JPH02264964A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH02264964A
JPH02264964A JP8769389A JP8769389A JPH02264964A JP H02264964 A JPH02264964 A JP H02264964A JP 8769389 A JP8769389 A JP 8769389A JP 8769389 A JP8769389 A JP 8769389A JP H02264964 A JPH02264964 A JP H02264964A
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JP
Japan
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layer
selenium
sensitivity
charge
charge generation
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Pending
Application number
JP8769389A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Narita
満 成田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体レーザダイオード、発光ダイオード
など比較的長波長(600nmないし80(lnm程度
)の光源を用いる負帯電電子写真方式の電子写真応用装
置、例えば複写機、プリンタなどに用いられる電子写真
用感光体に関する。
〔従来の技術〕
電子写真用感光体(以下、単に感光体とも称する)の感
光層に用いられる光導電性材料としては、従来、無機系
材料が主流を占めていたが、近年、低速の電子写真応用
装置に使用される感光体を中心に有機系材料が用いられ
てきている。有機系感光体は、セレンなどを用いた無機
系感光体に比較して可とう性、熱安定性、膜形成性、透
明性1価格などの利点が多いが、暗抵抗、光感度の点で
劣っていた。そこで、感光体の層構成を、主として光を
受容して電荷を発生する機能を存する電荷発生層と、暗
所での帯電した表面電荷の保持および発生した電荷を移
動させる機能を存する電荷輸送層などに機能分離した層
を積層した構成とし、それぞれの層の機能に適合した材
料を選択して使用し、感光体全体としての電子写真特性
の向上を図ることにより実用化が進められてきた。また
、積層順序aしては、薄膜でなければならない電荷発生
層上に比較的膜厚の厚い電荷輸送層を積層する構成の感
光体が、特性変動および耐久性の面で有利であり実用化
が進んでいる。現在、実用化されている有機系電荷輸送
材料はほとんど電子供与性材料であり、従って、実用化
されている感光体はほとんど負帯電型である。
有機系感光体において、600nmないし800nm程
度の長波長光に高感度のものとするためには、電荷発生
層に用いる電荷発生材料としてフタロシアニン系顔料、
アゾ系顔料、スクアリウム塩、アズレニウム塩などが用
いられる。フタロシアニン系顔料としては、ε−銅フタ
ロシアニン(ε−(uPc) 。
τ−無金金属フタロシアニンτ−LPG) 、バナジル
フタロシアニン(VOPC) 、チタニルフタロシアニ
ン(TiOPc) 、マグネシウムフタロシアニン(M
gPc)。
クロロインジウムフタロシアニン(InclPc) 、
 クロロアルミニウムフタロシアニンモノクロリド(八
IC1・PcC1)などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
電子写真応用装置としては、任意の光波長で任意の感度
の感光体が得られることになると、装置設計上の自由度
が大きくなり好ましい。しかし、このような任意の感度
の感光体を得ることは現実には難しく、上述の有機系の
電荷発生材料の場合にも材料によって感度が決まり、感
度を任意に制御するには不向きであった。
この発明は、上述の課題を解決して、波長600nmな
いし800nmの光に対して任意の感度とすることが可
能な構成の感光体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、この発明によれば、導電性基体上に形成
されるものであってセレン系材料からなり膜厚が0.1
μm、0μm以下の範囲内のブロッキング層と、この層
上に積層されTeの含有量が30重量%以上50重量%
以下の範囲内のセレン・テルル合金からなり膜厚が0.
1μm、0μm以下の範囲内の電荷発生層とを備えて、
さらにこの電荷発生層上に有機系電荷輸送材料を含む電
荷輸送層が積層されている構成の感光体とすることによ
って解決される。
〔作用〕
電荷発生層に含有させる電荷発生材料をセレン・テルル
合金とし、テルル含有量を変化させることにより、感度
を任意に制御することが可能となる。一方、長波長光に
対して高感度とするためにテルル含有量を30重量%以
上と多くしたことに起因して帯電性能が悪化し、また、
繰り返し使用時の帯電位の低下が増大する。これらの現
象を防ぐためにこの発明では、電荷発生層の膜厚を0.
1μm、0μm以下の範囲内と極めて薄くする。
また、電荷発生層のテルル含有量が多いために、帯電時
、電荷発生層から導電性基体へのリーク電流が増大し帯
電位の低下が大きくなる現象が伴う。
これを防ぐためにこの発明では電荷発生層と導電性基体
との間にセレン系材料からなる高抵抗で薄膜のブロッキ
ング層を設ける。
この発明によ÷構成の感光体とし、電荷発生材料として
のセレン・テルル合金のテルル含有量を例えば1重量%
ずつ変えることにより、波長780nmの露光光に関す
る感度を0.lμJ/cdないし0.2μJ/cjのス
テップで0.3uJ/co!、0.uJ/cJの範囲内
で任意に制御することが可能となる。
〔実施例〕
第1図は、この発明の感光体の一実施例の模式的断面図
で1は導電性基体、2はブロッキング層。
3は電荷発生層、4は電荷輸送層であり負帯電型の感光
体である。
導電性基体として所要の機械加工および清浄化処理を施
されたアルミニウム円筒曽を用い、この基体を蒸着炉の
取り付は軸に装着し、基体温度を60℃に加熱し、10
−Torrまで真空引きする。次に、蒸発源温度を41
0℃に加熱し、この中に所定量の蒸着材料を投入してフ
ラッシュ蒸着により基体上にブロッキング層を成膜する
。このブロッキング層はさらに詳細に説明すると先ず、
ひ素を1.5重量%含むセレン・ひ素合金を膜厚的0.
1μmに成膜し、続いてその上にひ素を4.5重量%含
むセレン・ひ素合金を膜厚的0.1μmに成膜した層か
らなる。
続いて、このプロツキンク層上にセレン・テルル合金を
前述と同様にフラッシュ蒸着で膜厚的0.1μmこ成膜
し電荷発生層を形成する。このようにして電荷発生層ま
でを形成した基体を蒸着炉より取り出し、さらにこの電
荷発生層上に、電荷輸送材料としてのヒドラゾン系化合
物とポリカーボネート樹脂とを塩化メチレンに溶解した
溶液をディッピング法で塗布し、50℃、2時間の乾燥
を行って膜厚約18μmの電荷輸送層を形成し感光体と
する。
上述の実施例の作製方法において、電荷発生材料として
のセレン・テルル合金のテルル含有中を40、42.4
4.46および48重量%と変化させたものをそれぞれ
用いて、電荷発生層を形成し電荷発生材料の異なる5種
類の感光体を作製した。
これらの感光体について、波長780nmの光を用いて
半減衰露光量を調べた。その結果を第1表に示す。
第  1 表 さらに、これらの感光体について分光感度を調べた。そ
の結果を第2図に示す。第2図において、縦軸の感度は
半減衰露光量の逆数であり、テルル含有量をパラメータ
として各波長の感度を示しである。第2図に見られると
おり、600nm程度以上ではテルル含有量に対応して
感度は変化しており、感度の制御が可能なことが判る。
次に、前述の実施例の作製方法において、電荷発生材料
として44重量%のテルルを含むセレン・テルル合金を
用い、電荷発生層の膜厚を0.06μmから4.0μm
まで変化させ、その他は前述の方法と同様にして感光体
を作製した。
これらの感光体について、波長780nmの光を用いて
半減衰露光量を測定し、また、帯電・露光を250[i
[り返したときの帯電低下を測定した。その結果を第3
図に示す。電荷発生層の膜厚が約0.1μmより薄くな
ると半減衰露光量が増大する。
すなわち感度が減少すると同時にそのばらつきも大きく
なる。一方、膜厚が約2.0μmを超えると帯電低下が
急激に上昇し実用上問題となる。電荷発生層の膜厚は0
.1μm、0μm以下の範囲が好適である。
次に、同じく前述の実施例の作製方法において、ブロッ
キング層の材料として165重量%のひ素を含むセレン
・ひ素合金を用い、その膜厚を0.06μmから4.0
μmまで変化させてブロッキング層を形成し、その上に
44重量%のテルルを含むセレン・テルル合金を用いて
膜厚0,1μmの電荷発生層を形成し、その他は前述の
方法と同様にして感光体を作製した。
これらの感光体についてブロッキング層の膜厚に間係す
る特性である帯電位と残留電位とを調べた。その結果を
第4図に示す。ブロッキング層の膜厚が約Q、1μmよ
り薄くなると層から基体へのリーク電流が増加するため
帯電位が低下し帯電能が悪化する。一方、膜厚が約2.
0μmを超えると残留電位が急激に増大し問題となって
くる。ブロッキング層の膜厚は0.1 A1m、0μm
以下の範囲が好適であることは明らかである。
ブロッキング層の材料としては、その上に形成される電
荷発生層がセレン・テルル合金であることから、セレン
系の材料であることが望ましく、前述のひ素含有1の少
ないセレン・ひ素合金のほかに、純セレンあるいはいお
う(S)を含むセレン・ひ素合金など高抵抗のセレン系
材料が好適に用いられる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、導電性基体上に、セレン系材料から
なる薄膜のブロッキング層、テルル含有量の多いセレン
・テルル合金からなる薄膜の電荷発生層が順次形成され
ており、その上に有機系電荷輸送材料からなる電荷輸送
層が形成されている構成の感光体とする。このような構
成とし、電荷発生層に用いるセレン・テルル合金のテル
ル含有量を変えることにより、波長60011mないし
800nmの光に対して任意の感度を有し、しかも、帯
電能に優れ、残留電位も少なく、繰り返し使用時にも実
用上問題となるような帯電低下の生じない、良好な特性
の負帯電型の感光体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の感光体の一実施例の模式的断面図、
第2図は電荷発生層に用いるセレン・テルル合金のテル
ル含有量と分光感度との関係を示す線図、第3図は電荷
発生層膜厚と波長780nmの光による半減衰露光量お
よび帯電・露光を250回繰り返したときの帯電低下と
の関係を示す線図、第4図はブロッキング層膜厚と帯電
位および残留電位との関係を示す線図である。 1 導電性基体、2 ブロッキング層、3 電波長(n
m) 2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)導電性基体上に形成されるものであってセレン系材
    料からなり膜厚が0.1μm、0.1μm以上2.0μ
    m以下の範囲内のブロッキング層と、この層上に積層さ
    れTeの含有量が30重量%以上50重量%以下の範囲
    内のセレン・テルル合金からなり、膜厚が0.1μm以
    上2.0μm以下の範囲内の電荷発生層とを備え、さら
    にこの電荷発生層上に有機系電荷輸送材料を含む電荷輸
    送層が積層されていることを特徴とする電子写真用感光
    体。
JP8769389A 1989-04-06 1989-04-06 電子写真用感光体 Pending JPH02264964A (ja)

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