JPH02157844A - 露光条件測定用マスク並びに該マスクを用いた露光条件測定方法及び装置 - Google Patents

露光条件測定用マスク並びに該マスクを用いた露光条件測定方法及び装置

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JPH02157844A
JPH02157844A JP63313623A JP31362388A JPH02157844A JP H02157844 A JPH02157844 A JP H02157844A JP 63313623 A JP63313623 A JP 63313623A JP 31362388 A JP31362388 A JP 31362388A JP H02157844 A JPH02157844 A JP H02157844A
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JP
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exposure
pattern
light
measuring
mask
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JP63313623A
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English (en)
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Muneki Hamashima
宗樹 浜島
Masahiro Nei
正洋 根井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路の製造工程、特にリソグラフ
ィー工程において、露光装置を用いてマスクに形成され
たパターンを投影光学系を介して感光基板上に転写する
際に、露光装置の適正な露光条件を測定するだめのマス
クと、この露光条件測定用マスクを用いた露光条件測定
方法及び装置に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体集積回路の製造におけるリソグラフィー工程にお
いて、ステップ・アンド・リピート方式の縮小投影型露
光装置くステッパー)は中心的役割を担うようになって
いる。この種のステ・ツバ−では、マスク或いはレチク
ル(以下、レチクルと呼ぶ)に描かれた半導体素子の回
路パターンを投影レンズを介して感光基板(ウェハ)上
に転写し、ウェハ上に半導体素子の回路パターンを形成
している。この際、投影レンズの最良結像面(最適な焦
点位置)を正確に検出して、ウェハが正確に投影レンズ
の最適焦点位置に設定されるようにウェハの高さ位置、
つまり投影レンズの光軸方向(Z方向)の位置を調整し
ないと、レチクルパターンの投影像がウェハ上で正確に
結像せず、ウェハ上ではポケたパターンが形成され、所
謂解像不良という問題が起こる。また、1シヨツト毎の
露光時間を正確に設定しないと、ウェハ上に形成される
回路パターンの線幅と設計線幅との間にずれが生じ、所
期の特性を満足する半導体素子を得ることができなくな
る。このようにステッパーを起動させる際に、投影レン
ズの最適焦点位置や最適露光時間等の露光条件を正確に
設定しないと、歩留まり等が低下するという問題が生じ
る。
そこで、従来では1シヨツト毎に露光条件、っまりウェ
ハの高さ位置と露光時間との少なくとも一方を変えなが
ら、例えば回路パターンの最小線幅より細いマークを含
み、線幅の異なる複数の矩形状マークから成る基阜パタ
ーンを1頃次ウェハ上に転写する。そして、ウェハにマ
トリックス状に形成された基阜パターンのレジスト像の
線幅を、走査型電子顕微鏡によるSEM測長測定法レビ
カメラ(rTV)による画像処理法、或いはスポット光
をレジスト像に照射してその散乱光を検出する方法等を
用いて検出する。これにより、ウェハ上に解像されるレ
ジスト像の最小線幅等から、投影レンズの最適焦点位置
と最適露光時間とが算出される。
または、上述した基準パターンでの露光時間変化に伴う
矩形状マークの線幅変化量と比較して、露光時間変化に
対する長さの変化の感度が数十倍高い連続的に線幅が変
化する直線状パターン、例えばクサビ型パターンを、1
シヨツト毎にウェハの高さ位置と露光時間との少なくと
も一方を変えながら順次ウェハ上に転写する。そして、
ウェハにマトリックス状に形成されたクサビ型パターン
のレジスト像の所定のパターン長さく線幅が連続的に変
化する方向に関する長さ)を、画像処理法等の上記いず
れかの検出方法を用いて測定する。
尚、本検出方法では予め露光時間をバラメークとして転
写すべきバクーンの線幅とクサビ型パタンのパターン長
さとを計測し、露光時間と回路パターンの線幅及びパタ
ーン長さとの関係を求め、この関係を初期条件として記
憶しておく。これにより、同一露光時間でウェハの高さ
位置だけを変えて形成されたレジスト像のパターン長さ
のうち、パターン長さが最も長くなるウェハの高さ位置
を最適焦点位置として求める。次に、この最適焦点位置
で露光時間だけを変えて形成されたレジスト像のパター
ン長さと、上記初期条件とに基づいて最適露光時間を算
出し、ステッパーの最適な露光条件を測定する方法も提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の如き従来の技術において、SEM
測長測定法る線幅検出方法では走査型電子顕微鏡自体が
高価で、しかもウェハ装着時に排気等が必要となる。画
像処理法や散乱光検出法による線幅検出方法では投影レ
ンズの開口数(N、A、)の増大に伴い、転写すべきパ
ターン線幅がザブ・ミクロン程度になると線幅検出が困
難となる上に、露光時間変化に伴うレジスト像の線幅変
化量が少なく、測定誤差が増大して正確に露光条件を算
出することができなくなる。また、クサビ型パターンの
パターン長さを検出する方法では、同一露光時間でウェ
ハの高さ位置だけを変えて形成したレジスト像での高さ
位置変化に応じたパターン長さの変化量が露光時間毎に
異なるため、任意の露光時間で形成したレジスト像での
パターン長さの変化量から、正確な最適焦点位置を求め
ることができないという問題点があった。さらに、金属
膜等の下地及びレジスト層の種類、膜厚等に応じて初期
条件が変動するため、同一初期条件で簡便に正確な最適
露光時間を算出することができず、正確な最適露光時間
を算出するには下地の種類等に応じてウェハ毎に初期条
件のキャリブレーションを行っておかねばならないとい
う問題点もあった。
また、上記方法はいずれも基準パターン或いはクサビ型
パターンを露光条件を変えなからウェハ上に転写し、ウ
ェハ上にマトリックス状に形成されたレジスト像の線幅
或いはパターン長さを検出しているため、最適な露光条
件を算出するのに時間がかかるという問題点もあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、高精度、
高速に下地やレジストの種類等に対応した最適露光条件
を算出できると共に、露光装置のセットアツプタイムも
短縮できる露光条件測定用マスク並びに該マスクを用い
た露光条件測定方法及び装置を得ることを目的としてい
る。
〔課題を解決する為の手段〕
かかる問題点を解決するため本発明においては、ステッ
パーによって、回路パターンを投影レンズPLを介して
ウェハW上に転写する際に、ステッパーの適正な露光条
件を測定するために、クロム等の遮光部と光透過部とに
よって形成された基準パターンRPC露光条件測定用バ
クーン〕を有するレチクルR〔露光条件測定用マスク〕
であって、Y方向に関する遮光部で形成された10本の
線条マークI’?P1〜RPIOの線幅RLI〜RLI
Oと、その配列間[R31〜R59とが共に規則的に変
化し、且つ線条マークRPI−RPIOの線幅RL1〜
RLIOの中で最小となる線幅RLIOと、配列間隔R
3I〜R39の中で最小となる配列間隔R89とが共に
、投影レンズPLの解像できる限界の線幅と略一致する
ように基準パターンRPを形成する。
さらに、ステッパーによって、回路パターンを投影レン
ズPLを介してウェハW上に転写する際に、10本の線
条マークRPI〜RPIOから成る基準パターンRPを
有するレチクルRを用いて、ステッパーの適正な露光条
件を測定する装置において、基準パターンT?Pが転写
され、10本の線条マークRPI〜RPIOのうち線条
マークRP。
まで解像された基準パターンRPのレジスト像WPが形
成されたウェハWを保持するX−Yステージ9とZステ
ージ10とを有するウェハステージWS(11保持手段
〕と;ウェハステージWSに保持されたウェハW上のレ
ジスト像WPのビデオ信号■Sを発生するウェハ・アラ
イメント(W(1゜A)系14〜22と、WGA系から
出力されるビデオ(3号vSを処理して、レジスト像W
 Pの最小線幅に相当する線条マークRPNのマーク像
〔凸部)WPN(評価値N)と、線幅WLI−WLN1
と配列間隔WSI〜WSN−,とのL/S比礼1/ (
WLI + WSI)・・・・JLN−+/ (WLs
−+ +WSs−+)の中の少なくとも1つとを求め、
この検出結果をレジスト像WPの形成情報RZとして発
生ずる画像信号処理回路23とを有するパターン検出装
置PDD (パターン検出手段〕と;パターン検出装置
PDDからの形成情報RZに基づいて、ステッパーの最
適な露光条件として投影レンズPLの最適焦点位iZb
と最適露光時間Tbとを算出すると共に、この最適露光
条件に応じてステッパーの露光処理条件を制御する主制
御装置25〔演算手段〕とを設ける。
〔作 用〕
本発明によれば、所定方向に関する複数の遮光部或いは
光透過部の線幅と、その配列間隔との少なくとも一方が
規則的に変化し、且つこの線幅と配列間隔との少なくと
も一方の最小値が投影光学系の解像できる限界の線幅と
略一致、若しくは限界線幅より小さくなるように形成さ
れた露光条件測定用パターンを有するマスクを用いる。
そして、感光基板上に形成された露光条件測定用パター
ンのレジスト像の所定の形成状態として、所定方向に遮
光部或いは光透過部による複数の凸部或いは凹部を有す
るレジスト像での最小線幅となる凸部或いは凹部と、こ
の凸部或いは凹部の線幅と配列間隔との比とを検出する
ことによって、投影光学系の最適焦点位置と最適露光時
間とを算出すると共に、この最適露光条件に基づいてス
テッパーの露光処理条件を制御するように構成している
。このため、投影光学系の解像限界の線幅を検出する必
要がなく、しかも露光条件測定用パターンの転写及びそ
のレジスト像の形成状態を検出する回数が少なくて済み
、高精度、高速に下地やレジストの種類等に対応した最
適露光条件を算出でき、さらにステッパーのセノトアノ
プクイムを短縮することができる。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳述する
。第1図は本発明の第1実施例による露光条件測定装置
を備えたステッパーの概略的な構成を示す平面図である
第1図において、超裔圧水銀ランプ、エキシマレーザ光
源等の露光用の照明光′tA1は、g線、i線或いは紫
外線パルス光等のレジスト層を感光するような波長(露
光波長)の照明光ILを発生し、この照明光ILは照明
光の光路の閉鎖、開放を行うシャッター2を通った後、
フライアイレンズ等を含む照明光学系4に至る。シャッ
ター2は駆動部3により照明光の透過及び遮断を制御す
るように駆動される。照明光学系4において一様化等を
行われた照明光ILは、ミラー5、リレーレンズ6a、
6b及び可変ブラインド7を通った後、ミラー8を介し
てコンデンサーレンズCLに至り、コンデンサーレンズ
CLはレチクルステージR3に真空吸着されたレチクル
Rのパターン領域PAを均一な照度で照明する。可変ブ
ラインド7の面はレチクルRと結像関係にあるので、可
変ブラインド5を構成する可動ブレードを開閉させて開
口位置、形状を変えることにより、レチクルRの観測、
視野(露光時は照明視野)を任意に選択することができ
る。
ここで、本実施例では露光条件測定用パターンとして、
第2図に示すような基準パターンl?Pが、実デバイス
の回路パターンと共に、パターン領域PA内のスクライ
ブライン相当頑域或いはパターン領域PAに付随して、
クロム等の遮光部と光透過部(レチクルRのガラス材)
とによりレチクルRに形成されている。尚、本実施例で
は可変ブラインド7を開閉動作させることにより、この
基準パターンRPのみを照明することが可能となってい
る。また、実デバイス用のレチクルRを用いる代わりに
、基準パターンRPのみが形成されたテストレチクルを
用いても良く、この場合には可変ブラインド7を開閉さ
せる必要がな(なる。71パターンRPは、クロムで形
成された10本の線条マークRPI〜RPIOがそれぞ
れX方向に伸びて平行に配列され、Y ji mに関す
る線条マークRP1〜RPIOの線幅RLI〜RLIO
がRLI>RL2>・・・・・・>RLIOなる関係を
満たし、その配列間隔R3l−R39がR3I>R32
>・旧・・〉R39なる関係を満たすように共に規則的
に変化し、且つ線幅RLIOが投影レンズPLの解像で
きる限界の線幅と略一致するように形成されている。さ
らに、本実施例では特に線条マークRPI〜RP10の
線幅と配列間隔との比が、RLI / (RLI + 
R31)=・・・= RL9/(RL9+R39) (
或いは、(IILI/R3I)−・・・−(1?L9/
R59))なる関係を満たし、この比が所定の比率とな
るように構成されている。
さて、パターン領域PAを通過した照明光ILは、両側
(若しくは片側)テレセントリックな投影レンズPLに
入射し、投影レンズPLはパターン領域PAに形成され
た回路パターンと、スクライブライン相当領域に形成さ
れた基準パターンRPの像を、ポジ形レジストが塗布さ
れたウニへW上に投影する。尚、本実施例において照明
光ILはケーラー照明であり、投影レンズPLの瞳PL
a内の中心に光源像として結像されている。ウェハWは
、投影レンズPLの光軸AXと略垂直な面(座標系XY
)内で2次元的に移動するx−yステージ9と、X−Y
ステージ9上に設けられ、光軸AXに沿った方向(X方
向)に移動するZステージ10とを有するウェハステー
ジWS上にウェハホルダ(不図示)を介して載置されて
いる。
ウェハステージWSは駆動部11によってX、Y方向に
移動すると共に、駆動部12によってX方向に移動する
ように構成されている。また、ウェハステージWSの2
次元的な位置は、レーザ光波干渉測長器(レーザ干渉計
)13によって、例えば0.02μmの分解能で常時検
出されるように構成されている。
また、第1図中に示したウェハW上のアライメントマー
クを拡大観察し、ウェハWのグローバル・アライメント
を行うアライメント系として、投影レンズPLと別設さ
れたオフ・アクシス方式のウェハ・アライメント系(W
GA系)が設けられている。このWGA系は、ライトガ
イド(光ファイバー)14から所定の波長幅を有する照
明光を発生し、この照明光はレンズ系15を介してビー
ムスプリッタ−16に入射する。ビームスプリッタ−1
6を通過した後、照明光はミラー17で反射されて対物
レンズ18に入射し、ウェハW上のアライメントマーク
等を照射する。尚、照明光はレジスト層に対して極めて
感度の低い波長(非露光波長)になるように選ばれてい
る。この照明光としては、水銀放電灯、ハロゲンランプ
等からの光が利用でき、マーク検出に必要な波長域に対
してブロードなスペクトル分布があるもの、複数の峻鋭
なスペクトルがあるもののいずれであっても良い、特に
、異なる複数のスペクトルを同時に発生するレーザ光源
を用いると、光量が大きくなるので光電検出時のS/N
比が上がる。また、対物レンズ18は少なくとも物体側
(ウェハW側)がテレセントリック系であり、照明光の
波長域に関して色消しく収差補正)されている。さて、
アライメントマークからの光はビームスプリッタ−17
等を介してリレーレンズ系19に入射する。リレーレン
ズ系19は、アライメントマークの像を所定形状、例え
ば所定間隔で平行に形成された2つの矩形状マークから
成る指標マーク20aを有する指標板(焦点板)20に
再結像する。レンズ系21は、アライメントマークの像
と指標マーク20aとを同時にITV、CCDカメラ等
の撮像素子22の受光面上に結像する。本実施例のWG
A系は、アライメントマークの代わりに基準パターンR
Pのレジスト像WPを拡大観察し、レンズ系21によっ
てレジスト像WPの像を指標マーク20aと共に撮像素
子22の受光面上に結像し、第3図に示すようなレジス
ト像wpは表示用のブラウン管モニタ26上で画像とし
て映し出される。
そして、撮像素子22は第3図に示すレジスト像wp、
即ち10本の線条マークRPI−RPIOのうち、ウェ
ハW上に形成された線条マークRPI〜RP、のマーク
像WPI〜wp、の像を走査線VLに沿って電気的に走
査し、レジスト像WPのビデオ信号VSを画像信号処理
装置23に出力する。この際、−本の走査線VLだけで
はS/N比の点で不利なので、li!で示したビデオサ
ンプリング領域VSAに入る複数の水平走査線によって
得られるビデオ信号のレベルを、水平方向の同一位置に
ある各画素毎に垂直方向に加算平均すると良い。また、
マーク像WPI〜WPNの本数を表すNの値、言い換え
れば撮像素子22によるレジスト像WPの走査方向のエ
ツジの数を表す2Nの値は、最適露光条件で形成された
レジスト像wpで最大(本実施例ではN=10)となる
。尚、このマーク像の本数を表すNの値は実質的に投影
レンズPLの結像性能を評価するものであるから、以下
評価値Nと呼ぶことにする。さらに、この時マーク像W
PI〜WP、は適正な配列間隔で形成され、所定方向(
Y方向)に関するレジスト像WPのライン・アンド・ス
ペース(L/S)比、即ちマーク像WPI〜WP、Iで
の線幅WLI〜WLN−1と配列間隔WS 1−WSs
−1との比(以下、簡単にL/S比と呼ぶ)WLI/(
WLI +WS1)、・・・、札N−1/ (WLH−
1+ WSN−+ )は、ウェハの処理プロセスに応じ
た最適な比率となる。
次に、画像信号処理回路23の具体的な回路構成のブロ
ック図を第4図に示す。第4図に示すように撮像素子2
2から出力されたビデオ信号VSは1分離回路23aに
入力され、水平同期信号Slと画像信号GSとに分離さ
れる。水平同期信号S1はタイミング信号発生回路23
bに出力され、タイミング信号発生回路23bにおいて
水平同期信号S1と、クロック回路23Cからのクロッ
ク信号S2とにより変換開始信号S3が生成される。
この変換開始信号S3はアナログ−デジタル変換器(A
DC)23dに出力され、ADC23dは画像信号O3
を変換開始信号S3でデジタル値に変換、つまり第3図
に示した走査線VL上の各画素毎のレベルをデジタル値
に変換し、このデジタル信号を画像情報GZとしてメモ
リ2’3eに格納する。演算処理ユニノ)23fは、第
5図に示すように所定の演算処理によって設定されたス
ライスレベルSLで、メモリ23eに格納されたレジス
ト像wpの画像情報GZ(画像信号GS 1)を処理す
る。そして、マーク像WP 1−WP、の各エツジを検
出することにより、レジスト像WPの形成状態として評
価値NとL/S比(WLI/WIII)・・、(イLN
−+/WPH−+) (但し、WPw = WLs +
 WSsとする)の中の少なくとも1つとを求め、この
検出結果をレジスト像WPの形成情報RZとして出力す
る。従って、本実施例ではWGA系(14〜22)と画
像信号処理回路23とによって、レジスト像WPの形成
悄*[!Rzを発生するパターン検出装置PDDが構成
される。
ここで、例えばウェハW上に互いに直交するように2つ
のレジスト像WPが形成されている場合、パターン検出
装置PDDはモニタ26上に映し出されたlフレーム分
の画像を取り込み、lフレーム分の画像情報をメモリ2
3eに格納しても、またどちらか一方のレジスト像WP
の画像情報のみをメモリ23eに格納するようにしても
良い。但し、1フレ一ム分の画像情報をメモリ23eに
格納する場合、演算処理ユニノ)23 fは1フレ一ム
分の画像↑n報から、どちらか一方の画像情報のみをソ
フトウェア的に検出できるように構成される。本実施例
では、モニタ26上に実際にはレジスト像WPと指標マ
ーク20aとが同時に映し出されるため、レジスト像W
Pの画像情報GZのみをメモリ23eに格納する。
また、第1図中に示したようにウェハ表面にピンホール
、スリット等の像を形成するため、投光器24aから発
生ずる所定波長(非露光波長)のスリット光像を、ミラ
ー24b、レンズ24cを介して光軸AXに対して斜め
方向より供給する照射光学系と、そのスリット光像のウ
ェハ表面での反射光束を、レンズ24d、24g、平行
平板ガラス(プレーンパラレル)24(+、及びミラー
24rを介して受光器24hにより受光する受光光学系
とを有する斜入射光方式の焦点検出装置24が設けられ
ている。この焦点検出装置24の構成等については、例
えば本願出願人が先に出願した特開昭60−16811
2号公報に開示されており、投影レンズPLの最適焦点
位置に対するウェハ表面のずれ量(デフォーカス量)を
検出し、ウェハWと投影レンズPLとの合焦状態を検出
する機能を有するものである。但し、本実施例では焦点
検出装置24のキャリブレーション、即ち最適焦点位置
を雰点基準とするためのプレーンパラレル24eの角度
調整が行われておらず、ウェハWのZ方向への(絶対)
移動量のみが検出されるようになっている。さらに、主
制御装置25は画像信号処理回路23から出力されるレ
ジスト像wpの形成情報RZに基づいて、投影レンズP
 Lの最適焦点位置と最適露光時間とを算出すると共に
、この最適露光条件に応じてZステージlOを駆動して
最適焦点位置にウェハWを設定する駆動部12と、シャ
ッター2を開閉させて露光時間を調整する駆動部3とを
制御する他に、上述したパターン検出装置PDD、焦点
検出装置24等を含むステンパー全体の動作を統括制御
する。
従って、レジスト像WPが形成されたウェハWを5M7
ftするウェハステージWSと、レジスト像WPの形成
債fDRZを発生するWGA系(14〜22)と画像信
号処理装置23とから成るパターン検出装置PDDと、
形成情報RZから投影レンズPLの最適焦点位置と最適
露光時間とを算出する主側?111装置25とによって
露光条件ポリ定装置が構成され、これにより第1図に示
したステッパーは露光条件測定機能を有することとなる
次に、本実施例の動作を各図面を参照して説明する。そ
こで、第1図において主制御装置25は、lショット毎
に駆動部12を介してZステージ10を駆動して、例え
ば設計値から投影レンズPLの最適焦点位置と思われる
位置を中心とする大数μmの範囲でウェハWを0.5μ
m毎にZ方向に移動させ、畜さ位置Zのみを変えながら
基準パターンRPを所定の露光時間TOでウェハW上に
転写する。この際、ウェハWの高さ位置Z (即ち、Z
方向への移動量)は焦点検出装置24によって検出され
、主側fffll装置25は焦点検出装置24の検出信
号でウェハWの高さ位置をモニターしながら、正確にウ
ェハWを0.5μm毎にZ方向に移動させている。次に
、ウェハWを上記大数μmの範囲内の所定の高さ位置Z
Oに固定したまま、lショット毎に駆動部3によりシャ
ッター2の開閉動作を制御し、露光時間Tのみを変えな
がら基準パターンRPをウェハW上に転写する。そして
、このように高さ位置Zと露光時間Tとの各々を1回ず
つ変えながら基準パターンr2Pが転写されたウェハW
は、所定のレジスト像形成条件で現像処理等が施され、
複数の基準パターンRPのレジスト像WPが形成された
後、再びウェハステージWS上にa置される。次に、パ
ターン検出装置PDDを用い、レジスト像WP毎に評価
値NとL/S比(WLI /Wl’l) 、・・・、(
響L□+/Wh−+)の各々とを検出し、この検出結果
をレジスト像wpの形成情報RZとして主制御装置25
へ出力する。尚、デフォーカス状態で形成されたレジス
ト像WPと、最適な露光時間より長い露光時間(オーバ
ー露光)で形成されたレジスト像WPの画像信号GS2
、GS3をそれぞれ第6a図、第6b図に示しておく。
第6a図から明らかなようにデフォーカス状態で形成さ
れたレジスト像WPでは、第5図に示した画像13号G
Slでの評価値(N=10)と比較して、同一のスライ
スレベルSLで検出される画像信号GS2での評価値(
N=8>が減少していることがわかる。また、第6b図
に示すようにオーバー露光で形成されたレジスト像WP
では、画像信号031でのL/S比、例えば(14L1
/WPI)と比較して、スライスレベルSLで検出すれ
る画像信号GS3でのL/S比(WLI/WPI)が小
さくなっていることがわかる。
次に、主制御装置25は形成情報RZに基づいて第、7
 a図、第7b図に示すような関係をそれぞれ算出する
。第7a図は、露光時間TOで高さ位置Zのみを変えて
形成されたレジスト像WPでの評価値Nと高さ位Hzと
の関係を表す図である。
尚、同図には説明を簡単にするため、露光時間T1、T
2で形成されたレジスト像WPでの評価値Nと高さ位置
2との関係も一緒に示しておく。また、第7b図は高さ
位Hzoで露光時間Tのみを変えて形成されたレジスト
像WPでのL/S比(−Li/WPi)と露光時間Tと
の関係を表す図である。
但し、L/S比(WLi/綽Pi)はレジスト像wp毎
にL/S比(WLI/讐P1)、・・・1(讐LH−1
/WPN−1)の各比を平均化した値である。また、同
図にも説明を簡単にするため、高さ位置Z1、Z2で形
成されたレジスト像wpでのL/S比(WLi/ii)
と露光時間Tとの関係を一緒に示しておく。
さて、第7a図に示すように評価値Nは、露光時間T(
例えば、To−T2等)に関係なく、常に一定の高さ位
置で形成されたレジスト像WPで最大となることがわか
る。ここで、一般に転写すべきパターン線幅の微細化に
よる投影レンズPLの開口数(N、A、)の増大に伴っ
て焦点深度は浅くなるため、デフォーカス量が大きくな
る程、解像できるパターン線幅も太くなる。本実施例で
はこのデフォーカス量とパターン線幅との略リニアな関
係に基づき、線幅が次第に細くなる線条マークRP1〜
RPIOのうち、どの線条マークまで解像されるか(即
ち、評価値N)を検出することによって、投影レンズP
Lの最適焦点位置を検出する。
従って、露光時間Tに関係なく最適焦点位置で形成され
たレジスト像WPでは評価値Nが最大となる・ことから
、この評価値Nが最大となる高さ位置が最適焦点位置と
なる。そこで、主制御装置25は第7atZに示した評
価値Nと高さ位置Zとの関係に基づいて評価値Nが最大
となる高さ位置を求め、この位置を最適焦点位置zbと
して記憶する。
また、一般に最適な露光時間とは、たとえ最良結像面と
ウェハ表面とがずれていても、露光時間に応したパター
ン線幅の変化が最小となる点と定義される。従って、第
7b図に示すように高さ位置ZO−22等に関係なく、
露光時間Tに応したパターン線幅変化、即ちレチクルR
に形成された基準パターンRPでの線幅と配列間隔との
比と同じL/S比(WLr/WPr)でレジスト像wp
が形成される露光時間が適正となる。このため、このL
/S比(礼r/WPr)は予め基準パターンRPの設計
値或いは基準パターンRPを実測することによって求め
られ、主側W 装置25に入力されている。そこで、主
制御装置25はこのL/S比(WLr/WPr)と第7
b図に示したL/S比(讐Li/WPi)と露光時間T
との関係とに基づいて、このL/S比(WLr/WPr
)となる露光時間を求め、この値を最適露光時間Tbと
して記憶する。以上のように最適焦点位置zb及び最適
露光時間Tbが算出され、以後ウェハ、つまり下地やレ
ジスト層の種類、厚さ等の変化に応じて、上述と同様の
動作を繰り返し行うことによって、常にウェハに応した
最適露光条件が精度良く高速に算出される。
次に、主制御装置25は最適焦点位置zbに基づいて、
第1図中に示した焦点検出装置24のキャリブレーショ
ン、つまり最適焦点値Hzbを零点基準とするためのブ
レーンパラレル248の角度調整を行い、焦点検出装置
24がデフォーカス量に応じた検出信号を出力するよう
に調整する。
そして、主制御装置25は焦点検出装置24の検出信号
に基づいて駆動部12を介して2ステージ10を駆動し
、lショット毎にウェハ表面と最良結像面とを一致させ
ると共に、最適露光時間Tbに応じて駆動部3を介して
シャッター2を開閉させ、ステッパーの露光処理条件を
制御しながらレチクルRに形成された回路パターンを順
次ウェハ・W上に転写する。この結果、レチクルパター
ンは常にウェハに応じた最適露光条件でウェハW上に転
写され、ウェハW上には所期の線幅でレチクルパターン
のレジスト像が形成される。
以上の通り、本発明の一実施例では高さ位FffZと露
光時間Tとの各々を1回ずつ変えながら基準パターンR
PをウェハW上に転写し、各レジスト像wp毎の評価値
NとL/S比(Wt、i/饅Pi) (形成情報RZ)
から第7a図及び第7b図に示した関係を算出すること
によって、最適焦点値2zbと最適露光時間Tbとを求
めていたが、本発明による露光条件の測定方法は上記方
法に限られるものではない0例えば、予めlショット毎
に高さ位置Zと露光時間Tとの少なくとも一方を変えな
がら、75準パターンRPをマトリックス状にウェハW
上に転写して、上述と同様の動作で各レジスト像WPの
評価値NとL / S比(WLi/−Pi)とを検出す
る。
この露光時間Tと高さ位置Zをそれぞれパラメータとす
る第7a図、第7b図に示したような関係を、初期デー
タとして主制御装置25に記4Qさ廿ておく。この際、
主制御装置25に記憶させておく情報しよ上記初期デー
タに限られず、必要ならば第5図に示したレジスト像W
Pの画像信号GSl等の波形データそのものを記憶させ
ておいても良い。そして、本実施例のように露光条件を
ルーチンワーク的に決定する時には、所定の露光条件で
1回だけ転写された基準パターンRPのレジスト像WP
での評価値とL/S比とを検出する。次に、この評価値
と第7a図に示したような初期データとから、この評価
値が検出されるようにレジスト像WPが形成される露光
時間と高さ位置との組み合わせを全て求める。同様に、
このL/S比と第7b図に示したような初期データとか
ら、このLZS比となるようにレジスト像WPが形成さ
れる露光時間と高さ位置との組み合わせを全て求める。
この前者と後者とで共通する露光時間と高さ位置との組
み合わせを検出し、基準パターンRPが転写された際の
露光時間Tと高さ位置Zとを決定する。この結果、1回
だけ基準パターンRPをウェハW上に転写するだけで、
この露光条件と初期データとに基づいて最適な露光条件
を算出することができる。これに伴って、レチクルRの
スクライブライン相当領域等に形成され、実デバイスの
回路パターンと共にウェハW上に形成された複数の基準
パターンRPのレジス1−像WPのうち、任意の1つの
レジスト像WPでの評価値とL/S比とを検出すること
によって、レチクルパターンが転写される際の露光条件
を簡単にチエツク(露光条件の良否判断)することがで
きる。この際、共通する露光時間Tと高さ位WZとの組
み合わせが複数検出され得る場合には、基準パターンR
Pを露光時間と高さ位置とを変えて複数回(例えば2〜
3回)転写するだけで、同様に露光時間Tと高さ位置Z
との組み合わせを決定でき、正確に露光条件を算出する
ことができる。また、レジスト像wpの評価値NとL/
S比(WLi/WPi)を検出しなくとも、レジスト像
WPの画像信号の波形データそのものを用い、予め入力
されているレジスト像WPの画像信号波形のサンプルデ
ータとの相関演算を行い、最も一致するサンプルデータ
を検出すれば、より高速に最適露光条件のlγ出及び露
光条件のチエツクを行うことができる。さらに、予めウ
ェハに応じた上記初期データを主制御装置25に入力し
ておけば、ウェハの変化に対応することができ、上述と
同様の効果が得られる。
また、本実施例では精度向上の点からレジスト像WPの
L/S比(WLI /WPI) 、・・・、 (WLN
−1/wpN−)を全て検出し、これらの検出値を平均
化したLZS比(WLi/WPt)を用いているが、こ
のL/S比(WLi/WPi)としてはレジスト像wp
のL/S比(−Ll/WPI)、・・・、 (WLH−
+ / WPN−+)の中の少なくとも1つを用いれば
良い。例えば、ウェハや露光条件等の諸条件に応じて、
レジスト像WPでの検出すべきL/S比の数を決定し、
これらのL/S比を平均化した値をL/S比札i / 
(WLi + WSt)として用いたり、或いは検出精
度の点から最も太い線幅WLIと配列間隔wsiとでの
L/S比(匈Ll/WP1)のみを検出し、この値をL
/S比(WLi/WPi)として用いても良い、この際
、−aに線幅が太いパターンの方が焦点位置変動に対し
てパターンエツジのだれ等の影響が少ないため、後者の
方法を用いると焦点位置変化に依存せずに最適露光時間
を決定することができる。
また、これに伴って本実施例のように10本の線条マー
クRPI〜RPIOが線幅RLI−RL9と配列間隔R
3I〜R39との比が所定の比率となると共に、その比
がRLI/ (RLI + R3I) =・・・−RL
9/ (RL9 + R39)なる関係を満たすように
、基準パターンRPを形成する必要はない。遮光部或い
は透過部によって形成されるパターンでの所定方向に関
するマークの線幅と配列間隔との少なくとも一方が規則
的に変化し、且つマーク線幅と配列間隔との少なくとも
一方の最小値が投影レンズPLが解像できる線幅と略一
致、若しくは限界線幅より小さくなるように形成されて
いれば良い。例えば、第8a[il〜第8d図に示すよ
うな4(1定パターンRPa−RPdを基準パターンR
Pの代わりに用いても同様の効果を得ることができるの
は明らかである。ここで、第8a図に示した測定パター
ンRPaは、線状マークの配列方向に関して線幅が一定
で配列間隔のみが規則的に変化するように形成されてい
る。この測定パターンRPaを用いると、レチクル設計
が容易となると共に、このレジスト像の画像信号の波形
が多少牟純化されて信号処理の点でを利となる。また、
第8b図に示した測定パターンRPbは、線幅と配列間
隔とが等しくなるように形成されたm木の線条マークが
、その線幅が規則的に変化するように繰り返し配列され
たパターンである。この測定パターンRPbを用いると
、同一線幅のm本の線条マークに対して平均化処理を行
うことができ、評価値NとL/S比(WLi/WPi)
の検出精度を向上さきることができる。さらに、第8C
図に示した測定パターンRPcは、2組の基準パターン
RPを互いに直交するように組み合わせた(L型)パタ
ーンである。この測定パターンRPcを用いると、同一
位置でXSY両方向の評価値Nを検出することができ、
投影レンズPLの非点収差やウェハステージWS(ウェ
ハ表面)の傾き等を求めることができる。また、第8d
図に示した測定パターンRPdば、複数の環状マークが
同心円状に配列されると共に、環状マークの線幅若しく
はその配列間隔が半径方向に関して規則的に変化するよ
うに形成されたパターンである。この測定パターンRP
dを用いても、測定パターンRPcと同様に投影レンズ
PLの非点収差やウェハステージWSの傾き等を求める
ことができる。尚、これら測定パターンRP a −R
P dや)!S準パターンRPを構成する線条マーク等
は、クロム等の遮光部であっても透過部(レチクルRの
ガラス材〉であっても良い。また、この線条マーク等の
本数は10本である必要はないが、精度向上の点からそ
の零敗が多い方が明らかに有利であるから、本実施例の
ように投影レンズPLの解像力に応じて10本程度設け
ることが望ましい。
また、本実施例では第6a図、第6b図に示したレジス
ト像WPの画像信号GS2、GS3から評価値Nを検出
して最適焦点位置を求めていたが、最適焦点位置の検出
方法は上記方法に限られるものではない。例えば、本実
施例と同様の動作で第9a図、第9b図に示すように、
基準パターンRPと測定パターンRPaとのレジスト像
の画像13号GS4、GS5を検出する。そして、この
信号波形のピーク値とボトム値或いはピーク値のみの包
路線(図中の点線)から、第9C図に示すような包路線
の振幅と解像されるパターン線幅との関係を求める。第
9C図は、第9a図に示した画像信号GS4での包路線
の振幅とパターン線幅との関係を示しており、同図から
明らかなように包路線の振幅はパターン線幅が細くなる
につれである位置から急激に減少する。そこで、第9C
図に示した信号を所定の演算によって定められたスライ
スレベルSLOで処理し、ウェハW上に解像されたマー
ク像WPI〜WPNのうち、このスライスレベルSLO
となる包路線の振幅に相当するパターン線幅のマーク像
WPKを検出する。この検出値Kを評価値Nの代わりに
用いても最適焦点位置を算出することができ、本実施例
と同様の効果を得ることができる。
さらに、基準パターン検出手段いは測定パターン・RP
a−RPdのうち、いずれかのパターンがパターン領域
PA内の中心と外周付近の複数位置(例えば、中心、4
隅、及び4辺の各中心の計9ケ所)に設けられたレチク
ルRを、所定の露光条件で1回だけウェハW上に転写し
、上述と同+iの動作で複数のレジスト像の各々での評
価値N(或いはK)を検出する。そして、第7a図に示
した評価値Nと高さ位置Zとの関係に基づいて、この評
価値Nからレジスト像が形成された位置でのデフォーカ
ス量を算出する。同様に、他のレジスト像でのデフォー
カス量を算出することによって、そりの方向(凸か凹)
は不明であるが、fJ ”f+−に投影レンズPLの像
面湾曲或いは像面傾斜を求めることができる。この時、
第8c図、第8d図に示した測定パターンRPc、RP
dをレチクルRに設けておけば、像面湾曲等と同時に投
影レンズPLの非点収差も求めることができる。但し、
このような像面湾曲等の検出を行う場合、露光時間Tの
違いによって評価値Nは若干影響を受けるため、予め露
光時間Tの差による評価(INの違いを校正しておく必
要がある。
さらに、以下の方法を用いることによって像面湾曲のそ
りの方向を特定することができる。上述したような複数
位置(9ケ所)に露光条件測定用パターンが形成された
レチクルRを、露光時間Tは一定のまま高さ位置Zのみ
を少なくとも2回変えてウェハW上に転写する。そして
、先ずそり方向を特定すべき高さ位置(第1位置とする
)で形成されたショット領域内の9つのレジスト像での
各々の評価値N1.・・・・・・、N9を求める。次に
、例えば正方向(投影レンズPL側)にウェハWを移動
させ、所定の高さ位置(第2位ra、)で形成されたシ
ョット領域内の9つのレジスト像での各々の評価値Nl
’、、・・・・・、N9′を検出する。そして、第1位
置と第2位置とでの評価fa NO差(N1−Nl’)
、・・・・・・、(N9−N9’)の各々での符号を調
べることにより、そり方向を特定すべき第1位置でのそ
り方向く凸か凹か)を判別することができる。即ち、評
価値Nの差の符号が正であるならばそり方向は負方向(
凸)、逆に負であるならば正方向(凹)と判別すること
ができる。
また、本実施例ではパターン検出手段として、ステッパ
ーが備えている画像処理方式のWGA系(ウェハ・アラ
イメント系)を用いていたが、本発明で用いるパターン
検出手段はWGA系に限られるものではない。例えば、
レチクルマークとウェハマークとを投影レンズPLを介
して重ね合わせて同時に観察し、両方のマーク像を光電
検出するTTR(スルー・ザ・レチクル)方式のグイ・
パイ・グイ・アライメント系、投影レンズPLを介して
スポット光(シートビーム)をウェハマークに照射して
マークからの回折光又は散乱光を光電検出するTTL 
(スルー・ザ・レンズ)方式のレーザ・ステップ・アラ
イメント系、或いはガルバノミラ−等の振動鏡によって
細長く伸びた楕円形のスポット光をウェハマーク上に微
小振動させ、マークからの回折光又は散乱光を光電検出
するオフ・アクシス方式のウェハ・アライメント系等を
用いても、本実施例と同様の効果を得ることができるの
は明らかである。さらに、パターン検出手段として、特
にステッパーのアライメント系を用いる必要なく、光電
測定の一種であるスリットスキャン法、或いはレーザビ
ーム走査による反射光または散乱光検出法を用いた微小
寸法測定装置等の検査装置を用いても良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、所定方向に関する遮光部
或いは透過部の線幅と、この遮光部或いは透過部の配列
間隔との少なくとも一方が規則的に変化し、且つこの線
幅と配列間隔との少なくとも一方の最小値が投影光学系
の解像できる限界の線幅と略一致、若しくは限界線幅よ
り小さくなるように形成された露光条件1fill定用
パターンを有するマスクを用い、このパターンのレジス
ト像での最小線幅のマーク像(評価値N)と、線幅と配
列間隔との比(L/S比)とを検出することによって最
適な露光条件を算出している。このため、投影光学系の
最適焦点位置と最適露光時間とを各々独立に、他方の露
光条件の影響を受けることなく精度良く算出することが
でき、しかも露光条件を簡単にチエツクすることができ
る。さらに、露光条件を変えてマトリックス状に露光条
件測定用パターンを感光基板上に転写するa・要がない
ので、このパターンを転写する回数及びそのレジスト像
の形成状態を検出する回数を凍らすことができ、最i!
!露光条件の算出時間を短縮することができる。
また、マスクの複数位置に露光条件測定用パターンを形
成しておけば、簡便に投影光学系の像面湾曲や像面傾斜
、或いは非点収差等を求めることができる。さらに、本
発明による露光条件測定用パターンは実デバイスの回路
パターンと同程度のパターン列を用いるので、感光基板
上でのパターンの露光状態を検出してプロセスでの露光
条件の良否判断をする上でも有効である。この結果、高
精度、高速に感光基板に対応した最適露光条件を算出で
きると共に、ステッパーのセットアツプタイムも短縮で
きる露光条件測定用マスク並びに酸マスクを用いた露光
条件測定方法及び装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による露光条件測定装置を備えたステッ
パーの概略的な構成を示す平面図、第2図は本発明によ
る露光条件測定用パターンの概略的な構成の一例を示す
図、第3図は露光条件測定用パターンのレジスト像の画
像処理の説明に供する図、第4図はパターン検出手段を
構成する画像信号処理回路の具体的な回路構成を示すブ
ロック図、第5図は最適な露光条件で形成された露光条
件測定用パターンのレジスト像の画像信号の波形を表す
図、第6a図はデフォーカス状態で形成された露光条件
測定用パターンのレジスト像の画像信号の波形の一例を
表す図、第6b図はオーバー露光で形成された露光条件
測定用パターンのレジスト像の画像信号の波形の一例を
表す図、第7a図は露光条件測定用パターンのレジスト
像での評価値と感光基板の高さ位置との関係を表す図、
第7b図は露光条件測定用パターンのレジスト像での線
幅と配列間隔との比と露光時間との関係を表す図、第8
a図〜第8d図は本発明による地形状の露光条件測定用
パターンの概略的な構成を示す図、第9a図、第9b図
は露光条件測定用パターンのレジスト像の画像信号の別
の処理方法の説明に供する図、第9C図は露光条件測定
用パターンのレジスト像の画像信号での包路線の振幅と
解像されるパターン線幅との関係を表す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 2・・・シャッター、3・・・シャック−駆動部、7・
・可変ブラインド、9・・・X−Yステージ、IO・・
Zステージ、14〜22・・・ウェハ・アライメント系
、23a〜23「・・・画像信号処理回路、24a〜2
4h・・・焦点検出装置、25・・・主側間装T、R・
・・レチクル、PA・・・パターン領域、R3・・・レ
チクルステージ、PL・・・投影レンズ、P L a・
・・入射瞳、AX・・・光軸、IL・・・照明光1、W
・・・ウェハ、WS・・ウェハステージ、RP、RPa
−RPd・・・露光条件d(り定用パターン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光装置によって、所定のパターンを投影光学系
    を介して感光基板上に露光する際に、該露光装置の適正
    な露光条件を測定するために、遮光部或いは光透過部に
    よって形成された露光条件測定用パターンを有するマス
    クであって、 所定方向に関する前記遮光部或いは光透過部の線幅と、
    前記遮光部或いは光透過部の配列間隔との少なくとも一
    方が規則的に変化し、且つ該線幅と配列間隔との少なく
    とも一方の最小値が、前記投影光学系の解像できる限界
    の線幅と略一致、若しくは該限界線幅より小さくなるよ
    うに前記露光条件測定用パターンを形成したことを特徴
    とする露光条件測定用マスク。
  2. (2)露光装置によって、所定のパターンを投影光学系
    を介して感光基板上に露光する際に、遮光部或いは光透
    過部によって形成された露光条件測定用パターンを有す
    るマスクを用い、該露光装置の適正な露光条件を測定す
    る方法において、所定方向に関する前記遮光部或いは光
    透過部の線幅と、前記遮光部或いは光透過部の配列間隔
    との少なくとも一方が規則的に変化し、且つ該線幅と配
    列間隔との少なくとも一方の最小値が、前記投影光学系
    の解像できる限界の線幅と略一致、若しくは該限界線幅
    より小さくなるように形成された前記露光条件測定用パ
    ターンを前記感光基板上に転写する第1工程と; 前記感光基板上に形成された前記露光条件測定用パター
    ンのレジスト像での前記所定方向に関する所定の形成状
    態を、パターン検出手段によって検出する第2工程と; 該第2工程において、前記パターン検出手段により検出
    された前記形成状態に基づいて、演算手段が前記投影光
    学系の最良結像面と最適な露光時間との少なくとも一方
    を算出する第3工程とを含むことを特徴とする露光条件
    測定用マスクを用いた露光条件測定方法。
  3. (3)露光装置によって、所定のパターンを投影光学系
    を介して感光基板上に転写する際に、遮光部或いは光透
    過部によって形成された露光条件測定用パターンを有す
    るマスクを用い、該露光装置の適正な露光条件を測定す
    る装置において、所定方向に関する前記遮光部或いは光
    透過部の線幅と、前記遮光部或いは光透過部の配列間隔
    との少なくとも一方が規則的に変化し、且つ該線幅と配
    列間隔との少なくとも一方の最小値が、前記投影光学系
    の解像できる限界の線幅と略一致、若しくは該限界線幅
    より小さくなるように形成された前記露光条件測定用パ
    ターンが転写され、前記露光条件測定用パターンのレジ
    スト像が形成された前記感光基板を保持する基板保持手
    段と;該基板保持手段に保持された前記感光基板上のレ
    ジスト像での前記所定方向に関する所定の形成状態を検
    出するパターン検出手段と; 該パターン検出手段から出力される前記レジスト像の形
    成状態の検出信号に基づいて、前記投影光学系の最良結
    像面と最適な露光時間との少なくとも一方を算出する演
    算手段とを備えたことを特徴とする露光条件測定用マス
    クを用いた露光条件測定装置。
  4. (4)前記演算手段は、前記形成状態に基づいて前記投
    影光学系による前記パターンの結像状態と、前記露光時
    間との少なくとも一方の良否を判断することを特徴とす
    る請求項第3項記載の露光条件測定用マスクを用いた露
    光条件測定装置。
  5. (5)前記パターン検出手段は、前記形成状態として、
    前記所定方向に複数の凸部或いは凹部を有する前記露光
    条件測定用パターンのレジスト像での最小線幅となる該
    凸部或いは凹部と、該凸部或いは凹部の線幅と配列間隔
    との比とを検出することを特徴とする請求項第3項又は
    第4項記載の露光条件測定用マスクを用いた露光条件測
    定装置。
  6. (6)前記パターン検出手段は、前記マスクと前記感光
    基板との位置合わせを行う前記露光装置のアライメント
    系であることを特徴とする請求項第3項乃至第5項記載
    の露光条件測定用マスクを用いた露光条件測定装置。
  7. (7)前記演算手段は、前記最良結像面と最適な露光時
    間との少なくとも一方に基づいて、前記露光装置の露光
    処理条件を制御する制御手段を有することを特徴とする
    請求項第6記載の露光条件測定用マスクを用いた露光条
    件測定装置。
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