JPH02195045A - 無段変速円錐板伝動装置用連結板チェーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、枢支部材と連結板を備えた無段変速円錐板伝
動装置用連結板チェーンであって、前記枢支部材が連結
板の切抜き部に差し込まれて、個々のチェーン構成要素
を連結し、この枢支部材の端面が摩擦板と連結板チェー
ンとの間の摩擦力を伝達し、並設され枢支部材に係止し
ている複数の連結板の総断面積が実質的に一定であるも
のに関する。

［従来の技術］ この種の連結板チェーンは実施形態の大変な多様性の中
で知られており、その詳細において本発明の対象と関連
するものとして、例えばドイツ特許公報第１０６５６８
５号、第２８４８１６７号、第３１２９６３１号、第３
３２４３１８号の内容が挙げられる。

これによって輪郭づけられた形式の連結板チェーンの場
合、特にいわゆる二連結板結合や二連結板結合の構成を
持つことができるチェーン構造がその連結板構造に関し
て重要な役割を果たす。このことについては特に前記の
ドイツ特許公報３０２７８３４号が参照され、そのなか
で第２図と第３図を用いて前述した２つの連結板結合の
違いが述べられている。その説明がここでも利用される
。

前述した特許公報の内容によると、ここで問題となって
いる連結板チェーンの強度ないしは伝動能力に関する改
善のための多くの提案がなされている。この枠内にはド
イツ特許３３２４３１８号の対象もはいっており、これ
には二連結板結合の連結板の改変された構成が提案され
ている。

［発明が解決しようとする課題］ これに対し、本発明の課題は、冒頭部で述べられた形式
の連結板チェーンをその強度ないしは伝動能力に関し簡
単で実質的なコスト増を伴わないやり方で決定的に改善
することであり、個々の連結板の強度つまり支持能力だ
けが考慮されている。その再、伝動能力の向上はトータ
ルで使用される連結板材料の節約及びその結果としての
チェーンの小型化または連結板の有効利用をもたらす。

［課題を解決するための方法］ 上記課題は、本発明によるひとつのやり方では、チェー
ン幅にわたっての並設された連結板の重心を結ぶ線が実
質的にチェーン長手方向に対して斜めに延びている直線
となるような二連結板結合で連結板が配設され、チェー
ン長手方向に対する横断方向の連結板構造の最大全幅に
比べてその連結板構造の全幅が狭いところのチェーン構
成要素が重なり合った同一の標準の連結板に比べ強化さ
れた外側連結板をそのチェーン長手中央に対して狭い連
結板構造全幅の側に備えていることで解決される。

上記課題は、本発明によるもうひとつのやり方では、連
結板がチェーン長手中心に対して対称に二連結板結合で
配設され、チェーン構成要素がチェーン長手方向に対す
る横断方向に広い全幅を持つ連結板ユニット構造と狭い
全幅を持つ連結板ユニット構造とを交互に備え、前記幅
広のチェーン構成要素の外側連結板が前記幅の狭いチェ
ーン構成要素の外側連結板の外側に位置し、かつ前記幅
広のチェーン構成要素の中央の連結板及び前記幅の狭い
チェーン構成要素の外側連結板が重なり合った同一の標
準連結板に比べ強化されていることで解決される。

［作　用］ 本発明の根底には、対称なチェーン構造にもかかわらず
個々の連結板が異なった負荷を受け、結果としてこれま
で用いられたチェーンでは最大の負荷を受ける連結板を
考慮すれば他の連結板は過剰寸法とされていたという考
えがあった。

この考えを検討していくなかで、本発明の主題は、二連
結板結合または二連結結合のチェーン構造において最大
負荷を受ける連結板が強化されているという作用を有す
る。これは、伝達能力をそのままにする場合標準の連結
板を弱くすることを可能にするし、あるいはチェーンの
伝達能力を向上させることを可能にし、標準の連結板は
まずはそのもっている強度範囲で十分に生かされること
になる。

［効　果］ これによって、本発明は基本的にはチェーンの全体的な
構造にみられる安上がりなやり方で伝達能力の著しい向
上の可能性を生み出し、これは根本において非常に簡単
で経済的な手段によって達成される。

［その他の特徴］ 本発明によれば、さらに前記強化された連結板を前記標
準の連結板に比べ強度の高い材料から構成することもで
きる。この場合チェーンの構造や空間の占有はなんら変
わらない。ただ他の材料から作られた個々の連結板が用
いられ、このことによって現在の一般的な自動組立にと
ってこのチェーンはなんら問題を生じさせない。

さらに別なやり方として、前記強化された連結板に関し
前記標準の連結板に比べチェーン長手方向に対する横断
方向でその厚みを大きくすることができる。この場合材
料厚さで特別な問題を生じることなしにチェーンの伝達
能力に影響を与えることができる。この強化された連結
板は標準の連結板のように形成され、自動組立の場合そ
の導入に問題を解決にコストの増大を伴うようなことは
なにも必要としない。

上記のやり方を簡単化するため、前記強化された連結板
を前記標準の連結板を少なくとも２つ並設して構成する
こともできる。この場合チェーンを構成する部材の準備
からはなんら特別な問題は生じない。むしろ組立時にの
み連結板の構成の相応な変化に注意すべきである。

上記以外の本発明の特徴は、図面を用いての実施例の説
明とともに明らかにされるだろう。

し実施例コ 基本的には、第１図〜第４図に示されたチェーン構造形
式はいわゆる二連結板結合に関するものであり、第５図
に示されたチェーンは二連結板結合に関するものである
。

第１図〜第４図に示されたチェーンは、ドイツ特許第３
３２４３１８号の対象のようないわゆる斜めの二連結板
結合で組み立てられており、この特許を下地として作り
出されている。

第１図〜第４図によるチェーンの基本的な構造を明確に
するため、このチェーン構成要素の型、つまり第１図な
いしは第３図においてａ、ｂ、ｃの記号で示されている
ものから構成されていると考えることができる。

これらのチェーン構成要素の型は、基本的な同じ連結板
１を重なり合わせて有しており、この連結板は図示され
たケースでは一対の枢支部材２．３として形成された連
結ボルトにより揺動可能に相互連結されている。

第１図から明らかなように、チェーン構成要素ａはチェ
ーンの長手中心軸に対する横断方向において最大幅を有
しており、これに比べてチェーン構成要素すとＣはその
連結板構成の全幅において狭く形成されている。ここで
、チェーン長手中心軸に関して、チェーン構成要素すの
連結板構成は左方向に、そしてチェーン構成要素Ｃの連
結板構成は右方向にずれている。

第１図から明らかなように、構成要素すとＣは、それぞ
れ連結板を２つ（つつけた二連部４と５を備えるように
構成され、この構成要素の連結板の全体構成はチェーン
の長手中心軸に関して狭い幅となっている。ここで、チ
ェーンの長手中心軸はチェーン構成要素ａの面外側連結
板間の中央であるとして定義されている。

第３図による対象は、第１図によるものと比べ、実質的
に、チェーン構成要素すとＣにおける連結板の二連部の
代わりに、ここでは連結板６がチェーンの走行方向に対
する横断方向において厚い材料を用いていることで異な
っており、この連結板６の厚さは標準連結板の厚さ以上
で任意に仕様にあわせて要求される厚さにすることがで
きる。その場合、最も簡単な例が第１図に示す構造であ
り、すでに述べられたように強化された連結板を二連形
式の連結板構成４と５で作り出す。

それぞれ第１図または第３図に対応する第２図と第４図
には、最も幅の広いチェーン構成要素ａの外側の再連結
板がいわゆる枠構造の連結板として形成され、つまり湾
曲部７により互いに連結され、これによりそれ自体公知
の方法でこの連結板構造がチェーンの走行方向つまり長
手方向に対して横断方向に組み付けられていることが示
されている。

第５図による実施例は、交互に配設されるチェーン構成
要素ｄとｅを有するいわゆる二連結板結合で組み立てら
れたチェーンを示しており、この場合チェーンの長手中
心軸に関して対称な構成も可能であり、この考えの枠組
みにおいて、チェーン構成要素ｄは幅広の連結板構造を
そしてチェーン構成要素ｅは幅の狭い連結板ユニット構
造を作り出している。

ここでは、チェーン全体に見られる標準連結板８が使わ
れているが、幅広のチェーン構成要素ｄではチェーン走
行方向つまり長手方向に対して横断方向中央の連結板が
強化されて形成されており、チェーン構成要素ｅではそ
のような強化は外側の再連結板１０に対して施されてい
る。

第１図〜第５図を用いて述べられたチェーン構造形式は
、基本的には、公知の方法で形成される標準のチェーン
連結板１や８を基本として連結板の二連部４と５、ない
しは強化、例えば厚くされた連結板６．９．１０を用い
て、チェーンの伝動能力を向上させたり、あるいは伝達
能力をそのままにしてお（場合標準の連結板１や８の強
度を材料を節約することによっておとすことを可能にす
る。

その場合、これに関係する手法は、自動組立に十分に適
しており、単にプログラム制御に基づき、少し厚い寸法
を有する連結板６．９．１０が用いられるか、あるいは
第１図や第２図による特に簡単なケースとして標準の連
結板を連設配置して組み付けられるだけである。

上述した構造の変形として、厚い寸法をもつ連結板６．
９．１０や二連化された連結板４゜５の代わりに、立体
寸法は標準連結板と全く同じで強度の高い材料から作ら
れた連結板を用いることが可能である。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係わる無段変速円錐板伝動装置用連結板
チェーンの実施例を示し、第１図は第２図のＩ−１切断
線によるチェーン断面の平面図、第２図は第１図の■−
■切断線によるチェーンの断面図、第３図は第４図の■
−■切断線によるチェーン断面の平面図、第４図は第３
図のＩＶ−ＩＶ切断線によるチェーンの断面図、第５図
は第１図と第３図と同様に図示されたチェーン断面の平
面図である。 （１）・・・・・・連結板、（２）　、　（３）・・・
・・・枢支部材、（４）　、　（５）　、　（６）・・
・・・・強化された外側連結板、（ａ）　、　（ｂ）　
、　（ｃ）　、　（ｄ）　、　（ｅ）・・・・・・チェ
ーン構成要素。 Ｆｉｇ、　２ Ｆｉｇ、４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、枢支部材と連結板を備えた無段変速円錐板伝動装置
   用連結板チェーンであって、前記枢支部材が連結板の切
   抜き部に差し込まれて、個々のチェーン構成要素を連結
   し、この枢支部材の端面が摩擦板と連結板チェーンとの
   間の摩擦力を伝達し、並設され枢支部材に係止している
   複数の連結板の総断面積が実質的に一定であるものにお
   いて、 チェーン幅にわたっての並設された連結板 の重心を結ぶ線が実質的にチェーン長手方向に対して斜
   めに延びている直線となるような三連結板結合で連結板
   （１）が配設され、 チェーン長手方向に対する横断方向の連結 板構造の最大全幅に比べてその連結板構造の全幅が狭い
   ところのチェーン構成要素（ｂ）、（ｃ）が重なり合っ
   た同一の標準の連結板（１）に比べ強化された外側連結
   板（４）、（５）、（６）をそのチェーン長手中央に対
   して狭い連結板構造全幅の側に備えていることを特徴と
   する連結板チェーン。 ２、枢支部材と連結板を備えた無段変速円錐板伝動装置
   用連結板チェーンであって、前記枢支部材が連結板の切
   抜き部に差し込まれて、個々のチェーン構成要素を連結
   し、この枢支部材の端面が摩擦板と連結板チェーンとの
   間の摩擦力を伝達し、並設され枢支部材に係止している
   複数の連結板の総断面積が実質的に一定であるものにお
   いて、 連結板（８）がチェーン長手中心に対して対称に二連結
   板結合で配設され、 チェーン構成要素（ｄ）、（ｅ）がチェーン長手方向に
   対する横断方向に広い全幅を持つ連結板ユニット構造と
   狭い全幅を持つ連結板ユニット構造とを交互に備え、前
   記幅広のチェーン構成要素（ｄ）の外側連結板が前記幅
   の狭いチェーン構成要素（ｅ）の外側連結板の外側に位
   置し、かつ 前記幅広のチェーン構成要素（ｄ）の中央の連結板及び
   前記幅の狭いチェーン構成要素（ｅ）の外側連結板（１
   ０）が重なり合った同一の標準連結板（８）に比べ強化
   されていることを特徴とする連結板チェーン。 ３、前記強化された連結板が前記標準の連結板に比べ強
   度の高い材料から構成されていることを特徴とする請求
   項１または２に記載の連結板チェーン。 ４、前記強化された連結板（６）、（９）、（１０）が
   前記標準の連結板に比べチェーン長手方向に対する横断
   方向で厚みを大きくしていることを特徴とする請求項１
   〜３に記載の連結板チェーン。 ５、前記強化された連結板（４）、（５）が前記標準の
   連結板を少なくとも２つ並設して構成されていることを
   特徴とする請求項１〜３に記載の連結板チェーン。