JPH02244139A - 節水効率の優れた自動現像装置及び該装置を用いたハロゲン化銀黒白感光材料の処理方法 - Google Patents

節水効率の優れた自動現像装置及び該装置を用いたハロゲン化銀黒白感光材料の処理方法

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JPH02244139A
JPH02244139A JP6544089A JP6544089A JPH02244139A JP H02244139 A JPH02244139 A JP H02244139A JP 6544089 A JP6544089 A JP 6544089A JP 6544089 A JP6544089 A JP 6544089A JP H02244139 A JPH02244139 A JP H02244139A
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washing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀黒白感光材料用自動現像装置に関
し、更に詳しくは水洗水の再生利用を可能にし節水効率
に優れた自動現像装置及び該自動現像装置を用いたハロ
ゲン化銀黒白感光材料の処理方法に関するものである。
[従来の技術] 現在、ハロゲン化銀感光材料の現像処理は自動現像機を
用いて行われるのが一般的であるが、このような自動現
像機は通常、現像、定着、水洗、乾燥の各工程からなっ
ており、現像及び定着処理を終えた感光材料は水洗工程
において材料中に含まれる前工程の処理液成分、特に定
着液成分を水洗除去される。この水洗が不十分である場
合、特に黒白ハロゲン化銀感光材料においては材料中の
残留定着液成分に起因する画像の経時劣化等の性能上の
問題が生じてくる。従って、感光材料中の残留定着液成
分を十分に除去するため十分な水洗が行われる必要があ
るが、自動現像機中の水洗槽に収容される水洗水量では
上記の如き充分な水洗は不可能であった。このため、水
洗処理時には水道水を常時供給し、オーバーフローする
水洗水はそのまま上下水道へ排水する方法がとられるの
が現状であった。
上記の如き状況において、近年、省資源及び生産コスト
低減の観点から自動現像機の水洗時における節水要求が
強まってきており、これに伴う技術改善要求も高まって
いる。即ち、都市部における地盤法下等の問題、下水処
理設備の立ち遅れに対する設備投資等による上下水道料
金の上昇、また、特定地域における夏場の特異的気象状
況に起因する断水等に対処するための水洗水節約に関す
る要求は、近年の製版所での処理歯の増大及び排水総量
規制の問題と相まって益々強まってきている。
このような節水要求に対して、従来例えば水洗処理を向
流水洗法にて行ったり、水洗処理の代わりに薬品処理を
行う無水洗・無配管システム等が提案され、これらの方
法は実際にカラー処理プロセスにおいては既に実用化さ
れている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、現在の黒白ハロゲン化銀感光材料用、特
に印刷製版用自動用像装置は通常、現像、定着、水洗の
各工程が各々1槽ずっで構成されているにもかかわらず
比較的大型であり、上記の如き向流水洗法又は無水洗・
無配管システムを該自動現像装置に適用することは、処
理槽の増大等装置の更なる大型化を招く。この結果、処
理ライン長が長くなり、感光材料の処理時間が長くなる
という、近年の大量処理に伴う処理の迅速化の観点から
は全く逆行する方向にあり、実用化が困難であった。更
に、上記のような装置において処理の迅速化をはかろう
とした場合、処理ライン速度を更に増大させる必要があ
るが、このような場合、感光材料に与える物理的負担が
大きくなり、例えば感光材料の膜面のキズ、はがれ等、
または摩擦による感光材料の帯電等の問題点が生じてく
る。
従って、本発明の第1の目的は水洗水の再生利用を可能
にし、その結果節水効率の改善された自動現像装置及び
該装置を用いたハロゲン化銀黒白感光材料の処理方法を
提供することにある。
また、本発明の第2の目的はコンパクトでありかつメン
テナンスやコスト面の改善された節水効率の優れた自動
現像装置を提供することにある。
更に本発明の第3の目的は水洗時におけるハロゲン化銀
黒白感光材料の残留定着液成分の増大を防ぎ、優れた画
像特性を与える自動現像装置及び処理方法を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は上記の如き問題点に鑑みて鋭意研究の結果
、本発明の上記目的は、少なくとも、現像部、定着部及
び水洗部からなるハロゲン化銀黒白感光材料用自動現像
装置において、前記水洗部が少なくとも、 感光材料を水洗する水洗手段と、 該水洗手段から排出された使用済水洗水を含む水を、前
記水洗手段に供給される水洗水として一時溜めておく貯
水手段と、 該使用済水洗水を再生する少なくとも一つの再生手段と
、 該水洗手段内の水洗水と貯水手段内の水洗水を前記水洗
手段と貯水手段との間で循環させる循環手段と を有することを特徴とする上記ハロゲン化銀黒白感光材
料帛自動現像装置及び該自動現像装置を用いて処理する
ことを特徴とするハロゲン化銀黒白感光材料の処理方法
を提供することによって達成されることを見出した。
以下に、本発明の自動現像@置を口面に基づいて説明す
る。
第1図は、本発明の自動現像装置の水洗部の一例を模式
的に示す概略図である。第1図によれば、本発明の現像
装置の水洗部は、感光材料を処理する水洗槽1と、水洗
槽1に補充するための水洗水及び上記補充により水洗槽
1からオーバーフローする水洗水を溜めておく水洗槽1
の近傍に設けられた貯水槽2と、貯水槽2から水洗槽1
に水洗水の補充を行い、水洗槽1からのオーバーフロー
水を貯水槽2へ送液する循環手段3と、例えば貯水槽2
から水洗槽1への経路の途中に設けられたフィルター4
等の再生手段とから基本的になっている。
即ち、現像処理開始時に水洗槽1及び貯水槽2を未使用
の水洗水で満たした後、現像及び定着処理済の感光材料
を水洗槽1にて水洗処理し、この感材処理量に応じて貯
水槽2から自動的に水洗水が補充され、この結果水洗槽
1からオーバーフローした使用済水洗水は、従来の如く
そのまま排水されることなく貯水槽2に送られ一時貯水
される。
処理量が増大するにつれ、この循環を繰り返すことによ
り水洗槽1内及び貯水槽2内の水洗水が感光材料による
持ち込み定着液成分又は染料、色素、界面活性剤、ゼラ
チン等の感光材料からの溶出成分によって汚染され、こ
の結果水洗効率が低下し水洗後の感光材料の仕上りに悪
影響を与えるようになる。これを防止するため例えば貯
水槽2から水洗槽1への経路の間、又は水洗槽1から貯
水槽2への経路の間に再生手段としてフィルター4を設
けて、水洗水から感光材料に悪影響を及ぼす成分、特に
チオ硫酸イオンまたは水垢、カビ等を取り除き水洗水の
再生処理を行う。このようなフィルターとしては、吸着
フィルターがあり、吸着剤成分をフィルター繊維に付着
させたものが用いられる。
フィルター!雑の素材としては耐熱性、耐薬品性の点か
ら炭素U!維、アラミド繊維、テフロン樹脂all、麻
、ガラス!&!雑、ポリエチレンフオーム、ポリプロピ
レンフオーム等が好ましく用いられる。
また、特開昭60−263151号公報明m1llに接
触物質として記載のものも使用することができる。
また、吸着剤として粉体をカートリッジ形状にして充填
ユニットに充填させてこれに水を通過させる方式として
用いることも好ましい。
ここでいう吸着剤としては、酸、アルカリ型吸着剤とし
て酸化ケイ素、マグネシウムの混合体を微粉体化したも
の、活性炭微粉末に活性化を目的として例えばニッケル
、カルシウム、マグネシウム、スズ、鉄、アルミニウム
等の金属微粒子を混合したものなどが挙げられる。また
ゼオライトのような天然石で網目状の細孔をもつもの、
また合成ゼオライト一般及びシリカ−アルミナ系の吸着
剤なども好ましく、特に天然ゼオライトや合成ゼオライ
トに上記金属微粒子を担持させることで活性化させ、ま
た吸着面積を増大させて吸着剤として能力を上げたもの
も好ましく用いられる。
吸着剤としては具体的に阿波製紙■キョーワードシリー
ズ、キジ−ワード4001キヨーワード600、又はポ
リプロピレン長1111!不織布“などが市販品として
挙げられる。
上記フィルターは例えばゼラチン等のゲル化物による目
詰り等を防ぎそのライフタイムを延長させるため、例え
ば活性炭5ilIK等からなるシート状フィルターを組
合わせて用いることができ、この結果フィルター交換寿
命を延ばすことも可能である。
また、再生手段として別に、酸化剤供給槽を含む酸化剤
供給手段を設は適時酸化剤を貯水槽2に供給することに
より、水洗水を再生することもできる。
このような酸化剤としては、金属または非金属の酸化物
、酸化物酸系酸またはその塩、過酸化物、有機の酸系を
含む化合物等が挙げられるが、貯水槽内の使用済水洗水
中に持ち込まれた定着液成分を分解することを主に目的
としている点から上記酸系酸としては硫酸、亜硝酸、硝
酸、次亜塩素酸等が好ましく、過酸化物としては過酸化
水素水、フェントン試薬等が好ましく用いられる。また
、オゾンも好ましく用いられる。
これらの酸化剤は、水等で希釈して、貯水槽2に隣接さ
せて配置された酸化剤供給槽から貯水槽2に添加される
が、通常は該供給槽から必要に応じ一定量ずつ自動的に
添加され、好ましくは数時間に1度位の割合で供給用弁
を開き自動落下させる形で貯水槽2に添加される。添加
mは、感光材料の種類、処理量、処理液の種類等により
任意に選択することができるが、もち込まれる定着液成
分に相関すると考えられることから、前述したようなタ
イマー設定によって数時間単位で必要mを自動的に添加
するような方式においては、もち込まれる定着液中のチ
オi酸イオンに対して1/2モル〜数倍当量モル範囲で
、特に1/2モル〜当モル量の範囲で添加されることが
好ましい。また実際にはもち込まれる定着液成分そのも
のは処理感材mに比例するため、処理感材量によって添
加mを決定することも可能である。また、貯水槽2には
再生を効率よく行なうため、公知の撹拌手段を有するこ
とができる。
本発明においては、上記径々の再生手段を各々1種選択
して用いても良いし2種以上組み合わせて用いてもよい
本発明の自動現像装置の水洗手段としては、従来公知の
種々の水洗槽及び水洗方法を用いることが出来る。また
、本分野で公知の種々の添加剤を含有する水を水洗水と
して用いることができる。
とりわけ防黴手段を施した水洗水が貯水槽内に停滞され
る水中における水垢の発生防止のために有効に用いられ
る。
このような防黴手段としては、特開昭60−26393
9号に記された紫外線照射法、同60−263940号
に記された磁場を用いる方法、同61−131632号
に記されたイオン交換樹脂を用いて純水にする方法、特
願昭60−253807@、同60−295894号、
同61−63030号、同61−51396号に記載の
防菌剤を用いる方法等を用いることができる。
更には、L、 E、 West  ”Water  Q
ualityCriteria″Photo  Sci
&Eno、 Vol、9  No。
6 (1965)、N、W、3each″M 1cro
bioloc+icalGrowths in Mot
ion−Picture  Processing”S
MPTE  JOtlrnal  VOl、85 、 
(1976)、 R。
Q、Qeegan 、  “Photo  Proce
ssinaWashWater  31ocides″
J 、I Ilaging  T ecll。
Vol、10 、 No、6 (1984)及び特開昭
57−8542号、同57−58143号、同 58−
105145号、同 57−132146号、同5g−
18631号、同57−97530号、同57−157
244号などに記載されている防菌剤、防パイ剤、界面
活性剤などを併用することもできる。
更ニ水洗水ニハ、R,T、 Krein+an著 J。
I glage、 Tech 10. (6) 242
 (1984)に記載されたイソチアゾリン系化合物、
RESEARCHDISCLO3IIRE第205巻、
I tea 2052B  (1981年、5月号)に
記載されたイソチアゾリン系化合物、同第228巻、I
 tea 22845  (1983年、4月号)に記
載されタイツチアゾリン系化合物、特願昭61−513
96号に記載された化合物、などを防菌剤(Micro
biocide )として併用することもできる。
更に防パイ剤の具体例としては、フェノール、4−クロ
ロフェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾール、
0−フェニルフェノール、クロロフェン、ジクロロフェ
ン、ホルムアルデヒド、ゲルタールアルデヒド、クロル
アセ1〜アミド、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、2
−(4−チアゾリン)−ベンゾイミダゾール、ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメチ
ルアンモニウム−クロライド、N−(フルオロジクロロ
メチルチオ)−フタルイミド、2,4.4’トリクロロ
−2′−ハイドロオキシジフェニルエーテルなどが挙げ
られる。
また、種々撹拌を行いながら処理する方法、水洗促進剤
の使用、感光材料の処理面積に応じた水洗水供給、水洗
槽へのキャリーオーバー減少を目的とし々スクイズの使
用等の方法も組み合わせて使用することができる。
本発明における貯水槽2は水垢防止及び腐食等の観点か
らタンクの材質として塩化ビニルに防菌剤等を含有させ
たり、またタンクの内側をナイロン加工する等の方法で
加工を施してもよい。
本発明における循環手段としては、貯水槽2から水洗槽
1への水洗水の補充には例えば、感光材料を自動現像機
に挿入する際にセンサーにより検知し、これにより自動
的に貯水槽2から水洗槽1へ水洗水が供給され、感光材
料を検知していない時は水洗水の供給が停止されるとい
う電磁弁設計を用いてもよい。この際、ポンプにより水
洗水を強制移送することが好ましく、補充水洗水mとし
ては、処理感材面積1fあたり10〜30Qが好ましく
、15〜252が更に好ましい。また、上記補充により
水洗槽1からオーバーフローした水洗水はそのまま、貯
水槽2に接続された配管を通して貯水槽2に送られ一時
溜められる。
以上に述べた如く、本発明におけるように貯水槽を設け
ることにより水洗水を循環使用し、更に該水洗水を再生
利用することにより節水効率を増大させるという考え方
は本発明者等が鋭意研究の結果初めて見出したものであ
り従来技術には全く見られないものである。
本発明の自動現像装置に適用しうるハロゲン化銀感光材
料は黒白感光材料であり、特に黒白ネガフィルム、黒白
反転フィルム、Xレイフィルム、複写用フィルム、印刷
用フィルム、グラビアフィルム等が挙げられる。
また、本発明の自動現像装置の現像部、定着部、乾燥部
については従来公知の種々の方式全てもちいることがで
きる。
本発明に適用される黒白現像液には現像主薬としてジヒ
ドロキシベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン
類の組合せが好ましく用いられる。
勿論この他にp−アミンフェノール系現像主薬を含んで
もよい。
本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としては
ハイドロキノン、りoOハイドロキノン、ブロムハイド
ロキノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイド
ロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノン、2.5−
ジクロロハイドロキノン、2.3−ジブロムハイドロキ
ノン、2.5−ジメチルハイドロキノンなどがあるが特
にハイドロキノンが好ましい。
1−フェニル−3−ピラゾリドン又はその誘導体の現像
主薬としては1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキ
シメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−
ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなどがある。
p−アミノフェノール系現像主薬としてはN−メチルー
p−アミノフェノール、p−アミノフェノール、N−(
β−ヒドロキシエチル)−〇−アミノフェノール、N−
(4−ヒドロキシフェニル)グリジン、2−メチル−p
−アミノフェノール、p−ベンジルアミノフェノール等
があるが、N−メチル−p−アミノフェノールが好まし
い。
現像主薬は通常0.01モル/l〜1.2モル/込の量
で用いられるのが好ましい。
本発明に用いる現像液のpHはつから13の範囲のもの
が好ましい。更に好ましくはpH10から12の範囲で
ある。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭俵ナト・リウム、炭酸カリウ
ム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如き
pH:1節剤を含む。
特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、特開昭60−
93439号(例えば、サッカロース、アセトオキシム
、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの緩
衝剤を用いてもよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモ
ニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、
ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどの亜硫酸塩:
臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現
像抑制剤:エチレングリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミド、メ
チルセロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、
メタノールの如き有機溶剤−1−フェニル−5−メルカ
プトテトラゾール、2−メルカブトベフッイミダゾール
−5−スルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物
、5−ニトロインダゾール等のインダゾール系化合物、
5−メチルベンツトリアゾール等のペンツトリアゾール
系化合物などのカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要
に応じて色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特
開昭56−106244号記載のアミノ化合物などを含
んでもよい。
本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開昭
56−24347号に記載の化合物を用いることもでき
る。
本発明に用いる現象液には、特開昭56−106244
号に記載のアルカノールアミンなどのアミノ化合物を用
いることができる。
この他り、F、A、メソン著「フォトグラフィック・ブ
ロセシン・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊(1
966年)の226〜229頁、米国特許節2.193
.015号、同2,592,364号、特開昭48−6
4933号などに記載のものを用いてもよい。
本発明に用いられる定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液で
あり、DH3,8以上、好ましくは4.2〜5.5を有
する。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイオンと
を必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ硫
酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適宜
変えることができ、一般には約0.1〜約6モル/2で
ある、定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニ
ウム塩を含んでも良く、それらには、例えば塩化アルミ
ニウム、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれらの導体を
単独で、あるいは2種以上、併用することができる。こ
れらの化合物に定着液11につきo、 oosモル以上
含むものが有効で、特に0.01モル/2〜0503モ
ル/lが特に有効である。
具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウ
ム、酒石酸カリウムナトリウム、クエン酸、クエン酸ナ
トリウム、クエン酸カリウム、クエン酸リチウム、クエ
ン酸アンモニウムなどがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜
硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硝酸)、’p8
調整剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキレート剤や
特願昭60−213562号記載の化合物を含むことが
できる。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を述べる。
〈実施例1〉 以下のような実験条件にて行なった。
自動現像機・・・印刷フィルム・ペーパー用処理機器コ
ニカオートマチックプロセッサー R−27 現像液・・・コニカデイベロツバ−タイプ651に定着
液・・・コニカフィクサータイブ851処理感材・・・
コニカクリアライトコンタクトフィルムCR)(、CR
HE (以上コニカ■製) コニカクリアライトコンタクトフィルムは、大日本スク
リーン■製 製版用プリンターP −607(光源:超
高圧水銀灯URT−CHM−1000)にて露光、黒化
率的50%の大全紙サイズ508×610a+sのもの
を使用した。
まずコニカオートマチックプロセッサーGR−27(以
下、GR−27と記す)への水道からの供給弁を断ち、
約502の容積の塩化ビニル製貯水槽に接続し、該貯水
槽には40Ilの水を入れGR−27の水洗槽にも22
2の水洗水を入れ合計622の水が循環される状態にし
た。この状態で前述のCRH,CRHEを連続処理した
。連続処理の結果、60枚処理時点位から循環水に泡が
発生しはじめた。更に処理凶が100枚をこえた時点位
からゴミ混入や泡が目立ちはじめた。また大全処理40
枚、65枚、85枚、105枚、135枚、150枚、
 110枚、 200枚、 235枚、 270枚、 
300枚の各処理時点におけるCRH,CRHE中の残
留ハイポのレベルをチエツクし、その結果を表1に示す
残留ハイポ測定は、以下のような測定方法で行った。
く残留ハイポ測定方法〉 処理済フィルムの最小濃度部分(カブリの部分)に下記
検出液1滴を落し、そのまま3分間放置する。滴下液を
吸取紙(i11紙)で吸い取り、そのまま放置乾燥する
。検出液で汚染した部分の透過濃度(D)をブルーフイ
ルターを介した濃度計にて測定し、また検出液を滴下し
ない部分のカブリの濃度(Do )を同様に測定し、D
−Doを求め残留ハイポの正味汚染濃度とする。この正
味汚染濃度を検最線にて確認しハイポ濃度を読みとる。
検出液 純水               750cc28%
酢酸(3: 8 )          125cc硝
酸銀              7.5g純水仕上 
            1000ccこれを褐色保存
版にて保存し、3ケ月内に調液されたものを使用する。
次に全く同様の実験を貯水槽から水洗槽への循環のため
の配管径路途中にキジ−ワード600吸1着剤(同波製
紙■製)をフィルターエレメントとして、ポリプロピレ
ン繊維に付着させ、円筒型に折り込みカートリッジ形状
に加工して形成したフィルターを介在させて行なった。
上記の如きフィルターはそのライフタイムを延長させる
ために活性炭amをシート状にして上記カートリッジの
上部に組合わせとりつけて用いる。連続処理途中の感材
について同様に残留ハイポ値を測定した結果を表1に示
す。
表1 このようにフィルターを介しない場合、残留ハイポ値は
連続処理150枚位までは0.05Mf位であるがそれ
以上になると処理感材量に応じて水の汚染度の影響を受
けて残留ハイポ値が上昇していく。一方、フィルターを
介在させた場合、大金サイズ270枚を連続処理しても
写真保存性としてANS I (1985)に規格され
ている記録用フィルムとして保存されたときの中期〜長
期保存に耐えられる残留ハイポの値0.05〜0.10
0 Q/fのレベルよりもその値は下回っており、十分
その画質は保証できると判断される。またフィルターを
介在させていない、すなわち本発明の再生手段を有しな
い循環方式では発生した泡やゴミの浮遊等もフィルター
を介在させることにより全く見られずその水質は目視で
は泡や臭いもない状態であった。
〈実施例2〉 実施例1の装置において、水洗槽と貯水槽の間の循環径
路のフィルターを除き、6%の希釈過酸化水素水を入れ
た酸化剤供給槽を設けて貯水槽に供給可能にした以外は
実施例1と同様の装置を用いて実施例2を行なった。
処理条件としては、実施例1と同様、大金サイズのコニ
カクリアライトコンタクトフィルムCRHとCRHE 
(コニカ@lJ)を用い、1時間当たり30枚ずつ連続
処理した。
6%過酸化水素水は酸化剤供給槽からタイマー設定で1
時間に3Qccずつ自動添加されるようにした。30枚
目毎の感光材料について残留ハイポ値を測定した結果を
表−2に示す。
表2 表2より明らかなように大金サイズを270枚処理して
も本発明の装置を用いたものは、残留ハイポのレベルが
ANS I規格値よりも低くその画質は十分保証できる
ものである。
〈実施例3〉 実施例1と同様貯水槽と水洗槽の間に実施例1と同様の
フィルターを介在させ、水洗水を4ffi/1nの流量
で循環させた。また実施例2と同様に設けられた酸化剤
供給槽から6%過酸化水素希釈水をタイマー設定で30
 CC/時の割合で添加した。
実施例2と同様にCRHを30枚ずつ処理して30枚毎
の残留ハイポ値を測定した。その結果を表3に示す。
表3 表3の結果から明らかなように酸化剤とフィルターの2
つの手段によって使用済水洗水を再生処理した場合、よ
り本発明の効果が発揮される。
また実施例1〜実施例3においては大全210枚の処理
枚数について実施したが、処理感材の残留ハイポ値とし
て規格以下であれば画質の経時保証という点からは更に
処理量を増加することが可能であると考えられる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明により水洗水を循環
し更に再生することにより、節水効率が大幅に改善され
、例えば水洗水を51/分で垂れ流しながら使用してい
るユーザーに対しては処理感材量により多少の差はある
ものの、40乃至60分の1程度迄節水を可能にするこ
とが出来る。
また本発明により、コンパクトであり、かつメンテナン
スやコスト面で改善された、節水効率の優れた自動現像
装置を提供することが出来る。
更に本発明の自動現像装置により、ハロゲン化銀黒白感
光材料の残留定着液成分の増大を防止し、優れた画像特
性を与える処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の自動現像装置の水洗部の一例を模式
的に示す概略図である。 1・・・水洗槽      2・・・貯水槽3・・・循
環手段     4・・・フィルター5・・・排水管

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも、現像部、定着部及び水洗部からなる
    ハロゲン化銀黒白感光材料用自動現像装置において、前
    記水洗部が少なくとも、 感光材料を水洗する水洗手段と、 該水洗手段から排出された使用済水洗水を含む水を、前
    記水洗手段に供給される水洗水として一時溜めておく貯
    水手段と、 該使用済水洗水を再生する少なくとも一つの再生手段と
    、 該水洗手段内の水洗水と貯水手段内の水洗水を前記水洗
    手段と貯水手段との間で循環させる循環手段と を有することを特徴とする上記ハロゲン化銀黒白感光材
    料用自動現像装置。 (2)再生手段が水洗手段と貯水手段との間に設けられ
    たフィルターである請求項(1)記載の自動現像装置。 (3)再生手段が酸化剤を貯水手段に供給する酸化剤供
    給手段からなる請求項(1)記載の自動現像装置。 (4)再生手段が水洗手段と貯水手段との間に設けられ
    たフィルター及び酸化剤を貯水手段に供給する酸化剤供
    給手段からなる請求項(1)記載の自動現像装置。 (5)酸化剤が過酸化水素である請求項(3)または(
    4)記載の自動現像装置。 (6)ハロゲン化銀黒白感光材料を請求項 (1)、(2)、(3)または(4)記載の自動現像装
    置を用いて処理することを特徴とするハロゲン化銀黒白
    感光材料の処理方法。
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JPH02230145A (ja) * 1988-11-14 1990-09-12 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料処理装置

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