JPH02119470A - テレビジヨン受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、標準テレビジョン信号の映像と、高品位テレ
ビジョン信号の映像を映出するテレビジョン受像機（Ｔ
Ｖ）等のテレビジョン受信機に関する。

（ロ）従来の技術 現在、ＮＴＳＣ放送及びＮＴＳＣの改良であるクリアビ
ジョン等のＨＤＴＶ放送等の標準テレビジョン信号と高
品位テレビジョン信号の両方を受信出来るテレビジョン
受像機が要求されている。

しかし、標準テレビジョン信号の走査線数（例えばＮＴ
ＳＣの場合は５２５本）と高品位テレビジョン信号の走
査線数（例えば日本放送協会が提案しているものは１１
２５本）とは異なる。

これら２方式のテレビジョン信号をそのまま映し出すテ
レビジョン受像機の実現は非常に困難である。

このため、特公昭６３−１７２７２号（Ｈ０４Ｎ７１０
１）及び特開昭５１−１１０９１８号（９７（５）Ｅｌ
）に示される様に、標準テレビジョン信号の映像信号を
倍走査線化し水平同期周波数も２倍として１０５０本の
テレビジョン信号に変換する。この変換テレビジョン信
号と高品位テレビジョン信号は走査線数が近く容易に、
この両方のテレビジョン信号を映出するテレビジョン受
像機を実現出来る。

（ハ）発明が解決しようとする課題 ところで、変換されたテレビジョン信号も高品位テレビ
ジョン信号も略同じ走査線数では、あるが元々の信号の
帯域が異なる。このため入力された信号に応じてその処
理を変えなければならない。例えば、高品位テレビジョ
ン信号の信号帯域は２０ＭＨｚと広く、この高品位テレ
ビジョン信号で輪郭補償を行う場合、１７ＭＨｚ程度で
行うのが適当である。この時のエツジ幅τはである。

又、変換されたテレビジョン信号の信号帯域は約８．４
ＭＨｚであり、輪郭補償を行う場合、５ＭＨｚ程度で行
うのが適当である。この時のエツジ幅τは である。

このように、高品位テレビジョン信号と変換されたテレ
ビジョン信号は、走査線数は近いのに、その輪郭強調を
行う適当な周波数は大きく異なる。このため、テレビジ
ョン受像機の輪郭強調回路を高品位テレビジョン信号用
に設定すれば、変換されたテレビジョン信号を受信した
時にはＳ／Ｎが劣化しノイズが目立つのみとなる。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明のテレビジョン受信機は、入力されたテレビジョ
ン信号の方式を識別手段（１２）で検出すると共に、こ
の検出結果に応じて輪郭補償回路（３８）の特性を最適
に変えることを特徴とする。

（ネ）作　用 本発明に依れば、入力されたテレビジョン信号に応じて
輪郭補償回路（３８）の特性が変わるので、いつも最適
な輪郭強調が行なえる。

（へ）実施例 第１図乃至第３図を参照しつつ、本発明の一実施例を説
明する。第１図はブロック図であり、第２図、第３図は
その各部の波形図である。

第１図に於いて、（１０）は同期信号入力端子である。

（１２）は同期信号判別回路であり、垂直同期信号と水
平同期信号の関係等によりテレビジョン方式を識別して
識別信号を出力する。（１４）（１６）はこの同期信号
判別回路（１２）からの識別信号により、出力を選択す
る切替回路である。（１７）は映像信号入力端である。

（１８）（２０）（２２）（２４）は遅延回路であり、
夫々の遅延時間はτ＋（＝３０ｎｓ）、　　τ。

（＝７０ｎｓ）、　　τ＊（＝３０ｎｓ）、　　τ４（
＝７０ｎ　ｓ）である。

（２６）（２８）は引算回路、（３０）（３２）は加算
回路、（３４）は増幅回路である。（３６）は映像信号
出力端である。この出力端の信号はこの輪郭強調回路（
３８）より出力されて、ブラウン管等に映出される。

上記回路の動作を説明する。

まず入力端（１７）（１０）に走査線１１２５本の高品
位テレビジョン信号の輝度信号（第２図ａ＋）と同期信
号が入力された場合を説明する。

同期信号判別回路（１２）は、この入力された同期信号
の水平走査線数をカウントして高品位テレビジョン信号
であると識別する。この同期信号判別回路（１２）は識
別信号を切替回路（１４）（１６）に出力して、それぞ
れ信号（ｔｚ）（ｅ＋）を選択出力せしめる。

入力端（１７）からの輝度信号第２図（ａｌ）は遅延回
路（１８）に入力される。遅延回路（１８）は第２図（
ｂ、）の信号を出力する。この信号（ｂｌ）は切替回路
（１４）を介して遅延回路（２２）に入力される。

この遅延回路（２２）は第２図（ｅｌ）の信号を出力す
る。この信号（ｅ、）は切替回路（１６）を介して引算
回路（２８）に入力される。

この引算回路（２８）は信号ｅ、と信号（ｂｌ）より、
第２図（ｉ、）の信号を作成する。又引算回路（２６）
は信号（ａｌ）と信号（ｂｌ）より第２図（ｈ、）の信
号を作成する。この信号（ｉ、）と（ｈ、）は加算回路
（１１）加算され第２図（ｊｌ）の信号となる。この信
号（ｊｌ）は増幅回路（３４）で最適な値に制御されて
信号（ｂ、）に加算回路（３２）で加算される。この加
算回路（３２）は第２図（ｋ、）の信号を出力する。

次に入力端（１７）（ｌｏ）に走査線１０５０本の変換
されたテレビジョン信号の輝度信号（第３図ａ、）と同
期信号が入力された場合を説明する。

同期信号判別回路（１２）は、この入力された同期信号
の水平走査線数をカウントして変換された標準テレビジ
ョン信号であると識別する。この同期信号判別回路（１
２）は識別信号を切替回路（１４）（１６）に出力して
、それぞれ信号（ｃ＝）（ｆ＊）を選択出力せしめる。

入力端（１７）からの輝度信号（第３図ａｔ）は遅延回
路（１８）（２０）に入力される。後の遅延回路（２０
）は第３図（Ｃ１）の信号を出力する。この信号Ｃ２は
切替回路（１４）を介して遅延回路（２２）（２４）に
入力される。後の遅延回路（２４）は第３図（ｆ、）の
信号を出力する。この信号（ｆ、）は切り替え回路（１
６）を介して引き算回路（２８）に入力される。

この引算回路（２８）は信号（ｆ、）と信号（Ｃ２）よ
り、第３図（ｉ、）の信号を作成する。又引算回路（２
６）は信号（ａ、）と信号（Ｃ２）より第３図（ｈ、）
の信号を作成する。この信号（ｉ、）と（ｈ、）は加算
回路（３０）で加算され、第２図（ｊ、）の信号となる
。この信号（ｊ、）は増幅回路（３４）で最適な値に制
御されて信号（Ｃ１）に加算回路（３２）で加算される
。この加算回路（３２）は第３図（ｋ、）の信号を出力
する。

尚、上記実施例では、標準テレビジョン放送としてＮＴ
ＳＣ，高品位テレビジョン放送としてＮＨＫ案を開示し
たが、本願は別にこれに限られるものではない。

又、識別手段として同期信号判別回路（１２）を用いて
、垂直パルス間の水平走査線数をカウントしたが、これ
は水平走査周波数を検出して行なっても良い。

（ト）発明の効果 上記の如く、本発明に依れば、受信テレビジョン信号に
応じた最適な輪郭補正が行なえる。

【図面の簡単な説明】

図面は全て本発明の一実施例に関し、第１図は回路ブロ
ック図、第２図は高品位テレビジョン信号受信時の各部
の波形を示す図、第３図は変換された標準テレビジョン
信号受信時の各部の波形を示す図である。 （１２）・・・同期信号判別回路（識別回路）（３８）
・・・輪郭補償回路。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高品位テレビジョン信号及び倍走査線化された標
   準テレビジョン信号を受信するテレビジョン受信機に於
   いて、 受信テレビジョン信号を識別する識別手段（１２）と、 この識別手段（１２）からの識別信号により特性が切り
   換えられる輪郭補償回路（３８）と、 を備えることを特徴とするテレビジョン受信機。