JPH02224306A - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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Publication number
JPH02224306A
JPH02224306A JP4792589A JP4792589A JPH02224306A JP H02224306 A JPH02224306 A JP H02224306A JP 4792589 A JP4792589 A JP 4792589A JP 4792589 A JP4792589 A JP 4792589A JP H02224306 A JPH02224306 A JP H02224306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
inductance
core
component
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4792589A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Kato
俊一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4792589A priority Critical patent/JPH02224306A/ja
Publication of JPH02224306A publication Critical patent/JPH02224306A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インダクタンス素子、例えばチップコイル、
LCフィルタ等に関する。
従来の技術と課題 従来、この種のインダクタンス素子としては第4図に示
すチップコイル11が知られている。チップコイル11
はコア12の胴部12aが円柱であって、その断面積は
軸方向に一定である。胴部12aには巻線Wが巻き回さ
れている。
コア12は、原料を所定の形状に成型した後、焼成され
る。このとき、原料の組成の割合がロフト間でばらつく
ため、焼成時のコア12の収縮率がロット間で異なって
くる。その結果、コア12の胴部12aの断面積はロッ
ト毎に変化する。この現象はコア12をアルミナを原料
として製造した空芯タイプのコイルの場合にはさらに顕
著になる。
ところで、チップコイル11のインダクタンスと巻線W
の巻き数と巻線Wの巻き断面積の関係L=(N2S  
           ・・・・・・■L:インダクタ
ンス[Hコ N:巻線Wの巻き数 S二巻線Wの巻き断面積 から、インダクタンスしは巻線Wの巻き数Nの2乗に比
例し、巻き断面積Sに比例する。
このため、巻線Wを胴部12aに同じ巻き数だけ巻いて
も、胴部12aの断面積が異なるため、胴部12aに巻
き回された巻線Wの巻き断面積Sが異なり、ロフト間で
インダクタンスLの数値が変わってくる。
そこで、インダクタンスLの数値を補正する方法として
巻き数Nを増減させて調整する方法が考えられるが、前
記0式の関係から、インダクタンスしは巻き数Nの2乗
に比例するため1巻き増減するとLの値が大きく変化す
る。特に、高周波帯域で使用されるチップコイル11は
、インダクタンスLが小さいものが選ばれるが、インダ
クタンスLの小さいチップコイル11は巻線Wの巻き数
が少なく、従って、巻き数が1巻き増減するとインダク
タンスLが著しく変化してしまうので、巻き数の増減に
よる調整は現実的でない。
以上のことから、インダクタンスLの数値の製造許容差
を大きくして(例えば、設計値の±20%)生産に対応
しなければならないという問題点がある。
そこで、以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、ロフト
間のインダクタンスLの数値のばらつきが小さいインダ
クタンス素子を提供することにある。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するため、本発明に係るインダクタン
ス素子は、 (a)軸方向に少なくとも2種類の異なった断面積を有
する胴部からなるコアと、 (b)前記コアの胴部に巻き回きれた巻線と、を備えた
ことを特徴とする。
m−月 即ち、コアの胴部が軸方向に少なくとも2種類の異なっ
た断面積を有することによって、巻線の胴部への巻き回
し位置を、巻き断面積が大きくなる位置に移動させると
インダクタンスLが大きくなり、逆に、巻き断面積が小
さくなる位置に移動きせるとインダクタンスLが小さく
なる。これにより、コアの製造ロット毎に発生する断面
積のばらつきによるインダクタンスLのばらつきを補正
する。
火路例 以下、本発明に係るインダクタンス素子の実施例を、チ
ップコイルを例にして説明する。
[第1実施例] 第1図に本発明の第1実施例を示す。チップコイル1は
、アルミナあるいはフェライト材等でできたコア2の胴
部2aに巻線Wが巻き回されている。
胴部2aは直径の異なる胴部構成部A、B、Cから構成
されている。構成部A、B、Cは円柱形であり構成部B
の直径は第4図に示したチップコイル11の胴部12a
と同一径で作られ、構成部Aの直径は構成部Bの直径よ
り若干小さく、構成部Cの直径は構成部Bの直径より若
干大きく作られている。
構成部A、B、CはA−B間及びB−C間の境界が階段
状になっている。構成部AとCがインダクタンスLを補
正する部分として使用される。巻線Wは主として構成部
Bに巻き回される。
コア2は、例えば、アルミナあるいはフェライトを主成
分とする原料を所定の型に入れた後、加熱加圧による成
型を行なって素体を作り、さらに、この素体を高温で焼
成し、製造する。このとき、原料の組成の割合がロフト
間でばらつくため、焼成時の素体の収縮率がロフト間で
異なる。例えば、素体の収縮率が小さいロットの場合、
コア2の胴部2aの断面積が大きくなるので、胴部2a
、特に構成部Bに巻き回された巻線Wの巻き断面積も大
きくなる。従って、前記0式の関係から、インダクタン
スLが設計値より大きくなる。これを補正するため、第
1図に示す様に巻線の一部を巻き断面積が小さくなる構
成部Aに巻き回すことによってインダクタンスLを小さ
くして設計値に近づける。
逆に、素体の収縮率が大きいロフトの場合、コア2の胴
部2aの断面積が小さくなるので、インダクタンスLが
設計値より小さくなる。これを補正するため、今度は巻
線の一部を巻き断面積が大きくなる構成部Cに巻き回す
ことによってインダクタンスLを大きくして設計値に近
づける。
この様に、構成部Bの断面積がロット毎に変化したとき
、巻線Wの巻き位置を構成部AあるいはCに任意に変え
ることで、インダクタンスLのロット間のズレが補正さ
れる。特に、巻線Wの最後の1〜2巻き数について巻き
位置を適時変えることでロット間のインダクタンスLの
ばらつきが細かく補正される。
[第2実施例] 第2図は本発明の第2実施例を示す。
コア2は胴部2aが直径の異なる円柱形の構成部Al 
、 Bl 、 C1から構成され、Al −B1間及び
Bl −C1間の境界がなめらかに変化している。
構成部AI 、 Bl 、 CIの直径は第1図に示し
たチップコイル1の胴部2aの構成部A、B、Cとそれ
ぞれ同一径で作られている。巻線Wは主として構成部B
1に巻き回される。構成部A1とC1とがインダクタン
スLを補正する部分として使用される。さらに、At 
−B1間及びBl −C1間の境界をなめらかに変化さ
せることによって、境界部にも巻線の巻き回しか可能と
なり、巻き位置によって多数の巻き断面積の中からより
適正なものを選択できる利点がある。
[第3実施例] 第3図は本発明の第3実施例を示す。
コア2は胴部2aが一定の直径の円柱形の構成部B2と
、該構成部B2の直径が緩やかに大きくなっている構成
部A2及びC2(A2よりC2の方が変化が大きい)と
から構成される。構成部B2の直径は第4図に示した従
来のチップコイル11の胴部12aより若干小さく作ら
れている。従って、巻線Wを構成部B2に巻き回すとイ
ンダクタンスLは設計値より低い数値となる。これを補
正して巻線Wの最後の数巻について巻き位置を巻き断面
積が大きくなる構成部A2あるいはC2に変えることで
、インダクタンスLを大きくして設計値に近づける。し
かも、構成部A2あるいはC2は緩やかに大きくなって
いるので、巻き位置によって多数の巻き断面積の中から
より適正なものを選択できる利点がある。
[他の実施例コ なお、本発明に係るインダクタンス素子は前記各実施例
に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変
更することができる。
例えば、コア2の胴部2aはその断面形状を円状のもの
に限定する必要はなく矩形状のものであってもよい。
また、チップコイル1は胴部2aの内部が全て充填きれ
たものあるいは中空になっている空芯タイプのいずれで
もよい。特に本発明を空芯タイプに適用した場合には、
インダクタンスLのばらつきは著しく改善される。
さらに、前記実施例では胴部2aの断面積が軸方向に3
種類の異なった断面積をもつチップコイルの例を示した
が、これに限定する必要はなく、2種類の異なった断面
積をもつチップコイルであってもよい。この場合、一方
の断面積側に主として巻線が巻き回きれ、他方の断面積
側はインダクタンスLのばらつきを補正する部分として
使用される。
発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明に係るインダクタン
ス素子によれば、コアの胴部が軸方向に少なくとも2種
類の異なった断面積を有しているため、巻線の胴部への
巻き回し位置を、断面積の異なる位置に任意に変えるこ
とによりインダクタンスLを変化させることができるの
で、コアの製造ロット毎に発生する寸法変化によるイン
ダクタンス素子のインダクタンスLのばらつきを抑える
ことができる。従って、インダクタンスLの設計値から
のズレが極めて小さくなり、従来の許容差より小さい許
容差のインダクタンス素子、例えば±10%、±5%の
許容差のインダクタンス素子等を量産することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図、第
3図はそれぞれ本発明の第2実施例、第3実施例を示す
斜視図、第4図は従来のチップコイルを示す斜視図であ
る。 1・・・インダクタンス素子(チップコイル)、2・=
・’mlア、2a・・・胴部、A 、 B 、 C、A
t 、Bl 、C1、A2゜B2 、 C2・・・構成
部、W・・・巻線。 特許出願人  株式会社村田製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.軸方向に少なくとも2種類の異なった断面積を有す
    る胴部からなるコアと、 前記コアの胴部に巻き回された巻線と、 を備えたことを特徴とするインダクタンス素子。
JP4792589A 1989-02-27 1989-02-27 インダクタンス素子 Pending JPH02224306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4792589A JPH02224306A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 インダクタンス素子

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JP4792589A JPH02224306A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 インダクタンス素子

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JPH02224306A true JPH02224306A (ja) 1990-09-06

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ID=12788951

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JP4792589A Pending JPH02224306A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 インダクタンス素子

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10172832A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品
JP2006129435A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Casio Comput Co Ltd アンテナ及び電子機器
JP2014110394A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Mitsumi Electric Co Ltd インダクタ
JP2017211280A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 日置電機株式会社 コイル試験装置およびコイル試験方法
JP2019195052A (ja) * 2018-04-25 2019-11-07 Tdk株式会社 コイル部品

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