JPH02207391A - 有料道路における車両の通行管理方法及びその装置、並びにその方法の実施に直接使用する有料道路通行券 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不正行為を防止しうるようにした、有料道路
における車両の通行管理方法、及びその装置、並びにそ
の方法の実施に直接使用する有料道路通行券に関する。

〔従来の技術〕

長距離の有料道路においては、入口ゲートを特定する情
報、及び入口ゲートを通過するときの日時に関する情報
等が記憶された穿孔部又は磁気テープ部等の記憶手段を
備える通行券を、入口ゲートを通行しようとする車両の
運転者に交付し、運転者は、出口ゲートにおいて、この
通行券を係員に渡し、係員は、通行券に記憶された情報
を、直接、又は読み取り装置により読み取り、読み取っ
た入口ゲートを特定する情報に基づいて、入口ゲートか
ら出口ゲートまでの走行距離を計算し、その走行距離と
車種とに基づいて、料金を徴収するようにしたものがあ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述のような従来の車両の通行管理方法によると、例え
ば、東名−名神高速道路において、東京ゲートから入っ
た者と大阪ゲートから入った者とが、その中間点の適宜
のサービスエリヤ等において通行券を交換し１例えば東
京ゲートから入った者は大阪ゲートの手前の京都ゲート
から、また大阪ゲートから入った者は東京ゲートの手前
の川崎ゲートからそれぞれ出ることにより、実際には長
区間通行したにも拘らず、短区間の料金しか支払力ない
で済ませるという不正行為が行なわれるおそれがある。

このおそれを防止するため、東京と大阪との中間点に、
全通行車両の通行券をチエツクする検問所が設けられて
いるが、中間点を通過する全車両を滞りなく検問するに
は、多数の検問ゲートを並列に設けなければならず、多
大な設備と人件費とが必要となる。

本発明は、このような問題点に鑑み、簡単な設備と作業
とで、上記のような不正行為を簡単に摘発できるように
した、有料道路における車両の通行管理方法、及びその
装置、並びにその方法の実施に直接使用する有料道路通
行券を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明の有料道路における車
両の通行管理方法は、有料道路の入口ゲートにおいて、
通行しようとする車両に交付する通行券に、少なくとも
前記入口ゲートを特定する情報と、前記車両を特定する
情報とを記憶させ。

前記車両が通過しようとする出口ゲートにおいて。

前記通行券に記憶された情報を読み取り、前記入口ゲー
トを特定する情報に基づいて通行料金を計算するととも
に、前記車両を特定する情報と、通過しようとする車両
とを比較し、それらが一致したときに適正な通行である
ことを確認することを特徴としている。

車両を特定する情報としては、例えばナンバープレート
に表示された４桁の数字とするのがよい。

上記方法の実施に直接使用する本発明の装置は、有料道
路の入口ゲート及び出口ゲートに、それぞれ、予め定め
た位置に停車した車両を特定しうる車両の部分を撮影す
るテレビカメラと、該テレビカメラにより撮影された影
像を表示するテレビ受像機とを設け、かつ、入口ゲート
側に、前記テレビ受像機に表示されたのと同一の車両を
特定する情報と、入口ゲートを特定する情報とを１通行
券に設けた記憶手段に記憶させる書き込み装置を設け、
さらに出口ゲート側に、前記通行券の記憶手段に記憶さ
れた情報を読み取って表示する読み取り装置を設けたこ
とを特徴としている。

上記方法の実施に直接使用する本発明の有料道路通行券
は、少なくとも入口ゲートを特定する情報を記憶する記
憶手段と、車両を特定する情報を記憶する記憶手段とを
備えることを特徴としている。

記憶手段としては、磁気テープ、バーコード表示、又は
穿孔表示等とすることができる。

〔作　　用〕

本発明の方法によると、万一、上記のような不正行為が
行なわれた場合、各出口ゲートにおいて、係員に渡され
た通行券には、出口ゲートを通過しようとする車両とは
異なった車両特定情報が記憶されているので、係員がそ
の記憶内容を読み取って、その読み取った内容と、出口
ゲートを通過しようとする車両とが一致するか否かを確
認するだけで、不正行為が行なわれたことを簡単に知る
。：とができる。

また、本発明の装置及び有料道路通行券を使用すること
により、上記方法を効果的に実施することができる。

〔実　施　例〕

以下１本発明の実施例について説明する。

第１図は、本発明の方法の実施に直接使用する有料道路
通行券の一例を示す。

この有料道路通行券（以下単に通行券という）（１）は
、パンチカード式のもので、入口ゲートを特定する情報
の記憶手段である穿孔部（２）と、入口ゲートを通過し
ようとする車両を特定する情報の記憶手段である穿孔部
（３）と、日時を印字する印字部（４）と、例えば大型
乗用車、小型乗用車、バス、大型特殊自動車等の車種と
走行区間とに対応した通行料金その他の情報を印刷した
印刷部（５）とを備えている。

穿孔部（２）には、例えば予め定めておいた各入口ゲー
トを特定する４桁の数値に対応するパンチ孔（２ａ）を
、穿孔機（第２ｗＪ参照）により穿孔するのがよい。

穿孔部（３）には、例えば入口ゲートを通過しようとす
る車両のナンバープレートに表示されたもののうち、４
桁の数値に対応するパンチ孔（３ａ）を穿孔機（同上）
により穿孔するのがよい。

第２図及び第３図は９本発明の方法の実施に直接使用す
る装置を示すもので、第２図は、入口ゲートの要部の横
断平面図、第３図は、出口ゲートの要部の横断平面図で
ある。

第２図において、（１０）は係員ボックスで、道路を横
切る方向に複数個配設され、それらの相互間により、有
料道路に入ろうとする車両（１１）のためのゲート（１
２）が形成されている。

係員ボックス（１０）の前方には、ゲート（１２）内に
おける予め定めた位置に停車した車両（ｉｉ）の前部の
ナンバープレート（ｌｌａ）を撮影できるテレビカメラ
（１３）が設置されている。このテレビカメラ（１３）
は、ケーブル（１４）をもって、係員ボックス（１０）
内に設けたテレビ受像機（１５）と接続され、撮影した
ナンバープレート（Ｉｌａ）の像を、テレビ受像機（１
５）に表示しろるようになっている。

係楓ボックス（１０）内には、テレビ受像機（１５）の
他に、通行券（１）の穿孔部（２）（３）にパンチ孔（
２ａ）（３ａ）を穿設するとともに、印字部（４）に日
時を印字しつる公知のタイムレコーダ機能を有する穿孔
機（１６）が設けられている。

この穿孔機（１６）は１通行券（１）における記憶手段
（穿孔部（２）（３））に特定情報を記憶させる書き込
み装置をなす。

第３図に示す出口ゲートには、入口ゲートと同様の複数
の係員ボックス（１０）が、道路を横切る方向に並設さ
れ、それらの相互間により、有料道路から出ようとする
車両（１１）のためのゲート（１２）が形成されている
。

また、入口ゲートと同様に、係員ボックス（１０）の前
方には、ゲート（１２）内の所定の位置に停車した車両
（１１）の前部のナンバープレート（ｌｌａ）を撮影す
るテレビカメラ（１３）が８！！されている。このテレ
ビカメラ（１３）は、ケーブル（１４）をもって、係員
ボックス（ｌＯ）内に設けられたテレビ受像機（１５）
に接続されている。

出口ゲートの係員ボックス（１０）内には、通行券（１
）の穿孔部（２）（３）にパンチ孔（２ａ）　（３ａ）
により記憶された情報を読み取って、その内容を表示部
（１７ａ）に表示するようにした読み取り装置（１７）
が、テレビ受像機（１５）と並べて設けられている。

係員ボックス（１０）の前方には、ゲート（１２）を開
閉する公知の開閉式ゲート装［（１８）が設けられてい
る。

係員ボックス（１０）内における読み取り装置（１７）
の側方には、前記ゲート装置（１８）を、第３図に実線
で示す開位置から、想像線で示す閉位置まで、適宜の駆
動手段（図示略）により閉じさせるゲート閉スィッチ（
１９）と、ゲート装置（１８）を閉位置から開位置まで
開かせるゲート開スイッチ（２０）が設けられている。

次に、上記装置、及び通行券（１）を使用した本発明の
有料道路における車両の通行管理方法の実施要領につい
て説明する。

入口ゲートにおいて、有料道路に入ろうとする車両（１
１）が、ゲート（１２）内における所定の位置に停車す
ると、その前部のナンバープレート（ｆｌａ）の像が、
テレビカメラ（１３）により撮影されて、テレビ受像機
（１５）に写し出される。

係員は、テレビ受像機（１５）に写し出されたナンバー
プレート（ｌｌａ）の像を見ながら、通行券（１）を穿
孔機（１６）に挿入し５通行券（１）の一方の穿孔部（
３）に、ナンバープレート（ｌｌａ）に表示された４桁
の数値と同一の数値に対応するパンチ孔（３ａ）を穿孔
するとともに、他方の穿孔部（２）に、予め定められた
ゲート番号と同一の数値に対応するパンチ孔（２ａ）を
穿孔し、かつそのときの日時を印字部（４）に印字し、
その通行券（１）を、車両（１１）の運転者に交付する
。

なお１通行券（１）を穿孔機（１６）にかける前に、通
行券（１）の穿孔部（２）に、ゲート番号と同一の数値
に対応するパンチ孔（２ａ）を予め穿孔しておいてもよ
く、又は通行券（１）を穿孔機（１６）にかけたとき、
特別な操作をすることなく、通行券（１）の穿孔部（２
）に所要のパンチ孔（２ａ）が自動的に穿孔されるよう
にしておいてもよい。

通行券（１）を受取った運転手は、目的の出口ゲートま
で車両を走行させ、目的の出口ゲートにおける適宜のゲ
ート（１２）の所定の停止位置に車両（１１）を停止さ
せ、そこの係員に上記通行券（１）を渡す。

このとき、車両（１１）の前部のナンバープレート（ｌ
ｌａ）は、テレビカメラ（１３）により撮影され、その
像は、テレビ受像機（１５）に写し出される。

通行券（１）を受取った係員は、これを読み取り装置（
１７）にかける、すると、通行券（１）に記憶されてい
る入口ゲートのゲート番号と車両（１１）の４桁のナン
バーとが表示部（１７ａ）に表示される。

係員は、この表示部（１７ａ）に表示された４桁のナン
バーと、テレビ受像機（工５）に写し出されたナンバー
とが一致することを確認した上で、表示部（１７ａ）に
表示されたゲート番号に基づいて、この車両（１１）の
走行区間（又は走行距離）を計算し、かつそれと、目で
直接確認した車両（１１）の車種とに基づいて１通行料
金を計算し、その額を、車両（１１）の運転手より徴収
する。

なお、このような通行料金の計算は、読み取り装置（１
７）に内蔵した演算装置（図示略）により自動的に計算
し、その計算された通行料金の金額も表示部（１７ａ）
に表示されるようにするのが好ましい。

この場合１通行券（１）に、車両（１１）の車種に関す
る情報を記憶する穿孔部（図示略）を設けておき、ここ
に、入口ゲートの係員が穿孔機（１６）により車種の情
報を穿孔し、それを、出口ゲート側の読み取り装置（１
７）により自動的に読み取らせて、上記通行料金を自動
的に計算しうるようにするのがよし１゜ 万一、車両（１１）の運転手が、有料道路の中間位置で
、通行券（１）を他人のものと交換するという不正行為
を行ない、交換した他人の通行券（１）を出口ゲートの
係員に渡した場合、読み取り装置（１７）の表示部（１
７ａ）には、テレビ受像機（１５）に写し出されている
ナンバーと異なったナンバーが表示されるので、係員は
、運転手が不正行為を行なったことを即座に知ることが
できる。

この場合には、即座にゲート閉スィッチ（１９）を押し
て、ゲート装［（１８）を閉じ、罰金を徴収する等の処
置を講する。

第４図は１本発明の方法の実施に直接使用しうる有料道
路通行券の別の例を示す。

この有料道路通行券（以下単に通行券という）（２１）
は、入口ゲートを特定する情報と、車両を特定する情報
、すなわち、例えば上記の例と同様の車両の４桁のナン
バーに関する情報と、その他の必要な情報とを記憶しう
る磁気テープ部（２２）　（記憶手段）を備えている。

この通行券（２１）を使用するには、上記実施例におけ
る穿孔機（１６）を、通行券（２１）における磁気テー
プ部（２２）に、上記した必要な情報を磁気的に書き込
むことのできる書き込み装置と置換し、かつ上記実施例
における読み取り装置（１７）を、通行券（２１）にお
ける磁気テープ部（２２）に記憶されている情報を磁気
的に読み取って、その内容を表示部に表示しうるように
した読み取り装置と置換すればよい。

また、第５図に示す有料道路通行券（３１）のように、
磁気テープ部（３２）と穿孔部（３３）とを設け、磁気
テープ部（３２）には、入口ゲート側に設けた磁気的な
書き込み装置により、入口ゲートを特定する情報か又は
車両を特定する情報のいずれか一方を書き込み、その情
報を、出口ゲート側に設けた磁気的な読み取り装置によ
り読み取ってその表示部に表示するとともに、穿孔部（
３３）には、上記磁気的な書き込み装置と組合せた穿孔
機により、入口ゲートを特定する情報か又は車両を特定
する情報のうち他方のものに対応するパンチ孔（３３ａ
）を穿孔し、出口ゲート側において、穿孔部（３３）に
記憶された情報を、上記磁気的な読み取り装置と組合せ
た機械的又は光学的な読み取り装置により読み取って、
その表示部に表示するようにしてもよい。

本発明においては、テレビカメラを、ゲート内の予め定
められた停止位置に停車した車両の後部のナンバープレ
ートを撮影しうるように、係員ボックスの後部に設けた
り、又は通行券に設ける記憶手段をバーコード表示とす
るなど、幾多の変化変形が可能である。

全車両の予め定めた位置に、各車両を特定するバーコー
ドを付すことを義務づけた場合には、入口ゲートにおい
て、このバーコードを公知のセンサにより自動的に読み
取って、その内容を通行券の記憶手段に自動的に記憶さ
せ、その記憶内容を、出口側ゲートにおいて読み取り装
置により自動的に読み取って、表示部に表示させること
もできる。

〔発明の効果〕

本発明によると、簡単な装置と作業によって、不正な有
料道路の通行行為を確実に摘発することができるので、
従来のような検問所等を設ける必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の方法の実施に直接使用する有料道路
通行券の一例を示す正面図、 第２図は、本発明の方法の実施に直接使用する装置にお
ける入口ゲートの要部の横断平面図、第３図は、同じく
出口ゲートの要部の横断平面図。 第４図は、本発明の方法の実施に直接使用する有料道路
通行券の他の例を示す正面図。 第５図は、同じくさらに別の例を示す正面図である。 （１）有料道路通行券　　（２）（３）穿孔部（２ａ）
　（３ａ）パンチ孔　　　（４）印字部（５）印刷部　
　　　　　（１０）係員ボックス（１１）車両　　　　
　　　（ｌｌａ）ナンバープレート（１２）ゲート　　
　　　　　（１３）テレビカメラ（１４）ケーブル　　
　　　（１５）テレビ受像機（１６）穿孔機　　　　　
　（Ｉ７）読み取り装置（１７ａ）表示部　　　　　　
（１８）ゲート装置（１９）ゲート閉スィッチ　（２０
）ゲート開スイッチ（２１）（３１）有料道路通行券（
２２）　（３２）磁気テープ部（３３）穿孔部　　　　
　　（３３ａ）パンチ孔第１図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）有料道路の入口ゲートにおいて、通行しようとす
   る車両に交付する通行券に、少なくとも前記入口ゲート
   を特定する情報と、前記車両を特定する情報とを記憶さ
   せ、前記車両が通過しようとする出口ゲートにおいて、
   前記通行券に記憶された情報を読み取り、前記入口ゲー
   トを特定する情報に基づいて通行料金を計算するととも
   に、前記車両を特定する情報と、通過しようとする車両
   とを比較し、それらが一致したときに適正な通行である
   ことを確認することを特徴とする有料道路における車両
   の通行管理方法。
2. （２）有料道路の入口ゲート及び出口ゲートに、それぞ
   れ、予め定めた位置に停車した車両を特定しうる車両の
   部分を撮影するテレビカメラと、該テレビカメラにより
   撮影された影像を表示するテレビ受像機とを設け、かつ
   、入口ゲート側に、前記テレビ受像機に表示されたのと
   同一の車両を特定する情報と、入口ゲートを特定する情
   報とを、通行券に設けた記憶手段に記憶させる書き込み
   装置を設け、さらに出口ゲート側に、前記通行券の記憶
   手段に記憶された情報を読み取って表示する読み取り装
   置を設けたことを特徴とする有料道路における車両の通
   行管理装置。
3. （３）請求項（１）記載の方法の実施に直接使用する有
   料道路通行券であって、少なくとも入口ゲートを特定す
   る情報を記憶する記憶手段と、車両を特定する情報を記
   憶する記憶手段とを備えることを特徴とする有料道路通
   行券。