JPH02267147A - 耐熱性複合材料 - Google Patents

耐熱性複合材料

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JPH02267147A
JPH02267147A JP8796489A JP8796489A JPH02267147A JP H02267147 A JPH02267147 A JP H02267147A JP 8796489 A JP8796489 A JP 8796489A JP 8796489 A JP8796489 A JP 8796489A JP H02267147 A JPH02267147 A JP H02267147A
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Akira Kajikawa
鍜治川 晃
Masayuki Kiyomoto
清本 正之
Hiroshi Sakurai
弘 桜井
Kiichi Mano
真野 基一
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は優れた機械的強度と耐熱性を有する複合材料に
関する。さらに詳しくは内装材、外装材などの建築材料
や構造材料等耐熱性を要求される材料に適した耐熱性の
複合材料に関する。
従来の技術 今日の建築材料、構造材料などには高い材料特性が要求
されており、なかでも耐火性能は不燃、防火などの安全
性に対する性能の一つとして非常に重要視されている。
さらに、製品が耐熱性を有し強度低下が少ないことによ
って、製品に対して加熱が必要とされる様々な処理、例
えば高温での焼き付は塗装等が可能となる。
他方高い曲げ強度を示す水硬性セメント硬化体を得る方
法として、添加水量を減少させるとか、シリカヒユーム
や高炉スラグなどの微粒子を添加したりしてセメント硬
化体の構造を緻密にする等の検討が盛んに行われている
。特に、添加水量を極端に少なくし、かつ水溶性高分子
を用いて硬化体中の構造を緻密にすることにより、35
0kgf/cJ以上の曲げ強度を有する高強度セメント
硬化を製造する技術が開示されている(特公昭59−4
3431)。この様なセメント硬化体は350kgf/
c+f以上の高い曲げ強度を有するが、高温での熱処理
を行うとその強度低下が著しいという欠点を有している
。即ち水溶性高分子としてヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースを用いた曲げ強度600kgf/cm1以上の
上記セメント硬化体を250 ’Cで5時間加熱処理を
行うとその強度保持率は20%以下となる。
発明が解決しようとする課題 優れた機械的強度を有し、さらに高温処理を行っても強
度低下の少ない、つまり耐熱性も合わせ持つ複合材料の
開発が求められている。
課題を解決する為の手段 本発明者らは前記したような課題を解決すべく鋭意研究
を重ねた結果本発明に至った。即ち本発明は少なくとも
1種の水硬性セメントと水と少なくとも1種のカチオン
性(メタ)アクリル系水溶性高分子を混練、硬化させて
得られる耐熱性複合材料を提供する。
本発明の詳細な説明する。
本発明において水硬性セメントとは、水和反応によって
硬化するセメントが特に制限なく用いられる。例えば普
通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、
超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメ
ント、対硫酸塩ポルトランドセメント、白色ポルトラン
ドセメント、ハイアルミナセメント、アルミナセメント
、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメ
ント、などである。これらは単独でも、2種以上を混合
して使用しても良い。
又カチオン性(メタ)アクリル系水溶性高分子としては
、ジメチル(又はジエチル)アミノエチル(メタ)アク
リレートの塩酸又は硫酸による二級アミン塩、ジメチル
(又はジエチル)アミノエチル(メタ)アクリレートと
塩化メチル、又は塩化エチル、塩化ヘンシル、ジメチル
硫酸とのメンシュドキン反応物である四級アンモニウム
塩等の千ツマ−を原料とするホモポリマーや、上記モノ
マーとアクリルアマイド、NN−ジメチルアクリルアマ
イド、N−メチルアクリルアマイド、Nイソプロピルア
クリルアマイド、N−ビニルピロリドン、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリンなど
の親水性千ツマ−8及び酢酸ビニルなどのビニル千ツマ
ー等のコポリマーが使用できる。またジメチルジアリル
アンモニウムクロライドの様なアリル系カチオン性モノ
マーとアクリルアマイドとのコポリマも使用できる。ま
た必要に応じて」二記ポリマーと水分散性高分子、例え
ばエチレン−酢酸ビニルコポリマーエマルジョン、スチ
レン−ブタジェンコポリマーエマルジョン等を併用して
も良い。
特に好ましいカチオン性(メタ)アクリル性水溶性高分
子は、ジメチル(又はジエチル)アミノエチル(メタ)
アクリレートの上記三級アミン塩、又は四級アンモニウ
ム塩とアクリルアマイドとの特に好ましくは5〜10%
である。アクリル系水溶性高分子の添加量が3%以下で
あると耐熱性の改善効果が少ない。また15%以上用い
ても本発明の効果は変わらず、経済的に不利となる。水
の添加量は使用するカチオン性(メタ)アクリル系水溶
性高分子の種類、及び添加量によっても異なるが概ね5
〜30%であり好ましくは10〜20%である。
本発明では水硬性セメント、カチオン性(メタ)アクリ
ル系水溶性高分子及び水からなる混合物を成形、硬化前
に混練を行うが、この装置としては該混合物に強い剪断
力を与えられる機器であれは何を用いても良い。具体的
にはツインロールミル、スクリューニーダ−等が使用で
きる。
また成形を行うための装置としては真空押し出し成形機
、ロールプレス成形機、カレンダーロル等が使用できる
が、好ましくは減圧下で成形する方が良い。そして成形
後は必要により養生工程を経て乾燥を行うか養生を行う
ことなく直ちに乾燥を行うことにより成形物の硬化が行
われる。養生は例えば100%又はその付近の相対湿度
の雰囲気中で0.5〜30日間保持することにより行わ
れる。
又は乾燥は成形物を周辺温度及湿度の条件下に長時間(
例えば10〜20日間)放置して行ってもよいが硬化を
早める為に例えば50〜100’Cの温度条件下で5〜
20時間処理してもよい。
本発明で得られた複合材料は高い機械的強度を示し25
0°C5時間の耐熱試験においてその強度を50%以上
、好ましい条件下では60%以上保持していた。さらに
、400°C1時間の耐熱試験においてもその形状を維
持していた。
実施例 以下、本発明をさらに具体的に説明するため、実施例お
よび比較例における曲げ強度は三点曲げ試験法によりス
パン間を10cm、荷重速度を3 mm/60秒として
測定した値である。
実施例1 ハイアルミナセメント1000部、ジメチルアミノエチ
ルメタアクリレートと塩化メチルとのメンシュドキン反
応物である四級アンモニウム塩とアクリルアマイドとの
コポリマー(日本化薬■製カヤフロンクC−599−2
P)70部をポリエチレン製の袋に入れ混合した。これ
に水120部を添加し、袋の外から手で籾み内容物を粗
混合した。次いで、この混合物をツインロールミルにか
け、4分間高剪断下にて混練を行った。練り上がったも
のは粘土状であり、真空押し出し成形機(本田鉄工■製
HD B −2型)にて幅10cm、厚さ4 mmの板
状に押し出し、ナイフで長さ16cm切った。この成形
体を15日間ビニール袋の中に静置し、次いで80°C
の熱風乾燥器に入れ4時間加熱乾燥処理を行った。この
ようにして得られた硬化体から幅4 cm、厚さ4mm
、長さ16 cmの曲げ強度測定用サンプルを作成した
。得られた硬化体の曲げ強度は700kgf/c++l
であった。そしてこの硬度体を250°Cの熱風乾燥器
で5時間加熱処理を行った。この加熱処理後の曲げ強度
は630kgf/cffl (強度保持率=90%)で
あった。
まただ400°Cの電気炉で1時間加熱処理を行っても
硬化体はその形状を保持していた。
実施例2 普通ポルトランドセメント1000部、ジメチルアミノ
エチルメタアクリレートの硫酸による三級アミン硫酸塩
とアクリルアマイドとのコポリマ(日本化薬■製カヤフ
ロックC−566−2)70部、水100部を用いた以
外は実施例1と同様に混合、混練および成形を行い、8
0°C95%RHの恒温恒湿器の中で14時間加熱湿潤
処理を行った。そして80°Cの熱風乾燥器の中で8時
間加熱乾燥処理を行った。得られた硬化体の曲げ強度は
900 kgf/C+aであった。次にこの硬化体を実
施例1と同様に250 ’Cで5時間加熱処理をした後
の曲げ強度は600kgf/cffl (強度保持率6
7χ)であった。また実施例1と同様に400°C1時
間加熱処理を行っても硬化体はその現状を保持していた
実施例3 普通ポルトランドセメント1000部、ジメチルアミノ
エチルメタアクリレ−1−とジメチル硫酸とのメンシュ
ドキン反応物である四級アンモニウム塩とアクリルアマ
イドとのコポリマー(日木化薬■製カヤフロック(、−
599−IF)70部、水130部を用いた以外は実施
例1と同様に混合、混練および成形を行い、実施例2と
同様に硬化させた。
硬化体の曲げ強度は700kgf/c−であった。次に
この硬化体を実施例1と同様に250 ’Cで5時間加
熱処理をした後の曲げ強度は500kgf/cJ (強
度保持率71%)であった。また実施例1と同様に40
0 ’C1時間加熱処理を行っても硬化体はその形状を
保持していた。
実施例4 普通ポルトランドセメント1000部、ジメチルアミノ
エチルアクリレートと塩化メチルとのメンシュドキン反
応物である四級アンモニウム塩とアクリルアマイドとの
コポリマー(口木化薬■製カヤフロック(、−599−
IR)70部、水140部を用いた以外は実施例1と同
様に混合、混練および成形を行い、実施例2と同様に硬
化させた。得られた硬化体の曲げ強度は630kgf/
cJであった。次にこの硬化体を実施例1と同様に25
0°Cで5時間加熱処理をした後の曲げ強度は380k
gf/cJ (強度保持率60χ)であった。また実施
例1と同様に400°C1時間加熱処理を行っても硬化
体はその形状を保持していた。
比較例1 ハイアルミナセメンl−1000部、部分加水分解ポリ
酢酸ビニル(日本合成■製ゴーセノールK Hl 7 
) 70部、水130部を用いた以外は実施例1と同様
に混合、混練および成形を行い、ビニール袋中で2日間
静置し、次いで80°Cの熱風乾燥器の中で4時間加熱
乾燥処理を行った。得られた硬化体の曲げ強度は110
0kgf/cfflであった。次にこの硬化体を実施例
1と同様に250°Cで5時間加熱処理を行った後の曲
げ強度は175kgf/cfflで(強度保持率16χ
)であった。また実施例1と同様に400 ’C1時間
加熱処理を行ったところ硬化体はその形状を保持せず、
割れてしまった。
比較例2 普通ポルトランドセメント1000部、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース(松本油脂”JJ 薬■マポロー
ズE M P −H) 70部、水140部を用いた以
外は実施例1と同様に混合、混練および成形を行い実施
例2と同様に硬化させた。得られた硬化体の曲げ強度は
680kgf/aflであった。次にこの強化体を実施
例1と同様に250°Cで5時間加熱処理を行った後の
曲げ強度は190kgf/c+fl (強度保持率28
χ)であった。また実施例1と同様に400°C1時間
加熱処理を行ったところ硬化体はその形状を保持せず、
割れてしまった。
比較例3 ハイアルミナセメント1000部、ポリアクリルアマイ
ド(日本化薬■製カヤフロックN −100)7(1、
水130部を用いた以外は実施例1と同様に混合、混練
及び成形を行1.z、ビニール袋中で3日間静置し、次
いで80°Cの熱風乾燥器の中で4時間加熱乾燥処理を
行った。次にこの硬化体を実施例1と同様に250°C
で5時間加熱処理を行った後の曲げ強度は42kgf/
c+fl (強度保持率4.2χ)であった。また実施
例1と同様に400″CI時間加熱処理を行ったところ
硬化体はその形状を保持せず、割れてしまった。
本発明の効果 本発明により、カチオン性(メタ)アクリル系水溶性高
分子を使用することによって高い機械的強度と耐熱性と
を合わせ持つ複合材料を得ることができる。
特許出願人  日本化薬株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少なくとも1種の水硬性セメントと水と少なくとも
    1種のカチオン性(メタ)アクリル系水溶性高分子を混
    練、硬化させて得られる耐熱性複合材料。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913656A (ja) * 1982-07-13 1984-01-24 昭和電工株式会社 石綿セメント製品成形用組成物
JPS60171256A (ja) * 1984-02-13 1985-09-04 日本ゼオン株式会社 セメント用混和剤
JPS63270333A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 Kyoritsu Yuki Co Ltd 粘稠なセメント組成物

Patent Citations (3)

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