JPH02282157A - 画像形成用シート集積装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は所定の方向へ搬送された後の画像形成用シート
を集積するための画像形成用シート集積装置に関する。

［従来の技術］ 挟持搬送ローラ等によって画像形成用シートを所定の方
向に搬送しながら画像記録処理を行い、これによって画
像形成用シートに可視画像を得る画像記録装置が知られ
ている。

この種の画像記録装置では、シートカセットに収容され
た画像形成用シートは、画像記録装置の機台側部から装
置内部へ供給され、画像記録処理後には、カセット挿入
口と反対側の機台側部あるいはカセット挿入口と同じ側
の機台側部から取り出される構成が一般的であった。し
たがってこのような従来の画像記録装置では、画像記録
装置の平面視においては画像形成用シートの供給位置と
排出位置（搬送経路）が同一線上となっているため、画
像形成用シートが不必要に折れ曲がることもなく円滑に
搬送される。

しかしながら、このような従来の画像記録装置では、画
像形成用シートの供給方向、搬送方向および排出方向が
同一線上となるように各部を構成する必要がある。この
ため、画像形成用シートの供給部と排出部、すなわちカ
セット挿入口と取出トレイとを互いに機台の反対側に配
置するか、あるいは同じ側で上下に配置しなければなら
ない。

このため、画像記録装置を設置する際に取出トレイのた
めの専用スペースが必要となったり、あるいは、カセッ
トの装填や取出トレイ上に排出された画像形成用シート
の抜取りがし難くなる欠点があった。

そこで、このような不具合を解消するために、画像形成
用シートの供給方向や搬送方向と直交する方向、すなわ
ち装置機台の前面側へ画像形成用シートを排出する画像
記録装置（画像形成用シート集積装置）を既に本出願人
が提案している（特願昭６２−２８０４７７号）。

この画像形成用シート集積装置では、シート搬送経路終
端部に、この画像形成用シートを押圧可能でかつその回
転軸がシート搬送方向と同方向とされた回転体が配置さ
れている。画像形成用シートを集積する際には、回転体
が回転することにより画像形成用シートが押圧され、そ
れ以前のシート搬送方向と直交する方向へ画像形成用シ
ートが移動されて集積される構成である。

したがって、画像形成用シートを取り出すための排出口
を装置の手前側に設けることが可能になり、必要スペー
スが小さくまた画像形成用シートの取り出しも容易とな
る。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、前述のような画像形成用シート集積装置
では、搬送された後の画像形成用シートに回転体を単に
押圧し摩擦力を付与して移動させる構成であるため、摩
擦力を付与する際の安定性に欠け、押圧されて移動する
際に画像形成用シートが傾斜し易くシート搬送方向と直
交する方向へ確実に移動させて集積することが容易でな
く、集積性が悪いという欠点がある。

本発明は上記事実を考慮し、所定の方向へ搬送された後
の画像形成用シートを、このシート搬送方向と直交する
方向へ確実に移動させて集積することができる集積性の
良い画像形成用シート集積装置を得ることが目的である
。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る画像形成用シート集積装置は、所定の方向
へ搬送される画像形成用シートの搬送経路終端部に配置
されると共に前記搬送方向に沿って互いに連続する山部
および谷部が形成され、搬送された後の画像形成用シー
トを山部で保持する波形保持板と、前記波形保持板の谷
部へ一部が挿入されて前記山部で保持状態とされた画像
形成用シートの周縁部に対応しかつ谷部に沿って移動可
能に配置され、前記山部で保持状態とされた画像形成用
シートの周縁部を押圧して画像形成用シートを前記搬送
方向と直交する方向へ移動させる移動部材と、を備えて
いる。

［作用コ 上記構成の画像形成用シート集積装置では、所定の方向
へ搬送された後の画像形成用シートは、波形保持板上で
一旦山部によって保持される。次いで、移動部材が移動
することにより、山部で保持状態とされた画像形成用シ
ートの周縁部が押圧されて画像形成用シートが搬送方向
と直交する方向へ移動される。画像形成用シートは、そ
の周縁部が押圧されて強制的に移動されるため、移動す
る際に不必要に傾斜することが無く、確実に移動されて
集積され、集積性が向上する。

［実施例］ 第１図には本発明の第１実施例に画像形成用シート集積
装置１０の斜視図が示されている。

画像形成用シート集積装置１０には、画像形成用シート
１２（例えば、受像材料）を挟持し第１図矢印へ方向へ
搬送する一対の挟持搬送ローラ１４が配置されている。

挟持搬送ローラ１４の側方、すなわち画像形成用シート
１２の搬送経路終端部には、波形保持板１６が配置され
ている。波形保持板１６には、挟持搬送ローラ１４によ
る画像形成用シート１２の搬送方向と同一方向（すなわ
ち矢印Ａ方向）に沿って交互に連続する山部１８および
谷部２０が形成されており、全体として波状となってい
る。この波形保持板１６は、挟持搬送ローラ１４によっ
て搬送された後の画像形成用シート１２を山部１８によ
って保持する。

波形保持板１６の各谷部２０には、この谷部２０にそっ
て（換言すれば、挟持搬送ローラ１４による画像形成用
シート１２の搬送方向に直交する方向に）長孔２２が形
成されている。

波形保持板１６の下方には移動部材２４が配置されてい
る。移動部材２４は、薄肉矩形状の基板２６とこの基板
２６から上方へ突出する複数の爪２８によって構成され
ている。冬瓜２８は波形保持板１６の谷部２０に形成さ
れた長孔２２にそれぞれ対応しており、各長孔２２内を
挿通した後に先端部が山部１８よりも上方へ突出してい
る。冬瓜２８は長孔２２に沿って移動可能である。

基板２６は、ガイドレール２９によって波形保持板１６
の谷部２０　（山部１８）に沿う方向（したがって、長
孔２２の長手方向）に移動可能に支持されており、さら
にその一端部にはワイヤ３０が連結されている。ワイヤ
３０は、一対の巻掛はローラ３２．３４に巻掛けられて
無端状とされている。巻掛はローラ３４は図示しないモ
ータ等の駆動源に連結されており、駆動源の駆動力によ
って回動する。したがって、巻掛はローラ３４が回動す
ると、ワイヤ３０が第１図矢印Ｂ方向または矢印Ｃ方向
へ移動し、これに伴って基板２６が移動する。

なお、基板２６が第１図矢印Ｃ方向へ最大限に移動した
場合に、挟持搬送ローラ１４によって搬送された後に波
形保持板１６上で保持される画像形成用シート１２０周
縁部１２Ａよりも奥側に、移動部材２４の爪２８が位置
するように、各部の寸法や移動ストロークが設定されて
いる。

波形保持板１６の、移動部材２４移動方向前方側（第１
図紙面手前側）には、シート集積用のトレイ３６が配置
されている。

次に本実施例の作用を説明する。

画像形成用シート１２の非集積時、すなわち画像形成用
シート１２が挟持搬送ローラ１４に挟持される以前には
、移動部材２４　（爪２８）は第１図矢印Ｃ方向へ最大
限移動した状態となっている。

ここで、画像形成用シート１２が挟持搬送ローラ１４に
挟持されて搬送されると、その先端部から順次波形保持
板１６上を移動し、画像形成用シート１２の後端部が挟
持搬送ローラ１４を過ぎた時点で波形保持板１６上に落
下し、画像形成用シート１２は波形保持板１６上で山部
１８によって一旦保持される。

次いで、シート集積のために巻掛はローラ３４が回転す
ると、ワイヤ３０を介して移動部材２４が第１図矢印Ｂ
方向へ移動される。移動部材２４が移動すると、山部１
８によって保持状態とされた画像形成用シート１２の周
縁部１２Ａが爪２８によって押圧され、これによって、
画像形成用シート１２は第１図矢印Ｂ方向すなわち挟持
搬送ローラ１４による搬送方向と直交する方向へ移動さ
れる。

爪２８によって押圧されて移動された画像形成用シート
１２は、トレイ３６に集積される。

この場合、画像形成用シート１２は、その周縁部１２Ａ
が複数の爪２８によって押圧されて強制的に移動される
ため、移動する際に不必要に傾斜することが無く、確実
に移動されて集積され、集積性が向上する。

次に本発明の他の実施例について説明する。なお、前記
第１実施例と基本的に同一の部品には、前記第１実施例
と同一の符号を付与しその説明を省略している。

第２図に示す如く、第２実施例に係る画像形成用シート
集積装置４０では、波形保持板１６の上方に移動部材４
２が配置されている。移動部材４２は、複数の爪４４が
基板４６から下方へ向けて突出されている。冬瓜４４は
、波形保持板１６の谷部２０にそれぞれ対応しており、
先端部が谷部２０の底面から僅かに離間した状態で位置
している。

この移動部材４２も前記第１実施例と同様に、波形保持
板１６の谷部２０　（山部１８）に沿う方向（したがっ
て、挟持搬送ローラ１４による画像形成用シート１２の
搬送方向に直交する方向）に移動可能とされている。

本実施例においても、シート集積のために移動部材４２
が移動すると、山部１８によって保持状態とされた画像
形成用シート１２の周縁部１２Ａが爪４４によって押圧
され、これによって、画像形成用シート１２は挟持搬送
ローラ１４による搬送方向と直交する方向へ移動されて
トレイ３６に集積される。

この場合にも、画像形成用シート１２は、その周縁部１
２Ａが複数の爪４４によって押圧されて強制的に移動さ
れるため、不必要に傾斜することが無く、集積性が向上
する。

さらに本実施例においては、波形保持板１６の各谷部２
０には、長孔２２を形成する必要が無いため、製作が簡
単でコストの低減も図ることができる。

なお、前記各実施例においては、一対の巻掛はローラ３
２．３４に巻掛けられて無端状とされたワイヤ３０に、
移動部材２４（移動部材４２）の基板２６（基板４６）
が連結され、巻掛はローラ３４の正逆方向の回転により
基板２６（基板４６）が移動する構成としたが、これに
限らず、第３図に示す如く引張ばね４８の弾性力を利用
する構成としてもよい。すなわち、移動部材２４（移動
部材４２）の基板２６　（基板４６）の一端部に引張ば
ね４８を連結し、さらに、この基板２６　（基板４６）
の他端部にワイヤ５０の一端部を連結すると共にワイヤ
５０の他端部を巻取ローラ５２に連結して巻取る構成と
することもできる。このような構成では、巻取ローラ５
２によってワイヤ５０を巻取ることにより移動部材２４
　（移動部材４２）を矢印り方向へ移動させることがで
き、一方、移動部材２４（移動部材４２）を矢印Ｅ方向
へ移動させる際には巻取ローラ５２による巻取りを解除
し引張ばね４８の弾性力によって元の位置へ移動させる
ことができる。

この構成では、巻取ローラ５２　（駆動用のモータ）を
正逆方向に回動させる必要がないため、回動のための制
御等が容易となる。

［発明の効果コ 以上説明した如く本発明に係る画像形成用シート集積装
置は、所定の方向へ搬送された後の画像形成用シートを
、このシート搬送方向と直交する方向へ確実に移動させ
て集積することができ集積性が良いという効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る画像形成用シート集
積装置の斜視図、第２図は本発明の第２実施例に係る画
像形成用シート集積装置の正面図、第３図は基板の他の
移動構造を示す概略側面図である。 １０・・・画像形成用シート集積装置、１２・・・画像
形成用シート、 １４・・・挟持搬送ローラ、 １６・・・波形保持板、 １８・・・山部、 ２０・・・谷部、 ２４・・・移動部材、 ２６・・・基板、 ２８・・・爪、 ４０・・・画像形成用シート集積装置、４２・・・移動
部材、 ４４・・・爪、 ４６・・・基板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の方向へ搬送される画像形成用シートの搬送
   経路終端部に配置されると共に前記搬送方向に沿って互
   いに連続する山部および谷部が形成され、搬送された後
   の画像形成用シートを山部で保持する波形保持板と、 前記波形保持板の谷部へ一部が挿入されて前記山部で保
   持状態とされた画像形成用シートの周縁部に対応しかつ
   谷部に沿って移動可能に配置され、前記山部で保持状態
   とされた画像形成用シートの周縁部を押圧して画像形成
   用シートを前記搬送方向と直交する方向へ移動させる移
   動部材と、を備えた画像形成用シート集積装置。