JPH02200838A - シートベルト用ウェビング - Google Patents
シートベルト用ウェビングInfo
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- JPH02200838A JPH02200838A JP1014644A JP1464489A JPH02200838A JP H02200838 A JPH02200838 A JP H02200838A JP 1014644 A JP1014644 A JP 1014644A JP 1464489 A JP1464489 A JP 1464489A JP H02200838 A JPH02200838 A JP H02200838A
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Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はシートベルト用ウェビングに関するものであり
、詳しくはシートベルト用ウェビングを形成するiam
を特殊l!維となすことによって、耐摩耗性、モジュラ
ス、耐久性、耐疲労性、染色性などの特性を向上させた
シートベルト用ウェビングに関するものである。
、詳しくはシートベルト用ウェビングを形成するiam
を特殊l!維となすことによって、耐摩耗性、モジュラ
ス、耐久性、耐疲労性、染色性などの特性を向上させた
シートベルト用ウェビングに関するものである。
[従来の技術1
従来、シートベルト用ウェビングに用いる緯糸ならびに
経糸材料として、ナイロン、ポリエステルなどの熱可塑
性合成SOtを用いることが、例えば、特公昭56−4
272号公報などによって知られている。
経糸材料として、ナイロン、ポリエステルなどの熱可塑
性合成SOtを用いることが、例えば、特公昭56−4
272号公報などによって知られている。
[発明が解決しようとする課題]
前記の特公昭56−4272号公報に記載されたように
、シートベルト用ウェビングを織成する経糸として、主
としてポリエステルIIIが実用化されている。該ポリ
エステル繊維の場合、高強力、高弾性率に優れるものの
、耐摩耗性が劣り、リトラクタ−への収納、およびリト
ラクタ−からの導出を繰返すことによって、特に幅方向
の端部が解かれ毛羽立ってくるという課題を有していた
。また、染色性に劣り、カラフルなシートベルト用ウェ
ビングとすることができ難いという課題を有していた。
、シートベルト用ウェビングを織成する経糸として、主
としてポリエステルIIIが実用化されている。該ポリ
エステル繊維の場合、高強力、高弾性率に優れるものの
、耐摩耗性が劣り、リトラクタ−への収納、およびリト
ラクタ−からの導出を繰返すことによって、特に幅方向
の端部が解かれ毛羽立ってくるという課題を有していた
。また、染色性に劣り、カラフルなシートベルト用ウェ
ビングとすることができ難いという課題を有していた。
さらにシートベルトを車に取付けた通常の状態で、特に
夏季に炎天下で駐車した場合に、直射日光及び輻射熱に
よって、高温となった状態で直接日光に囃され、この光
と熱とによって劣化し、強力を低下し、耐久性に劣ると
いう現象を生じることがあった。
夏季に炎天下で駐車した場合に、直射日光及び輻射熱に
よって、高温となった状態で直接日光に囃され、この光
と熱とによって劣化し、強力を低下し、耐久性に劣ると
いう現象を生じることがあった。
一方、シートベルト用ウェビングを織成する経糸として
、ナイロン繊維を用いた場合は、モジュラス、および寸
法安定性に劣るという課題を有し、はとんど実用化され
ていない。
、ナイロン繊維を用いた場合は、モジュラス、および寸
法安定性に劣るという課題を有し、はとんど実用化され
ていない。
本発明の目的は、前記の従来技術における課題を解決し
、耐摩耗性、染色性、耐久性に優れるとともに、高強力
、高弾性率、モジュラス、および寸法安定性に優れたシ
ートベルト用ウェビングを提供することにある。
、耐摩耗性、染色性、耐久性に優れるとともに、高強力
、高弾性率、モジュラス、および寸法安定性に優れたシ
ートベルト用ウェビングを提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の構成
は、 (1)シートベルト用ウェビングにおいて、該ウェビン
グを織成する経糸に、エチレンテレフタレートからなる
ポリエステルを主成分とする芯成分と、該芯成分の周囲
にポリアミドを主成分とする鞘成分とからなる芯鞘型複
合繊維であり、該芯鞘型複合繊維におけるポリエステル
芯成分の割合が30〜90重置%であり、前記複合繊維
の強度が7.5にl/d以上、伸度が20%以下、初期
引張り抵抗度が60g/d以上、乾熱収縮率が7%以下
である繊維を用いて、織成されてなることを特徴とする
シートベルト用ウェビング。
は、 (1)シートベルト用ウェビングにおいて、該ウェビン
グを織成する経糸に、エチレンテレフタレートからなる
ポリエステルを主成分とする芯成分と、該芯成分の周囲
にポリアミドを主成分とする鞘成分とからなる芯鞘型複
合繊維であり、該芯鞘型複合繊維におけるポリエステル
芯成分の割合が30〜90重置%であり、前記複合繊維
の強度が7.5にl/d以上、伸度が20%以下、初期
引張り抵抗度が60g/d以上、乾熱収縮率が7%以下
である繊維を用いて、織成されてなることを特徴とする
シートベルト用ウェビング。
(2)前記の(1)に記載したシートベルト用ウェビン
グにおいて、ポリエステル及びポリアミドからなる芯鞘
複合繊維を経糸およTJR糸に用いて、織成されてなる
ことを特徴とするシートベルト用ウェビング。
グにおいて、ポリエステル及びポリアミドからなる芯鞘
複合繊維を経糸およTJR糸に用いて、織成されてなる
ことを特徴とするシートベルト用ウェビング。
にある。
本発明に係るシートベルト用ウェビングとして適用され
る複合IIII特性は、従来技術では達せられなかった
、ポリエステルに近いハイモジュラスと耐熱性、および
芯鞘複合界面のポリマの剥離耐久性は、芯及び鞘をそれ
ぞれ形成するポリエステル及びポリアミド繊維部分の特
定された複屈折、密度、及びoscri&解ピーク温度
、及びポリエステル芯成分繊維の高い初期引張り抵抗度
と低いターミナルモジュラスの組合せからなるパラメー
ターによって示される。
る複合IIII特性は、従来技術では達せられなかった
、ポリエステルに近いハイモジュラスと耐熱性、および
芯鞘複合界面のポリマの剥離耐久性は、芯及び鞘をそれ
ぞれ形成するポリエステル及びポリアミド繊維部分の特
定された複屈折、密度、及びoscri&解ピーク温度
、及びポリエステル芯成分繊維の高い初期引張り抵抗度
と低いターミナルモジュラスの組合せからなるパラメー
ターによって示される。
複合繊維の強度7.5a/d以上を得るために芯成分、
のポリエチレンテレフタレート繊維は極限粘度(η)は
0.7填上、好ましくは0゜8以上と高粘度である。
のポリエチレンテレフタレート繊維は極限粘度(η)は
0.7填上、好ましくは0゜8以上と高粘度である。
ポリエステル芯成分と同様ポリアミド鞘成分ポリマも高
強度複合繊維を得るために高重合度が必要であり、硫酸
相対粘度で2.8以上、好ましくは3.0以上である。
強度複合繊維を得るために高重合度が必要であり、硫酸
相対粘度で2.8以上、好ましくは3.0以上である。
前記複合繊維のポリエステル芯成分の割合は30〜90
重量%である。ポリエステル成分が30重量%未満では
ポリエステル成分が有するモジュラス及び寸法安定性を
有効に利用しつる複合繊維とすることができなく、好ま
しいシートベルト用ウェビングを得ることができない。
重量%である。ポリエステル成分が30重量%未満では
ポリエステル成分が有するモジュラス及び寸法安定性を
有効に利用しつる複合繊維とすることができなく、好ま
しいシートベルト用ウェビングを得ることができない。
一方、90重量%以上をポリエステル芯成分が占めると
、複合繊維を織成し、シートベルト用つIピングとなし
た際、該シートベルト用ウェビングの耐摩耗性、耐熱性
等の改良が達せられない。
、複合繊維を織成し、シートベルト用つIピングとなし
た際、該シートベルト用ウェビングの耐摩耗性、耐熱性
等の改良が達せられない。
前記複合繊維はポリエステル芯成分、及びポリアミド鞘
成分いずれも高度に配向、結晶化しており、ポリエステ
ル芯成分の複屈折は160X10’〜190X10”1
の範囲内に保つようにするのが望ましく、160X10
°3未満では複合繊維の強度を7.Fl/d以上、初期
引張り抵抗度を600/d以上にならないことがある。
成分いずれも高度に配向、結晶化しており、ポリエステ
ル芯成分の複屈折は160X10’〜190X10”1
の範囲内に保つようにするのが望ましく、160X10
°3未満では複合繊維の強度を7.Fl/d以上、初期
引張り抵抗度を600/d以上にならないことがある。
また、190X10’を越えていると耐摩純性、寸法安
定性及び耐疲労性の改良がなされないことがある。
定性及び耐疲労性の改良がなされないことがある。
一方、ポリアミド鞘成分の複屈折は50X10゛1以上
、通常は55X10”以上と高配向である。複屈折が5
0X10’未満では高強度で高い初期引張り抵抗度を有
する複合IINを得るのが困難である。
、通常は55X10”以上と高配向である。複屈折が5
0X10’未満では高強度で高い初期引張り抵抗度を有
する複合IINを得るのが困難である。
芯鞘複合繊維の複屈折の測定は次のようにして行うこと
ができる。
ができる。
鞘部はそのまま透過干渉顕微鏡で測定し、芯部はポリア
ミド鞘成分を蟻酸、硫酸、弗素化アルコール等で溶解し
た後透過干渉顕微鏡で測定する。
ミド鞘成分を蟻酸、硫酸、弗素化アルコール等で溶解し
た後透過干渉顕微鏡で測定する。
密度はポリエステル芯成分が1.3950/13以上、
ポリアミド鞘成分が1.140a113以上であり、高
度に結晶化していることが望ましく、密度がそれぞれ上
記特定の値以上有することによって複合繊維の寸法安定
性に優れる。
ポリアミド鞘成分が1.140a113以上であり、高
度に結晶化していることが望ましく、密度がそれぞれ上
記特定の値以上有することによって複合繊維の寸法安定
性に優れる。
ポリエステル芯成分の密度の測定は、ポリアミド鞘成分
を蟻酸、硫酸、弗素化アルコール等で溶解除去して求め
、ポリアミド鞘成分の密度は複合111にの密度とポリ
エステル芯部の密度から計算で求めることができる。
を蟻酸、硫酸、弗素化アルコール等で溶解除去して求め
、ポリアミド鞘成分の密度は複合111にの密度とポリ
エステル芯部の密度から計算で求めることができる。
前記複合setにおけるポリエステル芯成分の結晶構造
の特徴を示すDSCの融解曲線のピーク温度は247℃
、好ましくは248℃以上と^温である。該ピーク温度
が高温であるほど結晶が大きく、および/あるいは結晶
の完全性が良<、IN構造が安定であることと対応して
いる。ポリエステル芯成分繊輔の融解ピーク温度が24
7℃未満の場合は目的とするモジュラス、寸法安定性が
得られないことがある。
の特徴を示すDSCの融解曲線のピーク温度は247℃
、好ましくは248℃以上と^温である。該ピーク温度
が高温であるほど結晶が大きく、および/あるいは結晶
の完全性が良<、IN構造が安定であることと対応して
いる。ポリエステル芯成分繊輔の融解ピーク温度が24
7℃未満の場合は目的とするモジュラス、寸法安定性が
得られないことがある。
前記複合talIlのll/i構造を反映する別の特徴
はポリエステル芯成分繊維が90 a/d以上の高い初
期引張り抵抗度と20 a/d以下の低いターミナルモ
ジュラスを有し、高い初期引張り抵抗度を有することで
ある。そして高いターミナルモジュラスを有するポリエ
ステルmMの特徴は、後工程での強力低下が少な(、耐
疲労性が改゛良される。
はポリエステル芯成分繊維が90 a/d以上の高い初
期引張り抵抗度と20 a/d以下の低いターミナルモ
ジュラスを有し、高い初期引張り抵抗度を有することで
ある。そして高いターミナルモジュラスを有するポリエ
ステルmMの特徴は、後工程での強力低下が少な(、耐
疲労性が改゛良される。
ターミナルモジュラスは繊維の引張り試験に於いて、S
S曲線上で切断伸度より2.4%引いた曲線上の点と切
断点までの応力増分を264X10’で除した値(Q/
d)であり、引張り試験の条件は、JIS−L1017
による。
S曲線上で切断伸度より2.4%引いた曲線上の点と切
断点までの応力増分を264X10’で除した値(Q/
d)であり、引張り試験の条件は、JIS−L1017
による。
上記によって特徴づけられる複合繊維は7゜50/d以
上の高強度、60a/d以上の初期引張り抵抗度を有し
、伸度は20%以下である。
上の高強度、60a/d以上の初期引張り抵抗度を有し
、伸度は20%以下である。
より好ましい複合imei特性は強度8o/d以上、初
期引張り抵抗度70a/d以上、伸度は8〜16%であ
り、これは前記条件を適正に組合わせることによって達
せられる。
期引張り抵抗度70a/d以上、伸度は8〜16%であ
り、これは前記条件を適正に組合わせることによって達
せられる。
前記複合tl+Hは以下に示す新規な方法によって製造
される。
される。
前記したポリエステル芯成分のポリマ物性を得るために
は、極限粘度(η)が0.75以上、通常は0.85以
上の実質的にポリエチレンテレフタレートからなるポリ
マを用いる。また耐熱性の優れた繊維を得るためには、
低カルボキシル末端基濃度のポリマを紡糸することが重
要である。例えば低温重合法を採用したり、重合工程、
または紡糸工程で封鎖剤を添加するなどの技術が適用さ
れ、封鎖剤としては例えばオキサゾリン類、エポキシ類
、カルボジイミド類、エチレンカーボネート、シュウ酸
エステル、マロン酸エステル類等である。
は、極限粘度(η)が0.75以上、通常は0.85以
上の実質的にポリエチレンテレフタレートからなるポリ
マを用いる。また耐熱性の優れた繊維を得るためには、
低カルボキシル末端基濃度のポリマを紡糸することが重
要である。例えば低温重合法を採用したり、重合工程、
または紡糸工程で封鎖剤を添加するなどの技術が適用さ
れ、封鎖剤としては例えばオキサゾリン類、エポキシ類
、カルボジイミド類、エチレンカーボネート、シュウ酸
エステル、マロン酸エステル類等である。
ポリアミド鞘成分ポリマは硫酸相対粘度で2゜8以上、
通常は3.0以上の高重合度ポリマを用いる。
通常は3.0以上の高重合度ポリマを用いる。
該ポリマの溶融紡糸には2基のエクストルーダー型紡糸
機を用いることが好ましい。それぞれのエクストルーダ
ーで溶融されたポリエステル及びポリアミドポリマを複
合紡糸バックに導き、複合紡糸用口金を通して芯部にポ
リエステル、鞘部にポリアミドを配した複合1IIII
として紡糸する。
機を用いることが好ましい。それぞれのエクストルーダ
ーで溶融されたポリエステル及びポリアミドポリマを複
合紡糸バックに導き、複合紡糸用口金を通して芯部にポ
リエステル、鞘部にポリアミドを配した複合1IIII
として紡糸する。
紡糸速度は1500m/分以上、好ましくは2000m
/分以上の高速とする。紡糸口金直下には100以上、
1m以内にわたって200℃以上、好ましくは260’
C以上の加熱雰囲気を保温向、加熱筒等を設けることに
よってつくる。紡出糸条は上記加熱雰囲気中を通過した
のち冷風で急冷固化され、次いで油剤を付与された後紡
糸速度を制御する引取りロールで引取られる。前記口金
直下の加熱雰囲気の制御は高速紡糸時の曳糸性を保持す
るため重要である。
/分以上の高速とする。紡糸口金直下には100以上、
1m以内にわたって200℃以上、好ましくは260’
C以上の加熱雰囲気を保温向、加熱筒等を設けることに
よってつくる。紡出糸条は上記加熱雰囲気中を通過した
のち冷風で急冷固化され、次いで油剤を付与された後紡
糸速度を制御する引取りロールで引取られる。前記口金
直下の加熱雰囲気の制御は高速紡糸時の曳糸性を保持す
るため重要である。
引取られた未延伸糸は通常−旦巻取ることなく連続して
延伸する。延伸前の未延伸糸の物性を把握する目的で引
取りロール上でサンプリングした未延伸糸の複屈折はポ
リアミド鞘部が20×10°1以上、好ましくは30
X 10 ”以上、ポリエステル芯部も20×10−3
以上、好ましくは30X10−’LX上と高度に配向し
ている。
延伸する。延伸前の未延伸糸の物性を把握する目的で引
取りロール上でサンプリングした未延伸糸の複屈折はポ
リアミド鞘部が20×10°1以上、好ましくは30
X 10 ”以上、ポリエステル芯部も20×10−3
以上、好ましくは30X10−’LX上と高度に配向し
ている。
高速紡糸の採用は複合繊維のモジュラス、寸法安定性、
及び耐疲労性の改良効梁をもたらすが、驚くべきことに
芯鞘複合界面の耐久性が著しく向上することである。お
そら〈従来の低速紡糸法(後述の比較例1.2)のよう
に、吸湿結晶化の進んだポリアミド成分と非晶状態のポ
リエステル成分が組合わされる場合と異なり、高速紡糸
法ではポリアミド成分、ポリエステル成分ともに配向結
晶化が進む状態にあること、紡糸後の延伸倍率が少なく
て済むことなどが複合界面耐久性に寄与しているものと
考えられる。
及び耐疲労性の改良効梁をもたらすが、驚くべきことに
芯鞘複合界面の耐久性が著しく向上することである。お
そら〈従来の低速紡糸法(後述の比較例1.2)のよう
に、吸湿結晶化の進んだポリアミド成分と非晶状態のポ
リエステル成分が組合わされる場合と異なり、高速紡糸
法ではポリアミド成分、ポリエステル成分ともに配向結
晶化が進む状態にあること、紡糸後の延伸倍率が少なく
て済むことなどが複合界面耐久性に寄与しているものと
考えられる。
次に該未延伸糸は連続して180℃以上、好ましくは2
00℃以上の温度で熱延伸される。
00℃以上の温度で熱延伸される。
延伸は2段以上、通常は3段以上の多段で行い、延伸倍
率は1.4〜3.5倍の範囲である。本発明のかかる高
温熱延伸の採用も複合界面耐久性の改良に寄与している
。該延伸による3段目の延伸温度が低く、例えば160
℃未満ではしばしば延伸によって、また180℃未満で
延伸した場合は、シートベルト用ウェビングの織成工程
等の後工程で、ポリエステル芯成分とポリアミド鞘成分
との界面剥離が生じることがある。
率は1.4〜3.5倍の範囲である。本発明のかかる高
温熱延伸の採用も複合界面耐久性の改良に寄与している
。該延伸による3段目の延伸温度が低く、例えば160
℃未満ではしばしば延伸によって、また180℃未満で
延伸した場合は、シートベルト用ウェビングの織成工程
等の後工程で、ポリエステル芯成分とポリアミド鞘成分
との界面剥離が生じることがある。
前記の特性を有するポリエステル芯、ポリアミド鞘複合
繊維は、少なくとも経糸、望ましくは緯糸及び経糸とし
て用い、織成しシートベルト用ウェビングを得る。緯糸
に他のJJANを用いる場合には、織成されたウェビン
グの表面にこれらの他の繊維よりも前記複合繊維の方が
、多くなるように条件設定される。
繊維は、少なくとも経糸、望ましくは緯糸及び経糸とし
て用い、織成しシートベルト用ウェビングを得る。緯糸
に他のJJANを用いる場合には、織成されたウェビン
グの表面にこれらの他の繊維よりも前記複合繊維の方が
、多くなるように条件設定される。
E実施例]
実施例−1及び2)比較例1乃至4
極限粘度(η)1.05、カルボキシル末端基濃度10
.5eQ/106Qのポリエチレンテレフタレート(P
ET)及び沃化鋼0002重量%と沃化カリウム0.1
’4iM%を含む66/6T (80: 20重吊比)
コポリアミド(硫酸相対粘度ηr3.2)、またはヘキ
サメチレンアジパミド(N66:硫酸相対粘度ηr3゜
3)をそれぞれ40φ工クストルーダー型紡糸機で溶融
し、複合紡糸バックに導き、芯鞘複合紡糸口金より芯部
にポリエチレンテレフタレート、鞘部にポリアミドの複
合糸として紡出した。
.5eQ/106Qのポリエチレンテレフタレート(P
ET)及び沃化鋼0002重量%と沃化カリウム0.1
’4iM%を含む66/6T (80: 20重吊比)
コポリアミド(硫酸相対粘度ηr3.2)、またはヘキ
サメチレンアジパミド(N66:硫酸相対粘度ηr3゜
3)をそれぞれ40φ工クストルーダー型紡糸機で溶融
し、複合紡糸バックに導き、芯鞘複合紡糸口金より芯部
にポリエチレンテレフタレート、鞘部にポリアミドの複
合糸として紡出した。
芯成分及び鞘成分の割合は第1表のように変化させた。
口金は孔径0.4ag+φ、孔数36ホールを用いた。
ポリマー温度はポリエチレンテレフタレートを295℃
、ポリアミドを290℃でそれぞれ溶融し、紡糸バック
温度9300℃として紡出した。口金直下には15CI
Rの加熱筒を取り付け、筒内雰囲気温度を290℃とな
るように加熱した。雰囲気温度とは口金面より101下
の位置で、且つ最外周糸条より1α離れた位置で測定し
た雰囲気温度である。加熱筒の下には長さ400朧の環
状型チムニ−を取り付け、糸条の周囲より25℃で40
m/分の冷風を糸条に直角に吹き付け、冷却した。つい
で油剤を付与した後、第1表に示した速度で回転する引
取りロールで糸条速度を制御した後−旦巻取ることなく
連続して延伸した。延伸は5対のネルソン型ロールによ
って3段延伸した後3%のリラックスを与えて弛緩熱処
理して巻き取った。延伸条件は、引取りロール温度を6
0℃、第1延伸ロール温度を120℃、第2延伸ロール
温度を190℃、第3延伸ロール温度を225℃、延伸
後の張力調整ロールは非加熱とし、1段延伸倍率は全延
伸倍率の70%、残りを2段階に分けて配分し延伸した
。紡糸速度、全延伸倍率等を変化させて製糸したが、延
伸糸の繊度が約500デニールとなるよう紡糸速度、延
伸倍率に対応させて吐出量を変化させた〈実施例1,2
)比較例1.2)。得られた延伸糸は2本合糸して10
00デニールとした。
、ポリアミドを290℃でそれぞれ溶融し、紡糸バック
温度9300℃として紡出した。口金直下には15CI
Rの加熱筒を取り付け、筒内雰囲気温度を290℃とな
るように加熱した。雰囲気温度とは口金面より101下
の位置で、且つ最外周糸条より1α離れた位置で測定し
た雰囲気温度である。加熱筒の下には長さ400朧の環
状型チムニ−を取り付け、糸条の周囲より25℃で40
m/分の冷風を糸条に直角に吹き付け、冷却した。つい
で油剤を付与した後、第1表に示した速度で回転する引
取りロールで糸条速度を制御した後−旦巻取ることなく
連続して延伸した。延伸は5対のネルソン型ロールによ
って3段延伸した後3%のリラックスを与えて弛緩熱処
理して巻き取った。延伸条件は、引取りロール温度を6
0℃、第1延伸ロール温度を120℃、第2延伸ロール
温度を190℃、第3延伸ロール温度を225℃、延伸
後の張力調整ロールは非加熱とし、1段延伸倍率は全延
伸倍率の70%、残りを2段階に分けて配分し延伸した
。紡糸速度、全延伸倍率等を変化させて製糸したが、延
伸糸の繊度が約500デニールとなるよう紡糸速度、延
伸倍率に対応させて吐出量を変化させた〈実施例1,2
)比較例1.2)。得られた延伸糸は2本合糸して10
00デニールとした。
製糸条件、得られた延伸糸特性、及びl1li構造パラ
メーターをポリエチレンテレフタレート(PET)繊維
(10000−72F)(比較例3)及びナイロン66
411<840D−136F)(比較例4)について比
較試験を行った。
メーターをポリエチレンテレフタレート(PET)繊維
(10000−72F)(比較例3)及びナイロン66
411<840D−136F)(比較例4)について比
較試験を行った。
各条件及び繊維特性第1表に示すとおりである。
(以下余白)
前記第1表に示す実施例1.2.で得られたポリエステ
ル芯、ナイロン66鞘複合繊維、およびポリエステル芯
、ナイロン66/ナイロンGTilHI合INは、本発
明に係るシートベルト用ウェビングに用いられる繊維で
あり、比較例1で得られたポリエステル芯、ナイロン6
6硝複合111N、および比較例2で得られたポリエス
テル芯、ナイロン66/ナイロン6丁鞘複合繊維に比し
て、ポリエステル/ナイロンのポリマー組成比(重量比
)が同じであるにもかかわらず、引張抵抗度および乾熱
収縮率に優れる。
ル芯、ナイロン66鞘複合繊維、およびポリエステル芯
、ナイロン66/ナイロンGTilHI合INは、本発
明に係るシートベルト用ウェビングに用いられる繊維で
あり、比較例1で得られたポリエステル芯、ナイロン6
6硝複合111N、および比較例2で得られたポリエス
テル芯、ナイロン66/ナイロン6丁鞘複合繊維に比し
て、ポリエステル/ナイロンのポリマー組成比(重量比
)が同じであるにもかかわらず、引張抵抗度および乾熱
収縮率に優れる。
また、実施例1.2で得られた前記の複合繊維は、比較
例3で得られたポリエステルIIHに比して、乾熱収縮
率が極めて優れるものであり、比較例4で得られたナイ
ロン6611Mに比して低伸度であり、初期引張抵抗度
に優れる。
例3で得られたポリエステルIIHに比して、乾熱収縮
率が極めて優れるものであり、比較例4で得られたナイ
ロン6611Mに比して低伸度であり、初期引張抵抗度
に優れる。
前記の実施例1.2)比較例1乃至4で得られた繊維を
用いてシートベルト用ウェビングを織成した。
用いてシートベルト用ウェビングを織成した。
得られた本発明に係る実施例1.2のII維からなる、
シートベルト用ウェビングを比較例1乃至4で得られた
繊維からなるシートベルト用ウェビングと比較した結果
、 本発明の実施例1.2からなるシートベルト用ウェビン
グは、強力が比較例3.4からなるシートベルト用ウェ
ビングと略同じであり、弾性率、モジュラス、および寸
法安定性が比較例3のものと略同じで、比較例4のもの
よりも優れており、耐摩耗性、耐熱性、耐久性、および
染色性が比較例4のものと略同じで、比較例3のものよ
りも優れていた。
シートベルト用ウェビングを比較例1乃至4で得られた
繊維からなるシートベルト用ウェビングと比較した結果
、 本発明の実施例1.2からなるシートベルト用ウェビン
グは、強力が比較例3.4からなるシートベルト用ウェ
ビングと略同じであり、弾性率、モジュラス、および寸
法安定性が比較例3のものと略同じで、比較例4のもの
よりも優れており、耐摩耗性、耐熱性、耐久性、および
染色性が比較例4のものと略同じで、比較例3のものよ
りも優れていた。
特に本発明の実施例1.2からなるシートベルト用ウェ
ビングは、比較例3からなるシートベルト用ウェビング
に比して、リトラクタ−への収納およびリトラクタ−か
らの取出し繰返しテストの結果、ウェビングの幅方向の
端部の毛羽立ち、耐摩耗性に極めて優れるものであり、
耐久性が向上する。
ビングは、比較例3からなるシートベルト用ウェビング
に比して、リトラクタ−への収納およびリトラクタ−か
らの取出し繰返しテストの結果、ウェビングの幅方向の
端部の毛羽立ち、耐摩耗性に極めて優れるものであり、
耐久性が向上する。
また、特に本発明の実施例1.2からなるシートベルト
用ウェビングは、比較例4からなるシートベルト用ウェ
ビングに比して、。リトラクタ−への収納およびリトラ
クタ−からの取出し繰返しテストの結果、ウェビングの
長さ方向の寸法安定性に極めて優れるものであった。
用ウェビングは、比較例4からなるシートベルト用ウェ
ビングに比して、。リトラクタ−への収納およびリトラ
クタ−からの取出し繰返しテストの結果、ウェビングの
長さ方向の寸法安定性に極めて優れるものであった。
本発明の実施例1.2からなるシートベルト用ウェビン
グは、比較例1.2で得られたいわゆる通常のポリエス
テル芯、ナイロン66鞘複合繊維からなるシートベルト
用ウェビングに比して、リトラクタ−への収納およびリ
トラクタ−からの取出し繰返しテストの結果、ウェビン
グの幅方向の端部の毛羽立ち、耐摩耗性、長さ方向の寸
法安定性、耐強力低下などのシートベルト用ウェビング
に要求されるあらゆる特性において極めて優れるもので
あった。
グは、比較例1.2で得られたいわゆる通常のポリエス
テル芯、ナイロン66鞘複合繊維からなるシートベルト
用ウェビングに比して、リトラクタ−への収納およびリ
トラクタ−からの取出し繰返しテストの結果、ウェビン
グの幅方向の端部の毛羽立ち、耐摩耗性、長さ方向の寸
法安定性、耐強力低下などのシートベルト用ウェビング
に要求されるあらゆる特性において極めて優れるもので
あった。
[発明の効果]
本発明に係るシートベルト用ウェビングは、強力、耐摩
耗性、耐熱性、寸法安定性、弾性率、モジュラスなどの
シートベルト用ウェビングとして望まれていた多くの物
理特性を兼ね備えたものであり、極めて耐久性を向上さ
せるものであるとともに、染色性の向上により、より多
くの色彩に染色することが可能となるなどの効果を有す
る。
耗性、耐熱性、寸法安定性、弾性率、モジュラスなどの
シートベルト用ウェビングとして望まれていた多くの物
理特性を兼ね備えたものであり、極めて耐久性を向上さ
せるものであるとともに、染色性の向上により、より多
くの色彩に染色することが可能となるなどの効果を有す
る。
Claims (2)
- (1)シートベルト用ウエビングにおいて、該ウエビン
グを織成する経糸に、エチレンテレフタレートからなる
ポリエステルを主成分とする芯成分と、該芯成分の周囲
にポリアミドを主成分とする鞘成分とからなる芯鞘型複
合繊維であり、該芯鞘型複合繊維におけるポリエステル
芯成分の割合が30〜90重量%であり、前記複合繊維
の強度が7.5g/d以上、伸度が20%以下、初期引
張り抵抗度が60g/d以上、乾熱収縮率が7%以下で
ある繊維を用いて、織成されてなることを特徴とするシ
ートベルト用ウエビング。 - (2)特許請求の範囲第(1)項において、ポリエステ
ル及びポリアミドからなる芯鞘複合繊維を経糸および緯
糸に用いて織成されてなることを特徴とするシートベル
ト用ウエビング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014644A JPH02200838A (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | シートベルト用ウェビング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014644A JPH02200838A (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | シートベルト用ウェビング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02200838A true JPH02200838A (ja) | 1990-08-09 |
Family
ID=11866904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1014644A Pending JPH02200838A (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | シートベルト用ウェビング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02200838A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5636000A (en) * | 1994-06-30 | 1997-06-03 | Nikon Corporation | Projection optical system and projection exposure apparatus using the same |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP1014644A patent/JPH02200838A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5636000A (en) * | 1994-06-30 | 1997-06-03 | Nikon Corporation | Projection optical system and projection exposure apparatus using the same |
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