JPH02203360A

JPH02203360A - コロナ放電器

Info

Publication number: JPH02203360A
Application number: JP2351189A
Authority: JP
Inventors: Kiyohisa Yanagida; 柳田　精久; Masahito Kawashima; 川島　雅人
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1989-02-01
Filing date: 1989-02-01
Publication date: 1990-08-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕電子写真プリンタや複写機などのように、像担持体上の
静電潜像を現像剤で可視像化し、記録媒体に転写し、定
着する、転写型記録装置に使用するコロナ放電器に関し
、コロナワイヤを支持するブロック内の隅部に、条線状に
鉄粉や埃が溜まらないようにすることによって、リーク
電流の発生を阻止し、転写型記録装置における記録品質
を向上、安定化させるとともに、信頼性の高い転写型記
録装置を実現することを目的とし、少なくとも、ワイヤ支持ブロックの内側壁と内底面との
間の隅部を含む内底面に、凹凸部を形成したことによっ
て、段差を設けるように構成する。

〔産業上の利用分野］本発明は、電子写真プリンタや複写機などのように、像
担持体上の静電潜像を現像剤で可視像し、記録媒体に転
写し、定着する、転写型記録装置に使用するコロナ放電
器に関する。

〔転写型記録装置の概略〕

第６図は本発明が適用される、（電子写真式の）転写型
記録装置の概略を説明する図である。

該装置は、次の手順で記録を行なう。

■記録媒体である感光体ｌを、帯電器２によるコロナ放
電により一様に帯電する。

■露光手段３によって、記録情報に応じた光を感光体ｌ
に照射し、該感光体１に静電潜像を形成する。

■現像器４において、鉄粉と樹脂粉末（トナー）とを撹
拌した現像剤５を、磁気ローラ６で搬送して感光体１に
接触させ、該感光体１の静電潜像に応じてトナー粒子を
付着させて、可視像化する。

■感光体１上の可視像は、コロナ放電を使用した転写器
７によって、記録紙８に静電転写する。

■記録紙８は、電気的に感光体１に吸着しているため、
交流高電圧のコロナ放電を使用した分離器９によって、
該記録紙８を電気的に中和させる。

■記録紙８は、重力によって感光体１から剥離し、その
後、該記録紙８上のトナーは定着器１０で熱定着する。

■感光体１に残る残留トナーは、クリーナ１１で除去す
る。

以上をもって記録動作が一巡する。

〔従来の技（ネｉ］このように、帯電器２、転写器７、分離器９はコロナ放
電を利用するものである。したがって、各コロナ放電器
には高電圧を印加するため、その絶縁性を長期間に渡っ
て保持することが重要である。

第７図は、従来の転写・分離器の例を説明する図で、（
ａ）はフタ２５ａ、２５ｂを外した平面図であり、（ｂ
）は側面図、（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。

また第８図は、バネ収容ブロック１４の斜視図である。

シャーシ１２の両端に、絶縁性部材から成るノ＼ネ収容
ブロック１４とワイヤ固定ブロック１５を設け、両ブロ
ック間にコロナワイヤを張る。

該コロナワイヤはタングステンから成り、一端はワイヤ
固定ブロック１５にワイヤ固定ねじ１９ａ、１９ｂで固
定し、他端はバネ２０ａ、２０ｂを介してバネ収容ブロ
ックのフック２１ａ、２１ｂに固定する。また、該バネ
２０ａ、２０ｂの張力によって所定のテンションが該ワ
イヤに印加されている。

第７図の場合、ワイヤ固定ねじ１９ａとフック２１ａ間
に張ったコロナワイヤを転写ワイヤ１６とし、ワイヤ固
定ねじ１９ｂとフック２１６間に張ったコロナワイヤを
分離ワイヤ１７としている。

また、該ワイヤ１６．１７は、溝１８ａ、　１８ｂおよ
び溝１８ｃ、１８ｄによって、所定の位置に保持されて
いる。

さらに、接続コネクタ２２は、該ワイヤ１６．１７に電
圧を印加する電源との接続コネクタ、分離シャーシ１３
は、転写ワイヤ１６と分離ワイヤ１７とを、電気的に遮
蔽するための遮蔽板、フタ２５ａ、２５ｂは、転写ワイ
ヤ１６と分離ワイヤ１７を、バネ収容ブロック１４とワ
イヤ固定ブロック１５間に張った後で、該ブロック１４
．１５内に異物が混入しないようにするためのフタで、
フタ係止穴２６の凹部とフタ２５ａ、２５ｂの、図に示
されない凸部が嵌合することで固定される。

以上のようにして、転写・分離器（コロナ放電器）が構
成され、その機能と絶縁性が保持されている。また、帯
電器（コロナ放電器）についても同様に構成されている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、長時間の使用等により、現像工程に用いる現像
剤中の鉄粉が落下し、また記録紙等によって該鉄粉が搬
送されたりして、特に重力下方向に配置されるコロナ放
電器に混入する。尚、空気中に浮遊する埃等も例外では
ない。

このようにして、バネ収容ブロック１４やワイヤ固定ブ
ロック１５の中に、該ブロック１４．１５とフタ２５ａ
、２５ｂ間の間隙を通して、鉄粉や埃が侵入する。

そのため、侵入する鉄粉や埃が除々に蓄積され、該ブロ
ック１４．１５内に溜まるようになり、特に鋭角を構成
する隅部（内側壁と内底面の交線）に多く溜まる。これ
は装置の振動などにより、低い位置の隅部に鉄粉や埃が
移動するためである。

その結果、該隅部の絶縁性が低下し、シャーシに対して
リーク電流が流れるようになる。また、甚だしいときは
、該隅部の絶縁性低下部分を介して、スパーク電流によ
る絶縁破壊を生じる。（空間距離１　ｍｍ当たり１００
０　Ｖと言われている）。

第９図は、リーク電流発生状態を説明する図である。

同図はバネ収容ブロック１４を例に説明しているが、ワ
イヤ固定ブロック１５においても事情は同一である。

図において、２７ａ　、　２７ｂで示すＸ印で示す隅部
に、条線状に鉄粉や埃が溜まり、リーク電流が発生しや
すくなる。図ではフック２１ｂからシャーシ１２に、リ
ーク電流が流れる経路を示している。また、リーク発生
部位のうち２７ｂは、隅部ではないが、リーク発生部位
２７ａの隅部の絶縁性が低下することによって、シャー
シ１２との間に絶縁性が保持されている距離が短くなり
、スパーク電流によって一気に絶縁破壊を生じることが
多い。

このようなリーク電流やスパーク電流を生じると、コロ
ナワイヤ（転写ワイヤ１６、分離ワイヤ１７）に印加さ
れる電圧が低下し、該ワイアからの放電が停止、あるい
は効率が低下し、その機能が停止、あるいは低下するた
め、電子写真記録装置の記録動作が停止したり、記録結
果が不鮮明になったり、感光体と記録紙を分離できなく
なり、紙づまりを生じたりする。

本発明の技術的課題は、従来のコロナ放電器におけるこ
のような問題を解消し、コロナワイヤを支持するブロッ
ク内の隅部に、条線状に鉄粉や埃が溜まらないようにす
ることによって、リーク電流の発生を無（し、転写型記
録装置における記録品質を向上、安定化させるとともに
、信軌性の高い転写型記録装置を実現することにある。

〔課題を解決するための手段〕第１図は、本発明の基本原理を説明する斜視図である。

同図は、コロナ放電器のワイヤ支持ブロック２８を示し
ていて、（ａ）図は第１および第２の発明の斜視図で、
（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ断面図、また、（Ｃ）図は
第３の発明の斜視図で、（ｄ）図は（ｃ）図のＢ−Ｂ断
面図である。

本発明のコロナ放電器は、次のように構成する。

（１）ワイヤ支持ブロック２８の内壁に、特に内側壁２
８ａと内底面２８ｂとの間の隅部に、凹凸部３０ａを形
成し段差を設ける。

（２）内壁のうち、底部の壁すなわち内底面２８ｂに、
凹凸部３０ｃを形成し段差を設ける。

（３）ワイヤ支持ブロック２８の内側壁２８ａと内底面
２８ｂとの間の隅部を、曲面３１状とする。

（作用）（１）本発明によれば、ワイヤ支持ブロック２８の内壁
の隅部に凹凸部３０ａが在るので、鉄粉や埃の条線状の
溜まりが該凹凸部３０ａで切断される。すなわち、該凹
凸部３０ａが隔壁として作用する。

したがって、ワイヤ支持ブロック２８の内壁の隅部にお
ける絶縁性が保持され、コロナ放電器にリーク電流やス
パーク電流が発生しなくなる。

（２）本発明によれば、ワイヤ支持ブロック２８の内壁
のうち、底部の壁すなわち内底面２８ｂに凹凸部を設け
た場合は、該凹凸部の凹部に鉄粉や埃が溜まり、内壁の
隅部には溜まらなくなる。

したがって、ワイヤ支持ブロック２８の、内壁の隅部に
おける絶縁性が低下することがなくなり、コロナ放電器
にリーク電流やスパーク電流が発生しなくなる。

（３）本発明によれば、ワイヤ支持ブロック２８の内壁
の隅部が、曲面３Ｉ状に構成されているため、鉄粉や埃
が一箇所に、しかも条線状で集中的に集まることがなく
、該曲面３１に分散的に存在するようになる。

（実施例〕実施例■ 第２図は実施例を説明する図で、（ａ）図はワイヤ支持
ブロックの斜視図、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ断面図
である。

本実施例の場合は、ワイヤ支持ブロック２８の内壁の底
面に、凹凸部３０ｂを横に横断するように設けたもので
ある。すなわち、ワイヤ支持ブロック２８の底面の隅部
を、凸部によって２つの部屋に仕切ったものである。

そのため、鉄粉や埃が連続した条線状に溜まることがな
く、該凹凸部３０ｂによって切断される。

したがって、ワイヤ支持ブロック２８の内壁の隅部にお
ける絶縁性が低下することがなくなる。

実施例■ 第３図は実施例を説明する図で、（ａ）図はワイヤ支持
ブロックの斜視図、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−Ａ断面図
である。

本実施例の場合は、ワイヤ支持ブロック２８の内壁の底
面に、凹凸部３０ｃを千鳥状に複数設けたものである。

すなわち、ワイヤ支持ブロック２８の底面に、鉄粉や埃
を溜めるための凹部を設けたものである。

そのため鉄粉や埃は、該凹凸部３０ｃの低い位置の凹部
に溜まり、隅部には溜まらなくなる。

実施例■ 第４図は実施例を説明する図で、（ａ）図はワイヤ支持
ブロックの斜視図、（ｂ）図は（ａ）図のＡ−入断面図
である。

本実施例の場合は、ワイヤ支持ブロック２８の内壁の底
面に、■字型の断面をもつ凹凸部３０ｄを設けたもので
ある。すなわち、ワイヤ支持ブロック２８の底面中央に
、最も低く位置するＶ字型の凹部を設けたものである。

そのため鉄粉や埃は、該凹凸部３０ｄの低い位置の凹部
に溜まり、隅部には溜まらなくなる。

実施例■ 第５図は実施例を説明する図で、（ａ）図はワイヤ支持
ブロックの斜視図、（ｂ）図は（ａ）図のＡＡ断面図で
ある。

本実施例の場合は、ワイヤ支持ブロック２８の内壁にお
ける隅部を、全て曲面３１で構成したものである。すな
わち、底面の隅部のほかにも縦方向の隅部も曲面で構成
したものである。

そのため、ワイヤ支持ブロック２８の全ての隅部におい
て、鉄粉や埃が一箇所に、しかも条線状で集中的に集ま
ることがなくなり、該曲面３１に分散的に存在するよう
になる。

したがって、隅部における絶縁性が低下することがなく
なる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、コロナワイヤを支持する
ブロック内の隅部に、リーク電流発生要因となる鉄粉や
埃が、連続した条線状に溜まることがなくなる。そのた
め、コロナ放電器にリーク電流やスパーク電流が発生し
なくなる。

したがって、転写型記録装置の長期間にわたる使用にお
いても、高い記録品質を安定的に得ることができると同
時に、信転性が格段に高い転写型記録装置を実現するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の基本原理を説明する斜視図で、（ａ
）は第１および第２の発明の斜視図、（ｂ）は（ａ）の
Ａ−Ａ断面図、（ｃ）は第３の発明の斜視図、（ｄ）は
（ｃ）のＢ−Ｂ断面図、第２図、第３図、第４図は、本発明の詳細な説明する図
で、（ａ）は斜視図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図、第５図は、本発明の詳細な説明する斜視図、第６図は、
電子写真記録装置の概略図、第７図は、電子写真記録装
置に使用される転写・分離器を説明する図で、　（ａ）
はフタ２５ａ、　２５ｂを外した平面図、（ｂ）は側面
図、（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図、第８図は、バネ収容ブロックの斜視図、第９図は、リー
ク発生状態を説明するバネ収容ブロックの斜視図である
。図において、１は感光体、２は帯電器、３は露光手段、
４は現像器、５は現像剤、６は磁気ローラ、７は転写器
、８は記録紙、９は分離器、ｌＯは定着器、１１はクリ
ーナ、１２．１２ａはシャーシ、１３は分離シャーシ、
１４はバネ収容ブロック、１５はワイヤ固定ブロック、
１６は転写ワイヤ（コロナワイヤ）、１７は分離ワイヤ
（コロナワイヤ）　、１Ｂ、１８ａ。１８ｂ、　１８ｃ、　１８ｄは溝、１９ａ、　１９ｂは
ワイヤ固定ねし、２０ａ　、　２０ｂはバネ、２１ａ、
　２１ｂはフック、２２は接続コネクタ、２３は用紙ガ
イド、２４は把手部、２５，２５ａ、２５ｂはフタ、２
６はフタ係止穴、２７ａ、　２７ｂはリーク発生部位、
２８はワイヤ支持ブロック、２８ａは内側壁、２８ｂは
内底面、２９はコロナワイヤ、３０ａ、　３０ｂ、　３
０ｃ。３０ｄは凹凸部、３１は曲面をそれぞれ示している。特許出願人　　　　　富士通株式会社復代理人　弁理士　　福　島　康　文（ｃｌ’）（ｄ）大流（テ１３；゛　＾　プｎ大記例ｖｊＪ図（ｂ’）（ｂ’）（ｄ）大Ｅｆ！、例第５２（ｂ）バネ収容ブロヅフ１ｊ−７発ｌｆ状行第９区

Claims

【特許請求の範囲】１、像担持体上の静電潜像を現像剤で可視像化し、記録
媒体に転写し、定着する、転写型記録装置の、コロナ放
電を用いるコロナ放電器の、コロナワイヤ（２９）を支
持する、絶縁性部材から成る箱形状のブロック（２８）
において、少なくとも、ワイヤ支持ブロック（２８）の内側壁（２
８ａ）と内底面（２８ｂ）との間の隅部を含む内底面（
２８ｂ）に、凹凸部（３０ａ）を形成したことによって、段差を設け
たことを特徴とするコロナ放電器。２、像担持体上の静電潜像を現像剤で可視像化し、記録
媒体に転写し、定着する、転写型記録装置の、コロナ放
電を用いるコロナ放電器の、コロナワイヤ（２９）を支
持する、絶縁性部材から成る箱形状のブロック（２８）
において、ワイヤ支持ブロック２８の内底面（２８ｂ）に、凹凸部
３０ｃを設けたことを特徴とするコロナ放電器。３、像担持体上の静電潜像を現像剤で可視像化し、記録
媒体に転写し、定着する、転写型記録装置の、コロナ放
電を用いるコロナ放電器の、コロナワイヤ（２９）を支
持する、絶縁性部材から成る箱形状のブロック（２８）
において、ワイヤ支持ブロック（２８）の内側壁（２８ａ）と内底
面（２８ｂ）との間の隅部を、曲面（３１）状としたこ
とを特徴とするコロナ放電器。