JPH0210361Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210361Y2 JPH0210361Y2 JP1983022616U JP2261683U JPH0210361Y2 JP H0210361 Y2 JPH0210361 Y2 JP H0210361Y2 JP 1983022616 U JP1983022616 U JP 1983022616U JP 2261683 U JP2261683 U JP 2261683U JP H0210361 Y2 JPH0210361 Y2 JP H0210361Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing
- rotary drive
- gear
- drive body
- driven gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、活字体を無端ベルトの表面に並設
し、且つこの活字体を選択してハンマにて打刻す
るタイプのプリンタなどに係り、特に無端ベルト
を回動させる回転駆動体の動力をハンマ機構の桁
上げ動作へ切換えるようにしたプリンタなどに有
効な動力間欠伝達装置に関する。
し、且つこの活字体を選択してハンマにて打刻す
るタイプのプリンタなどに係り、特に無端ベルト
を回動させる回転駆動体の動力をハンマ機構の桁
上げ動作へ切換えるようにしたプリンタなどに有
効な動力間欠伝達装置に関する。
一般に、小型のプリンタでは、1個のモータ動
力によつて、無端ベルトの駆動と、ハンマ機構の
桁上げ動作を行なつている。このため、無端ベル
トを回動させる回転駆動体と、桁上げシヤフトと
を間欠伝達装置によつて接続している。この間欠
伝達装置は、回転駆動体に形成された駆動ギヤ
に、歯欠損部を有する従動ギヤを対向させ、この
従動ギヤを桁上げシヤフトに固設している。桁上
げ動作を行わない場合には歯欠損部を駆動ギヤに
対向させておき、あるタイミングにて従動ギヤの
歯部を駆動ギヤに噛み合わせて桁上げシヤフトを
回転させ、ハンマ機構を桁上げ方向へ移動させる
ようになつている。
力によつて、無端ベルトの駆動と、ハンマ機構の
桁上げ動作を行なつている。このため、無端ベル
トを回動させる回転駆動体と、桁上げシヤフトと
を間欠伝達装置によつて接続している。この間欠
伝達装置は、回転駆動体に形成された駆動ギヤ
に、歯欠損部を有する従動ギヤを対向させ、この
従動ギヤを桁上げシヤフトに固設している。桁上
げ動作を行わない場合には歯欠損部を駆動ギヤに
対向させておき、あるタイミングにて従動ギヤの
歯部を駆動ギヤに噛み合わせて桁上げシヤフトを
回転させ、ハンマ機構を桁上げ方向へ移動させる
ようになつている。
ところが、上記従来の間欠伝達装置では、従動
ギヤの始動時に、従動ギヤの歯と駆動ギヤの歯ど
うしが当たつてロツクされ動作不良になる場合も
考えられる。
ギヤの始動時に、従動ギヤの歯と駆動ギヤの歯ど
うしが当たつてロツクされ動作不良になる場合も
考えられる。
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、駆動ギヤと従動ギヤとの歯どうしの
ロツクが全く生じないようにして、動作不良が起
る可能性を無くした動力間欠伝達装置を提供する
ことを目的としている。
ものであり、駆動ギヤと従動ギヤとの歯どうしの
ロツクが全く生じないようにして、動作不良が起
る可能性を無くした動力間欠伝達装置を提供する
ことを目的としている。
本考案による動力間欠伝達装置は、活字体ベル
トなどを回動させる回転駆動体上に駆動ギヤと平
面部を並設するとともに、平面部上にタイミング
溝を所定間隔にて設け、一方、桁上げシヤフトな
どの従動シヤフトに固設した弾圧部材によつて回
転方向に回動付勢される従動ギヤには歯欠損部を
形成するとともに前記タイミング溝と噛み合うタ
イミング歯を設けて従動ギヤの歯が駆動ギヤの歯
に必ず噛み合うようにし、さらに、回転駆動体上
のタイミング溝の数を、回転駆動体の1回転動作
に対応するタイミングパルスの数の整数比とし、
且つ従動ギヤ始動時に、タイミング歯が必ず回転
駆動体上の平面部に当接するようにタイミングを
設定し、タイミング歯のロツクの発生を防止した
ものである。
トなどを回動させる回転駆動体上に駆動ギヤと平
面部を並設するとともに、平面部上にタイミング
溝を所定間隔にて設け、一方、桁上げシヤフトな
どの従動シヤフトに固設した弾圧部材によつて回
転方向に回動付勢される従動ギヤには歯欠損部を
形成するとともに前記タイミング溝と噛み合うタ
イミング歯を設けて従動ギヤの歯が駆動ギヤの歯
に必ず噛み合うようにし、さらに、回転駆動体上
のタイミング溝の数を、回転駆動体の1回転動作
に対応するタイミングパルスの数の整数比とし、
且つ従動ギヤ始動時に、タイミング歯が必ず回転
駆動体上の平面部に当接するようにタイミングを
設定し、タイミング歯のロツクの発生を防止した
ものである。
以下、本考案の1実施例を図面によつて説明す
る。
る。
第1図は本考案による動力間欠伝達装置を用い
たフライングタイプのプリンタの概略構成図、第
2図は活字体を備えた無端ベルトの平面図であ
る。
たフライングタイプのプリンタの概略構成図、第
2図は活字体を備えた無端ベルトの平面図であ
る。
図中の符号1は無端ベルトである。この無端ベ
ルト1は合成樹脂などにより成形されたものであ
る。この無端ベルト1の外周面には活字体1aが
所定間隔にて形成されており、無端ベルト1の内
周面には駆動歯1bが形成されている。活字体1
aと駆動歯1bは同一ピツチにて互いに一体的に
形成されているものであり、隣接する活字体1
a、駆動歯1bどうしは薄肉の連結部1cによつ
て連結されている。この無端ベルト1は全体が弾
性変形可能になつている。また、複数の活字体1
aは、第2図に示すように、A,B,Cの3グル
ープに分かれている。このAグループの活字体1
aは「+」,「−」,「×」,「÷」,メモリー記号
「M」,トータル記号「T」,その他のアルフアベ
ツトなどのような印字頻度の少ないものが並べら
れている。また、Bグループ,Cグループは数字
などのように印字頻度の高い活字体1aから成る
ものである。この実施例では、BグループとCグ
ループに同じ数字の活字体1aが1個づつ設けら
れ、しかも同じ順序にて配列されているものであ
る。AグループとCグループの境界部分には検知
体1dが設けられている。この検知体1dは活字
体1aを選択する際の基準位置を示すものであ
る。この検知体1dは、導電性ゴムなどの導電体
から成るものである。
ルト1は合成樹脂などにより成形されたものであ
る。この無端ベルト1の外周面には活字体1aが
所定間隔にて形成されており、無端ベルト1の内
周面には駆動歯1bが形成されている。活字体1
aと駆動歯1bは同一ピツチにて互いに一体的に
形成されているものであり、隣接する活字体1
a、駆動歯1bどうしは薄肉の連結部1cによつ
て連結されている。この無端ベルト1は全体が弾
性変形可能になつている。また、複数の活字体1
aは、第2図に示すように、A,B,Cの3グル
ープに分かれている。このAグループの活字体1
aは「+」,「−」,「×」,「÷」,メモリー記号
「M」,トータル記号「T」,その他のアルフアベ
ツトなどのような印字頻度の少ないものが並べら
れている。また、Bグループ,Cグループは数字
などのように印字頻度の高い活字体1aから成る
ものである。この実施例では、BグループとCグ
ループに同じ数字の活字体1aが1個づつ設けら
れ、しかも同じ順序にて配列されているものであ
る。AグループとCグループの境界部分には検知
体1dが設けられている。この検知体1dは活字
体1aを選択する際の基準位置を示すものであ
る。この検知体1dは、導電性ゴムなどの導電体
から成るものである。
無端ベルト1は回転駆動体2の駆動部2aなら
びに回転従動体3の間にて一定の張力で掛けられ
ている。駆動部2aと回転従動体3の周囲には歯
が設けられており、この歯と無端ベルト1の駆動
歯1bが係合し、回転駆動体2、回転従動体3な
らびに無端ベルト1が同期して回転するようにな
つている。回転駆動体2の駆動部2aの下側に
は、かさ歯車になつている駆動ギヤ2bと、平歯
車部2cが順に一体に備えられている。平歯車部
2cには中間歯車4が噛み合つており、さらに、
中間歯車4はもう1つの中間歯車5を介してウオ
ーム6と噛み合つている。ウオーム6は直流モー
タ7の回転軸に取付けられているものである。こ
の直流モータ7により、回転駆動体2は反時計回
りに回転する。そのため、無端ベルト1は第1図
の上方に位置する部分が張り側となつて常に回転
するようになつている。また、回転従動体3の近
傍には検知器8が設けられている。検知器8には
一対の接点が備えられており、無端ベルト1上の
導電性の検知体1dがこの2個の接点上を接触し
て通過すると、両接点が互いに導通し、検知信号
が発せられるようになつている。
びに回転従動体3の間にて一定の張力で掛けられ
ている。駆動部2aと回転従動体3の周囲には歯
が設けられており、この歯と無端ベルト1の駆動
歯1bが係合し、回転駆動体2、回転従動体3な
らびに無端ベルト1が同期して回転するようにな
つている。回転駆動体2の駆動部2aの下側に
は、かさ歯車になつている駆動ギヤ2bと、平歯
車部2cが順に一体に備えられている。平歯車部
2cには中間歯車4が噛み合つており、さらに、
中間歯車4はもう1つの中間歯車5を介してウオ
ーム6と噛み合つている。ウオーム6は直流モー
タ7の回転軸に取付けられているものである。こ
の直流モータ7により、回転駆動体2は反時計回
りに回転する。そのため、無端ベルト1は第1図
の上方に位置する部分が張り側となつて常に回転
するようになつている。また、回転従動体3の近
傍には検知器8が設けられている。検知器8には
一対の接点が備えられており、無端ベルト1上の
導電性の検知体1dがこの2個の接点上を接触し
て通過すると、両接点が互いに導通し、検知信号
が発せられるようになつている。
無端ベルト1の張り側部分の外側には平板状の
プラテン11が配設されている。記録シート12
はプラテン11と送り出しローラ(図示せず)と
で挟持されており、この送り出しローラの回転に
より、記録シート12は1行分ずつ上方へ送り出
されるようになつている。
プラテン11が配設されている。記録シート12
はプラテン11と送り出しローラ(図示せず)と
で挟持されており、この送り出しローラの回転に
より、記録シート12は1行分ずつ上方へ送り出
されるようになつている。
無端ベルト1の内側には桁上げシヤフト16が
設けられている。この桁上げシヤフト16はプラ
テン11ならびに無端ベルト1と平行に配設され
ているものである。桁上げシヤフト16は回転自
在に支持されており、この桁上げシヤフト16の
一端には、かさ歯車による従動ギヤ18が固設さ
れている。この従動ギヤ18と前記駆動ギヤ2
b、ならびにロツクレバー17、解除ソレノイド
19とによつて本考案の特徴である動力間欠伝達
装置(詳しい構成は後述する)が構成されてい
る。
設けられている。この桁上げシヤフト16はプラ
テン11ならびに無端ベルト1と平行に配設され
ているものである。桁上げシヤフト16は回転自
在に支持されており、この桁上げシヤフト16の
一端には、かさ歯車による従動ギヤ18が固設さ
れている。この従動ギヤ18と前記駆動ギヤ2
b、ならびにロツクレバー17、解除ソレノイド
19とによつて本考案の特徴である動力間欠伝達
装置(詳しい構成は後述する)が構成されてい
る。
また、桁上げシヤフト16上にはキヤリツジ1
5が移動自在に設けられている。このキヤリツジ
15内には送り用スクリユー(図示せず)が設け
られている。桁上げシヤフト16はこの送り用ス
クリユーを貫通しており、送り用スクリユーは桁
上げシヤフト16とともに回転するようになつて
いる。また、桁上げシヤフト16と平行な位置に
ラツク22が設けられており、このラツク22に
前記送り用スクリユーが係合している。桁上げシ
ヤフト16が回転すると送り用スクリユーが共に
回転し、送り用スクリユーとラツク22との係合
により、キヤリツジ15が第1図の左方向(桁上
げ方向)へ順次移動するようになつている。ま
た、キヤリツジ15の右側面には戻しばね23が
連結されており、その弾性力によりキヤリツジ1
5は常に図示右方向へ付勢されている。キヤリツ
ジ15が図示左端へ移動して1行分の印字が完了
すると、ソレノイド(図示せず)などによりラツ
ク22が送り用スクリユーから外れるようになつ
ている。これによりキヤリツジ15が自由状態に
なり、戻しばね23の弾性力により図示右端の復
帰位置に戻るものである。
5が移動自在に設けられている。このキヤリツジ
15内には送り用スクリユー(図示せず)が設け
られている。桁上げシヤフト16はこの送り用ス
クリユーを貫通しており、送り用スクリユーは桁
上げシヤフト16とともに回転するようになつて
いる。また、桁上げシヤフト16と平行な位置に
ラツク22が設けられており、このラツク22に
前記送り用スクリユーが係合している。桁上げシ
ヤフト16が回転すると送り用スクリユーが共に
回転し、送り用スクリユーとラツク22との係合
により、キヤリツジ15が第1図の左方向(桁上
げ方向)へ順次移動するようになつている。ま
た、キヤリツジ15の右側面には戻しばね23が
連結されており、その弾性力によりキヤリツジ1
5は常に図示右方向へ付勢されている。キヤリツ
ジ15が図示左端へ移動して1行分の印字が完了
すると、ソレノイド(図示せず)などによりラツ
ク22が送り用スクリユーから外れるようになつ
ている。これによりキヤリツジ15が自由状態に
なり、戻しばね23の弾性力により図示右端の復
帰位置に戻るものである。
キヤリツジ15内には、ハンマ25とその後方
に位置するハンマ押圧体26が設けられている。
キヤリツジ15内には、ばねが設けられており、
その弾性力によつてハンマ25とハンマ押圧体2
6がプラテン11から離れる方向へ付勢されてい
る。さらに、キヤリツジ15の後方には、ラツク
22と平行に配置したカム板28が設けられてお
り、このカム板28にはキヤリツジ15の方向へ
凸形状となる複数のカム体28aが一体に形成さ
れている。このカム体28aはプラテン11の前
面に設置された記録シート12への印字桁と同じ
ピツチにて配列しているものであり、キヤリツジ
15上のハンマ押圧体26の後端はこのカム体2
8aに摺接するようになつている。
に位置するハンマ押圧体26が設けられている。
キヤリツジ15内には、ばねが設けられており、
その弾性力によつてハンマ25とハンマ押圧体2
6がプラテン11から離れる方向へ付勢されてい
る。さらに、キヤリツジ15の後方には、ラツク
22と平行に配置したカム板28が設けられてお
り、このカム板28にはキヤリツジ15の方向へ
凸形状となる複数のカム体28aが一体に形成さ
れている。このカム体28aはプラテン11の前
面に設置された記録シート12への印字桁と同じ
ピツチにて配列しているものであり、キヤリツジ
15上のハンマ押圧体26の後端はこのカム体2
8aに摺接するようになつている。
次に、上記構成によるプリンタの動作について
説明する。第7図には印字動作のタイミングチヤ
ートを示す。
説明する。第7図には印字動作のタイミングチヤ
ートを示す。
印字動作の間、直流モータ7により回転駆動体
2を常に回転させておき、駆動部2aに掛けられ
た無端ベルト1を第1図において反時計回りに常
に回転させておく。最初の桁の印字を行なう前の
状態では、戻しばね23の弾性力により、キヤリ
ツジ15は第1図において最右端の初期位置に移
動している。また、クラツチ19が励磁される前
では、後述の動力間欠伝達装置の動作により、回
転駆動体2の回転力が桁上げシヤフト16に伝達
されず、桁上げシヤフト16は停止している。な
お、キヤリツジ15の初期の停止位置は、第1の
桁の印字位置よりもわずかな寸法(例えば桁のピ
ツチの半分程度)だけ、第1図における右方向の
移動した位置である。
2を常に回転させておき、駆動部2aに掛けられ
た無端ベルト1を第1図において反時計回りに常
に回転させておく。最初の桁の印字を行なう前の
状態では、戻しばね23の弾性力により、キヤリ
ツジ15は第1図において最右端の初期位置に移
動している。また、クラツチ19が励磁される前
では、後述の動力間欠伝達装置の動作により、回
転駆動体2の回転力が桁上げシヤフト16に伝達
されず、桁上げシヤフト16は停止している。な
お、キヤリツジ15の初期の停止位置は、第1の
桁の印字位置よりもわずかな寸法(例えば桁のピ
ツチの半分程度)だけ、第1図における右方向の
移動した位置である。
印字動作の開始時には、まず無端ベルト1の活
字体1aのうち、第1の桁に印字する字を選択す
る。この選択動作は検知器8による検知信号を基
準として行なう。すなわち、無端ベルト1上の検
知体1dが検知器8上の接点に接触し、検知器8
から基準信号が発せられると、タイミングパルス
(第7図参照)のカウントが開始され、印字すべ
き活字体1aの位置が算出される。印字すべき
字、例えば、「+」記号の活字体1a(Aグルー
プ)が第1の桁の印字位置よりも所定距離手前に
位置したときに、ソレノイド19にトリガー信号
を与え、ソレノイド19を励磁させる。これによ
り、回転駆動体2の回転力が桁上げシヤフト16
に伝達され、桁上げシヤフト16が1回転し、そ
の後ロツクレバー17により再びロツクされる。
桁上げシヤフト16が回転すると、キヤリツジ1
5内の送り用スクリユーも共に回転し、送り用ス
クリユーとラツク22に係合により、キヤリツジ
15は戻しばね23の弾性力に抗して、第1図の
左方向へ移動する。桁上げシヤフト16の1回の
回転動作により、キヤリツジ15は印字桁のピツ
チと同じ距離だけ移動する。キヤリツジ15が1
桁ピツチ分移動する間にハンマ押圧体26の後端
がカム板28上を摺動し、キヤリツジ15が第1
の桁の印字位置を通過するときに、ハンマ押圧体
26の後端がカム体28aの頂点に当たるように
なる。このカム体28aの凸形状により、ハンマ
押圧体26はハンマ25を記録シート12の方向
へ押し出すように作用する。前記の活字選択動作
によつて、第1の桁の印字位置の所定距離手前に
位置していた「+」記号の活字体1aは、ハンマ
25が記録シート方向へ移動する時点で、キヤリ
ツジ15の窓の内側位置へ移動するタイミングに
なつている。そして、この活字体1aがハンマ2
5に押されて、瞬時にキヤリツジ15の窓から突
出し、記録シート12に圧接する。これにより、
第1の桁位置に「+」の記号が印字される。この
印字のためのインクは回転駆動体2の側方に位置
しているインク含浸ローラ41から無端ベルト1
の活字体1aへ供給される。
字体1aのうち、第1の桁に印字する字を選択す
る。この選択動作は検知器8による検知信号を基
準として行なう。すなわち、無端ベルト1上の検
知体1dが検知器8上の接点に接触し、検知器8
から基準信号が発せられると、タイミングパルス
(第7図参照)のカウントが開始され、印字すべ
き活字体1aの位置が算出される。印字すべき
字、例えば、「+」記号の活字体1a(Aグルー
プ)が第1の桁の印字位置よりも所定距離手前に
位置したときに、ソレノイド19にトリガー信号
を与え、ソレノイド19を励磁させる。これによ
り、回転駆動体2の回転力が桁上げシヤフト16
に伝達され、桁上げシヤフト16が1回転し、そ
の後ロツクレバー17により再びロツクされる。
桁上げシヤフト16が回転すると、キヤリツジ1
5内の送り用スクリユーも共に回転し、送り用ス
クリユーとラツク22に係合により、キヤリツジ
15は戻しばね23の弾性力に抗して、第1図の
左方向へ移動する。桁上げシヤフト16の1回の
回転動作により、キヤリツジ15は印字桁のピツ
チと同じ距離だけ移動する。キヤリツジ15が1
桁ピツチ分移動する間にハンマ押圧体26の後端
がカム板28上を摺動し、キヤリツジ15が第1
の桁の印字位置を通過するときに、ハンマ押圧体
26の後端がカム体28aの頂点に当たるように
なる。このカム体28aの凸形状により、ハンマ
押圧体26はハンマ25を記録シート12の方向
へ押し出すように作用する。前記の活字選択動作
によつて、第1の桁の印字位置の所定距離手前に
位置していた「+」記号の活字体1aは、ハンマ
25が記録シート方向へ移動する時点で、キヤリ
ツジ15の窓の内側位置へ移動するタイミングに
なつている。そして、この活字体1aがハンマ2
5に押されて、瞬時にキヤリツジ15の窓から突
出し、記録シート12に圧接する。これにより、
第1の桁位置に「+」の記号が印字される。この
印字のためのインクは回転駆動体2の側方に位置
しているインク含浸ローラ41から無端ベルト1
の活字体1aへ供給される。
次に、第2の桁の印字を行なうために再度活字
体1aの選択を行なう。第2の桁の印字が数字の
場合には、第1の桁の記号「+」(Aグループ)
から最も近い位置にある活字体1a(この場合に
はBグループ)の中から該当する数字のものを選
択する。このときの制御回路での演算は、Aグル
ープの記号「+」の活字体1aからBグループ内
の数字の活字体1aまでの距離がカウントされ
る。印字すべき活字体1aが第2の桁の印字位置
の所定距離手前に位置すると、再びソレノイド1
9が励磁し、桁上げシヤフト16が1回転する。
そして、キヤリツジ15が第2と第3の桁の中間
位置まで移動し、その間にカム体28aによつて
ハンマ25が動作し、且つこのタイミングにて数
字の活字体1aが印字位置に至り、第2の桁の印
字が完了する。
体1aの選択を行なう。第2の桁の印字が数字の
場合には、第1の桁の記号「+」(Aグループ)
から最も近い位置にある活字体1a(この場合に
はBグループ)の中から該当する数字のものを選
択する。このときの制御回路での演算は、Aグル
ープの記号「+」の活字体1aからBグループ内
の数字の活字体1aまでの距離がカウントされ
る。印字すべき活字体1aが第2の桁の印字位置
の所定距離手前に位置すると、再びソレノイド1
9が励磁し、桁上げシヤフト16が1回転する。
そして、キヤリツジ15が第2と第3の桁の中間
位置まで移動し、その間にカム体28aによつて
ハンマ25が動作し、且つこのタイミングにて数
字の活字体1aが印字位置に至り、第2の桁の印
字が完了する。
このようにして、1行分の印字が完了し、キヤ
リツジ15が第1図の左端部へ移動すると、図示
しないソレノイドなどが作動し、ラツク22がキ
ヤリツジ15内送り用スクリユーから外れる。そ
の結果、キヤリツジ15が自由状態になり、戻し
ばね23の力によりキヤリツジ15が第1図の図
示右端、すなわち初期位置へ復帰する。キヤリツ
ジ15が初期位置へ復帰する間に、紙送りローラ
(図示せず)が回動し、記録シート12が上方へ
1行分送り出され、次の行の印字が可能な状態に
なる。
リツジ15が第1図の左端部へ移動すると、図示
しないソレノイドなどが作動し、ラツク22がキ
ヤリツジ15内送り用スクリユーから外れる。そ
の結果、キヤリツジ15が自由状態になり、戻し
ばね23の力によりキヤリツジ15が第1図の図
示右端、すなわち初期位置へ復帰する。キヤリツ
ジ15が初期位置へ復帰する間に、紙送りローラ
(図示せず)が回動し、記録シート12が上方へ
1行分送り出され、次の行の印字が可能な状態に
なる。
次に、本考案による動力間欠伝達装置の構成を
第3図以下の図面によつて説明する。
第3図以下の図面によつて説明する。
第3図は回転駆動体2の駆動ギヤ2bを示す平
面図、第4図は駆動ギヤ2bと従動ギヤ18との
噛み合い状態を示す断面図、第5図は第4図の左
側面図である。
面図、第4図は駆動ギヤ2bと従動ギヤ18との
噛み合い状態を示す断面図、第5図は第4図の左
側面図である。
駆動ギヤ2bの上面外周部には平面部2dが平
行に設けられており、この平面部2d上にタイミ
ング溝2eが形成されている。このタイミング溝
2eは等間隔に配設されている。すなわち、図の
実施例では回転駆動体2を9分割する位置にタイ
ミング溝2eが形成されている。タイミング溝2
eの側面形状は第6図に示す。一方、桁上げシヤ
フト16に固定されている従動ギヤ18の周囲に
は、駆動ギヤ2bの歯に係合する歯18aが設け
られている。また、第5図に示すように、従動ギ
ヤ18の一部には、歯18aが存在しない歯欠損
部18bが設けられている。また、この歯欠損部
18bの端部付近にはタイミング歯18cが設け
られている。歯18aならびに歯欠損部18bは
駆動ギヤ2bに対向する位置であり、またタイミ
ング歯18cは平面部2dに対向する位置に形成
されている。回転駆動体2上のタイミング溝2e
は駆動ギヤ2bの谷部と連続する位置に形成され
ており、また、従動ギヤ18に形成されたタイミ
ング歯18cは歯18aと同じピツチにて形成さ
れている。さらに、従動ギヤ18は、ばね(図示
せず)によつて、第5図の時計方向へ付勢されて
いる。また、従動ギヤ18はロツクレバー17に
てロツクされ、前記ばねによる従動ギヤ18の回
動力が規制されるようになつている。そして、こ
のロツクレバー17による従動ギヤ18のロツク
は解除用のソレノイド19の励磁によつて解除さ
れる。
行に設けられており、この平面部2d上にタイミ
ング溝2eが形成されている。このタイミング溝
2eは等間隔に配設されている。すなわち、図の
実施例では回転駆動体2を9分割する位置にタイ
ミング溝2eが形成されている。タイミング溝2
eの側面形状は第6図に示す。一方、桁上げシヤ
フト16に固定されている従動ギヤ18の周囲に
は、駆動ギヤ2bの歯に係合する歯18aが設け
られている。また、第5図に示すように、従動ギ
ヤ18の一部には、歯18aが存在しない歯欠損
部18bが設けられている。また、この歯欠損部
18bの端部付近にはタイミング歯18cが設け
られている。歯18aならびに歯欠損部18bは
駆動ギヤ2bに対向する位置であり、またタイミ
ング歯18cは平面部2dに対向する位置に形成
されている。回転駆動体2上のタイミング溝2e
は駆動ギヤ2bの谷部と連続する位置に形成され
ており、また、従動ギヤ18に形成されたタイミ
ング歯18cは歯18aと同じピツチにて形成さ
れている。さらに、従動ギヤ18は、ばね(図示
せず)によつて、第5図の時計方向へ付勢されて
いる。また、従動ギヤ18はロツクレバー17に
てロツクされ、前記ばねによる従動ギヤ18の回
動力が規制されるようになつている。そして、こ
のロツクレバー17による従動ギヤ18のロツク
は解除用のソレノイド19の励磁によつて解除さ
れる。
第7図に示すように、無端ベルト1上での活字
体1aの選択はタイミングパルスを基準として行
われる。すなわち、前述の如く、無端ベルト1上
の検知体1dが検知器8上を通過した際の基準信
号を始点としてタイミングパルスをカウントし、
このカウント数によつて印字位置にある活字体1
aを識別しているものである。また、従動ギヤ1
8のロツクを解除するソレノイド19を励磁させ
るためのトリガー部分もタイミングパルスを基準
としている。すなわち、タイミングパルスのカウ
ントにより、所望の活字体1aが印字位置の所定
距離手前に至つた時点にてソレノイド19を励磁
させ、桁上げシヤフト16を回転させてキヤリツ
ジ15を移動させるようになつている。
体1aの選択はタイミングパルスを基準として行
われる。すなわち、前述の如く、無端ベルト1上
の検知体1dが検知器8上を通過した際の基準信
号を始点としてタイミングパルスをカウントし、
このカウント数によつて印字位置にある活字体1
aを識別しているものである。また、従動ギヤ1
8のロツクを解除するソレノイド19を励磁させ
るためのトリガー部分もタイミングパルスを基準
としている。すなわち、タイミングパルスのカウ
ントにより、所望の活字体1aが印字位置の所定
距離手前に至つた時点にてソレノイド19を励磁
させ、桁上げシヤフト16を回転させてキヤリツ
ジ15を移動させるようになつている。
また、回転駆動体2上のタイミング溝2eの数
はこのタイミングパルスの数に対応させて設定さ
れている。このタイミング溝2eの数は、回転駆
動体2が1回転する間にカウントされるタイミン
グパルスの数の整数比となるよう設定されてい
る。実施例では回転駆動体2の1回転動作の間の
タイミングパルスの数が18(第7図のα参照)で
あり、タイミング溝2eの数は9個である。よつ
て、α間のタイミングパルスの数とタイミング溝
2eの数との比は2:1であり整数比である。さ
らに、ソレノイド19へのトリガー信号の時期も
一定のタイミングとなるように設定されている。
すなわち、ソレノイド19の励磁によつて従動ギ
ヤ18のロツクが解除されて、ばねの付勢力によ
り従動ギヤ18が回動する際に、タイミング歯1
8cが必ず平面部2d上に当接するように設定さ
れている。
はこのタイミングパルスの数に対応させて設定さ
れている。このタイミング溝2eの数は、回転駆
動体2が1回転する間にカウントされるタイミン
グパルスの数の整数比となるよう設定されてい
る。実施例では回転駆動体2の1回転動作の間の
タイミングパルスの数が18(第7図のα参照)で
あり、タイミング溝2eの数は9個である。よつ
て、α間のタイミングパルスの数とタイミング溝
2eの数との比は2:1であり整数比である。さ
らに、ソレノイド19へのトリガー信号の時期も
一定のタイミングとなるように設定されている。
すなわち、ソレノイド19の励磁によつて従動ギ
ヤ18のロツクが解除されて、ばねの付勢力によ
り従動ギヤ18が回動する際に、タイミング歯1
8cが必ず平面部2d上に当接するように設定さ
れている。
次に、上記構成による動力間欠伝達装置の作用
ならびに効果について説明する。
ならびに効果について説明する。
回転駆動体2の回転力によつて無端ベルト1を
回転させ、活字体1aが印字可能な位置に至つた
ときにソレノイド19を励磁させる。ソレノイド
19が励磁されると、ロツクレバー17が従動ギ
ヤ18から外れ、従動ギヤ18がばねの力により
第5図の時計回りに所定角度回動し、タイミング
歯18cが駆動ギヤ2bの平面部2d上に当接す
る(第6図の状態)。回転駆動体2はモータ7に
よつて常に第3図の反時計回りに回動しているの
で、タイミング歯18cが平面部2d上に当接し
た後、所定時間経過後に、平面部2d上にタイミ
ング溝2eがタイミング歯18cと係合する。そ
の後は、タイミング歯18cとタイミング溝2e
の係合により、回転駆動体2とともに従動ギヤ1
8が回動する。そして、駆動ギヤ2bの歯と従動
ギヤ18の歯18aが噛み合い、従動ギヤ18が
約1回転した後は、再びロツクレバー17によつ
て従動ギヤ18がロツクされ、従動ギヤ18の歯
欠損部18bが駆動ギヤ2bに再び対向し、駆動
ギヤ2bから従動ギヤ18への動力の伝達が断た
れる。従動ギヤ18が回転すると、これとともに
桁上げシヤフト16が1回転する。キヤリツジ1
5内の送り用スクリユーも桁上げシヤフト16と
ともに回転し、この送り用スクリユーがラツク2
2と噛み合い、キヤリツジ15が桁上げシヤフト
16上を第1図の左方向へ1桁分移動する。この
桁上げ移動の間、ハンマ押圧体26がカム板28
上の凸形状のカム体28a上を摺動する。この凸
形状のカム体28a上を摺動するときにハンマ押
圧体26がプラテン11の方向へ移動し、ハンマ
押圧体26がハンマ25を押圧する。このとき、
無端ベルト1上の印字すべき活字体1aがキヤリ
ツジ15の窓に対向する位置へ移動する。そし
て、この活字体1aがハンマ25によつて押さ
れ、プラテン11の手前の記録シート12に打刻
され、所定の印字が行われる。次の桁の印字を行
なうときには、次の印字活字体1aが印字箇所の
わずか手前に至つたときにソレノイド19にON
信号を発する。
回転させ、活字体1aが印字可能な位置に至つた
ときにソレノイド19を励磁させる。ソレノイド
19が励磁されると、ロツクレバー17が従動ギ
ヤ18から外れ、従動ギヤ18がばねの力により
第5図の時計回りに所定角度回動し、タイミング
歯18cが駆動ギヤ2bの平面部2d上に当接す
る(第6図の状態)。回転駆動体2はモータ7に
よつて常に第3図の反時計回りに回動しているの
で、タイミング歯18cが平面部2d上に当接し
た後、所定時間経過後に、平面部2d上にタイミ
ング溝2eがタイミング歯18cと係合する。そ
の後は、タイミング歯18cとタイミング溝2e
の係合により、回転駆動体2とともに従動ギヤ1
8が回動する。そして、駆動ギヤ2bの歯と従動
ギヤ18の歯18aが噛み合い、従動ギヤ18が
約1回転した後は、再びロツクレバー17によつ
て従動ギヤ18がロツクされ、従動ギヤ18の歯
欠損部18bが駆動ギヤ2bに再び対向し、駆動
ギヤ2bから従動ギヤ18への動力の伝達が断た
れる。従動ギヤ18が回転すると、これとともに
桁上げシヤフト16が1回転する。キヤリツジ1
5内の送り用スクリユーも桁上げシヤフト16と
ともに回転し、この送り用スクリユーがラツク2
2と噛み合い、キヤリツジ15が桁上げシヤフト
16上を第1図の左方向へ1桁分移動する。この
桁上げ移動の間、ハンマ押圧体26がカム板28
上の凸形状のカム体28a上を摺動する。この凸
形状のカム体28a上を摺動するときにハンマ押
圧体26がプラテン11の方向へ移動し、ハンマ
押圧体26がハンマ25を押圧する。このとき、
無端ベルト1上の印字すべき活字体1aがキヤリ
ツジ15の窓に対向する位置へ移動する。そし
て、この活字体1aがハンマ25によつて押さ
れ、プラテン11の手前の記録シート12に打刻
され、所定の印字が行われる。次の桁の印字を行
なうときには、次の印字活字体1aが印字箇所の
わずか手前に至つたときにソレノイド19にON
信号を発する。
以上の動作において、ソレノイド19のON信
号は、活字体1aを選択する基準となるタイミン
グパルスに合わせて発せられる(第7図参照)。
また、回転駆動体2が1回転する間にカウントさ
れるタイミングパルスの数はα(実施例では18パ
ルス)である。よつて、回転駆動体2をα等分
(18等分)すると(第3図のイ,ロ,ハ,ニ…の
位置)、この等分位置イ,ロ,ハ,ニ…はタイミ
ングパルスのある波の発生時において必ず同じ
イ,ロ,ハ,ニ…上の位置に至ることになる。す
なわち、ソレノイド19にトリガー信号を発する
時に、この等分位置イ,ロ,ハ,ニ…が必ず従動
ギヤ18の真下に至るように設定すれば、タイミ
ングパルスに合わせてソレノイド19をONさ
せ、ロツクレバー17を外したときに、タイミン
グ歯18cが必ずイ,ロ,ハ,ニ…上あるいはこ
の付近に当接することになる。回転駆動体2上の
タイミング溝2eの数(9個)と回転駆動体2が
1回転する間のタイミングパルスの数α(18パル
ス)の比は整数比(1:2)であるため、タイミ
ング歯18cが当たる位置イ,ロ,ハ,ニ…をタ
イミング溝2eから外した位置に設定しておけ
ば、ソレノイド19を励磁し、従動ギヤ18を回
転させたときに、タイミング歯18cが必ず平面
部2d上の位置イ,ロ,ハ,ニ…のいずれかある
いはその付近に当たることになる。このように、
タイミング歯18cが必ず平面部2d上の位置
イ,ロ,ハ,ニ…のいずれかあるいはその付近に
当接するように設定すれば、回転駆動体2の回転
により、タイミング溝2eがタイミング歯18c
と確実に噛み合うようになり、第6図にて鎖線で
示すようにタイミング歯18cがタイミング溝2
e側部のエツジ(β部)に当接してロツク現象が
生じるのを防止される。
号は、活字体1aを選択する基準となるタイミン
グパルスに合わせて発せられる(第7図参照)。
また、回転駆動体2が1回転する間にカウントさ
れるタイミングパルスの数はα(実施例では18パ
ルス)である。よつて、回転駆動体2をα等分
(18等分)すると(第3図のイ,ロ,ハ,ニ…の
位置)、この等分位置イ,ロ,ハ,ニ…はタイミ
ングパルスのある波の発生時において必ず同じ
イ,ロ,ハ,ニ…上の位置に至ることになる。す
なわち、ソレノイド19にトリガー信号を発する
時に、この等分位置イ,ロ,ハ,ニ…が必ず従動
ギヤ18の真下に至るように設定すれば、タイミ
ングパルスに合わせてソレノイド19をONさ
せ、ロツクレバー17を外したときに、タイミン
グ歯18cが必ずイ,ロ,ハ,ニ…上あるいはこ
の付近に当接することになる。回転駆動体2上の
タイミング溝2eの数(9個)と回転駆動体2が
1回転する間のタイミングパルスの数α(18パル
ス)の比は整数比(1:2)であるため、タイミ
ング歯18cが当たる位置イ,ロ,ハ,ニ…をタ
イミング溝2eから外した位置に設定しておけ
ば、ソレノイド19を励磁し、従動ギヤ18を回
転させたときに、タイミング歯18cが必ず平面
部2d上の位置イ,ロ,ハ,ニ…のいずれかある
いはその付近に当たることになる。このように、
タイミング歯18cが必ず平面部2d上の位置
イ,ロ,ハ,ニ…のいずれかあるいはその付近に
当接するように設定すれば、回転駆動体2の回転
により、タイミング溝2eがタイミング歯18c
と確実に噛み合うようになり、第6図にて鎖線で
示すようにタイミング歯18cがタイミング溝2
e側部のエツジ(β部)に当接してロツク現象が
生じるのを防止される。
なお、ソレノイド19のON信号により、従動
ギヤ18のタイミング歯18cが当たる基準とな
る位置イ,ロ,ハ,ニ…が必ず平面部2d上にな
るように設定する作業は、例えば、無端ベルト1
上の検知体1dが検知器8上の接点に接触して検
知器がONとなつているときに、平面部2d上の
位置イ,ロ,ハ,ニ…のうちのいずれかがタイミ
ング歯18cの真下に来るように設定すればよ
い。
ギヤ18のタイミング歯18cが当たる基準とな
る位置イ,ロ,ハ,ニ…が必ず平面部2d上にな
るように設定する作業は、例えば、無端ベルト1
上の検知体1dが検知器8上の接点に接触して検
知器がONとなつているときに、平面部2d上の
位置イ,ロ,ハ,ニ…のうちのいずれかがタイミ
ング歯18cの真下に来るように設定すればよ
い。
以上のように本考案によれば、駆動ギヤ2側に
タイミング溝2eを設け、従動ギヤ18側にタイ
ミング歯18cを設け、ソレノイド19へのトリ
ガー信号により、タイミング歯18cをタイミン
グ溝2eに係合させるようにしたので、従動ギヤ
18と駆動ギヤ2bが噛み合う際に、必ず歯と歯
が良好に噛み合い、歯どうしのロツク現象が生じ
なくなる。次に、駆動ギヤに並設した平面部2d
上のタイミング溝2eの数と、回転駆動体2の1
回転動作時にカウントされるタイミングパルスの
数との比を整数比にし、且つこのタイミングパル
スのタイミングによつて回動する従動ギヤのタイ
ミング歯18cが必ず平面部2d上に当接するよ
うに設定したので、ソレノイド19のトリガー信
号によつて、タイミング歯18cが必ず平面部2
d上に当接するようになり、第6図に示すように
タイミング歯18cにタイミング溝2eのエツジ
部(β部)が喰い込んでロツク状態になるなどの
問題が生じなくなり、プリンタの印字動作などが
スムーズに行われるようになる。
タイミング溝2eを設け、従動ギヤ18側にタイ
ミング歯18cを設け、ソレノイド19へのトリ
ガー信号により、タイミング歯18cをタイミン
グ溝2eに係合させるようにしたので、従動ギヤ
18と駆動ギヤ2bが噛み合う際に、必ず歯と歯
が良好に噛み合い、歯どうしのロツク現象が生じ
なくなる。次に、駆動ギヤに並設した平面部2d
上のタイミング溝2eの数と、回転駆動体2の1
回転動作時にカウントされるタイミングパルスの
数との比を整数比にし、且つこのタイミングパル
スのタイミングによつて回動する従動ギヤのタイ
ミング歯18cが必ず平面部2d上に当接するよ
うに設定したので、ソレノイド19のトリガー信
号によつて、タイミング歯18cが必ず平面部2
d上に当接するようになり、第6図に示すように
タイミング歯18cにタイミング溝2eのエツジ
部(β部)が喰い込んでロツク状態になるなどの
問題が生じなくなり、プリンタの印字動作などが
スムーズに行われるようになる。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本考案による動力間欠伝達装置を用いたプリ
ンタの概略構成を示す平面図、第2図は無端ベル
トの平面図、第3図は回転駆動体の平面図、第4
図は回転駆動体と従動ギヤとの噛み合い状態を示
す断面図、第5図は第4図の左側面図、第6図は
タイミング歯とタイミング溝の位置関係を示す拡
大図、第7図はパルスのタイミングを表にして示
した説明図である。 1……無端ベルト、1a……活字体、2……回
転駆動体、2b……駆動ギヤ、2d……平面部、
2e……タイミング溝、11……プラテン、12
……記録シート、15……キヤリツジ、16……
桁上げシヤフト、17……ロツク部材、18……
従動ギヤ、18b……歯欠損部、18c……タイ
ミング歯、19……ロツク解除機構。
図は本考案による動力間欠伝達装置を用いたプリ
ンタの概略構成を示す平面図、第2図は無端ベル
トの平面図、第3図は回転駆動体の平面図、第4
図は回転駆動体と従動ギヤとの噛み合い状態を示
す断面図、第5図は第4図の左側面図、第6図は
タイミング歯とタイミング溝の位置関係を示す拡
大図、第7図はパルスのタイミングを表にして示
した説明図である。 1……無端ベルト、1a……活字体、2……回
転駆動体、2b……駆動ギヤ、2d……平面部、
2e……タイミング溝、11……プラテン、12
……記録シート、15……キヤリツジ、16……
桁上げシヤフト、17……ロツク部材、18……
従動ギヤ、18b……歯欠損部、18c……タイ
ミング歯、19……ロツク解除機構。
Claims (1)
- 常時回転している回転駆動体2に、駆動ギヤ2
bと平面部2dを並設するとともに、平面部2d
上にはタイミング溝2eを所定間隔に形成し、一
方、回転駆動体2からの動力を受ける従動シヤフ
ト16には駆動ギヤ2bに噛み合う従動ギヤ18
を設けるとともに、この従動ギヤ18をギヤ回転
方向に回動付勢する弾圧部材と、この回動付勢力
を規制するロツク部材17と、ロツク部材17の
解除機構19を設け、また、従動ギヤ18には、
ロツク部材17によるロツク時に駆動ギヤ2bに
対向する歯欠損部18bと、ロツク解除時に前記
タイミング溝2eに噛み合うタイミング歯18c
を設け、さらに、回転駆動体2が1回転する間に
カウントされるタイミングパルスの数と、回転駆
動体2上のタイミング溝2eの数との比を整数比
になるように設定し、且つこのタイミングパルス
に基づいて解除機構19を動作させる時期を、解
除時にタイミング歯18cが回転駆動体2の平面
部2d上へ必ず当接するタイミングに設定したこ
とを特徴とする動力間欠伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261683U JPS59128957U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 動力間欠伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261683U JPS59128957U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 動力間欠伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128957U JPS59128957U (ja) | 1984-08-30 |
JPH0210361Y2 true JPH0210361Y2 (ja) | 1990-03-14 |
Family
ID=30153709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2261683U Granted JPS59128957U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 動力間欠伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128957U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0452522Y2 (ja) * | 1986-05-13 | 1992-12-10 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926332A (ja) * | 1972-07-05 | 1974-03-08 | ||
JPS5131360A (ja) * | 1974-09-10 | 1976-03-17 | Shinshu Seiki Kk | Undohenkankiko |
-
1983
- 1983-02-18 JP JP2261683U patent/JPS59128957U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926332A (ja) * | 1972-07-05 | 1974-03-08 | ||
JPS5131360A (ja) * | 1974-09-10 | 1976-03-17 | Shinshu Seiki Kk | Undohenkankiko |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59128957U (ja) | 1984-08-30 |
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