０．９７
第１表及び第２表から明らかなように、本発明鉛合金Ｎ
α２〜４は、従来合金Ｎα８と比較し、９０℃での熱疲
労強度の低下が少なく、温水浸漬後の接着力の低下も従
来品と殆んど変わらないレベルであり、特性が優れてい
ることが判る。
α２〜４は、従来合金Ｎα８と比較し、９０℃での熱疲
労強度の低下が少なく、温水浸漬後の接着力の低下も従
来品と殆んど変わらないレベルであり、特性が優れてい
ることが判る。
比較合金ｋｌは従来合金Ｎα８ （Ｐｂ−３，０％５ｎ
−２，０％Ｓｂ合金）にＣｕを０．００５％添加したも
のであるが、９０℃での熱疲労強度の低下が従来合金！
！１８と同程度であり、Ｃｕ添加の効果がみられない。
−２，０％Ｓｂ合金）にＣｕを０．００５％添加したも
のであるが、９０℃での熱疲労強度の低下が従来合金！
！１８と同程度であり、Ｃｕ添加の効果がみられない。
比較合金Ｎｌｌ５は従来合金Ｎα８にＣｕを０．１２
％添加したものであるが、熱疲労強度は向上しているも
のの温水浸漬後の接着力が調書により大きく低下してい
る。
％添加したものであるが、熱疲労強度は向上しているも
のの温水浸漬後の接着力が調書により大きく低下してい
る。
本発明合金Ｎα６は従来合金Ｎα９ （Ｐｂ−１，０％
５ｎ−４％Ｓｂ合金）にＣｕを０．０５％添加してもの
であるが、本発明鉛金魔２〜４と同様熱疲労強度が向上
し、調書の影響も見られない。
５ｎ−４％Ｓｂ合金）にＣｕを０．０５％添加してもの
であるが、本発明鉛金魔２〜４と同様熱疲労強度が向上
し、調書の影響も見られない。
比較合金漱７は従来合金！！１１Ｇ （Ｐｂ−５，０％
Ｓｎ３．０％Ｓｂ合金）にＣｕを０．０５％添加したも
のであるが、ＳｎとＳｂの合計含有量が６％を越えてい
るため大幅な熱疲労強度の向上がみられない。
Ｓｎ３．０％Ｓｂ合金）にＣｕを０．０５％添加したも
のであるが、ＳｎとＳｂの合計含有量が６％を越えてい
るため大幅な熱疲労強度の向上がみられない。
このように本発明合金は、非常に優れた熱疲労強度を有
しており、従来品の問題点であった高温使用条件下での
鉛合金薄葉体の亀裂による遮水性能の低下を防止し得る
もので、工業上顕著な効果を奏するものである。
しており、従来品の問題点であった高温使用条件下での
鉛合金薄葉体の亀裂による遮水性能の低下を防止し得る
もので、工業上顕著な効果を奏するものである。
Claims (2)
- （１）Ｓｎ ４ｗｔ％以下、Ｓｂ ５ｗｔ％以下、Ｃｕ
０．０１〜０．１ｗｔ％を含み、残部Ｐｂからなるケー
ブル被覆薄葉体用鉛合金。 - （２）ＳｎとＳｂの合計含有量が６ｗｔ％以下である請
求項（１）記載のケーブル被覆薄葉体用鉛合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10486489A JPH02285041A (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | ケーブル被覆薄葉体用鉛合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10486489A JPH02285041A (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | ケーブル被覆薄葉体用鉛合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02285041A true JPH02285041A (ja) | 1990-11-22 |
Family
ID=14392109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10486489A Pending JPH02285041A (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | ケーブル被覆薄葉体用鉛合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02285041A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001036696A1 (de) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Ks Gleitlager Gmbh | Galvanisch abgeschiedene lagerlegierung, galvanisches bad und verfahren zum galvanischen abscheiden |
| WO2002057517A1 (de) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Ks Gleitlager Gmbh | Galvanisch abgeschiedene lagerlegierung, galvanisches bad und verfahren zum galvanischen abscheiden |
-
1989
- 1989-04-25 JP JP10486489A patent/JPH02285041A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001036696A1 (de) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Ks Gleitlager Gmbh | Galvanisch abgeschiedene lagerlegierung, galvanisches bad und verfahren zum galvanischen abscheiden |
| WO2002057517A1 (de) * | 2001-01-17 | 2002-07-25 | Ks Gleitlager Gmbh | Galvanisch abgeschiedene lagerlegierung, galvanisches bad und verfahren zum galvanischen abscheiden |
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