JPH02161130A - ターボチャージャーの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エンジン用ターボチャージャーの制御装置に
関するものである。

〈従来の技術〉 エンジンの出力を向上するターボチャージャーにおいて
、エンジンの排気圧により回転するタービンと、このタ
ービンとシャフトによって連結した前記エンジンの吸入
空気を加圧供給するコンプレッサーと、前記シャフトに
装着されオイルポンプから供給される圧油によって回転
するオイルタービンとを備え、エンジンの低速時から急
加速に移るときの排気圧タービンの応答遅れによる圧縮
空気量不足を前記オイルタービンの駆動によって補助す
るようにしたものが、例えば、特公昭５９−５１６４９
号で公知である。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記のような従来装置においては、エンジンの低回転高
負荷時や発進加速、追越し時等のターボレスポンスの問
題になるところはオイルタービンを作動しているが、車
両の積荷重量や道路条件は何等考慮されていない。

また、オイルタービンの非作動時には、オイルタービン
のポンプ作用によって圧油回路内のオイルが空になり、
次の作動時のレスポンスを低下する等の問題がある。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされた
もので、その特徴とする構成は、オイルポンプの吸入側
と吐出側とを電磁圧力制御弁を介してバイパス回路で接
続し、エンジンの運転条件、車両の走行条件、エンジン
の水温。

油温等を入力とし、前記電磁圧力制御弁を制御するコン
トローラを備えて成るものである。

また、オイルポンプの吸入側と吐出側とを電磁圧力制御
弁を介してバイパス回路で接続し、エンジンの運転条件
、車両の走行条件、エンジンの水温、油１等を入力とし
、前記電磁圧力制御弁を制御するコントローラを備え、
さらに前記オイルポンプとオイルタービン間の圧油回路
に、この圧油回路の圧油が一定値以上の圧力によって開
口する一方向制御弁を設けたものである。

く作　　　用〉 前記請求項１の構成により、車両の走行条件、すなわち
、積荷重量や道路条件に応じて電磁制御弁を制御しオイ
ルタービンの作動、非作動の制御を行い、請求項２の構
成により、上記の制御に加えて、オイルタービンの非作
動時に圧油回路の一方向制御弁を閉止させ、オイルター
ビン前の圧油回路内にオイルを残存させて次回作動時の
レスポンスを高めるものである。

く実　施　例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
において、１はフローディングメタル、６はオイルター
ビン用ノズル（オイルタービン、排気圧タービン並びに
コンプレッサーは図示省略）であり、オイルポンプ２と
圧油配管４にて接続されている。３はエンジン側のメイ
ンホールである。

この圧油配管４には２個所にチエツク弁５ａ。

５ｂが配置され、この両チエツク弁５ａ、５ｂ間に前＝
己ノズル６が設けられている。

前記一方のチエツク弁５ａは第５図で示すように、圧油
配管４の圧油の圧力をオペレーションとして開閉切換す
るシーケンス弁あるいは電磁開閉弁の一方向制御弁１０
でもよい。

さらに、前記オイルポンプ２の吸入側と吐出側とを電磁
圧力制御弁８を介してバイパス回路１１にて接続してい
る。

この電磁圧力制御弁８はコントローラ９の出力信号Ｓに
よって制御されるが、このコントローラ９に入力される
前記電磁圧力制御弁８の制御条件としては、第２図乃至
第４図で示すように、エンジンの運転条件、すなわち、
ブースト圧、トランスミッション位置、アクセルペダル
位置又は燃料噴射ポンプのラック位置、エンジン回転数
等を基本とし、第２図で示すように、道路勾配、積荷重
量あるいは第３図で示すように車速、加速度等の車両の
走行条件を人力する。また、第４図で示すように、エン
ジンの水温又は油温を入力する。尚、第１図及び第５図
の７はオイルポンプ２が作動時、オイルポンプ２の吐出
口より圧油配管４を通りオイルタービンのノズル６より
吐出された残りの圧油がチエツク弁５ｂを開き、これを
通過し、さらにフローディングメタル１に分流した残り
がオイルボンブ２の吸込側に戻る回路となる。また、オ
イルポンプ２が休止中は、前記回路７はエンジン制オイ
ルポンプ２より吐出された圧油がフローディングメタル
１に至る回路となる。

本発明は上記の通りの構成であるから、オイルポンプか
ら吐出される圧油はノズル６により制御されてオイルタ
ービンに供給されるが、オイルタービンの補助作動を必
要としない場合は、電磁圧力制御弁８は略全開状態とな
り、オイルポンプ２の吐出圧油をバイパス回路１１より
吸入側へ還流させる。これによりオイルタービンに至る
圧油回路４の圧力は下がり、オイルタービンは回転駆動
されず、従って、空荷や道路状況等で無意味なオイルタ
ービンの作動を停止する。

しかし、登板や積荷重量による低速高負荷時や、発進加
速、追越し時等では、コントローラ９からの出力信号Ｓ
により電磁圧力制御弁８を前記の状況に応じてリニヤに
閉じ方向に制御し、圧油回路４の圧力を上昇してオイル
タービンを作動する。

また、電磁圧力制御弁８はエンジンの水温あるいは油温
においても制御される。この場合、エンジンの暖機中に
オイルタービンを作動するよう電磁圧力制御弁８により
圧油回路４の圧力を上昇させる。これによりエンジン暖
機時間の短縮、実圧縮比の上昇による白煙、臭い等を低
減する。

さらに、建行抵抗に対し駆動力に余裕があると判断した
ら、オイルタービンの作動時間を短くし、余裕がないと
きには作動時間を長く制御することもできる。

また、チエツク弁５ａあるいは一方向制御弁ｌＯは“設
定した圧力になるまでは閉止されており、オイルタービ
ンが作動するような高圧になると開口する。これにより
、オイルタービンの非作動時に圧油回路４内にオイルが
残存し、次のオイルタービンの作動時のレスポンスが向
上される。

〈発明の効果〉 以上のように本発明によると、オイルポンプの吐出圧油
の圧力を電磁圧力制御弁により、エンジンの運転条件、
走行条件、エンジンの水温、油温等によりコントロール
し、オイルタービンの作動必要時のみ高圧油をオイルタ
ービンに供給するため、オイルタービンの無意味な作動
を防止することができ、エンジンの暖機運転時間の短縮
、白煙、臭いの改善が図られる。

また、オイルタービンへの圧油回路に設けた設定圧以上
でのみ開口する一方向制御弁によってオイルタービンの
非作動時から作動に移るときのレスポンスを高め、オイ
ルタービンを備えたターボチャージャーによるエンジン
の性能をさらに向上する利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の回路図、第２図、第３図、第４図
はコントローラを示す図、第５図は本発明装置の他の実
施例を示す回路図である。 ｌ・・・フローディングメタル、２・・・オイルポンプ
、４・・・圧油回路、５８．５ｂ・・・チエツク弁、６
・・−オイルタービン°用ノズル、８・・・電磁圧力制
御弁、９・・・コントローラ、ｌＯ・・・一方向制御弁
、１１・・・バイパス回路。 特　許　出　願　人　日野自動車工業株式会社第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンジンの排気圧により回転するタービンと、こ
   のタービンとシャフトによって連結された前記エンジン
   の吸入空気を加圧供給するコンプレッサーと、前記シャ
   フトに装着されオイルポンプから供給される圧油によっ
   て回転するオイルタービンとからなるターボチャージャ
   ーにおいて、前記オイルポンプの吸入側と吐出側とを電
   磁圧力制御弁を介してバイパス回路で接続し、エンジン
   の運転条件、車両の走行条件、エンジンの水温、油温等
   を入力とし、前記電磁圧力制御弁を制御するコントロー
   ラを備えて成るターボチャージャーの制御装置。
2. （２）エンジンの排気圧により回転するタービンと、こ
   のタービンとシャフトによって連結された前記エンジン
   の吸入空気を加圧供給するコンプレッサーと、前記シャ
   フトに装着されオイルポンプから供給される圧油によっ
   て回転するオイルタービンとからなるターボチャージャ
   ーにおいて、前記オイルポンプの吸入側と吐出側とを電
   磁圧力制御弁を介してバイパス回路で接続し、エンジン
   の運転条件、車両の走行条件、エンジンの水温、油温等
   を入力とし、前記電磁圧力制御弁を制御するコントロー
   ラを備え、さらに前記オイルポンプとオイルタービン間
   の圧油回路に、この圧油回路の圧油が一定値以上の圧力
   によって開口する一方向制御弁を設けたことを特徴とす
   るターボチャージャーの制御装置。