JPH02191121A - ソーセージを包装に適した群状に配列させるための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続体としてソーセージ製造機から出るソーセ
ージの包装に適した群状に配列させるための方法および
装置に関する。

〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕個々の
ソーセージの連続体または相互連結されたソーセージの
群としてソーセージ製造機から出゛るソーセージは通常
、平行な整合状態に配列された所定数のソーセージで構
成された群状でシート材料に包装される。この目的で、
まっすぐに整合してソーセージ製造機から出るソーセー
ジを平行なソーセージのコンパクトな群に再配列しなけ
ればならない。実際の応用では、この再配列はいまだ、
操作者がソーセージ製造機からコンベヤベルト上に排出
されたソーセージを手でつかみ、同じコンベヤベルトま
たは包装機に通じる他のコンベヤベルト上に整合群状に
載置することによって手動で行なわれている。また、相
互連結ソーセージの連続体をいわゆるサスペンションラ
インのバーからループの形態で自動的につるすことも可
能である。しかしながら、この場合、ソーセージループ
をつるしたロンドを包装機まで搬送するのに手の介入を
必要とし、その際、ソーセージを包装する準備として手
で再び群状に配列させなければならない。しかも、この
場合、ソーセージの群は単層で並置配列されず、むしろ
上下に配置された２層になる。

本発明の目的は連続体としてソーセージ製造機から出る
ソーセージを包装に適した群状に配列させ得る方法およ
び装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の一面によれば、この目的はソーセージをコンベ
ヤベルトに載置し、次いでそれらの各長さ方向軸線がコ
ンベヤベルトの搬送方向に対して斜めとなる状態に配向
させ、その後、群状で排出するに先立って、制止させて
搬送方向に対して横方向の配向に回動させることによっ
て達成される。

このようにして、ソーセージの種々様々な形状を達成す
ることが可能である。この方法は個々のソーセージだけ
ではなく、相互に連結されたソーセージの連続体をも包
装に適した群状に配列させ得る。後者の場合、数対の相
互連結ソーセージをＶ字形状に配列し、また２つより多
いソーセージの連続体をジグザグ形状に配列して、それ
らをコンベヤで更に搬送することができる。引続く制止
工程では、７字形状またはジグザグ形状で搬送されたソ
ーセージをアコーディオン状に押し合わせ、ついにはこ
れらのソーセージは包装の用意のできた単層群状で互い
に平行に位置し、いわば、かくして群状になったソーセ
ージはまだそれらのジグザグ形状を保持する。

相互連結対のソーセージの場合、偏向工程で７字形状に
配列されたソーセージを制止工程で押し合せ、ついには
これらのソーセージはもっと長い連続体のジグザグ形状
の場合と同様に平行な整合状態をとり、７字形状は好ま
しくはその頂点が搬送方向の横方向に向いている状態で
配列される。

しかしながら、相互連結対の斜めに配向されたソーセー
ジをコンベヤベルトの長さ方向中心線（またはこれと平
行に延びる線）に対して実質的に心出しされた位置で整
合させるための心出し装置を用いることも可能である。

この場合、多対のソーセージのＶ字形状は好ましくはそ
の頂点が搬送方向に向いている状態で配列され、従って
次の制止工程の結果、対のソーセージが広がれ、すなわ
ち直線状になる。その結果、多対の２つの相互連結ソー
セージはソーセージ製造機から出るソーセージの連続体
に対して直角に整合される。元の配向に対して直角に整
合されたこのようなソーセージ対のうちの１つまたはそ
れ以上を組合せて包装の用意のできた群を構成すること
ができる。

ソーセージの斜めの配向は搬送方向の横方向に作用する
力をソーセージの先端および／または後端部分に及ぼす
ことによって好適にもたらされる。

搬送方向の横方向に作用するこの力は好適にはソーセー
ジ製造機から出る各ソーセージ、または相互連結連続体
の形でソーセージ製造機から出るソーセージの場合、各
第２ソーセージまたは相隣るソーセージ間の各第２連結
部分に及ぼされる。

本発明の上記目的を達成するための装置は搬送方向と整
合してソーセージ製造装置の排出端部から延びている実
質的に水平のコンベヤベルトと、ソーセージに作用して
これらを搬送方向に対して斜めに配向させる偏向装置と
を備え、この偏向装置がコンベヤベルトより上方に横方
向に往復動可能に設けられており、また偏向装置の下流
の間隔をへだてた位置で搬送方向の横方向に延びる制止
装置を設けたことを特徴としている。

この構造上簡単な装置によれば、個々のソーセージだけ
ではなく、相互連結ソーセージ連続体をもいずれの手の
介入もしないで包装の用意のできたコンパクトな群状に
すばやく、安全にかつ正確に配列させることができ、次
いでその結果生じた平行なソーセージの群を包装機に自
動的に供給して自動的に包装することができる。かくし
て、本発明による装置は例えば、重さ約８０ｇのソーセ
ージを４５０個／分又はそれ以上の処理量で包装に適し
たコンパクトな群に配列させることが可能である。

偏向装置は好ましくは実質的に垂直な回転軸を備えてお
り、この回転軸はコンベヤベルトの方を向いている偏向
フィンガを有する少なくとも１つの半径方向に突出した
偏向アームを支持している。

この偏向アームはソーセージの長さおよび間隔により決
まる速度で回転され、その偏向フィンガが横方向の力パ
ルスを、ソーセージ製造機から別々に出るソーセージの
先端または後端部分に、あるいは製造機から出る相互連
結ソーセージ連続体の場合、相隣るソーセージの各第２
連結部分に周期的に加え、それにより好ましくは互いに
平行な個々のソーセージを斜めの姿勢で配向させ、その
−方、相互連結ソーセージ連続体をジグザグの形状に配
列させる。偏向装置の少なくとも１つの偏向アームとソ
ーセージ連続体との間欠的保合は歯車の歯とラックの歯
との保合に匹敵できる。駆動されたコンベヤベルトは斜
めに配向されたソーセージを制止装置に押しつけるよう
に作用し、その結果、ソーセージは相互に密接して互い
に平行に整合される。

偏向フィンガは有利に半径方向に調整可能であり、偏向
アーム上に適所に固着されるようになっている。これに
より偏向装置コンベヤベルト上のソーセージのいろいろ
な寸法および位置に合わせることができ、ソーセージの
斜めの配向を変えることができる。この場合、特に直径
方向に反対の位置に２つの偏向アームを有する偏向装置
の場合、関連した偏向フィンガのうちの少なくとも１つ
を中立位置に調整し得る方法で取付け、斜めに配向すべ
きソーセージが連続体の形態で相互に連結されていると
きに、個々のソーセージを斜めに配向させるのに使用さ
れる２つのフィンガのうちの一方を非作動化することが
できるようにするのが有利である。

また、偏向装置は搬送方向に対して斜めに延びる回転軸
を有するのがよく、この回転軸はコンベヤベルトの方に
向いている偏向フィンガを有する少なくとも１つの半径
方向に突出した偏向アームを支持している。

また、偏向装置はコンベヤベルトを横切って横方向に移
動可能にコンベヤベルトの上方に横方向に設けられたプ
ランジャを備えるのがよい。

制止装置は好ましくは搬送方向の実質的に横方向に延び
る支持ゲートを備えており、この支持ゲートはコンベヤ
ベルトのすぐ上の制止位置とコンベヤベルトから離れた
解放位置との間を変位可能に設けられている。支持ゲー
トによりソーセージを損傷しないようにする予防策とし
て、支持位置への変位時に先端部として機能する支持ゲ
ートの端部が有利には丸くなっているのがよい。

制止装置の位置には、ソーセージを下方通過させるため
に搬送方向に実質的に対向してコンベヤベルトのすぐ上
を延びる平らな突縁部を設けるのが有利である。この突
縁部はコンベヤベルトがソーセージに及ぼすスラストを
除去するように作用し、ソーセージを重ならないように
し、単層でのソーセージの配列を確保するようになって
いる。

垂直軸線を中心に回転でき、ソーセージを偏向装置と対
向して横方向に制止させるための支持ロラがソーセージ
製造装置の排出端部に隣接して設けられているのが有利
である。これは個々のソーセージを偏向装置と正確な整
合状態に保ち、それにより偏向フィンガと個々のソーセ
ージとの適切な保合を行う場合には特に重要である。

ソーセージを斜めに配向させているときにこれらのソー
セージを横方向に保持するために、実質的に搬送方向に
沿って延びるガイドバーを偏向装置と反対側のコンベヤ
ベルトの境界部に隣接して設けるのが好ましい。

同じ目的で、有利には、偏向装置と制止装置との間にガ
イドレールをコンベヤベルトの２つの境界部に隣接して
設けるのがよい、ガイドバーおよびガイドレールの両方
は好ましくは調整可能である。

好ましくは、ソーセージ製造装置とコンベヤベルトとの
間には、破断ソーセージから逃げるソーセージ肉を除去
するための実質的に垂直なりリーナベルトが設けられて
いる。

本発明の装置は好ましくは更に、ソーセージ、特に相互
に連結された数対のソーセージをコンベヤベルトの長さ
方向中心線に対して実質的に心出しされた位置で整合さ
せるための心出し装置を備えている。この目的で、好適
な心出し装置は偏向装置と制止装置との間に夫々の横方
向に調整可能な位置に設けられ、コンベヤベルトの各横
方向境界部に隣接した心出しローラよりなるのがよい。

この種の心出し装置によれば、相互に連結された数対の
ソーセージを７字の頂点が搬送方向に向いている７字形
状で配列することができ、次いで制止装置がかくして配
向されたソーセージを広げるように作用し、これらのソ
ーセージを支持ゲートによりまっすぐになってソーセー
ジ連続体の形態で制止するようになっている。

本発明の変更実施例では、偏向装置はコンベヤベルトの
上方に配置された羽根車よりなってもよく、その回動軸
線はコンベヤベルトの横方向に延びており、この場合、
コンベヤベルトはソーセージ製造装置の横方向に延びて
いる。この実施例は個々のソーセージを処理するのに特
に適している。

〔実施例〕

添付図面を参照して本発明を実施例について詳細に説明
する。

第１図は在来のソーセージ製造装置の概略図である。こ
の装置は充填機ｌと、この充填機に連結され、ソーセー
ジを充填し、その結果性じたソーセージ連続体を例えば
回転操作によって個々のソーセージに分割するための分
割装置２とよりなる。

分割装置２の後方には、ソーセージを包装に適したコン
パクトな群に配列するための本発明による装置３が設け
られており、またその後方には、本発明の装置３の横方
向に延び、包装機４に通じるコンベヤ５が設けられてい
る。

第１図、特に第２図に概略図に示すように、分割装置２
は計量部分３１と、締付は部分３２と、排出部分６とを
備えている。排出部分６は、充填ソーセージ９を直線状
態、すなわち、まっすぐなソーセージ連続体の形態で本
発明の装置３に向う搬送方向Ｆに搬送する排出通路８を
形成するようにソーセージ９の厚さに相当する間隔をへ
だてて設けられた２つのコンベヤベルト７により構成さ
れている。実際、両コンベヤベルト７は上下に配置され
ているが、より良く理解するために、それらの相対位置
は第２図において約９０°回転されている。排出部分６
には、ソーセージ連続体を個々のソーセージ９または相
互連結ソーセージ群１１に分離するための分離装置１０
が付設されている。

本発明による装置３はコンベヤベルト１２、偏向装置１
３、制止装置１４、支持ローラ１５、ガイドバー１６．
２つのガイドレール１７、突縁部１８および２つの心出
しローラ３３を備えている。

偏向装置１３はコンベヤベルト１２に対して長さ方向お
よび横方向に調整可能であり、コンベヤベルト１２の横
方向に設けられた実質的に垂直方向の回転軸１９を備え
ており、この回転軸１９は４つの半径方向に突出した偏
向アーム２０を支持しており、これらのアーム２０は回
転軸１９の回転に応答してコンベヤベルト上のソーセー
ジに接触せずにコンベヤベルト１２の上方を通れるよう
な高さで十字形配列で配置されている。各偏向アーム２
０には、偏向フィンガ２１が半径方向に調整可能な位置
で固着されており、このフィンガ２１はコンベヤベルト
上のソーセージを斜めに配向させる力をこれらのソーセ
ージに及ぼすためにこれらのソーセージに接触するよう
にコンベヤベルト１２の方に向いている。回転軸１９は
その偏向アーム２０とともに第２図の矢印りの方向に回
転可能に設けられている。回転方向りは搬送方向Ｆに相
当し、すなわち、第２図で見て反時計方向である。偏向
装置１３の駆動機構は分割装置２の駆動機構に連動連結
されている。偏向アーム２０は回転軸１９にこれに対し
て角方向調整可能に解放可能に固着されている。

偏向フィンガ２１は、それらの夫々の偏向アーム２０上
のそれらの半径方向に最も外側の位置では、第２図に点
線で示すようにコンベヤベルト１２の上方の弧状経路Ｋ
に沿って移動する。この経路には排出部分６を通るまっ
すぐなソーセージ連続体の経路の仮想延長部■と交差し
ている。経路延長部Ｖと弧状経路にとの間の最も大きい
間隔は偏向フィンガ２１が排出部分６を去るソーセージ
９に与えることが可能である最も大きい偏向に相当する
。この間隔Ａは偏向フィンガ２１の半径方向の調整によ
り変えることができる。

コンベヤベルトの長さ方向に延びるガイドバー１６は偏
向装置１３と反対側のコンベヤベルト１２の横方向境界
部に隣接して配置されている。

これはソーセージを過度に偏向しないようにするために
ソーセージを斜めに配向させているときにソーセージを
横方向に案内するためである。この目的で、ガイドバー
１６は所定の大きさのソーセージを妨害せずに通すのに
必要とされる弧状経路Ｋから最も小さい距離まで搬送方
向Ｆの横方向に１周整できる。

支持ローラ１５は、排出部分６を去るソーセージ６を偏
向装置１３に対して正しい位置に支持し、それによりソ
ーセージが個々にあるいは相互連結連続体の形態で排出
部分を去るかどうかにかかわらず、それらの斜めの配向
を確保するために、排山部分６からコンベヤベルト１２
までの変化部で偏向装置１３の反対側で垂直軸線を中心
に回転できる。

同様に、排出部分６とコンベヤベルト１２との間の変化
部には、実質的に垂直方向に配向されたクリーナベルト
２２が配置されており、その上方戻すプーリ２３がコン
ベヤベルト１２の上方走行部分の平面よりわずかに下に
設けられている。クリーナベルト２２は排出部分６で破
断されたソーセージから漏れるソーセージの肉を遮断し
、それを下方に配置された受器２４へ搬送するためのも
のである。このように、いずれの漏れ肉もコンベヤベル
ト１２に達しないように防がれ、偏向装置１３の機能が
妨げられないようになっている。この目的で、排出部分
６に面した方のクリーナベルト２２の走行部は排出部分
６の自由端かられずかな間隔をへだでて配置され、矢印
Ｒで示すように受器２４に向う方向に下方に移動する。

コンベヤベルト１２に面した方のクリーナベルト２２の
走行部には、上方に同伴されるかも知れないいずれのソ
ーセージ肉をも除去するためのドクターブレード２５が
付設されている。

制止装置１４は搬送方向Ｆの横方向に延びる支持ゲート
２６を備えており、この支持ゲート２６は図面に示す制
止位置とコンベヤベルト１２の側方の解放位置（図示せ
ず）との間でコンベヤベルト１２の上方に横方向に配置
されたアクチュエータ２７によって変位されるようにな
っている。支持ゲート２６の制止位置すなわち支持位置
では、この下縁部はコンベヤベルト１２上で接近する斜
め配向のソーセージ用のストッパとして機能するように
コンベヤベルト１２の上方を近接して延びている。

支持位置までの変位中、先縁部として機能する支持ゲー
ト２６の縁部はこれと接触するソーセージの損傷を回避
するために丸くなっている。突縁部１８は搬送方向Ｆに
対して上流側に突出するように支持ゲート２６に固着さ
れている。支持ゲート２６の支持位置では、突縁部１８
は接近するソーセージをすべり載せるようにコンベヤベ
ルト１２の上方に非常にわずかな間隔で配置されている
。

ガイドレール１７は偏向装置１３と支持ゲート２６との
間にコンベヤベルト１２の両横方向境界部に隣接して配
置されており、搬送方向Ｆに対して長さ方向かつ横方向
に調整できる。

本発明による装置は次の如く作動する。

容器２８に供給されたソーセージ肉をソーセージ製造［
１に充填する。この際、真空の適用によって同伴空気を
除去し、ソーセージを連結部分２９を経て分割装置２へ
搬送する。計量部分３１は在来の方法で連結ソーセージ
外皮の対応部分に充填すべき測定量のソーセージ肉を計
量するように作用する。次いで、締付は部分３２は同様
に在来の方法で、かくして充填されたソーセージ外皮を
ねじるように作用し、その結果、締付けられた、すなわ
ち、ねじられた連結部分によって互いに連結された個々
のソーセージよりなるソーセージ連続体が出来る。エン
ドレスコンベヤベルト７はこのソーセージ連続体を排出
部分６の通路８を通して本発明による装置３のコンベヤ
ベルト１２上へ搬送するように作用する。排出部分６で
破断されるかも知れないいずれものソーセージから漏れ
るソーセージ肉をクリーナベルト２２により遮断し、受
器２４に装入する。分離装置１０を作動して連続ソーセ
ージ連続体から個々のソーセージ又は相互連結ソーセー
ジを分離することができる。

コンベヤベルト１２はソーセージ’ｌｒ　Ｕｍ　間装ａ
１３に向けて搬送するように作用する。図面に示すよう
に斜めに配向すべき相互連結群のソーセージの場合、偏
向アーム２０のうちの直径方向に反対側の２つのみがこ
れらに固着された夫々の偏向フィンガ２１を支持してい
る。２つの他の偏向アーム２０の偏向フィンガはいずれ
もソーセージに接触しないように回転軸１９にきわめて
隣接した位置までこれらのアームから離れており、すな
わち半径方向に調整されている。

回転軸１９を回転させているとき、選択された偏向アー
ム２０で支持された偏向フィンガ２１は相隣るソーセー
ジ間の各第２連結部分３０、または夫々のソーセージの
先端部分または後端部分と接触する。回転軸１９上の偏
向アーム２０を予め角方向に調整することによって、偏
向フィンガ２１の係合が実際には支持ローラ１５に実質
的に隣接した位置で起る。偏向フィンガ２１を支持した
偏向アーム２０と連結部分３０とのこの相互作用を上記
角方向調整によって一旦達成した後、この相互作用はそ
の後、ソーセージの長さおよび連続体に沿ったそれらの
間隔を考慮して偏向装置１３の回転速度を排出部分６の
搬送速度と同期させることによって維持される。

回転軸１９が回転し続けると、２つの偏向アーム２０の
偏向フィンガ２１はコンベヤベルト１２で搬送されてい
るソーセージの連結部分を反対方向に延びるガイドバー
１６に向けて押し、その結果、第３図に示すようにソー
セージ連続体はジグザグの形状になる。かくして、偏向
フィンガ２１とソーセージ連続体との係合はビニオンと
ラックとのカム作用に匹敵できる。ジグザグ形状から生
じるソーセージ連続体の短縮を考慮して、コンベヤベル
ト１２の速度は排出部分６の搬送速度より相応的に低く
なる。

支持ローラ１５は、特に個々のソーセージの場合、これ
らを早期に偏向しないようにするためにソーセージをコ
ンベヤベルト１２上に案内するよに作用する。

例えばソーセージとコンベヤベルト１２との間の不十分
な摩擦の結果、ソーセージのいずれの過度の偏向がガイ
ドバー１６によって防がれる。

個々のソーセージの斜め配向のために、各偏向−ム２０
には、偏向フィンガ２１が適当な半径方向の位置で固着
されており、偏向アーム２０は、各偏向フィンガ２１が
その夫々の弧状経路に沿って移動することによってソー
セージを斜めに配向させるために次々のソーセージの先
端または後端部分と係合するように回転軸１９上で角方
向に調整されている。

コンベヤベルト１２はかくして斜めに配向された個々の
ソーセージまたは相互連結ソーセージを予め支持位置ま
で移動された支持ゲート２６に向けて突縁部１８上へ搬
送するように作用し、ガイドレール１７はソーセージの
いずれの横方向移動を防ぐのに効果的である。

斜めに配向された個々のソーセージが支持ゲート２６に
当接するとすぐに、コンベヤベルト１２の連結スラスト
によりこれらのソーセージを支持ゲート２６と完全接触
する横位置まで当接点を中心に回転させる。

支持ゲート２６に沿ったソーセージのこの横方向整合中
、突縁部１８はコンベヤベルト１２によってソーセージ
に及ぼされるスラストを減少させ、最終的には無くすよ
うに作用する。この段階中、コンベヤベルト１２上にま
だ支持されているソーセージは突縁部１８ですでに支持
されたソーセージを支持ゲート２６に向けて押してこの
支持ゲート２６と接触させる。かくして、突縁部１８は
ソーセージを不規則に層状になった群状態に積重ならな
いようにすることが可能である。かくして、包装に適し
た単層群を形成するための多数のソーセージを溜るとす
ぐに、支持ゲート２６をその解放位置へ変位させてソー
セージ群をコンベヤベルト５まで搬送し、包装機４で包
装する。

相互連結ソーセージ連続体を処理するための手順は、ソ
ーセージが互いに連結されているため、ソーセージが示
す互いに重なり合う傾向が低減されているので、この場
合、突縁部１８の使用が必ずしも必要ではないというこ
と以外、本質的に同じである。この場合、前にジグザグ
形状に偏向されたソーセージ連続体の先頭のソーセージ
は支持ゲート２６と当接し、次いで個々のソーセージと
同様に支持ゲート２６と接触する横位置に整合される。

次いで、この先頭のソーセージおよびその後続のソーセ
ージは支持ゲートの機能をとり、コンベヤベルト１２の
連続スラストにより各後続ソーセージをその各連結部分
３０を中心に回動させて先行のソーセージと係合させる
。このようにして、ソーセージを押し合せて包装に適し
た単層群１１とするとき、ソーセージ連続体のジグザグ
形状が保持される。支持ゲート２６のその解放位置まで
の変位後、これらの群１１を同様にコンベヤベルト５上
へ搬送し、包装機４で包装する。

ところが、長さ方向の整合状態でソーセージ製造装置に
排出部分を去る相互連結対のソーセージを、９０＠の角
度の偏向後、支持ゲートによって制止するようにして搬
送することも可能である。

この目的で、搬送方向の横方向に作用する力を第５図に
示すように各連結対のソーセージのうちの先頭のソーセ
ージに及ぼす、その結果、対のうちの第２ソーセージが
同様に斜めに、但し、もっと小さい角度まで偏向される
。心出しローラ３３は第２図に示すそれらの非作動位置
から第５図に示すそれらの作動位置まで調整されである
。この位置では、ローラ３３間の横方向間隔が減少され
ており、従って、対のうちの先頭ソーセージが搬送方向
に見て右側の心出しローラ３３にその先端部分で係合す
る。コンベヤベルト１２が及ぼすスラストにより、この
ソーセージを心出しローラ３３を中心に時計方向に回動
させる。対の後続ソーセージは左側の心出しローラ３３
に当接するまでこの回動移動に追従し、その結果、この
心出しローラを中心に反時計方向に回動され、ソーセー
ジの相互連結対は頂点が支持ゲート２６の方を向いてい
る実質的に対称のＶ−字形状をとる。この■字形ソーセ
ージ対の頂点が支持ゲート２６に当接するとすぐに、対
のソーセージは当接点を中心に反対方向に回動すること
によって広げられてまっすぐな整合状態で支持ゲート２
６と接触する。すると、支持ゲート２６をその解放位置
まで変位させて対のソーセージを包装機４へ送給するこ
とができる。また、第５図に示すように、包装機への搬
送のために包装に適した単層群を形成するのに上記のよ
うに数対のソーセージを溜めることが可能である。偏向
装置１３によって数対の相互連結ソーセージを斜めに配
向させ、心出しローラ３３によってソーセージを心出し
し、そして支持ゲート２６によってソーセージを制止す
る上記操作は第５図に概略的に示しである。

また、上記偏向装置１３に代えて、回転軸線がコンベヤ
ベルトの搬送方向および／または横方向に対して斜めに
向いた偏向装置を用いることも可能である。また、支持
ゲート２６と同様にコンベヤベルトを横切って往復動可
能に設けられたプランジャを有する偏向装置を用いるこ
とも可能である。また、ソーセージ製造装置の排出部分
に対して直角に延びるコンベヤベルト・の上方に設けら
れた羽根車の形態の偏向装置を用いることも可能であり
、この場合、羽根車の回転軸線はコンベヤベルトを横切
って延びている。この種類の偏向装置は個々のソーセー
ジを処理するのに特に適している。この場合、回転羽根
車の羽根は排出ソーセージを斜めに配向させ、それらの
経路を９０”の角度、偏向させる２重機能を果たす０羽
根車の羽根が排出ソーセージと平行に延びているとき、
これらの羽根はソーセージを斜めに配向されることなし
にそれらの移動経路を偏向させるように作用するだけで
ある。

より短かいソーセージの連続体を各脚部が２つのソーセ
ージで構成されるジグザグ形状に偏向させるために、第
６図に示すように互いに対して直角に延びる夫々の偏向
アーム２ｏに２つの偏向フィンガ２１が設けられている
。第２の偏向フィンガはその偏向アームに第１偏向フイ
ンガより小さい半径で固着されている。その結果、偏向
装置の回転により第１及び第２ソーセージの両方を次々
に偏向させるようになっている。

また、制止装置の別の具体例も考えられる。かくして、
垂直方向に変位可能な支持ゲートをコンベヤベルト１２
の上方に設けることが可能である。

この場合、この支持ゲートをその上方の解放位置に向け
て変位させることにより、搬送方向Ｆに変位成分を伴う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はソーセージを包装に適したコンパクトな群状に
配列させるための本発明による装置を有するソーセージ
製造装置の全体図；第２図は第１図に示す本発明による
装置の頂平面図：第３図は斜めに配向されたソーセージ
群がジグザグ形状にあり、かつ平行な整合状態にある第
２図に示す本発明による装置の部分の拡大図；第４図は
第１図に示すクリーナベルトの拡大図；第５図は数対の
相互連結ソーセージを斜めに配向させ、心出しし、制止
するための工程を概略的に説明するための第３図と同様
な拡大図；第６図は短ソーセージの連続体を各突出部が
２つのソーセージよりなるジグザグ形状に配列させるよ
うに構成された偏向装置を有する第１図に示す装置の頂
平面図である。 ｌ・・・・・・充填機、２・・・・・・分割装置、３・
・・・・・本発明による装置、４・・・・・・包装機、
５・・・・・・コンベヤ、９・・・・・・ソーセージ、
１０・・・・・・分離装置、１１・・・・・・相互連結
ソーセージ群、１２・・・・・・コンベヤベルト、１３
・・・・・・偏向装置、１４・・・・・・制止装置、１
５・・・・・・支持ローラ、１６・・・・・・ガイドバ
ー　１７・・・・・・ガイドレール、１８・・・・・・
突縁部、１９・・・・・・回転軸、２０・・・・・・偏
向アーム、２１・・・・・・偏向フィンガ、２２・・・
・・・クリーナベルト、２６・・・・・・支持ゲート、
３３・・・・・・心出しローラ ＦＩ　Ｇ、　４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続体としてソーセージ製造機から出たソーセージ
   の包装に適した群状に配列させる方法において、ソーセ
   ージ（９）をコンベヤベルト（１２）に載せ、次いでそ
   れらの夫々の長さ方向軸線が上記コンベヤベルト（１２
   ）の搬送方向（Ｆ）に対して斜めになる状態に配向させ
   、その後、群状で排出する前に、制止させて搬送方向（
   Ｆ）に対して横方向の配向に回動させることを特徴とす
   る方法。 ２、各々がソーセージの連続体として形成された群状で
   ソーセージ製造機（１、２）から出るソーセージ（９）
   を斜めの配向に回動させ、次いで平行なＶ字形またはジ
   グザグ状の形状でコンベヤベルト（１２）で搬送するこ
   とを特徴とする請求項１記載の方法。 ３、斜めに配向されたソーセージを引続き低速度でコン
   ベヤベルト（１２）で搬送することを特徴とする請求項
   ２記載の方法。 ４、ソーセージ（９）の斜めの配向は搬送方向（Ｆ）の
   横方向に作用する力をソーセージの先端および／または
   後端部分に及ぼすことによって達成されることを特徴と
   する請求項１ないし３のうちのいずれかに記載の方法。 ５、ソーセージ製造機（１、２）から個々に出るソーセ
   ージ（９）の場合、および夫々、相互に連結されたソー
   セージの群の場合、各第２ソーセージまたは相隣るソー
   セージ間の各第２連結部分は搬送方向（Ｆ）の横方向に
   作用する上記力を受けることを特徴とする請求項４記載
   の方法。 ６、上記ソーセージ、特に相互連結された対のソーセー
   ジを、斜めに配向した後、心出し装置（３３）によって
   コンベヤベルトの長さ方向中心に対して実質的に心出し
   される位置に整合させることを特徴とする請求項１ない
   し５のうちのいずれかの項に記載の方法。 ７、上記心出し装置（３３）は相互連結対のソーセージ
   をＶ字の頂点が搬送方向に向いているＶ字形形状に整合
   させるように作用することを特徴とする請求項６記載の
   方法。 ８、連続体としてソーセージ製造機の分割部分から出る
   ソーセージを包装に適した群状に配列させる装置におい
   て、搬送方向（Ｆ）と整合して上記分割部分（６）の排
   出端部から延びている実質的に水平なコンベヤベルト（
   １２）と、ソーセージ（９）に作用してこれらのソーセ
   ージを上記搬送方向（Ｆ）に対して斜めに配向させる偏
   向装置（１３）とを備え、該偏向装置 （１３）は上記コンベヤベルト（１２）の上方に横方向
   に往復動可能に設けられており、上記偏向装置（１３）
   の下流に間隔をへだてた位置で上記搬送方向（Ｆ）の横
   方向に延びる制止装置（１４）を設けたことを特徴とす
   る装置。 ９、上記偏向装置（１３）は実質的に垂直な回転軸（１
   ９）を備えており、該回転軸（１９）は上記コンベヤベ
   ルト（１２）の方に向いている偏向フィンガ（２１）を
   備えている少なくとも１つの半径方向に突出している偏
   向アーム （２０）を支持していることを特徴とする請求項８記載
   の装置。 １０、上記偏向フィンガ（２１）は上記偏向アーム（２
   ０）に沿って半径方向に調整可能であり、上記偏向アー
   ム（２０）上に適所に固着されるようになっていること
   を特徴とする請求項９記載の装置。 １１、上記偏向フィンガ（２１）は非作動状態にもたら
   されるようになっていることを特徴とする請求項９又は
   １０記載の装置。 １２、上記偏向装置は搬送方向に対して斜めに配置され
   た回転軸を備えており、該回転軸はコンベヤベルトの方
   に向いている偏向フィンガを有する少なくとも１つの半
   径方向に突出している偏向アームを支持していることを
   特徴とする請求項８、１０又は１１記載の装置。 １３、上記偏向装置は、コンベヤベルトの上方に横方向
   に配向され、コンベヤベルトを横切って横方向に変位可
   能に設けられたプランジャを備えていることを特徴とす
   る請求項８記載の装置。 １４、上記制止装置（１４）は、搬送方向（Ｆ）の実質
   的に横方向に延び、上記コンベヤベルト（１２）のすぐ
   上の支持位置と上記コンベヤベルトから離れた解放位置
   との間を変位可能に設けられた支持ゲート（２６）を備
   えていることを特徴とする請求項８ないし１３のうちの
   いずれかに記載の装置。 １５、上記支持ゲート（２６）はその支持位置へ向う変
   位中、その先端として作用する丸い端部を有しているこ
   とを特徴とする請求項１４記載の装置。 １６、上記制止装置（１４）の位置には、実質的に搬送
   方向に差し向けられ、ソーセージ（９）を下方通過させ
   るための平らな突縁部（１８）が上記コンベヤベルト（
   １２）のすぐ上の位置に設けられていることを特徴とす
   る請求項８ないし１５のうちのいずれかに記載の装置。 １７、垂直軸線を中心に回転可能であり、上記ソーセー
   ジ（９）を上記偏向装置（１３）に対向して横方向に制
   止させるための支持ローラ（１５）がソーセージ製造装
   置（６）の排出端部に隣接して設けられていることを特
   徴とする請求項８ないし１６のうちのいずれかに記載の
   装置。 １８、実質的に搬送方向（Ｆ）に沿って延びるガイドバ
   ー（１６）が上記偏向装置（１３）と反対側の上記コン
   ベヤベルト（１２）の境界部に隣接して配置されている
   ことを特徴とする請求項８ないし１７のうちのいずれか
   に記載の装置。 １９、上記偏向装置（１３）と上記制止装置（１４）と
   の間には、ガイドレール（１７）が上記コンベヤベルト
   （１２）の各境界部に隣接して設けられていることを特
   徴とする請求項８ないし１８のうちのいずれかに記載の
   装置。 ２０、上記偏向装置（１３）の駆動機構はソーセージ製
   造機（１、２）の駆動機構に連動連結されていることを
   特徴とする請求項８ないし１９のうちのいずれかに記載
   の装置。 ２１、上記コンベヤベルト（１２）の作動速度はソーセ
   ージ製造装置（６）の作動速度より低いことを特徴とす
   る請求項８ないし２０のうちのいずれかに記載の装置。 ２２、上記ソーセージ製造装置（６）と上記コンベヤベ
   ルト（１２）との間には、破断ソーセージ（９）から逃
   がれるソーセージ肉を除去するための実質的に垂直方向
   に延びているクリーナベルト（２２）が設けられている
   ことを特徴とする請求項８ないし２１のうちのいずれか
   に記載の装置。 ２３、上記偏向装置は、回転軸線が上記コンベヤベルト
   の横方向に延び、上記コンベヤベルトの上方に配置され
   た羽根車の形態で構成されており、上記コンベヤベルト
   は上記ソーセージ製造装置の横方向に延びていることを
   特徴とする請求項８ないし２２のうちのいずれかに記載
   の装置。 ２４、コンベヤベルト（１２）の長さ方向中心線に対し
   て実質的に心出しされた位置でソーセージ、特に相互連
   結対のソーセージを整合させるための心出し装置を設け
   たことを特徴とする請求項８ないし２３のうちのいずれ
   かに記載の装置。 ２５、上記心出し装置（３３）は、上記偏向装置（１３
   ）と上記制止装置（１４）との間の横方向に調整可能な
   位置に設けられ、上記コンベヤベルト（１２）の各境界
   部に隣接した心出しローラよりなることを特徴とする請
   求項２４記載の装置。