JPH0213870A - 直角ｒｆコイル系を有する磁気共鳴装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は安定磁界を発生する磁石系を有し、直角モード
で調節され得て且つ磁気共鳴信号発生及び／又は検出用
の電気的切り換え回路に結合された２つのコイルを有す
る無線周波数コイル系を具える磁気共鳴装置に関するも
のである。

（従来の技術） そのような装置は欧州特許第１９６１３４号内に記載さ
れている。磁気共鳴装置において前記明細書に記載され
た直角コイル系の利点は、より良いＳＮ比と過電流妨害
及び必要電源エネルギーの低減とである。磁気共鳴測定
に直角コイルが用いられた場合に起こる励起と検出との
間の非常に妨害的な位相のずれは、励起と検出とのイン
ピーダンスと位相を整合する切り換え回路に、第１のコ
イルと第２のコイルとを結合する第１０スλの導体と、
第２のコイルを結合する第２のＸλの導体とを組み込む
ことによって回避される。

（発明が解決しようとする課題） この方法の欠点は、スλの導体が比較的扱い難い要素を
構成し、各周波数に対して異なる長さを持たねばならぬ
ことである。

（課題を解決するための手段） この欠点を回避することが本発明の目的であり、この目
的のために冒頭に記載した種類の磁気共鳴装置が、５０
Ωで整合された両直角コイル用切り換え回路が５００−
５０Ωコイル整合を具え且つ９０°遅延線路を誘導され
るインダクタンスとキャパシタンスとを有することを特
徴とする。

本発明による切り換え回路によって、ＡΩ同軸ケーブル
の使用が回避され、もっと簡潔でありしばしば容易に適
用され得る移相が実現された。

励起に際しては切り換え回路はｒｆ　（無線周波数）送
信器へ接続され、検出の間は、なるべく前置増幅器を介
して、切り換え回路は検出装置へ接続される。

好適な実施態様では、電子的に切り換えできる遅延が磁
気共鳴信号の検出のために加えられた。

°この電子的回路は、特にピンダイオードによって短絡
されるべき各ｒｆコイル線に９０°遅延を具える。

最良の磁界形態のために、９０°遅延線路はなるべくプ
ログラムできるように構成される。この目的のために、
制御可能なコンデンサと制御可能なインダクタンスと、
及びこれらの両者とが用いられ得る。

別の好適な実施態様では、例えば励起のために別のｒｆ
コイルが用いられ且つ９０°反響線路がｒｆ系のコイル
線路の一つに結合されている直角コイル系として、ｒｆ
コイル系が検出のみに構成される。

（実施例） 以下、本発明による幾つかの好適な実施例を図面を参照
しつつ詳細に説明する。

第１図に示した磁気共鳴装置は、安定磁界を発生する磁
石コイル２と、傾斜磁界を発生する磁石コイル４と、磁
石コイル２用の電源６及び磁石コイル４用の電源８とを
具える。この装置は更に、無線周波数で脈動する磁界を
発生するため（その目的のために無線周波数電源１２へ
接続され得る）及びこの無線周波数磁界によって被検体
内に発生、　　される核スピン磁気共鳴を検出するため
の両者にこの場合には働くコイルの系１０を具える。検
出のためにこのコイルの系１０は検出増幅器１４へ接続
される。この検出増幅器１４は、中央制御装置１８へ接
続されている位相検出整流器１６へ接続される。この中
央制御装置１８は更に、無線周波数電源１２用の変調器
２０と、傾斜磁界用の電源８及びイメージ用のモニタ２
２とを制御する。高周波発振器２４が無線周波数電源１
２用の変調器２０と測定された信号を処理する位相検出
整流器１６とを制御する。

第２図は、直角配向に適応させられ且つ５０Ωで両者共
整合された、第１の直角コイル３０と第２の直角コイル
３２とを示す。５０Ωの電源抵抗３５を有する無線周波
数電源３３が、両コイルを駆動するために結合される。

第１のコイル３０は、結線３４を介して、電源３３へ接
続され、第２のコイル３２は、結線３６を介して、電源
３３へ接続される。直角モードでは、コイルが９０°の
相互位相ずれによって駆動されることが必要である。こ
の回路図では、第１のインダクタンス４２．第２のイン
ダクタンス４４及び容量４６を有する９０°遅延線路を
結線３６へ組み込み、第１のインダクタンス５２．第２
のインダクタンス５４及び容量５６を有する遅延線路５
０を結線３４へ組み込み、更に第１のインダクタンス６
２．第２のインダクタンス６４及び容量６６を有する反
響線路６０を結線３４へ組み込むことによって、これが
実現された。

実際の構成では、インダクタンス５４と６２とは１個の
単一のインダクタンスを形成するように組み合わされる
。

例えば、６４　ＭＨｚのラーモア回転数を有する１、５
テスラの磁気共鳴装置に対しては、種々の回路要素につ
いて以下の値がこの回路図用に計算され得る。

インダクタンス４２及び４４：　　０．１７６μＨ容量
４６　　　　　　　　　　：３５．２　　ｐＦインダク
タンス５２及び５４：　　０．１７６μＨ容量５６　　
　　　　　　　　：３５．２　　ｐＦインダクタンス６
２及び６４：　　０．１２４μＨ容量５５　　　　　　
　　　　：４９．７　　ｐＦ第３図に示した検出用の回
路図には、相当する回路要素は同じ参照符号によって示
されている。

電源抵抗３５を有する電源３３の位置は、この場合には
、再び５０Ωの入力抵抗３５を有する前置増幅器７０に
よって占有される。第２図の回路図に相当するコイル３
０と３２とは、両者共同じコイルであってもよく、又そ
れらは、例えば、送信磁界を発生するのに一層適当な、
鳥かご状の形をした集団コイル（ボディーコイル）のよ
うな、単一のコイルによって置き代えられてもよい。第
３図の回路図を検出に適用するために、信号源７６及び
７８がそれぞれコイル３０及び３２へ加えられる。コイ
ル３０と３２とが直角系を構成する事実の結果として、
信号源７６即ちコイル３０が信号５＝Ｃｃｏｓωｔを配
送する場合には、検出の間に、信号源７８即ちコイル３
２が信号５＝Ｃｓｉｎωｔを配送することを維持する。

更に、検出のためにのみの直角モードでの調節は、例え
ば、約３ｄＢ高いＳＮ比を持って検出信号が実現される
ので、すでに有益であることも注目されるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気共鳴装置のブロック線図を示し、第２図は
それの無線周波数コイル系を制御するための回路図であ
り、 第３図はそれの無線周波数コイルの検出のための図を示
す。 ２．４・・・磁石コイル　　６，８・・・電源１０・・
・コイルの系　　　　１２．３３・・・無線周波数電源
１４・・・検出増幅器　　　　１６・・・位相検出整流
器１８・・・中央制御装置　　　２０・・・変調器２２
・・・モニタ　　　　　　２４・・・高周波発振器３０
・・・第１の直角コイル　３２・・・第２の直角コイル
３４、３６・・・結線　　　　　３５・・・抵抗４０・
・・９０°遅延線路 ４２、５２．６２・・・第１のインダクタンス４４、５
４．６４・・・第２のインダクタンス４６、５６．６６
・・・容量　　　５０・・・遅延線路６０・・・反響線
路　　　　　７０・・・前置増幅器７６、７８・・・信
号源 （フ ロー

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．安定磁界を発生する磁石系を有し、直角モードで調
   節され得て且つ磁気共鳴信号発生及び／又は検出用の電
   気的切り換え回路に結合された２つのコイルを有する無
   線周波数コイル系を具える磁気共鳴装置において、 ５０Ωで整合された両直角コイル用切り換え回路が５０
   Ω対５０Ωコイル整合を具え且つ９０゜遅延線路を誘導
   されるインダクタンスとキャパシタンスとを有すること
   を特徴とする磁気共鳴装置。
2. ２．無線周波数コイル系の両コイルが直角モードで配設
   された表面コイルであることを特徴とする請求項１記載
   の磁気共鳴装置。
3. ３．無線周波数コイル系のコイルの一方が最良の駆動に
   適用される送信コイルであり、他方のコイルは検出用表
   面コイルであることを特徴とする請求項１記載の磁気共
   鳴装置。
4. ４．切り換え回路が調節可能な９０゜遅延線路を具える
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項記載の磁
   気共鳴装置。