JPH02212634A - 摩擦材 - Google Patents

摩擦材

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JPH02212634A
JPH02212634A JP3138589A JP3138589A JPH02212634A JP H02212634 A JPH02212634 A JP H02212634A JP 3138589 A JP3138589 A JP 3138589A JP 3138589 A JP3138589 A JP 3138589A JP H02212634 A JPH02212634 A JP H02212634A
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fiber
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durability
brake
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Katsuhiro Shibata
勝弘 柴田
Yuichi Azuma
東 雄一
Akiya Suzuki
鈴木 韶也
Akio Komatsu
小松 明雄
Kenichi Yamazaki
山崎 賢一
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車用ブレーキライニング、ディスクブレ
ーキパッド、クラッチフェーシング等に用いられる摩擦
Hに関する。
〈従来の技術〉 近年、自動車用ディスクブレーキパッドやクラッチフェ
ーシング等に用いられる摩擦材に於て、従来使用されて
きた石綿よりもフェード現象が抑制され、かつ対摩耗性
等に優れたカーボン繊維やアラミド繊維等を使用するこ
とが提案されている。
しかるに、このような摩擦材に」−記各繊維を均等に分
散させるのみでは、摩擦により昇温した時に摩擦祠と被
摩擦祠との間に、摩擦月から発生する有機ガス及び液状
有機相が介在し、その潤滑作用によりフェード現象を発
生し易くなる問題があった。
そこで、特開昭63−1−06435号公報には、上記
各繊維を最長部5〜30mmの繊維ブロックとして分散
させた摩擦材が開示されている。この摩擦材によれば、
繊維ブロック内にて空孔率が大きくなり、」−記有機ガ
ス及び液状有機材をこの空孔内に取入れることによりフ
ェード現象をある程度抑制できる。しかしながら、繊維
ブロックが大きいと、例えはブレーキパッドとして用い
る場合等に所望の強度を得難くなり、また、混合する繊
維の種類やその比率によっては所望の形状に成形し難く
なる問題があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、所望の形状に成形し易く、また強度及び耐久性が低
下することなくフェード現象を好適に抑制し得る摩擦祠
を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれは、カーボン繊維を3
重量%乃至30重量%、パルプ状繊維及び切断繊維の混
合体からなるアラミド繊維を2重量%乃至20重量%含
み、最長部が5mm未満であって、かつ空孔率及び前記
各繊維の体積率が他の部分よりも大きな繊維ブロックが
、少なくとも摩擦面部に分散していることを特徴とする
摩擦月を提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、昇温時に発生する有機ガス等を摩擦
材の繊維ブロックの空孔内に取入れてフェード現象を好
適に抑制できる。また、繊維ブロックをアラミド繊維お
よびカーボン繊維にて構成し、かつ、その繊維ブロック
の最長部を5mm未満とすることで、成形後の耐久性及
び強度か向」−する。更に、アラミド繊維のフィブリル
繊維が成形時に切断アラミド繊維やカーボン繊維或いは
他の充填利等を取込むことにより成形時に不必要にかさ
か増大することがない。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図は本発明が適用された自動車用ディスクブレーキ
1を示す模式的な構成図である。このディスクブレーキ
1は、図示されない車輪と一体的に回転するブレーキデ
ィスク2と、固定キャリパ3に支持され、ブレーキディ
スク2を挾んで対峙すると共にその背面に図示されない
油圧手段をもって油圧が供給される一対のシリンダ4と
、該シリンダに固定され、実際にブレーキディスク2と
摩擦するブレーキパッド5とを有している。
ブレーキディスク2は、JIS  G  5501のね
ずみ鋳鉄FC25からなる。また、ブレーキパッド5は
、繊維相としてパルプ状アラミド繊維2.53重量%(
以下wt%と記す)、直径7 ltmであって全長6m
mの切断アラミド繊維1.29wt%及び直径6μmで
あって全長3mmのカーボン繊MR3,60wL%と、
摩擦係数を大きくするための金属粉末として銅粉末8.
 88wL%と、ステンレス鋼(SUS304)粉末]
、3.10wL%及び銅亜鉛合金粉末17.16wt%
と、上記金属粉末がブレーキディスク2に対して部分的
に凝着することを防止するための固体潤滑相としてグラ
フアイ1B、81wt%及び二硫化モリブデン6.76
wt%と、ブレーキディスク2の摩擦面を清浄する効果
のある高硬度の無機充填材として二酸化珪素1.97w
t%、ムライト2.68wt%及びアルミナ0.40w
t%と、高温時のブレーキパッド5の摩耗及び摩擦係数
の低下を防止する抑制するための比較的低硬度の無機充
填材として硫酸バリウム19、 70wt%と、低面圧
時の摩擦係数を安定するだめの有機充填利としてメラミ
ンダスJ−7,79wt%と、バインダとしてのフェノ
ールレジン953wt%と、pH調整剤として水酸化カ
ルシウム0.81wt%とからなる摩擦材原料を所定量
公知のV型ブレンダの容器に入れ、この容器の回転速度
を50rpmとし、これに連動してシャフト(撹拌棒)
の回転速度3000rpmとして]5分間攪拌、混合し
て予備成形後、加圧圧縮成形したものからなる。
ここで、本実施例のアラミド繊維は、ケブラー49(デ
ュポン社商標)からなるアラミド繊維:である。また、
本実施例のカーボン繊維は、l・レカT300 (東し
社商標)からなる耐熱性及び強度の高いPAN系カーボ
ン繊維である。
尚、本実施例では熱伝導率の大きなカーボン繊維を用い
ているが、これに熱伝導率の比較的小さなアラミド繊維
を組合せることにより、ブレーキのペイパーロックを防
止できるばかりでなく、アラミド繊維が1.メタ系アラ
ミド繊維よりも耐熱性(摩耗クラック等に対する耐久性
)の高いパラ系アラミド繊維からなることから、カーボ
ン繊維と組合せることにより、耐熱性、耐久性、耐フエ
−ド性の優れた摩擦材が得られる。また、PAN系カー
ボン繊維は高温時の摩擦係数(μ)の安定化に寄与して
おり、このPAN系カーボン繊維は、充分な補強効果を
得るために直径を15μm以下とすると良く、更に補強
効果及びカーボン繊組、自体の分散効果を得るために、
その全長を0.5mm〜9.On+mの範囲とすると良
い。
また、本実施例では、摩擦材にパルプ状及び切断アラミ
ド繊維を合せて3. 82wt%混合したが、実際には
2〜20wt%の範囲で混合すれは良い。
ここで、アラミド繊維が2wt%未満であると、プリフ
ォーム成形が困難になり、また20wt%を越えると高
温時に摩擦係数が低下する。
また、本実施例では、パルプ状アラミド繊維を2.53
wt%混合したが、パルプ状アラミド繊維は、耐久性を
向−にさせるはかりでなく、かさ密度の増大し易い切断
アラミド繊維を取り込み、体積増加を好適に抑制する効
果及びフィラー、レジン及び比較的偏析し易いカーボン
繊維等を取り込み、好適に分散させる効果を有している
また、本実施例では、切断アラミド繊維を1゜29wt
%混合したが、切断アラミド繊維は、ブレーキディスク
2の攻撃性を低下させ、かつ耐久性を一層向上させる効
果がある。ここで、本実施例に用いたパラ系パルプ状ア
ラミド繊維が高い耐久性を有していることから、例えば
切断アラミド繊維を混合しなくても充分な耐久性が得ら
れる。
また、本実施例では、摩擦材にPAN系のカーボン繊維
を3.60wt%混合したが、実際には3〜30wt%
の範囲で混合すれば良い。ここで、カーボン繊維が3w
t%未満であると、高温時に摩擦係数が安定化し難く、
また30wt、%を越えると常用温度に於ける摩擦係数
が低下する。
ブレーキパッド5の摩擦面の顕微鏡写真である第2図及
び第2図の説明図としての第3図に良く示すように、ブ
レーキパッド5の摩擦面には多数の繊維ブロック6(黒
い舟状部分)が分散しており、その最長部はいずれも1
++un以j: 5 mm未満となっている。ここで、
この繊維ブロック6は、空孔率か平均82%、繊維面積
率が平均18,7%となっている。繊維面積率は5%〜
50%の範囲であると良く、5%未満であると各繊維を
混合することによる」二記したような効果かなく、50
%を越えるとブレーキパッド5の強度が低下する。
尚、本実施例では摩擦材原料を■型ブレンダのシャフト
の回転速度3000rpmとして15分間攪拌、混合し
たが、実際には500〜5000rpmで5〜20分間
攪拌、混合すれば良い。ここで、シャフトの回転速度が
遅すぎると繊維ブロックが大きくなり、ブレーキパッド
5の強度が低下し、速すぎると各繊維が分断され、繊維
ブロックが小さくなりすぎ、空孔率が低下する。
実際に、ブレーキディスク2にブレーキパッド5が当接
し摩擦すると、ブレーキパッド5から何機ガスや溶融し
た有機材か発生するが、繊維ブロック6内の空孔内に取
入れられ、これらがブレーキディスク2とブレーキパッ
ド5との間に介在せず不必要な潤滑作用が生じない。
「発明の効果」 このように本発明によれば、昇温時に発生する有機ガス
等を摩擦材の繊維ブロックの空孔内に取入れてフェード
現象を好適に抑制できる。また、繊維ブロックをアラミ
ド繊維およびカーボン繊維にて構成し、かつ、その繊維
ブロックの最長部を5mm未満とすることで、成形後の
耐久性及び強度が向」ニする。更に、アラミド繊維のフ
ィブリル繊維が成形時に切断アラミド繊維やカーボン繊
維或いは他の充填月等を取込むことにより成形時に不必
要にかさが増大することがない。以」二のことから本発
明の効果は極めて人である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用された自動車用ディスクブレー
キの模式的な構成図である。 第2図は、本発明に基づく摩擦材からなるブレーキパッ
ドの摩擦面を拡大して示す顕微鏡写真である。 第3図は第2図の左下部分のみを示す説明図である。 ■・・・ディスクブレーキ2・・・ブレーキディスク3
・・・キャリパ    4・・・シリンダ5・・・ブレ
ーキパラ ド 6・・・繊維ブロック 特 許 出 同 願 人 本1]]技研T業株式会社 日 信工業株式会社 代 理 人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カーボン繊維を3重量%乃至30重量%、パルプ状繊維
    及び切断繊維の混合体からなるアラミド繊維を2重量%
    乃至20重量%含み、 最長部が5mm未満であって、かつ空孔率及び前記各繊
    維の体積率が他の部分よりも大きな繊維ブロックが、少
    なくとも摩擦面部に分散していることを特徴とする摩擦
    材。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6367436A (ja) * 1986-09-04 1988-03-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 摩擦材組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6367436A (ja) * 1986-09-04 1988-03-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 摩擦材組成物

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