JPH02139539A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH02139539A
JPH02139539A JP29327088A JP29327088A JPH02139539A JP H02139539 A JPH02139539 A JP H02139539A JP 29327088 A JP29327088 A JP 29327088A JP 29327088 A JP29327088 A JP 29327088A JP H02139539 A JPH02139539 A JP H02139539A
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silver
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JP29327088A
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Takuji Hasegawa
拓治 長谷川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関するもので、
特に自動現像機で処理された場合のローラーマークの発
生を防止し、かつ、現像後の銀色調を改良したハロゲン
化銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
最近の感光材料の多くは、作業の迅速化、効率化などの
目的から現像処理の迅速化が進んでいるなかで、特に医
療用Xレイフィルムはその傾向が著しく数10秒の超迅
速自動現像処理システムが確立化している。
自動現像機〔以下゛′自現機″と記す〕は=般に現像槽
、停止槽、定着槽、水洗槽及び乾燥ゾーンなどを持ち、
撮影済みのフィルムを多くのローラーによってこれらの
槽を迅速に搬送している機構からなっている。
そのため自現機のローラー圧によるローラーマーク或い
は現像液流圧マークなどを招きやすく、特にXレイフィ
ルムの場合は、これらの現象が誤診につながることから
、これの改良は強く望まれている。
又、Xレイフィルムは現像された銀画像を直接肉眼でみ
て情報源とする黒白写真であることから、画質即ち画像
銀を形成する銀の色調、粒状性、解像力あるいは鮮鋭性
などが極めて重要なファクタ−となる。
特に色調は画像のトーン(tone)を左右し、低濃度
部(D = 1.0相当部)は、赤味あるいは黄赤味を
帯びないで黒色調であることが診断上からも強く望まれ
ている°。
上述したこれらの障害に対しては、物性向上面からのア
プローチ或いは色調剤による改良など数多くの提案がな
されているが、いづれも写真特性上への負荷を招くなど
して充分とは言い難い。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ローラーマークの発生を防止するハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供することである。第2の目
的は色調の優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供する
ことである。
他の目的は、以下の明細にて明らかとなる。
〔発明の構成〕
本発明者は上記の目的に対して鋭意検討の結果、下記の
本発明によって達成された。
即ち、本発明は支持体上に少なくとも一方の側に感光性
ハロゲン化銀乳剤層を塗設してなるハロゲン化銀写真感
光材料において、該感光性ハロゲン化銀乳剤層を構成す
るハロゲン化銀粒子の少なくとも一つは、その製造時に
高分子凝集剤によって該ハロゲン化銀粒子と保護コロイ
ドが凝集され、懸濁媒中の溶存物を除去することにより
得られたものであり、かつ、その親水性コロイド層は、
少なくとも一つのビニルスルホンを硬化剤で硬化されて
いることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料である
以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
一般に、写真用ハロゲン化銀乳剤の製造工程において、
物理熟成を終了したハロゲン化銀乳剤は過剰のハロゲン
化物をはじめとして硝酸アルカリ塩、アンモニウムなど
の可溶性塩を除去するための脱塩工程を行うのが普通で
ある。
脱塩法としては例えばヌードル法、透析法或いは凝析沈
降法などが知られているが、そのうちの凝析沈降法は他
の方法に比して優れることから広く実用化されている。
本発明に用いる凝集ゼラチン剤は、ゼラチン分子のアミ
ノ基の50%以上を置換した変性ゼラチンが有利に用い
られる。ゼラチンのアミノ基に対する置換例は米国特許
2,691,582号、同2,614,928号、同2
,525.753号に記載がある。
有用な置換基としては、 (1)アルキルアシル、アリールアシル、アセチル及び
置換、無置換のベンゾイル等のアシル基(2)  アル
キルカルバモイル、アリールカルバモイル等のカルバモ
イル基、 (3)  アルキルスルホニル、アリールスルホニル等
のスルホニル基、 (4)アルキルチオカルバモイル、アリールチオカルバ
モイル等のチオカルバモイル基、(5)炭素数1−18
個の直鎖、分岐のアルキル基、(6)置換、無置換のフ
ェニル、ナフチル及びピリジル、フリル等の芳香族複素
環等のアリール基、 が挙げられる。
就中、好しい凝集ゼラチン剤はアシル基(−COR’)
カルバモイル基(−CONR”)によるものである。
前記R1は置換、無置換の脂肪族基(例えば炭素数1−
18個のアルキル基、アリル基)、アリール基又はアラ
ルキル基(例えば7エネチル基)であり、R2は水素原
子、脂肪族基、アリール基、アラルキル基である。特に
好ましいものはR1がアリール基、R2が水素原子の場
合である。
以下に凝集ゼラチン剤の具体例をアミノ基置換基によっ
て例示する。
:例示凝集ゼラチン剤(アミノ基置換基)ニ式中のRl
 、 R2はそれぞれ同じか又は異なってもよい炭素数
1〜8のアルキル基を表す。
z、yはそれぞれ式−〇〇〇M基、−COOR3基又は
脱塩に使用する凝集ゼラチン剤の添加量は、特に制限は
ないが脱塩時に保護膠質として含まれているゼラチンの
0.3〜10倍量(重量)が適当であり、特に好ましく
は1〜5倍量(重量)である。
次に本発明に用いられる凝集剤として、例えば下記一般
式CI)で表される高分子凝集剤が挙げられる。
一般式(I) 2ZY Mは水素原子、アルカリ金属遼子又はアンモニウム基を
表し、R’は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基
を表す。
R4、R%は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、
アリール基でR′とR5は互いに結合して複素環を形成
してもよい。nは10〜104の整数を表す。
上記一般式CI)に於て Rl 、 R2のアルキル基
とは炭素数1〜8のもので、より好ましくは1〜5の例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基などが挙げられる。
これらのアルキル基は置換基を有していてもよい。R3
は炭素数1〜20のアルキル基で、好ましくは炭素数1
〜12の例えばメチル基、エチル基、ブチル基、ペンチ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、ドデシル基などでこれ
らのアルキル基は置換可能な置換基を有していてもよい
アリール基としては例えばフェニル基を表す。
R’、R5は、R3と同義のアルキル基を表し、R4と
R5が互いに結合して形成する複素環として1ま、例え
ばピリジル基、モルホリノ基、イミダゾール基などであ
る。
以下に一般式CI)で表わされる高分子化合物の具体例
を示す。
?−5 P−7 ONH4 C2H5 上記化合物は、高分子凝集剤とて知られたもので、市販
品としても容易に入手可能なものである。
前記一般式CI)で表される高分子凝集剤は分子量とし
て103〜10″好ましくは3X10’〜2 X 10
’であり、添加量は乳剤に含まれているゼラチンに対し
重量比で1150〜l/4好ましくはl/40〜1/1
0である。
本発明の実施態様においては、これらの高分子凝集剤を
添加した後pHを調整してAgX乳剤を凝析せしめる。
凝析を行わせるpHとしては、2.0以上5.5以下で
、好ましくは、3.8以上5.0以下である。
pH調整に用いる酸には特に制限はないが、酢酸、くえ
ん酸、サルチル酸等の有機酸、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸
等の無機酸が好ましく用いられる。
高分子凝集剤に併用して重金属イオン例えばマグネシュ
ウムイオン、カドミウムイオン、鉛イオン、ジルコニウ
ムイオン等を添加してもよい。
脱塩は1回でも数回繰返してもかまわない。数回繰返す
場合、脱塩の度に高分子凝集剤を添加してもよいが、最
初に高分子凝集剤を添加しただけでもよい。
次に本発明において用いるビニルスルホン系硬化剤とは
、1分子中に、ビニルスルホン基を少なくとも2つ以上
持つ化合物であれば何でもよいが、特に、本発明の効果
がより大きい化合物として、一般式CI)で表される化
合物が挙げられる。
一般式(I) H−3CH,=CH5O,CH3CN、0CH2CH,
0CH2CH2SO,CH=CH。
H−4CHffi=CH302CH2CH,0CH2C
12NHCONHCH2CH,0CHICH2SO2C
1(=CI(2H−5CHz−CH5O2C1hOCH
2CHzNCHzCHtSO2CH−(JhCH。
ここにRは水素原子又は低級アルキル基を表し、好まし
くは水素原子、メチル基である。2は酸素、窒素、硫黄
原子の各原子を少なくとも1つ含むn価の基であって、
Zに含まれる原子は酸素原子又は窒素原子が好ましい。
mはl又は2、nは2又は3である。
次に本発明の一般式〔I〕の化合物の具体例を挙げる。
しかし本発明はこれらに限定されるものではない。
H(CHx =CH5OxCHzOCHxSO2CH−
CHxo−2CHz=−CH5O2CH2CH2CHz
CH20C)12CH2C)12CH2SOzCH=C
HzCHz −CH30zCH20CH2CHzSO2
CH2CH20CH2SOzC)I=CHzGHz−C
FISOzCH*5O2CH=CHzCHz = CH
30xCHzCHxS(hcH= CHxSO□CR=
 CH2 H(2GHz−CI(SO2cHzcHcHzcH2s
o□CH= CH。
OH )!−13CHz=CH3OzCHzCON)lcHz
cHzNHcOcHzso□CH=CH。
H−14(CH,=CH5O2CH2CH20−CH,
CH2テjso。
o−1s  ((CHz=CH3OxCH2汎CCHa
SOxCH2CH*”JzN  CToCH*5OsK
1(−17(CH,=CH302CH2t2C−ecH
2sO2cH2CH20SO3Na)!CH2So□C
H= CH2 CH。
H−20(CH2=CH3O2CH2−)IC841C
o(CHzCH2SOzCH=CH2)zu−22NH
(CH2CH2C02cl(−CHz)zCH。
SO,に So、CH=CH。
H’28  CHxC(CHzOCHzSO*CH=C
Hx)sH−29N(CH2C)120cl(zso2
C)l=cH,)。
H−30H17CI−C(CH2SO2CH=C)l、
)3H−31GHz=CI(SO2CH2CHCHzS
OzCH=CHzSO2CH=CH2 H42BrHzCC(CHzS(hcH−CHz)sH
−33(C12=CHSO3CH2)、CH−CB(C
H2SO2CH=CH,)2H−34(CI−12=C
H3O2CH2)3C−CH20CH2C(CH2SO
2CH=C)12)3H−35(CHz=CH5OzC
Hz)xc  CH25o2cl(2cl(2c12本
発明に使用する硬化剤の使用量は、目的に応じて任意に
選ぶことができる。通常は硬膜すべき乾燥ゼラチン等の
親水性コロイドに対して0.01〜20vt%の範囲で
使用できる。特に好ましくは0.o5〜lQwt%の範
囲で使用する。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料において、これらの
硬化剤を用いる層は特に限定されず、ハロゲン化銀乳剤
層はもとより非感光性層、例えばハレーション防止層、
バック層、フィルタ層、中間層、保護層などのいかなる
ゼラチン含有写真層にも用いることができる。
本発明に係る硬化剤は単独で用いてもよく、本発明の硬
化剤を2種以上混合して用いてもよい。
又従来公知の他の硬化剤と併用して用いてもさしつかえ
ない。
本発明に用いられる好ましいビニルスルホン系硬膜剤は
、例えば独国特許1,100.942号に記載されてい
るごとき芳香族系化合物、特公昭44−29622号、
同47−25373号に記載されているごときヘテロ原
子で結合されたアルキル化合物、特公昭47−8736
号に記載されているごときスルホンアミド、エステル系
化合物、特開昭49−24435号に記載されてるご、
!’ キ1.3.5− )リス〔β−ビニルスルホニル
)−プロピオニル〕−へキサヒドロ−5−)リアジンあ
るいは特開昭51−44164号に記載されているごと
きアルキル系化合物等を包含する。
尚、本発明に用いることができるビニルスルホン系硬膜
剤は上記例示化合物に加えて、分子構造中に少なくとも
3ケのビニルスルホン基を有する化合物に、ビニルスル
ホン基と反応する基ならびに水溶性基を有する化合物、
例えばジェタノールアミン、チオグリコール酸、サルコ
シンナトリウム塩、タウリンナトリウム塩を反応させて
得られる反応生成物を含む。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に含まれるハロゲン
化銀粒子は、沃化銀を含むハロゲン化銀であり、沃塩化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれであってもよい。特
に、高感度のものが得られるという点では、沃臭化銀で
あることが好ましい。
このようなハロゲン化銀粒子中の平均沃化銀含有量は0
.5〜lOモル%、好ましくは1〜8モル%であり、粒
子の内部には、少なくとも20モル%以上の高濃度の沃
化銀が局在化した局在化部分が存在する。
この場合、粒子内部としては、粒子の外表面からできる
だけ内側にあることが好ましく、特に外表面から0.0
1μ0以上離れた部分に局在部分が存在することが好ま
しい。
又、局在部分は、粒子内部にて、層状に存在してもよく
、またいわゆるコアシェル構造をとって、そのコア全体
が局在化部分となっていてもよい。
この場合、外表面から0.01μm以上の厚さのシェル
部分を除く粒子コア部の一部ないし全部が20モル%以
上の沃化銀濃度の局在化部分であることが好ましい。
なお、局在化部分の沃化銀は、その濃度が30〜40モ
ル%の範囲であることが好ましい。
このような局在化部分の外側は、通常、沃化銀を含まな
いハロゲン化銀によって被覆される。
即ち、好ましい態様においては、外表面から0,01μ
m以上、特に0.01−1.5μmの厚さのシェル部分
が沃化銀を含まないハロゲン化銀(通常、臭化銀)で形
成される。
本発明において、粒子内部(好ましくは粒子外壁から0
,01μ0以上離れている粒子の内側)に少なくとも2
0モル%以上の高濃度沃化銀の局在化部分を形成する方
法としては、種晶を使わないものであってもよい。
種晶を使わない場合は、保護ゼラチンを含む反応液相(
以後、母液という)中に熟成開始前は成長核となるよう
なハロゲン化銀がないので、まず銀イオン及び少なくと
も20モル%以上の高濃度ヨウ素イオンを含むハライド
イオンを供給して成長核を形成させる。そして、さらに
添加供給を続けて、生長核から粒子を生長させる。最後
に、沃化銀を含まないハロゲン化銀で0.01pm以上
の厚さをもつシェル層を形成せしめる。
種晶を使う場合には、種晶のみに少なくとも20モル%
以上の沃化銀を形成し、この後シェル層で被覆しても良
い。あるいは、種晶の沃化銀量を0とするか10モル%
以下の範囲内とし、種晶を生長させる工程で粒子内部の
少なくとも20モル%の沃化銀を形成させて、こののち
シェル層で被覆してもよい。
本発明によるハロゲン化銀写真感光材料においてはその
乳剤層中に存在するハロゲン化銀粒子の少なくとも50
%が前記のような沃化銀局在部分を有する粒子であるこ
とが好ましい。
又、本発明のハロゲン化銀写真感光材料の好ましい実施
態様は前記のごとき沃化銀局在部分を有する構造又は形
態が規則正しいハロゲン化銀粒子を用いることである。
ここにいう構造又は形態が規則正しいハロゲン化銀粒子
とは、双晶面等の異方的生長を含まず、全て等方的に生
長する粒子を意味し、例えば立方体、14面体、正8面
体、球型等の形状を有する。
かかる規則正しいハロゲン化銀粒子の製法は公知であり
、例えばJ、Phot、Sci、、 5 、332 (
1961)、Ber。
Bunsenges、Phys、Chem、67、94
9 (1963)、 Intern。
Congress Phot、Sei、Tokyo (
1967)等に記載されている。かかる規則正しいハロ
ゲン化銀粒子は、同時混合法を用いてハロゲン化銀粒子
を成長させる際の反応条件を調節することにより得られ
る。
係る同時混合法においては、ハロゲン化銀粒子は、保護
コロイドの水溶液中へ激しく撹拌しつつ、硝酸銀溶液と
ハロゲン化銀溶液とをほぼ等量づつ添加することによっ
て作られる。
そして、銀イオン及びハライドイオンの供給は、結晶粒
子の成長に伴って、既存結晶粒子を溶失させず、又逆に
新規粒子の発生、成長を許さない、既存粒子のみの成長
に必要充分なハロゲン化銀を供給する限界成長速度、あ
るいはその許容範囲において、成長速度を連続的にある
いは段階的に逓増させることが好ましい。この逓増方法
としては特公昭48−36890号、同52−1636
4号、特開昭55−142329号公報に記載されてい
る。
この限界成長速度は、温度pIN pAgs撹拌の程度
、ハロゲン化銀粒子の組成、溶解度、粒径、粒子間距離
、晶癖、あるいは保護コロイドの種類と温度等によって
変化するものではあるが、液相中に懸濁する乳剤粒子の
顕微鏡観察、濁度測定等の方法により実験的に容易に求
めることができる。
本発明の好ましい実施態様としてはそのハロゲン化銀乳
剤層に含まれるハロゲン化銀粒子の少なくとも50重量
%が前記の如き規則正しい粒子であることが望ましい。
また本発明の他の好ましい実施態様としては前記のよう
な沃化銀局在部分を有する単分散乳剤を使用することが
挙げられる。
ここにいう単分散乳剤とは、常法により、例えばThe
 Photographic Journal、 79
.330〜338 (1939)にTrivelli、
 5vithにより報告された方法で、平均粒子直径を
測定したときに、粒子数又は重量で少なくとも95%粒
子が、平均粒子径の±40%以内、好ましくは±30%
以内にあるハロゲン化銀乳剤からなるものをいう。
かかる単分散乳剤粒子は、規則正しいハロゲン化銀粒子
の場合と同様に、同時混合法を用いて作られる。同時混
合時の諸条件は規則正しいハロゲン化銀粒子の製法と同
様である。
かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例えばJ、Ph
ot、Sic、、 12.242〜251 (1963
)特開昭48−36890号、同52−16364号、
特開昭55−142329号、特開昭58−49938
号の各公報に記載されている。
上記単分散乳剤を得るためには、特に種晶を用い、この
種晶を成長核として銀イオン及びハライドイオンを供給
することにより、粒子を成長させることが好ましい。
この種晶の粒子サイズの分布が広いほど、粒子成長核の
粒子サイズ分布も広くなる。従って、単分散乳剤を得る
ためには、種晶の段階で粒子サイズ分布の狭いものを用
いるのが好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる前記の
ごときハロゲン化銀粒子は、例えばT、H。
James著 “The Theory of the
 Photographic Pr。
−cess  第4版、17aC(Hi l Ian社
刊(1977年)38−104頁等の文献に記載されて
いる中性法、酸性法、アンモニア法、順混合、逆混合、
ダブルジェット法、コントロールドータフルジェット法
、コンバージョン法、コア/シェル法などの方法を適用
して製造することができる。
ハロゲン化銀粒子に施す化学増感法としては、例えば、
チオ硫酸ナトリウム、チオ尿素化合物等を用いる硫黄増
感法、塩化金酸塩、三塩化金等を用いる金増感法、二酸
化チオ尿素、塩化第一錫、銀熟成等を用いる還元増感法
、その他パラジウム増感法、セレン増感法等があり、こ
れらを単独で用いたり、これらを二種以上併用したりす
ることができる。この場合、特に金増感と硫黄増感を併
用することが好ましい。
又、本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は上記硫黄増
感法等の他にセレン増感法を用いることもできる。例え
ばセレノウレア、N、N’−ジメチルセレノウレアなど
を用いた米国特許1,574.944号、同3,591
,385号、特公昭43−13849号、同44−15
748号に記載の方法を使用することができる。
二種以上の乳剤を混合して用いるときは乳剤を混合して
化学増感を施してもよく、各乳剤を単独に化学増感した
後混合してもよい。
本発明のハロゲン化銀粒子は、その粒子の成長過程にI
r、 Rh、 Pt、 Auなどの貴金属イオンを添加
し、粒子内部に包含せしめることができ、又、低pAg
雰囲気や適当な還元剤を用いて粒子内部に還元増感核を
付与することができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料においては乳剤に分
光増感を施すことができる。分光増感剤については特に
限定はなく、例えばシアニン色素、メロシアニン色素等
通常ハロゲン化銀乳剤の分光増感に用いられる公知の分
光増感剤をもちいることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハ
ロゲン化銀乳剤は安定剤、カブリ抑制剤としては、例え
ば米国特許2,444,607号、同2,716゜06
2号、同3,512,982号、同3,342.596
号、独国特許1,189.380号、同205.862
号、同211,841号の各明細書、特公昭43−41
83号、同39−2825号、特開昭50−22626
号、同50−25218号などに記載の安定剤、カブリ
抑制剤を用いる方法を適用してもよく、特に好ましい化
合物としては、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,
3a、7−チトラザインデン、没食子酸エステル(例え
ば没食子酸イソアミル、没食子酸ドデシル、没食子酸プ
ロピル、没食子酸ナトリウムなど)、メルカプタン類(
例えば■−7エニルー5−メルカプトテトラゾール、2
−メルカプトベンツチアゾールなど)、ベンツトリアゾ
ール類(例えば5−ブロムベンツトリアゾール、4−メ
チルベンツトリアゾールなど)、ベンツイミダゾール類
(例えば6−ニドロペンツイミダゾールなど)等が挙げ
られる。
又、増粘剤として、例えば米国特許3,167.410
号、ベルギー国特許558,143号に記載のもの、ゼ
ラチン可塑剤としてポリオール類(例えば米国特許2,
960,404号、特公昭43−4939号、特開昭4
8−63716号のもの)、更にはラテックス類として
、米国特許766.979号、フランス特許1,395
.554号の各明細書、特公昭48−43125号に記
載されるもの、マット剤として英国特許1,221.9
80号に記載のものなどを用いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の構成要素層中
には、所望の塗布助剤を用いることができ、例えばサポ
ニン或いはスルホコハク酸系界面活性剤として、例えば
英国特許548.532号、特願昭47−89630号
などに記載のもの、或いはアニオン性界面活性剤として
、例えば特公昭43−18166号、米国特許3,51
4,293号、フランス特許2,025,688号、特
公昭43−10247号などに記載のものが使用できる
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、いわ
ゆるクロスオーバー効果の軽減のために、本発明の乳剤
層の下層で支持体に接する層に染料を用いることができ
るし、又画像の鮮鋭性の向上あるいは安全光に起因する
カプリの軽減のために保護層及び/又は本発明の乳剤層
に染料を添加することができる。そしてかかる染料とし
ては、上記目的のための公知のあらゆるものが使用でき
る。
本発明はハロゲン化銀写真感光材料のは高感度の黒白用
あるいはカラー用ネガ感光材料等に特に適している。医
療用X線ラジオグラフィーに適用する場合、例えば、透
過性放射線曝射によって近紫外ないし可視光を発する蛍
光体を主成分とする蛍光増感紙を用いて、これを本発明
の乳剤を両面塗布してなる本発明に係るハロゲン化銀材
料の両面に密着し、露光することが望ましい。ここに透
過性放射線とは高エネルギーの電磁波であって、X線及
びγ線を意味する。そしてここに蛍光増感紙とは、例え
ばタングステン酸カルシウム(CaWO4)を主たる蛍
光成分とする増感紙、そしてテルビウムで活性化された
稀土類化合物を主たる蛍光成分とする蛍光増感紙である
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は通常用いられ
る公知の方法により現像処理することができる。黒白現
像液は、通常用いられる現像液、例工ばハイドロキノン
、l−フェニル−3−ピラゾリ゛トン、N−メチル−p
−アミンフェノール或いはp−フェニレンジアミン等の
単一又はこれらの2種以上を組み合わせて含有したもの
が用いられ、その他の添加剤は常用のものが使用できる
。又、該感光材料がカラー用の場合には、通常用いられ
る発色現像法で発色現像することができる。
アルデヒド硬化剤を含有する現像液もまた本発明に係る
ハロゲン化銀感光材料に使用することができ、例えばジ
アルデヒド類であるマレイックジアルデヒド、或いはグ
ルタルアルデヒド及びこれらの重亜硫酸ナトリウム塩な
どを含有した写真分野では公知の現像液を用いることも
できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、上述のアルデヒ
ド硬化剤を含有した高温迅速現像液で、全旭理時間が2
0秒〜60秒である自動現像処理機で処理される場合に
、特に好ましく用いることができ、該処理機による耐ロ
ーラーマーク性と該処理液による銀画像の色調性を改良
することができる。
以下、本発明を実施例により例証するが、これによって
本発明の実施態様が限定されるものではない。
〔実施例〕
以下に、本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実
施の態様は、これらに限定されない。
実施例−1 (A)  種晶の調製 60’O,pAg−8、pH=2.0にコントロールし
つつ、ダブルジェット法で平均粒径0.3μmの沃化銀
2モル%を含む沃臭化銀の単分散立方晶粒子を調製した
得られた粒子を含む反応液を2分割し、それぞれ下記に
示すような脱塩を行ない2種類の種晶(T −1、T 
−2)を得た。
−T−1の脱塩方法− 混合終了した反応液に40°Cのまま、後記の〔化合物
−■〕とMgSO4をそレソれ15g1モルAgX、 
60g1モルAgX加え、3分撹拌したのち静止しデカ
ンテーションにより過剰の塩を除去する。その後40°
Cの純水2.IQ7モルAgXを加え、分散させたのち
、Mg5O,を30g1モルAgX加え、3分攪拌した
のち静置しデカンテーションを行った。次にゼラチンを
添加し55℃に保ち20分攪拌して再分散さT−1を得
た。
一丁−2の脱塩方法− 混合終了した反応液に40℃のまま、凝集ゼラチン剤と
して例示G−8(アミノ基修飾率92%)を38g添加
し、3分撹拌したのちKOH0,13g1モルAgXを
添加し、pHを4.0にして静置、デカンテーションを
行った。
その後40°Cの純水2.IQ1モルAgXを加えたの
ち、KOH0,25g1モルAgXを加え、pHを5.
8にして5分撹拌後、HNOs (1;7N) 1.5
ccモルAgXを加え、pHを4.3にして静置、デカ
ンテーションした。その後ゼラチンとKOH0,2g/
 −F−ルAgXを加え、plを5.8ニして再分散し
T−2を得た。
(B)  種晶からの成長 上述の(A)で得られたT−1,7−2の種晶を用いて
粒子成長を行った。まず40 ’C!に保たれた保護ゼ
ラチン溶液(必要によってはアンモニアを含む。)の8
.5Q中に種晶T−1を溶解させ、さらに酢酸によりp
Hを調整した。この母液に3.2規定のアンモニア性銀
イオン水溶液をダブルジェット法で添加した。
この場合、pHとEAgは沃化銀含有率及び晶癖により
随時変化させた。
即ちI)Agを7.3、pI(を9.7に制御し沃化銀
含有率が35モル%の層を形成させた。
次にpHを8〜9に変化させpAgは7.0に保ち粒子
を成長させた。
その後、臭化カリ溶液をノズルで8分かけて添加しpA
gを11.0に落とし、臭化カリ溶液の添加後3分で混
合を終了した。次に酢酸でpHを6.0に落とした。得
られた乳剤は、粒子全体の沃化銀含有率が2モル%の平
均粒径0.53μmを示す単分散粒子であった。
次にこの反応液を2分割し、それぞれ次に示すような脱
塩方法(イ)(ロ)の2種でそれぞれ過剰な可溶性塩を
除去した。
脱塩方法(イ) 〔添加量は以下いづれもAgX1モル当りを示す。〕1
、混合終了した反応液に40°Cのまま、後記の〔化合
物■〕を、5.5gとugso48.5gを加え、3分
撹拌した後、静置し、デカンテーションを行う。
2.40°C純水1.812を加え、分散させた後、M
g50 。
20gを加え、3分撹拌した後、静置、デカンテーショ
ンを行う。
3.2の工程をもう1回くり返す。
4、次にゼラチン15gと水を加え、450ccに仕上
げた後、55°Cで20分間撹拌し、分散させる。
このようにして、乳剤I−1を得た。
脱塩方法(ロ) 1、混合を終了した反応液に40°Cの状態で、本発明
に係る前記一般式(I)の例示化合物P−2を50g加
え、次いで56wt%HACを110cc加えてpHを
5.0に落とし静置、デカンテーションを行う。
2.40°Cの純水1.8Qを加えた後、KOH6,8
gを加え一1pHを6.0にし、分散させる。分散させ
た後、5(iwt%HAC7Qccを加え、pH4,5
にし、静置デカンテーションを行う。
3.2の工程をもう一度くり返す。
4、その後、ゼラチン15gとKOHIgと水を加え、
450ccに仕上げる。
このようにして、乳剤I−2を得た。
又、同様にして、種晶T−2を用いて粒子を成長させ、
前述の2種の脱塩方法により、乳剤I−3゜I−4を得
た。
(C)  種晶を用いない単分散粒子の調製種晶と同様
の調製方法、つまり60°CでpAg8. pH2,0
にコンドロールドダブルジェット法で、ハロゲン塩水溶
液と、銀塩水溶液を添加し、0.53μ平均沃化銀含有
率2モル%の粒子を得た。この乳剤を前記の(イ)(ロ
)と同ように2種の方法で脱塩し、乳剤I−5,I−6
を得た。
CD)  多分散乳剤の調製 順混合法により下記の4種の溶液より調製した。
A液 硝酸銀        ・・・100gアンモニ
ア水(28%) ・・・78cc水を加えて     
・・・240ccB液 オセインゼラチン  ・・・ 
8gKBr          ・・・80gK1  
        ・・・1.3g水を加えて     
・・・550ccC液 アンモニア水    ・・・ 
6cc氷酢酸        ・・・10cc水   
             ・・・ 34ccD液 氷
酢酸       ・・・226cc水を加えて   
  ・・・400cc溶液Bと溶液Cを乳剤調製用の反
応釜に入れて、回転数300回転/分のプロペラを撹拌
器で撹拌し、反応温度を55°Cに保った。
次にA液を1容=2容の割合に分割し、その内の1容で
ある100ccを1分間かけて投入した。10分間撹拌
を続けた後、A液の残余の2容である200cct−1
0分間かけて投入した。更に30分間撹拌を継続した。
そしてD液を加えて反応釜中の溶液のp8を0.6に調
製し反応を停止させた。
その後脱塩方法(イ)(ロ)の2種で脱塩を行い、乳剤
I−7,1−8を得た。
(E)  平板状粒子の調製 水lQ中にKBr 10.5gs チオエーテル(下記
)化合物のQ、5vt%水溶液10C及びゼラチン30
gを加えて溶解し70°Cに保った。この溶液中に撹拌
しながら硝酸銀水溶液0.88モルIQ 30ccとK
lとKBr (モル比3.5 : 96.5)の水溶液
0.88モル/(230ccをダブルジェット法により
添加した。添加後40°Cに降温してから乳剤を2分割
し、一方は化合物(I)及びMg5O1をそれソh 2
4.6g1モルAgX添加しI)Hを4.0に落として
脱塩を行い、その後ゼラチン15g1モルAgX添加し
て乳剤I−9を得た。
又、もう一方は、前記の脱塩方法(ロ)のI−4の方法
で脱塩し乳剤l−10とした。
〔チオエーテル: uo(co2)is(coz)2s
(cox)zoH)このようにして得られた10種類の
乳剤を化学増感及び分光増感を行った。′ 即ちチオシアン酸アンモニウムと塩化金酸及びハイポに
よる金・硫黄増感法を行ってから、安定剤として4−ヒ
ドロキシ−6−メチル1.3.3a、7−チトラザイン
デンを加え、次いでに!の適量と下記の分光増感色素■
、■をそれぞれ300mg、5mg1モルAgX添加し
 Iこ 。
得られた乳剤をそれぞれ後記衣−1のごとく分割して、
本発明に係る硬化剤及び比較の硬化剤を添加してから、
下記に示す添加剤を加えて29種の乳剤を調製し乳剤塗
布液とした。
又、それぞれの乳剤層上には、保護層として下記に示す
ゼラチン溶液を調製し保護層用塗布液とし ブこ 。
得られた2つの塗布液を下引済みのポリエステルフィル
ム支持体両面に、支持体側から乳剤層、保護層の順に2
層同時重層したのち、乾燥してノ\ロゲン化銀写真感光
材料を作成した。
実施例に用いた化合物の内訳 増感色素■ 尚、それぞれの乳剤層には、ハロゲン化銀1モル当り下
記の添加剤が添加される。
t−ブチルカテコール         400mgポ
リビニルピロリドン(分子量10000)  1.0g
トリメチロールプロパン        10gスチレ
ン−無水マレイン酸共重合体   2.5gジエチレン
グリコール         5g二トロクエニルート
リフェニル 7オス2オニウムクロライド 0mg 1.3−ジヒドロキシベンゼン −4−スルホン酸アンモニウム g 2−メルカプトベンツイミダゾール −5・スルホン酸ナトリウム 5mg 1.1−ジメチロール−1−ブロム −1−ニトロメタン 又、保護層には、 化合物を加えた。
ゼラチンIgにつき、下記の 0mg C,F、、−0イCHzCH20)+。CH,CH20
f(mg CeF l 7SO3に mg 平均粒径5μmのポリメチル メタクリレート(マント斉i )          
7mgコロイダルシリカ(平均粒径0.013μm) 
 70mg尚、ポリエステルフィルム支持体の両面に塗
布した下引液としては、グリシジルメタクリレート50
wt%、メチルメタクリレート10wt%、ブチルメタ
クリレ・−ト40wt%の三種の七ツマ−からなる共重
合体をその濃度が、1Ovt%になるように希釈した共
重合体水溶性分散液を用いた。
このようにして得られた試料のゼラチン量は、片面あた
り3.10g/m”であった。又塗布銀量は両面で4.
5g/m2であった。
〔センシトメトリーの測定〕
「新編、照明のデータブック」社団法人照明学会編第1
版第2刷39頁に記載の標準の光Bを光源とし、露光時
間0.1秒、3.2cm5でノンフィルターでフィルム
の両面に同一の光量となるように露光しtこ 。
上記試料は、SRX −501自動現像機(コニカ(株
)製)を用い、XD−SR現像液で45秒処理を行い、
各試料の感度を求めた。感度は、黒化濃度が1.0だけ
増加するのに必要な光量の逆数を求め、表2の試料lの
感度を100とした相対感度で表した。
〔ローラーマー先注の評価〕
自動現像機のローラーによる圧力マーク−ローラーマー
クは、以下のようにして評価した。即ち、未露光の状態
で対向式ローラーをもつ自動現像機で処理した。得られ
た結果を表−1に示す。その時発生したローラーマーク
を目視により、次の5段階に分類して評価した。
5:ローラーマークの発生なし 4:ごくわずかに発生あり 3:やや発生あり(実用許可内) 2:発生が多い(実用許可外) l二発生が非常に多い 〔現像後の銀色間テスト〕 試料30cmX 30cmに、現像後の透過光濃度が1
.0になるように露光したのち、自動現像機5R−50
1〔コニカ株式会社製〕を用いて35℃の現像液XD−
SR〔同社製〕、定着液XF−3R(同社製〕で現像、
定着、水洗及び乾燥までを45秒で処理した。
このようにして得られた現像済試料を50℃、80%R
Hの温湿度下で7日間放置した後シャーカステンで観察
し、透過光による銀色調を目視により判定した。
評価は次のように行った。
A:黒色 B:やや赤味を帯びた黒色 C:赤味を帯びた黒色 D=やや黄赤味を帯びた黒色 E:黄赤味を帯びた黒色 以上の結果を次の表−1に示す。
表−1の結果から本発明の方法によって脱塩した乳剤の
No、I−2,I−4,1−6,I−8,1−10を用
い、かつ、硬化剤として本発明に係るビニルスルホン型
化合物を用いた試料No、 5 、9 、to、14゜
18.23〜29の試料は、比較試料に比べて、いづれ
も減感性ならびにローラーマークの発生が少なく、かつ
、黒色調の画像銀を得られることがわかる。
〔発明の効果〕
上記実施例で説明した通り、本発明により、自動現像機
処理時に発生するローラーマークの発生を防止し、かつ
、現像後の銀色調が優れたハロゲン化銀写真感光材料を
得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上の少なくとも一方の側に感光性ハロゲン化銀乳
    剤層を塗設してなるハロゲン化銀写真感光材料において
    、該感光性ハロゲン化銀乳剤層を構成するハロゲン化銀
    粒子の少なくとも一つは、その製造時に高分子凝集剤に
    よって該ハロゲン化銀粒子と保護コロイドとが凝集され
    、懸濁媒中の溶存物を除去することにより得られたもの
    であり、かつ、その親水性コロイド層は、少なくとも一
    つのビニルスルホン型硬化剤で硬化されていることを特
    徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
JP29327088A 1988-08-30 1988-11-18 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH02139539A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-217138 1988-08-30
JP21713888 1988-08-30

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WO1992009008A1 (en) * 1990-11-14 1992-05-29 Eastman Kodak Company Chain extended gelatin
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