JPH02110173A - インキ組成物 - Google Patents

インキ組成物

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JPH02110173A
JPH02110173A JP63263305A JP26330588A JPH02110173A JP H02110173 A JPH02110173 A JP H02110173A JP 63263305 A JP63263305 A JP 63263305A JP 26330588 A JP26330588 A JP 26330588A JP H02110173 A JPH02110173 A JP H02110173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink composition
fragrance
photochromic material
microencapsulated
solvent
Prior art date
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Pending
Application number
JP63263305A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Iwasaki
孝 岩崎
Shuichi Maeda
修一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KAPUSERU PROD KK
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
NIPPON KAPUSERU PROD KK
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
Application filed by NIPPON KAPUSERU PROD KK, Mitsubishi Kasei Corp filed Critical NIPPON KAPUSERU PROD KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロカプセル化フォトクロミック材料と
マイクロカプセル化香料を含有し、色変化と香りの2つ
の機能を同時に有するインキ組成物に関するものである
〔従来の技術〕
インキ組成物は、溶剤・ビヒクル・色材を主成分とする
ものであるが、最近さらにインキ組成物に香料を入れて
香りを楽しむことが行なわれている。
他方、前記のインキ組成物の色材として光によって色が
変化するフォトクロミック材料を使用することか知られ
ている。また、香料やフォトクロミック材料は徐放性や
、耐久性の向上、劣化防止をはかるためにマイクロカプ
セル化することは行なわれているが、マイクロカプセル
化したフォトクロミック材料をインキ組成物に用いる例
はない。
加えて、これまで香りと色の変化の2つの機能を同時に
有するインキ組成物は知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、香りと色の変化の2つの機能を同時に有する
インキ組成物に関する。
ところが、単に香料とフォトクロミック材料を一緒に混
合してマイクロカプセル化し、それを用いて作成したイ
ンキ組成物では、香料の混合によりフォトクロミック材
料の劣化や発色濃度の低下がみられたり、また、香料に
ついては香りがもれ出なくなるという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は溶剤、ビヒクル、マイクロカプセル化フォトク
ロミック材料および対平面圧強度には優れているが比較
的軽度の摩擦によって裂壊する壁膜を有するマイクロカ
プセル化香料を含有するインキ組成物とすることにより
、前記の問題点が改良され、フォトクロミック材料の耐
久性にすぐれ、香料が効率的に発散する、色の変化と香
りの2つの機能を同時に有するインキ組成物を得ること
を可能にした。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のインキ組成物に用いる溶媒としては、水性イン
キの場合は水または水と相溶性のあるアルコール類等と
の混合溶媒が挙げられ、油性インキの場合はエーテル系
、エステル系、ケトン系。
芳香族炭化水素系等の溶媒が挙げられる。
ビヒクルとしては、ポリエーテル系、アクリル酸系、酢
酸ビニル系またはポリウレタン系樹脂から選ばれたもの
が好適に使用される。
フォトクロミック材料としては、光により色変化するも
のなら何でもよいが、その色変化機構が結合のイオン開
裂によるスピロピラン、トリアリルメタン、スピロオキ
サジン系;シス−トランス異性によるスチルベン、アゾ
ベンゼン、チオインジゴ系;互変異性によるサリチリデ
ンアニリン。
ジヒドロキシアントラキノン系;シス−トランス異性お
よび互変異性によるジチゾン水銀系;原子価異性による
ノルボルナジェン、フルギド系等のフォトクロミック化
合物が挙げられるが、その中でも発色・消色の速度およ
びくり返し耐久性からスピロオキサジン系化合物が好ま
しい。
香料としては、ヘキシルシンナミックアルデヒド、メチ
ル−β−ナフチルケトン、ハノオイゲール、L−メント
ール、ケイ皮酸系、ゲラニオール等、香料一般のものが
使用できる。例えば、オレンジフレーバーF−7404
(高砂香料工業型)やローズB−1333(高砂香料工
業型)等の市販品も用いることができる。
フォトクロミック材料及び香料をそれぞれマイクロカプ
セル化する方法としては、相分離法、界面重合法、液中
乾燥法等が挙げられる。
フォトクロミック材料のマイクロカプセル化に使用する
溶媒としては、耐久性の点から沸点40〜160℃のも
のが好ましい。たとえば、シクロヘキサノン メチルイ
ソブチルケトン等のケトン系溶媒;キシレン、トルエン
、ベンゼン等の炭化水素芳香族系溶媒;テトラクロロエ
チレン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレン等ノ
ハロケン化炭化水素系溶媒;酢酸ブチル等のエステル系
溶媒等が挙げられるが、特にメチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、トルエン、ベンゼン。
トリクロロエチレン等が好ましい。
更に、耐久性を向上させるために、フォトクロミック材
料を溶剤に溶かした時点で、発色に影響を及ぼさない程
度の紫外線吸収剤1酸化防止剤。
ヒンダードアミン系安定剤を添加してもよい。特に、ヒ
ンダードアミン系安定剤としては、例えば三共■製の商
品名サノールLS2626等の市販品を用いることがで
きる。
また、香料を含有するマイクロカプセルより香料を放出
する方法としては、■マイクロカプセル壁の半透過性を
利用して大気中で徐放する方法と■マイクロカプセル壁
を指先等の摩擦によって部分的に破る方法等があるが、
■の場合はフォトクロミック材料のマイクロカプセルの
壁膜の対摩擦性を強くしておき、香料のマイクロカプセ
ルのみを前記のごとく比較的軽度の摩擦によっても部分
的に破れるようにしておくとよい。上記■の膜剤として
はゼラチン系の膜剤が好ましく、■の膜剤としては、メ
ラミン−ホルマリン樹脂系、尿素−ホルマリン樹脂系の
膜剤が好ましい。これらの膜剤を用いたマイクロカプセ
ル化香料はマイクロカプセル化フォトクロミック材料の
耐光性及び発色濃度に対して悪影響を与えない。
インキ組成物の割合としては、溶剤、ビヒクル。
マイクロカプセル化フォトクロミック材料およびマイク
ロカプセル化香料を任意の割合でまぜることができるが
、好ましくは、溶剤は88〜30wL%、ビヒクルは1
0〜50wt%、マイクロカプセル化フォトクロミック
材料は1〜10−t%、マイクロカプセル化香料は1〜
lowt%使用される。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例と試験結果を挙げるが本発明は
以下の実施例によって何ら限定されない。
尚、部は重量部を表わす。
実施例1 香料として、オレンジフレーバーF−7404(高砂香
料工業型)を用いた。上記香料45gを50℃に加熱し
、pHを4.80に調節した5%ゼラチン水溶液16m
1に乳化し、平均粒径を30μとした。次に50℃に加
熱した2%アラビアゴム水溶液176m1を加え、系の
温度を50℃に保ち、pl+を4.75に調節後、ゆっ
くり冷却した。液温が28℃になった時点で10℃まで
急速に冷却し、25%ゲルタールアルデヒド水溶液2 
mlを加え、10℃で4時間撹拌した。その後、室温(
約25℃)で−昼夜撹拌して、平均粒径30μの香料を
含有するマイクロカプセルが分散した懸濁液を得た。前
記懸濁液の液相部を懸濁液中のマイクロカプセルの重量
比が50%となるまで除いて、香料を含有するマイクロ
カプセル含有液を得た。
次に、 メチルイソブチルケトン  34g (A) CB) を混合し、これらを50℃に加熱し、pHを4.75に
調節した5%ゼラチン水溶液76mJに乳化し、粒径を
20μとした。次に50℃に加熱した2%アラビアゴム
水溶液176m1を加え、水温を50℃に保ち、pHを
4.75に調節後、ゆっくり冷却した。水温が28℃に
なった時点で10℃まで急激に冷却し、25%ゲルター
ルアルデヒド水溶液2 mlを加え、10℃で4時間撹
拌して、対平面圧及び対摩擦強度にも優れた壁膜を有す
るフォトクロミック材料のマイクロカプセルを得た。そ
の後、40℃に昇温し、−昼夜撹拌した。出来上がった
マイクロカプセルの溶液の液相部を該溶液の重量の40
%となるまで除き、フォトクロミック材料上記(A)又
はCB)をそれぞれ有するマイクロカプセル含有液2種
を得た。
以上、作成した香料を含有するマイクロカプセル含有液
1部、フォトクロミック材料(A)又はCB)を含有す
るマイクロカプセル含有液9部およびアクリル共重合バ
インダー(溶剤:水40%。
固型分=60%)(商品名ヨドゾールA−4100:カ
ネボウエヌエスシー製)9部を混合し、インキ組成物と
した。
作成したインキ組成物を綿布にスクリーン印刷し、耐光
性試験を実施した。
耐光性試験は、島津製作所製XF−15D形キセノンフ
ェードテスタを用いた。
(11香料カプセル及びフォトクロミックカプセルを含
むインキ組成物の場合 (照射前の試験片の発色濃度を100%とする)(2)
  フォトクロミックカプセルのみを含むインキ組成物
の場合 以上より、香料カプセルを混合した場合もフォトクロミ
ック材料の発色保持率にほとんど影響がないという結果
を得た。
また、上記の香料カプセル及びフォトクロミックカプセ
ルを含むインキ組成物の印刷部分を手でこすると香料カ
プセルのみが摩擦によって部分的に裂壊してオレンジの
香りを充分感じることができる。この手でこすったもの
を再び、耐光性試験にかけた結果は前記と同様の結果で
あった。
実施例2 香料は、ローズB−1333(高砂香料工業製)を用い
た。エチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物(モ
ンザント社製EMA)の10%水溶液100 g、10
gの尿素および1gのレゾルシノールを蒸留水200g
の中に入れ、混ぜあわせ、20%水酸化ナトリウム水溶
液を用いて、pHを3.5に調節した。香料200gを
該水溶液に乳化し、平均粒径を15μとした。次に37
%ホルムアルデヒド水溶液25gを系に加える。撹拌し
ながら、系を約55°Cに加熱しつつ、約2時間保ち、
続いて室!(約25℃)に下げて、平均粒径15μの香
料を含むマイクロカプセルが分散した懸濁?夜を得た。
以上のように作成した香料を含有するマイクロカプセル
の懸濁液1部、実施例1と同様に作成したフォトクロミ
ック材料(A)又は〔B〕を含有するマイクロカプセル
含有液9部およびアクリル共重合バインダー(溶剤:水
40%、固型分60%)(商品名ヨドゾールA−410
0:カネボウエヌエスシー製)9部を混合し、2種のイ
ンキ組成物とした。
試験結果は実施例1と同様フォトクロミック材料の発色
保持率にほとんど影響を与えず、また、上記の印刷部分
は充分な香気を放っていた。
比較例1 実施例1.2において、フォトクロミック材料(B)と
香料を混合してマイクロカプセルを作成した以外は、実
施例1.2と同様にしてインキ化、スクリーン印刷し、
耐光性試験結果を第2表に示した。
上記第2表のように、実施例1.2の香料とフォトクロ
ミック材料を別々にマイクロカプセル化したインキ組成
物は、香料とフォトクロミック材料を混合してマイクロ
カプセル化した比較例1゜2のインキ組成物に比べ、著
しくすぐれた耐光性を有することがわかった。
実施例3 フォトクロミック材料を有するマイクロカプセル含有液
を作成するとき芯物質として メチルイソブチルケトン   34g フォトクロミック材料     3g (前記スピロナフトオキサジン系化合物〔B〕)ヒンダ
ードアミン系添加剤  1.4g(商品名サノールLS
2626.三共■)を用いる以外は、実施例1と同様に
して、フォトクロミック材料を有するマイクロカプセル
含有液を得た。
次に、実施例1で作成した香料を含有するマイクロカプ
セル含有液1部、上記の組成で製造したフォトクロミッ
ク材料を含有するマイクロ力ブセル含有液9部およびア
クリル共重合バインダー(溶剤:水40%、固型分二6
0%)(商品名ヨドゾールA−4100:カネボウエヌ
エスシー製)9部を混合し、インキ組成物とした。
作成したインキ組成物をスクリーン印刷し、耐光性試験
を実施した。
耐光性試験は、島津製作所製XF−15D形キセノンフ
ェードテスタを用いた。
その結果、本インキ組成物にある印刷物は230時間で
発色濃度は照射前の初期に比べて46%であり、良好な
耐光性を示した。また、実施例1゜2と同様、本印刷物
は充分な香気を発していた。
〔発明の効果〕
本発明のインキ組成物はたとえばスクリーン印刷で各種
繊維製品に印刷することができる。
本発明のインキ組成物を用いた製品は、衣料品・玩具・
文具・スポーツ用品等のさまざまな用途に使用される。
本発明のインキ組成物は色の変化と香りの2つの機能を
同時に有するものであり、フォトクロミック材料の耐久
性にすぐれ、香料を効率的に発散させることができるも
のである。
例えばTシャツに適当な図柄でスクリーン印刷し、乾燥
したものは、これの着用によって太陽光のもとではフォ
トクロミック材料の色の変化がみられ、さらに、体の動
きに従って香料を含有するマイクロカプセルから徐放あ
るいは摩擦によって香料が放出され漂うため、着用者に
快い刺激を与えることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶剤、ビヒクル、マイクロカプセル化フォトクロミック
    材料およびマイクロカプセル化香料を含有することを特
    徴とするインキ組成物。
JP63263305A 1988-10-19 1988-10-19 インキ組成物 Pending JPH02110173A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63263305A JPH02110173A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 インキ組成物

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JP63263305A JPH02110173A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 インキ組成物

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1736134A1 (en) * 2005-06-22 2006-12-27 L'Oréal Spherical optical structure
JP2021080315A (ja) * 2019-11-14 2021-05-27 三菱鉛筆株式会社 インクジェット用フォトクロミック水性インク
CN113116738A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 新生活化妆品科技(上海)有限公司 外用添加剂及其应用、皮肤外用制品

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CN113116738B (zh) * 2019-12-31 2022-09-02 新生活化妆品科技(上海)有限公司 外用添加剂及其应用、皮肤外用制品

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