JPH02218475A - 複合管の製造方法 - Google Patents

複合管の製造方法

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JPH02218475A
JPH02218475A JP1040950A JP4095089A JPH02218475A JP H02218475 A JPH02218475 A JP H02218475A JP 1040950 A JP1040950 A JP 1040950A JP 4095089 A JP4095089 A JP 4095089A JP H02218475 A JPH02218475 A JP H02218475A
Authority
JP
Japan
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polyolefin resin
modified polyolefin
pipe
fluorine
silane
Prior art date
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Pending
Application number
JP1040950A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichiro Nagura
名倉 太一郎
Toshiyuki Takematsu
竹松 敏行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIYUUGOU JIYUUTAKUYOU SHINZAIRIYOU KIKI SYST KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
SHIYUUGOU JIYUUTAKUYOU SHINZAIRIYOU KIKI SYST KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by SHIYUUGOU JIYUUTAKUYOU SHINZAIRIYOU KIKI SYST KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical SHIYUUGOU JIYUUTAKUYOU SHINZAIRIYOU KIKI SYST KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Priority to JP1040950A priority Critical patent/JPH02218475A/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐薬品性、耐熱性に優れ、かつ安価に得られ
る複合管の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、薬液等の輸送にポリエチレン管が使用されている
。特に、機械的強度が要求される場合は、金属管の内面
にポリエチレン層が被覆された複合管が使°用される。
しかしながら、この複合管は、温水をはじめとして、塩
素水、クロム酸水溶液等の薬液には耐久性がなく、これ
らの液体を流した場合、ポリエチレン層の表面が侵され
てクランクが発生する。
このようなポリエチレンの欠点を解決するために、複合
管のポリエチレン層の内面に、薄いフッ素樹脂層を被覆
する試みがなされている。
しかしながら、ポリエチレン樹脂及びフッ素樹脂自体は
、それぞれ非極性であって接着性を有しない。
従って、接着剤等を用いて、ポリエチレン層に単にフッ
素樹脂を接着することはできない。
この解決策として、ポリエチレンの代わりに、グラフト
変性したポリエチレンを使用して、フッ素樹脂層との接
着性を向上する方法が試みられている。
例えば、特開昭59−214645号公報には、エチレ
ン重合体に酢酸ビニルをグラフト重合させた樹脂に、フ
ッ素樹脂を積層した積層体が提案されている。また、例
えば特開昭60−46243号公報には、エチレン重合
体のアルキルアクリレートグラフト共重合体に、フッ素
樹脂を積層した積層体が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記グラフト共重合体はいずれも耐熱性
に欠点があり、耐熱性が要求される用途には使用できな
いという問題点があった。
また、ポリエチレンのグラフト共重合反応は、長時間を
要するうえに、重合設備を必要とし、該グラフト共重合
体を安価に提供することができず、複合管が高価になる
という問題点もあった。
(課題を解決するための手段) 本発明複合管の製造方法は、上記問題点を解決するため
になされたものであって、金属の帯状長尺シートを順次
湾曲させて断面円管状となし、その側縁部同志を溶接し
て金属管を形成し、該金属管の内周面に水架橋型シラン
変性ポリオレフィン樹脂を、溶融被覆して連続的にライ
ニング管を製造する方法において、該シラン変性ポリオ
レフィン樹脂層が溶融状態にある間に、該シラン変性ポ
リオレフィン樹脂層に少なくともフッ素を含む気体を接
触させ、フッ素化層を形成することを要旨とする。
本発明において、複合管の内周面には、水架橋型シラン
変性ポリオレフィン樹脂が溶融被覆される。該シラン変
性ポリオレフィン樹脂は、シラン変性によって、金属管
との接着性が向上するとともに、分子内にラジカル官能
基が形成されるために、フッ素と速やかに反応し、シラ
ン変性ポリオレフィン樹脂の表面に強固に結合されたフ
ッ素化層を形成することができる。
本発明において、水架橋型シラン変性ポリオレフィン樹
脂とは、シラン化合物で変性され、水好ましくは熱水と
接触させることにより、分子間で架橋結合を起こすポリ
オレフィン樹脂である。
上記シラン化合物としては、加水分解可能な有機官能基
、例えば、メトキシ基、エトキシ基等のアルコシキ基を
含み、かつポリオレフ、イン樹脂中に発生した遊離ラジ
カル部位と反応しうる不飽和の炭化水素基を有する化合
物が好ましく、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン等が好適に使用される。
また、遊離ラジカルの発生剤としては、ジクミルパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物
が挙げられる。
本発明において、シラン変性は、例えば、ポリオレフィ
ン樹脂100重量部に、シラン化合物0.1〜lO重量
部とラジカル発生剤0.001〜3重量部とが加えられ
て押出機中で行われる。
本発明で使用されるポリオレフィン樹脂としては、低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・プロピレン共重合体、ポリプロピ
レン、ポリブテン等が挙げられる。
本発明でいう金属の帯状長尺シートとしては、鋼製、銅
製、アルミニウム製等からなるものが挙げられるが、接
着性の点からアルミニウム製か鋼製のものを使用するの
が望ましい。
本発明でいうフッ素ガスを含む気体としては、例えば、
フッ素ガスと窒素ガスの混合気体が挙げられる。フッ素
ガスの単独使用も不可能ではないが、フッ素ガスは反応
性が高く、取扱いが危険であるため、実際の使用には、
窒素ガスが混合された混合気体として使用される。
上記混合気体において、フッ素ガスの含有量は、10〜
90容量%、好ましくは30〜70容量%とされる。
lO容量%未満では、反応性が乏しり、90容量%を越
える場合は、取扱いが危険となる。
(作用) 本発明の複合管の製造方法は、金属管の内周面に水架橋
型シラン変性ポリオレフィン樹脂を被覆するので、金属
管と強固に接着するとともに、該シラン変性ポリオレフ
ィン樹脂層は、その分子中に形成されたラジカル官能基
がフッ素と速やかに反応して、強固に結合された厚いフ
ッ素化層を形成する。
(実施例) 以下に 本発明の実施例について説明する。
本発明の複合管の製造方法は、例えば第1図に示す製造
装置によって実施される。
ロール(図示しない)によって、(第1図右方より)搬
送された金属の長尺帯状シート10は、その断面が、順
次湾曲されて円管状に加工され、該シート10の側縁部
同志が溶接機50で溶接されて金属管11が形成される
樹脂押出金型20は押出機(図示しない)に接続され、
咳金型20は溶接機50で金属管となされる前の位置で
、略U字状に湾曲されたシートlOの開口部から金属管
11内部へ挿入されている。
該樹脂押出金型20は、その管状部21の内部にセンタ
ーコア40が内嵌されており、該センターコア40は、
その先端部において、先端部に向かって拡径するテーバ
部22を有する。
シラン変性ポリオレフィン樹脂30は、溶融状態で押出
機から吐出され、樹脂押出金型20内を移動して、管状
部21の先端部とセンターコア40のテーバ部とによっ
て形成された環状の間隙から、樹脂押出金型20外へ押
出される。
咳金型20から押出されたシラン変性ポリオレフィン樹
脂30は、金属管11の内周面に押圧、被覆されて、ラ
イニング管が製造される。
次いで、フッ素を含む気体が、センターコア40を貫通
して形成された通路41を経て、センターコア40の先
端部に設けられたテーバ状に拡径されたノズル42より
、上記ライニング管の内面に吹きつけられ、ライニング
管内面にフッ素化層が形成される。
尚、フッ素を含む気体はセンターコア40の先端から噴
出させるだけでもよいが、放射状に拡がるように、セン
ターコア40の先端部に略円錐形のノズル42が設けら
れているのがよい。
かくして、金属管の内面に被覆されたシラン変性ポリオ
レフィン樹脂の表面に、フッ素化層が形成された複合管
が製造される。
また、上記ポリオレフィン樹脂と反応しなかったフッ素
ガスは、例えば通路41の内部に挿入され、その先端が
ノズル42の中心部を貫通するように設けられた別の通
路(図示しない)から吸引することによって回収するこ
とができる。
夫狂拠二り 低密度ポリエチレン樹脂(密度0.930) 100重
量部に、ジクミルパーオキサイF’0.04重量部とビ
ニルメトキシシランエ重量部とを加えて変性したシラン
変性低密度ポリエチレン樹脂を、帯状の鋼板を順次湾曲
させて成形した鋼管の内周面に溶融被覆して樹脂層を形
成し、該樹脂層にフッ素と窒素の混合気体(フッ素含量
40容1χ)を、毎分11の流量で吹きつけてフッ素化
層を形成し、複合管を製造した。 (製管速度: 10
m/分)上記複合管の耐薬品性テストとして、複合管内
に50°Cの50%濃度クロム酸水溶液を240時間循
環するテストと、複合管内に50″Cの1000pp層
濃度塩素水を1ooo時間循環するテストを、それぞれ
別々に実施したが、フ・ン素化された樹脂層に全く異常
は認められなかった。
スffi 高密度ポリエチレン樹脂(密度0.965)を使用し、
フッ素と窒素の混合気体(フッ素含量40容量%)を毎
分122としたこと以外は、実施例−1と同様な方法で
複合管を製造した。
上記複合管につき、実施例−1と同様の方法で耐薬品性
テストを実施したが、フッ素化された樹脂層に全(異常
は認められなかった。
几較班二上 実施例−Iにおいて、フッ素を含む気体を吹きつけなか
ったこと以外は、実施例−1と同様な方法で複合管を製
造した。
上記複合管につき、実施例−1と同様な方法で耐薬品性
テストを実施したところ、クロム酸水溶液で内面樹脂層
に剥離が発生し、塩素水では内面樹脂層に白い水泡が発
生し、該樹脂層の一部に剥離が生じた。
此it二λ 実施例−2において、フッ素を含む気体を吹きつけなか
ったこと以外は、実施例−1と同様な方法で複合管を製
造した。
上記複合管につき、実施例−1と同様な方法で耐薬品性
テストを実施したところ、クロム酸水溶液で内面樹脂層
に剥離が発生し、塩素水では該樹脂層に小さな白い水泡
が発生した。
以上の結果を下表に示す。
表 (発明の効果) 本発明の複合管の製造方法は、上述したように、シラン
変性ポリオレフィン樹脂層が金属管内周面に強固に接着
され、かつ該樹脂層には、該樹脂層が溶融状態にある間
に、フッ素を含む気体が吹き付けられるだけで、充分な
厚さのフッ素化層が形成されるので、耐熱性、耐薬品性
に優れた複合管を、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す概要図である。 10−・−長尺帯状シート、 11・・−金属管、 2
0−樹脂押出金型、30・−・シラン変性ポリオレフィ
ン樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属の帯状長尺シートを順次湾曲させて断面円管状
    となし、その側縁部同志を溶接して金属管を形成し、該
    金属管の内周面に水架橋型シラン変性ポリオレフィン樹
    脂を、溶融被覆して連続的にライニング管を製造する方
    法において、該シラン変性ポリオレフィン樹脂層が溶融
    状態にある間に、該シラン変性ポリオレフィン樹脂層に
    少なくともフッ素を含む気体を接触させ、フッ素化層を
    形成することを特徴とする複合管の製造方法。
JP1040950A 1989-02-21 1989-02-21 複合管の製造方法 Pending JPH02218475A (ja)

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