JPH02214277A - テレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジ１ン受像機に係り、特に、高画質、高
精細な画像再生に好適な輝度・色信号分離、走査変換の
走査線補間の信号処理に関する。

従来の技術 テレビジョン受像機の高画質を図るものとして、輝度・
色信号分離の特性を動きに応じて変化させ、好適な分離
を図ること、あるいは、インタレース走査で抜けた走査
線の信号を、前後の走査線、またはフィールド間の走査
線情報で補間して、順次走査の形態で表示するなどの信
号処理が知られている。

従来のテレビジョン受像機としては、例えば特開昭８２
−１５９５８８号公報に示されている。

第４図は従来の走査変換処理したテレビジョン受像機の
構成図を示すものであり、１はテレビジョン受像機に入
力されるＮＴＳＣ方式カラーテレビジョン信号の入力端
子、２は動き情゛報を検出するフレーム差分検出回路、
２０はフレームメモ１ハ２１は色信号の極性を反転する
色信号極性反転回路、２２は減算回路、３は走査変換回
路、３０はフィールドメモリ、３１はラインメモリ、３
２は加算回路、３３は切換回路、３４は時間軸変換回路
、４は走査変換された出力信号の出力端子である。

以上のように構成された従来のテレビジョン受像機の動
作について説明する。入力端子１に入力されたＮＴＳＧ
テレビジョン信号は、フレーム差分検出回路２と走査変
換回路３に供給され、フレーム差分検出回路２では、フ
レームメモリ２０で１フレーム遅延させ、かっ色信号極
性反転回路２１で搬送色信号の極性を反転させて、入力
信号と同一極性としたのち、その両信号の差を減算回路
２２で算出する。その結果、フレーム差分検出回路２は
被写体が静止している場合は零に近い信号が得られ、被
写体が動いていると、フレーム間の輝度の変化に対応し
た信号が得られ、走査変換回路３の切換回路３３に供給
する。

走査変換回路３は、インタレース走査の信号を静止画の
場合はフィールド間、動画の場合はフィールド内で補間
信号を作成し、順次走査に変換するものである。走査変
換回路３では、入力されたＮＴＳＣテレビジーン信号は
、フィールドメモリ３０とラインメモリ３１と加算回路
３２と時間時間軸変換回路３４に供給される。フィール
ドメモリ３０で１フイールド遅延した信号は切換回路３
３を介し、静止画の補間信号として時間軸変換回路３４
に供給される。加算回路３２はラインメモリ３１で１ラ
イン遅延した信号と入力信号で加算し動画の補間信号と
して時間軸変換回路３４に供給される。切換制御回路３
３はフレーム差分検出回路２で画素毎に検出した動き信
号で、静止画の場合はフィールドメモリ３０の出力信号
を、動きがある場合は加算回路３２の出力信号を選択す
る動き適応処理により、時間軸変換回路３４に供給され
る。時間軸変換回路３４は複数のラインメモリで構成さ
れ、書き込みの速度の２倍の速度で読み出され、水平周
波数が３１．５ＫＨｚの５２５本、６０フレーム、順次
走査の形態の信号に変換し出力端子４に供給する。した
がって、走査変換は静止画部分では垂直解像度の向上と
フリッカの除去を行い高画質化を図っている。

次にその他の動き適応処理きしては、ＮＴＳＣカラーテ
レビジ日ン信号の輝度と色信号の分離がある。この処理
は静止画部分においてはフレーム間処理によりドツト妨
害、クロスカラーの除去をおこない、動画部分ではライ
ン間処理により動き適応の信号処理を行っている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記のような構成では、動き信号をフレ
ーム間のレベル差で検出するため、第５図に示すような
物体５が６の方向に移動すると物体５の陰となる部分５
０も共に移動するため、物体７の輝度も変化する。した
がって、輝度のみが変化する場合でも動きと検出され、
物体７の７０の部分はフィールド内の処理、７１の部分
はフィールド間で処理されるため不自然な画像となる。

特に走査変換ではエツジ部分にフリッカを発生し易いた
め不自然さは顕著となる。また輝度と色信号の分離（詳
細な説明は省略）においては動画部分のエツジ部分にド
ツト妨害が発生し易いため共に不自然な画像となるとい
う問題点を有していた。

本発明はかかる点に鑑み、動いていない物体に、レベル
差が発生してもエツジ部分は静止画処理をおこない画像
の不自然さを除去するテレビジョン受像機を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は、テレビジョン信号より、少なくとも１フレー
ム間の差分信号を検出するフレーム差分検出回路と、画
像のエツジ信号を検出するエツジ検出回路と、エツジ信
号のフレーム相関を検出するエツジ相関検出回路と、前
記フレーム差分検出回路の出力信号を前記エツジ相関検
出回路の出力信号で制御するフレーム差分制御回路で画
像の動き情報を検出し、前記フレーム差分制御回路の出
力信号を用いて動き適応処理を行う手段を有してなるテ
レビジョン受像機である。

作用 本発明は前記した構成により、テレビジョン信号より、
少なくとも１フレーム間の差分信号をフレーム差分検出
回路でフレーム間のレベルの差を検出すると共に、画像
のエツジをエツジ検出回路で検出を行い、エツジ信号は
フレーム相関を検出するエツジ相関検出回路でフレーム
間のエツジ部分の位置の移動を検出を行う。検出の結果
、エツジの位置が動いていないことを検出すると、フレ
ーム差分検出回路に発生したフレーム差分検出信号は除
去するようにフレーム差分制御回路で制御し、動き適応
処理の動き情報とする。したがって、動いていない物体
に、レベル差が発生してもエツジ部分は静止画処理をお
こない画像の不自然さを除去するテレビジョン受像機を
提供することができる。

実施例 第１図は本発明の一実施例における走査変換の動き適応
処理を行うテレビジョン受像機の構成図を示すものであ
る。

第１図において、従来と同様に動作するものは同一番号
を付し説明は省略する。１１は入力されるテレビジョン
信号のエツジを検出するエツジ検出回路、１２はエツジ
検出回路１１で得られたエツジ信号のフレーム相関を検
出し、相関のあるエツジ部分を検出すると、検出したこ
とを表わす信号をフレーム差分制御回路に供給するエツ
ジ相関検出回路、１３はエツジ相関検出回路１２で得ら
れたエツジ相関検出信号により相関のあるエツジ部分に
発生したフレーム差分信号を取り除く制御を行うフレー
ム差分制御回路である。

以上のように構成された実施例のテレビジョン受像機に
おいて、以下その動作を第２図の波形図を用いて説明す
る。

第２図において１００は入力されたテレビジ１ン信号、
１１０は１１１のレベル差が生じた１フレーム後のテレ
ビジョン信号、１０１．１１２はエツジ信号、１２０は
フレーム差分信号、１３０はエツジ信号のフレーム相関
検出信号、１４０はエツジ信号の有無を表わすエツジ有
無検出信号である。入力端子１に１００に示す信号が到
来しその１フレーム後に１１０に示す信号が入力される
と、フレーム差分検出回路２はフレーム差分信号１２０
を検出しフレーム差分制御回路工３に供給する。エツジ
検出回路１１はラインメモリおよび演算回路で構成され
る従来技術で１０１に示すエツジ信号を検出しエツジ相
関検出回路１２に供給する。ここでエツジ信号は、エツ
ジの有無を表わす２値信号または絶対値処理に変換して
処理する方法があるが、エツジのフレーム相関の検出制
度を向上させるために正と負の信号で処理を行う。

エツジ相関検出回路１２は、第３図に示すようにエツジ
信号を１フレーム間遅延させるフレームメモＩＪ　２０
０と減算回路２０１と判別回路２０２と所定の大きさ以
上のエツジ部分の期間だけ動作するゲート回路２０３で
構成される。入力されたエツジ信号１０１はフレームメ
モリ２００を介し、１フレーム後のエツジ信号１１２と
共に減算回路２０１に供給されフレーム間の差分を検出
し、判別回路２０２に供給する。判別回路２０２は差分
の値が所定のレベルより小さければ、フレーム差分制御
回路１３に制御信号を１”のレベルで、大きい場合（エ
ツジにフレーム相関がない）は”０”のレベルでゲート
回路２０３に供給する。ゲート回路２０３は入力信号の
エツジ部分以外に発生する余分な信号を除去するもので
、入力信号１１０のエツジ部分の有無を表わすエツジ有
無検出信号１４０を作成し、その信号で判別回路２０２
の出力信号を制御しフレーム差分制御回路１３に供給す
る。フレーム差分制御回路１３は切換回路で構成され、
エツジ相関検出回路１２の制御信号が”１゛の場合はフ
レーム差分信号を除去し、０パの場合はそのまま通過さ
せ、動き情報として動き適応処理の回路へ供給する。”
、”　以上のように、この実施例によれば、少なくとも
１フレーム間の差分信号を検出するフレーム差分検出回
路２でフレーム間のレベルの差を検出すると共に、画像
のエツジ信号を検出するエツジ検出回路１１とエツジ信
号のフレーム相関を検出するエツジ相関検出回路１２で
フレーム間のエツジ部分の位置の移動を検出し、前記フ
レーム差分検出回路２の出力信号を前記エツジ相関検出
回路１２の出力信号でエツジ部分の位置が動いていない
ときに発生したフレーム差分信号は除去するようにフレ
ーム差分制御回路１３で制御し、動き適応処理の動き情
報とすることにより、動いていない物体に、レベル差が
発生してもエツジ部分は静止画処理をおこない画像の不
自然さを除去するテレビジョン受像機を提供することが
できる。

この第１図および第３図の実施例ではすべてのエツジで
動作している。したがって、第６図に示すように斜めお
よび縦エツジ７１を持つ物体にレベル変化が生じたとき
、動き適応の処理が走査変換の場合、そのエツジ部分７
１．７２は静止画（フィールド間）、７３の部分は動画
（ライン）間の信号で補間される。しかし７１の斜めお
よび縦エツジ部分では輝度むらが生じるという不都合が
ある。

第７図は、これらを改善する本発明によるテレビジョン
受像機における横線エツジ検出回路１４の実施例の構成
を示すものである。第７図の横線エツジ検出回路におい
て、３００は縦線エツジ成分検出回路、３１０は横線エ
ツジ成分検出回路、３２０は横線エツジ制御回路である
。第７図において、その動作を説明する。縦線エツジ成
分検出回路３００は斜めおよび縦線のエツジ成分を含む
エツジを検出し、横線エツジ成分検出回路３１０は斜め
および横線のエツジ成分を含むエツジを検出し、エツジ
制御回路３２０に供給する。横線エツジ制御回路３２０
は横線エツジのみを検出するもので、横線エツジ成分が
存在しかつ縦線エツジ成分が存在しない場合（第７図７
２の部分）のみ、横線エツジ信号をエツジ相関検出回路
１２に供給する。したがって、第７図の７１の斜めおよ
び縦の部分はエツジ信号としては送出されない。以下の
動作は第１の実施例と同様に動作するので説明は省略す
る。

以上のようにこの実施例によれば、テレビジョン信号よ
り、少なくとも１フレーム間の差分信号を検出するフレ
ーム差分検出回路２でフレーム間のレベルの差を検出す
ると共に、画像の横線エツジ信号を検出する横線エツジ
検出回路１４とエツジ信号のフレーム相関を検出するエ
ツジ相関検出回路１２でフレーム間の横線エツジ部分の
位置の移動を検出し、前記フレーム差分検出回路２の出
力信号を前記エツジ相関検出回路１２の出力信号で横線
エツジ部分の位置が動いていないときに発生したフレー
ム差分検出信号は除去するようにフレーム差分制御回路
１３で制御し、動き適応処理の動き情報とすることによ
り、動いていない物体の横線に、レベル差が発生しても
エツジ部分は静止画処理、縦線エツジ部分は動画処理を
行い、画像の不自然さを除去する走査変換処理を施した
テレビジョン受像機を提供することができる。

なお、この実施例においてエツジ相関検出回路１２にフ
レーム間の相関検出のためフレームメモリ２００を設け
たが、フレーム差分検出回路２のフレームメモリ２０の
出力を供用してもよい。しかし、その場合はエツジ検出
回路１１および横線エツジ検出回路１４と同様に動作す
るもう一つのエツジ検出回路１１および横線エツジ検出
回路１４を設けることはいうまでもない。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、エツジ部分の位置
が動いていないときに発生したフレーム差分検出信号は
除去するようにフレーム差分制御回路で制御し、動き適
応処理の動き情報とすることにより、動いていない物体
に、レベル差が発生してもエツジ部分は静止画処理をお
こない画像の不自然さを除去するテレビジョン受像機を
提供することができ、その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるテレビジョン受
像機の構成図、第２図は同実施例の動作を説明するため
の波形図、第３図は同実施例におけるエツジ相関検出回
路の構成図、第４図は従来例のテレビジョン受像機の構
成図、第５図は従来例のテレビジョン受像機の問題点の
説明図、第６図は第１の実施例の問題点を説明する図、
第７図は第２の実施例における走査変換を行うテレビジ
ョン受像機の横線エツジ検出回路の構成図である。 １・・入力端子、２・・フレーム差分検出回路、３・・
走査変換回路、４・・出力端子、２０．２００・・フレ
ームメモリ、１１・・エツジ検出回路、１２・・エツジ
相関検出回路、２０１・・減算回路、２０２・・判別回
路、２０３・・ゲート回路、１３・・フレーム差分検出
回路、１４・・横線エツジ検出回路、３００・・縦線エ
ツジ成分検出回路、３１０・・横線エツジ成分検出回路
、３２０・・横線エツジ制御回路、７１・・縦線および
斜め線エツジ、７２・・横線エツジ成分検出回路、７３
・・動画処理部分。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第２図 第１図 第６図 第７図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）テレビジョン信号より、少なくとも１フレーム間
   の差分信号を検出するフレーム差分検出回路と、画像の
   エッジ信号を検出するエッジ検出回路と、エッジ信号の
   フレーム相関を検出するエッジ相関検出回路と、前記フ
   レーム差分検出回路の出力信号を前記エッジ相関検出回
   路の出力信号で制御するフレーム差分制御回路で画像の
   動き情報を検出し、前記フレーム差分制御回路の出力信
   号で動き適応処理を行う手段を有することを特徴とする
   テレビジョン受像機。
2. （２）エッジ相関検出回路において、エッジのフレーム
   相関は、エッジ信号の正と負の信号で処理することを特
   徴とする請求項１記載のテレビジョン受像機。
3. （３）エッジ相関検出回路において、エッジのフレーム
   相関は、所定のレベル以上のフレーム間のエッジ差分を
   判別する判別回路と、所定のレベル以上のエッジ信号の
   とき前記判別回路の出力信号を通過させるゲート回路を
   備えたことを特徴とする請求項１記載のテレビジョン受
   像機。
4. （４）フレーム差分制御回路において、エッジ相関検出
   回路でフレーム相関のあるエッジ部分に生じるフレーム
   差分検出信号は除去する制御を行うことを特徴とする請
   求項１記載のテレビジョン受像機。
5. （５）テレビジョン信号より、少なくとも１フレーム間
   の差分信号を検出するフレーム差分検出回路と、画像の
   横線エッジ信号を検出する横線エッジ検出回路と、横線
   エッジ信号のフレーム相関を検出するエッジ相関検出回
   路と、前記フレーム差分検出回路の出力信号を前記エッ
   ジ相関検出回路の出力信号で制御するフレーム差分制御
   回路で画像の動き情報を検出し、前記フレーム差分制御
   回路の出力信号で走査変換の動き適応処理を行う手段を
   有してなることを特徴とするテレビジョン受像機。