JPH02212265A - 列車位置表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 との発明は、列車集中制御装置（ＣＴＣ）の表示情報を
用いて、ディジタル表示器に路線図とともに各列車の現
在位置を表示する列車位置表示装！に関する。

このような列車位置表示装置は、以前の列車運行監視盤
に代えて用いられている。

［従来技術とその欠点］ 一般に、列車位置表示装置は、ＣＴＣ装置より入力する
ＣＴＣ情報を列車追跡手段により処理して、各列車の現
在位置を追跡・把握し、それぞれを在線位置記憶手段に
より在線位置記憶部に記憶し、一方、監視区域の軌道に
対応する路線図を路線図記憶部に記憶しておき、表示範
囲指定部の操作により表示範囲を指定すると、その指定
を変換手段が記憶部の読出領域を規定するアドレスに変
換するので、変換手段からの出力に基いて読出手段が在
線位置記憶部及び路線図記憶部の所定領域を読出して、
表示制御部を介して表示器に一定範囲の路線図とその路
線図により象徴される軌道に在線する列車及びその列車
番号を表示するものである。

表示器は、ブラウン管（ＣＲＴ）　、液晶表示体（ＬＣ
Ｄ）　、プラズマデイスプレィなどのディジタル表示器
である。

上記の基本動作を実行するための従来の列車位置表示装
置の構成を、第５図以下の図面に基いて詳述する。

第５図はＣＴＣ装置Ａと、列車位置表示装置Ｂの基本構
成を示す。

ＣＴＣ装置の本来の機能は、制御区域内の全列車の運行
状態を把握し、次の運行を制御するため、各ＣＴＣ駅装
置１１〜１ｎよりＣＴＣ中実装置２に線区内の列車位置
情報、信号機の現示状態を収集し、運行ダイヤに基いて
制御論理を実行し、当該ＣＴＣ駅装覆装置御情報を伝送
することであるが、列車位置表示装置との関係において
は、ＣＴＣ装置Ａは、線区内の列車位置情報、信号機の
現示状態を収集し、ＣＴＣ接続部３を経て、列車位置表
示装置Ｂの処理部４に入力し、在線位置記憶表示シフト
のための情報入力源となる。

処理部４は、マイクロプロセッサにより構成され、ＣＴ
Ｃ駅装！ｌｔ〜ｉｎよりＣＴＣ中実装置２及びＣＴＣ接
続部３を介して入力される列車位置情報、信号機情報な
どを処理して列車の移動状態を追跡し、在線位置の記憶
を行ない、また、修正１１９．列番プリセット部１０よ
り各々の接続部１１．１２を介してそれぞれ入力される
修正情報、プリセット情報を処理して、表示すべき列車
位置情報を作成記憶し、また、表示範囲指定部６からの
入力に従って、所定範囲の路線図と列車在線位置及び列
車番号を表示器８に表示させる。

主メモリ部５はマイクロプロセッサを駆動するプログラ
ム、表示器８に表示すべき路線図情報、在線位置情報並
びにＣＴＣ装置より入力された各種情報を一時記憶する
ものであって、ＲＯＭ　（リード・オンリ・メモリ）や
ＲＡＭ　（ランダム・アクセス・メモリ）などにより構
成されている。

表示範囲指定部６は、表示切換え釦と一度圧下するたび
にカウントアツプするリングカウンタで構成され、カウ
ント値が第６図に示す変換部４３により主メモリ部５の
所定領域を指定するアドレスに変換され、ＤＭＡ　（ダ
イレクト・メモリ・アクセス）制御部７に与えられる。

ＤＭＡ制御部７は、主メモリ部５に格納された路線図情
報と在線位置情報を表示器８に表示する読出タイミング
を規制し、主メモリ部５をＤＭＡ方式により読出し、表
示制御部４４に出力するものである０表示器８は、従来
の運行監視盤に代わるものである。

列番プリセット部１０及びプリセット接続部１１は、こ
の列車位置表示装置Ｂが受持つ線区内において、線区の
両端から進入する列車の列車番号及び線区内で始発とな
る列車の列車番号を入力する二分で、この列番プリセッ
ト部１０及びプリセット接続部１１からの線区進入情報
又は始発情報により、列車番号を処理部４に入力する。

このような中央集中式の列車位置表示装置においては、
ＣＴＣ中実装ｆｆ１２からサイクリックに処理部４に入
力される軌道回路、信号機などの情報を処理し、列車の
移動情報を作成したがら、表示範囲指定部６からの入力
に対応して表示器８に対して出力を行なうが、ＣＴＣ中
実装置２から入力される情報量が非常に多く、かつ、表
示器に表示する情報量が膨大なため、各記憶部５１．５
２からの読出し、表示器８に対する表示は時分割方式に
より連続的に行なう必要がある。

このため、主メモリ部５の在線位置記憶部５１及び路線
図記憶部５２に格納されている路線図情報及び在線位置
情報をＤＭＡ制御部７によりＤＭＡ方式で読出して表示
部８に出力している。

そして、従来の列単位１衷示装置は、上記のように処理
部４がマイクロプロセッサを用いるもの又は用いないも
ののいずれにおいても、第７図に例示するように、主メ
モリ部５の在線位置記憶部５１には、各トラック（閉そ
く区間）に個々に対応するアドレスＴ１１゜Ｔ１２．・
・・を有する列車位置テーブルを備え、あるトラックに
列車が存する場合に、そのトラックに対応するアドレス
に列車番号を記憶している。

そして、列車追跡部４１がＣＴＣ装置Ａより入力する列
車位置情報などの表示情報に基いて論理判断の結果出力
する内容から、シフト条件の成否を判定するシフト条件
検出部４２１がシフト条件を検出したいときは、読出部
４２５が読出した列車番号を、書込部４２４により在線
位置記憶部５２に再書込みし、シフト条件検出部４２１
が出力するシフト条件がシフト制御部４２２にアドレス
付きで入力されて、このアドレスでシフトテーブル記憶
部４２３のシフトテーブルを索引し、そのシフトテーブ
ルよりシフト先アドレス（シフトすべき列車番号を記憶
しているアドレス）とシフト先アドレス（列車番号が新
たに記憶されるべきアドレス）とを得て、在線位置記憶
部５１のシフト先アドレスの列車番号を読出部４２５を
介して読出し、書込部４２４を介してシフト先アドレス
に書込みして、シフトする。

さらに、監視区域に含まれる線区は、第８図に模式図で
示すようにＡ駅からＧＮＲまで連続する長さを有するが
、路線図記憶部５２は、監視区域の路線図を表示器８の
一画面上に表示しうる範囲Ｆ　１　＋　Ｆ　２　＋〜Ｆ
７を単位として、表示単位ごとに一つの領域ｍｌ　、　
ｍ２・・・ｍｌとして路線図を記憶し、切換え指令によ
り路線図記憶部の所定の一領域を読出して、一区切りの
路線図を表示器８に固定的に表示し、その範囲内で列車
の在線位置及び列車番号を表示していた。

在線位置は、列車位置テーブルの表示されている線区に
対応するトラックのアドレスに基いて所定記憶番地を読
出して在線する列車について、表示されている路線図上
の当該トラックに輝点て表示し、また、列車番号は路線
図上に設けた列番表示部Ｗ１　、　Ｗ２　、・・・ｗｏ
　（第４図参照）に個々に対応して表示する。

上記の通りであるから、従来は、特に路線図記憶部５２
の記憶形態と読出方法に問題があって、−台の表示器８
の一画面による路線図表示範囲に制限があり、他の範囲
を表示させるたびに、表示切換え釦６ｏを操作して切換
え指令を入力する必要があった。

すなわち、上記路線図記憶部５２は、切換え指令により
領域ｍ１〜ｍ７の中の所定の一つを読出して、一区切り
の路線図を固定的に表示し、その範囲内で列車の在線位
置及び列車番号を表示していたから、例えば、ある特定
の列車の移動を追跡監視する場合は、運行監視盤面から
その列車の在線位置を探し、その列車の在線トラックを
表示する画面を表示器８に表示させ、その画面上でその
列車の表示を目で追い、その表示がその画面から外れる
時は、表示切換え釦を圧下して切換え指令を入力し、路
線図記憶部の次の一つの領域から読出して次の路線図を
画面に表示させて、その列車のその後の移動を監視して
いた。

列車表示が画面から外れることに気が付かない場合は、
その列車の位置を見失う場合がある。

また、ある駅を抽出してその構内の在線状態を監視する
場合は、現在の表示画面から該５駅が含まれる路線図が
表示されるまで、表示切換え指令を入力する必要がある
。

このように、従来は、表示画面が不連続的であるため、
監視に不便であり、表示希望対象駅に応じて、又は、列
車移動に伴って表示切換え釦を操作して画面を切替える
のは繁雑であった。

［解決しようとする技術課題］ この発明は、上記の点に鴬み、表示を希望する駅の指定
により当該駅を含む区間を即時表示すること、及び、特
に監視をしたい列車の指定により当該列車の移動に従っ
て自動追跡して、かつ、路線図を連続して表示すること
、のいずれもできるようにした列車位置表示装置を提供
しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明による列車位置表示装置は、上記の課題を解決
するため、次の構成要素を備えたことを特徴とする。

（イ）列車位置監視区域の路線図形を一領域で記憶する
路線図記憶部。

（ロ）列車追跡部より与えられる各列車の現在位置を示
す情報に基いて在線位置を記憶する在線位置記憶部。

（ハ）上記路線図記憶部及び在線位置記憶部の指定され
た範囲を読出す読出部。

（ニ）上記路線図記憶部の指定された範囲から読出した
路線図情報と、上記在線位置記憶部の指定された範囲か
ら読出した在線位置情報に基いて、ディジタル表示器に
表示させる表示制御部。

（ホ）表示範囲として駅指定及び列車番号指定を選択的
に行う表示パターン指定部。

（へ）前記表示パターン指定部において列車番号を指定
した場合に、指定された列車番号の現在位置を上記在線
位置記憶部より所定周期で検索し、在線位置を示す符号
を出力する在線位置検索部。

（ト）前記表示パターン指定部より入力する駅指定信号
をその指定された。駅の前記路線図におけるＸ軸座標に
、前記在線位置検索部より入力する在線位置符号をその
在線位置の前記路線図におけるＸ軸座標にそれぞれ変換
し、各Ｘ軸座標に上記表示器の一画面による表示範囲の
Ｘ軸方向ドツト数の二分の一をそれぞれ加算及び減算し
た値を、前記読出部に、読出範囲を規定するアドレスと
して入力する変換部。

［作用］ 表示パターン指定部の駅指定部を操作しである任意の駅
を指定する駅指定信号を入力する場合は、変換部はその
指定された駅の前記路線図におけるＸ軸座標に変換し、
式、Ｘ軸座標±１／２ｙ・・・・・・・・・・・・（１
）但し、ｙは一画面による表示範囲のＸ 軸方向ドツト数 に従って演算して、Ｘ軸座標に表示器の一画面による表
示範囲のＸ軸方向ドツト数の二分の−を加算した値と減
算した値とを、表示範囲を定めるアドレスとして、読出
部に入力する。

読出部は、上記路線図記憶部の前記変換部より与えられ
た二つのアドレス及びその間のアドレスに対応する指定
された領域から路線図情報を読出し、かつ、在線位置記
憶部より在線位置情報を読出して、表示制御部に与える
。

表示制御部は、上記路線図記憶部の指定領域から読出し
た路線図情報と上記在線位置記憶部から読出した在線位
置情報を合成して、ディジタル表示器に路線図及び在線
位置を表示させるための制御を行う。

こうして、駅指定部により指定された駅及びその周辺の
路線図と、その区間内に在線する列車と、各列車の番号
を表示する。

表示パターン指定部の列車番号指定を操作して、運行状
態を監視したい列車の番号を入力する場合は、在線位置
検索部が指定された列車番号の現在位置を上記在線位置
記憶部より所定の周期で検索し、在線位置を示す符号を
変換部に出力する。

変換部は前記在線位置検索部より入力する在線位置符号
に基いて、その在線位置の前記路線図におけるＸ軸座標
に変換し、上記（１）式により、一定の表示範囲を定め
るアドレスを得て、そのアドレスを前記読出部に入力す
る。

読出部は、上記路線図記憶部の前記変換部より与えられ
たアドレスに対応する指定された領域から路線図情報を
読出し、在線位置記憶部から在線位置情報を読出して、
表示制御部に与える。

表示制御部は、上記路線図記憶部の指定領域から読出し
た路線図情報と上記在線位置記憶部から読出した在線位
置情報に基いて、ディジタル表示器に路線図及び在線位
置を表示させるための制御を行う。

こうして、駅指定部により指定された駅及びその周辺の
路線図と、その区間内に在線する列車と、各列車の番号
を表示する。

［この発明の実施例］ 次に、この発明の実施例を図面に基いて説明する。

［１説］ この発明に係る列車位置表示装置は、ディジタル表示器
の画面上に路線図を表示し、かつ、その路線図上に、各
列車の現在位置を輝点表示（スは点灯表示）し、さらに
その輝点付近にその列車の番号を表示して、各列車の運
行状態を動的に表示するものである。

このような機能を果たすため、列車位置表示装置が、既
知のＣＴＣ装置に接続されること、列車位置表示装置の
列車追跡部が、ＣＴＣ装置より各閉そく区間におけるＣ
ＴＣ表示情報を収集し、処理して、各列車の現在位置を
追跡すること、在線位置記憶手段がその列車追跡部より
常時列車位置情報を入力し、在線記憶部に記憶して、各
列車の在線位置を更新することは、従来装置と同様であ
る。

列車位置表示装置は、また、従来装置と同機に、監視区
域の線路に対応する路線図を記憶させた路線図記憶部を
有する。

そして、表示範囲指定部からの入力に基いて、読出部が
前記路線図記憶部及び在線位置記憶部を読出して、路線
図情報に在線位置情報を合成して、これを表示器に表示
する点も従来装置と異ならない。

この発明による列車位置表示装置が従来装置と興なる点
は、上記路線図記憶部の記憶形態と、路線図記憶部及び
在線位置記憶部からの読出方法にある。

すなわち、第一に、路線図記憶部は、監視区域の路線図
全体を一領域として記憶し、その路線図内の表示器の一
画面に表示しうる任意の線区を選択的に読出すことが可
能である。

第二に、表示器による表示範囲は、従来の表示範囲指定
部に代わる表示パターン指定部による指定内容により自
動的に設定される。

すなわち、駅指定部を操作したときは、指定した駅が含
まれる路線図が表示器の画面上に表示され、かつ、その
路線図に対応する軌道内に存する全列車の在線位置が輝
点表示され、かつ、各列車の列車番号が輝点の付近に表
示される０列車の拶動に伴ってその輝点及び、列車番号
の表示位置が移動する。

表示範囲を列車番号指定部からの列車番号入力により指
定した場合は、その列車の現在位置が検索され、在線位
置に対応する路線図が路線図記憶部より読出されて、表
示器に表示され、かつ、その路線図に対応する位置に指
定された列車及びそれ以外の列車が輝点て表示され、各
列車の列車番号がその付近に表示される０列車が移動す
れば、その列車に対応する在線位置記憶部の在線位置情
報が変化するので、次の読出しサイクルの際に、移動し
た列車の表示器画面上における在線表示位置が路線図の
移動後の位置に移動する。

つまり、列車の移動に応じて、輝点の位置が移動し、ま
た、表示される路線図が移動する。路線図記憶部は、監
視区域の全路線を１領域として記憶するので、表示器に
は、路線図が列車の移動に応じて連続的に移動表示（ス
クロール）される。

［詳説］ 上記のような作用を実現するため、この発明に係る列車
位置表示装置Ｂは、第１図に示すように、大二分が従来
の装置と同様の構成を有する。従来装置と興なる構成要
素は、表示パターン指定部６ａと、在線位置検索部４５
と、変換部４３ａと、路線図記憶部５２ａとである。

従って、以下には、従来装置と異なる構成要素について
説明する。

表示パターン指定部６ａは、駅指定釦６１と列車指定釦
６２とテンキー又はフルキーを有するキーボード６３と
で構成されて、表示器８に表示すべき範囲及び表示態様
を指定するものである。

駅指定釦６１を押下した後、キーボード６３より、監視
区域に存する駅を各駅について予め定めである駅コード
を入力することにより、その駅を中心として、その前後
の路線図を表示範囲として指定することができる。

駅指定釦の押下により出力する信号と、その後にキーボ
ードより入力する信号は、変換部４３ａに与えられる。

また、列車指定釦６２を押下した後、キーボード６３よ
り各列車について予め定めである列車番号を入力するこ
とにより、その特定の列車を中心として、その列車の在
線する路線図を表示範囲として指定することができる。

列車指定釦の押下により出力する信号と、その後にキー
ボードより入力する信号は、在線位置検索部４５に与え
られる。

在線位置検索部４５は与えられた列車番号に基いて、在
線位置記憶部５１から該当する列車番号を記憶している
記憶エリアを探し出し、その記憶エリアに列車番号と対
で記憶しているトラック番号（閉そく区間について予め
定めた番号）を得て、これを変換部４３ａに与える。

在線位置検索部４５は、次の列車番号の入力があるまで
、又は駅指定部が操作されるまでは、列車番号指定部よ
り現在入力されている列車番号について、サイクリック
に在線位置記憶部５１を検索して、当該列車の現在の在
線するトラック番号を読出し、これを変換部４３ａに与
えるようにしである。

変換部４３ａは、表示パターン指定部６ａの駅指定釦よ
り入力した信号に基いて、キーボードより入力した駅コ
ードを、その駅について予め定めた路線図上のＸ軸座標
に変換し、かつ、ｘ＊Ｉｌｌ座標に±３２０（表示器８
の一画面の表示範囲のドツト数が６４０の場合）して、
その演算結果を次段のＤＭＡ制御部７に与える。すなわ
ち、表示器８の一画面の表示範囲のＸ軸方向ドツト数は
６４０であるので、当該駅のＸ軸座標位置から前後３２
０ドツトまでを読出範囲と決定してアドレスを指定する
。

また、変換部４３ａは、在線位置検索部４５よりトラッ
ク番号を入力したときは、同様にそのトラックのＸ軸座
標に±３２０して、その演算結果を次段のＤＭＡ制御部
７に与える。

第２図（イ）は、列車番号指定部６２により指定された
列車が第４図におけるトラックＴ１１に在線する場合の
、変換部４３ａによるアドレス変換の例を示す、すなわ
ち、トラックＴｌｌのＸ軸座標をｘａとすると、ｘａ−
３２０からｘａ＋３２０までが、路線図記憶部５２ａに
対する読出範囲を規定するアドレスとされる。指定列車
の移動により、在線位置検索部４５がその指定列車の在
線トラック番号としてＴ１．を記憶した場合は、その後
のサイクルの在線位１検索により、路線図記憶部の読出
範囲が第２図（ロ）に示すように、変更される。すなわ
ち、トラックＴ１４のＸ軸座標をｘｂとすると、ｘｂ−
３２０からｘｂ＋３２０までが読出範囲を規定するアド
レスとされる。

ＤＭＡ制御部７は、変換部４３ａより読出範囲を規定す
るアドレスを入力した場合は、路線図記憶部５２ａの当
該アドレスをＤＭＡ方式で読出し、読出した内容を、表
示制御部に与えると同時に、在線位置記憶部を読出して
、読出した内容を表示制御部４４に与える。

前記路線図記憶部５２ａは、第３図に示すように、監視
区域の全線区の路線図を一つの記憶領域Ｍに記憶してい
る０回路線図上の各駅及び各トラックのＸ軸座標が、前
記変換部４３ａ及び在線位１記憶部におけるＸ軸座標と
対応する。

表示制御部４４は、ＤＭＡ制御部７より与えられる情報
に基いて、第４図に一部を示すように、表示器８に路線
図と、その路線図内の該当するトラックに列車の在線位
置を表示し、かつ、その在線位置表示部の付近の列番表
示窓に、その列車の列車番号を表示する。

こうして、路線図の一定の範囲が読み出され、対応する
線区内に在線する列車が輝点と、列車番号により表示さ
れる。第４図においてアルファベット文字Ｔに数字を付
加した符号はトラック番号、路線内の長円のうち、内部
に斜線を有するものは、列車在線を表示し、その付近の
矩形枠内の数字は列車番号である。

表示パターン指定が駅指定の場合は、表示器８に表示さ
れる路線図は、別の駅が指定されない限り、一定不変で
ある０例えば第３図のＡ駅を指定した場合は、表示器に
は第４図のＦＡの範囲が固定的に表示され、また第３図
のＢ駅を指定した場合は、表示器には第４図のＦ、の範
囲が固定的に表示される。

これに対し、列車番号指定の場合は、在線位置検索部４
５が一定の周期で在線位置を検索するので、変換部４３
ａを介してＤＭＡ制御部７に与えられるアドレスが、当
該列車の移動とともに変化するから、表示器８に表示さ
れる路線図及び列車在線表示位置、列車番号表示位置が
列車の移動につれて変化する。

例えば、第４図におけるＡ駅の列車番号０５７６の列車
がトラック７１１からＴ１３１’ｔａと移動した場合は
、表示範囲がＦＡからＦＣに横方向に移動する。

つまり、指定された列車が移動するにつれて、表示され
る路線図が自動的にスクロールされて、見掛上、常にそ
の列車を追跡したがら在線位置を表示することとなる。

指定列車の移動と表示画面のスクロールのタイミングに
ついて考察すると、列車のわずかな移動によっても、表
示されている路線図を移動させることは、画面上の列車
位置の視認が回能な場合が多い。

上記の実施例では、列車が１トラツク移動するたびに、
スクロールするようにしたので、列車の移動を認識し易
く、また、移動後の列車表示位置を確認し易い、指定列
車が表示されている画面の端部付近に移動するまで、路
線図のスクロールを抑制し、画面端部付近まで移動した
とき、その列車が画面の移動方向反対側の端部付近に表
示されるように路線図をスクロールさせることもできる
。

列車番号指定及び駅指定をした場合も、進路設定、運転
制御指令の入力が容易にできる。

列車位置監視の目的に応じて、上記のように駅指定と列
車指定を任意に選択して用いれば、各種の要望に応える
ことができる。

好ましい実施例では、前記路線図記憶部５２ａをＲＯＭ
で構成するほか、監視区域の全線区の路線図を記憶する
ことができる容量を有するＲＡＭで構成したビデオラム
（ＶＲＡＭ）を備え、このビデオラムにデータを書込む
ことにより表示器に表示する。装置立ち上げ時に、前記
路線図記憶部５２ａから全路線図のデータをビデオラム
にロードして、表示の際に必要とする二分のこのビデオ
ラムをＤＡＭ制御部７により読出して表示器８に表示す
る。

このビデオラムの使用により、装置立ち上げ時にはロー
ドのために多少の時間がかかるが、駅指定により画面を
変える場合には、駅指定釦操作後即時に、指定した駅を
含む路線図が表示される。ＲＯＭから読出して表示して
いた従来装置では各画面切換え時ごとに約５秒も要した
のに比べれば、格段にスピードアップされる。

［この発明の効果］ 以上のように、この発明による列車位置表示装置におい
ては、表示範囲指定手段として駅指定部と列車番号指定
部を備え、駅指定をした場合は指定部を含む路線図を固
定的に表示するとともに、当該線区内に在線する列車の
位置及びその列車番号を表示し、かつ、各列車の移動に
応じて、表示位置を移動する。

また、列車番号を指定した場合は、当該列車の在線位置
を検索して、その在線するトラックを含む所定範囲の路
線図を表示するとともに、当該線区内に在線する指定列
車及びそれ以外の列車の位置及びその列車番号を表示し
、さらに、指定列車の移動に応じて路線図が順次スクロ
ール表示される。

従って、この発明装置によれば、表示を希望する駅の指
定により当該駅を含む区間を即時表示すること、及び、
特に監視をしたい列車の指定により当該列車の移動、に
従って自動追跡したがら、路線図をとぎれることなく、
連続して表示すること、のいずれも選択することができ
、目的に応じて、列車位置、運行状況などの監視を容易
確実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る列車位置表示装置の構成を示す
ブロック図、第２図（イ）は表示範囲指定をした場合の
表示範囲設定原理を説明する概念図、第２図（ロ）は列
車移動に伴って表示範囲が設定される場合を説明する同
様の概念図、第３図は路線図記憶部の記憶態様を示す模
式図、第４図は表示器による表示内容の一部を示す模写
図である。 第５図以下は、従来装置を説明するものであり、第５図
は一般的な列車位置表示装置の基本的構成を示すブロッ
ク図、第６図は従来装置の要部の構成の詳細を示すブロ
ック図、第７図は在線位置記憶部の記憶内容の一例を示
す模式図、第８図は路線図と記憶態様及び表示範囲の関
係を示す説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）列車位置監視区域の路線図形を一領域で記憶する
   路線図記憶部、 （ロ）列車追跡部より与えられる各列車の現在位置を示
   す情報に基いて在線位置を記 憶する在線位置記憶部、 （ハ）上記路線図記憶部及び在線位置記憶部の指定され
   た範囲を読出す読出部、 （ニ）上記路線図記憶部の指定された範囲から読出した
   路線図情報と、上記在線位置 記憶部の指定された範囲から読出した在 線位置情報に基いて、ディジタル表示器 に表示させる表示制御部、 （ホ）表示範囲として駅指定及び列車番号指定を選択的
   に行う表示パターン指定部、 （ヘ）前記表示パターン指定部において列車番号を指定
   した場合に、指定された列車 番号の現在位置を上記在線位置記憶部よ り所定周期で検索し、在線位置を示す符 号を出力する在線位置検索部、 （ト）前記表示パターン指定部より入力する駅指定信号
   をその指定された駅の前記路 線図におけるｘ軸座標に、前記在線位置 検索部より入力する在線位置符号をその 在線位置の前記路線図におけるｘ軸座標 にそれぞれ変換し、各ｘ軸座標に上記表 示器の一画面による表示範囲のｘ軸方向 ドット数の二分の一をそれぞれ加算及び 減算した値を、前記読出部に、読出範囲 を規定するアドレスとして入力する変換 部、 を有する列車位置表示装置。