JPH02251923A - 焦点調節装置 - Google Patents

焦点調節装置

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JPH02251923A
JPH02251923A JP1075575A JP7557589A JPH02251923A JP H02251923 A JPH02251923 A JP H02251923A JP 1075575 A JP1075575 A JP 1075575A JP 7557589 A JP7557589 A JP 7557589A JP H02251923 A JPH02251923 A JP H02251923A
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洋介 日下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、カメラ等の自動焦点調節装置に関する。
B、従来の技術 この種の自動焦点調節装置として、撮影画面内に比較的
狭い第1の焦点検出領域と、これよりも広い第2の焦点
検出領域を設定するとともに、これらの焦点検出領域を
撮影者が切換えて選択し。
選択された焦点検出領域において所定面に対する撮影光
学系の像面のデフォーカス量を検出し、検出されたデフ
ォーカス量に基づいて撮影光学系を合焦点へと移動させ
る自動焦点調節装置が知られている。
また、特願昭63−17418号公報に開示されたもの
も知られている。この公報に開示された装置では、撮影
画面内に比較的狭い第1の焦点検出領域と、これよりも
広い第2の焦点検出領域を設定し、レリーズ半押しで狭
い第1の焦点検出領域で焦点検出を行い、焦点検出不能
の場合に広い第2の焦点検出領域とを選択する。そして
、選択された焦点検出領域において所定面に対する撮影
光学系の像面のデフォーカス量を検出し、検出されたデ
フォーカス量に基づいて撮影光学系を合焦点へ移動する
C0発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者の場合は各領域を選択したときにそ
れぞれ次の問題点がある。
■比較的狭い第1の焦点検出領域を撮影者が選択した場
合 静止している被写体または動きのゆっくりな被写体に対
しては、領域が狭いので邪魔な被写体を避けて撮影者の
意図する特定な被写体だけを常時焦点検出領域に入れて
おくことができるが、動きの激しい被写体に対しては常
時焦点検出領域を捕捉しておくことが困難である。焦点
検出領域から被写体を外してしまった場合には、焦点検
出不能となりむやみにレンズを走査したり、背景の物体
に対して合焦したりするので使い勝手が悪かった。
■比較的広い第2の焦点検出領域を撮影者が選択した場
合 動きが激しい被写体に対しても常時焦点検出領域に被写
体を捕捉しておくことが容易になるが、静止している被
写体または動きのゆっくりな被写体に対しては領域が広
いので領域の中に邪魔な被写体が入れる確率が高くなり
撮影者の意図する特定な被写体だけを焦点検出領域に入
れることができなくなる。領域中に別な被写体が入ると
その被写体に対して合焦したりするので使い勝手が悪か
った・ 一方、後者の装置には次の問題点がある。
焦点検出不能の場合には、焦点検出素子、例えばCCD
上で形成される被写体のコントラストが小さいため、広
い第2の焦点検出領域に移行して主要被写体を捕捉して
も主要被写体以外のコントラストの高い被写体に影響を
受けやすく、主要被写体に合焦しすらい。
本発明の技術的課題は、狭い焦点検出領域から広い焦点
検出領域への移行を効果的に行い確実に主要被写体に合
焦するようにすることにある。
90課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発明
に係る自動焦点調節装置は次のようにして上述の技術的
課題を特徴する 請求項1の装置は、被写体像を所定面上に形成するため
の撮影光学系501と、この撮影光学系501を焦点調
節のために駆動する駆動手段502と、撮影画面内に設
゛定された比較的狭い第1の焦点検出領域において、所
定面に対する撮影光学系501の像面のデフォーカス量
を検出する第1の焦点検出手段503と、撮影画面内に
設定された第1の焦点検出領域よりも広い第2の焦点検
出領域において、所定面に対する撮影光学系501のデ
フォーカス量を検出する第2の焦点検出手段504と、
第1または第2の焦点検出手段503.504を選択す
る選択手段505と、焦点検出手段のデフォーカス量に
応じて駆動手段の即動量を制御する駆動制御手段506
と、選択手段505により第2の焦点検出手段504が
選択されたときは焦点検出可能なデフォーカス量または
レンズ即動量を制限する制限手段507とを特徴する 請求項2の装置は、上記撮影光学系501と、駆動手段
502と、第1および第2の焦点検出手段503,50
4とを具備するとともに、合焦したか否かを判定する判
定手段508と、この判定手段508で合焦が判定され
るまでは第1の焦点検出手段503を選択し1合焦が判
定されると第2の焦点検出手段504を選択する選択手
段505と、焦点検出手段503または504のデフォ
ーカス量に応じて駆動手段502の駆動量を制御する駆
動制御手段506とを具備する。
また請求項3の装置では、請求項2の装置に加えて、選
択手段505により第2の焦点検出手段504が選択さ
れたときは焦点検出可能なデフォーカス量またはレンズ
廃動量を制限する制限手段507を具備する。
選択手段505を、レリーズ操作部材509のレリーズ
操作の直後は第1の焦点検出手段503を選択するよう
にしてもよい。
請求項5の装置のように、まず第1の焦点検出領域で焦
点検出を所定時間だけ行い、その後筒2の焦点検出領域
で焦点検出を行ったり、請求項6の装置のように、第1
の焦点検出領域の焦点検出でデフォーカス量が演算され
ると上記所定時間経過前でも第2の焦点検出領域に移行
するようにしてもよい。
E0作用 請求項1の装置では、第1の焦点検出手段503から第
2の焦点検出手段504に移行するとデフォーカス量や
レンズ駆動量が制限され、広い第2の検出領域で主要被
写体を捕捉すれば、広がった焦点検出領域に不所望の被
写体が捕捉されてもその焦点検出結果に引きづられす、
主要被写体に合焦させやすくなる。
請求項2の装置では、第1の焦点検出手段503で合焦
すると第2の焦点検出手段504が選択される。したが
って、広い焦点検出領域に移行して焦点検出を行ったと
きに不所望の被写体が捕捉されてもその焦点検出結果の
影響をまともに受けることがなく、主要被写体に合焦さ
せやすい。
請求項3によれば、第2の焦点検出手段に移行したとき
に不所望の被写体により大きなデフォーカス量が演算さ
れず、あるいはたとえ大きなデフォーカス量が演算され
てもレンズの駆動量が制限されるから、不所望の被写体
による焦点検出結果の影響がさらに少なくなる。
請求項5の装置のように、第1の焦点検出領域で所定時
間だけ焦点検出を行い主要被写体を確実に捕捉してから
第2の焦点検出領域に移行すれば、第2の焦点検出領域
で邪魔な被写体が入ってもそれに影響を受けにくい。ま
た、請求項6の装置ではその所定時間中に第1の焦点検
出領域でデフォーカス量が演算されると第2の焦点検出
領域に移行するので、より効率のよい焦点検出が可能と
なる。
F、実施例 第2図〜第18図に基づいて実施例を説明する。
第2図は本発明をレンズ交換型−眼レフカメラに適用し
た実施例を示すもので、カメラボディ20に対して交換
可能なレンズ10が着脱自在にマウントし得るようにな
されている。レンズ10を装着した状態において、被写
体から到来する撮影光束の一部は撮影レンズ11を通っ
てカメラボディ20に設けられているメインミラー21
によって反射されて不図示のファインダに導かれる。
これと同時に撮影光束の他の一部がメインミラー21を
透過してサブミラー22によって反射されることにより
、焦点検出用光束としてオートフォーカスモジュール2
3(以後、AFモジュールという)に導かれる。
−AFモジュール23について− AFモジュール23の構成例を示す第3図において、A
Fモジュール23は、視野マスク230、フィールドレ
ンズ231および二対の再結像レンズ232A、232
Bと234A、234Bからなる焦点検出用光学系23
Aと、二対の受光素子アレイ233A、233Bと23
5A、235Bを有するCODイメージセンサチップ(
以下、単にCCDと呼ぶ)23Bとから構成されている
以上のような構成において、撮影レンズ11の射出[1
1Eに含まれる光軸LXに対して対称な二対の領域11
1A、IIIBと112A。
112Bを通る光束は、第5図(A)に示し焦点検出領
域全体に対応した開口形状を有する付近で焦点検出用の
一次像を形成し、更に、その一部はフィールドレンズ2
31および二対の再結像レンズ232A、232Bと2
34A、234BによってCCD23Bの二対の受光素
子アレイ233A、233Bと235A、235B上に
二対の2次像として形成される。
周知のように、COD 23 B上で対になった二次像
の受光素子アレイ並び方向の相対的位置関係を検出する
ことにより、撮影レンズのデフォーカス量を検出できる
。またこの位置関係の検出を第5図(A)のごとき撮影
画面上に分割設定された複数の領域毎に行うことにより
、各領域毎にデフォーカス量を検出することができる。
この場合、比較的狭い第1の焦点検出領域は、第5図(
B)に示すごとく領域3および領域7より構成され、第
1の焦点検出領域よりも広い第2の焦点検出領域は、第
5図(C)に示すように領域1〜8から構成される。こ
こで、狭い第1の焦点検出領域について焦点検出を行う
ものを第1の焦点検出系と呼び、広い第2の焦点検出領
域について焦点検出を行うものを第2の焦点検出系と呼
ぶ。
一対の受光素子アレイ233A、233Bは、各々n個
の受光素子A p 、 B p (i = 1〜n )
から成り、また一対の受光素子アレイ235A。
235Bは、各々m個の受光素子CP p D P(i
=1〜m)から成る。各受光素子AP*BP+CP v
 D Pは、フォトダイオード等の電荷蓄積型素子によ
って構成され、CCD23B上の照度に応じた電荷蓄積
時間だけ電荷蓄積を行うことにより、受光素子出力を後
述の処理に適する出力レベルとすることができる。そし
て、1次像がフィルム共役面と一致している時に、対応
する受光素子(A、とB、、A2とB、−AnとBn、
C,とり。
・・・ CnとDn)の出力が等しくなるように配置さ
れている。
1次像がフィルム共役面からずれた面に形成されている
場合には、C0D23B上における一対の2次像の相対
的位置は、1次像の光軸方向のずれ方向(すなわち前ピ
ンか後ピンか)に応じて上記一致している場合の所定値
から変化する1例えば、前ピンの場合には一対の2次像
の位置関係は相対的に広がり、後ピンの場合には狭まる
。すなわち、焦点検出用光学系23Aによって形成され
る被写体の結像面と、焦点検出用光学系23A固有の予
定焦点面との光軸方向の差に応じて2次像の相対位置関
係が決まる。
−AFCPU30について− 再び第2図において、センサ制御部26は、オートフォ
ーカス用CPU (以後、AFCPUと呼ぶ)30のポ
ートP4からの電荷蓄積開始および終了指令を受は取り
、指令に応じた制御信号をCCD 23 Bに与えるこ
とによりC:CD23Bの電荷蓄積開始および終了を制
御する。また、転送りロック信号をC0D23Bに与え
、受光素子出力信号を時系列的にAFCPU30に転送
するとともに、受光素子出力信号の転送開始に同期した
発生同期信号をAFCPU30のポートP4に送る。A
FCPU30は発生同期信号に同期して内蔵のA/Dコ
ンバータによりAD変換をスタートさせ、以後、転送り
ロックのサイクルタイム毎に受光素子出力をポートP3
にてサンプリングしてAD変換する。これにより受光素
子数に応じたAD変換データ(2n+2m個)を得た後
、このデータに基づき後述する周知の焦点検出演算を行
い、1次像とフィルム共役面とのデフォーカス量を求め
る。
AFCPU30は無点検、出演算結果に基づいて、AF
表示器40の表示形態をポートP5を用いて制御する。
例えば前ピンの場合は三角表示部41、後ピンの場合は
三角表示部43、合焦の場合は丸表示部42、焦点検出
不能の場合はX表示部44を各々アクティブとする。
またAFCPU30は、焦点検出演算結果に基づいて、
AFモータ50の駆動方向および駆動量を以下のように
制御して、撮影レンズ11を合焦点に移動させる。
AFCPU30はまず、デフォーカス量の符号(前ピン
、後ピン)に従って、ポートP2から、撮影レンズ11
が合焦点に近づく方向にAFモータ50を回転させる駆
動信号を出力する。AFモータ50の回転運動は、カメ
ラボディ20に内蔵されたギヤ等から構成されたボディ
伝達系51を経てカメラボディ20とレンズ10のマウ
ント部に設けられたボディ側のカップリング53に伝達
される。ボディ側のカップリング53に伝達された回転
運動は、更にこれに嵌合するレンズ側のカップリング1
4およびレンズ10に内蔵されたギヤ等から構成された
レンズ伝達系12に伝達され最終的に撮影レンズ11が
合焦方向へと移動する。
AFモータ50の駆動量は、上記ボディ伝達系51のギ
ヤ等の回転量によって検出され、その回転量は、フォト
インタラプタ等によって構成されるエンコーダ52によ
ってパルス列信号に変換されポートP1からAFCPU
30にフィードバックされる。AFCPU30は、ボデ
ィ伝達系51およびレンズ伝達系12の減速比等のパラ
メータに応じて、AFモータ50の駆動量、すなわちエ
ンコーダ52からフィードバックされるパルス数をカウ
ンタすることにより撮影レンズ11を所定移動量だけ移
動することができる。AFCPU30は、ポートP1よ
り入力するパルス信号をカウントするためのパルスカウ
ンタと、このパルスカウンタの内容と比較するための比
較レジスタとを内蔵しており、パルスカウンタと比較レ
ジスタの内容が一致した時に内部割込みがかかる機能を
有している。
AFCPU30は以下のような順序でAFモータ50の
駆動量を制御する。
まず、AFモータ50の駆動開始前にパルスカウンタの
内容をクリアするとともに比較レジスタに所望のパルス
数をセットし、次いでAFモータ50の駆動を開始する
。AFモータ50の回転によりエンコーダ52がパルス
を発生してパルスカウンタがカウントアツプされる。パ
ルスカウンタの内容が比較レジスタと一致した時に割込
みがかかり、AFCPU30は割込処理でAFモータ5
0を停止させる。このようにしてAFモータ50は所望
のパルス数だけ駆動制御される。またAFCPU30は
、時間を計測するためのタイマーを内蔵しており、一定
時間毎に割込みがかかるタイマー割込機能も有している
さらに第2図において、レンズにはレンズCPU13が
内蔵されており、このレンズCPU13は、AFCPU
30に必要な焦点距離や撮影レンズ11の単位移動量当
りのカップリング14の回転数等のAF関連情報を、マ
ウント部に設けたレンズ側接点15.ボディ側接点63
を介してボディ側の通信バス64に送る。
さらに80はレリーズ釦であり、操作されていない状態
である解放状態と、第1のストロークだけ押し込んだ状
態である準備状態(半押し)と、第1のストロークより
も大きな第2のストロークまで押し込んだ状態であるレ
リーズ状態(全押し)とに操作可能であり、これら各状
態の情報をポートP7に送り、解放状態はこの情報に基
づいて焦点検出領域の選択動作を行う。
以上が本発明にかかる焦点検出装置を一眼レフカメラに
適用した実施例の構成および動作の概要である。
第6図はAFCPU30の動作概要のフローチャートで
ある。
例えば、レリーズ釦80が準備状態となりAFCPU3
0の電源が入ると、#100よりAFCPU30の動作
がスタートする。#105ではレンズCPU13との通
信によりレンズ情報を収集し、#110ではメインミラ
ー21がミラーダウンしているか判定し、ミラーダウン
していない場合はCCD23Bの電荷蓄積をせずに#1
o5へ戻る。ミラーダウンしている場合は#115でレ
リーズ釦80が解放状態であるかをポートP7にて判定
し、解放状態である場合は、#120でセンサ制御部2
6によりCCD23Bの電荷蓄積時間、を制御する。電
荷蓄積が終了すると、#125において、転送されてく
る光電素子出力をAD変換し、そのデータをメモリに記
憶する。
#130では第1の焦点検出系が選択されているか判定
し、選択されている場合は#135で第1の焦点検出領
域でデフォーカス量を求め、選択されていない場合は#
14oで第2の焦点検出領域でデフォーカス量を求める
#145では現在および過去の複数回の焦点検出による
デフォーカス量から像面移動速度を求めるとともに、像
面の移動速度から予測される追尾補正量を加えることに
よりデフォーカス量を補正する。
#150ではデフォーカス量に従ってAF表示器40の
表示を行う。#155ではデフォーカス量に従ってAF
モータ50の駆動制御動作を行う。
#160では駆動終了を待機し、駆動が終了すると#1
05に戻り次回の焦点検出サイクルを開始する。
次にAFCPU30内部で行われるデータ処理、焦点検
出領域の選択、動的被写体の追尾、デフォーカス量の範
囲制限、撮影レンズ光学系の駆動制御の各動作の詳細に
ついて説明する。
く焦点検出領域の選択〉 第7図(A)および第8図(B)を用いてレリーズ釦8
0の操作状態と焦点検出領域の選択について説明する。
。 第7図(A)に示すように、通常は第2の焦点検出系が
選択され、レリーズ釦80が解放状態から準備状態に変
化するエツジにより第1の焦点検出糸が選択され、その
後、一定時間T1が経過すると再び第2の焦点検出系が
選択される。
第8図(A)は上記動作を行うAFCPU30のフロー
チャートである。
レリーズ釦80の解放状態から準備状態への変化がボー
トP7より割り込み信号として入力されると#200の
準備状態割り込み処理が起動され、#205で第1の焦
点検出系を選択する。
#210ではAFCPU30が内蔵するタイマーに一定
時間T1をセットしてタイマーをスタートさせ、#21
5で割り込み処理を終了しリターンする。その後、タイ
マーが所定時間T1を計時するとタイマー割り込みがか
かり、#22oからタイマ割込処理が起動する。#22
5では第2の焦点検出系を選択し、#230でタイマー
をストップし、#235で割り込み処理を終了しリター
ンする。このようにして第7図(A)に示すごとき焦点
検出領域の選択が行われる。
第7図(B)は他の選択方式である。
通常は第2の焦点検出系が選択されレリーズ釦80が解
放状態から準備状態に変化するエツジにより第1の焦点
検出系が選択される。第1の焦点検出系によりデフォー
カス量が求められ、そのデフォーカス量に基づく駆動制
御が終了すると再び第2の焦点検出系が選択され、次回
の焦点検出は第2の焦点検出系により行われる。
第8図(B)は上記動作を行うAFCPU30のフロー
チャートである。
レリーズ釦80の解放状態から準備状態への変化がポー
トP7より割り込み信号として入力されると#200の
準備状態割り込み処理が起動され、#205で第1の焦
点検出系を選択し、#215で割り込み処理を終了しリ
ターンする。また駆動制御が終了すると内部のソフト割
り込みをかけ、#240以降の駆動終了割り込み処理が
起動される。#250では第2の焦点検出系を選択し、
#250で割り込み処理を終了しリターンする。
第8図(C)、CD)はさらに他の選択方式を説明する
フローチャートを示す。
上記第8図CB)に示した駆動割り込み処理では、レリ
ーズ釦80が準備状態へ変化した直後の1回のみ第1の
焦点検出系により焦点検出を行ったが、第8図(C)の
ごと<#240で駆動終了割り込みが起動した後、#2
45において、検出されたデフォーカス量の絶対値が所
定値D1以下であるか判定し、肯定された場合のみ#2
5oで第2の焦点検出系に切換え、否定された場合は焦
点検出系の変更を行わずに#25oで割り込み処理を終
了しリターンするようにしてもよい。このようにすれば
、第1の焦点検出系により合焦または合焦近傍に達した
のちに第2の焦点検出系に切換ねるので、撮影者はファ
インダー上でピンボケしていない状態で被写体を1!察
でき、自分の狙っている被写体を確実に捕捉することが
できるとともに、駆動の安定性も向上する。
なお、第8図(D)に示すように第7図(A)。
第8図(A)の方式において、所定時間T1を計時中に
焦点検出不能信号が出方されると第2の焦点検出領域へ
移行するようにしてもよい。この場合、その時間T1内
に一度でも主要被写体が捕捉されその後で焦点検出不能
信号が出力された場合には、撮影レンズは主要被写体に
合った位置にあるから、第2の焦点検出領域に移行した
ときに。
主要被写体に合焦されやすい。
以上の説明においては所定時間T1と所定値D1を固定
にしていたが、撮影者がこれらの値を変更できるように
してもよいし、被写体の輝度等の情報に応じて自動的に
変更するようにしてもよい、  く焦点検出演算〉 AFCPU30がAD変換して得た受光素子AP* B
p (p=1〜n)およびCqp D q(q=1〜m
)に対応する受光素子出力データをaP、bp (p=
1〜n)およびcq、dq(q=1〜m)とする。簡単
のため以後の説明においては、受光素子出力データaP
p ))Pについてのみ説明を行うが、受光素子出方デ
ータcq。
ctqについても同様である。
各々n個から成る一対の受光素子出力データa□〜an
およびb工〜bnに対して(1)式の相関演算を行ない
相関量C(j、L)が求められる。
C(j、L)=Σ (a(r+L)−b r)−(1)
r ここで、Lは整数であり、CODイメージセンサチップ
23B上に並ぶ受光素子ピッチを1単位とした場合の一
対の受光素子出力データ相互の相対的シフト量である。
この(1)式においてパラメータrのとる範囲はシフト
量りおよび領域jに応じて例えば第9図に示す如く設定
されている。
受光素子出力データaPt bPをマトリックスの行列
に対応させた場合、例えば第9図のごとく。
(1)式における受光素子出力データの組合せ、すなわ
ちパラメータrのとる範囲を決めることができる。第9
図において、シフト量りは=2〜+2の範囲で動かされ
、太線で囲まれた領域が相関演算が行われる受光素子出
力データの組合せのマトリックス上の位置を表わしてい
る。制限シフト量をL win 、 L waxとしシ
フト量りのとる範囲をL■in”Lmaxに制限するこ
とにより、検出できるシフト量およびデフォーカス量を
制限することができる。第9図の場合Lmin=−2゜
Lmax=2となっている・ シフト量りがOの場合、(1)式のパラメータrのとる
範囲は領域j毎に次式のようになる。
j=1の時  r==1〜W j=2の時  r==w+1〜X j=3の時  r=x+1〜y j=4の時  r==y+1〜2 j=5の時  r==z+1〜n  ・・・(2)各領
域において受光素子出力データの相関が最も高いシフト
量xm(j)は、(1)式の結果に本出願人による特開
昭60−37513号公報の3点内挿法を適用して次の
ように求められる。
以下、3点内挿法について説明する。
(1)式の演算結果は、第10図において相対的シフト
量りを横軸に取りかつ相関量C(j、L)を縦軸に取っ
て示すように、1対の受光素子出力データの相関が高い
シフト量りにおいて相関量C(j、L)が最小になる。
ところが実際上当該相対的シフト量りは受光素子アレイ
233A、233Bから離散的に得られるデータに基づ
いて決まるので、相関量C(j、L)も離散的になる。
そこで演算により求めた相関量C(j、L)から必ずし
も直接に相関量C(j、 L) (7)最小値C(jr
 L) MIXが得られるとは限らない。
そこで第11図に示す3点内挿の手法を用いて相関量C
(j、L)の最小値C(j s L) MINを求める
すなわち離散的に求められた相関量C(j、L)におけ
る最小値が相対的シフト量がL=xのとき得られたとす
ると、その前後の相対的シフト量x−1,x+1に対応
する相関量C(j、L)はc (、i+ X−1) I
 C(、it x) * c (jtx+1)になる、
そこで先ず最小相関量C(j#X)と、残る2個の相関
量C(j、x−1)およびCF p x + 1 )の
うち大きい相関量(第11図の場合CF* x+1)と
を結ぶ直線Hを引き、次に残る相関量C(j、x−1)
を通りかつ直線Hと傾きが反対な直AiJを引いてこれ
ら2つの直線HおよびJの交点Wを求める。
この交点Wの座標は相対的シフト量Xmと、その相関量
C(jp xm)とで表わすことができ。
この座標によって連続的な相対的シフト量における最小
相対的シフト量xmと最小相関量CFyxm)を表わす
ことができる。
かかる3点内挿手法を演算式で表わせば、最小相対的シ
フト量xmは、次式、 のように表わすことができると共に、その相関量C(j
p xm)は次式 %式%(4) のように表わすことができる。
ここで(3)式および(4)式においてD(j)は、相
対的シフト量・・・・・・x−1,x+1・・・・・・
の各データ間の偏差で次式 によって表ねすことができる。
また(3)式および(4)式において5LOP(j)は
相対的シフト量x−1,x、x+1に対応する相関量c
 (j、 X−1) l c (jt x) tC(j
、X+1)間の偏差のうち大きい方の偏差を表わし1次
式、 SLOP=MAX(C(j、x+1)−C(j、X)、
C(j、x−1)  C(j、x)) (3)弐〜(6)式で表わされる演算式は、相対的シフ
ト量xmが1対の受光素子出力データの相対的ずれ量を
表わし、受光素子のピッチをyとすれば、CCD25上
に結像される2つの被写体像の相対的な横ずれ量5HI
FTは。
S HI F T = y X x m       
−(7)のように表わすことができる。
また焦点面におけるデフォーカス量DEF (j)は、
次式、 DEF=KXXSHIFT     −(8)のように
表わすことができる。
ここで、KXは第3図に示した焦点検出光学系の構成上
の条件などによって決まる係数である。
(6)式で求めたパラメータ5LOPはその値が大きい
程第10図で示す相関量C(j、L)のへこみが深く即
ち相関が大きいことを示し、従って求められたデフォー
カス量DEF (j)の信頼性が高いことを示している
。またデフォーカス量DEFの符号は被写体位置が現在
の撮影光学系位置により設定された距離よりも近距離側
にある時即ち後ピンの時十、遠距離側にある時即ち前ピ
ンの時−とする。
なお極小値Xm (j)が見つからずデフォーカス量D
EF (j)が求まらなかった場合やデフォーカス量D
EF (j)が求まったが5LOP (j)が小さく信
頼性が低い場合は、焦点検出不能と判定する。
第12図は上述の動作でデフォーカス量検出を行う第1
の焦点検出系と第2の焦点検出系の動作をフローチャー
トにまとめたものである。
まず#300で第1の焦点検出系が選択されているか判
定し、第1の焦点検出系が選択されている場合は、#3
05で制限シフト量L winを−L1、Lmax=L
L (LL>O)とし。
#3o6で領域の初期値j intを3、領域の最終値
j waxを3とし、領域3におけるデフォーカス量を
求めるために#310でデフォーカス量演算サーブルー
チンをコールする。次に#315で領域の初期値j i
ntを7.領域の最終値j maxを7とし、領域7に
おけるデフォーカス量を求めるために#320に進み、
デフォーカス量演算サーブルーチンをコールする。#3
25では領域3.7のデフォーカス量DEF (3)、
DEF (7)が両方検出不能であるか判定し、不能で
なかった場合は#330に進み、第1の焦点検出領域に
おけるデフォーカス量として検出可能であったデフォー
カス量のうち最至近のものを選択し、追尾補正処理にぬ
ける1両方とも検出不能であった場合には#335でデ
フォーカス量検出不能とし、追尾補正処理にぬける。
また#300で第1の焦点検出系が選択されていない場
合は、#340で制限シフト量Lmin。
L waxを予め設定された制限デフォーカス量D E
 Fm1n、 D E Fmaxより計算する。例えば
(9)式のごとく計算する。
Lmin==INT (aXDEFmin/(PYXK
X))Lmax==INT (aXDEFmax/(P
YXKX))・・・(9) (9)式においてαは所定の係数である。また(9)式
で求められる制限シフト量L win、 L waxが
−L1≦L win< L wax≦L1になるように
αおよびDEFmin、DEFmaxが定め゛られてい
る。制限デフォーカス量DEFmin、DEFmaxを
固定値としてもよい、#341で領域の初期値j in
tを1.領域の最終値j maxを8とし、領域1〜8
におけるデフォーカス量を求めるために#345でデフ
ォーカス量演算サーブルーチンをコールする。#350
では領域1〜8のデフォーカス量がすべて検出不能であ
るか判定し、少なくとも一つの領域で検出可能であった
場合は#35Sに進み、第2の焦点検出領域におけるデ
フォーカス量として検出可能であったデフォーカス量の
うち最至近のものを選択し、追尾補正処理にぬける。
この場合、最至近のものを選択する以外に、デフォーカ
ス量の絶対値が最小なものを選択してもよい。最至近の
ものを選択した場合には、一般的に主要被写体が手前に
くる確立が高いので、主要被写体に対するデフォーカス
量となる確立も高くなる。デフォーカス量の絶対値が最
小なものを選択した場合には、レンズの現在の位置にお
ける合焦被写体を優先することになるので、レンズがむ
やみに動かなくなり駆動の安定性が図れる。
#350で全ての領域で検出不能であった場合には、#
360でデフォーカス量検出不能とし、追尾補正処理に
ぬける。
第13図はデフォーカス量演算サーブルーチン5UBD
EFのフローチャートである。
#400のサブルーチンがコールされると、#405で
領域jを領域の初期値j intにセットする。#41
0で領域jで制限シフト量をLa1n、 Lvsaxと
して相関演算を行い、相関量C(JFL)を求める。#
415で3点内挿法によりXm (j)  5LOP 
(j)を求める。
#42oではXm (j)が求まったか判定し、求まら
なかった場合は#435に進み、求まった場合は#42
5で5LOP (、j)が所定値TS以上であるか判定
し、TS以下であった場合、即ち信頼性がないと判定さ
れた場合は#435に進む。
#425でTS以上あった場合、すなわち信頼性がある
と判定された場合は、#430に進みデフォーカス量D
EF (j)を求め、#44oに進む。
一方、#435に進んだ場合はデフォーカス量検出不能
として、#440に進む。#44゜ではj==jmax
(領域が終了)となったが判定し、j = j n+a
xでなかった場合は#445でj=j+1として領域を
次の領域に更新し、#410に戻り次の領域で相関演算
を行う。
#440でj = j maxとなった場合は#450
に進み、サブルーチンの処理を終了しリターンする。
以上のようにして第1または第2の焦点検出領域におい
てデフォーカス量を決定することができる。
上記説明では第5図に示した十字形の焦点検出領域を8
分割して、各々の領域のデフォーカス量を検出したが、
検出領域の形や分割数はこれに限られることはない。
く追尾〉 動的被写体の追尾にあたっては、現在および過去のデフ
ォーカス量に基づいて被写体像の移動速度を検出し、移
動被写体に対するデフォーカス量の補正を行う、上述し
た焦点検出領域の自動切換えに追尾補正を組合せること
により移動被写体に対する追従性能がさらに向上する。
第14図を用いて追尾の動作を説明する。
縦軸はデフォーカス量、横軸は時間とすると、移動被写
体に対する理想的な像面の軌跡を、検出されるデフォー
カス量がOになるように追尾することにより、実際のレ
ンズの動きによる像面の軌跡が得られる。実際の像面の
軌跡が階段状になっているのは、焦点検出動作とレンズ
の移動を時分割して行い、焦点検出中にはレンズを停止
しているためである。追尾動作中にはデフォーカス量に
追尾補正量を加えた補正デフォーカス量に従ってレンズ
の移動量が定められる。前回と今回の2回の焦点検出の
時間Tdの間にデフォーカス量が(今回のデフォーカス
量+前回の追尾補正量)だけ変化しているので、像面の
移動速度Dvは(今回デフォーカス量+前回の追尾補正
量)/Tdになる。
このような追尾の動作を第15図のフローチャートで詳
細に説明する。
まず#500では2回続けて焦点検出不能であったか判
定し、不能であった場合は追尾補正を行わす#520に
進む。不能でなかった場合は#505に進み今回追尾補
正量を今回デフォーカス量+前回追尾補正量として計算
する。電源オン時に初めてこのステップに来た場合は前
回追尾補正量を0に設定する。#510ではβ×1前回
デフォーカス量1く1今回追尾補正量I〈γx1前回補
正デフォーカス量1であるか判定し、条件を満足しない
場合は被写体が移動していないとして追尾補正を行わず
#520に進む。条件を満足する場合は被写体が移動し
ていると判定して#515の追尾補正演算に進む、なお
βは1/10〜1/1.5、γは1.5〜1oに設定さ
れている。また電源オン時に初めてこのステップに来た
場合は前回補正デフォーカス量は0に設定する。#51
5では今回補正デフォーカス量を今回デフォーカス量+
今回追尾デフォーカス量、像面移動速度を今回追尾補正
量/今回デフォーカス検出時間Tdとして計算し1次の
駆動制御処理に抜ける。
一方追尾補正を行わない場合は#520で今回焦点検出
不能であったか判定し、不能であった場合はそのまま次
の駆動制御処理に抜ける。また不能でなかった場合は次
回の追尾処理のための準備のために今回追尾補正量とし
て0、今回補正デフォーカス量として今回デフォーカス
量、像面移動速度として0を記憶し、次の駆動制御処理
に抜ける。従って追尾補正をしない場合は補正デフォー
カス量とデフォーカス量が等しくなる。
くデフォーカス量の範囲制限〉 第2の焦点検出系が選択されている場合には、第2の焦
点検出系のデフォーカス量検出範囲あるいは撮影レンズ
の駆動可能な駆動量の範囲を制限する。このように制限
を加えることにより、狙っている被写体以外の邪魔な被
写体を検出しないようにしたり、検出した場合でもそれ
に応じてレンズを駆動しないようにすることができる。
ここで制限デフォーカス量DEFmin。
DEFmaスを固定値としてメモリに記憶したり、撮影
者が手動で設定したり、撮影光学系の倍率等に従って自
動的に設定するようにしてもよい。
倍率に従って制限値を設定する場合について説明する。
第16図を参照して固定焦点レンズについて考える。
フォーカシングレンズのフィルム面を基準とする絶対位
置をq、レンズから被写体までの距離をp、レンズの焦
点距離をf”とするとき倍率Sは、s=q/p= (q
−f)/f   ・・・(1o)で求めることができる
。絶対位置qは、絶対位置エンコーダで検出したり、フ
ォトインタラプタ等のエンコーダが発生する相対的位置
パルスを無限端を基準として駆動方向に従ってアップダ
ウンカウントして積算して検出できる。検出されたデフ
ォーカス量を用いて、被写体に合焦する時の絶対位置q
に補正してもよい。ズームレンズの場合には、ズームレ
ンズの絶対位置を検出しこれを加味することにより倍率
Sが求められる。次に、オートフォーカスで追尾する被
写体が遠ざかる場合の速度の上限をvf、近づく場合の
速度の上限をvnとして設定(遠ざかる場合の速度を−
とする)すると、それに対応する像面移動速度uf、u
nは、uf=sXvf、un=sXvnになる。
焦点検出サイクル時間をTc、係数をCとすれば、設定
される制限デフォーカス量D E Fm1n。
D E F waxは、 DEFmin=cXufXTc DEF+++ax=cXufXTc    −(11)
として演算される。
(11)式において時間Tcは固定値を用いてもよいし
、焦点検出サイクル時間を直接測定しその時間を代入し
てもよい、また、被写体の上限速度Vを固定値とせず、
撮影者が手動で設定したり、被写体の輝度等に従って自
動的に設定するようにしてもよい。さらに、算出される
像面移動速度Dvを考慮して次式のようにしてもよい。
DEFmin= (cXuf+Dv)XTc算出される
今回の追尾補正量を(11)式のD E F lll1
nに加えるようにしてもよい。
第17図は、このような制限デフォーカス量演算を行う
フローチャートである。
まず#600でレンズ絶対位置qを検出し、#605で
絶対位置qおよび焦点距離fより倍率Sを計算する。#
610では所定係数C9被写体速度の上限値vf、vn
、倍率Sより制限デフォーカス量DE Fo+in、 
DE Fraaxを求める。以上の処理は第2の焦点検
出系の処理または邸動制御手段の処理の前に行われる。
以上のような動作により主要被写体が動く場合には検出
されるデフォーカス量は急激には変化しないので追従す
るが、主要被写体の手前に邪魔な被写体が入って来たり
、主要被写体が一瞬焦点検出領域から外れ背景のみにな
ってデフォーカス量が急変した場合には追従しないので
操作性が向上する。
〈レンズの駆動制御〉 第18図のフローチャートを用いてレンズ駆動制御の動
作を説明する。
#700では今回の焦点検出で焦点検出不能であったか
判定し、不能であった場合はレンズ駆動せずに駆動終了
検出に抜ける。不能でなかった場合には、#705にお
いて今回合焦であるか判定する0例えば今回のデフォー
カス量の絶対値が所定値以内であり、かつ今回の追尾補
正量が0であることをもって合焦と判定する。合焦と判
定されるとレンズ駆動せずに駆動終了検出に抜ける1合
焦でないと判定されると#71oに進み、今回節2の焦
点検出系が選択されていたか判定し、第2の焦点検出系
が選択されていない場合は#72゜に進む。第2の焦点
検出系が選択されていた場合は#715に進み、今回の
デフォーカス量が制限デフォーカス量DEFminとD
 E F maxとの間に入っているか判定し、入って
いない場合はレンズ駆動せずに駆動終了検出に抜け、入
っている場合は#720に進む。#720では現在追尾
中であるか(今回の追尾補正量が0でないか)を判定し
、追尾中でなかった場合は#725で今回のデフォーカ
ス量に従ってモータ等によりレンズ位置を制御し、駆動
終了検出に抜ける。追尾中であった場合は、#730に
進み、今回補正デフォーカス量にしたがってレンズ位置
を制御し駆動終了検出に抜ける。
このように、第2の焦点検出系が選択されると、駆動を
行うデフォーカス量の範囲が制限されるので、狙ってい
る主要被写体が動(場合のように、検出されるデフォー
カス量が急激には変化しない状況では、検出されたデフ
ォーカス量に従ってレンズが駆動されるが、主要被写体
の手前に邪魔な被写体が入って来たり、主要被写体が一
瞬焦点検出領域から外れ背景のみになってデフォーカス
量が急変する状況では、駆動されないので主要被写体が
ピンボケになることがなくなる。
以上の実施例では、複数の焦点検出領域が画面上で第5
図のごとく十字形に設定されているとして説明を行った
が、これ以外の形に焦点検出領域を設定してもよく、ま
た焦点検出領域を二次元状に設定してもよい。さらに本
発明はTTL方式の焦点検出装置に限定されることなく
、外光式の焦点検出装置にも応用できる。さらに、レリ
ーズ釦の半押し操作に連動して第1の焦点検出系を選択
しその後、種々の条件により第2の焦点検出系を選択す
るようにしたが、専用の操作釦を設け、その操作に連動
させてもよい。
G0発明の詳細 な説明したように本発明によれば、比較的狭い焦点検出
領域で焦点検出を行いその後広い焦点検出領域で焦点検
出を行うときに、検出するデフォーカス量を制限したり
、レンズ駆動量を制限するようにしたので、撮影者が狙
っている主要被写体を狭い焦点検出領域で捕捉できない
まま第2の焦点検出領域が選択されても、主要被写体に
対して焦点検出および自動焦点調節させる易くなり。
従って被写体の選択を自分の意志どおりに容易にできる
。また、狭い焦点検出領域でほぼ合焦した場合のみ広い
焦点検出領域に移行できるようにしたので、上述と同様
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第18図は本発明による自動焦点調節装置の一
例を説明するもので、第2図はその全体構成図、第3図
は焦点検出光学系の説明図、第4図はCODイメージセ
ンサの構成図、第S図(A)〜(D)は焦点検出領域の
説明図、第6図は焦点検出および焦点調節手順を示すフ
ローチャート、第7図(A)、CB)は第1および第2
の焦点検出領域の切換えを説明する図、第8図(A)〜
(C)はその動作フローチャート、第9図は焦点検出演
算の説明図、第10図、第11図は3点内挿演算法の説
明図、第12図、第13図は焦点検出の動作フローチャ
ート、第14図は追尾動作の説明図、第15図はその動
作フローチャート、第16図は範囲制限を説明するため
の図、第17図はその動作フローチャート、第18図は
レンズ駆動制御の動作フローチャートである。 10:撮影レンズ   13:レンズCPU20:カメ
ラボディ  24:焦点検出光学系25:CCDイメー
ジセンサチップ 30 : AFCPU 40:AF表示器  50:AFモータ80ニレリーズ
釦  501:撮影光学系502:[助手段 503:
第1の焦点検出手段504:第2の焦点検出手段 505:選択手段 506:駆動制限手段507:制限
手段 508:判定手段 509ニレリ一ズ操作部材 特許出願人   株式会社ニコン 代理人弁理士   永 井 冬 紀 )r/y 弔 C1 I11 n n 第2の焦点検出領域 (C) 第 図 弔 図 昂 図 χ−t 1列で χ+1 第13図 床 図 駆動制御処理へ ノr4^− 床 図 駆動終了検出へ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)被写体像を所定面上に形成するための撮影光学系と
    、 この撮影光学系を焦点調節のために駆動する駆動手段と
    、 撮影画面内に設定された比較的狭い第1の焦点検出領域
    において、前記所定面に対する前記撮影光学系の像面の
    デフォーカス量を検出する第1の焦点検出手段と、 撮影画面内に設定された前記第1の焦点検出領域よりも
    広い第2の焦点検出領域において、前記所定面に対する
    前記撮影光学系のデフォーカス量を検出する第2の焦点
    検出手段と、 前記第1または第2の焦点検出手段を選択する選択手段
    と、 前記焦点検出手段のデフォーカス量に応じて前記駆動手
    段の駆動量を制御する駆動制御手段と、前記選択手段に
    より前記第2の焦点検出手段が選択されたときは焦点検
    出可能なデフォーカス量またはレンズ駆動量を制限する
    制限手段とを具備することを特徴とする自動焦点調節装
    置。 2)被写体像を所定面上に形成するための撮影光学系と
    、 この撮影光学系を焦点調節のために駆動する駆動手段と
    、 撮影画面内に設定された比較的狭い第1の焦点検出領域
    において、前記所定面に対する前記撮影光学系の像面の
    デフォーカス量を検出する第1の焦点検出手段と、 撮影画面内に設定された前記第1の焦点検出領域よりも
    広い第2の焦点検出領域において、前記所定面に対する
    前記撮影光学系のデフォーカス量を検出する第2の焦点
    検出手段と、 合焦したか否かを判定する判定手段と、 この判定手段で合焦が判定されるまでは第1の焦点検出
    手段を選択し、合焦が判定されると前記第2の焦点検出
    手段を選択する選択手段と、前記焦点検出手段のデフォ
    ーカス量に応じて前記駆動手段の駆動量を制御する駆動
    制御手段とを具備することを特徴とする自動焦点調節装
    置。 3)被写体像を所定面上に形成するための撮影光学系と
    、 この撮影光学系を焦点調節のために駆動する駆動手段と
    、 撮影画面内に設定された比較的狭い第1の焦点検出領域
    において、前記所定面に対する前記撮影光学系の像面の
    デフォーカス量を検出する第1の焦点検出手段と、 撮影画面内に設定された前記第1の焦点検出領域よりも
    広い第2の焦点検出領域において、前記所定面に対する
    前記撮影光学系のデフォーカス量を検出する第2の焦点
    検出手段と、 合焦したか否かを判定する判定手段と、 この判定手段で合焦が判定されるまでは第1の焦点検出
    手段を選択し、合焦が判定されると前記第2の焦点検出
    手段を選択する選択手段と、前記焦点検出手段のデフォ
    ーカス量に応じて前記駆動手段の駆動量を制御する駆動
    制御手段と、前記選択手段により前記第2の焦点検出手
    段が選択されたときは焦点検出可能なデフォーカス量ま
    たはレンズ駆動量を制限する制限手段とを具備すること
    を特徴とする自動焦点調節装置。 4)請求項1〜3のいずれかの項に記載の装置において
    、前記選択手段は、レリーズ操作部材のレリーズ操作の
    直後は第1の焦点検出手段を選択するようにすることを
    特徴とする自動焦点調節装置。 5)被写体像を所定面上に形成するための撮影光学系と
    、 この撮影光学系を焦点調節のために駆動する駆動手段と
    、 撮影画面内に設定された比較的狭い第1の焦点検出領域
    において、前記所定面に対する前記撮影光学系の像面の
    デフォーカス量を検出する第1の焦点検出手段と、 撮影画面内に設定された前記第1の焦点検出領域よりも
    広い第2の焦点検出領域において、前記所定面に対する
    前記撮影光学系のデフォーカス量を検出する第2の焦点
    検出手段と、 前記第1の焦点検出手段を選択した後の所定時間経過後
    に第2の焦点検出領域を選択する選択手段と、 前記焦点検出手段のデフォーカス量に応じて前記駆動手
    段の駆動量を制御する駆動制御手段とを具備することを
    特徴とする自動焦点調節装置。 6)請求項5に記載の装置において、前記所定時間経過
    前でもデフォーカス量が演算されると第2の焦点検出領
    域を選択することを特徴とする自動焦点調節装置。
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