JPH0221038B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、例えば、銀行業務で使用される自
動預金支払機において、入金される紙幣や出金さ
れる紙幣を収納するような着脱可能な現金カセツ
トに関する。

(ロ) 従来の技術 従来、上述例の自動預金支払機では、入金紙幣
を収納するカセツトと、出金紙幣を収納するカセ
ツトとを別個に設けていた（例えば、実公昭52−
33276号公報）。

(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上述のように２種類のカセツトを設けることは
不経済であり、また、自動預金支払機側も２種類
のカセツトをセツトするスペースを必要とし、本
体側が大型化する問題点を有する。

そこでこの発明は、１つのカセツトで出金紙幣
の送出しおよび入金紙幣の取込みが可能であり、
しかも、入金紙幣の取込みが複数枚であつても、
短時間で取込むことのできる機能を持つた現金カ
セツトの提供を目的とする。

(ニ) 問題点を解決するための手段 この発明は、紙幣を重ねて収納する収納部と、
この収納部の紙幣を、その重ね方向側に付勢して
移送する押え板と、前記収納部の押え板と対向す
る収納紙幣の移送側で、紙幣の一側縁部分と対向
し、正逆転する紙幣送りローラと、この紙幣送り
ローラに対接する摩擦ローラと、前記紙幣送りロ
ーラが紙幣に接する部位より紙幣の両側部分に接
し、この紙幣を押え板側に押し戻して紙幣送りロ
ーラと最前部の収納紙幣との間に、紙幣取込み空
隙を形成する第１の位置と、上記第１の位置から
前記紙幣送りローラを越えて、前記紙幣取込み空
隙に取込まれた紙幣から離れる第２の位置とに移
動する取込みガイドと、前記収納部の紙幣取込み
空隙側に配設して、紙幣送りローラの紙幣取込み
に連動して、上記紙幣取込み空隙内に周面一部を
突出すると同時に、取込み方向に回動する整列ロ
ーラとを備えた現金カセツトであることを特徴と
する。

(ホ) 作用 この発明の現金カセツトは、収納紙幣を送出す
場合、送込みガイドを紙幣送りローラを越えた第
２の位置に位置させることで、収納紙幣の移送最
前部の紙幣の縁部分が紙幣送りローラに接触し、
この紙幣送りローラを送出し方向に回動制御する
ことで、収納紙幣の最前部から紙幣を送出す。

また、紙幣を取込む場合は、取込みガイドを押
え板側の第１の位置に移動させて、紙幣送りロー
ラと収納紙幣の最前部との間に紙幣取込み空隙を
形成し、さらに、整列ローラを収納部に突出さ
せ、この状態で紙幣送りローラおよび整列ローラ
を取込み方向に回動制御することで、紙幣を前述
の空隙に送込むと共に、整列ローラは送込み作用
と同時に、紙幣の後端を整列して収納し、紙幣の
収納後は、取込みガイドを紙幣送りローラを越え
た第２の位置に移動させることで、取込みガイド
が取込んだ紙幣の両側を越えて該紙幣と離れるこ
とで、取込んだ紙幣を既に収納した収納紙幣の最
前部の位置、すなわち、送出しが可能な位置に収
納する。

(ヘ) 発明の効果 上述の結果、この発明によれば、紙幣の送出し
と取込みとができるので、１つの現金カセツトを
入出金の両用に使用できて、経済的であり、これ
を取付ける本体側はスペースが少なくてよいの
で、小型化が図れる。

さらに、カセツト自体も、押え板、紙幣送りロ
ーラおよび摩擦ローラは入出金の両方に使用でき
るため、カセツトは入出金両用形でありながら、
コンパクトに、しかも経済的に構成することがで
きる。

さらに、入金紙幣の取込みにおいて、紙幣送り
ローラにより取込まれた紙幣の後端は整列ローラ
により取込みガイドの裏面側に送られるので、連
続して紙幣を取込んでも、後続紙幣の先端が先行
紙幣の後端に衝突することがなく、そのために入
金紙幣の複数枚を一括して紙幣取込み空隙に取込
んで、取込みガイドを可動して、収納部に収納す
ることができ、これによつて入金処理が短時間で
できる。

また、整列ローラで入金紙幣はその後端が整列
されているので、これを出金するときにジヤムの
発生がなく、確実な紙幣の送出しができる。

(ト) 発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。

図面は、例えば、銀行業務で使用される自動預
金支払機において、入金紙幣および出金紙幣を収
納する入出金両用の現金カセツトを示し、第１
図，第２図において、カセツト１は長方体を形成
し、上面は一側が蝶番２により枢着されて蓋体３
を形成し、この蓋体３を開閉して紙幣４が収納部
５に収納される。

なお、上述の蓋体３は適宜のキーによつて施錠
されるように設けられ、さらに、把手６により持
運びが行なわれる。

前述の収納部５は底部に底板７を有し、この底
板７の中央部には溝（図示省略）が形成されてい
る。

押え板８は底板７の後方側に位置し、この押え
板８の後面には支持板９が連設され、この支持板
９の下部は前述の底板７の溝を介して底板７の下
方に延設され、この支持板９には３点支持による
ガイドローラ１０…を軸支して、押え板８が底板
７上を前方側および後方側へ移動できるように設
けると共に、スプリング１１の係止によつて前方
側に付勢された状態で移動可能に設けられ、これ
に収納される紙幣４は横長状にして押え板８にも
たれかけた状態で重ねて載置される。

前述の収納部５の前方側、すなわち、押え板８
の紙幣４を移送する方向側であつて、かつ紙幣４
の下側縁部分と対向する位置の中央部には紙幣送
りローラ１２が位置し、このローラ１２は周面が
ゴム材で、しかも円周方向に凹凸状に形成され、
そしてカセツト１の側壁１３，１３の内壁部分に
軸受を介して架設された回転軸１４に固定されて
いる。

上述の回転軸１４の一側方には電磁クラツチ１
６が設けられ、このクラツチ１６の入力部はカセ
ツト１の側壁１３の外部に延設され、この部分に
入力ギヤ１７を固定しており、この入力ギヤ１７
に装置本体側から正逆転の動力が伝導され、かつ
クラツチ１６がON動作することにより、前述の
回転軸１４は正逆転し、紙幣送りローラ１２を送
出し方向および取込み方向に回転させることがで
きる。

前述の紙幣送りローラ１２の上方位置、すなわ
ち、押え板８と対向する側で、紙幣４の上下中間
位置より若干上部の位置に対向して、左右の位置
には偏心ローラ１８，１８が位置し、これらのロ
ーラ１８，１８は軸１９に固定され、また、軸１
９の両端は側壁１３，１３から所定の間隔を隔て
て配設された支持部材２０，２０に軸受を介して
軸支されている。

なお、上述の支持部材２０，２０は側壁１３，
１３に固定されている。

前述の一方の偏心ローラ１８にはプーリ２１が
連設され、また紙幣送りローラ１２の一側にもプ
ーリ２２が連設され、そして、これらプーリ２
１，２２にはベルト２３が張設されていて、紙幣
送りローラ１２の回転に連動して、偏心ローラ１
８，１８も回転し、そして、この偏心ローラ１
８，１８は偏心状に軸１９に取付けられているた
め、回転することによつて、これに接する紙幣４
に対して振動を付与し、紙幣４の重なりをほぐす
作用を行なう。

前述の紙幣送りローラ１２の下面側で底板７と
接近する位置には周面ゴム材からなる摩擦ローラ
２４が対設され、この摩擦ローラ２４は一対のレ
バー２５，２５の遊端部に固定された固定軸２６
に一方向クラツチ２７…を介して軸支され、ま
た、レバー２５，２５の基端は側壁１３，１３間
に架設された固定軸２８に枢着さて、上下動する
ように設けられていると共に、スプリング２９に
よつて摩擦ローラ２４が紙幣送りローラ１２に押
圧付勢されるように設けられ、この押圧によつて
紙幣４に移送力を付与する。

前述の一方向クラツチ２７…は紙幣４が送出さ
れる方向に対して動力伝導状態となり、紙幣４の
取込み方向に対してはフリーとなる。

そのため摩擦ローラ２４が送出し方向に駆動さ
れるべく紙幣送りローラ１２から回転力を受ける
と、固定軸２６が回転しないため、この摩擦ロー
ラ２４は回転が阻止される。

このとき紙幣４は紙幣送りローラ１２の摩擦力
で送出されるため、紙幣４の２枚重なり送出しが
防止される。

また、紙幣送りローラ１２が取込み方向に回転
されると、摩擦ローラ２４も同じ方向に回転さ
れ、紙幣４を取込むことができる。

なお、紙幣送りローラ１２の下面側には湾曲し
た紙幣ガイド板３０が配設され、またカセツト１
の前面壁３１にはガイド板３２とによつて紙幣出
入口３３を形成している。

第３図にも示すように、前述の紙幣送りローラ
１２と対向する底板７の前縁位置には、この底板
７の上面側に周面の一部が突出したり、底板７の
下面に引込んだりする３個の整列ローラ３４…が
横方向に均等配合して位置され、これら整列ロー
ラ３４…は周面ゴム材で形成され、軸３５に固定
されている。

上述の軸３５の両端は一対のレバー３６，３６
の遊端に軸受を介して支持され、また、レバー３
６，３６の基端は側壁１３，１３間に架設された
軸３７に揺動可能に軸支されている。

前述のレバー３６，３６の一方はＬ字形に形成
され、その下端部には前述の整列ローラ３４…を
底板７から下方に引込める方向に作用するスプリ
ング３８と、また、整列ローラ３４…を底板７上
に押し上げる操作を行なうソレノイド３９とが接
続されている。

前述の摩擦ローラ２４の中間部にはプーリ４０
が形成され、また、これと対向する軸３７の部分
にも軸受を介し２連プーリ４１が軸支され、これ
らプーリ４０，４１にはベルト４２が張設されて
いる。

また、前述の整列ローラ３４…の内、中央の整
列ローラ３４にはプーリ４３が連設され、このプ
ーリ４３と前述の２連プーリ４１にもベルト４４
が張設されている。

そのために、摩擦ローラ２４が回転されると、
前述のベルト４２，４３を介して整列ローラ３４
…も回転し、また、摩擦ローラ２４は一方向クラ
ツチ２７の介装によつて、紙幣４の取込み方向の
みに回転するので、前述の整列ローラ３４…も上
述の取込み方向のみに回転する。

第１図において、前述の紙幣送りローラ１２お
よび偏心ローラ１８，１８の位置には取込みガイ
ド４５が位置し、この取込みガイド４５には、両
側壁１３，１３側に紙幣４の両側縁と対向する当
り部４６，４６が垂設され、この当り部４６，４
６はその傾斜状態が収納部５の紙幣４の収納姿勢
と一致する状態に設けられている。

そして、前述の当り部４６，４６は前述の偏心
ローラ１８，１８およびその軸１９の外側に位置
している。

第４図に示すように、紙幣４の横方向の長さを
Ｌとしたとき、前述の偏心ローラ１８，１８はそ
の中心位置がＬ／２の間隔を持つて、紙幣４の中
心位置に設けられ、前述の当り部４６，４６はそ
の内側が紙幣４の側端縁からＬ／６の部分に位置
するように設けられ、その結果、当り部４６，４
６の各内側と偏心ローラ１８，１８の外側との間
には隙間が形成され、この隙間は当り部４６，４
６が紙幣４を偏心ローラ１８，１８および紙幣送
りローラ１２と当り部４６，４６の裏面側に介装
した状態で前面壁３１側に移動したとき、紙幣４
の側縁部分が折れ曲ることなく、湾曲状態で通り
抜ける程度に形成される。

第１図，第２図において、前述の取込みガイド
４５の一側部にはロツド４７の前端が固定され、
このロツド４７は一方の側壁１３に支持部材４
８，４８を介して前後摺動が可能に取付けられ、
このロツド４７の後端にはラツク４９が形成され
ていて、このラツク４９は正逆転モータ５０の出
力軸に固定されたピニオン５１と噛合している。

なお、モータ５０はカセツト１の内部で適宜の
固定手段で固定されている。

前述の取込みガイド４５の当り部４６，４６は
通常偏心ローラ１８，１８および紙幣送りローラ
１２の収納部５側周面より若干前面壁３１側の位
置をホームポジシヨンＸとし、ついで最前位置の
紙幣４を押え板８側に押し戻して当り部４６，４
６の裏面側と、偏心ローラ１８，１８および紙幣
送りローラ１２との間に、紙幣取込み空隙を形成
するための第１ストロークＹの位置と、さらに上
述のホームポジシヨンＸを越えた前面壁３１側で
あつて、前述の空隙に取込んだ紙幣４を収納部５
に残すことのできる第２ストロークＺの位置とに
移動する。

そして、この移動は前述の正逆転モータ５０の
正逆転制御によつて操作される。

なお、図中Ｓ１は紙幣切れ検知器、Ｓ２は紙幣
残少検知器、Ｓ３は紙幣満杯検知器、Ｓ４は紙幣
検知器であつて、いずれも周知の光電センサによ
り構成され、検知器Ｓ１〜Ｓ３は支持板９の下部
の移動位置を検知して対応する信号を出力し、検
知器Ｓ４は出入りする紙幣４を検知して信号を出
力する。

上述の各検知器Ｓ１〜Ｓ４の信号、電磁クラツ
チ１６の制御信号、ソレノイド３９の動作信号お
よび正逆転モータ５０の駆動制御信号は適宜のコ
ンタクト基板およびコンタクトブラシによつて装
置本体と接続される。

このように構成されたカセツト１の紙幣４の送
出しおよび取込みについて説明する。

まず、カセツト１に対して設定された枚数の紙
幣４が蓋体３を開放してこれより収納部５に収納
され、そしてこのカセツト１は装置本体にセツト
される。

つぎに紙幣４の送出しを行なう場合、取込みガ
イド４５がホームポジシヨンＸに位置しているか
をチエツクし、ホームポジシヨンＸにないときは
モータ５０を正または逆の方向に駆動してホーム
ポジシヨンＸに移動させる。

さらに整列ローラ３４が非整列状態の位置にあ
るかをチエツクし、ないときはソレノイド３９を
OFFにして整列ローラ３４を底板７の下面側に
位置させる。

そして、検知器Ｓ１，Ｓ２によつて紙幣４の送
出しが可能かを判定する。

紙幣４の送出しが可能であれば、カセツト１の
入力ギヤ１７に動力伝導するための装置本体側の
モータ（図外）を正転駆動し、電磁クラツチ１６
をONする。

紙幣送りローラ１２は送出し方向に回転し、さ
らに偏心ローラ１８，１８も回転する。しかし摩
擦ローラ２４は一方向クラツチ２７により回転が
阻止される。

その結果、紙幣４は偏心ローラ１８，１８で重
なりをほぐされて紙幣送りローラ１２で送出さ
れ、摩擦ローラ２４で紙幣４の二枚重ね出しを防
止されながら、紙幣出入口３３より装置本体側に
供給される。

紙幣４の送出しは紙幣検知器Ｓ４により検知さ
れ、この検知信号に基づいて送出し枚数が計数さ
れ、送出し所定枚数になるまで行なわれる。

そして、紙幣４が所定枚数に達すると電磁クラ
ツチ１６はOFFとなり、また入力ギヤ１７を駆
動するモータもOFFとなつて紙幣４の送出し処
理を終了する。

つぎに紙幣４の取込みの場合を説明すると、ま
ず検知器Ｓ３の出力信号に基づいて収納部５の紙
幣４が満杯かを判定する。

紙幣４の取込みが可能なときは、取込みガイド
４５を第１ストロークＹの位置に移動させる。

すなわち、モータ５０を正転制御して、ラツク
４９を引込むことによつて、取込みガイド４５を
押え板８側に引き、当り部４６，４６は最前部の
紙幣４を押え板８側に押し戻して、この当り部４
６，４６の裏面側と紙幣送りローラ１２および偏
心ローラ１８，１８との間に空隙を形成する。

さらに、ソレノイド３９をONし、これにより
整列ローラ３４…を底板７の上面側に臨ませて整
列状態に置き、入力ギヤ１７に動力を入力するモ
ータ（図外）を逆転駆動し、電磁クラツチ１６を
ONする。

紙幣送りローラ１２は取込み方向に駆動され、
また摩擦ローラ２４は一方向クラツチ２７がフリ
ーとなるため紙幣送りローラ１２によつて取込み
方向に回転される。

そして、摩擦ローラ２４の回転力は整列ローラ
３４…に伝導されて、これを取込み方向に回転さ
せる。

紙幣出入口３３に装置本体側より紙幣４が供給
されると、紙幣送りローラ１２と摩擦ローラ２４
はこれを挟持して、収納部５の前述の取込み空隙
部分にこれを取込む。

整列ローラ３４…は取込まれた紙幣４の後端縁
を当り部４６，４６の裏面側に送り込み、同時
に、この送り込みによつて取込み紙幣４の下縁は
底板７の面に整列される。

つづいて取込まれてくる紙幣４は先行紙幣４が
当り部４６，４６の裏面側に送り込まれているた
め、その先端縁が先行紙幣４の後端縁に衝突する
ことなく空隙部分に取込まれる。

装置本体側で入金された紙幣４の全部が当り部
４６，４６の裏面側に取込まれると、電磁クラツ
チ１６はOFFにされて、紙幣送りローラ１２の
駆動が停止され、この停止に伴ない摩擦ローラ２
４および整列ローラ３４…の回転も停止される。

ついでソレノイド３９もOFFにされるため、
整列ローラ３４…はスプリング３８の作用力によ
つて底板７の下面側位置に引つ込められる。

その後取込みガイド４５側のモータ５０が逆転
制御されて、取込みガイド４５は第２ストローク
Ｚの位置に移動される。

このとき取込んだ紙幣４はその中間部分が偏心
ローラ１８，１８および紙幣送りローラ１２によ
つて押えられ、その両側縁が当り部４６，４６に
よつて前面壁３１側に移行し、ついには当り部４
６，４６より外れて、この当り部４６，４６の前
面側に移行されて、収納部５に残されて紙幣４の
取込みが完了する。

ついで取込みガイド４５はホームポジシヨンＸ
に戻すべくモータ５０が正転制御され、また入力
ギヤ１７を駆動していたモータも停止されて紙幣
４の取込み処理を終了する。

なお、上述の実施例では入金紙幣の全部を取込
みガイド４５の当り部４６，４６の裏面側に受入
れてから、取込みガイド４５を第２ストロークＺ
の位置に移行させたが、紙幣４は10枚または20枚
のように設定された単位枚数ごとに受入れて、取
込みガイド４５を移行させて取込み処理を行なう
もよい。

また、整列ローラ３４…は、第５図に示すよう
に、その周面にゴム材のような可撓性の羽根板５
２…を放射状に植設すれば、これによつて紙幣４
の後端縁を叩く状態に作用して送り込むので、紙
幣４の送り込みおよび整列がより確実となる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は現
金カセツトの断面側面図、第２図はその断面正面
図、第３図は整列ローラ部分の一部断面平面図、
第４図は取込みガイドとローラと紙幣の配置状態
を示す説明図、第５図は整列ローラの他の実施例
を示す斜視図である。 １…カセツト、４…紙幣、５…収納部、８…押
え板、１２…紙幣送りローラ、２４…摩擦ロー
ラ、３４…整列ローラ、Ｙ…第１ストローク、Ｚ
…第２ストローク、５２…羽根板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 紙幣を重ねて収納する収納部と、 この収納部の紙幣を、その重ね方向側に付勢し
   て移送する押え板と、 前記収納部の押え板と対向する収納紙幣の移送
   側で、紙幣の一側縁部分と対向し、正逆転する紙
   幣送りローラと、 この紙幣送りローラに対接する摩擦ローラと、 前記紙幣送りローラが紙幣に接する部位より紙
   幣の両側部分に接し、この紙幣を押え板側に押し
   戻して紙幣送りローラと最前部の収納紙幣との間
   に、紙幣取込み空隙を形成する第１の位置と、上
   記第１の位置から前記紙幣送りローラを越えて、
   前記紙幣取込み空隙に取込まれた紙幣から離れる
   第２の位置とに移動する取込みガイドと、 前記収納部の紙幣取込み空隙側に配設して、紙
   幣送りローラの紙幣取込みに連動して、上記紙幣
   取込み空隙内に周面一部を突出すると同時に、取
   込み方向に回動する整列ローラとを備えた 現金カセツト。 ２ 前記整列ローラはその周面に羽根板を放射状
   に植設したことを特徴とする 特許請求の範囲第１項記載の 現金カセツト。