JPH02200898A - 難燃紙 - Google Patents

難燃紙

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JPH02200898A
JPH02200898A JP1565989A JP1565989A JPH02200898A JP H02200898 A JPH02200898 A JP H02200898A JP 1565989 A JP1565989 A JP 1565989A JP 1565989 A JP1565989 A JP 1565989A JP H02200898 A JPH02200898 A JP H02200898A
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JP
Japan
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paper
aluminum hydroxide
coating composition
flame
base paper
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JP1565989A
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Masaru Tsuji
辻 勝
Osamu Nishi
西 修
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、難燃紙に関するものであり、さらに詳しくは
建築物の壁材、天井材、床材等に利用されるものであっ
て、難燃性および耐火性を付与した難燃紙に関するもの
である。
「従来の技術」 近年、建築物の高層化、大規模化、集中化に伴って、建
築物の難燃化や防火対策が重要視されている。従来から
防火のために各種建築物に難燃性を付与した無機質シー
トが使用されている。
上記の如き難燃性を付与した無機質シートとしては、例
えばアスベスト繊維紙、難燃化薬剤処理紙、水酸化アル
ミニウム粉末高含有紙が一般に知られている。
「発明が解決しようとする課題」 例えば、従来のアスベスト繊維紙はアスベスト繊維をセ
ルロース繊維に混合して抄紙したものであり、優れた難
燃性を示すが、アスベスト繊維は特定物質に指定されて
おり、公害防止、作業環境、衛生面から使用を制限され
、一部の国では使用が禁止されている。
また、難燃化薬剤処理紙は、処理薬側として、リン系、
ハロゲン系、硼素系、チタン系、アンモニア系、もしく
はこれらの複合系をセルロース繊維に内添又はシート抄
造後含浸して、紙中に薬剤を約10〜30重量%含有さ
せたちのでる。これらの紙はいずれもセルロース繊維が
主体であるために、水分の吸脱湿による紙の伸縮が大き
いという難点がある。
なお、水酸化アルミニウム粉末高含有紙はセルロース繊
維中に水酸化アルミニウム粉末を多量に、例えば70〜
85重量%添加して通常の抄紙機で抄造される。この水
酸化アルミニウム粉末が難燃剤として働き、防火に役立
つものであるが、水酸化アルミニウム粉末をバルブ繊維
中に内添して抄紙する場合、抄紙機ワイヤー上での歩留
が悪く、マシン白水中に多量の水酸化アルミニウム粉末
が流失し、白水ラインを汚したり、又、プレスパートの
汚れ(例えば、毛布の目詰まりやロールへの付着)がひ
ど(なり、生産性が著しく低下するという難点がある。
更に、近年の高級化指向に伴い、高級印刷物が好まれる
ようになってきている。しかし、上記3方法による難燃
紙はいずれも印刷適性(インキ濃度、インキ平滑性及び
インキ網点再現性)に劣り、高級な印刷ができないとい
う難点を抱えている。
本発明者等は上記の問題点を解消するために、鋭意研究
を重ねた結果、難燃性が高く、紙の伸縮が小さく、しか
も印刷適性の優れた難燃紙が得られることを見出し、遂
に本発明を完成するに至った。
「課題を解決する為の手段」 本発明は、無機繊維を少なくとも30重量%以上含有し
、且つ下記条件を満たす原紙に、水酸化アルミニウムを
主成分とする塗被組成物を塗被したことを特徴とする難
燃紙である。
S=ステキヒトサイズ度(秒; JIS P8122)
W=坪量(g /m2 ; JTS P8124)「作
用」 本発明で使用される無機繊維としては非晶質繊維、多結
晶質繊維、及び単結晶質繊維があり、いずれを用いても
良く、特に限定するものではないが、多結晶質繊維、短
語晶質繊維は非常に高価であるため、経済性を考慮した
場合非晶質繊維がとりわけ好ましい。非晶質繊維として
は、例えばロックウール繊維、ガラス繊維、アルミナ、
シリカ繊維等が例示される。これらの内、理由について
は明らかではないが、ロックウール繊維がガラス繊維、
アルミナ、シリカ繊維等と比較した場合、シートにした
ときに地合の優れたものが得られ、さらに、該シートに
水酸化アルミニウムを主成分とする塗被組成物を塗被し
た紙は印刷適性に優れる。又、無機繊維の中ではアスベ
ストを除くと一番安価であり、本発明で使用する無機繊
維の中では特に好ましい材料である。
本発明で無機繊維を用いる理由は、前述した如く無機粉
末、例えば水酸化アルミニウム粉末高含有紙のように、
無機粉末を内添して抄紙する場合、ワイヤー上での歩留
が悪く、マシン白水中に多量の粉末が流失し、白水ライ
ンやプレスパートを汚すという難点が付随するが、無機
粉末の代わりに繊維形状を有する無機繊維を用いると、
歩留及び抄紙性が改善され生産性の向上に結びつき、然
も該無機繊維を使用した紙はセルロース繊維と一緒に網
目構造を作るために、水分の吸脱湿による紙の伸縮が極
めて小さくなるということを見出したからである。
而して、本発明では無機繊維を原紙中に少なくとも30
重量%以上含有させる必要がある。
即ち、無機繊維と混合使用される繊維はセルロース繊維
であり、非常に燃えやすい、また、セルロース繊維から
成る紙は水分の吸脱湿による伸縮が大きい為に、建築物
の壁材、天井材、床材等に使用する場合に、室内の湿度
変化に対応できないといった難点がある。この対策とし
て、無機繊維を原紙中に少なくとも30重量%以上、よ
り好ましくは50重量%以上を配合する必要がある。し
かし、無機繊維が90重量%を越えると紙の強度が弱く
なり、通常の抄紙機では生産性が落ちるため、無機繊維
の上限配合は90重置%未満にするのが好ましい。
また、セルロース繊維については、針葉樹、広葉樹の晒
、半晒、未晒の木材バルブ(ケミカルバルブ、メカニカ
ルバルブ、セミケミカルバルブ等)や非木材植物繊維(
堵、三唖、雁皮、亜麻、大麻、ケナフ、ジュート、サン
ヘンブ、ワタ、マニラ麻、サイザル麻、竹、稲藁、麦藁
、バガス、アシ等)からなるバルブ、又それ等の古紙バ
ルブが1種又は2種以上が適宜使用され、特に限定する
ものではない。
セルロース繊維は抄紙機の前工程で繊維にフィブリル化
を行う為にリファイナーやビータ−等の叩解機で処理さ
れ、水に分散された無機繊維と所定の比率となるように
混合され、通常の抄紙方法を用いて抄紙される。
さらに、本発明の特徴としては、原紙のステキヒトサイ
ズ度(JIS P8122 )を坪量(JIS P81
24)の二乗で除した値が3 Xl0−’ (秒・m’
/gり以上にする必要がある。因みに、その値が3X1
0−’(秒・m ’ / gり未満の場合には水性系塗
液を塗被したときに過剰の水分が原紙層に入り、紙の強
度を低下させるため、紙切れを誘発し易く、生産性が悪
くなる。又、塗被直後に塗被層中の水分が急速に原紙層
へ吸収される為、塗被組成物の濃度が上昇して、その後
の平滑化効果が低下し、印刷平滑性が損なわれることに
なる。この原紙への吸収は原紙の地合ムラやサイズ度ム
ラに起因して不均一に行われるが、原紙の保水性が本発
明の規定以下である場合には、吸収ムラが著しくなり、
結果として、乾燥工程でのバインダーマイグレーション
に基づく、印刷インキの吸収ムラ、インキトラフピング
ムラ等のインキモトルが発生して印刷効果を損なう、更
に、塗被組成物中の接着剤が原紙層に入り過ぎて、塗被
表面上の接着剤が少なくなり、インキ濃度を低下させる
よって、これらの難点を解決すべく、本発明者等は鋭意
研究、実験を重ねた結果、原紙の保水性として、原紙の
ステキヒトサイズ度(JIS P8122)を坪量(J
IS P8124)の二乗で除した値が3X10−’(
秒・m 4 / g t )以上になるようにすること
が極めて重要な要件であることをはじめて見出したので
ある。
このサイズ性を付与する手段としては特に限定をするも
のではないが、無機繊維の安定性、原紙の保存性から酸
性抄紙方法より中性抄紙方法の方が好ましい。中性抄紙
方法にはバルブに対して自己定着性を有するカチオン性
サイズ剤を内添する方法や、アニオン性サイズ剤又はア
ルキルケテンダイマーやアルケニルコハク酸無水物よう
な反応性サイズ剤を内添する方法及び非酸性の定着剤や
極少量のバンドと併用する方法がある。
尚、抄紙過程において、従来慣用されているような有機
質結合剤や結合助剤、湿潤紙力増強剤、填料、難燃剤、
染料等を必要に応じて紙料に添加しても良い。
かくして得られた原紙の表面に、水酸化アルミニウムを
主成分とする塗被組成物からなる塗被層を設ける。
水酸化アルミニウムはギブサイト結晶構造を有し、20
0〜300℃にて結晶水を脱水するために、優れた難燃
効果を示す。又、板状結晶であるために塗被層の平滑性
が得られ易く、印刷インキの受理性も良いとういう利点
を持っている。これらの利点を満足するためには塗被組
成物中の水酸化アルミニウムの量が可燃物に対して、5
0重世%以上、好ましくは60重量%以上であることが
必要である。
なお、ここでいう可燃物とは原紙や塗被組成物に含まれ
るセルロース繊維、澱粉、ラテックス、ポリビニールア
ルコール等の有機物の合計量である。因みに、50重量
%未満であると、難燃効果が小さく、本発明の所望の目
的が達成されない。
さらに、水不溶性の難燃剤を塗被組成物中に添加するこ
ともできる。水不溶性の難燃剤にはポリリン酸アンモニ
ウムや不溶化高分子リン化合物の無機リン系化合物があ
る。
また、塗被組成物中の水酸化アルミニウム以外の顔料に
ついては特に限定するものではなく、−船釣に使用され
ているカオリン、ろう石クレー炭酸カルシウム、サチン
白、硫酸バリウム、二酸化チタン等が品質要求に応じて
、適宜併用される。
さらに、塗被組成物には顔料粒子を相互に接着させると
同時に、それらを原紙に固着するための接着剤、例えば
カゼイン、澱粉、ラテックス、PvA等を必要に応じて
選択し、且つ、適当量を添加することができ、特に限定
するものでない。
その他、塗被組成物には分散剤、消泡剤、耐水化剤、ダ
スティング防止剤、流動性調整剤、防腐剤、防黴剤、染
料等の助剤を必要に応じて、適宜使用することができる
既述した如く、かくして得られた塗被組成物を無機繊維
が少なくとも30重量%以上配合され、且つ、原紙のス
テキヒトサイズ度(JIS P8122 )を坪量CJ
TS P8124)の二乗で除した値が3×104(秒
・m’/g”)以上である原紙に塗布して、難燃紙を得
るものである。
塗被組成物の塗被方法としては、特に限定するものでな
く、−aに公知のエヤーナイフコーターロールコータ−
、フレードコーター、グラビヤコーター、メタリングバ
ーコーク−、キャストコーター、カーテンコーター等の
塗工機が適宜使用される。
なお、塗被組成物を塗被後の難燃紙はスニパーキ中しン
ター、ソフトキヤレンダー、マントキャレンダー、エン
ボスマシン等による仕上げが必要に応じて施される。
「実施例」 以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらの実施例に限定するものではない。又、
例中の「部」及び「%」は特に断らない限り、それぞれ
「重量部」及び「重量%」を示す。
実施例1 (ll  原紙の調製 フリーネス400m1のNBKP65部に予めフラット
スクリーン処理したロックウール繊維35部(商品名;
アサノCMF No、 7000/日本セメント社製)
を配合して得られた紙料にアルキルケテンダイマー(商
品名; SPK 902 /洗用化学社製)を絶乾紙料
に対して0.07%添加した後、実験用手抄き装置を用
いて、手抄きにより乾燥後の坪量が80g/m”の原紙
を得た。
(2)塗料の調製 水酸化アルミニウム(商品名;ハイシライトH42/昭
和電工社製)100部をポリアクリル酸ソーダ溶液(水
酸化アルミニウムに対して0.6部)に分散させた。こ
の水酸化アルミニウム分散液にスチレン−ブタジェン系
ラテックス(商品名;5N307/住友ノ一ガタフク社
製)を15部(顔料に対して)添加して、固形分濃度5
0%の塗被組成物を得た。
(3)塗布 (1)の原紙にメツシュバーを用いて、(2)の塗被組
成物を、水酸化アルミニウムの量が可燃物に対して、5
0%になるように手塗り、乾燥した後、スーパーキャレ
ンダー処理して、難燃紙を得た。
この難燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例2 (11原紙の調製 フリーネス200m1のNBKP50部に予めフラット
スクリーン処理したロックウール繊維50部(商品名;
アサノCMP No、7000 /日本セメント社製)
を配合して得られた紙料にアルキルケテンダイマー(商
品名i SPK 902 /洗用化学社製)を絶乾紙料
に対して0.07%添加した後、実験用手抄き装置を用
いて、手抄きにより坪量が80g/m”の原紙を得た。
(2)塗料の調製 実施例1と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、50%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキャレンダー処理して、難燃紙を得た。この難
燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例3 (11原紙の調製 実施例2と同様にして調製し、坪量が80g/m2の原
紙を得た。
(2)塗料の調製 水酸化アルミニウム(商品名;ハイジライトH42/昭
和電工社製)100部とポリリン酸アンモニウム(商品
名;スミセーフP/住友化学社製)15部(水酸化アル
ミニウムに対して)をポリアクリル酸ソーダ溶液(水酸
化アルミニウムに対して、0.6部)に分散させた。こ
の水酸化アルミニウム分散液にスチレン−ブタジェン系
ラテックス(商品名、 SN 307/住友ノ一ガタツ
ク社製)を15部(顔料に対して)添加して、固形分濃
度50%の塗被組成物を得た。
(3)塗布 原紙にメツシュバーを用いて、(2)の塗被組成物を、
水酸化アルミニウムの量が可燃物に対して、74%にな
るように手塗り、乾燥した後、スーパーキャレンダー処
理して、難燃紙を得た。
この難燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例4 (1)  原紙の調製 実施例2と同様にして調製し、坪量80 g / rr
rの原紙を得た。
(2)  塗料の調製 実施例1と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、90%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキ+レンダー処理して、難燃紙を得た。この難
燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例5 (1)  原紙の調製 フリーネス200 m lのNl1lKP30部に予め
フラットスクリーン処理したロックウール繊維70部(
商品名;アサノCMF No、7000 /日本セメン
ト社製)を配合して得られた紙料にアルキルケテンダイ
マー(商品名; SPK 902 /洗用化学社fA)
を絶乾紙料に対して0.03%添加した後、実験用手抄
き装置を用いて、手抄きにより坪量が80g/mtの原
紙を得た。
(2)  塗料の調製 実施例1と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、90%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキャレンダー処理して、難燃紙を得た。この難
燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例6 (1)原紙の調製 フリーネス200 m lのNBKP30部に予めフラ
ットスクリーン処理したロックウール繊維70部(商品
名;アサノCMM F No、7000 /日本セメン
ト社製)を配合して得られた紙料にアルキルケテンダイ
マー(商品名; SPK 902 /洗用化学社製)を
絶乾紙料に対して0.07%添加した後、実験用手抄き
装置を用いて、手抄きにより坪量が80g/mlの原紙
を得た。
(2)塗料の調製 水酸化アルミニウム(商品名;ハイシライトH42/昭
和電工社製)60部、カオリン(商品名、 0N−90
/EMC社製)40部をポリアクリル酸ソーダ溶液(顔
料に対して、0.6部)に分散させた。この水酸化アル
ミニウム分散液にスチレン−ブタジェン系ラテックス(
商品名; SN 307/住友ノ一ガタツタ社製)を1
5部(顔料に対して)添加して、固形分濃度50%の塗
被組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、74%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキャレンダー処理して、難燃紙を得た。この難
燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例7 (1)原紙の調製 フリーネス200 m lのNBKP30部にガラス繊
維(商品名;C5Q6JA 、9 X 6mm/旭ファ
イバーグラス社製)70部を配合して得られた紙料にア
ルキルケテンダイマー(商品名、 SPK 902 /
洗用化学社製)を絶乾紙料に対して0.07%添加した
後、実験用手抄き装置を用いて、手抄きにより坪量が8
0g/m”の原紙を得た。
(2)塗料の調製 実施例1と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)  塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、74%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキャレンダー処理して、難燃紙を得た。この難
燃紙は地合が実施例中では一番悪かった。その他の品質
結果は表−1に示した。
実施例8 (1)原紙の調製 フリーネス3QmlのNBKPIO部に予めフラットス
クリーン処理したロックウール繊維90部(商品名;ア
サノCMF No、7000 /日本セメント社製)を
配合して得られた紙料にアルキルケテンダイマー(商品
名; SPK 902 /洗用化学社製)を絶乾紙料に
対して0.07%添加した後、実験用手抄き装置を用い
て、手抄きにより坪量が80g/mzの原紙を得た。
(2)塗料の調製 実施例1と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、74%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキャレンダー処理して、難燃紙を得た。この難
燃紙の品質結果を表−1に示した。
実施例9 (11原紙の調製 実施例6と同様にして調製し、坪量が80g/m2の原
紙を得た。
(2)塗料の調製 実施例6と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、両面で148%(片面74%)になるよう
に手塗り、乾燥した後、スーパーキャレンダー処理して
、難燃紙を得た。このN燃祇の品質結果を表−1に示し
た。
比較例1 フリーネス500 m lのLBll’Pのサス々ンジ
ョンにアルキルケテンダイマー(商品名; Sr’K 
902/荒川化学社vA)を絶乾紙料に対して0.1%
添加した後、実験用手抄き装置を用いて、手抄きにより
坪量100 g/m”の紙を得た。この紙の品質結果を
表−1に示した。
比較例2 実施例6と同様にして調製し、坪量80g/m2の紙を
得た。この紙の品質結果を表−1に示した。
比較例3 (1)原紙の調製 フリーネス200 m lのNBKP30部に予めフラ
ットスクリーン処理したロックウール繊維70部(商品
名;アサノCMF No、7000 /日本セメント社
製)を配合して得られた紙料にアルキルケテンダイマー
(商品名;SPK 902 /洗用化学社製)を0.0
05部添加した後(絶乾紙料に対して)、実験用手抄き
装置を用いて、手抄きにより坪量80g/m”の原紙を
得た。
(2)  塗料の調製 実施例1と同様にして調製し、固形分濃度50%の塗被
組成物を得た。
(3)塗布 実施例1と同様にして、水酸化アルミニウムの量が可燃
物に対して、74%になるように手塗り、乾燥した後、
スーパーキャレンダー処理して、if燃祇を得た。この
難燃紙の品質結果を表−1に示した。
〔品質評価法〕
(紙の伸縮のテスト法) Japan Tappi No、27に規定された浸水
伸度の測定法(B法、2分間浸漬値)に従って測定した
(印刷適性) 塗被組成物を塗被した面に明製作所製R1テスターを用
いて、大日本インキ社製のニューチャンピオン墨インキ
をo、ice印刷し、インキ濃度とインキ平滑性を目視
で判定した。
評価基準: ◎;極めて良好 ○;良好。
△;やや劣る ×;極めて劣る (難燃性のテスト) JIS A1322建築用薄物材料の難燃性試験方法(
10秒値)に準拠して、測定した。
「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の実施例で得
られた難燃紙は難燃効果が高く、水分の吸脱湿による紙
の伸縮が小さく、且つ印刷適性に優れるものであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)無機繊維を少なくとも30重量%以上含有し、且
    つ下記条件を満たす原紙に、水酸化アルミニウムを主成
    分とする塗被組成物を塗被したことを特徴とする難燃紙
    。 S/W^2≧3×10^−^3(秒・m^4/g^2)
    S=ステキヒトサイズ度(秒;JIS P8122)W
    =坪量(g/m^2;JIS P8124)(2)無機
    繊維がロックウール繊維である請求項(1)記載の難燃
    紙。 (3)水酸化アルミニウムの塗被量が可燃物質に対して
    60重量%以上である請求項(1)又は(2)記載の難
    燃紙。
JP1565989A 1989-01-25 1989-01-25 難燃紙 Pending JPH02200898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06264398A (ja) * 1993-03-09 1994-09-20 Nippon Paper Ind Co Ltd 難燃紙の製造方法
FR2723389A1 (fr) * 1994-08-05 1996-02-09 Jujo Paper Co Ltd Base de revetement mural

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