JPH0214301B2 - - Google Patents

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JPH0214301B2
JPH0214301B2 JP59243242A JP24324284A JPH0214301B2 JP H0214301 B2 JPH0214301 B2 JP H0214301B2 JP 59243242 A JP59243242 A JP 59243242A JP 24324284 A JP24324284 A JP 24324284A JP H0214301 B2 JPH0214301 B2 JP H0214301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thickness
glass plates
glass
sin
plastic interlayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59243242A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61122140A (ja
Inventor
Masayuki Miwa
Atsushi Nagata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP24324284A priority Critical patent/JPS61122140A/ja
Publication of JPS61122140A publication Critical patent/JPS61122140A/ja
Publication of JPH0214301B2 publication Critical patent/JPH0214301B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各種用途に用いられる袖部が比較的
鋭く屈曲された合せガラスの製法に関する。
合せガラスは破損時に破片が飛び散らないた
め、安定性を要求させる種々の分野に使用されて
いる。そして、例えば車輌用、シヨーケース用、
ステレオラツク用、レコードプレーヤーのカバー
ガラス等に用いられる場合は、デザイン上および
設計上の要求から袖部が比較的鋭く屈曲されたも
のが採用される。
かかる比較的鋭く屈曲された合せガラスは、例
えば二枚のガラス板を所望の曲げ線に沿つてヒー
ター等で加熱しながら鋭く折り曲げ、この二枚の
ガラス板をプラスチツク中間膜で合せ加工して形
成している。しかしながら、二枚のガラス板を重
ねて折り曲げた場合には、プラスチツク中間膜の
厚みを考慮してないので、プラスチツク中間膜で
合せ加工した際に、はくり、発泡、割れ、ゆがみ
等を生じやすく、商品価値のある製品がなかなか
得られなかつた。
したがつて、本発明の目的は、プラスチツク中
間膜の厚みに起因するはくり、発泡、割れ、ゆが
み等が生じないようにした屈曲された合せガラス
の製法を提供することにある。
すなわち本発明は、二枚のガラス板を重ね合
せ、該二枚のガラス板の予定される折り曲げ線に
沿つて設けられたヒーターを加熱して該二枚のガ
ラス板の袖部を同時に所定の折り曲げ角度αで屈
曲させ、中央部の厚さt1および袖部の厚さt2がt1
{sin(90゜−α)−0.3}≦t2≦t1{sin(90゜−α)
+0.3}、
かつ15mil≦t2<t1なる関係を有するプラスチツ
ク中間膜を前記二枚のガラス板の間に挟み、次い
で合せ加工をすることを特徴とする屈曲された合
せガラスの製法である。
したがつて、本発明においては、プラスチツク
中間膜の中央部の厚さt1に比べて袖部の厚さt2
相対的に薄くされるので、二枚のガラス板の間に
形成される中央部における隙間および屈曲された
袖部における隙間に上記プラスチツク中間膜の厚
さt1,t2がより適合し易くなり、プラスチツク中
間膜の厚さに起因するはくり、発泡、割れ、ゆが
み等を防止することができる。
本発明の実施に際し、t1およびt2は、t1{sin(90゜
−α)−0.1}≦t2≦t1{sin(90゜−α)+0.1}、か

15mil≦t2<t1なる関係を有することがさらに好
ましい。
なお、折り曲げ角度αとは、比較的鋭く折り曲
げられたガラス板の袖部の接線と中央部の接線と
がなす角度を示す。即ち、第6図の様にガラス板
の袖部と中央部が直線状の場合には、その接線
XYとPQとがなす角、即ち∠XOQと∠YOQがα
であり、又第7図の様にガラス板の袖部と中央部
がそれぞれ所定の曲率をもつた曲線状の場合には
それぞれの接線XYとPQとがなす角、∠XOQと
∠YOQがαである。
本発明においては、断面図を示す第3図の様に
比較的鋭く折り曲げられたガラス板の袖部及び中
央部がそれぞれ直線状の形状を示すものであつて
もよいし、又両方が曲線状のものあるいは直線
状、曲線状の組み合せた形状を有するものであつ
てもよい。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
図は本発明をレコードプレーヤーのカバーガラ
スに適用した実施例を示すものである。
まず、第1図に示すように、二枚のガラス板
1,2を所定形状に切断する。すなわちガラス板
1,2は平面状の中央部3、正面部4、両側面と
なる袖部5,5からなり、中央部3と正面部4、
両側の袖部5,5との間には予定される折り曲げ
線6が設定されている。また、中央部3の後方縁
部にはヒンジ等の取付孔7が穿設されている。な
お、外側と内側のガラスは同じ厚さでもよいが、
外側のガラス板1を内側のガラス板2よりも厚く
する方が成形加工性および耐衝撃性の点から好ま
しい。具体的には、外側のガラス板1の厚さ2.0
〜4.0mm、内側のガラス板2の厚さ1.0〜3.0mmが適
当である。
次に、二枚のガラス板1,2を重ね合せ、加熱
炉中で加熱により軟化せしめ、自重曲げ成形法ま
たはプレス曲げ成形法により、折り曲げ線6の部
分で屈曲させて第2図に示すような形状とする。
この場合、折り曲げ線6の部分で鋭く折り曲げる
ためには、折り曲げ線6の部分を局部的により高
い温度に加熱しなければならない。この折り曲げ
線6の加熱の一手段として、折り曲げ線6に近接
して配置したヒーターを使用することができる。
すなわち、ガラス板1,2を重ね合せて加熱炉に
入れ、全体を450〜600℃、好ましくは500〜550℃
に加熱し、その後ヒーターに通電して折り曲げ線
6の部分を650〜850℃、好ましくは750〜800℃に
加熱し、折り曲げ線6の部分で屈曲させればよ
い。また、上記ヒーターの代わりに、折り曲げ線
6に沿つて添設したリボンヒーターや、折り曲げ
線6に沿つてガラス板1,2の表面に銀ペースト
等の導電性ペーストを線状にプリントし、これを
乾燥して形成したプリントヒーター等を用いるこ
ともできる。
このようにして、二枚のガラス板1,2が共に
屈曲された第2図に示す状態でその断面をとると
第3図に示すようになつている。すなわち、内側
のガラス板2は外側のガラス板1の内面にぴつた
りと適合している。この状態で内側のガラス板2
を下方に平行移動させると、ガラス板1,2の間
に隙間が生じるが、このとき、中央部の隙間間隔
t1裾部の隙間間隔t2とは、t2=t1sin(90゜−α)の
関係になつている。ただし、αはガラス板1,2
の折り曲げ角度である。したがつて、均一な厚さ
を有するプラスチツク中間膜をガラス板1,2の
間に介在させた場合には、内側のガラス板2は外
側のガラス板1の内面に適合しなくなる。これに
よつて、はくり、発泡、割れ、ゆがみ等が発生し
やすくなつている。
そこで、本発明においては、ガラス板1,2を
接合するプラスチツク中間膜として、中央部の厚
さt1および袖部の厚さt2が t1{sin(90゜−α)−0.3}≦t2≦t1{sin(90゜−α
)+
0.3}、かつ15mil≦t2<t1なる関係を有するものを
使用する。ここで、0.3は許容範囲として導入さ
れた値であるが、折り曲げ角度が比較的小さい場
合、例えばα=30゜のような場合には、t2≦t1{sin
(90゜−30゜)+0.3}≒1.17t1となるので、t2がt1

大きくなる場合が生じるため、t2<t1という条件
を設けた。また、プラシチツク中間膜の必要最小
限の厚さとして15mil≦t2という条件を設けた。
本発明においてはさらに好ましくは、t1{sin(90゜
−α)−0.1}≦t2≦t1{sin(90゜−α)+0.1}、か

15mil≦t2≦t1となるようにするのがよい。これ
を具体的な数値で説明すると、折り曲げ角度αが
45゜の場合、t1が30milの厚さならばt2は20mil程度
が適当であり、折り曲げ角度αが60゜の場合、t1
が30milの厚さならばt2は15mil程度が適当であ
る。このように、プラスチツク中間膜の中央部の
厚さt1および袖部の厚さt2を調整するには、プラ
スチツク中間膜の成型の際に調整する方法、プラ
スチツク中間膜を切断した後、袖部に該当する部
分をさらに圧延する方法、プラスチツク中間膜の
中央部に該当する部分を二枚重ねにする方法等
種々の方法が採用できる。
また、かかるプラスチツク中間膜としては、ポ
リビニルブチラール、ポリウレタン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、シリコーン樹脂等公知のも
のを使用できる。
次に、上記のように調整されたプラスチツク中
間膜を外側のガラス板1との内側のガラス板2と
の間に挟み合せ加工する。具体的には、ガラス板
1,2の間にプラスチツク中間膜を挟んで真空状
態で70〜90℃に加熱し、脱気を行つて予備圧着さ
せ、さらに、110〜130℃、8〜13気圧のオートク
レーブ中で本圧着を行ない、製品とする。
こうしてできた合せガラスは、第5図に示すよ
うに、外側のガラス板1の内側のガラス板2と
が、ガラス板1,2の袖部5に介在するプラスチ
ツク中間膜8は中央部3に対して前記したような
関係をもつて相対的に薄く形成されているので、
ガラス板1,2間の適合に無理がなく、したがつ
て、はくり、発泡、割れ、ゆがみ等は生じにくく
なつている。
なお、前記実施例では、本発明をレコードプレ
ーヤーのカバーガラスに適用した例を説明した
が、本発明は袖部が比較的鋭い角度で屈曲された
種々の合せガラス例えば各種車輌用、シヨーケー
ス用その他各種用途の合せガラスに適用できる。
以上説明したように、本発明によれば、プラス
チツク中間膜の中央部の厚さおよび袖部の厚さを
所定範囲になるように調整したので、プラスチツ
ク中間膜が外側および内側のガラス板に無理なく
適合し、はくり、発泡、割れ、ゆがみ等を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図はいずれも本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図はガラス板を切断した状態を示す平面
図、第2図はガラス板を屈曲させた状態を示す斜
視図、第3図は第2図におけるA−A線に沿つた
断面図、第4図は第3図において内側のガラス板
を平行移動させた状態を示す断面図、第5図は合
せガラスの断面図、第6,7図は比較的鋭く折り
曲げられたガラス板の断面図である。 1……外側のガラス板、2……内側のガラス
板、3……中央部、5……袖部、6……折れ曲げ
線、8……プラスチツク中間膜、t1……中央部の
厚さ、t2……袖部の厚さ、α……折り曲げ角度。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二枚のガラス板を重ね合せ、該二枚のガラス
    板の予定される折り曲げ線に沿つて設けられたヒ
    ーターを加熱して該二枚のガラス板の袖部を同時
    に所定の折り曲げ角度αで屈曲させ、中央部の厚
    さt1および袖部の厚さt2がt1{sin(90゜−α)−0.3}
    ≦t2≦t1{sin(90゜−α)+0.3}、かつ15mil≦t2<t
    1
    なる関係を有するプラスチツク中間膜を前記二枚
    のガラス板の間に挟み、次いで合せ加工をするこ
    とを特徴とする屈曲された合せガラスの製法。 2 特許請求の範囲第1項において、t1およびt2
    がt1{sin(90゜−α)−0.1}≦t2≦t1{sin(90゜−
    α)+
    0.1}、かつ15mil≦t2<t1なる関係を有する屈曲さ
    れた合せガラスの製法。
JP24324284A 1984-11-20 1984-11-20 屈曲された合せガラスの製法 Granted JPS61122140A (ja)

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JP24324284A JPS61122140A (ja) 1984-11-20 1984-11-20 屈曲された合せガラスの製法

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JPS61122140A JPS61122140A (ja) 1986-06-10
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0287861B1 (en) * 1987-04-03 1992-04-29 Asahi Glass Company Ltd. Transparent synthetic resin sheet or film, method for its production and applications thereof
JP6658363B2 (ja) * 2016-07-06 2020-03-04 Agc株式会社 合せガラス及び車両窓

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58120546A (ja) * 1981-12-29 1983-07-18 Asahi Glass Co Ltd 鋭く折り曲げられた合せガラスの製造方法

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