JPH02250089A - エレメント別アウトラインフォントにおける文字発生時の量子化誤差の除去方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、閉鎖された輪郭線からなる点、縦棒、横棒、
ハライ、ハネ等により構成するエレメント（以下、本明
細書でいうエレメントとは、偏、労（つくり）、ハネあ
るいは２本の棒からなる画（かく）を含まない単純な点
状あるいは棒状のもののみをいう）別の文字情報をデジ
タル信号で記憶し、このデジタル信号に基づいて画像表
示装置、あるいは印字装置に文字を組み立てる文字発生
器におけるエレメント別アウトラインフォントの発生方
法に関する。

特に、エレメントを座標点で指示する場合の量子化誤差
を除去するエレメント別アウトラインフォントにおける
文字発生時の量子化誤差の除去方法および装置に関する
。

〔従来の技術〕

第２図は、従来例における点、縦画、横面あるいはハラ
イ等から構成されるアウトラインフォント（以下、偏あ
るいは労等と記載する）の発生装置を示す。

図において、２１は閉ループの輪郭線の偏あるいは労等
からなる文字を記憶する記憶装置、２２はデコーダ兼ア
ドレス装置で、図示されていないキーボードの入力に基
づいた入力コードから、１文字分の偏あるいは労等ごと
にアドレス信号を出力する。

２３は第１変換回路で、前記アドレス信号によって１つ
の偏あるいは帝等を記憶装置２１から呼び出して、第１
変換回路２３に送り、１つの輪郭線からなる偏あるいは
労等に変換する。２４は１文字分バッファメモリで、第
１変換回路２３で変換された少なくとも１つの輪郭線か
らなる偏あるいは労等を記憶する。

さらに、第１変換回路２３は、１つの輪郭線からなる偏
あるいは帝等を１文字分バッファメモリ２４に送ったこ
とをデコーダ兼アドレス装置２２に通知する。この通知
により、デコーダ兼アドレス装置２２は、次の偏あるい
は労等のアドレス信号を出力する。次の偏あるいは労等
のアドレス信号は、前記と同様に、少なくとも１つの輪
郭線からなる偏あるいは労等に換えられて１文字分バッ
ファメモリ２４に送られる。輪郭線からなる偏あるいは
労等の変換を次々と行い、最後に１文字分バッファメモ
リ２４に、輪郭線からなる１文字が格納される。

２５は第２変換回路で、１文字分バッファメモリ２４か
ら出力された輪郭線からなる１文字を、ドツト表示の高
品質文字信号に変換する。

２６は出力装置、たとえば、画像表示装置あるいはプリ
ンタで、前記高品質文字信号を表示あるいは印字する。

このように、輪郭線からなる偏あるいは労等によって文
字を描かせた後に、１文字をドツト信号に変換する場合
と、最初から１文字全てをドツト信号に変換する場合と
を比べると、前者の方が記憶装置２１の記憶容量は少な
くてすむ。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のアウトラインフォントおよびエレメント別アウト
ラインフォントを発生する方法には、高品位のアウトラ
インフォントから低解像度のアウトラインフォントを自
動的に発生させる場合がある。

普通、文字をドツトで表すため量子化する必要がある。

文字を量子化して表そうとすると、四捨五入あるいは丸
め計算の演算誤差が生じて、品質の悪い文字ができる。

品質の悪い文字を修正するために、従来のアウトライン
フォントでは、第３図（イ）図示のごとき斜線の部分を
上に上げなければならない場合がある。この場合、座標
点３ないし６および９ないし１２について全てを移動し
なければならない。

しかし、エレメント別アウトラインフォントでは、第３
図（ロ）図示のごとく、斜線の部分と白地の部分とが別
々であるから、斜線における座標点１′から４′だけを
移動すればよい。

また、高品位のアウトラインフォントから低解像度のア
ウトラインフォントを発生する場合、従来のアウトライ
ンフォントでは、補正できない場合がある。たとえば、
文字サイズ９ポイント、文字品質４８ドツトで第４図図
示の「懸」という文字を作ると、「懸」の左上の「目」
の部分における２本の横棒は、つぶれて真っ黒になる。

このように始めから読めない文字の部分となる「目」は
、「日」に変えた方が、文字としては誤りであっても、
文字の見た目は綺麗である。

しかし、従来のアウトラインフォントでは、第５図図示
のごとく、「目」における横棒を１本削除した後に、中
央に移動して「日」とすることは、非常に困難である。

エレメント別アウトラインフォントの場合には、横棒と
して座標点が記憶されているから、一つの横棒を削除し
て、もう一つの横棒の座標点を移動させた座標点情報と
して記憶しておくことができる。

さらに、高品位のアウトラインフォントから低解像度の
アウトラインフォントを発生する場合の例を第４図の「
馬」という文字で説明する。

「馬」という文字の下にある４点のうち、第４番目の点
が右側と繋がった場合には、第４番目の点を削除した方
がよい。

しかし、従来のアウトラインフォントでは、第４番目の
点だけを単独で削除することはできなかった。これに対
してエレメント別アウトラインフォントでは、単に第４
番目の点を削除した後に、第１ないし第３番目の点を少
し右に移動した座標点情報を記憶しておくことができる
。

以上のように従来のアウトラインフォントにおいては、
偏あるいは労等の一部を削除および移動することができ
なかった。

以上のような問題を解決するために、本発明は、エレメ
ントの削除および移動が簡単にできることに着目したエ
レメント別アウトラインフォントにおける文字発生時の
量子化誤差の除去方法および装置を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

以上のような問題を解決するために、本発明のエレメン
ト別アウトラインフォントにおける文字発生時の量子化
誤差の除去方法は、文字の入力によりアドレスを発生し
、当該アドレスにしたがってエレメント別文字記憶手段
からエレメントごとに出力し、出力されたエレメントの
輪郭線内を塗りつぶした後に、エレメント文字を組み立
てる文字発生方法において、文字に補正情報を持たせ、
当該補正情報を持った文字についてのみ補正されたエレ
メントを出力し、当該補正されたエレメントを基にして
文字を組み立てた後に、文字の輪郭線内を塗りつぶすこ
とを特徴とする。

また、本発明のエレメント別アウトラインフォントにお
ける文字発生時の量子化誤差の除去方法において補正さ
れるエレメントは、文字サイズおよび文字品質にしたが
って選択できることを特徴とする。

また、本発明のエレメント別アウトラインフォントにお
ける文字発生時の量子化誤差の除去装置は、文字の入力
によりアドレスを発生するアドレス発生手段２と、当該
アドレス発生手段２のアドレスにしたがってエレメント
を出力するエレメント別文字記憶手段４と、当該エレメ
ント別文字記憶手段４から出力したエレメントの輪郭線
内を塗りつぶすドツト信号発生手段７と、この塗りつぶ
されたエレメントを文字に組み立てる文字発生装置にお
いて、文字の補正情報を検出する補正情報検出手段３と
、当該補正情報検出手段３のアドレスに基づいて補正さ
れた文字情報を出力する補正情報記憶手段１３とから構
成する。

さらに、本発明のエレメント別アウトラインフォントに
方ける文字発生時の量子化誤差の除去装置は、文字のド
ツト数およびポイント数に基づく補正情報を選択する補
正情報選択手段１２を備えたことを特徴とする特 〔作　　用〕 高品位のアウトラインフォントから低解像度のアウトラ
インフォントを自動的に発生する場合には、エレメント
が混み入った文字は、線あるいは点が連続して見た目が
悪くなる。このような文字には補正情報を予め文字コー
ドと共に持たせてお（。したがって、キーボードにより
このような文字を入力すると、補正情報検出手段がこの
補正情報を検出する。そして、補正情報と文字コードと
により補正情報記憶手段に予め記憶しである補正文字の
１工レメント分の座標点情報を順次出力する。補正する
必要のないエレメントは通常のルートで文字を組み立て
る。

また、同一文字でも、文字サイズあるいは文字品質によ
っては補正する必要がない場合がある。

すなわち、補正情報を予め有する文字でも、文字サイズ
あるいは文字品質の指定によっては、補正することなく
通常のルートで文字を組み立てる。

補正情報を有する文字で、文字サイズあるいは文字品質
の指定によって、補正するか否かは、文字サイズおよび
文字品質に基づく補正情報選択手段において、文字、文
字サイズ、文字品質との関係を示すテーブルから自動的
に選択する。したがって、このテーブルによる補正情報
と文字コードとから補正情報記憶手段に予め記憶しであ
る補正文字の１工レメント分の座標点情報を順次出力す
る。

〔実　施　例〕

第１図は本発明の詳細な説明図である。

図において、１はキーボードで、文字を入力すると所定
の文字コードとなる。２はアドレス発生手段で、キーボ
ード１より文字コードが入力され、文字ごとのアドレス
信号を出力する。３は補正情報検出手段で、画数の多い
文字に付いている補正情報を検出する。補正情報がある
場合には“１″を補正情報がない場合には“０″を文字
コードに付加しておけばよい。４は閉鎖された輪郭線か
らなる点、縦棒、横棒、ハライ、ハネ等により構成する
エレメント別に記憶するエレメント別文字記憶手段で、
前記補正情報検出手段３において補正情報がない場合に
は、前記アドレス発生手段２のアドレス信号に基づいて
、１エレメントごとの座標点情報を出力する。

５は１工レメント分バッファメモリで、前記エレメント
別文字記憶手段４から出力した１エレメントの座標点情
報を記憶する。６は輪郭線判別回路で、前記１工レメン
ト分バッファメモリ５に記憶されている１エレメントの
輪郭線を判別する。

たとえば、走査線と輪郭線が最初に交差した場合には１
”を出力し、次に交差した場合には“０”を出力する。

１エレメントは、閉鎖された輪郭線からなる点、縦棒、
横棒、ハライ、ハネ等のみで構成されているので、輪郭
線の判別が単純ですむ。

７はドツト信号発生手段で、前記輪郭線判別回路６で“
１”が出力してから“０”を出力するまでの間をドツト
信号“１”が発生するようにする。

８は１文字分バッファメモリで、ニレメントラ−つずつ
組み立てることにより、１文字を構成する。すなわち、
１エレメントの座標点情報が１文字分バッファメモリ８
に格納されたことを、エレメント別文字記憶手役４に通
知すると、エレメント別文字記憶手没４は、次のエレメ
ントの座標点情報を１工レメント分バッファメモリ５に
送り、ドツト信号化する。

これを繰り返すことにより１文字を構成する。

そして、１文字分バッファメモリ８では、１文字を構成
するエレメントに重なり部が生じた場合に、その部分の
論理和を取ることができる論理和回路９を備えている。

１０は文字出力手段で、たとえば、画像表示装置に文字
を表示するか、あるいはプリンタにより文字を印字する
。

次に、前記補正情報検出手段３で文字コードの補正情報
を検出した場合について説明する。

１１は文字サイズおよび文字品質設定手段で、文字を構
成するドツト数および文字のポイント数を設定すること
ができる。この文字サイズおよび文字品質設定手段１１
は、キーボード１と兼用することもできる。１２は文字
サイズおよび文字品質に基づく補正情報選択手段で、設
定されている文字サイズおよび文字品質において、補正
情報があるか否かを検出する。もし、補正情報がなけれ
ば、前記エレメント別文字記憶手段４に戻り、前記と同
じ処理になる。補正情報がある場合には、補正情報記憶
手段１３に記憶されている補正文字とするための座標点
情報を出力する。たとえば、「懸」という文字がキーボ
ードにより入力され、この文字に補正情報があるとする
と、「目」の部分の横棒を一つ削除し、残りの横棒を移
動した座標点情報が１工レメント分バッファメモリ１４
に入力される。

このように最初補正情報がありながら、さらに補正情報
を選択するのは、文字サイズが９ポイントと１２ポイン
ト、または文字品質が２４ドツトと４８ドツトとでは文
字のエレメントの混み方等の条件が異なるからである。

すなわち、補正情報を有する文字に対する文字の各サイ
ズおよび文字のドツト数とをテーブルにして、補正する
必要がある条件のときのみ、その文字の文字サイズと文
字ドツト数に基づく補正情報を出力する。

前記補正情報により補正情報記憶手段１３は、前記補正
されたエレメントの座標点情報を１工レメント分バッフ
ァメモリ１４に出力する。１工レメント分バッファメモ
リ１４の補正された座標点情報は、輪郭線判別回路６に
入り、前述と同じ処理が行われる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来のように偏あるいは労を単位とし
て文字を構成せずに、エレメントによって文字を構成す
るので、文字を記憶するだめの記憶容量が少なくてすむ
。

また、低解像度の文字を発生させる場合には、文字の一
部が黒くつぶれたり、あるいは輪郭線が連続して、見た
目が悪くなる文字に、補正情報を付加して見た目のよい
文字にすることができる。

さらに、補正すべき情報は、文字サイズあるいは文字品
質の選択により必要に応じて設けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明図、第２図は従来例におけ
るアウトラインフォント発生装置説明図、第３図は座標
点移動の説明図、第４図および第５図は文字の補正側説
明図である。 １・・・キーボード ２・・・アドレス発生手段 ３・・・補正情報検出手段 ４・・・エレメント別文字記憶手段 ５・・・１工レメント分バッファメモリ６・・・輪郭線
判別回路 ７・・・ドツト信号発生手段 ８・・・１文字分バッファメモリ ９・・・論理和回路 １０・・・文字出力手段 １１・・・文字サイズおよび文字品質設定手段１２・・
・文字サイズおよび文字品質に基づく補正情報選択手段 １３・・・補正情報記憶手段 １４・・・１エレメント分バッファメモリ従来例におけ
るアウトラインフォント発生装置説明図第２図 （イ） （ロ） 通常のアウトラインフォント エレメント別アウトラインフォント 座標点移動の説明図 第８図 第４図 第５図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）文字の入力によりアドレスを発生し、当該アドレ
   スにしたがってエレメント別記憶手段からエレメントご
   とに出力し、出力されたエレメントの輪郭線内を塗りつ
   ぶした後に、エレメント文字を組み立てる文字発生方法
   において、 文字コードに補正情報を持たせ、当該補正情報を持った
   文字についてのみ補正されたエレメントを出力し、当該
   補正されたエレメントを基にして文字を組み立てた後に
   、文字の輪郭線内を塗りつぶすことを特徴とする、 エレメント別アウトラインフォントにおける文字発生時
   の量子化誤差の除去方法。
2. （２）前記補正されたエレメントは、文字サイズおよび
   文字品質にしたがって選択できることを特徴とする請求
   項１記載のエレメント別アウトラインフォントにおける
   文字発生時の量子化誤差の除去方法。
3. （３）文字の入力によりアドレスを発生するアドレス発
   生手段と、当該アドレス発生手段のアドレスにしたがっ
   てエレメントを出力するエレメント別文字記憶手段と、
   当該エレメント別文字記憶手段から出力したエレメント
   の輪郭線内を塗りつぶすドット信号発生手段と、この塗
   りつぶされたエレメントを文字に組み立てる文字発生装
   置において、 文字の補正情報を検出する補正情報検出手段と、当該補
   正情報検出手段のアドレスに基づいて補正されたエレメ
   ントの座標点情報を出力する補正情報記憶手段と、 を備えたことを特徴とするエレメント別アウトラインフ
   ォントにおける文字発生時の量子化誤差の除去装置。
4. （４）文字のドット数およびポイント数に基づく補正情
   報を選択する補正情報選択手段を備えたことを特徴とす
   る請求項３記載のエレメント別アウトラインフォントに
   おける文字発生時の量子化誤差の除去装置。