JPH0223491A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、帳票に特定な帳票識別情報に対応する読取制
御情報に基づいて、読取帳票を走査して得られる帳票イ
メージから文字認識処理を行なう光学的文字読取装置に
関する。

（従来の技術） 光学的文字読取装置（ＯＣＲ）は、読取対象となる帳票
を光学的に走査することによって得られた帳票イメージ
をシートバッファに展開し、この帳票イメージから読取
制御情報に基づいて１文字毎の文字パターンの切出しを
行ない、この文字パターンについて文字認識処理を行な
うものである。

文字認識処理を行なうための読取制御情報は、フォーマ
ットコントロール情報（以下、ＦＣ情報と称す）と呼ば
れている。このＦＣ情報は、読取処理が行なわれる帳票
のサイズ、読取フィールドの位置、記録される文字のフ
ォント、文字種、文字ピッチ等を示す情報が含まれてい
る。

このようなＦＣ情報は、一般に読取フォーマットが異な
る帳票毎に特定なものとなっている。このため、予め記
憶されているＦＣ情報を、読取対象の帳票に対応づける
ために、各帳票に帳票識別情報（以下、ＩＤ情報と称す
る）が記録されている。

このＩＤ情報は、第４図に示すように、例えば読取帳票
１上の左上に設けられたＩＤフィールド５内に、通常数
桁の数字によって記録される。このＩＤ情報は、帳票１
を識別するための重要なデータであるので、リジェクト
や誤読が発生しにくい数字が一般に用いられている。

帳票１の文字認識処理を行なう場合、まず、帳票１が光
学的文字読取装置の搬送機構部にセットされる。帳票ｌ
は、搬送機構部により走査機構部まで搬送されて、この
走査機構部によって光学的に走査される。走査機構部に
より走査されて得られる帳票イメージはシートバッファ
に格納される。

帳票に記録された文字の認識を行なう認識処理部は、帳
票イメージからＩＤ情報読取のためのＦＣ情報に基づい
てＩＤ情報の認識処理を行なう。こうして得られたＩＤ
情報に基づいて、帳票に記録された文字の認識処理を行
なうためのＦＣ情報が選択される。認識処理部は、ＩＤ
フィールド５以下の読取フィールド内に記録された文字
に対する文字認識処理を、選択されたＦＣ情報に基づい
て行なう。

ところで、読取対象の帳票には、内容的に複数の読取ブ
ロックに分類されるものがある。例えば、複数の小帳票
により構成されたものがある。このような帳票は、１枚
の帳票の読取処理を行なうことによって、まとめて複数
の小帳票の読取を行なうことができるため効率的な処理
方法となる。

しかしながら、このような複数の小帳票によって構成さ
れた帳票において、一部の小帳票に読取対象とする位置
等を示す読取フォーマットの変更があった場合、変更の
ない小帳票を含めた帳票全体のＦＣ情報を改めて設定し
直さなければならない。

（発明が解決しようとする課題） このように、例えば複数の小帳票により構成された帳票
において、一部の小帳票に読取フォーマットの変更があ
る場合には、帳票全体のＦＣ情報を再設定しなければな
らないため、非常に手間がかかり、作業の効率を低下さ
せていた。

本発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、帳票
に部分的な読取フォーマットの変更がある場合でありで
も、容易にＦＣ情報を再設定することによって作業効率
を向上させることが可能な光学的文字読取装置を提供す
ることを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、読取対象の帳票を光学的に走査することによ
って得られた帳票イメージを帳票イメージ格納手段に格
納し、このイメージ格納手段により格納された帳票イメ
ージから帳票に特定な帳票識別情報を認識し、この帳票
識別情報に対応する読取制御情報に基づいて読取帳票の
文字認識処理を行なう光学的文字読取装置において、複
数の読取ブロックにより構成されて各読取ブロックのそ
れぞれに対応する複数の帳票識別情報が記録されている
帳票から、各読取ブロックに対応する帳票識別情報を認
識し、この帳票識別情報に対応する読取制御情報を、予
め帳票識別情報のそれぞれ対応する読取制御情報を格納
する読取制御情報格納手段より取出し、この各読取制御
情報に基づいて帳票識別情報に対応する各読取ブロック
に記録された文字の認識処理を行なうように構成するも
のである。

（作用） このようにして構成される光学的文字読取装置において
は、１帳票を複数の読取ブロックに分類し、それぞれの
読取ブロックに対して独立してＩＤ＄−制御を行なうこ
とができる。つまり、分類した読取ブロックに対応する
ＩＤフィールドをそれぞれに設け、各ＩＤ情報に対応す
る各ＦＣ情報に基づいて、読取ブロックに記録された文
字の認識処理を行なう。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は同実施例に係わる光学的文字読取装置の構成を示
すブロック図である。第１図に示す光学的文字読取装置
は、制御部１１が各部の制御を行なうことによって帳票
の文字認識処理を行なう。読取対象とする帳票を光学的
に走査することによって得られた帳票イメージは、シー
トバッファ１２に格納される。シートバッファ１２は、
１帳票分の帳票イメージを格納する。制御部１１は、Ｆ
Ｃ情報格納部１３に格納されたＦＣ情報に基づいて、シ
ートバッファ１２に格納されている帳票イメージから、
１文字毎の切出しを行なう。認庸部１４は、切出された
文字パターンについて認識処理を行なう。ＦＣ情報格納
部１３は、帳票のＩＤフィールドに記録されたＩＤ情報
を認識するためのＦＣ情報、及び帳票に記録されている
文字の認識を行なうためのＦＣ情報を格納する。認識部
１４により認識された処理結果は、制御部１１を介して
出力部１５に出力される。

次に、同実施例の動作を説明する。

まず、同実施例において用いられる帳票２０について説
明する。この帳票２０は、第２図に示すように、３つの
読取ブロックである小帳票２１〜２３から構成され、各
小帳票２１〜２３に対応するＩＤフィールド２４〜２６
が設けられている。このＩＤフィールド２４〜２Ｂは、
各小帳票２１〜２８の第１行で、小帳票２１〜２３によ
ってそれぞれ異なる桁位置に設けられている。ここで示
すＩＤフィールド２４〜２Ｂには、２桁の数字で示され
るＩＤ情報が記入される。第２図に示すように、ＩＤフ
ィールド２４には、例えば「０１」が記入され、同様に
してＩＤフィールド２５には例えば「２３」、ＩＤフィ
ールド２６には例えば「４５」が記入される。各ＩＤ情
報は、各小帳票２１〜２３の読取フィールド位置やこの
読取フィールド内に記録される文字を認識するための情
報を含んだＦＣ情報を指定するものとなっている。

このような複数の小帳票２１〜２３に分類可能な帳票２
０を、光学的に走査することによって得られた帳票イメ
ージがシートバッファ１２に格納されると、制御部１１
は、ＦＣ情報格納部１３に格納されているＩＤ情報を認
識するためのＦＣ情報（以下、ＩＤＦＣ情報と称す）に
基づいてＩＤフィールド内の文字パターンを認識部１４
に転送する。

ＩＤＦＣ情報は、複数のＩＤフィールドを設けた帳票２
０を認識するための情報として各ＩＤフィールドに対応
して予め設定され、ＦＣ情報格納部１３に格納されてい
るものである。また、ｆＤＦｃ情報には、例えばＩＤフ
ィールド位置（帳票２０の上端からＩＤフィールドの中
心までの距離、及び帳票左端を基準としたＩＤフィール
ドの範囲）、及び文字フォントを示す情報等が含まれる
。まず、小帳票２１のＩＤＦＣ情報に基づいて、ＩＤフ
ィールド２４の文字パターン「０１」が認識部Ｉ４に転
送される。認識部１４は、ＩＤＦＣ情報に基づいて、Ｉ
Ｄ情報（小帳票２１においてｒｏＩＪ）の認識処理を行
なう。ＦＣ情報に基づいて認識されたＩＤ情報は、制御
部１１に出力される。制御部１１は、認識されたＩＤ情
報に対応する読取フィールドに記録された文字の認識処
理を行なうためのＦＣ情報をＦＣ情報格納部１３から選
択する。制御部１１により選択されるＦＣ情報は、ＩＤ
情報「０１」に対応するものであり、小帳票２１の各読
取フィールド位置（帳票２０の上端から読取フィールド
までの距離と帳票２０の左端から読取フィールドの開始
位置及び終了位置で示される）、及び読取フィールド内
に記録される文字の文字種、フォント、文字ピッチ等を
示す情報が含まれている。制御部１１は、ＦＣ情報に基
づいて、各読取フィールド内に記録されている文字を１
文字ずつ切出し、認識部１４に転送する。認識部１４は
、転送された文字パターンについて１文字毎に文字認識
を行なう。

次に、認識部１４は、小帳票２２について認識処理を行
なう。以下、小帳票２１と同様にして認識部１４は、Ｉ
Ｄ情報「２３」に対応するＦＣ情報に基づいて、各読取
フィールド内に記録された文字の認識処理を行なう。こ
の小帳票２２の文字認識処理が終了すると、認識部１４
は、同様にして小帳票２３について文字認識処理を行な
う。

次に、帳票のフォーマットの変更を行なう場合について
説明する。

例えば、第２図に示す帳票２０のような読取フォーマッ
トから、第３図に示す帳票３０のような読取フォーマッ
トに変更するものとする。帳票３０のＩＤフィールド３
４に記入されるＩＤ情報をｒ１２ｊ、ＩＤフィールド３
６に記入されるＩＤ情報を「５６」に変更する。これに
より、小帳票３１゜３３に記録された文字の認識処理は
、各ＩＤ情報ｒ１２Ｊ　　ｒ５６Ｊに対応するそれぞれ
のＦＣ情報が選択され、このＦＣ情報に基づいて行なわ
れる。

なお、各ＩＤフィールド２４〜２８は、各小帳票２１〜
２３のそれぞれに対応するものである。このため、ＩＤ
フィールドに記録される数字が同じものである場合でも
、記録されるＩＤフィールドによってＦＣ情報の内容が
異なる。すなわち、ＩＤフィールド２４．２５に記録さ
れたＩＤ情報が同じもの、例えば共に「０１」である場
合、ＩＤフィールド２４に記録されたＩＤ情報に対応す
るＦＣ情報が示す読取フィールドは、帳票２０の上端辺
及び左端辺を基準とした距離によって示される小帳票２
１における読取フィールド位置を示す。また、ＩＤフィ
ールド２５に記録されたより情報に対応するＦＣ情報は
、同じ基準辺を用いた小帳票２２における読取フィール
ドの位置を示すものである。

このように、複数の小帳票２１〜２３から成る帳票に、
各小帳票２１〜２３に対応するＩＤフィールド２４〜２
６を設け、各ＩＤフィールド２４〜２６に記入されるＩ
Ｄ情報によって、小帳票毎にＦＣ情報を指示して文字認
識処理を行なうことができる。このため、第２図に示す
読取フォーマットから、第３図に示すような読取フォー
マットに変更する場合でも、小帳票２１のＩＤ情報を「
０１」から「１２」に変更し、小帳票２３のＩＤ情報を
「４５」から「５６」に変更することによって、帳票３
０の読取フォーマットに合ったＦＣ情報を指示すること
ができる。

なお、上記実施例において、シートバッファ１２に格納
された帳票イメージについて文字認識処理を行なう場合
に、はじめにＩＤ情報を認識し、このＩＤ情報に対応す
る小帳票に記録された文字の文字認識を行なうという処
理を小帳票２２用して行なっていたが、はじめに帳票２
０のＩＤフィールド２４〜２６すべてについてＩＤ情報
の認識を行ない、その後に各ＩＤ情報に対応するＦＣ情
報に基づいて、まとめて文字認識処理を行なってもよい
。

また、読取対象とする帳票２０の構成を、各小帳票２１
〜２３内にそれぞれに対応するＩＤフィールド２４〜２
６を設けるものとしたが、例えば帳票２０の第１行目に
６桁から成るＩＤフィールドを設けるような構成として
も良い。この場合、１．２桁を帳票２１用のＩＤフィー
ルドとして対応づけ、以下同様に３，４桁を小帳票２２
用、５．６桁を小帳票２３用に対応づける。また、ＩＤ
フィールドの位置は、ＩＤ情報認識用のＦＣ情報によっ
て設定されるので、任意に設定することができる。

さらに、上記実施例において帳票２０は、３枚の小帳票
（読取ブロック）から成る構成としたが、小帳票の数は
これに限るものではない。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、帳票を複数の読取ブロッ
クに分類し、各読取ブロックに対応するＩＤフィールド
を設けて各読取ブロック毎に独立したＦＣ情報に基づい
て文字認識処理を行なうことによって、帳票に部分的な
読取フォーマットの変更がある場合であっても、変更の
あった読取ブロックのＩＤ情報のみを変更することによ
って、変更後の読取フォーマットに対応するＦＣ情報を
容易に指定することができるので、新たに帳票全体の読
取フォーマットに合わせたＦＣ情報を再設定する必要が
ないため、帳票の文字読取処理の作業効率を向上させる
ことができ、オペレータの作業負担を軽減させることが
可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる光学的文字読取装置
の構成を示すブロック図、第２図及び図である。 １１・・・制御部、 １２・・・シー トバッファ、 １３・・・ＦＣ情 報格納部、 １４・・・認識部、 １５・・ 出力部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 読取対象の帳票を光学的に走査することによって得られ
   た帳票イメージを帳票イメージ格納手段に格納し、この
   イメージ格納手段により格納された帳票イメージから上
   記帳票に特定な帳票識別情報を認識し、この帳票識別情
   報に対応する読取制御情報に基づいて上記読取帳票の文
   字認識処理を行なう光学的文字読取装置において、 複数の読取ブロックにより構成され、この各読取ブロッ
   クのそれぞれに対応する複数の帳票識別情報が記録され
   ている帳票と、 この帳票に記録された複数の上記帳票識別情報にそれぞ
   れ対応する上記読取制御情報を格納する読取制御情報格
   納手段と、 上記帳票に記録された上記帳票識別情報を認識する帳票
   識別情報認識手段と、 この帳票識別情報認識手段により認識された上記帳票識
   別情報に対応する上記読取制御情報を上記読取制御情報
   格納手段より取出し、この各読取制御情報に基づいて上
   記帳票識別情報に対応する上記各読取ブロックに記録さ
   れた文字の認識処理を行なう文字認識処理手段とを具備
   したことを特徴とする光学的文字読取装置。