JPH02111162A - サーマル・プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサーマル・プリンタに関する。

（従来の技術） 記録の対象にされる情報信号をサーマルヘッドに供給し
て記録紙に記録の対象にされる情報信号と対応する記録
が行われるようにするサーマル・プリンタとしては、従
来から各種形式のものが提案されて来ており、最近では
相当に高画質の画像が得られるようなサーマル・プリン
タも見受けられるようになった。

ところで、プリンタの印字速度はそれぞれの機種毎に定
まっており、この点はサーマル・プリンタにおいても同
様である。一方、プリンタで記録の対象にしている各種
の情報信号の伝送レートが、すべてプリンタの印字速度
に適したものになされているとは限らず、また、プリン
タで記録の対象にされている各種の情報信号の伝送レー
トが、すべて同一であるとも限らないから、従来からプ
リンタではそれに供給された情報信号を−たんバッファ
メモリに記憶し、プリンタの印字速度に合わせてバッフ
ァメモリから情報信号を読出してプリンタで印字が行わ
れるようにしている。

（発明が解決しようとする課題） そして従来、プリンタのバッファメモリとしては、高い
集積度の素子として構成されているスタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリやダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリなどが一般的に用いられているが１例え
ば高画質のカラー・サーマル・プリンタにおいて、縦横
寸法が２９７ｍｍＸ２１０ｍｍの大きさのＡ列４番の記
録紙の全面に１ミリ・メートル当り１２ドツトの画素の
画像を記録しようとした場合における１色の画像の情報
型は約９メガ・バイトになる。

それで３色の画像の情報を記録するのに、現在、入手で
きる最も大きな記憶容量のメモリとして１メガ・ビット
の記憶容量を有するダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリを使用した場合でも２１６個というような多量
のメモリが必要とされることになり記憶装置の構成が大
きくなるとともに価格が高くなる。またダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリは揮発性メモリであって永
久的な保存性に欠けている６さらに全画像分の記憶容量
を持たずに画像の記録が行えたとしても、同一の画像を
複数枚記録する場合でも記録時には外部装置と常に結合
状態にしておく必要があり、したがって外部装置の経済
的な運用上にも問題が生じる。

（課題を解決するための手段） 本発明は記録の対象にされている情報による電荷像の記
録領域外に記録位置の識別信号が設けられている如き記
録媒体の電荷保持層部材の面と微小な間隔を隔てて対面
する光導電層部材と透明電極との積層構成からなる書込
みヘッドにおける透明電極と記録媒体を介して対向配置
された電極との間に電圧を印加させるとともに、前記し
た書込みヘッドにおける透明電極側から発光素子アレイ
からの光を入射させて記録媒体の電荷保持層部材に記録
の対象にされている情報を電荷像として記録する手段と
、前記した電荷像の記録位置の識別情報を記録媒体から
検出する記録位置の検出手段と、記録媒体の電荷像によ
る表面電位に基づいて静電誘導で生じた電圧を検出する
電圧検出用電極アレイを有する電荷像読取りヘッドと、
前記した記録位置の検出手段による検出結果に基づいて
記録媒体に記録されている電荷像を電荷像読取りヘッド
の位置に正しく移動させる手段と、前記した電圧検出用
電極アレイを有する電荷ａ読取りヘッドによって読出さ
れた信号に基づいて発生された記録信号が供給されるサ
ーマルヘッドと転写紙移送手段ならびに記録紙移送手段
とを含んで構成してなるサーマル・プリンタを提供する
ものである６（作用） 記録の対象にされている情報による電荷像の記録領域外
に記録位置の識別信号が設けられている如き記録媒体の
電荷保持層部材の面と微小な間隔を隔てて対面する光導
電層部材と透明電極との積ＷＪ構成からなる書込みヘッ
ドにおける透明電極と記録媒体を介して対向配置された
電極との間に電圧を印加して、前記した書込みヘッドに
おける透明電極側から発光素子アレイからの光を入射さ
せて記録媒体の電荷保持層部材に記録の対象にされてい
る情報を電荷像とし、記録媒体から検出した電荷像の記
録位置の識別情報を用いて、記録媒体から読出すべき電
荷像の位置と電荷像読取りヘッドの位置とを正しく定め
、電圧検出用電極アレイを有する電荷像読取りヘッドを
用いて記録媒体の電荷像による表面電位に基づき静電誘
導で生じた電圧を検出し、前記した電圧検出用電極プレ
イを有する電荷像読取りヘッドによって読出された信号
に基づいて発生された記録（１”を号をサーマルヘッド
に供給して、転写紙のインクを記録紙に転写させて記録
の対象にされている情報信号を記録紙に記録する。

（実施例） 以下、添付図面を参照して本発明のサーマル・プリンタ
の具体的な内容について詳細に説明する。

第１図は本発明のサーマル・プリンタの一実施例を示す
斜視図であり、また、第２図は書込みヘッドの構成原理
及び動作原理を説明するためのブロック図、第３図は読
取りヘッドの構成例を示すブロック図、第４図は読取り
ヘッドの一部の斜視図。

第５図は読取りヘッドの動作説明用の波形図、第６図は
ガンマ補正の際の特性側図、第７図及び第８図は信号処
理の説明用図である。

第１図において３はサーマル・プリンタの印写部、４は
回転シリンダ、５は回転軸、６は回転シリンダ４に装着
されている記録紙、７は記録紙を回転シリンダ４に装着
するための留金、９はサーマル・ヘッド、１０は転写紙
の送り出しローラ、１１は転写紙の巻取りローラ、１２
は転写紙、１３は印写部制御回路、１４は情報信号の入
力端子。

１５は情報信号の書込み部、１６は書込み制御回路、１
７は発光素子アレイ、１８は光学系、１９は書込みヘッ
ド、２０は記録媒体、２１は電極、２２．２４は電荷像
の記録位置の識別情報の検出器、２３は読出しヘッド、
２５は印写信号発生回路、２６は情報信号の読出し部、
Ｘは記録媒体２０の移送方向である。

第１図示のサーマル・プリンタにおいて、サーマル・プ
リンタの印写部３は、留金７によって回転シリンダ４に
装着されている記録紙６に、転写紙１２を介してサーマ
ル・ヘッド９を設け、前記した回転シリンダ４を回転軸
５によって駆動回転させるとともに、印写部制御回ｖｒ
１３からサーマル・ヘッド９に設けられている多数の発
熱素子に対して記録紙６に印写させるべき情報信号を供
給し、また、転写紙の送り出しローラ１０から転写紙の
巻取りローラに転写紙１２を移送させるようにして、印
写の対象にされる情報が記録紙に印写されるようになさ
れているのであり、前記したサーマル・ヘッド９に所定
の配列状態に設けられている多数の発熱素子には、印写
部制御回路１３に設けられている１ラインメモリから１
ライン分の印写信号が順次に供給されている。

そして、前記した印写部制御回路１３の１ライン・メモ
リからサーマル・ヘッド９に供給される印写の対象にさ
れている情報は、情報信号の読出し部２６における印写
信号発生回路２５から順次に印写部制御回路１３に供給
された情報信号であり、また、情報信号の読出し部２６
における印写信号発生回路２５から順次に印写部制御回
路１３に供給される情報信号は、読出しヘッド２３によ
って記録媒体２ｏに電荷像の形でｖ２録されていた情報
信号から読出された情報信号である。

前記の記録媒体２０はサーマル・プリンタで記録の対象
にしているそれぞれ異なる伝送レーＩ・を有する各種の
情報信号を、サーマル・プリンタの印写部３における印
字速度に適した情報信号としてサーマル・プリンタの印
写部３に供給できるようにするためのバッファメモリの
記録媒体として機能するものであり、この記録媒体２０
としては記録の対象にされている情報による電荷像の記
録領域外に記録位置の識別信号ＩＭが設けられていると
ともに、記録の対象にされている情報信号を電荷像の形
で記録し再生できる電荷保持層部材ＣＭ　Ｔ、を備えて
４９成されているものが使用されている。

記録媒体２０はそれの表面に付着形成された電荷像が長
期間にわたりそのままのパターンで残留しうるような高
い絶縁抵抗値を有する材料（例えば、シリコン樹脂）で
作られたものが使用される。

また、前記した記録媒体２０は、それの形状が円盤状、
テープ状、あるいはシート状、無端帯状等、任意の形状
とすることができる。

前記した記録媒体２０を用いて構成されているバッファ
メモリは、記録の対象にされている情報による電荷像の
記録領域外に記録位置の識別信号ＩＭが設けられている
如き記録媒体２０の電荷保持層部材ＣＭＬの面と微小な
間隔を隔てて対面する光導電層部材ＰＣＬと透明電極Ｅ
ｔｗとの積層構成からなる書込みヘッド１９における透
明電極Ｅｔｗと、記録媒体２０を介して対向配置された
電極Ｅとの間に電圧を印加させるとともに、前記した書
込みヘッド１９における透明電極Ｅｔｗ側から発光素子
アレイ１７における複数の発光素子からの光を光学系１
８を介して入射させて記録媒体２０の電荷保持層部材Ｃ
ＭＬ（以下の記載においては、記録媒体ＣＭＬのように
記載されることもある）に記録の対象にされている情報
を電荷像として記録する情報信号の書込み部１５、及び
。

前記した電荷像の記録位置の識別情報ＩＭを記録媒体２
０から検出する電荷像の記録位置の識別情報の検出器２
４を備えているとともに記録媒体２０の電荷像による表
面電位に基づいて静電誘導で生じた電圧を検出する電圧
検出用ｆ！！極アレアレイする読出しヘッド２３とを含
んで構成されている情報信号の読出し部２６とによって
構成されている。

次に、前記のようにサーマル・プリンタにおけるバッフ
ァメモリとして機能する構成部分における情報信号の書
込み部１５で使用される書込みヘッド１９と、情報信号
の読出し部２６で使用される読出しヘッド２３との構成
原理や動作原理などについて第２図乃至第５図を参照し
て説明する。

情報信号の書込み部１５で使用される書込みヘッドの構
成原理を説明するための第２図において、１９は透明電
極Ｅｔｗと光導電層部材ＰｃＬとの積層構成からなる書
込みヘッドであり、またＣＭＬは電荷保持層部材よりな
る記録媒体、Ｅは電極、ＳＳＡは電圧供給回路であって
、書込みヘッド１９の光導電層部材ＰＣＬの表面と記録
媒体ＣＭＬの一方の面との間には微小な間隙ΔＱが構成
される（間隙へ〇は零であってもよい）。

記録媒体ＣＭＬの一方の面は、透明電極Ｅｔｗと光導電
層部材ＰＣＬとの積層構成からなる書込みヘッドにおけ
る光導電層部材ＰＣＬの面と対面しており、また、記録
媒体ＣＭＬの他方の面には電極Ｅが接触されていて、前
記した透明電極ＥｔＷと電極Ｅとの間には電圧供給回路
ＳＳＡから電圧が供給されている。また、前記の書込み
ヘッド１９における透明型Ｉ４ｉＥｔｗには５図示され
ていない発光素子アレイ１７に所定の配列状態で配列さ
れている複数個の発光素子から放射され光が入射される
。

ところで、（１）第２図中に示されている透明電極Ｅｔ
ｗと電極Ｅとの間に一定の電圧を与えている状態におい
て、透明電極Ｅｔｗ側に情報信号によって強度変調され
ている複数の書込光を入射させると、その複数の書込光
が入射された複数の部分の個々の部分の光導電層部材Ｐ
ＣＬの電気抵抗値が前記した書込光の強度に従って変化
し、光導電層部材ＰＣＬにおいて前記のように電気抵抗
値が変化した部分における記録媒体ＣＭＬには前記した
複数の書込光の強弱と対応した量の電荷が前記した複数
の書込み光の個々のものと対応して蓄積し、また、（２
）第２図中に示されている透明電極Ｅｔｗに一定の光強
度の複数の書込光を時間軸上で所定の順序で順次に入射
させている状態において、前記した透明電極Ｅｔｗと電
極Ｅとの間に印加する電圧を変化させると、順次の書込
光が入射されて光導電層部材ＰＣＬの電気抵抗値が変化
した部分における電荷保持層部材ＣＭＬには前記した書
込先の強弱と対応した量の電荷が蓄積する６したがって
、記録媒体ＣＭＬは、前記した（］）のような状態にお
いて書込光を情報信号によって強度変調したり、または
前記した（２）のような状態において、透明電極Ｅｔｗ
と電極Ｅとの間の電圧を情報信号によって強度変調した
りすることにより、光の入射により光導電層部材ＰＣＬ
の電気抵抗値が変化した部分における記録媒体ＣＭＬに
前記した情報信号と対応した量の電荷を？？積させるこ
とができるのであり、前記のように（１Ｆ込みヘッド１
９に入射される光が発光素子アレイ１７に所定の配列状
態で配列されている複数個の発光素子から放射された光
であると、記録媒体１９には発光素子アレイ１７におい
て書込み動作に使用された発光素子の個数と対応する個
数の画素数の電荷像が形成されることになる。

発光素子アレイ１７としては、発光ダイオードアレイ、
あるいは直線状の発光源と所定の配列パターンに従って
配列されている複数の液晶シャッタ、エレクトロ・ルミ
ネッセンス・アレイ、その他のものを使用することがで
きる。なお、前記した（１）のような状態において書込
光を情報信号によって強度変調する代わりに、一定の強
度の光の時間長を記録の対象にされるべき情報信号によ
って変化させて、各発光素子からの露光量が変化される
ようにしてもよいことは勿論である。

なお、本明細書中で発光素子アレイという表現は、所定
の配列態様に従って配列された状態の個別の光束を、そ
れぞれ個別に強度変調（オン、オフの状態も含む）され
た状態で放射させうるような構成のものを示している。

第１図に示されているサーマル・プリンタにおいては、
記録媒体２０が電荷保持層部材ＣＭＬだけによって構成
されており、記録媒体２０を挟んで書込みヘッド１９と
対応する位置には、第２図中でＥで示している電極と同
一の動作を行う電極２１が設けられている。

第１図に示されている読取りヘッド１９の構成例は前記
した（２）の場合に対応しており、透明電極Ｅｔｗと電
極２１とに記録回路ＳＳＡから記録の対象にされている
情報信号電圧を印加させることにより、記録媒体２０に
は記録の対象にされている情報と対応する電荷像が記録
される。第１図（第２図でも同じ）中の矢印Ｘは記録媒
体２０の移送方向を示している。

第１図に示されている情報信号の書込み部１５において
、前記した書込み制御回路１６は、入力端子１４に入力
された印写の対象にされている情報信号を、前記した記
録媒体２０に記録するための信号に変換して、それを発
光素子アレイ１７や書込みヘッド１９に供給する。また
、書込み制御回路１６は電荷像の記録位置の識別情報の
検出器２２で検出された記録位置の識別信号ＩＭが供給
されることにより、その書込み動作の開始のタイミング
が決定される。

第２図を参照して既述したように電荷保持層部材よりな
る記録媒体２０に蓄積された電荷像、すなわち、記録の
対象にされている情報信号に従って電荷層が変化してい
る電荷像は、記録媒体２０が矢印Ｘの方に移動されて情
報信号の読出し部２６における所定の位置に達し、記録
位置の識別信号ＩＭが電荷像の記録位置の識別情報の検
出器２２で検出されて、それが印写信号発生回路２５に
供給されることにより読出し動作の開始のタイミングが
決定され、読出し動作が開始される。

次に、第３図乃至第５図を参照して情報信号の読取り部
２６で使用される読取りヘッド２３について説明する。

第３図は複数の電圧検出用電極ＥＤ、ＥＤ・・・を所定
の配列パターンで配列させて、記録媒体２ｏの電荷像を
読出すようにした静電荷の検出ヘッド（読出しヘッド２
３）の−例購成を示す。

第３図においてＥ　Ｄｉ、　Ｅ　Ｄ２．　Ｅ　Ｄ３・＝
Ｅ　Ｄｎは電圧検出用電極であり、これらの電圧検出用
電極ＥＤＩ、ＥＤ２．ＥＤ３−ＥＤｎは、それぞれ個別
の接続線Ｑ　１．　Ｑ　２．　Ｑ　３・・・Ｑｎによっ
て電圧検出用電界効果トランジスタＤＰＩ、ＤＦ２．Ｄ
Ｆ３−ＤＦｎのゲート電極に接続されているとともに、
リセット用スイッチング手段として使用される電界効果
トランジスタＲＦｌ、　ＲＦ２．　ＲＦ３−ＲＦｎにお
ける対応するもののドレイン電極に接続されている。

前記のリセット用スイッチング手段として使用される各
電界効果トランジスタＲＦＩ、ＲＦ２．ＲＦ３・・・Ｒ
Ｆｎにおけるゲート電極はリセットパルスの入力端子２
に共通接続されており、また、各電界効果トランジスタ
ＲＦＩ、ＲＦ２．ＲＦ３−ＲＦｎにおけるソース電極は
、リセット動作時に電圧検出用電極や電圧検出用電界効
果トランジスタのゲート電極に与えるべき基準電圧を供
給する電源Ｖｓｓに共通接続されている。

また、前記した各電圧検出用電界効果トランジスタＤＰ
Ｉ、ＤＦ２．ＤＦ３−ＤＦｎのドレイン電極は動作用電
源Ｖに対して共通に接続されていて、一定の電圧が供給
されており、また、前記した各電圧検出用電界効果トラ
ンジスタＤＦＩ、ＤＦ２゜ＤＦ３・・・ＤＦｎのソース
電極は、それぞれ個別のスイッチング用電界効果トラン
ジスタＳＦＩ、ＳＦ２゜ＳＦ３・・・ＳＦｎにおける対
応するもののドレイン電極に接続されており、さらに前
記の個別のスイッチング用電界効果トランジスタＳＦＩ
、ＳＦ２゜ＳＦ３・・・ＳＦｎにおける各ソース電極は
共通に接続されて出力端子１に接続されている。第３図
中のＲＱは負荷抵抗である。

前記の個別のスイッチング用電界効果トランジスタＳ　
Ｆｌ、　Ｓ　Ｆ２．Ｓ　Ｆ３−８　Ｆ　ｎにおける各ゲ
ート電極には、シフトレジスタＳＲからスイッチングパ
ルスＰＩ、Ｐ２．Ｐ３・・・Ｐｎが供給されていて、前
記のシフトレジスタＳＲから出力されるスイッチングパ
ルスＰＬ、Ｐ２．Ｐ３・・・Ｐｎは、第５図に例示され
ている波形図から明らかなように、シフトレジスタＳＲ
のクロック端子８に供給されている第５図の（ａ）に示
されているクロック信号Ｐｃによって、第５図の（ｂ）
〜（ｄ）に例示されているように時間軸上でＰ１→Ｐ２
→Ｐ３→・・・のように順次にシフトレジスタＳＲから
出力されるから、前記した個別のスイッチング用電界効
果トランジスタＳＦｌ、　Ｓ　Ｆ２．Ｓ　Ｆ３・・・Ｓ
Ｆｎの内の選択された次々の１個のものが時間軸上で順
次にオンの状態にされて行く。

それで、それぞれ個別の接続線Ｑ　１．　ｕ　２．　Ｑ
　３・・・Ｑｎによって電圧検出用電界効果トランジス
タＤＦｌ、ＤＦ２．ＤＦ３・・・ＤＦｎのゲート電極に
接続されている複数の電圧検出用電極ＥＤＩ、ＥＤ２．
ＥＤ３・・・ＥＤｎに生じている記録媒体２０の複数個
所における個々の個所の表面電位と対応する電圧は、前
記した複数の電圧検出用電界効果トランジスタＤ　Ｆｌ
、　Ｄ　Ｆ２．　Ｄ　Ｆ３−Ｄ　Ｆｎのソース側から、
それぞれ対応する個別のスイッチング用電界効果トラン
ジスタＳ　Ｆｌ、　Ｓ　Ｆ２．Ｓ　Ｆ３−８　Ｆ　ｎの
ドレインに供給されているから、前記したシフトレジス
タＳＲからスイッチングパルスＰＬ、Ｐ２．　Ｆ３・・
・が順次に出力されるのに従って次々にオンの状態にさ
れる個別のスイッチング用電界効果トランジスタＳ　Ｆ
ｌ、　Ｓ　Ｆ２．Ｓ　Ｆ３−８　Ｆ　ｎのソース側から
は、記録媒体２０の複数個所における個々の個所の表面
電位と対応して静電誘導によって個別の電圧検出用電極
ＥＤＩ、ＥＤ２．ＥＤ３−ＥＤｎに生じた電圧と対応し
ている電圧が１時間軸上に直列的に出力端子１に送出さ
れることになる。

したがって、例えば第４図示のように複数の電圧検出用
電極Ｅ　ＤＩ、　Ｅ　Ｄ２．　Ｅ　Ｄ３−　Ｅ　Ｄｎが
１直線上に配列しているように設けられている読出しヘ
ッド２３と記録媒体２０とを、前記した複数の電圧検出
用電極Ｅ　Ｄｉ、　Ｅ　Ｄ２．　Ｅ　Ｄ３−Ｅ　Ｄｎが
整列している方向と直交する方向に相対的に移動させる
と、記録媒体２０に形成されている２次元的な電荷像と
対応している時系列的な電気信号が出力端子１に送出さ
れることになる。

前記した第４図示の読出しヘッド２３は、複数の電圧検
出用電極ＥＤＩ、ＥＤ２．ＥＤ３・・・ＥＤｎや接続線
Ｑ１〜Ｑｎなどを周知の薄膜技術によって基体ＢＰに形
成させた構成態様のものである。

読出しヘッド２３は記録媒体２０からそれの「１１Ｌに
わたって１ブロツクの時系列信号を出力し終ったときに
前記のようにリセットされ、次に、記録媒体２０と読出
しヘッド２３とが矢印Ｘ方向に所定の距離だけ相対的に
移動された後に、その移動された新たな位置においてそ
れのｒｌｌＬにわたって記録媒体２０から１ブロツクの
時系列信号を出力し、それが出力され終ったときに前記
のようにリセットされるということを繰返して、記録媒
体２ｏの表面の２次元的な電荷像と対応する出力信号が
読出しヘッド２３の出力端子１から送出されるのである
。

前記のようにして読取りヘッド２３に読出された記録媒
体２０の電荷像と対応する電気信号は印写信号発生回路
２５に供給され、次いでサーマル・プリンタの印写部３
における印写部制御回路１３に供給される。

そして、印写部制御回路１３に設けられている１ライン
メモリからは１ライン分の印写信号が順次にサーマル・
ヘッド９に設けられている多数の発熱素子に対して供給
されて、印写の対象：、“される情報が既述のように転
写紙を介して記録紙に印写される。

第１図中で使用されている記録媒体２０には、それの電
荷像の形成領域外の部分に既述のように識別用のマーク
ＩＭが設けられているが、前記の識別用のマークＫＭは
記録媒体ＣＭＬに順次に記録される各−枚の電荷像（単
位の電荷像）が記録形成されている各記録領域を、電荷
像読取りヘッドの位置に正しく移動させるようにするた
めの位置の基準信号を発生させるのに用いられるもので
あり、前記の識別用のマークＩＭとしては、例えば光学
的な読取り手段によって電気信号に変換できるようなマ
ーク、または磁気的な読取り手段によって電気信号に変
換できるようなマーク、あるいは静電的な読取り手段に
よって電気信号に変換できるようなマーク、その他、任
意な読取り手段によって電気信号に変換できるようなマ
ークが用いられてもよいのである。

さて、第１図において記録の対象にされている／情報信
号の入力端子１４に供給される情報信号は。

例えばテレビジボン信号であったり、あるいはグラフィ
ック端末からの信号、コンピュータからの信号であった
りするので、書込み制御回路１６では端子１４から与え
られた前記のような情報信号を記録媒体２０に書込むの
に適する信号形態の信号に変換してから書込みヘッド１
９の透明電極Ｅｔｗと電極Ｅとに供給する。

第６図乃至第８図は記録再生の対象にされる情報信号の
入力端子１４から書込み制御回路１６に供給される各種
の信号形態の外部信号と、既述のように記録媒体ＣＭＬ
に書込むのに適する信号形態の書込み信号との間のタイ
ミング合わせ等の目的で使用される信号処理回路の説明
に用いられる図である。

入力端子１４に供給される情報信号の信号形態に応じて
、書込みに適する信号形態の書込み信号を得るようにす
るのにそれぞれ異なる信号処理が行われるようになされ
るべきことはいうまでもなく、また、記録媒体への情報
信号の書込み動作。

記録媒体からの情報信号の読出し動作などに際しては、
書込み信号、あるいは読出し信号と、書込み光あるいは
読出し光との同期がとれた状態で所定の走査が行われる
ようになされるべきことは当然である。

第６図は人、出力信号間において信号に施されるべきガ
ンマ特性を例示したものであり、また、第７図の（ａ）
、（ｂ）は入力信号に補間処理を施す場合の画素と信号
との関係を示す図であり、図中でダラシ等が付されてい
る信号は補間信号であり、さらに第８図は入力端子１４
に供給された信号が記録画像のレイアウト情報として入
力されるものを所定の位置に情報を配置して記録情報に
する際の説明図である。

なお、本発明の実施に際しては、カラーデータが加法混
色の３ｇ色信号の場合に、それを減法混色の３原色信号
に変換してカラー画像のプリントを行ったり、入力画像
信号の間引きやトリミングを行ったりするなどの信号処
理が行われるようにしてもよい。

（発明の効果） 以上、詳細に説明したところから明らかなようｉこ、本
発明のサーマル・プリンタは記録の対象にされている情
報による電荷像の記録領域外に記録位置の識別信号が設
けられている如き記録媒体の電荷保持層部材の面と微小
な間隔を隔てて対面する光導電層部材と透明電極との積
層構成からなる書込みヘッドにおける透明電極と記録媒
体を介して対向配置された電極との間に電圧を印加させ
るとともに、前記した書込みヘッドにおける透明電極側
から発光素子アレイからの光を入射させて記録媒体の電
荷保持層部材に記録の対象にされている情報を電荷像と
して記録する手段と、前記した電荷像の記録位置の識別
情報を記録媒体から検出する記録位置の検出手段と、記
録媒体の電荷像による表面電位に基づいて静電誘導で生
じた電圧を検出する電圧検出用電極アレイを有する電荷
像読取りヘッドと、前記した記録位置の検出手段による
検出結果に基づいて、記録媒体に記録されている電荷像
を電荷像読取りヘッドの位置に正しく移動させる手段と
、前記した電圧検出用電極アレイを有する電荷像読取り
ヘッドによって読出された信号に基づいて発生された記
録信号が供給されるサーマルヘッドと転写紙移送手段な
らびに記録紙移送手段とを含んで構成してなるものであ
るから、この本発明のサーマル・プリンタでは、記録の
対象にされている情報による電荷像の？２録領域外に記
録位置の識別信号が設けられている如き記録媒体の電荷
保持層部材の面と微小な間隔を隔てて対面する光導電層
部材と透明電極との積層構成からなる書込みヘッドにお
ける透明電極と記録媒体を介して対向配置された電極と
の間に電圧を印加して、前記した書込みヘッドにおける
透明電極側から発光素子アレイからの光を入射させて記
録媒体の電荷保持層部材に記録の対象にされている情報
を電荷像とし、記録媒体から検出した電荷像の記録位置
の識別情報を用いて、記録媒体から読出すべき電荷像の
位置と電荷像読取りヘッドの位置とを正しく定め、電圧
検出用電極アレイを有する電荷像読取りヘッドを用いて
記録媒体の電荷像による表面電位に基づき静電誘導で生
じた電圧を検出し、前記した電圧検出用電極アレイを有
する電荷像読取りヘッドによって読出された信号に基づ
いて発生された記録信号をサーマルヘッドに供給して、
転写紙のインクを記録紙に転写させて記録の対象にされ
ている情報信号を記録紙に記録することができるために
、記録媒体として高精細度の電荷像を記録できるものを
用いて、小型でしかも大記憶容量で、かつ、情報信号の
書込みと、記録された情報信号の読出しとが容易な記憶
装置を＄ｌｌカマき、したがって既述した従来のサーマ
ル・プリンタにおける問題点は本発明では良好に解決で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサーマル・プリンタの一実施例を示す
斜視図、第２図は書込みヘッドの構成原理及び動作原理
を説明するためのブロック図、第３図は読取りヘッドの
構成例を示すブロック図、第４図は読取りヘッドの一部
の斜視図、第５図は読取りヘッドの動作説明用の波形図
、第６図はガンマ補正の際の特性側図、第７図及び第８
回は信号処理の説明用図である。 ３・・・サーマル・プリンタの印写部、４・・・回転シ
リンダ、５・・・回転軸、６・・・回転シリンダ４に装
着されている記録紙、７・・・記録紙を回転シリンダ４
に装着するための留金、９・・・サーマル・ヘッド、１
０・・・転写紙の送り出しローラ、１１・・・転写紙の
巻取リローラ、１２・・・転写紙、１３・・・印写部制
御回路、１４・・・情報信号の入力端子、１５・・・情
報ｔ２号の書込み部、１６・・・書込みル制御回路、１
７・・・発光素子アレイ、１８・・・光学系、１９・・
・書込みヘッド５２０・・・記録媒体、２１・・・電極
、２２．２４・・・電荷像の記録位置の識別情報の検出
器、２３・・・読出しヘッド、２５・・・印写信号発生
回路、２６・・・情報信号の読出し部、Ｘ・・・記録媒
体２０の移送方向、ＣＭＬ・・・電荷保持層部材、ＩＭ
・・・記録位置の識別信号、ＰＣＬ・・・光導電層部材
、Ｅｔｗ・・・透明電極、Ｅ−・・電極、ＥＤ、ＥＤｌ
、ＥＤ２．ＥＤ３〜ＥＤｎ−電圧検出用電極、Ｑ　ｌ、
　ｆｆ　２．　Ｑ　３〜Ｑｎ・・・接続線、ＤＦｌ、Ｄ
Ｆ２．ＤＦ３〜ＤＦｎ・・・電圧検出用電界効果トラン
ジスタ、ＲＦＩ、ＲＦ２．ＲＦ３〜ＲＦｎ−リセット用
スイッチング手段として使用される電界効果トランジス
タ、 特許出願人　　日本ビクター株式会社 ｌ−ぐ′

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録の対象にされている情報による電荷像の記録領域外
   に記録位置の識別信号が設けられている如き記録媒体の
   電荷保持層部材の面と微小な間隔を隔てて対面する光導
   電層部材と透明電極との積層構成からなる書込みヘッド
   における透明電極と記録媒体を介して対向配置された電
   極との間に電圧を印加させるとともに、前記した書込み
   ヘッドにおける透明電極側から発光素子アレイからの光
   を入射させて記録媒体の電荷保持層部材に記録の対象に
   されている情報を電荷像として記録する手段と、前記し
   た電荷像の記録位置の識別情報を記録媒体から検出する
   記録位置の検出手段と、記録媒体の電荷像による表面電
   位に基づいて静電誘導で生じた電圧を検出する電圧検出
   用電極アレイを有する電荷像読取りヘッドと、前記した
   記録位置の検出手段による検出結果に基づいて、記録媒
   体に記録されている電荷像を電荷像読取りヘッドの位置
   に正しく移動させる手段と、前記した電圧検出用電極ア
   レイを有する電荷像読取りヘッドによって読出された信
   号に基づいて発生された記録信号が供給されるサーマル
   ヘッドと転写紙移送手段ならびに記録紙移送手段とを含
   んで構成してなるサーマル・プリンタ