JPH02140729A - 水中撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、一般的に使用されている撮影装置を使用し
て、水中像を撮影することができる水中撮影装置に関す
る。

〈従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉従来、
水中の物体等を撮影するには、空中から普通のカメラを
用いて水中像を撮影するか、又は、完全防水がなされた
水中カメラ等を使用し、撮影者が、上記水中カメラを持
って水中に入り、水中像の撮影を行っていた。

ところが、空中から水中像を撮影する場合、水面での乱
反射があるため、空中から水中の物体を鮮明に見ること
ができない。したがって、空中からでは、綺麗な水中像
を撮影することが出来ないという問題点がある。

また、水中カメラを使用して撮影する場合、完全防水さ
れた特殊な撮影装置が必要であり、水中カメラは、高価
で、一般的に使用されていないという問題点もある。

そこで、この発明は、上記の問題点に鑑み、簡単な構造
で、水中の物体を鮮明に撮影することができる水中撮影
装置を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明は、下部が透明体に
て形成され、少なくともこの透明体が水中に配置される
と共に、水密性を有する箱体が設けられ、水中像を上記
透明体を通して箱体内に反射させる反射鏡が、透明体の
下方に設けられ、さらに、上記反射鏡からの水中像をＩ
最影する撮影装置が上記箱体内に設けられているもので
ある。

また、箱体には、撮影装置の撮影方向と同じ方向に向け
た照明装置が設けられているものであってもよい。

く作　用〉 上記構成によれば、箱体の下部が透明体で形成されてい
るので、箱体のうち少なくとも上記透明体が水の中に入
れられると、透明体に水が密着して、水面に生ずる乱反
射がなくなり、箱体内から箱体の下方を鮮明に見ること
ができる。

また、箱体の下方に設けられた反射鏡によって、水中像
を箱体の内方に反射させることができる。

したがって、箱体内に設けられた１最影装置によって、
反射鏡からの水中像をＩ最影することができ、しかも、
この水中像は上記のように鮮明なので、撮影装置で撮影
した画像も綺麗である。

さらに、箱体内に照明装置を具備している水中撮影装置
では、水中が暗い場合にも、水中像の撮影を行うことが
できる。

〈実施例〉 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、この発明の一実施例としての水中撮影装置の
斜視図である。

水中撮影装置は、矩形の箱体（１）が上部に設けられ、
４５度に傾斜させた反射鏡（２）が、上記箱体（１）の
下方に箱体（１）と一体に設けられている。

上記箱体（１）は、底部（１０及び側部０りが密着され
ており、底部側及び側面側から内部に水が入らないよう
に形成され（以下、水密という）、底部０１）及び側部
０７Ｊの一部が水中に配置されるようになっている。ま
た、上記底部（１１）は、透明板で形成されており、箱
体（１）の内部から底部（１１）下方を見ることができ
る。

箱体（１）の下方に設けられた反射鏡（２）は、水平方
向の水中像を箱体（＋）の内部に反射させる向きに枠体
（２１）によって支持されている。この枠体（２１）Ｃ
Ｌ上記箱体（１）を支持する脚部としても構成されてい
る。したがって、枠体（２１）を三脚等の撮影台に固定
し、スイミングプール等の底部に配することができる。

上記箱体（１）の内部には、撮影装置として３５■フイ
ルム用カメラ（３）が、底部０１）方向に向けて固定さ
れている。上記カメラ（３）は、防水装備のない普通の
ものであり、−Ｓに陸上で使用されているものである。

また、箱体（１）の内部には、発光方向をカメラの焦点
方向に向けた、照明装置としてのストロボ（４）が、上
記カメラ（３）に並べて設けられており、カメラ（３）
に同期して発光が可能になっている。このストロボ（４
）もカメラ（３）と同様に特別な防水装備の無いもので
ある。

上記水中撮影装置は、スイミングプール等の水槽や川、
池、海等において使用することができ、水深の浅いとこ
ろでは、水に沈めた三脚に、反射鏡（２）を支持してい
る枠体（２１）を、水底に配置し使用する。水深が深い
場所では、箱体（１）を浮かせた状態で使用する。上記
いずれの場合でも、水中に入れる深さとしては、反射鏡
（２）及び底部θ０を水中に入れると共に、側部０２）
の下部の一部が水中に入るように配置する。これにより
、透明板で形成されている底部０１）の下面が水に密接
することになり、水面における乱反射を防止して水中像
を鮮明に見ることが出来るようになる。

反射鏡（２）が箱体（］）に対して４５度の角度に形成
されているので、箱体（１）を真っ直ぐに水に入れると
、反射鏡（２）は、水平方向の水中像を箱体（１）方向
に反射させることができ、箱体（１）の内部で水中像を
見ることができる。また、箱体（１）の鉛直方向を軸線
にして回転させることによって任意の水平方向の水中像
を取り込むことができる。

そして、撮影は、上記のように、撮影する方向を定めた
のち、箱体（］）内部に装着しているカメラ（３）のシ
ャッターをレリーズ等を用いて切る。カメラ（３）は、
反射鏡（２）方向に向けて設置されているので、反射鏡
（２）に写っている水中の物体を撮影することができる
。

逼影時に、水中の物体が暗いときには、箱体（１）内に
設けられているストロボ（４）が発光する。ストロボ（
４）の光は、カメラ（３）の焦点方向に向けられている
ので、反射鏡（２）によって水中の物体に照射される。

したがって、カメラ（３）のシャッターが切れる時は、
物体が照明されており、水中が暗い場合でも、鮮明な水
中像を撮影することができる。

なお、撮影された水中像は、反射鏡（２）で反射されて
いるので、カメラ（３）には、鏡像として写っているた
め、プリント時には、ネガフィルムを表裏反対にして焼
きつける。

第２図はこの発明の他の実施例としての水中撮影装置の
斜視図である。

この水中撮影装置は、箱体（１）、カメラ（３）及びス
トロボ（４）は上記実施例のものと同様に構成されてい
るが、反射鏡の構成が異なっている。すなわち、反射鏡
（６）は、箱体（１）の１つの側部Ｏｚを下方に延設し
た第１支持部（２５）に設けられた第１反射鏡（６１）
と、上記第１支持部（２５）の下端から底部（１１）に
平行となる方向に曲折して形成された第２支持部（２６
）に取りつけられた第２反射鏡（６２）とよって形成さ
れている。

上記第１反射鏡（６１）は、水平方向の像を下方６０度
の角度に反射することができるように、第１反射鏡（６
１）に対して６０度の角度を付して取りつけられている
。また、第２反射鏡（６２）は、上記第１反射鏡（６１
）からの像を箱体（１）内に向けるように、入射方向と
出射方向との間に３０度の角度を付すため、第２支持部
（２６）に対して、１５度の傾斜を付けて設けられてい
る。

この実施例の水中撮影装置においても、上記実施例と同
様に使用することができるが、この水中撮影装置で撮影
した場合、カメラ（３）には、２つの反射鏡（６）で反
射された水中像が到達しているので、水中像は正立像で
あり、プリント時において、ネガフィルムは通常の撮影
時と同様に焼きっけを行うことができる。

また、この水中撮影装置では、水中の正立像を見ること
ができるため、場影装置としてビデオカメラを使って撮
影することができるようになり、水中で動く物体の１最
影が可能になる。

第３図はこの発明のさらに他の実施例としての水中撮影
装置の斜視図である。

この水中撮影装置は、箱体（１）内にカメラ（３）とス
トロボ（４）が装着され、カメラ（３）用の反射鏡とし
て上記第２の実施例で説明した２枚の反射鏡（６１）（
６２）が設けられ、ストロボ（４）用として上記第１の
実施例で説明した１枚の反射鏡（２）が設けられている
ものである。

したがって、この実施例の水中撮影装置を使用すること
により、カメラ（３）で水中の正立像が撮影できるとと
もに、ストロボ（４）は、１枚の反射鏡（２）を介して
、所定の方向を照明することができる。

なお、上記各実施例において、水平方向の水中像を撮影
したり、水平方向の照明を行ったけれども、反射鏡の角
度を任意に設定することによって、やや下向き等の水中
の物体を撮影することもできる。

また、照明装置は、上記したストロボに限らず、ランプ
等を使用することも出来る。

〈発明の効果〉 以上のように、上記構成の水中撮影装置は、簡単な構成
で、水面の乱反射を防止し、空中から水中の物体を鮮明
に撮影することができる。したがって、完全防水の撮影
装置を使用することなく、−ｆｉｎ的なカメラ等を使用
して、水中の物体を広範囲にきれいに撮影することがで
きると共に、コマ撮り等の特殊撮影も節単に行うことが
できる。

また、照明装置も、特殊なものを用いる必要がなくなる
ので、安価で、かつ簡単なストロボやランプを使用する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例としての水中撮影装置の斜
視図、 第２図は他の実施例としての水中撮影装置の斜視図、 第３図はさらに他の実施例としての水中撮影装置の斜視
図である。 （１）・・・箱体、　　（２）　（６）・・・反射鏡、
（３）・・・カメラ、　（４）・・・ストロボ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）下部が透明体にて形成され、少なくともこの透明
   体が水中に配置されると共に、水密性を有する箱体が設
   けられ、水中像を上記透明体を通して箱体内に反射させ
   る反射鏡が、透明体の下方に設けられ、さらに、上記反
   射鏡からの水中像を撮影する撮影装置が上記箱体内に設
   けられていることを特徴とする水中撮影装置。
2. （２）上記請求項第１項記載の水中撮影装置において、
   箱体内には、撮影装置の撮影方向と同じ方向に向けた照
   明装置が設けられていることを特徴とする水中撮影装置
   。