JPH02220807A - セルロース繊維質凝結体およびその製法 - Google Patents

セルロース繊維質凝結体およびその製法

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JPH02220807A
JPH02220807A JP1324147A JP32414789A JPH02220807A JP H02220807 A JPH02220807 A JP H02220807A JP 1324147 A JP1324147 A JP 1324147A JP 32414789 A JP32414789 A JP 32414789A JP H02220807 A JPH02220807 A JP H02220807A
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matrix
softening
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aggregate
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Herman P Ruyter
ヘルマン・ペトルス・ルイテル
Anton Hortulanus
アントン・ホルツラヌス
Jan Dekker
ヤン・デツケル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はセルロース繊維質凝結体(aggregate
)。
特に輕質木材の部片の凝結体、およびその製法に関する
ものである。
本明細書に使用された用語“輕質木材”および“重質木
材”はそれぞれ比較的低密度の木材、および比較的高密
度の木材を意味する。これらの用語は1軟質木材”およ
び“硬質木材”と同じ意味の用語ではない、当業者には
明らかなように軟質木材は針葉樹を意味し、硬質木材は
落葉樹を意味する。
従来の技術 固体木材加工品は、昔から木を切って加工することによ
って作られ、たとえば、木をのこぎりで所定の寸法に切
って、種々の寸法の正方形または長方形の木材が作られ
てきた。したがって、最終加工品の機械的性質は出発原
料の該性質と実質的に同じである。経済上および技術上
の立場からみて、木の加工操作は、直径が最低20cm
の木を用いて行うことが必要である。
チーク材やマホガニ材のごとき比較的高密度の重質木材
の場合には、これらはすぐれた機械的性質を有するため
に商業的価値が最も高く、かつ需要も多い。しかしなが
らこれらの木は一般に生長速度が非常に遅く、所定の寸
法に生長するまでに長年月を要する。一方、比較的低密
度の[木材の多くは、前記の硬質木材の場合よりも生長
速度が高いけれども、機械的性質がかなり悪く、したが
って用途が限られており、商業的価値の低い製品として
の需要があるだけである。
さらに、約20cmより小さい直径の樹木から切取った
材木は、木材加工分野においてごく僅かな需要があるに
すぎず、約15c111より小さい樹木から切取った材
木は、木材加工分野においてほとんど使用されていない
したがって、比較的小直径の樹木から切取った部片を、
比較的大直径の凝結体に加工する方法が開発されたなら
ば、当該技術分野において費用および時間に関しかなり
の利益が得られるであろう。
しかして、出発原料である木材よりも機械的性質が一層
良好な凝結体製品が得られたならば、該加工方法は非常
に価値の高い方法であると考えられる。
上記の問題の解決のために以前に提案された凝結体の製
法は、主として、木材の微細片たとえば木材チップ、糸
状物、木材粉、薄片等を合成接着剤の存在下に成形して
凝結体を形成させることからなるものであった。従来の
方法の生成物たとえばチップボードやファイバーボード
(別名:繊維板)は現在商業的に製造されている。しか
しながらこれらの生成物の強度は、結合剤(接着剤)の
強度に大きく左右される。
木片の微細片を、接着剤を添加せずに凝結させる方法も
提案された。たとえば英国特許筒959.375号明細
書には、ハードボード、ファイバーボード等の製造方法
において、ゴムの木(rubber wood)を細断
し、細断された木材を沸騰水または水蒸気で処理して繊
維質バルブを形成させ、該パルプに圧縮成形を行って所
望ボードを得ることをさらに有する方法が開示されてい
る。英国特許筒997.798号明細書には、セルロー
ス含有繊維質材料から成形物品を製造する湿式製造方法
において、長さ40m以下、直径3fl以下の繊維を含
む出発原料全部を裂開し、金型に入れて加圧下に水分を
除去し、その結果得られた混合物を加圧下に乾燥して所
望生成物を得ることをさらに有する方法が開示されてい
る。英国特許筒1,126.493号明細書に記載の砂
糖きびからのボード製品の製造方法は、砂糖きびの外皮
をきずつけずに茎を切り開き、皮部から木髄部を分離し
、該皮部に加熱加圧操作を行うことからなるものである
さらに、木材パルプ、木皮束、木材チップおよび/また
は木の削りかすに処理を行ってシート材および/または
成形物品を製造する方法も多数提案され、たとえば英国
特許筒27.048号(1913年)、第659.55
9号、第811,533号、第663.034号および
第644.503号明細書に記載されている。しかし。
これらの公知方法は、比較的直径の小さい樹木の切片ま
たは軽質樹木の部片から凝結体の製造する方法ではなか
った。すなわちこれらの公知方法は、繊維質の出発原料
を切断、粉砕し、当該原料の固有強度(すなわち、その
中の長いセルロース繊維の存在のために生ずる強度)を
“破壊”した後に、凝結操作を行うことからなるもので
あった。
発明の構成 出発原料中の長くのびたセルロース繊維に固有の機械的
強度を、繊維の切断(chopping)によって失う
ことなく、セルロース繊維質材料の部片(sectio
ns)からセルロース繊維質凝結体を製造できることが
、意外にも今や発見された。
したがって本発明は、セルロース質繊維質材料の部片か
ら作られたセルロース繊維質凝結体において、 セルロース繊維質材料の複数の部片に、高温下に水性軟
化剤を作用させて軟化させ、これによって、前記セルロ
ース繊維質材料中のセルロース架橋結合の少なくとも一
部を切断することからなる軟化工程と、 前記セルロース繊維質材料の軟化部片を集めてプレス操
作を行って圧縮マトリックスを形成させることからなる
圧縮工程と、 前記の圧縮マトリックスに脱水および団結操作を行って
団結マトリックスを形成させることからなる団結工程と
を有する方法によって作られたものであることをさらに
有するセルロース繊維質凝結体に関するものである。
本発明の凝結体の製造方法の出発物質を定義するために
使用された用語“部片” (別名:セクション)は、長
さが少なくとも20備であり、断面の寸法が少なくとも
5mであるセルロース繊維質材料を意味する。この部片
は、従来の方法に使用されたバルブ、木粉、削りかす、
チップとは明らかに異なるものである。
本発明の凝結体の利点について述べると、これは、それ
より小寸法のセルロース繊維質材料の複数の部片から製
造できる。さらに、大きい材木から厚板や角材を切取っ
た後の材料(これは寸法が小さいために木製品の原料と
してはもはや一般に使用できない)および/または貧弱
な技のごとき木材の部片からでも、本発明の凝結体が製
造できるが、このことも本発明の大なる利点である。こ
のような小寸法の材料は、今迄一般に廃品とみなされて
いた。さらにまた、本発明の凝結体は、機械的強度が比
較的弱い輕質木材等の比較的低密度の木材の部片からで
も製造でき、しかも本凝結体自体は前記輕質木材よりも
ずっとすぐれた機械的強度を有するが、これは、従来の
技術からは全く予期され得なかった本発明の顕著な効果
であると思われる。
本発明の凝結体は、長いセルロース繊維を含む任意の材
料から製造できる。たとえば、この凝結体は輕質木材2
重質木材、1年生植物の繊維(たとえば亜麻、ジュート
、洋麻、麦わら、大麻)、有用植物の処理後に生ずる繊
維質廃品〔たとえば砂糖きびのしぼりかす(バガス)〕
、よし、あし。
草類(たとえばエレファントグラス)等の部片から製造
できる。木材から作った凝結体が特に好ましい。原料木
材の例には、農園で間引きされた樹木(thinnin
gs)、木の枝、幹(特に、最終用途に不適当な小直径
のもの)、ベニヤ板の製造の際の剥皮操作の後に残った
円筒状芯材、木をのこぎりで切った後の残材、大きい樹
木から角材や厚板を切り取った後の残材、および、特に
、しばしば廃品として処理されている樹齢の若い樹木か
らの裂開木材や白木質の木材があげられる。既述のごと
<、輕質木材の部片(これは、生長速度の速い樹木から
しばしば得られるものである)から凝結体を作るのが有
利であり、この場合には木材の機械的性質が著しく改善
される。このような性質を有する樹木の例にはもみ、ポ
プラ、柳、ぶな、松。
ユーカリ樹があげられる。
本発明の凝結体のうちで特に好ましいものは、接着剤に
よって相互に接着された複数の団結マトリックス層から
なる積層型凝結体である。
積層型凝結体の各層における繊維の配向方向は、その隣
の層における繊維の配向方向と任意の角度で交叉する方
向であってよいが、成層における平均繊維配向方向が、
その隣りの層における該方向と直角に交叉することが好
ましく、あるいは、各層における平均繊維配向方向が実
質的に同方向であること、すなわち互いに平行であるこ
とも好ましい。
積層型凝結体において、個々の層の繊維配向方向がその
隣の層における配向方向と直角に交叉する場合には、こ
の積層型凝結体中の層の数は一般に少な(とも3層にさ
れるであろう。
積層型凝結体の密度は、その構成成分である団結マトリ
ックス層の各々の密度に成程度比例した値になるであろ
う。該密度は、その製造の際に使用された出発原料の密
度に等しい値から、該出発原料の密度の2.5倍または
それ以上の値までの範囲内で種々変化させることができ
る。積層型凝結体の機械的性質は、個々の層の機械的性
質のみならず、層の数、および個々の層における繊維配
向方向く隣の層における該方向との関係)にも左右され
て、種々変わるであろう。
個々の層を相互に接着させて積層型凝結体を作るときに
使用される接着剤の性状は臨界条件ではない。使用でき
る接着剤の例には、団結マトリックス中の炭水化物型構
造体に対し充分な親和性を示し、個々の層の間に強力な
結合(すなわちボンド)を形成し得る接着剤化合物があ
げられる。このような接着剤化合物は、物理的および化
学的に反応し得る種々の化合物を包含する。物理的に反
応し得る接着剤化合物の例には動物性、植物性または鉱
物性化合物、および合成重合体型接着剤化合物があげら
れる。本発明の積層型凝結体において接着剤として有利
に使用できる重合体型化合物は、少な(とも1種のオレ
フィン型不飽和化合物と一酸化炭素とから形成された線
状の交互共重合体であって、その例にはエチレンーー酸
化炭素共重合体およびエチレンープロピレン一一酸化炭
素共重合体があげられる。この種の共重合体自体は公知
であって、たとえば欧州特許第121,965号。
第213,671号および第229,408号明細書、
米国特許第3.913,391号明細書等に記載されて
いる。これらの共重合体の製造方法もこれらの文献に記
載されていて公知であり、その例には接触共重合方法が
あげられる。化学的に反応する接着剤の好ましい例には
、フェノール−ホルムアルデヒド系接着剤、尿素−ホル
ムアルデヒド系接着剤、ポリウレタン系接着剤およびエ
ポキシ樹脂系接着剤があげられる。この型の接着剤を本
発明の積層型凝結体に使用する場合には、該凝結体に特
有な条件に応じて適当な接着剤を選択すべきである。た
とえば、湿潤環境下または水との接触下に使用される積
層型凝結体の場合には、耐水性接着剤を使用するのが好
ましい。高温下に使用される凝結体の場合には、このよ
うな条件下に充分に安定な接着剤を使用すべきであり、
換言すれば、分解および/または融解する接着剤は使用
すべきでない。
前記の積増型凝結体は一般に、厚みが大体等しい複数の
団結マトリックス層からなるが、1またはそれ以上の層
の厚みが、他の1またはそれ以上の層の厚みと異なるよ
うに構成された積層型凝結体を作ることも可能である。
互いに相異なる複数の層からなる積層型凝結体において
は、これらの層の密度は一般に同一である。しかしなが
ら或種の用途に使用される本発明の積層型凝結体の場合
には、その中の1またはそれ以上の層の密度が、他の1
またはそれ以上の層の密度と異なることが好ましいこと
もあり得、その例には、2つの外側層が、その間に存在
する1以上の層より高い密度を有するように構成された
積層型凝結体があげられる。
前記の積層型凝結体は一般に平坦な層から構成されるが
、成分野では、平面(principal plane
)でない形の層を有する積層型凝結体が使用されること
もあり得る。この種のものは非平面形凝結体と称される
。非平面形凝結体では、その中の種々の層の平均繊維配
向方向は実質的に同方向であることが好ましい。
前記の基本的な積層型凝結体の態様変化の別の例には、
その片面または両面に輪郭部を有する凝結体があげられ
る。該輪郭部は凝結体の外側層のみに存在していてもよ
く、あるいはその隣の1またはそれ以上の層までのびて
いてもよい。
もし所望ならば、本発明の積層型凝結体は、慣用ベニヤ
板の処理の場合と同様に、たとえば保護用または装飾用
被覆を施すことができ、および/またはサンド加工処理
(sanding)を行うことができる。
本発明はまた、前記セルロース繊維質凝結体を、セルロ
ース繊維質材料の部片から製造する方法において、 セルロース繊維質材料の複数の部片に、高温下に水性軟
化剤を作用させて軟化させ、これによって、前記セルロ
ース繊維質材料中のセルロース架橋結合の少なくとも一
部を切断することからなる軟化工程と、 前記セルロース繊維質材料の軟化部片を集めてプレス操
作を行って圧縮マトリックスを形成させることからなる
圧縮工程と、 前記の圧縮マトリックスに脱水および団結操作を行って
団結マトリックスを形成させることからなる団結工程と
を有することをさらに有する製造方法にも関する。
軟化工程の目的は、セルロース繊維質材料を軟化、膨潤
させることであり、この軟化工程の後には、圧力の適用
によって長いセルロース繊維の束が集積し、より大型の
部片または凝結体を形成し得る。本発明方法の軟化工程
は、それ自体周知である。セルロース繊維質材料からな
る部片は、高温下の水性軟化剤の作用によって軟化する
。軟化剤は水または水蒸気であってよい。しかしながら
、或種の添加剤の添加によって軟化を促進でき、その例
には有機酸または無機酸(たとえば酢酸、硝酸、硫酸)
、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物また
は炭酸塩(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム)、水不混和性リグ
ニン溶媒(たとえばエタノール等の低級アルコール、ま
たはジオキサン)があげられる。アンモニアおよびその
水溶液が効果的な軟化剤であることも公知であり、たと
えば米国特許第3.282.313号明細書に記載され
ており、したがうてこれは本方法の軟化工程で、水性軟
化剤またはその一部として使用できる。さらに、軟化剤
として、ヒドラジン(米国特許第3.894,569号
明細書)、塩素、ホルムアルデヒドのごとき化学物質を
使用することも公知である。
しかしながら、これらの化合物を使用する場合には、大
気中への該化合物の逸散を防止するために特別な容器を
使用しなければならない。本発明方法の好ましい具体例
ではアンモニア等は使用されず、したがって特別な装置
も使用されない。実際には、本発明方法の軟化工程は開
放式の浴を用いて行うのが便利であり、これによって、
セルロース系材料の部片の処理が促進できる。
好ましい軟化剤は、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属の水酸化物または炭酸塩の水溶液であり、最も好まし
くは水酸化ナトリウムの水溶液である。セルロース繊維
質材料の部片は液状軟化剤に、浸漬操作によって接触さ
せるのが有利である。
浸漬操作は、サイズ浴(sized bath)を用い
て行うのが好ましい。
前記添加剤の量は、処理されるべきセルロース繊維質材
料の量との関連下に定めるのが有利である。たとえば、
被処理材料100重量部当り、水酸化ナトリウム等の添
加剤を0.02−3.0重量部、好ましくは0.1−1
.0重量部使用できる。前記添加剤の添加によってアル
カリ性溶液となった軟化剤は前記条件下において、その
最初のpHは10−11であるが、短時間後にpt+は
8に低下する。これは、軟化剤が消費されたことを示す
変化である。
セルロース繊維質材料の軟化工程は高温下に実施される
。温度の上限値は、セルロース繊維質材料が熱分解また
は減成するような高温である。
般に操作温度は約50−150℃、好ましくは約70−
120℃、−層好ましくは約80−100℃である。
軟化剤として水または水溶液を使用する場合には、軟化
工程は大気圧下に約100℃までの温度において実施す
るのが便利である。水蒸気を使用する場合には、軟化工
程は約100℃を越える温度において、飽和蒸気圧(作
業温度において)の水蒸気を用いて実施するのが有利で
ある。しかしながら、もし所望ならば、軟化工程を高圧
下に行うことも可能である。一般に、セルロース繊維質
材料の軟化のための所要時間は、軟化工程における反応
条件の苛酷度に左右されて種々変わるであろう。たとえ
ば、軟化工程を高温下に行う場合には、軟化時間は比較
的短かい時間であり、たとえば約150℃の温度におい
て1時間未満である。
好ましい温度である約80−100℃においては、軟化
時間は一般に5時間以下またはそれ以上であり得るが、
軟化時間は被処理材料(出発原料)の密度に左右されて
種々変わるであろう。被処理材料の密度が高(なるにつ
れて、軟化時間もまた長くなるであろう。さらに、被処
理材料の部片の寸法が大きくなるにつれて、軟化時間が
一層長くなる。
軟化工程では、約120−140℃の温度の場合には、
該工程に必要な水分の存在が被処理材料沖で副反応を起
し、この副反応は有害であって、生成物の品質低下をも
たらすことがあり得ることが見出された。したがって、
被処理材料は該温度に、ごく短時間だけ保つのが好まし
い。軟化のために長時間を要する場合には、被処理材料
を速やかに約140°C以上の温度に加熱すべきである
あるいは、軟化工程を、好ましくは約120°C未満の
温度において実施すべきである。
本発明に係る新規方法の第2番目の工程は、第1番目の
工程において軟化した枝状材料(branches)を
−緒にして圧縮することである。この圧縮工程では、軟
化工程で入った水分を全部排出せず、水分を少なくとも
30−35重量%(乾燥木材7065重景%)保つのが
好ましく、これによって、共成の団結工程が具合よ(実
施できる。この圧縮工程に使用される圧力は25−15
0バール、好ましくは30−100バールであり得る。
経済的立場および所望生成物の性質を考慮して、約50
バール程度の圧力が一般に実用上有利であろう。
所定の圧力をかけるための適当な技術(水分減少を制限
するための特定の手段を必要としない加圧技術)は、軟
化したセルロース繊維質材料の部片を別々に、または好
ましくは束にして、水圧プレスにかけるかまたは一対の
加圧ローラの間を通過させることである。被処理材料(
枝状材料)を、加圧ローラのニップを下向きの方向に通
過させるのが特に好ましい。被処理材料を好ましくは約
80−170℃に加熱したときに、圧縮操作は一層容易
になるが、被処理材料が45℃に冷えたときでも圧縮操
作は可能である。しかしながら一般に、こめ工程では外
部加熱は必ずしも必要ではない。なぜならば圧縮は一部
断熱的な変化であって、被圧縮物質の中で熱(内部熱)
が発生するからである。しかしながら、加熱された加圧
ローラを使用してもよい。ただしこの場合には水分損失
が多くならないようにすべきである。
本発明は特定の理論に拘束されるものではないが、軟化
工程の反応条件下では、出発原料中に存在する“縦方向
にのびるセルロースの網状構造”に固有の強度はそのま
ま保たれ、セルロース分子相互間の架橋構造を構成する
炭水化物結合(carbohydrate bondi
ng)のみが破壊され、そのために被処理材料は変形可
能になる。これは、アルカリ性パルプ化の場合よりも“
過激度”の低い処理である。変形可能性および軸方向の
一体性を保つことが実質的に重要である。ここで保持さ
れた化学的構造は、苛酷な機械的加工操作に耐えるもの
である。このような加工操作は、被処理材料に固有の加
工可能性を増すために実施でき、この操作によって被処
理材料の均質性が一層良くなる。
出発原料の元の形態や構造は破壊されるけれども、軟化
した材料(枝状材料)を、溝および輪郭のついたローラ
の間を通して圧さくすることによって、綱のような形の
材料が生成できる。
溝の寸法が段々小さくなるように作られた一連のカレン
ダローラを使用するのが好ましい。
ロール操作で得られる生成物は多少ゆるいマトリックス
であり、軟化材料の部片の束にロール掛けを行った場合
には、相互にからみ合った生成物が得られる。ロール掛
けの後に得られる扁平な生成物は、本発明に係る方法に
おける中間体であって、これに所望に応じて貯蔵でき、
その後に、たとえば数日後に本方法の最終工程にかける
ことができる。
したがって本発明はまた、セルロース繊維質材料の部片
゛からセルロース繊維質凝結体を製造するときに中間体
として使用するに適した圧縮マトリックスを製造する方
法において、既述の軟化工程と、既述の圧縮工程とを有
することをさらに有する方法にも関する。
圧縮マトリックスの団結工程は、熱および圧力の適用に
よって水分を除去することを含む操作によって実施でき
る。この目的のために使用される技術および装置は製紙
工業等において周知である。
適当な装置について述べると、移送用軌道/ベルトを備
え、担持部材の1つは有孔部材、たとえば有孔金属板ま
たは吸収材たとえば吸収用マットで。
ある装置が使用できる。別の型の装置としては、有孔構
造の加圧金型を含む装置があげられる。
圧縮マトリックスにかける圧力は好ましくは5−150
バール、−層好ましくは5−iooバールであるが、多
くの場合において、5−″50バールの圧力で充分であ
る。マトリックス中の残存水分の除去を促進するために
、団結工程は高温下に行うのが好ましく、一般に、少な
くとも100℃の温度において実施される。少なくとも
110℃の温度が有利である。軟化工程の説明の文節で
述べたように、セルロース繊維質材料は水分の存在下に
約120−140℃の温度において長時間維持すべきで
はない。団結工程を上記の高温において実施することが
所望される場合には、マトリックス中の残存水分を速や
かに除去すべきであり、この除去のために、たとえば有
孔構造の金型が使用できる。あるいは団結工程を上記の
範囲外の温度で行い、このために、マトリックスの迅速
加熱によって高温に到達させることができる。この場合
の最高温度は勿論、木材の著しい熱時減成が起る温度よ
りも低い温度であるべきである。したがって団結工程は
約200℃以下、一般に約170℃以下の温度において
実施できる。
本発明方法の団結工程の所要時間は、温度および圧力に
応じて種々変わるであろう(圧力の影響は比較的少ない
)、団結工程を有孔金型中で145−170℃において
行う場合には所要時間は一般に15−30分間である。
或場合には多少緩和な条件のもとで行うのが実際に有利
であり、たとえば110−120℃の温度において1−
3時間実施できる。
積層型凝結体を作る方法は、慣用ベニヤ材の製法と実質
的に異ならない。該方法について述べると、所定の寸法
および形態を有する所定の数の団結マトリックス層に充
分な量の接着剤を付けて積層させ、この積層シートを適
当なホットプレスで押圧して各層を相互に結合させる。
プレスとして、たとえば、積層型凝結体の形を有するプ
レスが使用できる。プレス操作の温度および時間は、接
着剤の性状に左右されて種々変わるであろう。接着剤は
その性状に応じて、液状または固体状で、室温または高
温下に使用できる。団結マトリックスの層に接着剤を付
着させる方法の例には、ブラシかけ、ロールかけ、展延
、噴霧があげられる。噴霧の場合には普通の噴霧技術お
よび静電噴霧技術が利用できる。或種の固体接着剤はま
たシートやホイルの形でも使用できる。
前記の積層型凝結体は高品質材料であうで、建材として
使用でき、慣用ベニヤ材に比して性質がはるかにすぐれ
ている。原料の性状および製造方法の条件の変化により
、積層型凝結体の寸法を種々変えることができる。また
、本発明によれば充分な大きさおよび品質を有する出発
原料の入手可能性とは全く無関係に、所望製品が製造で
きる。
本発明の凝結体は、その用途に応じて、たとえば水に敏
感な製品の形に製造できる(水に敏感な性質は、その製
造のときの脱水段階の逆の“段階”であると考えること
ができる)。したがってこの凝結体は室内で有利に使用
でき、および/または耐水性処理を行うことができる。
通常の耐水性ラッカー、他の被覆剤または含浸剤が使用
できる。
あるいは、この凝結体に耐水性を与え、および/または
機械的性質を改善するために、該凝結体に1またはそれ
以上の合成重合体を添加できる。
合成重合体は、たとえば粉末またはメルトの形で凝結体
の表面に添加するのが便利である。あるいは、凝結体の
製造の際に、好ましくは最終団結工程の前に、重合体を
添加することも可能である。
凝結体に添加または配合するのに適した重合体は、積層
型凝結体の説明の文節に記載されている重合体である。
或種の重合体は凝結体中に配合するのが困難であって、
均質な製品を得ることができないこともあるから、凝結
体の製造の途中または其後に1またはそれ以上の単量体
を添加し、かつ、必要に応じて1またはそれ以上の重合
触媒を加え、次いで凝結体を、単量体の重合反応が起る
ような条件下に保って重合体を生成させることが好まし
い。この方法によれば、比較的流動し易くかつ取扱が容
易な単量体を、凝結体全体にわたって一様に分布させる
ことができ、したがって均質な製品が得られる。
実施例 本発明を具体的に例示するために、次に実施例を示す。
例I 生長の速い樹木の枝の皮を剥ぎ、操作し易い寸法に切断
しく直径10−1501m;長さ0.2− IN)、水
酸化ナトリウムの水溶液に浸漬しく水酸化ナトリウムの
使用量:樹木の重量を基準として1−3重量%)、次い
で、溝が段々狭くなるように作られた一連のピンチロー
ラを、下向き方向に通過させ、綱のような形の材料(t
ow−1ike material)を形成させた。該
材料に団結操作を、を礼金型中で130℃において2時
間行った。該金型の使用によって、該材料中の残存水分
が速やかに除去できた。団結材料を50−150バール
の圧力下に加圧し、平坦な製品を形成させたが、このと
き脱気も行われた。次いで5−15バールの圧力のもと
て団結/脱水操作を行った。
その結果得られた凝結体の機械的性質を測定し、そして
無処理木材(チーク)、バーチクルボードおよびベニヤ
材の試料と比較した。この実験の結果を第1表に示す。
第一1−表 第1表から明らかなように、本発明の凝結体は、それに
対応する出発原料に比して、それよりはるかにすぐれた
機械的性質を有する。
例■ 約2.5鶴の厚みを有する実質的に一方向配向型の団結
マトリックスである複数の層を用いて、積層型凝結体で
ある複合体を製造した。これらの層は、例I記載の方法
によって柳またはもみの木の技から製造したものであっ
た。
前記の木材から作った6枚の層を用意し、1番目から5
番目までの層の片面に熱可塑性または熱硬化性接着剤を
付着させた後に、6枚の層を相互に重ね、金型に入れた
。熱可塑性接着剤は静電噴霧装置を用いて層に噴霧した
が、これは融点220℃のエチレンープロピレンーー酸
化炭素重合体からなるものであった。熱硬化性接着剤は
、“エピコート−828” (登録商標)と“エビキュ
アー213” (登録商標)との混合物(混合比55/
45wt/wt)であり、これは所定の層に、へらで塗
布した。
熱可塑性接着剤を付けた積層体は190℃において、最
初の圧力を80バールとして各層の相互接着操作を行っ
た。圧力は、時間の経過と共に低下した。金型中の圧力
値が一定の値になったときに(すなわち、約15分間経
過した後に)、加熱操作を停止し、水冷装置を作動させ
て、金型および積層体を約20℃に冷却した。
熱硬化性接着剤を用いた試料については、これを金型中
で5−7バールの比較的低い圧力のもとて80℃に加熱
することによって接着操作を行った。積層体である複合
体が80℃に達したときに加熱操作を停止し、該複合体
を一晩中放冷した。
このようにして得られた積層体から、寸法170X20
X15Mの測定用試料を切取った。これらの試料の重量
および寸法から密度を算出し、物理的性質を、標準規格
rlso−178Jに規定された方法によって測定した
。これらの積層体の組成および性質のデータを、数種の
対照試料(天然木材および木材製品)のデータと共に第
■表に示す。
第■表に示されているように、本発明の積層型凝結体で
ある複合体のうちで、比較的低密度の木材の廃品から作
られたものは、樹木の幹から切取った天然木材試料、お
よびベニヤ材やバーチクルボードのごとき周知木材加工
品に比して、性質がはるかにすぐれている。
1+表 *熱可塑性接着剤 本本熱硬化性接着剤

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セルロース繊維質材料の部片から作られたセルロ
    ース繊維質凝結体において、 セルロース繊維質材料の複数の部片に、高温下に水性軟
    化剤を作用させて軟化させ、これによって、前記セルロ
    ース繊維質材料中のセルロース架橋結合の少なくとも一
    部を切断することからなる軟化工程と、 前記セルロース繊維質材料の軟化部片を集めてプレス操
    作を行って圧縮マトリックスを形成させることからなる
    圧縮工程と、 前記の圧縮マトリックスに脱水および団結操作を行って
    団結マトリックスを形成させることからなる団結工程と
    を有する方法によって作られたものであることを特徴と
    するセルロース繊維質凝結体。
  2. (2)セルロース繊維質材料の部片が輕質木材の部片で
    ある請求項1に記載の凝結体。
  3. (3)接着剤によって相互に結合した複数の団結マトリ
    ックス層からなる積層型凝結体である請求項1または2
    に記載の凝結体。
  4. (4)接着剤が、少なくとも1種のオレフィン型不飽和
    化合物と一酸化炭素とから形成された線状の交互共重合
    体からなるものである請求項3に記載の凝結体。
  5. (5)請求項(1)に記載のセルロース繊維質凝結体を
    、セルロース繊維質材料の部片から製造する方法におい
    て、 セルロース繊維質材料の複数の部片に、高温下に水性軟
    化剤を作用させて軟化させ、これによって、前記セルロ
    ース繊維質材料中のセルロース架橋結合の少なくとも一
    部を切断することからなる軟化工程と、 前記セルロース繊維質材料の軟化部片を集めてプレス操
    作を行って圧縮マトリックスを形成させることからなる
    圧縮工程と、 前記の圧縮マトリックスに脱水および団結操作を行って
    団結マトリックスを形成させることからなる団結工程と
    を有することを特徴とする製造方法。
  6. (6)軟化剤が、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
    の水酸化物または炭酸塩の水溶液を含有するものである
    請求項5に記載の製造方法。
  7. (7)軟化剤が、水酸化ナトリウムを0.02−3.0
    重量部(被処理セルロース繊維質材料100重量部当り
    )の水溶液を含有するものである請求項6に記載の製造
    方法。
  8. (8)軟化工程を約50−150℃の温度において実施
    することを包含する請求項5−7のいずれか一項に記載
    の製造方法。
  9. (9)軟化工程を約80−100℃の温度において実施
    することを包含する請求項8に記載の製造方法。
  10. (10)圧縮工程を25−150バールの圧力下に実施
    することを包含する請求項5−9のいずれか一項に記載
    の製造方法。
  11. (11)圧縮マトリックスの水分含量が少なくとも30
    −35重量%である請求項5−10のいずれか一項に記
    載の製造方法。
  12. (12)圧縮マトリックスに、5−150バールの圧力
    下に団結操作を行うことを包含する請求項5−11のい
    ずれか一項に記載の製造方法。
  13. (13)圧縮マトリックスに、少なくとも110℃の温
    度において団結操作を行うことを包含する請求項5−1
    2のいずれかに一項に記載の製造方法。
  14. (14)所定の寸法および所定の形態を有する所定の数
    の団結マトリックス層を、充分な量の接着剤を使用して
    積層させ、該積層シートを適当なプレスで押圧して各層
    を相互に結合させ、これによって、請求項3または4に
    記載の積層型凝結体を生成させる工程をさらに有する請
    求項5−13のいずれか一項に記載の製造方法。
  15. (15)請求項5−14のいずれか一項に記載の製造方
    法によって製造されたセルロース繊維質凝結体。
  16. (16)請求項1−4および15のうちのいずれか一項
    に記載のセルロース繊維質凝結体の製造の際に中間体と
    して使用するに適した圧縮マトリックスを製造する方法
    において、請求項5−11のいずれか一項に記載の軟化
    工程および圧縮工程を包含することを特徴とする圧縮マ
    トリックスの製造方法。
  17. (17)請求項16に記載の製造方法によって製造され
    た圧縮マトリックス。
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