JPH02146264A - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents

エンジンの点火時期制御装置

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JPH02146264A
JPH02146264A JP30278388A JP30278388A JPH02146264A JP H02146264 A JPH02146264 A JP H02146264A JP 30278388 A JP30278388 A JP 30278388A JP 30278388 A JP30278388 A JP 30278388A JP H02146264 A JPH02146264 A JP H02146264A
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JP
Japan
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ignition
timing
time
engine
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP30278388A
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English (en)
Inventor
Jun Suzuki
鈴木 旬
Shinji Kamimaru
慎二 神丸
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、点火時期を制御し、多重点火を行うエンジン
の点火時期制御装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]一般に、
エンジンでは、点火時期は、出力性能及び燃費などに影
響する重要な制御対象の一つであり、この点火時期は、
例えば、アイドル運転時あるいは低回転低負荷運転時な
ど、シリンダ内の残留ガス(前回のザイクルの燃焼ガス
など)が多く燃焼が不安定になり易い状態では、点火時
期を進めると着火性が悪化し燃焼が不安定になる反面、
点火時期を遅らせると、排気エネルギが増大して排気温
度が上昇し、排気音が大きくなると共に燃費が悪化する
という傾向がある。
従って、アイドル運転時あるいは低回転低負荷運転時の
燃焼の安定を図るため、同一行程中に複数回点火する、
いわゆる多重点火の方式が種々案出されており、例えば
、特開昭58−195068号公報には、気筒内の燃焼
状態に応じた電気信号を送出するセンサを用い、気筒内
圧力の微分値が極大値となった点のクランク角を求め、
このクランク角がBTDC(上死点前)であった場合、
失火と判断し、再度点火を行う技術が開示されている。
また、特開昭61−34358号公報には、第1点火手
段で点火した後の燃焼室の内圧変化などを燃焼状態検知
手段により検知し、この燃焼状態検知手段が失火を検知
したとき、第2点火手段によって再度点火させる技術が
開示されている。
しかしながら、これらの先行技術においては、失火を検
出する際の精度確保が困難であり、また、コストアップ
を沼くという問題があった。さらに、失火を検出してか
ら再度点火するまでの応答遅れ、演算遅れにより、失火
を検出し再点火する時点では、例えば、ATDC(上死
点後)20°以後の膨張行程中期以降になってしまい、
着火が完了した既燃焼ガス部分に複数回点火してもさほ
ど効果は認められず、再点火による燃焼の火炎伝幅が期
待できないという問題があった。
[発明の目的1 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、低回転低
負荷運転時における着火を確実なものとして燃焼効率を
向上し、エンジンの回転安定性を図り、振動低減、排気
エミッションの改善、燃費向上などを達成することので
きるエンジンの点火時期制御装置を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明によるエ
ンジンの点火時期制御装置は、クランク角センサからの
信号に基づき、点火手段への点火通電開始及び終了のタ
イミングを設定する点火設定手段と、エンジン負荷とエ
ンジン回転数とに基づき、複数点火を行うか否かを判定
する再点火判定手段と、上記再点火設定手段によって複
数点火と判定されたとき、上記点火設定手段によって設
定された点火通電開始及び終了のタイミングに基づいて
、上記点火手段への再点火通電開始及び終了のタイミン
グを少なくとも1回追加設定する再点火設定手段とが設
けられているものであり、上記再点火判定手段によって
複数点火と判定されたとき、上記点火設定手段によって
上記点火手段への1回目の点火通電開始及び終了のタイ
ミングが設定されるど共に、上記再点火設定手段により
、上記点火設定手段によって設定された点火通電開始お
よび終了のタイミングに基づいて上記点火手段への2回
目以降の再点火通電開始及び終了のタイミングが追加設
定される。その結果、同一の点火手段に対し、同一行程
中に複数回の点火時期が設定されて、多重点火が行われ
る。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は制御装置の機
能ブロック図、第2図はエンジン制御系の概略図、第3
図はクランクロータの正面図、第4図はカムロータの正
面図、第5図は点火制御手順を示すフローチャート、第
6図は点火タイミングのタイムチャートである。
(構 成) 図中の符号1はエンジン本体で、図においては水平対向
4気筒型エンジンを示す。また、このエンジン本体1の
シリンダヘッド2に形成された吸気ポート2a1排気ボ
ート2bにインテークマニホルド3、エキゾーストマニ
ホルド4が各々M設されており、さらに、上記シリンダ
ヘッド2には、その発火部を燃焼室1aに露呈する点火
プラグ5、および、この点火プラグ5に直接取り付1プ
られた点火コイル5aが、各気筒毎に装着されている。
また、上記インテークマニホルド3の上流側にエアチャ
ンバ6を介してスロットルチャンバ7が連通され、この
スロットルチジンバフの上流側が吸入管8を介してエア
クリーナ9に連通されている。
さらに、上記吸入管8の上記エアクリーナ9の直下流に
吸入空気量センサ(図においては、ホットフィルム式エ
ア70−メータ)10が弁駁され、また、上記スロット
ルチャンバ7に設けられたスロットルバルブ7aにスロ
ットルポジションセンサ11および上記スロットルバル
ブ7aの仝閉位置を検出するアイドルスイッチ11aが
連設されている。
また、上記インテークマニホルド3の各気筒の燃焼室1
aに連通ずる各吸入ボート2aの直上流側に、インジェ
クタ12が配設されている。さらに、このインテークマ
ニホルド3に形成された冷却水通路(図示せず)に冷却
水温センサ13が臨まされている。
さらに、上記エキゾーストマニホルド4に連通ずる排気
管14に02センサ15が臨まされている。なお、符号
16は触媒コンバータである。
一方、上記エンジン本体1のクランクシャフト1bにク
ランクロータ17が軸着固定され、また、カムシャフト
1Cに気筒判別用カムロータ18が軸着されている。
第3図に示すように、上記クランクロータ17の外周に
は、各気筒(図においては4気fi)の圧縮上死点前(
BTD、C)θ1、θ2 (例えば、θ1・112、θ
2=80°)の位置に突起状の被検出部17a。
17bが形成されている。
なお、上記各被検出部17a、17bは切込みであって
もよい。
さらに、第4図に示すように、上記気筒判別用カムロー
タ18の外周に、突起状の被検出部18aが形成されて
いる。このカムロータ18の回転数は上記クランクロー
タ17の1/2であり、4気筒の圧縮上死点(IDC)
が90°ごとに存在覆る。
このカムロータ18の各気筒に対応して形成された被検
出部18aは、上記各クランクロータ17に形成されて
いる被検出部17a、17bに重ならない範囲に設定さ
れており、図においては第一気筒の圧縮上死点後(AT
DC)に3個、第三気筒および第四気筒の圧縮上死点後
(ATDC)に1個、そして、第二気筒の圧縮上死点後
(ATDC)に2個形成されている。
また、上記クランクロータ17の外周に、上記各被検出
部17a、17bを検出づるクランク角センサ19が対
設されており、さらに、上記カムロータ18の外周には
、上記検出部18aを検出するカム角センサ20が対設
されている。
なお、符号28は、キースイッチである。
(制御装置の回路構成) 一方、符号21は制御装置で、この制御装置21のCP
U (中央演算処理装置)22.ROM23、RAM2
4、および、I10インターフェース25がパスライン
26を介して互いに接続されており、このI10インタ
ーフェース25の入力ポートに上記各センサ10,11
.13.15.19゜20およびスイッチ11aが接続
され、また、このI10インターフェース25の出力ボ
ートに、駆動回路25aを介して上記インジェクタ12
が接続されている。
また、上記I10インターフェース25の出カポ−1〜
には、トランジスタからなる点火駆動回路27を介して
各気筒に配設された上記点火コイル5aが接続されてお
り、ディストリビュータを介さずに直接合気筒の点火コ
イル5aに配電して点火プラグ5をスパークさせる、い
わゆるダイレクトイグニッション方式が採用されている
ざらに、上記I10インターフェース25の入力ポート
には、図示しないバッテリが電圧検出回路を介して接続
され、システムに供給される電圧が常にモニタされてい
る。
上記ROM23には制御70グラム、点火時期マツプM
 P IG、通電時間マツプMPtなどの固定データが
記憶されており、また、上記RAM24には各センサか
らの出力信号に基づく運転状態パラメータが格納されて
いる。また、上記CPU22では上記ROM23に記憶
されている制御プログラムに従い、上記RAM24に記
憶されている各種運転状態パラメータに基づき燃料噴射
εおよび点火時期を演算する。
(制御2Il装置の機能構成) 第1図に示すように上記制御I装置21における点火時
期制御の機能は、クランクパルス判別手段30、気筒判
別手段31、角速度算出手段32、エンジン回転数算出
手段33、吸入空気量算出手段34、負荷データ算出手
段35、点火設定手段36、点火時期マツプM P I
G、通電時間マツプMPt、点火選択手段37、再点火
判定手段38、再点火設定手段39で構成されており、
上記点火設定手段36は、点火時期検索手段36a、点
火時期設定手段36b、タイマ手段36Cで構成されて
いる。
クランクパルス判別手段30では、クランク角センザ1
9.カム角センサ20の出力信号を入力し、クランク角
センサ19の出力信号が、クランクロータ17の突起1
7aを検出した信号か突起17bを検出した信号かを判
別する。
すなわち、第6図のタイムチャートに示すように、上記
クランク角センサ19からのクランクロータ17の被検
出部17aを検出する信号(θ1パルス)の前にカムロ
ータ18の被検出部18aを検出した信号(カムパルス
)がカム角センナ20から入力されるので、このカムパ
ルスを識別し、次に、上記クランク角センサ19から最
初に入ツノされる信号をクランクロータ17の突起17
aを検出するθ1信号(θ1パルス、回転角を計測する
際の基準信号)と判別する。
一方、上記クランク角センサ19から次に入力される信
号はクランクロータ17の突起17bを検出するθ2信
号(θ2パルス、基準クランク角を検出する信号)と判
別することができる。そして、上記θ2信号が検出され
た場合、上記タイマ手段36cヘトリガ信号を出力する
気筒判別手段31は、クランク角センサ19からの出力
信号(クランクパルス)およびカム角センサ20からの
出力信号を入力し、次に点火すべき気筒を判別する。す
なわち、クランクパルス(θ2パルス)が入力されてか
ら次のクランクパルス(θ1パルス)が入力されるまで
の間にカム角センサ20から入力されるカムパルス数を
カウントし、今回カウントしたカムパルス数と前回カウ
ントしたカムパルス数とから気筒判別を行う。
例えば本実施例では、前回カウントしたカムパルス数が
“1′′で今回カウントしたカムパルス数が3″の場合
、次に点火すべき気筒を#3気筒と判別し、前回カウン
トしたカムパルス数が°“3″で今回カウントしたカム
パルス数が1′′の場合、次に点火すべき気筒を#2気
筒と判別し、前回カウントしたカムパルス数が“1”で
今回カウントしたカムパルス数が2″の場合、次に点火
1べき気筒を#4気筒と判別し、前回カウントしたカム
パルス数が°2″で今回カウントしたカムパルス数が“
1”の場合、次に点火すべき気筒を#1気筒と判別する
(第6図タイムチレート参照)。
そして、気筒判別手段31は、気筒判別結果を点火選択
手段37へ出力する。
角速度算出手段32では、上記クランクパルス判別手段
30で判別したθ1信号を検出したときから、次の62
信号を検出するまでの時刻Tθを求め、予めROM23
に記憶されている上記クランクロータ17の突起17a
、17b間の角度θ3 (=θ1−02)のデータから
クランクシャフト1bの角速度ωを求める。
エンジン回転数算出手段33では、上記角速度算出手段
32で算出した角速度ωからエンジン回転数Nを算出で
る。
吸入空気量算出手段34では、吸入空気Mセンサ10の
出力信号から吸入空気fltQを算出する。
負荷データ算出手段35では、上記吸入空気量算出手段
34で算出した吸入空気mQと上記エンジン回転数算出
手段33で算出したエンジン回転数Nとから、基本燃料
噴射ff1Tp (=KxQ/N。
Kは定数)を算出し、この基本燃料噴射ff1Tpを負
荷データLとする。
尚、上記負荷データしは、上記基本燃料噴射MTp以外
に、例えば、上記吸入空気量算出手段34で算出した吸
入空気ff1Qそのものを採用しても良く、また、吸入
管圧力Pなどを負荷データLとして採用しても良い。
点火設定手段36では、点火時期検索手段36aで、上
記負荷データ淳出手段35で9出した負荷データ[と上
記エンジン回転数線用手段33で算出したエンジン回転
数Nとをパラメータとして、点火時期マツプM P I
Gのアドレスを検索し、この検索したアドレスに記憶さ
れている点火時期(点火角喰)θspkを読み取ると共
に、その時のバッテリ電圧BVをパラメータとして、通
電時間マツプMPtのアドレスを検索し、この検索した
アドレスに記憶されている点火コイル5aへの通電時間
TCを読み取る。
また、点火時期設定手段36bでは、上記角速度算出手
段32で算出した角速度ωと上記点火時期検索手段36
aで検索した点火時期(点火角度)θspkとに基づき
、点火時刻T 5pkl−をT 5pk1−−〇spk
 /ωで求め、この点火時刻T 5pk1−に、アイド
ルスイッチ11a、冷却水温センサ13からの信号、お
よび、上記エンジン回転数算出手段33でn出したエン
ジン回転数Nに基づいて、アイドル補正、水温補正など
の各種補正を加え、点火時刻T 5pklを設定すると
共に、上記点火時期検索手段36aで検索した点火コイ
ル5aへの通電時間TCから、通電開始時刻、すなわち
、ドエル開始時刻Tdwlを設定し、タイマ手段36c
へ出力する。
上記点火時刻T 5pklは、上記クランクパルス判別
手段30から出力されるθ2パルス(クランク0−夕1
7の基準クランク角、例えばBTDC80”を示す突起
17bを検出した信号)を基準に設定される。
また、タイマ手段36cでは、上記クランクパルス判別
手段30から出ノJされたθ2パルスをトリガ信号とし
て上記点火時期設定手段36bで設定されたドエル開始
時刻T dwlおよび点火時刻Tspk1の計時を開始
し、1回目の点火信号p 5pklを点火選択手段37
を介して上記気筒判別手段31にて気筒判別された対応
気筒の点火駆動回路27、点火コイル5 a %点火プ
ラグ5などからなる点火手段に出力する。
すなわち、ドエル開始時刻T dwlに達したとき、対
応気筒の点火駆動回路27を介して点火コイル5aへの
通電を開始し、点火時刻T 5pk1に達すると、上記
点火コイル5aへの通電を終了する。その結果、上記点
火コイル5aの1次電圧が遮断され、2次側に誘起され
た?3電圧によって点火プラグ5に1回目のスパークが
発生する。さらに、再点火設定手段39から再点火を指
示する信号が入力されると、同様に計時を開始してn回
の点火信号p 5pknを出力し、所定の再点火時刻で
上記点火プラグ5を再びスパークさせる。
この再点火における計時は、例えば、2回の点火を行う
場合、第1タイマ、第2タイマの2つのタイマを設け、
上記クランクパルス判別手段30から出力されたθ2パ
ルスのトリガ信号によって、第1タイマ、第2タイマが
同時に計時を6a始しても良(、また、タイマは1つで
、1回目の点火時刻T 5pk1、すなわち、1回目の
ドエル終了と共に上記タイマがリセットされ、2回目の
点火の計時が開始されるようにしても良い。
再点火判定手段38では、運転状態パラメータから再点
火を行うか否かを判定して、再点火設定手段37へ再点
火のタイミング設定を指示する。
すなわち、上記負荷データ線用手段35で算出した負荷
データしおよび上記エンジン回転数算出手段33で算出
したエンジン回転数Nを、予め設定した所定のエンジン
回転数Noおよび負荷データ10と比較し、エンジン回
転数N及び負荷データLがN<NO且つL<LOでエン
ジン低回転低負荷運転のとき、再点火と判定する。
ここで、低回転低負荷運転時においては、シリンダに吸
入される混合気の量が少ないため、シリンダ内の残留ガ
スが多く、また、圧縮圧力、圧縮湿度の上昇が少ない。
さらに、圧縮中の冷却損失割合も大きくなる。このよう
な状態では、点火プラグ5の発火部に生じた火炎核の成
長が阻害され、−回の点火のみでは、失火により燃焼の
不安定性が増加する。従って、運転状態に応じて複数回
の点火を最適なタイミングで行えば、低回転低負荷運転
時の燃焼改善が効果的に行える。
再点火設定手段39では、上記再点火判定手段38によ
って再点火を行うと判定されたとき、上記点火時期設定
手段36bで設定された1回目のドエル開始時刻T d
wlおよび点火時刻T 5pk1に基づいて、2回目以
降n回目までのドエル開始時刻T 6w2 ・T dw
n 1および、点火時刻T 5pk2−= T 5pk
nを設定し、これらの時間パラメータを上記タイマ手段
36cへ出力する。すなわち、例えば、1行程中に2回
点火を行う場合、1回目の点火時刻Tspk1に所定の
休止時間を加算して2回目のドエル開始時刻Tdw2お
よび点火時刻Tspk2を設定し、これらの時間パラメ
ータを上記タイマ手段36cヘセツトして対応気筒の上
記点火プラグ5を再点火させる。
上記2回目以降のドエル開始時刻Tdw2・・・Tdw
nlおよび、点火時刻T 5pk2−T 5pknは、
例えば、通常の1回のみの点火の場合の点火時刻7’ 
5pkl及びドエルタイムaOに基づいて、エンジンに
対して最適な値が予め実験等により決定され、ROM2
3に格納されている。
従って、再点火に際して、応答送れ、演粋遅れを生じる
ことなく常に最適なタイミングで再点火を行うことが可
能となり、低回転低負荷運転面においても着火を確実な
ものとすることができる。
(動 作) 次に、上記構成による点火時期の制御動作について第5
図のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップ5101でクランク角センサ19から出
力されるクランクパルスおよびカム角センサ20から出
力されるカムパルスから気筒判別を行うと共に、クラン
ク角センサ19から出力されるクランクパルスが基準ク
ランク角を示すθ2信号か、角速度を算出する際の基準
を示すθ1信号かを判別する。
そして、ステップ5102で、上記ステップ8101で
判別したクランクパルスの入力間隔から角速度ω、およ
び、この角速度ωに基づくエンジン回転数Nを算出する
次いで、ステップ5103では、吸入空気量センサ10
の出力信号から吸入空気ωQを痒出し、上記ステップ5
102で算出したエンジン回転数Nと上記吸入空気量Q
とから雄本燃料噴射1mTp  (=KxQ/N、には
定数)を算出して、この基本燃料噴射alTρを負荷デ
ータLとする。
次に、ステップ5104へ進むと、上記ステップ510
3で口出した負荷データLと上記ステップ5102r算
出したエンジン回転数Nとをパラメータとして、点火時
期マツプM P IQの該当アドレスに記憶されている
点火時期(点火角度)θspkを検索すると共に、その
時のバッテリ電圧B■をパラメータとして通電時間マツ
プMPtの該当アドレスに記憶されている点火コイル5
aへの通電時間TCを検索する。
その後、ステップ8105で、上記ステップ8102で
口出した角速度ωと、上記ステップ5104で検索した
点火時期θspkおよび通電時間TCに基づき、上記ク
ランク角センサ19からの基準クランク角を検出するθ
2信号が入力されたときを基準とする点火時刻TSpk
1およびドエル開始詩刻T tiwlを設定し、ステッ
プ8106へ進む。
ステップ5106では、再点火判定手段38にて、上記
ステップ5102で算出されたエンジン回転数Nおよび
上記ステップ8103で算出された負荷データLが、予
め設定された所定のエンジン回転数N。
および負荷データLOと比較され、再点火を行うか否か
が判定される。りなわら、エンジン回転数Nおよび負荷
データLが、N<NO且っl<Loでエンジン低回転低
負荷運転状態にあるとき、再点火ありと判定されてステ
ップ5107へ進み、それ以外のときは、再点火なしと
判定されステップ5109へ進む。
再点火なしの場合、ステップ5109では、カウンタに
点火回数″1“がセットされ、ステップ5110へ進む
一方、上記ステップ3106で再点火ありと判定される
と、ステップ5107で、上記カウンタに点火回数IT
 nIIがセットされ、ステップ8108へ進んで、再
点火設定手段39にて、上記ステップ5105で設定さ
れた1回目のドエル開始時刻T dWlおよび点火時刻
75pklに基づいて2回目以降のドエル開始時刻Tc
1w2・・・T dwnおよび点火時刻T 5pk2・
・・TSI)knが設定され、ステップ5110へ進む
ステップ3110では、上記ステップ5105で設定さ
れたドエル開始時刻T dwlおよび点火時刻T 5p
kl、あるいは、上記ステップ8108で設定された2
回目以降のドエル開始時刻Tdw2・・・T dwnお
よび点火時刻T 5pk2・・・l” 5pknがタイ
マ手段36cにセットされ、次にステップ5111へ進
んで、上記カウンタの値を1進める。
そして、ステップ5112へ進み、所定の点火回数の点
火セットが行われたか否かが判定され、所定の点火セッ
ト回数に達していない場合は、ステップ5110へ戻っ
て、次の点火のドエル聞始時刻−rdwおよび点火時刻
T spkの時間パラメータを上記タイマ手段35Gに
セットし、所定の点火セット回数に達した場合は、ルー
チンを終了する。
これにより、上記θ2信号をトリガ信号として計時が開
始され、セットされたドエル開始時刻Tdwに達すると
気筒判別された対応気筒の点火駆動回路27を介して点
火コイル5aの一次側に通電し、点火時刻Tspkに達
すると、上記点火コイル5aの一次電圧を遮断して、対
応気筒の点火プラグ5を点火して一回目の点火が行われ
ると共に、2回目以降の再点火が指示されると、同様に
して、上記点火コイル5aがON、OFFされ、同一行
程中に複数の点火が行われる。
寸なわら、エンジン回転数Nが所定のエンジン回転数N
Oよりも小さく、且つ負荷データLが所定の負荷データ
LOJ:りも小さい場合、第6図の点火タイミング■に
示す1行程中1回の通常の点火に対して、例えば、2回
の点火を行う場合、1回目の点火後、2回目の点火を上
死点近辺で行うように設定する。この2回点火の点火タ
イミングは、例えば、第6図の■〜Vに示され、これに
より、2回目の点火時には、シリンダ内未燃焼ガスの圧
力、温度ともに1回目の点火時よりも上昇しており、確
実に点火が行われる。このとき、エンジンの膨張行程に
おいても、ピストン速度は比較的遅く、火炎が十分に伝
幡でき、燃焼効率が向上すると共に、ナイクル毎の燃焼
が安定する。
この場合、エンジンの低回転時に再点火が行われるため
、2回目以降の点火に際して、ドエルタイムが十分に取
れ、例えば、第6図の■〜■に示す1行程中3回点火の
場合においても、ドエルタイムの不足を招くことなく上
死点近辺で複数回の点火を行える。
さらに、スワール付加エンジン、あるいは、吸気2弁エ
ンジンに、本発明を適用すれば、1回目の点火による既
燃焼部がスワールあるいはガス流動により点火プラグ5
0発火部から移動し、新たな混合気の未燃焼部が上記点
火プラグ5の発火部に接触して、この未燃焼部が2回目
の点火で着火する。従って、−点点穴にもかかわらず、
2点点火と同等な効果が発揮される。
尚、この実施例では、時間制御式の点火時期制御につい
て説明したが、角度制御式の点火時期制御にも本発明を
採用できることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、エンジン負荷とエ
ンジン回転数とから複数点火と判定されたとき、点火設
定手段によって設定された点火手段への点火通電111
始及び終了のタイミングに基づき、上記点火手段への再
点火通電開始及び終了のタイミングが、再点火設定手段
により少なくとも1回追加設定されるので、再点火の応
答送れ、演綽遅れを生じることなく最適なタイミングで
複数点火を行うことができ、1回目の点火に対し、2回
目以降の再点火が燃焼の火炎伝幅に有効に作用する。従
って、低回転低負荷運転時においても着火が確実となり
燃焼効率が向上する。このため、エンジンの回転安定性
が改善され、振動が低減して運転フィーリングが向上す
ると共に、エンジン出力性能の向上、排気エミッション
の改善、燃費向上を図ることができるなど優れた効果が
奏される。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は制御装置の機
能ブロック図、第2図はエンジン制御系の概略図、第3
図はクランクロータの正面図、第4図はカムロータの正
面図、第5図は点火制御手順を示すフローチャート、第
6図は点火タイミングのタイムチャートである。
19・・・クランク角センサ、 5.5a、27・・・点火手段、 36・・・点火設定手段、 38・・・再点火判定手段、 39・・・再点火設定手段、 Tdwl 、 Tdw2、−Tdwn ・・・点火通電
開始時刻、T 5pkl、 T 5pk2. ・T 5
pkn−・・点火通電終了時刻。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 クランク角センサからの信号に基づき、点火手段への点
    火通電開始及び終了のタイミングを設定する点火設定手
    段と、 エンジン負荷とエンジン回転数とに基づき、複数点火を
    行うか否かを判定する再点火判定手段と、上記再点火判
    定手段によって複数点火と判定されたとき、上記点火設
    定手段によって設定された点火通電開始及び終了のタイ
    ミングに基づいて、上記点火手段への再点火通電開始及
    び終了のタイミングを少なくとも1回追加設定する再点
    火設定手段とが設けられていることを特徴とするエンジ
    ンの点火時期制御装置。
JP30278388A 1988-11-29 1988-11-29 エンジンの点火時期制御装置 Pending JPH02146264A (ja)

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