JPH02251224A - 排ガス処理装置の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ごみ焼却炉、汚泥焼却炉、産業廃棄物焼却炉
などの燃焼排ガス中に含まれる酸性ガス（特に塩化水素
）を除去する排ガス処理装置の制御装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置としては、燃焼排ガス中の酸性ガス（特に塩
化水素）を乾式法により高効率で除去するために排ガス
中にアルカリ中和剤（例えば消石灰、炭酸カルシウム、
生石灰ドロマイト）を噴射し、後方にバグ反応塔を設け
て集じん及び中和反応を促進する排ガス処理装置があり
（本装置は昭和５８年特許願第１９６１２８号により出
願済み）、現在実用機が稼動中である。

上記装置は、アルカリ中和剤の供給量は一定であり、排
ガス中の塩化水素ｔ５０　ｐｐｍ以下（処理前５００〜
１０００　ｐｐｍ　）、亜硫酸ガスを１０　ｐｐｍ以下
（処理前５０〜１００　ｐｐｍ　）まで容易に低減する
ことができ、装置の性能については十分余裕のあるもの
であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の従来の装置においては、性能は十分であつ九が、
アルカリ中和剤の供給量が過剰となることもあり、経済
性の面では必ずしも十分には顧客のニーズを満足してい
なかった。

また、上記装置の実際の運転中においては、供給される
酸性ガスの量が一定ではなく大幅に変動するため、この
変動に合せて中和剤の供給量が制御できて運転コストミ
ニマムとすることが望まれていた。

更に１バグ反応塔内のバグフィルタが中和剤等の堆積が
適切でなく、中和反応が不十分であったり、フィルタが
目詰りを起して適切な運転ができないことがあった。

本発明は上記の課題を解決しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の制御装置は、酸性の排ガスが供給され供給装置
よりアルカリ中和剤が供給される粉体噴射部と同粉体噴
射部が接続され除塵され九排ガスを排出するバグ反応塔
を備え九排ガス逃理装置において、上記バグ反応塔の出
口に設けられた酸性ガス濃度計、同濃度計より信号を入
力し上記供給装置と粉体噴射部の間に設けられたテーブ
ルフィーダへ制御信号を出力する演算器、上記バグ反応
塔の入口と出口の間に接続された差圧計、同差圧計より
信号を入力し逆洗用空気タンタと上記バグ反応塔の間に
設けられたパルプへ制御信号を出力する逆洗タイマを備
えたことを特徴としている。

〔作用〕

上記において、粉体噴射部でアルカリ中和剤が噴射され
中和された酸性の排ガスは、バグ反応塔にて燃焼ばいじ
んや中和生成物等が除去され排出される。上記バグ反応
塔より排出された排ガスは、酸性ガス濃度計により中和
されずに残った酸性ガスの濃度が検知され、その信号が
演算器に入力され、同演算器は必要な回転数を演算して
テーブルフィーダの回転数を制御し、アルカリ中和剤の
供給量を調節する。

また、上記バグ反応塔内に設けられたバグフィルタ表面
にはばいじん等によるケーキ層が形成されるが、ケーキ
層による排ガスの圧力損失は適正な値に保たれる必要が
あるため、上記バグ反応塔の圧力損失は差圧計によって
検出され、その信号は逆洗タイマに入力される。同信号
を入力した逆洗タイマは上記圧力損失の大きさに対応し
た時間間隔でパルプに開信号を送り、パルプを開き逆洗
用空気タンタよりバグ反応塔へ空気を送り、同反応塔の
バグフィルタを逆洗する。

上記により、逆洗タイマを設けたことにより、バグ反応
塔の圧力損失は従来に比べ少ない変動範囲とすることが
でき、またバグ反応塔出口の酸性ガスの濃度を検出して
アルカリ中和剤の供給量を制御するためにアルカリ中和
剤の消費量を大幅に節約することができた。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図に示す。

第１図に示す本実施例は、燃焼炉１から酸性の排ガスが
供給されその内部で排ガス中にアルカリ中和剤供給装置
３よりアルカリ中和剤と特殊反応助剤供給装置４より特
殊反応助剤が噴射される粉体噴射部２、および同噴射部
２より配管１４を介して上記アルカリ中和剤と特殊反応
助剤が添加された排ガスが供給され排出管１５に除塵さ
れた排ガスを排出するバグ反応塔５を備え九排ガス処理
装置において、配管１４と排出管１５０間に接続され九
バグ反応差圧計１０、逆洗用空気タンタ１１と上記バグ
反応塔５内に設けられた逆洗ライン１３の間に接続され
た逆洗用パルプ１１　ａ％上記バグ反応差圧計１０より
差圧信号を入力し同差圧に対応した時間間隔で逆洗用パ
ルプ１１ａＫ開信号を送る逆洗タイマ１２、上記排出管
１５にそれぞれ接続された塩化水素濃度計６と亜硫酸ガ
ス濃度計７、上記アルカリ中和剤供給装置３と上記粉体
噴射部２の間に接続されたアルカリ中和剤供給テーブル
フィーダ９、および上記塩化水素濃度計６と亜硫酸ガス
濃度計７よりそれぞれ濃度信号を入力し上記アルカリ中
和剤供給テーブルフィーダ９に制御信号を送る演算器８
を備えている。

上記において、燃焼炉１から排出された排ガスは粉体噴
射部２に送られる。同噴射部２内にはアルカリ中和剤供
給装置３と特殊反応助剤供給装置４よりそれぞれアルカ
リ中和剤と特殊反応助剤が供給され、上記排ガス中の塩
化水素及び亜硫酸ガス等の酸性ガスが上記アルカリ中和
剤と反応しながら後流へと流れ、バグ反応塔５へ到達す
る。同バグ反応塔５では、内部に設けられたバグフィル
タ−表面に燃焼ばいじん、アルカリ中和剤、中和生成物
及び特殊反応助剤が堆積し、徐々にケーキ層を形成して
いく。このケーキ層を排ガスが貫通するとき、更に塩化
水素と亜硫酸ガスとの中和反応が進行する。

上記バグフィルタを通過した排ガスは、バグ反応塔５よ
り排出管１５に排出されるが、同排出管１５より排出さ
れた排ガスは、塩化水素及び亜硫酸ガス濃度がそれぞれ
塩化水素濃度計６と亜硫酸濃度計７により連続計測され
、その信号が演算器８へ送られ、同演算器８は必要な回
転数を演算してアルカリ中和剤供給テーブルフィーダ９
０回転数を制御し、アルカリ中和剤の供給量を調節する
。

上記アルカリ中和剤供給テーブルフィーダ９０回転数と
中和剤の供給量の間には第２図に示す比例関係があり、
上記フィーダ９の回転数ｆは排出管１５＆Ｃおける塩化
水素及び亜硫酸ガスの濃度Ｃとの間に次式に示す関係が
ある。

ｆ＝ＫＣＱ こ＼で　Ｋ；定数　　　Ｑ；排ガス量 その丸め、上記フィーダ９の回転数制御は、第３図の制
御フローチャートに示すように排出管１５に設けた塩化
水素濃度計６と亜硫酸ガス濃度計７が検出した検出濃度
を設定値濃度と比較して行っており、上記検出濃度に対
して中和剤供給量は第４図に示すように検出濃度が高け
れば供給量を増加する制御が行われる。

また、上記バグ反応塔５内に設けられたバグフィルタ表
面にケーキ層が形成されると圧力損失が上昇するため、
逆洗タイマー１２を作動させて一定の時間間隔毎に逆洗
用空気タンタ１１から空気を逆洗ライン１３へ送り込み
逆洗を行ない、圧力損失の低減を図る。逆洗装置として
ハ、パルスジェットタイプ、リバースタイプ、機械タイ
プがあるが、いづれのタイプも採用でき、原理的には同
じ制御を行うことができる。

なお、上記逆洗タイマ１２は、第５図に示すよ５にバグ
反応塔差圧計１０が検出した検出値は設定値と比較され
、第６図に示すように検出値が設定値より高い場合は上
記時間間隔が短縮され、低い場合は延長される。

上記により、逆洗タイマを設けたことにより、バグ反応
塔の圧力損失は第７図に示すように従来に比べ少ない変
動範囲内とすることができ、また、バグ反応塔出口の塩
化水素及び亜硫撤ガス濃度を検出してアルカリ中和剤の
供給量を制御するために第８図に示すようにアへカリ中
和剤の消費量を大幅に節約することができた。

〔発明の効果〕

本発明の制御装置は、バグ反応塔の出口に設けられた酸
性ガス濃度計、同濃度計より信号を入力しアルカリ中和
剤の供給装置に設けられたテーブルフィーダを制御する
演算器、上記バグ反応塔の圧力損失を検出する差圧計、
および同差圧計より信号を入力し逆洗用パルプを開とす
る時間間隔を制御する逆洗タイマを備えたことＫよって
、アルカリ中和剤の消費量を大幅に節減することができ
、またバグ反応塔の圧力損失を従来に比べ少ない変動範
囲とすることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は上記一実
施例に用いるテーブルフィーダの特性図、第３図は上記
一実施例に用いるテーブルフィーダの制御フロー図、第
４図は上記一実施例に用いるテーブルフィーダの作用説
明図、第５図は上記一実施例に用いる逆洗タイマの制御
フロー図、第６図は上記一実施例に用いる逆洗タイマの
作用説明図、第７図は上記一実施例のバグ反応塔と従来
のものとの圧力損失の比較幽、第８図は上記一実施例と
従来のものとのアルカリ中和剤供給量の比較図である。 １・・・燃焼炉、２・・・粉体噴射部、３・・・アルカ
リ中和剤供給装置、４・・・特殊反応助剤供給装置、５
・・・バグ反応塔、６・・・塩化水素濃度計、７・・・
亜硫酸ガス濃度計、８・・・演算器、９・・・アルカリ
中和剤供給テーブルフィーダ、１０・・・バグ反応塔差
圧計、ｌｌ・・・逆洗用！気タンタ、１１ａ・・・逆洗
用パルプ、１２・・・逆洗タイマ、１３・・・逆洗ライ
ン、１４・・・配管、１５・・・排出管。 Ａ２同 力−タ゛の回転濾（ ＪＰ１３民 月４囚 端 闇 県ｑ豐ば Ｊｌ’ＳＳ圀 尼′７Ａ ＰＬ逼時間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 酸性の排ガスが供給され供給装置よりアルカリ中和剤が
   供給される粉体噴射部と同粉体噴射部が接続され除塵さ
   れた排ガスを排出するバグ反応塔を備えた排ガス処理装
   置において、上記バグ反応塔の出口に設けられた酸性ガ
   ス濃度計、同濃度計より信号を入力し上記供給装置と粉
   体噴射部の間に設けられたテーブルフイーダへ制御信号
   を出力する演算器、上記バグ反応塔の入口と出口の間に
   接続された差圧計、同差圧計より信号を入力し逆洗用空
   気タンタと上記バグ反応塔の間に設けられたバルブへ制
   御信号を出力する逆洗タイマを備えたことを特徴とする
   排ガス処理装置の制御装置。