JPH02232098A - ミシンの送り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、送り調節可能なミシンに係シ、特Ｋ１主送り
と副送プとを備え、これらの送り量を縫い作業条件Ｋ応
じて所望の量に調節可能な送〕調節可能なミシンＫ関す
るものである。

従来公知のこの種ミシンとしては、例えば、特開昭５２
−１５０１５４号公報Ｋ記載のミシンがある。

従来のこの種ミシンは、主送り、副送り、上送りについ
ての各送ル量および逆転送少量を制御する調節軸をそれ
ぞれ設け、これらの調節軸をリンク、腕、カム等の機械
的機構を介して連携せしめて差動比を得ることによシ、
通常縫い、ギャザー縫い、返し縫い等各種縫い作業条件
に対処するものであった。

しかしながら、このような従来のミシンＫあっては、構
造が複雑になり、大型化し、しかも、差動比が広くとれ
ないため、縫い作業条件の適応範囲が狭く、また、縫い
作業条件の変災の都度ミシンを停止させ、繁雑なレバー
操作を必賛とする等の欠点がある。

本発明は前述し九従来の課題Ｋ鑑み為されたものであり
、その目的は、構造および操作が簡単で、小型軽量化が
促進でき、かつ、縫い作業条件Ｋ対する適応範囲も広い
送り調節可能なミシンを提供することにある。

上記目的を達成するためＫ１本発明は、主送り、副送り
、上送りの各調節軸をステツビングモータ等によシ各別
に回転操作するものとし、これらのステツビングモータ
等を関連し合って駆動制御することによシ、各種縫い作
業条件に応じた主送り、副送り、上送りの送り量を得る
ようにしたことを特徴とする。

以下、図面Ｋ基づいて本発明の好適な実施例を説明する
。

本発明の一実施例を示す第１図および第２図において、
ミシンの主送り台１６および副送り台ｌ８には主送り１
２と副送り１４とがそれぞれ担持されておυ、両台１６
、１ｇの一端には二股形状部２Ｇ、２２がそれぞれ形成
されている。両二股形状部２０、２２には４１ｌ２４に
固定された偏心体２６、２８がそれぞれ嵌合されておシ
、軸２４は図示していない公知の駆動手段で駆動されて
主送＃）ｌ２、副送り１４に昇降運動を与える。

フレーム１０の別の位置には、前記軸２４と連動された
軸３０が軸２４と平行に、かつ、回転自在に支承されて
おシ、この軸３０には、それぞれ偏心ロツド３６、３８
を回動自在に嵌合した偏心体２２、２４がそれぞれ固着
されている。また、フレーム１０の軸３０から所定距離
を隔てた所Ｋは、同心的に互に嵌合した一対の軸４０，
４２が支承されておシ、内側軸４２は外側軸４０から突
出している。外側軸４０Ｋは二股形状の主水平送り左腕
４４が固定されておシ、この腕４４Ｋは前記主送り台１
６が枢着されている。内側軸４２には副水平送り左腕４
６が固定されておシ、この腕４６には前記副送り台１８
が枢着されている。

前記偏心ロツド３６の自由端はビン４８に枢着されてお
シ、このビン４８はリンク５０Ｋ固定され、かつ、リン
ク５２に回転自在Ｋ連結されている。一方のリンク５２
はビン５４で主水干送り右腕５６に枢着されておシ、こ
の腕５６はボスによって前記外側軸４０に固定されてい
る。他方のリンク５０はビン５８で腕６０に枢着されて
おシ、この腕６０は主調節軸６２に固定されている。前
記ビン４ｇ、５４、５８、リンクＳＯ、５２、腕５６、
６０、主調節軸６２０群は、前記主送ル１２の送り量を
調節するための調節装置６４を構成しておシ、腕６０、
リンク５０、５２は等しい有効長を有している， 前記主調節軸６２にはウオームホイール６６が固定され
ておシ、このホイール６６にはそれ自身から回転伝達不
能にウオーム６８がｏ題合わされてオシ、ウオーム６８
はステッピングモータ７０のモータ軸７２に固着されて
いる。

前記偏心ロツド３８の自由端はビン８８に枢着されてお
）、このビン８８はリンク９０に固定され、かつ、リン
ク９２ｉＣ回転自在Ｋ連結されている。一方のリンク９
２はビン９４で副水平送り右腕９６に枢着されておシ、
この腕９６はボスによシ前記内側軸４２に固定されてい
る。他方のリンク９０はビン９８で腕１００Ｋ枢着され
ておシ、この腕１００は副調節軸１０２Ｋ固定されてい
る。

前記ビン８Ｂ、９４、９８、リンク９０、９２、腕９６
、１００、副調節軸１０２の群は、前記副送り１４の送
り量を調節するだめの調節装置１０４を構成しておシ、
腕１　０　０，　　リンク９０、９２は等しい有効長を
有している。

前記副調節軸１０２Ｋはウオームホイール１０６が固定
されてお）、このホイール１０６Ｋはそれ自身から回転
不能にウオーム１０ｇが噛合わされておシ、ウオーム１
０８はステッピングモータ１１０のモータ軸１１２Ｋ固
着されている。

ミシンのフレーム１０の前記主調節軸６２、副調節軸ｉ
ｏｚの上方位置Ｋは上送＃）１１節軸１１４が支承され
ておシ、この軸１１４はＵ字形状部材１　２　４Ｋ連結
されている。この部材１２４のアームの間には他のＵ字
形状部材１２６がビン１２８によって回転自在に支承さ
れておシ、このＵ字形状部材１２６のアームはリンク１
３２Ｋ係合したビン１３０に連結されている。このリン
ク１３２はビン１３４で上水平送り右腕１３６に枢着さ
れてお夛、この腕１３６は揺動軸１３８の一端に固定さ
れている。フレーム１０の別の位置には主軸１４０が揺
動軸１３８に平行に支承されておシ、この主軸１４０Ｋ
は偏心体１４２が固定されている。この偏心体１４２は
偏心ロツド１４４を回動自在に嵌合しておシ、ピン１３
０Ｋビン１２８の周囲での揺動運動を与える。前記上送
り調節軸１１４、Ｕ字形状部材１２４、１２６、ビン１
２８、１３０、１３４、リンク１３２、上水平送り右腕
１３６の群は、１１節装置１４６を構成し、上水平送少
右腕１３６、Ｕ字形状部材１２４、１２６は等しい有効
長を有している。

前記揺動４４１１１３８の他端には上水平送り左腕１４
８が連結されてお）、この腕１３８はリンク１５０を介
して軸１５２の片方のｆｉｌ５２Ａに連結されている。

この軸１５２の他方の腕１５２Ｂには第１図に示すリン
ク１５４が係合されておシ、このリンク１５４はピン１
５６を介して上送り１５ｇに連結されている。この上送
）１５Ｂは一対のリンク１６０Ｋよシ担持され、このリ
ンク１６０は押え樟１６２に固定された支持体１６４Ｋ
枢着されている。ζの支持体１６４には布押え１６６も
固定されておシ、この布押え１６６は主送り１２、副送
りと協働する押え１６８を備えている。この押え１６８
Ｋは縫製物に係合する上送ル１５８の爪１７２が通過す
るための切欠１７０が設けられている。

前記押え棒１６２は中空体に形成されておシ、中空部内
には棒１７４が支承されている。この棒１７４はその下
端に上送り１５８の二股形状部材１７６Ｋ係合するビン
１７Ｂを備えている。この棒１７４は上送，９ｔｓｓの
上下運動を確保するために公知の態様で軸方向に上下運
動されるようＫなっている。

第２図Ｋ示すようくい前記主軸１４０にはクランク１８
０が固着されておシ、このクランク１８０は針棒クラン
クロンド１８２を介して針棒１８８に連動している。こ
の針棒１８８はフレーム１０Ｋ支承されておシ、先端Ｋ
ｌｉ！ｔｌ８４を装着している。第１図Ｋ示すように、
この針１８４は、針板１９０の下で公知の態様で駆動さ
れるカマ（不図示）と針孔１９２を通して協働するよう
になっておシ、針板１９０の針孔１９２の前後には主送
り１２、副送＃）１４が貫通するためのスリット１９４
と１９６とが設けられている。前記主送り１２は布押え
１６ｇの押え１６８とともＫ縫い方向に見て針孔１９２
の後方で、副送り１４訃よび上送り１５８は針孔１９２
の前方で、それぞれ縫製物Ｋ係合するようＫ配置されて
いる。

第２図に示すよ５Ｋ，前記上送〕調節軸１１４Ｋはクオ
ームホイール１１６が固着されておシ、このホイール１
１６にはそれ自身から回転伝達不能Ｋウオーム１１ｇが
噛合わされている。このウオーム１１８はステッピング
モータ１２Ｇのモータ軸１２２１Ｃ固着されている。

また、第２図Ｋ示すようＫ，ケーシング（不図示）の適
当箇所にピン７４が支承されておシ、このビン７４Ｋ固
着されたレバー７６には、ミシン操作者の手動操作によ
る仮し縫ボタン７８の押圧によシ閉じる仮し縫いスイッ
チ８０が付設されている。さらＫ１第２図に示すように
、ケーシングの外部の適当箇所Ｋは、ミシン操作者の踏
み込み操作Ｋよシ閉じるイセコミ縫スイッチ８２を内部
Ｋｍえたイセコミ縫指令べ夕．ル８４が配設されている
。

また、ケーシング外部の適当箇所には、！＠９図Ｋ示す
ような操作盤１９８が設備され、仁の操作盤１９８Ｋは
公知の電気制御手段を有する複数の目盛円板２００〜２
１ｇと、縫い条件Ｋ応じて縫い工程を選択するための切
替スイッチ２２０、２２２とが設けられている。前記目
盛円板２００〜２　１’　１ｍは、縫製条件に応じて主
送り１２、副送り１４、上送ク１５８のそれぞれの送り
景を決定し、かつ、ステツピングモータ７０、１１０，
１２０のモータ軸７　２、１　１　２、１　２　２の回
動位置を指令制御するためのものである。

前述の構成にかかるミシンの作動について説明する。

まず、第３図および第８図に示すようＫ１主送υ１２、
副送ｐｌ４、上送り１５８の各送ｂｔの比率を同一にし
ての縫い作業の場合、ミシン操作者が操作盤１９ｇの目
盛円板２００を所望の縫い目ピッチに調節設定すると、
ステツピングモータ軸７２、１１２、１２２、ウ．オー
ム６８、８８、１１８、ウオームホイール６６、８６、
１１６を介して主調節軸６２、副調節軸１　０　２、上
送夛調節軸１１４の回転位置が同じ角度だけ変化するの
ノ で、第３図Ｋ示すようＫ上送＃）ｌ２、副送＃）１４、
上送り１５８は同一の送り量で縫い物を送ることができ
る。

次ｗ，ＷＪｔ図に示すようＫ１上側の生地層を下側の生
地層に対しギャザーさせる場合、ミシン操作者がイセコ
ミ縫い指令ベタル８４を踏み込み操作すると、上送，９
ｔｓｓの送り量が主送り１２、副送ｊ５１４の送り量よ
シも増加されるように上送り調節軸１１４の回転位置が
主調節軸６２、副調節軸１０２の回転位置よシも大きな
角度だけ変化する如くステツビングモータ１２Ｇが回動
するので、第８図に示すイセコミ縫い工程Ｄの差動比を
得ることができる。

逆に、第５図Ｋ示すようＫ１下側の生地層を上側の生地
層に対しギャザーさせる場合、ミシン操作者がイセコミ
縫い工程Ｅ側へ切替え、かつ、イセコミ縫い指令ペタル
８４を．踏み込み操作すると、副送り１４の送夛量の大
きさが主送υ１４、上送り１５８の送り量よシも増加さ
れるようＫ副調節軸１０２の回転位置が主調節軸６２、
上送り調節軸１１４の回転位置よシも大きな角度変化す
る如くステツビングモータ１１Ｇが回動するので、第８
図に示すイセコミ縫い工程Ｅの差動比を得ることができ
る。

第６図に示すように、ニット生地等の縫製における伸ば
し縫いを行なう場合、操作者が操作盤１９８の切替スイ
ッチ２２０を縫い工程Ａ−Ｃ側から縫い工程Ｂ側へ切替
え、かつ、第８図に示す縫い工程Ｂの差動比を得るべく
主送ｆｉ　１　２、副送り！４、上送＃）ｌ５８の目盛
円板２０２、２０８、２１４を調節設定すると、ステツ
ピングモータ７０、１１０、１２０が回動して各調節軸
６２、１０２、１１４の回転位置が相対的に所定角度だ
け変化するので、各送り量Ｋついて第８図Ｋ示す差動比
率を得ることができる。

前記各縫い作業終了後、縫製終端および始端強化のため
、返し縫いする場合、ミシン操作者が返し縫ボタン７８
を触圧すると、返し縫スイッチ８０がＯＮするので、第
８図の返し縫い工程Ｃが示す比率につき操作盤１９８の
主送り１２用の目盛円板２００にて設定された送夛量で
、第７図に示すようＫ１生地を逆送りさせることができ
る。すなわち、ステツビン“グモーメ７０、１１０，１
２０が前記各状態から逆回動され、主調節軸６２、副調
節軸ｌ０２、上送り調節軸！１４の回転位置が前記各縫
い工程の状態から反対回転方向Ｋ回動され、相対的に同
一の回転角度位置をとシ、これによシ、主送り１２、副
送り１４、上送り１５８は各送り量同一Ｋて生地の逆送
り運動を行なう。

以上説明するように、本発明によれば、主送り、副送り
、上送りの正送り時、逆送り時における送り量を決定す
る主調節軸、副調節軸、上送り調節軸を、これらの軸に
それぞれ配設したステツビングモータで各別に制御する
ものとしたので、構造および操作が簡単化し、かつ、そ
の調節適応条件範囲も広くなすことができる。また、操
作盤、返し縫いボタン、イセコミ縫指令ベタルをミシン
操作者の操作が便利な適当箇所Ｋ配置した場合、操作が
一層容易化できる。さらに、ステツビングモー夕と各調
節軸との連動について、ウオームとウオームホイルとを
使用しモータからのみ回動伝達可能に設けた場合、高速
運転中、各調節軸の回動および静止位置保持が確実にな
るとともＫ１各種縫い工程終了後、ステツビングモータ
の電源付勢が解除され、その静止保持トルクが解放され
ても、各送）量が保持されるので、再度ｌＩ！製作業が
開始できる。

なお、前記実施例では主送り、副送り、上送りを備えた
ミシンについて説明したが、本発明は、縫い作業条件に
応じて主送りと副送りのみを備えたミシン、または、主
送りと上送りのみを備えたミシンにも適用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はミシン
頭部の斜視図、第２図はミシンの送り駆動機構の斜視図
、第３図、第４図、＠５図、第６図および第７図はそれ
ぞれの縫い条件における作動を示す各説明図、第８図は
送り量の比率を示す差動比率図、第９図は操作盤の斜視
図である。各図中同一部材には同一符号を付し、１２は
主送υ、１４は副送）、６２は主調節軸、７０はステツ
ピングモータ、１０２は副調節軸、１１Ｇはステツビン
グモータ、ｌ１４は上送り調節軸、１２０はステツビン
グモータ、１５８は上送ルでアル。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）主送りと、副送りおよび上送りの両方またはいず
   れか一方とを備え、これらの送り量をそれぞれに連動す
   る調節装置により調節する送り調節可能なミシンにおい
   て、前記各調節装置の各調節軸に各別の駆動源をそれぞ
   れ連動せしめ、これらの駆動源を各別に作動することに
   より前記送り量を変更調節するようにしたことを特徴と
   する送り調節可能なミシン。
2. （２）駆動源が、ステッピングモータである特許請求の
   範囲第１項記載の送り調節可能なミシン。