JPH02281697A - 電子機器の筐体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器の筐体に関し、特に防水構造を備え
た電子機器の筐体に関する。

従来の技術 第２図には、このような従来の例えば無線機などの電子
機器の筐体の一例が示されている０この筐体１は、装置
本体２を収容する枠状のケース本体３と、このケース本
体３の前後開口部４にパツキン５を介してねじ６により
取付けられる２つの蓋体７とから大略構成されている。

ケース本体３は全体が長方形の枠状をなし、四隅にねじ
穴８を備えている。なお、図中９は操作部、１０は電源
端子である。各蓋体７はケース本体３の前後開口部４を
覆う長方形の平板で、ケース本体３の各ねじ穴８に対応
する四隅にねじ挿通穴１１を備えている。また各パツキ
ン５はケース本体３の開口４全周縁に沿う枠状に形成さ
れている。そして、装置本体２をケース本体３内に収容
した後、ケース本体３の前後開口部４にそれぞれパツキ
ン５を介して各蓋体７が組付けられる。すなわちパツキ
ン５をケース本体３の開口４全周縁に配置するとともに
蓋体７を開口部４上に配置して四隅のねじ挿通穴１１か
らねじ６を挿通しケース本体３のねじ穴８に締結するこ
とによりパツキン５が圧縮されてケース本体３内部が密
閉され、ケース本体３内への水の侵入を防止される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の筐体１にあっては、電
子機器の装置本体２を収容するケース本体３０前後間口
部４にそれぞれパツキン５を介して蓋体７をねじ止めす
るので、構造が複雑で部品点数が多く組立工数が増大し
て全体としてコスト高となる問題点がある。

そこで、本発明は部品点数を削減して組立作業工数の低
減化を図ることのできる防水構造を備えた電子機器の筐
体を提供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 前述した問題点を解決するために、本発明による電子機
器の筐体は、電子機器の装置本体を収容する一端に開口
部を有し他端に底部を有するケース本体と、前記装置本
体の一端面に設けられて前記ケース本体の開口部全周縁
に当接する蓋体と、前記ケース本体の開口部全周縁に配
置されるパツキンと、前記ケース本体の底部を挿通して
前記装置本体に締結するねじとを備え、前記ケース本体
における前記装置本体の収容方向の内寸法をこれに対応
する前記装置本体の寸法よりも大きく設定したことを特
徴とする。

作用 電子機器の装置本体をケース本体内に収容するとともに
ケース本体底部を挿通して装置本体に締結するねじを締
め込むことによシ装置本体の一端面に設けられた蓋体が
ケース本体の開口全周縁に配置されたパツキンを圧縮し
てケース本体内部を密閉する。

実施例 第１図には、本発明による電子機器の筐体の一実施例が
示されている。

この電子機器は無線機で、筐体２１は、装置本体２２を
収容する上端面に開口部２３を有し下端面に底部２４を
有するケース本体２５と、装置本体２２の上端面に取付
けられてケース本体２５の上端開口部２３に当接する蓋
体２６と、ケース本体２５の上端開口部２３全周縁に沿
って配置されるパツキン２７と、ケース本体２５の底部
２４に挿通されて装置本体２２に締結する２つのねじ２
８と、さらにケース本体２５の下部に取付けられる電池
を内蔵する電池ケース２９とを備えている。

この筐体２１に収容される装置本体２２は、はぼＣ字形
の金属フレームからなるシャーシ３０内に無線部プリン
ト基板３１、ロジック部プリント基板３２、スピーカ３
３およびマイクロホン３４を有するスピーカパネル３５
を備え、全体が直方体状に構成されている。また、シャ
ーシ３０には、下面にねじ２８のだめの２つのねじ穴３
６を、上面にアンテナ接栓３７および外部スピーカマイ
ク接栓３８を、さらに−側面にブレストークスイッチ３
９をそれぞれ備えている。

なお、図中４０．４１は各々アンテナ接栓３７および外
部スピーカマイク接栓３８のための止めナツトである。

ケース本体２５は上端面に開口部２３が形成されてこれ
に対向する下端面を底部２４とする全体が装置本体２２
を嵌合可能な直方体状の箱形をなし、ケース本体２５に
おける装置本体２２の収容方向となる内寸法、すなわち
縦方向の内寸法がこれに対応する装置本体２２の縦寸法
よりも所定分だけ大きく設定されている。まだ、上端面
の開口２３周縁全体に後述するパツキン２７のための溝
部４２を有し、底部２４には装置本体２２下面の２つの
ねじ穴３６に対応する位置に２つのねじ挿通穴４３を備
えている。また、装置本体２２のスピーカパネル３５に
対応する前面部には開口部４４が形成され、これに音声
を通過させるだめの多数の小穴４５を有する音声部パネ
ル４６を防水ネット４７を介して取付けられている。さ
らに装置本体２２のシャーシ３０側面のブレストークス
イッチ３９に対応する側面部にはブレストークボタンフ
レーム４８のための取付凹部４９を有し、これに装置本
体２２のブレストークスイッチ３９を作動させるだめの
ブレストークボタン５０を配付したブレストークボタン
フレーム４８がストラップ金具５１とともにねじ５２に
より取付けられ、周知の手段により水密に装着されてい
る。

蓋体２６は、ケース本体２５の上端面に対応する矩形状
をなすパネルで、装置本体２２上部の各接栓３７．３８
を挿通させる２つの穴５３．５４を備えている。そして
装置本体２２の上端面に６穴５３．５４に各接栓３７．
３８を挿通させナツト４１により固定されて取付けられ
ている。なお、各接栓３７．３８を挿通する６穴５３、
５４にはパツキンあるいは接着剤等の周知の防水手段が
施されている。

パツキン２７は、ケース本体２５の上端間口２３全周縁
に沿う矩形の枠状に形成されている。

この筐体２１は、このような構成を備え、ケース本体２
５の上端開口２３全周縁に枠状のパツキン２７を予め装
着して上面に蓋体２６を固定された装置本体２２をケー
ス本体２５内に上端開口部２３より収容するとともにケ
ース本体底部２４の各ねじ挿通穴４３に図示されないパ
ツキンを介して２つのねじ２８を挿通し装置本体２２の
シャーシ３０下面の各ねじ穴３６に締結することにより
組立てられ、ケース本体２５内部が密閉される。すなわ
ち、ケース本体２５の縦方向の内寸法をこれに対応する
装置本体２２の縦寸法よりも所定寸法分だけ大きく設定
したことにより、装置本体２２をケース本体２５内に収
容した際に装置本体２２上部に固定した蓋体２６がケー
ス本体２５開口２３周縁部にパツキン２７を介して当接
して装置本体２２下面とケース本体２５底部２４との間
に所定寸法分の隙間が形成され、ケース本体底部２４を
挿通する各ねじ２８を装置本体２２下面の各ねじ穴３６
に締め込むことにより装置本体２２が下方向に押圧され
て蓋体２６がパツキン２７を圧縮する。したがってケー
ス本体２５と蓋体２６とが水密に結合され筐体２１内部
を完全に密閉することができる。

なお、特に図示していないが、ケース本体底部２４に装
置本体２２の電源端子との接続部を設けられ、ケース本
体２５下部に電池ケース２９がスライド嵌合構造により
組付けられる。また、装置本体２２の電源端子について
はケース本体２５底部から突出させてもよく、まだねじ
２８を電源端子として用いることができる。この場合、
ねじ頭部の形状を電気的接触に適したものにする必要が
ある。

発明の効果 以上のように、本発明の電子機器の筐体によれば、電子
機器の装置本体を収容する一端に開口部を有し他端に底
部を有するケース本体と、装置本体の一端面に設けられ
てケース本体の開口部全周縁に当接する蓋体と、ケース
本体の開口部全周縁に配置されるパツキンと、ケース本
体の底部を挿通して装置本体に締結するねじとを備えた
ので、ケース本体内に収容した装置本体にケース本体底
部を挿通したねじを締め込むことによシ、蓋体がパツキ
ンを圧縮してケース本体開口部に水密に結合され、ケー
ス本体内部を完全に密閉することができ、この構造によ
り部品点数および作業工数を大幅に低減することができ
、製造コスト全体の低減化さらに保守整備コストの低減
化を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電子機器の筐体の一実施例を示
す分解斜視図、第２図は、従来の電子機器の筐体の一例
を示す分解斜視図である。 ２２・・・電子機器の装置本体、２３・・・開口部、２
４・・・底部、２５・・・ケース本体、２６・・・蓋体
、２７・・・パツキン、２８・・・ねじ、３６・・・ね
じ穴、４３・・ねじ挿通穴。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電子機器の装置本体を収容する一端に開口部を有し他端
   に底部を有するケース本体と、前記装置本体の一端面に
   設けられて前記ケース本体の開口部全周縁に当接する蓋
   体と、前記ケース本体の開口部全周縁に配置されるパッ
   キンと、前記ケース本体の底部を挿通して前記装置本体
   に締結するねじとを備えたことを特徴とする電子機器の
   筐体。