JPH0212143A - ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法

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JPH0212143A
JPH0212143A JP16214588A JP16214588A JPH0212143A JP H0212143 A JPH0212143 A JP H0212143A JP 16214588 A JP16214588 A JP 16214588A JP 16214588 A JP16214588 A JP 16214588A JP H0212143 A JPH0212143 A JP H0212143A
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宮坂 信章
Hisashi Okamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料(以下「写真感光材
料」と記す)及びその現像方法に関するものであり、感
光性と処理性と乾燥性の改良された高感度写真感光材料
に関するものである。特にX線画像診断用途の写真感光
材料及びその現像方法に関するものである。
〔従来の技術〕
X線画像診断用の感光材料を、その人りから出までの時
間が90秒の自動現像機処理(謂ゆるR/P処理)をす
るようになってから、既に15年取上が経っている。1
987年には更に迅速の45秒処理が発表された。同年
にはさらに半導体レーザープリンター用途の感材を、従
来よりシンプルな構成(処理硬膜剤を含まない単剤構成
)の処理剤を用いた約60秒で処理する新処理システム
が発売された。このようにR/P処理を更に迅速化した
り、簡易化したりする方向は市場の大きなひとつの方向
となりつつある。感光材料をこうした要求にマツチさせ
ようとすると、感材の処理時の乾燥負荷を軽減させるこ
とが必要となる。従来こうした要求を満たすためにとら
れた方法は感材の硬膜レベルを高める方法である。アス
ペクト比(粒子厚みに対する投影面積直径の比)が8以
上の平板粒子の場合には硬膜度を増しても現像銀被覆力
がほとんど低下しないという特許(米国特許第4,44
3.304号)もあるが、平板粒子であっても処理前の
硬膜レベルは不必要に高(ない方が感度や、現像銀被覆
力の点で好ましいことは言うまでもない、これは残色性
や現像進行性の面からも言えることである。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、感光性と処理性と乾燥性の改良された
迅速処理及び処理剤調液が簡便で臭気の少ない簡易処理
用写真感光材料及びその処理方法を提供するものである
。特にX線画像診断用途に好ましく用いられる写真感光
材料を提供することにある。
〔問題を解決するための手段の詳細な説明〕本発明の上
記目的は支持体の少なくとも一方の側に少なくとも一層
の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真
感光材料において、少なくとも一層に下記一般式(1)
で表わされる化合物の少なくとも一種を含有することを
特徴とするハロゲン化銀写真感光材料及び該感光材料を
硬膜剤を含有していない現像液及び/又は硬膜剤を含有
していない定着液を用いて成る自動現像機処理により達
成された。
一般式(1) %式%) 式中、Xはゼラチンと反応して共有結合を生成する基を
あられし、Yは!+n価の有機基をあられす、2はその
ままではゼラチンと反応しないが、該ハロゲン化銀写真
感光材料の現像処理過程で脱保護反応を受けることによ
り、「ゼラチンと反応して共有結合を生成する基」に変
化する基をあられす、1は0以上の整数をあられす0m
は1をあられすが、J!+n=2の場合はOでも良い、
nは1以上の整数であり、J+nは2以上の整数である
本発明に用いられる一般式(1)の化合物についてさら
に詳細に説明する。Xであらわされる基は、ゼラチンと
反応することにより、該化合物とゼラチンとの間に共有
結合を生成する官能基である。この様な官能基は、ハロ
ゲン化銀写真感光材料に用いられる硬膜剤化合物を特徴
づける基として良く知られている。好ましい例としては
以下の式(2)〜式(11)に示される官能基を挙げる
ことができ、またこれらの官能基は、一般式(1)の化
合物のY(m=oのときはZ)の炭素原子に直結してい
ることが好ましい。
式(2) %式% 式(3) Soz GHz  CHz   X’ 式中XI は式(3)で示される官能基が求核試薬ある
いは塩基と反応する際、置換反応あるいは脱離反応によ
って離脱する基(例えば−cl、03Oz  CH3、
03Oz  Cb  Ha   CH:I  、をあら
れす。
S ■ 式中、X!は単結合、−0−−N−をあらゎす。
X3、X4はハロゲン(例えばCl5Br) 、アルコ
キシ基(例えばメトキシ基)、水酸基およびその塩、置
換されても良いアミノ基をあられし、X ff 、X 
4の少なくとも一方はハロゲンである。
X5は水素原子、アルキル基、アラルキル基をあられす
。) 式(5) 式(11) ○ −c−x@ 式中X11は式(11)の官能基がアミノ基と反応した
際、容易に脱離する基(例えばcl、GO 式(8) %式% 式中xbは式(3)のXlと同義 式中X7は水素原子、アルキル基(例えばメチル基、エ
チル基など)、アリール基(例えばフェニル基)、アラ
ルキル基(例えばベンジル基)をあ−Cに活性エステル
基あるいは混合酸無水物を構成する基として知られてい
るものを示す。
Yはe+n価の有機連結基である。β+n=2の時、Y
は好ましくは炭素数1〜10のアルキレン基、炭素数6
〜10の了り−レン基、−O−−5−so−−5o、−
−c−であらわされる2価の基、あるいはこれらの2価
の基を複数組みあわせて作られる2価の基が好ましい。
Yで示される2価の基の両端(X、  Zと結合する部
分)は炭素原子であることが好ましく、Yは置換されて
いでも良い。
Zで示される基は、そのままではゼラチンと反応しない
が、写真感光材料の現像処理過程で脱保護反応を受ける
ことにより「ゼラチンと反応して共有結合を生成する基
」に変化する基であり、言い換えるならば、Xで示され
る基を保護したものと考えることができる。脱保護の手
段としては通常の現像処理過程の種々の処理液に含まれ
る種々の化合物の作用を利用することが簡便であるが、
さらに脱保護のために特定の化合物を現像処理過程の種
々の処理液に添加することも有用である。
例えば通常の現像処理過程の種々の処理液中の脱保護に
有用な化合物の例としては、酸、アルカリ、亜硫酸イオ
ン、銀イオン、ヒドロキシルアミンなどを挙げることが
でき、また、脱保護のために添加する化合物の例として
は、フッ化物イオン、ヒドロキサム酸などが有用である
脱保護の結果生成する「ゼラチンと反応して共有結合を
生成する基」の例としては、Xの例として示した式(2
)〜式(11)で示される官能基があるが、式(5)、
式(6)で示される基が好ましく、式(5)で示される
基が特に好ましい。
Zで示される基の好ましい例としては以下の式(12)
〜式(16)の官能基を挙げることができる。
式(12) 式中、z’ 、z”はアルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、t−ブチル基など)、アリール基(例えばフェ
ニル基など)、アラルキル基(例えばベンジル基など)
で異なっても良い。またzlと22が結合して(例えば
エチレン基、トリメチレン基、1.2−フェニレン基な
ど)環を形成しても良い、またzt、ztは置換されて
いても良い。
式(13) 式中、Z″は一〇−−3−−N−をあられし、z’、z
’は式(12) 17)Z’ 、  Z” ト同義であ
る。Z6は水素原子、アルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、ブチル基など)、アリール基(例えばフェニル
基など)、アラルキル基(例えばベンジル基など)をあ
られし、置換されていても良い。
式(14) %式% 式(16) ZlS 式中、ZIz〜Z′4は式(14)の26〜Z6と同義
であり、21%はハロゲン(例えばCf、Brなど)を
あられす。
以下に本発明に有用な化合物の例を示すが、本発明はこ
れらに限定されることはない。
式中、26〜Zl′は式(12)のZl、22であらわ
される基の他、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エト
キシ基など)了り−ロキシ基(例えばフェノキシ基など
)を表わす。
式中、29〜2++は式(14)の26〜Z1と同義で
あり、MOは一価の陽イオン(例えばNaΦ(化合物 (化合物 6) (化合物 (化合物 CH2C,I(S (化合物 (化合物 CH3 (化合物 (化合物 (化合物 5〉 C(CHI)3 aHq (化合物 CH2=CH3Oz CHI 0CH2CH=CH03
t(化合物 (化合物 (C2Hs)+ 次に本発明の化合物の合成例を示す。
(合成例:化合物1および化合物4の合成)fl+3−
(2−クロロエチルスルホニル)プロピオン酸の合成 炭酸水素ナトリウム(18g)と亜硫酸ナトリウム(1
9,7g)を水(130m7りで分散した後、β−クロ
ロエチルスルホニルクロリF(21,1g)を10℃以
下で滴下した。滴下後そのまま50分撹拌した後、49
%硫酸13gを滴下した。
そのまま30分攪拌した後、反応液を濾過し、濾液にア
クリルアミド(10,2g)を加え7日間冷蔵庫中に放
置した。析出した結晶を濾取し、その濾取した結晶を濃
塩酸(32,5g)と水(40mj!’)との溶液中で
1時間加熱還流した。反応液を熱時濾過したのち、濾液
を氷冷し析出した結晶を濾取、乾燥することによって標
記化合物を得た。(収量6.5g) +213−(110ロエチルスルホニル)プロピオニル
クロリドの合成 (1)で合成した化合物(Log)を塩化チオニル(2
5mn)と共に5時間加熱還流した後、揮発物を減圧下
、留去した。トルエン、ヘキサンの混合溶媒で再結晶す
ることにより標記化合物を得た。(収量7.8g) +31 CI CHzClhS(hcHzcHzcON
HcHzcH(OCzlls)zの合成 (2)で合成した酸クロリド(l1g)の酢酸エチル(
100mn)?g液に一30℃でα−アミノアセトアル
デヒドジエチルアセタール(6゜7g)のTHF (2
0mjり溶液を30分かけて滴下し、次いでトリエチル
アミン(5,1g)のTHF(20mjり溶液を30分
かけて滴下した。−15℃で2時間攪拌したのち、0.
 3NHCAにあけ酢酸エチルで抽出した。乾燥後、濃
縮することにより、標記化合物を白色固体として得た。
(収量15.0g) 化学構造はn m rスペクトルにより確認した。
(4)  化合物lの合成 (3)で得られた化合物(6,3g)のTHF(50m
lり溶液に室温でトリエチルアミン(2,0g)のTH
F(10mL)溶液を20分かけて滴下した。そのまま
1時間攪拌し、さらに析出した塩を濾別した。濾液を濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより化合物1を合成した。(収量4.2g) 化
学構造はnmrスペクトルにより確認した。
(5)  化合物4の合成 化合物1  (5,6g)をベンゼン(50mn)に溶
解し、濃塩酸(1mf) 、水(10mjりを加え1時
間加熱還流した。さらに2−メルカプトエタノール(1
,6g>を加え、エステル化層アウフザッッを用いて、
水を除きながら1゜5時間加熱還流を続けた。[発分を
減圧上留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製することにより、化合物4を油状物質として得
た。(3,1g)  化学構造はnmrスペクトルによ
り確認した。
本発明の化合物は、所望の硬膜度や処理条件に依存する
が、通常後述する硬膜剤と併用して用いる方が単独で用
いるよりも処理条件依存性の点で好ましい(勿論単独で
用いても構わない)。
本発明の一般式(1)の化合物の使用量としては、ゼラ
チンIg当り0.01〜10ミリモル、特に0.02〜
2ミリモルであることが好ましい。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳剤としては種
々の形状、種々のハロゲン組成のものを用いることが出
来るが、形状としては板状のハロゲン化銀乳剤が好まし
く用いられ、特に平板状の形状の粒子から成る乳剤が好
ましい。
平板状ハロゲン化銀粒子の製法としては、当業界で知ら
れた方法を適宜、組合せることにより成し得る。
平板状ハロゲン化銀乳剤は、フナツク(Cugnacお
よびシャ)  (Chateau)  r物理的熟成時
の臭化銀結晶の形態学の進展(イボルージョン・オブ・
ザ・モルフオルジー・オプ・シルバー・ブロマイド・ク
リスタルズ・デユアリング・フィジカル・ライブニング
)」サイエンス・工・インダストリエ・フォトグラフィ
ー・33巻、階2(1962)、pp、121−125
、ダフイン(Duffin)著「フォトグラフィー・エ
マルジョン・ケミストリー(Photographic
 emulsion che+wistry)Jフォー
カル・プレス(Focal Press ) 、ニュー
ヨーク、1966年、p、66〜p、72、A、P、H
トリベリ (Trivelli) 、W、  F、 ス
ミス(Smith)フォトグラフィー・ジャーナル(P
hotographicJourna+ ) 、80巻
、285頁(1940年)等に記載されているが特開昭
58−127,921、特開昭58−113,927、
特開昭58−113.928、米国特許第443952
0号に記載された方法等を参照すれば容易に調製できる
平板状粒子乳剤の性能をより良く発揮させるために乳剤
調製工程中の化学増感の際に、ハロゲン化銀1モルあた
りs o Qmg以上のハロゲン化銀吸着性物質を存在
させてもよい。このハロゲン化銀吸着性物質は、粒子形
成中、粒子形成直後、後熟開始前後熟時などいずれの時
期に添加してもよいが化学増感剤(例えば、金や硫黄増
感剤)の添加されるより前、もしくは化学増感剤と同時
に添加されることが好ましく、少なくとも、化学増感が
進行する過程で、存在している必要がある。
ハロゲン化銀吸着性物質の添加条件として、温度は30
℃〜80℃の任意の温度でよいが、吸着性を強化する目
的で、50℃〜80℃の範囲が好ましい。pl(、pA
gも任意でよいが、化学増感をおこなう時点ではpH6
〜9、pAg8〜9であることが好ましい。
本発明でいう、ハロゲン化銀吸着性物質とは増感色素、
もしくは写真性能安定化剤の類を意味する。
すなわちアゾール類(例えばベンゾチアゾリウム塩、ベ
ンゾイミダゾリウム塩、イミダゾール類、ベンズイミダ
ゾール類、ニトロインダゾール類、トリアゾール類、ベ
ンゾトリアゾール類、テトラゾール類、トリアジン類な
ど);メルカプト化合物類(例えばメルカプトチアゾー
ル類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトイミ
ダゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカ
プトベンゾオキサゾール類、メルカプトチアジアゾール
類、メルカプトオキサジアゾール類、メルカプトテトラ
ゾール類、メルカプトトリアゾール類、メルカプトピリ
ミジン類、メルカプトトリアジン類など) ;例えばオ
キサドリンチオンのようなチオケト化合物;アザインデ
ン類(例えばトリアザインデン類、テトラアザインデン
類(特に4−ヒドロキシ置m (1,3,3a、7)+
)う7fインデン類)、ペンタアザインデン類など) 
;のようなカブリ防止剤または安定剤として知られた、
多くの化合物をハロゲン化銀吸着物質としてあげること
ができる。
さらに、プリン類または核酸類、あるいは特公昭61−
36213号、特開昭59−90844号、等に記載の
高分子化合物、なども利用しうる吸着性物質である。
なかでも特にアザインデン類とプリン類、核酸類は本発
明に好ましく、用いることができる。これらの化合物の
添加量はハロゲン化銀1モルあたり500〜3000弯
、好ましくは1000〜2500■である。
本発明のハロゲン化銀吸着性物質として、分光増感色素
は、好ましい効果を実現しうる。
増感色素として、シアニン色素、メロシアニン色素、コ
ンプレックスシアニン色素、コンプレックスメロシアニ
ン色素、ホロポーラ−シアニン色素、スチリル色素、ヘ
ミシアニン色素、オキソノール色素、ヘミオキソノール
色素等を用いることができる。
本発明に使用される有用な増感色素は例えば米国特許3
,522,052号、同3. 619. 197号、同
3,713,828号、同3,615゜643号、同3
,615;  632号、同3,617.293号、同
3,628,964号、同3゜703.377号、同3
,666.480号、同3.667.960号、同3,
679,428号、同3.672,897号、同3,7
69,026号、同3,556,800号、同3.61
5.613号、同3,615,638号、同3,615
゜635号、同3,705,809号、同3.632.
349号、同3,677.765号、同3770.44
9号、同3,770,440号、同3.769,025
号、同3,745,014号、同3,713,828号
、同3,567.458号、同3,625,698号、
同2. 526. 632号、同2,503.776号
、特開昭48−76525号、ベルギー特許第691.
807号などに記載されている。増感色素の添加量はハ
ロゲン化銀1モルあたり500■以上2000■未満、
好ましくは600■以上1000■未満がよい。
勿論、本発明に用いる分光増感色素は化学増感後塗布ま
での間に添加しても良い。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳剤としては、
塩化銀、塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀を用
いることができるが高感度という観点で臭化銀もしくは
沃臭化銀が好ましく、特に沃度含量がO+eo1%〜4
mo1%が好ましい。
本発明のハロゲン化銀粒子は特定の選ばれた部位にハロ
ゲン化銀が配されていてもよい。
本発明に好ましく用いられる平板状乳剤の投影面積直径
は0.3〜2.5.c+m、特に0.5〜1゜8μmで
あることが好ましい。また平行平面間距離(粒子の厚み
)としては0.05μm〜0.5μm、特に0.1〜0
.4μmのもが好ましく、アスペクト比としては、2以
上、20未満、特に3以上10未満のものが好ましい。
平板状ハロゲン化銀粒子の中でも単分散六角平板粒子は
とりわけ有用な粒子である。
本発明でいう単分散六角平板粒子の構造および製造法の
詳細は特願昭61−299155の記載に従うが、簡単
に述べると、該乳剤は、分散媒とハロゲン化銀粒子とか
らなるハロゲン化銀乳剤であって、該ハロゲン化銀粒子
の全投影面積の70%以上が、最小の長さを有する辺の
長さに対する最大の長さを有する辺の長さの比が、2以
下である六角形であり、かつ、平行な2面を外表面とし
て有する平板状ハロゲン化銀によって占められており、
さらに、該六角平板状ハロゲン化銀粒子の粒子サイズ分
布の変動係数(その投影面積の円換算直径で表わされる
粒子サイズのバラツキ(標準偏差)を、平均粒子サイズ
で割った値)が20%以下の単分散性をもつものである
。結晶構造は−様なものでもよいが、内部と外部が異質
なハロゲン組成から成るものが好ましく、層状構造をな
していてもよい、また、粒子中に還元増感銀核を含んで
いることが好ましい。
該ハロゲン化銀粒子は、核形成−オストワルド熟成及び
粒子成長を経ることによって製造することができるが、
その詳細は特願昭61−299155の記載に従う。
本発明に用いられる六角平板粒子は、内部に転位線を有
するものであってもよい。転位線が入っているか否か及
びその本数は、低温(液体He温度)透過型電子顕微鏡
で観察することにより判別することができる。
転位線の入った六角平板粒子は、該六角平板粒子の結晶
成長期もしくは該六角平板粒子を種晶とし、更に結晶成
長させる時の結晶成長期のある期間に沃化物塩を添加す
ることにより形成することができる。この場合、ある期
間とは瞬時(約1/2秒間)から、全結晶成長期間をさ
す。加える沃化物塩の添加速度は、その添加により沈積
する沃臭化銀の法度含量とサブストレートの沃臭化銀の
法度含量の差が5モル%以上の場合に形成される。
沃臭化銀においては、内部および/又は表面に高法度層
を有する構造の粒子が特に好ましい。
本発明の感光性ハロゲン化銀粒子の表面をコンバージョ
ンすることにより、より高感度なハロゲン化銀乳剤が得
られる。
ハロゲン変換の方法としては、通常ハロゲン変換前の粒
子表面のハロゲン組成よりも銀との溶解度積の小さいハ
ロゲン水溶液を添加する。例えば、塩化銀や塩臭化銀平
板状粒子に対しては臭化カリand10r  沃化カリ
水溶液を添加し、臭化銀や沃臭化銀平板に対しては沃化
カリ水溶液を添加してコンバージョンをおこす。これら
の添加する水溶液の濃度は、薄いほうが好ましく、30
%以下、より好ましくは10%以下がよい。さらにハロ
ゲン変換前のハロゲン化銀1モルあたり毎分1モル%以
下の速度で、変換ハロゲン溶液を添加するのが好ましい
。さらに、ハロゲン変換時に、本発明のハロゲン化銀吸
着性物質の一部もしくは、全量を存在させてもよく、変
換ハロゲン水溶液のかわりに、臭化銀や、沃臭化銀、沃
化銀のハロゲン化銀微粒子を添加してもよい。これらの
微粒子の大きさは、0.2μm以下好ましくは0.1μ
m以下、特に0.05μm以下であることが望ましい。
ハロゲン変換量は、変換前のハロゲン化銀の0.1〜2
 mo 41%特に0.2〜1moA%が好ましい。
本発明のハロゲン変換方法は、上記のどれか1つの方法
にかぎられるものではなく、目的に応じ組み合わせて使
用しうるちのである。ハロゲン変換前の粒子表面のハロ
ゲン化銀組成としては、法度含量1モル%以下であるこ
とが、好ましい。特に0. 3moj!%以下であるこ
とが好ましい。
上記方法でハロゲン変換をおこなう際に、ハロゲン化銀
溶剤を存在させる方法は特に有効である。
好ましい溶剤としては、チオエーテル化合物、チオシア
ン酸塩、4置換チオ尿素があげられる。なかでも千オニ
ーチル化合物とチオシアン酸塩は特に有効であり、チオ
シアン酸塩はハロゲン化銀1モルあたり、0.5g〜5
g、チオエーテルは082g〜3gの使用が好ましい。
本発明において、感光性ハロゲン化銀乳剤は、2種類以
上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。混合す
る乳剤の粒子サイズ、ハロゲン組成・怒度・等は異って
いてもよい0例えば、球状もしくはじゃがいも状の感光
性乳剤と粒子径が粒子厚みの2倍以上の平板状粒子から
なる感光性ハロゲン化銀乳剤を同一層もしくは特開昭5
8−127921号公報に記載の如く異なった層に用い
てもよい、異なった層に用いる時、平板状粒子からなる
感光性ハロゲン化銀乳剤は支持体に近い側にあってもよ
いし、逆に遠い側にあってもよい。
ハロゲン化銀製造時のハロゲン化銀粒子形成または物理
熟成の過程において、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タ
リウム塩、イリジウム塩またはその錯塩、ロジウム塩ま
たはその錯塩、鉄塩または鉄錯塩などを共存させてもよ
い。
又、粒子形成時にはチオシアン酸塩、チオエーテル化合
物、チアゾリジンニチオン、四置換チオ尿素の如きいわ
ゆるハロゲン化銀溶剤を存在せしめても良い。なかでも
チオシアン酸塩、4置換チオ尿素とチオエーテルは本発
明に好ましい溶剤である。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤の化学増感の方法
としては前述のハロゲン化銀吸着性物質の存在下で硫黄
増感法、セレン増悪法、還元増悪法、金増感法などの知
られている方法を用いることができ、単独または組合せ
で用いられる。
貴金属増感法のうち金増感法はその代表的なもので金化
合物、主として金錯塩を用いる。全以外の貴金属、たと
えば白金、パラジウム、イリジウム等の錯塩を含有して
も差支えない。その具体例は米国特許2,448.06
0号、英国特許618.061号などに記載されている
硫黄増感剤としては、ゼラチン中に含まれる硫黄化合物
のほか、種々の硫黄化合物、たとえばチオ硫酸塩、チオ
尿素類、チアゾール類、ローダニン類等を用いることが
できる。具体例は米国特許1,574,944号、同2
,278,947号、同2,410,689号、同2,
728,668号、同3,501,313号、同3,6
56,955号に記載されたものである。
チオ硫酸塩による硫黄増感と、金増感の併用は本発明の
効果を有効に発揮しうる。
還元増感剤としては第一すず塩、アミン類、ホルムアミ
ジンスルフィン酸、シラン化合物などを用いることがで
きる。
本発明には、ヨードを含む表面感光性乳剤と内部にカプ
リ核を有するハロゲン化銀乳剤とが共存する乳剤層も用
いることが出来る。
内部にカブリ核を有するハロゲン化銀乳剤(内部のかぶ
ったハロゲン化銀乳剤)としては、例えばtluffi
で2g/rdになるように透明支持体上に塗布した試験
片を露光せずにD−19(イーストマン・コダック社指
定現像液)で35℃、2分間現像したとき0.5以下の
透過カブリ濃度(支持体自体の濃度は除く)を与え、同
一の試験片を露光せずにD−19に沃化カリウムを0.
5g/l加えた現像液で35℃、2分間現像したとき1
. 0以上の透過カブリ濃度(支持体自体の濃度は除く
)を与える乳剤が用いられる。
内部にカブリ核を有するハロゲン化銀乳剤は公知の種々
の手法で調製することができる。たとえば、米国特許第
2.592,250号明細書に記載の謂ゆるハロゲン変
換法により調製した高度に内部感光性を有する乳剤を、
光照射することによってかぶらすような米国特許第2,
996,382号明細書に記載の方法や、まず低pAg
、高pHの条件下でかぶらせるまたは還元剤、金化合物
もしくは含硫黄化合物などで化学的にかぶらせることに
よって、カプリ核を有するコア乳剤を調製し、次いでこ
のコア乳剤の周囲にシェル乳剤を沈積させるような(米
国特許第3,206.313号明細書の記載のコアーシ
ェル乳剤技法を参照)、特開昭58−215647号明
細書に記載の方法や、ハロゲン化銀粒子の内部及び表面
を共にかぶらせた後表面のカブリ核を赤血塩溶液などで
漂白する方法などがある。
内部にカブリ核を有するハロゲン化銀乳剤は表面潜像型
ハロゲン化銀乳剤よりも小さい平均粒子サイズを有する
もので、0.05〜0.5μの平均粒子サイズを持つも
のが好ましく、0.3μ以下の平均粒子サイズを持つも
のがより好ましく、0.2μm以下のものが特に好まし
く、良い結果を与える。
なお本発明におけるハロゲン化銀の粒子サイズとは球状
または球に近似の粒子の場合は粒子直径で表わし、他の
形状の粒子(例えば、立方体、平板など)の場合は同体
積の球の直径で表わすこととする。
また、内部のかぶったハロゲン化銀乳剤に用いられるハ
ロゲン化銀としては、臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、
塩臭化銀、塩化銀等のいずれでもよい。好ましくは沃塩
臭化銀、塩臭化銀である。
本発明の内部のかぶったハロゲン化銀乳剤の表面に、メ
ルカプト基を有したヘテロ環化合物を吸着させると現像
時のカブリやムラ状の汚れを抑制もしくは防止したり、
経時での写真性を損わない点で好ましい。このようなメ
ルカプト化合物としては、特に下記の一般式(It)で
示されるものが好ましい。
一般式(ff) (式中Xは一〇−−NH−または−S−を表わす−R+
 、Rz 、R3及びR4は、水素またはこれを置換可
能な基を表わし、R+ 、Rz 、Rs及びR4のうち
少なくとも一つは直接または二価の連結基を介した置換
もしくは無置換の炭素数1〜13のアルキル基または了
り−ル基である。)一般式(II)によって示される化
合物の具体例は特願昭59−170588号明細書第9
頁〜第18頁に記載されており、これらのものを有効に
用いることができる。
本発明の一般式(II)で表わされる化合物は、内部か
ぶりハロゲン化銀粒子1モル当り、txto−5〜I 
X I Q−’モルの範囲で用いることができ好ましく
は、l X 10−’〜lXl0−”モルの割合で添加
するのが好ましい。最も好ましくは、内部かぶり粒子の
表面に対する飽和吸着量付近の添加量がよい。添加方法
としては、直接親水性コロイド中に分散させてもよく、
また、メタノール、エチレングリコールなどの有機溶媒
に溶かした後、添加してもよい。
また、同一乳剤層中に内部カブリハロゲン化銀乳剤と感
光性ハロゲン化銀乳剤とがある場合には、両者を混合す
る前にあらかじめ、−i式(■)の化合物を内部カブリ
ハロゲン化銀乳剤に添加して吸着させておくことが好ま
しい。
ハロゲン化銀写真感光材料の感光性ハロゲン化銀乳剤(
第1の乳剤)と内部のかぶったノ\ロゲン化恨乳剤(第
2の乳剤)との含有比率は、使用される乳剤型(例えば
ハロゲン組成)、使用される感光材料の種類もしくは用
途、使用される乳剤のコントラストなどによって変える
ことが出来るが、第1の乳剤に対する第2の乳剤の銀量
比率は、好ましくは99:1から70:30であり、特
に97:3から80 : 20が好ましい。また総塗布
銀量は6g/J以下であればいくらでも良いが3゜5 
g/n?以上6g以下が好ましい。6g以上だと現進性
が劣り、処理依存性が大きくなったり、迅速処理適性を
欠く。
本発明に係る写真材料の層構成に関しては、いくつかの
実施g様が考えられる。
■ 支持体上に第1の乳剤と第2の乳剤の乳剤2者混合
物からなる乳剤層と保護層(補助層)の2層を順に設け
たもの ■ ■において、乳剤層と保護層(補助層)との間に更
に第1の乳剤からなる乳剤層を順に設けたもの ■ 支持体上に、第2の乳剤からなる乳剤層、第1の乳
剤からなる乳剤層、保護層(補助層)を順に設けたもの
などを挙げることができる。
また、これらの構成は、支持体上の片面だけでなく両面
に設けられていてもよい。
なお、本発明による補助層は保護層とは別に設けてもよ
い。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の保護層は、親水性
コロイドからなる層であり、また、保護層は、単層であ
っても重層となっていてもよい。
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化させる目的で、本発明の化学増感工
程でのハロゲン化銀吸着性物質とは別に種々の化合物を
含有させることができる。すなわちアゾール類(例えば
ベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、ニトロ
ベンズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール類、
ブロモベンズイミダゾール類、ニトロインダゾール類、
ベンゾトリアゾール類、アミノトリアゾール類など) 
;メルカプト化合物類(例えばメルカプトチアゾール類
、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイ
ミダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプ
トテトラゾール類、メルカプトピリミジン類、メルカプ
トトリアジン類など) ;例えばオキサドリンチオンの
ようなチオケト化合物;アザインデン類(例えばトリア
ザインデン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロ
キシ置換(1,3,3a、7)テトラアザインデン類)
、ペンクアザインデン頻など) ;ベンゼンチオスルホ
ン酸、ベンゼンスルフィン酸、ベンゼンスルホン酸アミ
ド等のようなカブリ防止剤または安定剤として知られた
、多くの化合物を加えることができる。
特に特開昭60−76743号、同60−87322号
公報に記載のニトロン及びその誘導体、特開昭60−8
0839号公報に記載のメルカプト化合物、特開昭57
−164735号公報に記載のへテロ環化合物、及びヘ
テロ環化合物と銀の錯塩(例えば1−フェニル−5−メ
ルカプトテトラゾール銀)などを好ましく用いることが
できる。
本発明を用いて作られる感光材料の写真乳剤層または他
の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性
改良、乳化分散、接着防止及び写真特性改良(例えば、
現像促進、硬膜化、増感)等種々の目的で、種々の界面
活性剤を含んでもよい。
例えばサポニン(ステロイド系)、フルキレンオキサイ
ド誘導体く例えばポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール/ポリプロピレングリコール縮合物、ポリ
エチレングリコールアルキルエーテル類又はポリエチレ
ングリコールアルキルアリールエーテル類、シリコーン
のポリエチレンオキサイド付加物&’り、糖のアルキル
エステル類などの非イオン性界面活性剤; アルキルスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン
酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキル硫
酸エステル類、 N−アシル−N−アルキルタウリン類、スルホコハク酸
エステル類、スルホアルキルポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル類、などのアニオン界面活性剤; アルキルベタイン類、アルキルスルホベタイン類などの
両性界面活性剤; 脂肪族あるいは芳香族第4級アンモニウム塩類、ピリジ
ニウム塩類、イミダゾリウム塩類などのカ千オン界面活
性剤を用いることができる。
この内、サポニン、ドデシルヘンゼンスルホン酸Na塩
、ジー2−エチルヘキシルα−スルホコハク酸Na塩、
p−オクチルフェノキシエトキシエタンスルホンlNa
塩、ドデシル硫酸Na塩、トリイソプロピルナフタレン
スルホンfiNa塩、N−メチル−オレオイルタウリン
Na塩、等のアニオン、ドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、N−オレオイル−N’、N’、N’−ト
リメチルアンモニオジアミノプロパンブロマイド、ドデ
シルピリジウムクロライドなどのカチオン、N−ドデシ
ル−N、N−ジメチルカルボキシベタイン、N−オレイ
ル−N、N−ジメチルスルホブチルベタインなどのベタ
イン、ポリ (平均重合度n−10)オキシエチレンセ
チルエーテル、ポリ(n=25)オキシエチレンp−ノ
ニルフェノールエーテル、ビス(l−ポリ (n=15
)オキシエチレン−オキシ−2,4−ジ−t−ペンチル
フェニル)エタンなどのノニオンを特に好ましく用いる
ことができる。
帯電防止剤としてはパーフルオロオクタンスルホン酸に
塩、N−プロピル−N−パーフルオロオクタンスルホニ
ルグリシンNa塩、N−プロピル−N−パーフルオロオ
クタンスルホニルアミノエチルオキシポリ (n=3)
オキシエチレンブタンスルホンli9Ng塩、N−パー
フルオロオクタンスルホニル−N’、N’、N’−1−
リメチルアンモニオジアミノブロパンクロライド、N−
パーフルオロデカノイルアミノプロピル−N’、N’−
ジメチル−N′−力ルポキシヘタインの如き含フツ素界
面活性剤、特開昭60−80848号、同61−112
144号、特願昭61−13398号、同61−160
56号などに記載のノニオン系界面活性剤、アルカリ金
属の硝酸塩、導電性酸化スズ、酸化亜鉛、五酸化バナジ
ウム又はこれらにアンチモン等をドープした複合酸化物
を好ましく用いることができる。
本発明に於てはマット剤として米国特許第299210
1号、同2701245号、同4142894号、同4
396706号に記載の如きポリメチルメタクリレート
のホモポリマー又はメチルメタクリレートとメタクリル
酸とのコポリマーデンプンなどの有機化合物、シリカ、
二酸化チタン、硫酸、ストロンチウムバリウム等の無機
化合物の微粒子を用いることができる。
粒子サイズとしては1.0〜10μm、特に2〜5μm
であることが好ましい。
本発明の写真感光材料の表面層には、滑り剤として米国
特許第34895’76号、同4047958号等に記
載のシリコーン化合物、特公昭56−23139号公報
に記載のコロイダルシリカの他に、パラフィンワックス
、高級脂肪酸エステル、デン粉誘導体等を用いることが
できる。
本発明の写真感光材料の親水性コロイド層には、トリメ
チロールプロパン、ベンタンジオール、ブタンジオール
、エチレングリコール、グリセリン等のポリオール類を
可塑剤として用いることができる。
本発明の感光材料の乳剤層や中間層および表面保護層に
用いることのできる結合剤または保護コロイドとしては
、ゼラチンをもちいるのが有利であるが、それ以外の親
水性コロイドも用いることができる。
例えばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラ
フトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、セルロース硫酸エステル類等の如きセルロース誘導体
、アルギン酸ソーダ、デキストラン、澱粉誘導体などの
糖誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコー
ル部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、
ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単
一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高分子物質
を用いることができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラ
チンや酵素処理ゼラチンを用いてもよく、また、ゼラチ
ンの加水分解物や酵素分解物も用いることができる。
これらの中でもゼラチンとともに平均分子量5万以下の
デキストランやポリアクリルアミドを併用することが好
ましい。特願昭61−213503、同じ<61−29
8405に記載の方法は本発明でも有効である。
本発明の写真乳剤及び非感光性の親水性コロイドには本
発明の化合物と併用させて無機または有機の硬膜剤を含
有させてもよい。例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸
クロムなど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリ
オキサール、グリタールアルデヒドなど)、N−メチロ
ール化合物(ジメチロール尿素、メチロールジメチルヒ
ダントインなと)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒド
ロキシジオキサンなど)、活性ビニル化合物(1,3,
5−)リアクリロイル−へキサヒドロS−)リアジン、
ビス(ビニルスルホニル)メチルエーテル、N、N’−
メチレンビス−〔β−(ビニルスルホニル)プロピオン
アミド]など)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロ
ル−6−ヒドロキシ−5−)リアジンなど)、ムコハロ
ゲン酸類(ムコクロル酸、ムコフェノキシクロル酸など
)イソオキサゾール類、ジアルデヒドでん粉、2−クロ
ル−6−ヒドロキシトリアジニル化ゼラチンなどを、単
独または組合せて用いることができる。なかでも、特開
昭53−41221、同53−57257、同59−1
62546、同6080846号に記載の活性ビニル化
合物および米国特許3,325,287号に記載の活性
ハロゲン化物が好ましい。
本発明の硬膜剤として、高分子硬膜剤も有効に利用しう
る。
本発明に用いられる高分硬膜剤としては例えばジアルデ
ヒド澱粉、ポリアクロレイン、米国特許3.396,0
29号記載のアクロレイン共重合体のようなアルデヒド
基を有するポリマー、米国特許第3,623,878号
記載のエポキシ基を有するポリマー、米国特許第3,3
62.827号、リサーチ・ディスクロージャー誌17
333(1978)などに記載されているジクロロトリ
アジン基を存するポリマー、特開昭56−66841に
記載されている活性エステル基を有するポリマー、特開
昭56−142524、米国特許第4.161,407
号、特開昭54−65033、リサーチ・ディスクロー
ジャー誌16725  (1978)などに記載されて
いる活性ビニル基、あるいはその前駆体となる基を有す
るポリマーなどが挙げられ、活性ビニル基、あるいはそ
の前駆体となる基を有するポリマーが好ましく、中でも
特開昭56 142524に記載されている様な、長い
スペーサーによって活性ビニル基、あるいはその前駆体
となる基がポリマー主鎖に結合されているようなポリマ
ーが特に好ましい。すなわち、下記の一般式(Ill)
で表わされるくり返し単位を有する重合体が特に好まし
い。
一般式(Ill) イA)−、イcHtc)−y SO□ −R2 式中Aは、共重合可能なエチレン性不飽和モノマーを共
重合したモノマー単位を表わす。
一般式(1)におけるエチレン性不飽和モノマーの例は
、スチレン、ヒドロキシメチルスチレン、ビニルヘンゼ
ンスルホン酸ソーダ、N、N、N−トリメチル−N−ビ
ニルベンジルアンモニウムクロライド、α−メチルスチ
レン、4−ビニルピリジン、N−ビニルピロトン、脂肪
族酸のモノエチレン性不飽和エステル(例えば酢酸−゛
ニル)、エチレン性不飽和のモノカルボン酸もしくはジ
カルボン酸およびその塩(例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸)、無水マレイン酸、エチレン性不飽和のモノカル
ボン酸もしくはジカルボン酸のエステル(例えばn−ブ
チル7クリレート、N、N−ジエチルアミノエチルメタ
クリレート、N、N−ジエチル−N−メチル−N−メタ
クリロイルオキシエチルアンモニウムp−トルエンスル
ホナート、エチレン性不飽和のモノカルボン酸もしくは
ジカルボン酸のアミド(例えばアクリルアミド、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ソーダ、
N、N−ジメチル−N′−メタクリロイルプロパンジア
ミンアセテートベタイン)、。
R1は水素原子または1から6個の炭素原子を有する低
級アルキル基(例えばメチル基、エチル基、ブチル基、
n−ヘキシル基)を表わし、このうち水素原子またはメ
チル基が特に好ましい。
Qは−CO□−−CON−又は6から10個の炭素原子
を有するアリーレン基のいずれかである。Qには次のよ
うな基が含まれる。
Lは−co2−−CON−結合を少なくとも一つ含み、
3から15個の炭素原子を有する二I 価の基、あるいは、−〇−−N−−C0so−−5o2
−  −5o3−  −so□ N−−NC0N−−N
GO□−結合を少くとも一つ含み、■から12個の炭素
原子を有する二価の基のいずれかである。(但しR1は
前述したものと同じものを表わす。) Lには次のような基が含まれる。
CHz COz CHz CH2 CH2N HCOCHz −4:CH2)−+。N HCOC,H2CH2CHz
 COCR2CH2 S Oz  CHz  CHz  S O□ CH2C
H□SO2NHCH2CH2COt  CHz  CH
a  −N HCON HCR2CHz R2はビニル基あるいはその前駆体となる官能基を表わ
し、−CH=CHt 、−CH2CHz Xのいずれか
である。Xは求核基により置換されるか、塩基によって
HXの形で離脱しうる基を表わす。
R2には次のような基が含まれる。
CH=CHt 1−CHz CHt B r。
CR2G Hz C7!、 が特に好ましい。
x、yはモル百分率を表わし、Xは0ないし99、yは
1ないし100の値をとる。
好ましくは、Xは0ないし75、yは25ないし100
の値をとる。
本発明の写真感光材料中の親木性コロイド層はこれらの
硬膜剤により水中での膨潤率が300%以下、特に23
0%以下になるように硬膜されていることが好ましい。
支持体としてはポリエチレンテレフタレートフィルムま
たは三酢酸セルロースフィルムが好ましい。
支持体は親水性コロイド層との密着力を向上せしめるた
めに、その表面をコロナ放電処理、あるいはクロー放電
処理あるいは紫外線照射処理する方法が好しくあるいは
、スチレンブタジェン系ラテックス、塩化ビニリデン系
ラテックス等からなる下塗層を設けてもよくまた、その
上層にゼラチン層を更に設けてもよい。
またポリエチレン膨潤剤とゼラチンを含む有機溶剤を用
いた下塗層を設けてもよい、これ等の下塗層は表面処理
を加えることで更に親水性コロイド層との密着力を向上
することもできる。
本発明の写真感光材料の乳剤層には圧力特性を改良する
ためポリマーや乳化物などの可塑剤を含有させることが
できる。
たとえば英国特許第738,618号には異部環状化合
物を同738,637号にはアルキルフタレートを、同
738,639号にはアルキルエステルを、米国特許第
2,960,404号には多価アルコールを、同3,1
21,060号にはカルボキシアルキルセルロースを、
特開昭495017号にはパラフィンとカルボン酸塩を
、特公昭53−28086号にはアルキルアクリレート
と有機酸を用いる方法が開示されている。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層のその他の
構成については特に制限はなく、必要に応じて種々の添
加剤を用いることができる0例えば、Re5earch
 Disclosure 176巻22〜2B頁(19
78年12月)に記載されたバインダー界面活性剤、そ
の他の染料、紫外線吸収剤、塗布助剤、増粘剤、などを
用いることができる。
本発明の感光材料の写真処理は、例えばリサーチ・ディ
スクロージャー(Research Disclosu
re)176号第28〜30頁(RD−17643)に
記載されているような、黒白写真処理の公知の方法及び
公知の処理液のいずれをも適用することができる。処理
温度は普通18℃から50℃の間に選ばれるが、18℃
より低い温度又は50℃を越える温度としても良いが、
本発明には30℃〜45℃での自動現像機による迅速処
理が特に好ましい。
自動現像機としてはローラー搬送型自動現像機が好まし
く用いられる0通常は富士写真フィルム(株)製のFP
M−4000に代表されるように写真感光材料の先端の
入りから出までの謂ゆるDry to Dry  の処
理時間としては90秒が普通だが、これらを改造して高
活性の処理剤と組み合わせたり、より高温にして30秒
から60秒の処理時間の自現機を用いることも出来る。
特開昭62286037や研特5477にそれらが開示
されている。
黒白写真処理する場合に用いる現像液は、知られている
現像主薬を含むことができる。現像主薬としては、ジヒ
ドロキシベンゼン類(たとえばハイドロキノン)、3−
ピラゾリドン類(たとえば1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン)、アミノフェノール類(たとえばN−メチル−p
−アミノフェノールなどを単独もしくは組合せて用いる
ことができる。現像液には一般にこの他公知の保恒剤、
アルカリ剤、pH緩衝剤、カプリ防止剤などを含み、さ
らに必要に応じ溶解助剤、色調剤、現像促進剤(例えば
、4級塩、ヒドラジン、ベンジルアルコール)、界面活
性剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜剤(例えば、グルタル
アルデヒド)、粘性付与剤などを含んでもよい。
現像処理の特殊な形式として、現像主薬を感光材料中、
たとえば乳剤層中に含み、感光材料をアルカリ水溶液中
で処理して現像を行なわせる方法を用いてもよい。現像
主薬のうち、疎水性のものは、リサーチディスクロージ
ャ169号(RD16928)、米国特許第2,739
,890号、英国特許第813,253号又は西独国特
許第1゜547.763号などに記載の種々の方法で乳
剤層中に含ませることができる。このような現像処理は
、チオシアン酸塩による銀塩安定化処理と組合せてもよ
い。
定着液としては一般に用いられる組成のものを用いるこ
とができる。定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸
塩のほか、定着剤としての効果が知られている有機硫黄
化合物を用いることができる。
必要に応じて定着液には硬膜剤として水溶性アルミニウ
ム塩を含んでもよい。定着処理時間とじては、5秒以上
、20秒以下が好ましい。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づいて具体的に説明する0本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1 1、各種乳剤の調製 111  感光性厚板状粒子乳剤(A)の調製臭化カリ
ウムと沃化カリウムとチオシアン酸カリウムとゼラチン
とから成る水溶液の入った容器に先ずアンモニアを添加
し、これに続いて硝酸銀水溶液と臭化カリウム及び沃化
カリウムとから成る水溶液とを同時添加することにより
、球相当平均直径が0.60μの厚板状の形状を有する
沃臭化銀乳剤(Agl=Lモル%)を調製した。脱塩前
にチオシアン酸カリウムと沃化カリウムのそれぞれの水
溶液をゆっくりと添加した。脱塩後フェノール、臭化カ
リウム、水酸化ナトリウム、トリメチロールプロパン、
ゼラチン、水を加えて再分散した後55℃に昇温しで下
記構造の増感色素(a)を添加して、10分間攪拌の後
塩化金酸、チオシアン酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム
を用いた金・硫黄増感を行ない安定剤として4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a、?−テトラザインデ
ンを加えて感光性厚板状粒子乳剤(A)を得た。
増感色素(a) (CHz)s  SOi        (CHt)s
 5OJa(2)感光性平板状粒子乳剤(B)の調製臭
化カリウム、沃化カリウム、ゼラチン、HO(CHz)
x S (CHz)z S (CHz)z OHを溶解
した75℃の水溶液中へ攪拌しながら平行双晶の出来る
電位で硝酸銀水溶液(全硝酸銀の7%)と臭化カリウム
と沃化カリウムとから成る水溶液とをダブルジェット法
により45秒間添加した。
続いて微量の臭化カリウムを添加した後同上の硝酸銀水
溶液(全硝酸銀の7%)を7分かけて添加した。引き続
いて同上の硝酸銀水溶液(全硝酸銀の86%)と沃化カ
リウムと臭化カリウムとを含む水溶液とを電位をpAg
7.85に保ちながらコントロールダブルジェット法で
30分間で添加し、粒子成長させた。この時の流量は添
加終了時の流量が、開始時の流量の3倍となるよう加速
した。添加終了後子オシアン酸カリウムとmlの沃化カ
リウムとを添加し、35℃に降温した後、沈降法により
可溶性塩類を除去した後、ゼラチン、フェノール、臭化
カリウム、水酸化ナトリウム、トリメチロールプロパン
、水を加えて再分散し、pAg=8.45、pH=6.
40に調整した。
温度を55℃に昇温した後乳剤(A)で用いた同じ増感
色素(a)を添加した。この後チオ硫酸ナトリウム、チ
オシアン酸カリウム、塩化金酸を加えて化学増感を行な
い安定剤として、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3
,3a、7−チトラザインデンを加えて乳剤(B)の調
製を終えた。
得られた乳剤は全粒子の投影面積の総和の90%がアス
ペクト比3以上の粒子から成り、アスペクト比2以上の
すべての粒子についての平均投影面積直径は0.90μ
、平均アスペクト比=6゜43、平均ヨード含有量は1
.0モル%であった。
2、乳剤塗布液の調製 乳剤(A)、(B)それぞれをハロゲン化銀1モル相当
量秤取して溶解させた後、2,6−ビス(ヒドロキシア
ミノ)−4−ジエチルアミノ−1゜3.5−)リアジン
40■、ポリアクリル酸ナトリウム4g、デキストラン
、対ゼラチン20重量%、下記構造式のマゼンタ染料と
青色染料の乳化物をそれぞれ適当量添加して乳剤塗布液
A、Bを調製した。
マゼンタ染料の構造式 青色染料の構造式 31表面保護層用塗布液の調製と写真材料の調製表面保
護層用塗布液としては、下記の乾燥後塗布物組成となる
ような水溶液を調液した。
表面保護層の構成 ゼラチン デキストラン ポリアクリルアミド ポリアクリル酸ソーダ ポリスチレンスルホン酸カリ ラム ポリ (メチルメタクリレート /メタクリル酸:モル比 片面当りの塗布量 0.8g/nl O,4g/r+( 0、4g/rr1 0.02g/イ 0.02g/m 9対l)粒径4.3 ジメチルシロキサン(ドデシ ルベンゼンスルホン酸で分 散した。)粒径0.11 パルミチン酸セチル(−スル ホコハク酸ジオクチルナト リウム塩で分散した。) 粒径0.10 コロイダルシリカ 硝酸カリウム α−スルホコハク酸ジオクチ ルナトリウム塩      0.005g/イドデシル
ベンゼンスルホン酸 0.005 g / %p−オク
チルフェノキシエト キシエトキシエトキシエタ ンスルホン酸ソーダ p−オクチルフェノキシトリ グリシジルブタンスルホン 酸ソーダ ポリ(重合度10)オキシエ 0.03g/ff1 0.15g/イ Q、35g/n? Q、Q3g/m 0.005g/m 0.005g/耐 0.05g/% チレンセチルエーテル   0.005g/ボポリ(重
合度10)オキシエチレン ポリ(重合度3)オキシグリセリルオクチルフェニルエ
ーテル      0.005g/n(C’+Ht 3  Hv 4−ヒドロキシ−6−メチル 1.3.3a、7−チトラ ザインデン 0、 03g/n( 尚硬膜剤1,2−ビス(スルホニルアセトアミド)エタ
ン、本発明の化合物7,12は溶液化しておき、塗布直
前に表1に示す量(感材中の全ゼラチン量を1gとした
時の添加量)を、表面保護層塗布液に添加し、下塗り層
が塗布されたポリエチレンテレフタレート支持体の両面
に乳剤塗布液と表面保護層塗布液とを同時に片面ずつ同
じ様に塗布、乾燥し、表1に示す写真材料を調製した。
片面当りの乳剤惨布銀量は1.9g/n?、表面保護層
のゼラチン塗布量は0.8g/rrfであった。
4、センシトメトリーと乾燥性評価 表1に示した塗布直後の12種の写真材料を25℃で6
0%RHの雰囲気下に1週間放置して、硬膜進行を飽和
させた後、富士写真フィルム(株)製スクリーン:富士
グレネツクススクリーンG4をカセツテを使用して写真
材料の両側に密着させてX線センシトメトリーを行った
。露光量の調整はX線管球とカセツテとの距離を変化さ
せることにより行った。露光後、特願昭62−2734
0に開示されているように、第1図に略示した如き自動
現像機を用い下記の処理工程及び処理方法で現像処理し
た。
く現像液濃縮液〉 水酸化カリウム           60g亜硫酸ナ
トリウム          100g亜硫酸カリウム
          125gジエチレントリアミン五
酢酸      6gホウ酸            
     25gヒドロキノン           
 87.5 gジエチレングリコール        
28g4−ヒドロキシメチル−4−メチル− ■−フェニルー3−ピラゾリドン  4.2g5−メチ
ルベンゾトリアゾール   0.15 g水で1j+と
する(pH11,00に調整する)。
補充液キットサイズ 51 く定着液濃縮液〉 チオ硫酸アンモニウム        560g亜硫酸
ナトリウム           60gエチレンジア
ミン四酢酸・ニナトリ ウム・二水塩          0.10 g水酸化
ナトリウム          24g水で11とする
(酢酸でpH5,10に調整する)。
補充液キットサイズ 5! く水ストックタンク液〉 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ ム塩・二水塩(防黴剤)     0.5g/l自動現
像機(第1図参照) 1lry to Dryで45秒
処理 現像タンクfl+   7.5β  35℃×8.6秒
(対向ローラー) 定着タンク+21  7.51!35℃×9.4秒(対
向ローラー) 水洗タンク(316e   20 ℃x 5.6秒(対
向ローラー) スクイズローラー洗浄槽(7)   200mj!水ス
トラストツクタンク  25j! 乾燥 但し、現像・定着タンク共温度を維持するためにヒータ
ーは使ったが、冷却水は使わなかった。
現像処理をスタートするときには各タンクに以下の如き
処理液を満たした。
現像タンク(l):上記現像液濃縮液400mJ、水6
00mA!及び臭化カリウム2g と酢酸1.8gとを含む水溶液1 0m4を加えてp Hを10.50 とした。
定着タンク(2):上記定着液濃縮液250ml!及び
水750mn 水洗タンク(3)及び洗浄槽(7):上記ストックタン
ク液と同組成のもの 第1図の自現機の模式図に示す如く、上記感光材料B4
サイズ(25,70IIX 36. 4c+m) 1枚
処理される毎に、 現像タンクに現像液濃縮液20m1とストックタンク水
              3 Qmj!mj!ンク
に定着液濃縮液10m7!と水洗タンクのオーバーフロ
ー液の一部    30mJスクイズローラー洗浄槽か
ら水洗タンクに(フィルム方向とは逆方向に)ストック
タンク水60mj! を補充し、−日にB4サイズ50枚(1枚のフィルムの
現像率40%)のランニング処理を継続した。
この間現像液、定着液、水兵なくなれば同様に新たなる
補充液を追加した。
感材が、現像処理されるときは、現像液の循環攪拌液量
を141/分に、現像処理されていない待機時は611
/分に設定した。
一日の現像作業が終了した時には、現像一定着間、及び
定着〜水洗間のクロスオーバーのローラーに、上記水洗
水ストックタンクの水各々80m1ずつをlOケ所の小
穴から間欠的に自動的に吹きかけ洗浄した。(特願昭6
1−131338号に記載の方法で)。
Dry to Dry  処理時間を上記の如く45秒
処理としたもの(A条件)と、処理剤として富士RD■
、富士Fを用いて富士XレイプロセッサーFPM−40
00で35℃の90秒処理したもの(B条件)について
各試料の感度(カブリ+1゜0の透過光黒化濃度を得る
のに必要な露光量の逆数の常用対数値)を試料隘3のB
条件感度を1゜00として第−表に相対値表示した。更
に最高濃度値(Dn+ax)も併せて表示した。
一方これらの試料を連続して自動現像機(上記へ条件の
Dry to Dry45秒処理)を用いて100枚処
理し、100枚目の乾燥状態をチエツクした。
全く問題ない二〇、許容内:△、許容外:×と評価した
表1より、厚板状乳剤を用いた場合も、平板状乳剤を用
いた場合もどちらの場合も、硬膜剤(1゜2−ビス(ス
ルホニルアセトアミド)エタン)を多量に添加するより
も硬膜剤と本発明の化合物とを併用する方が感度の点で
有利なことは明らかである。写真性の硬膜度依存性の大
きい厚板状粒子の方がこの効果は顕著である。
実施例2 乳剤(B)を用いて、硬膜剤を全く添加せずに本発明の
化合物7を0. 40 mmoll/ 1 gゼラチン
添加した以外は実施例1と全く同じやり方で試料を調製
し、評価を実施した。この場合も実施例1の試料Na8
同等以上の感度、D maxが得られた。
ただこの場合は実施例1の本発明の試料より露光時及び
処理時の耐傷性が劣った。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例−1で用いた自動現像機(Dryto 
Dry45秒処理のA条件)の模式図である。 1は現像タンク、2は定着タンク、3は水洗タンク、4
は水ストックタンク、4は濃縮現像液のストックタンク
、5は濃縮定着液のストックタンク、7はスクイズロー
ラー洗浄槽、■はポンプである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀
    乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、少
    なくとも1層に下記一般式(1)であらわされる化合物
    の少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン
    化銀写真感光材料。 一般式(1) (X)_l−(Y)_m−(Z)_n 式中、Xはゼラチンと反応して共有結合を 生成する基をあらわし、Yはl+n価の有機基をあらわ
    す。Zはそのままではゼラチンと反応しないが、該ハロ
    ゲン化銀写真感光材料の現像処理過程で脱保護反応を受
    けることにより、「ゼラチンと反応して共有結合を生成
    する基」に変化する基をあらわす。lは0以上の整数を
    あらわす。mは1をあらわすが l+n=2の場合は0でも良い。nは1以上の整数であ
    り、l+nは2以上の整数である。
  2. (2)ハロゲン化銀写真感光材料を露光後、ゼラチン硬
    膜剤を含有していない現像液及び/又はゼラチン硬膜剤
    を含有していない定着液を用いて自動現像材で処理する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料の現像処理方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5756837A (en) * 1980-09-24 1982-04-05 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Photographic sensitive silver halide material
JPS6118942A (ja) * 1984-07-04 1986-01-27 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像感光材料
JPS6340150A (ja) * 1986-08-06 1988-02-20 Konica Corp ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法

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