JPH02127159A - 車両の車体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の車体構造に係り、特に鉄道車両に好適
な車両の車体構造に関するものである。

〔従来の技術〕

鉄道車両の車体は、台枠構体１両側面をなす側構体２両
端面すなわち妻面をなす妻構体および屋根構体をそれぞ
れブロックとして構成し、これらを組合せて接合し構成
されていた。このような構成において、台枠構体、側構
体および屋根構体をなす車体長手方向に伸びた骨部材と
妻構体との接合は、ｉ′ｉ前記骨部材４ｉ部の妻構体の
隅柱あるいはアーチ桁の板厚に相当する部分を切欠き、
妻構体を組合せ車内側からアーク溶接等により行なわれ
ていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、前記台枠構体、側構体および
屋根構体を製作する際の溶接歪みあるい各材料自体の寸
法精度によって、完成寸法にばらつきが生じていた。し
たがって、台枠構体、側構体および屋根構体と妻構体と
の接合部分につ°いては、双方の接合面の合せ作業が非
常に煩雑になり、さらに、当板等の部品点数増加等の問
題が生じる恐れがあった。すなわち、従来の構成におい
ては、妻構体に接合する他の構体の骨部材接合部につき
十分な配慮がなされていなかった。

本発明の目的とするところは、妻構体と他の構体との接
合が容易に行なえる車両の車体構造を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、台枠構体、側構体、屋根構体および妻構体
からなる車両の車体構造において、前記妻構体の他の構
体をなす車体長手方向に配置された骨部材に対応する位
ｉｌｌこ、該骨部材ｉｓが嵌挿される支持結合部材を設
けることにより、達成される。

〔作　　用〕

車体を製作する場合、妻構体の他構体をなす骨部材端部
に相当する位置には支持結合部材が設けられており、該
支持結合部材は他構体の骨部材端部を嵌挿可能−こ形成
されているたゆ、妻構体と例えば側構体を接合する場合
、該側構体の骨部材な妻構体の支持結合部材に嵌挿し、
位置合せを行なった状態で結合することができ、作業が
容易で短時間で行なえる。

〔実　施　例〕

以下、本発明による車体構造の一実施例および他の実施
例について第１図ないし第３図により説明する。第１図
および第２図において、１は車体両側面をなす＠構体、
２は該側構体ｌの上部に接合される屋根構体、３は前記
側構体ｌの下部に接合される台枠構体である。５は前記
側構体１．屋根構体２および台構体３の両端部に設置さ
れる妻構体である。４はＭ記屋根構体２と側構体１との
接合部分に配置され、車体長手方向に引通されている軒
桁である。該軒桁４は本実施例においては、押出型材の
例を示しているが、一般の型材の例もある。６は妻構体
５のＩｌ′ｉ前記軒桁４のＳ部が接合される位置に設け
られた支持結合部材で、その断面形状は軒桁４を嵌挿司
能らように該軒桁４の断面形状に対応して−回り大きく
形成されている。また、該支持結合部材６は１Ｉｆｆ記
軒桁４を嵌入して妻構体５の他構体に対する位置合せが
行なえるように、その深さ方向に長く形成されている。

このような構成において、ｉｌ前記軒桁４に対して妻構
体５を接合する場合には、該軒桁４の端部を妻構体５の
支持結合部材６に嵌挿し、この時点で該妻構体５と例え
ば屋根構体２あるいは側構体１との位！関係あるいは車
体全長に対する妻構体の位置等を考慮して位置合せを行
なう。その後、前記軒桁４と支持結合部材６とを溶接あ
るいは他の結合手段によって結合する。

このような構成によれば、側構体工、屋根構体２および
台枠構体３がその製作上の要因によって長さが異なって
も、各車体長手方向の骨部材例えば軒桁４と該骨部材が
嵌入される支持結合部材６との間で寸法調整が行なえる
とともに、結合時において軒桁４を支持結合部材６に嵌
入するだけでよく、作業が容易に行なえるとともに、製
作された車体の寸法精度を向上できる。また、支持結合
部材６に対して軒桁４を挿入する構成であり、軒桁４の
全周で結合されることになり、結合部分の強度向上が図
れる。

ところで、前記支持結合部材６はほぼ筒状に形成されて
いるが、結合される骨部材例えば軒桁６の基準面に相当
する部分を車体長手方向に伸ばして形成してもよい。

次に、第３図において、６ａは軒桁４の断面形状に対応
し−回り大！（構成された押出型材からなる支持結合部
材で、！ｆｆ記実施例と同様に妻構体５０軒桁接合位置
に対応して設けられている。また、該支持結合部材６ａ
の長さすなわち軒桁４の挿入長さについては、側構体１
．屋根構体２および台枠構体３の製作時に生じる寸法公
差をカバーし得る長さとしている。

このような構成によれば、支持結合部材６ａは押出型材
であつてこれを所定長さ藝こ切断するだけで製作できる
ため、製作性を向上できる。また、該支持結合部材６ａ
の断面形状についても、精度よく構成でき、軒桁４との
合せ作業も容易となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、妻構体と他の構体
と゛の接合が容易に行なえる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明による車体構造の一実施例における軒桁
と妻構体との接合部分の斜視図、第２図は第１図の車体
構造全体斜視図、第３図は本発明による単体構造の他の
実施例における軒桁と妻構体との接合部分の斜視図であ
る。 １・・−・・側構体、２・・・・・・屋根構体、３・聞
・台枠構体、 ４・・・・・・軒桁、 ５　・・・・・・ 妻構体、 ６゜ 支 持結合部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、台枠構体、側構体、屋根構体および妻構体からなる
   車両の車体構造において、前記妻構体の他の構体をなす
   車体長手方向に配置された骨部材に対応する位置に、該
   骨部材端部が嵌挿される支持結部材を設けたことを特徴
   とする車両の車体構造。