JPH0192313A - 溶鋼の精錬方法 - Google Patents
溶鋼の精錬方法Info
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Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、転炉吹錬した溶鋼を真空脱ガス設備により
真空脱ガスすると共に溶鋼に脱酸剤を添加する溶鋼の精
錬方法に関する。
真空脱ガスすると共に溶鋼に脱酸剤を添加する溶鋼の精
錬方法に関する。
[従来の技術]
例えば、低炭素アルミキルド鋼の精錬においては、転炉
吹錬後、RHpAガス設備にて溶鋼を真空脱ガス(脱炭
)し、この脱ガスが終了した後、脱ガス設備の真空槽内
の溶鋼中にpA酸剤としてのアルミニウムを添加してい
る。このようにして低炭素アルミキルト鋼を製造するこ
とにより、鋼中の酸素a度を実質的に0にすることがで
きると共に、溶鋼のアルミニウム濃度を極めて狭い範囲
に調整することができるという利点を有する。
吹錬後、RHpAガス設備にて溶鋼を真空脱ガス(脱炭
)し、この脱ガスが終了した後、脱ガス設備の真空槽内
の溶鋼中にpA酸剤としてのアルミニウムを添加してい
る。このようにして低炭素アルミキルト鋼を製造するこ
とにより、鋼中の酸素a度を実質的に0にすることがで
きると共に、溶鋼のアルミニウム濃度を極めて狭い範囲
に調整することができるという利点を有する。
[発明が解決しようとする問題点1
ところで、溶![度が低くなり過ぎる場合には、その後
の溶鋼の真空脱ガス処理が不可能になってしまう。一方
、転炉吹S後出鋼された溶鋼は、その温度がバッチ毎に
ばらついてしまう。従って、出鋼後の溶鋼温度のばらつ
きを考慮して転炉内の溶°鋼温度を高めに設定せざるを
得ない。このように、溶鋼温度を高く設定する場合には
、そのために多大のエネルギを必要とし、エネルギ経済
上極めて不利である。
の溶鋼の真空脱ガス処理が不可能になってしまう。一方
、転炉吹S後出鋼された溶鋼は、その温度がバッチ毎に
ばらついてしまう。従って、出鋼後の溶鋼温度のばらつ
きを考慮して転炉内の溶°鋼温度を高めに設定せざるを
得ない。このように、溶鋼温度を高く設定する場合には
、そのために多大のエネルギを必要とし、エネルギ経済
上極めて不利である。
この発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、
転炉吹錬後の溶鋼を真空脱ガスした後に脱酸剤を添加す
るに際し、転炉内の溶鋼温度を高めに設定する必要がな
い溶鋼の精錬方法を提供することを目的とする。
転炉吹錬後の溶鋼を真空脱ガスした後に脱酸剤を添加す
るに際し、転炉内の溶鋼温度を高めに設定する必要がな
い溶鋼の精錬方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る溶鋼のR錬方法は、転炉内で溶銑を吹錬
して溶鋼を製造する転炉吹錬工程と、この溶鋼を真空脱
ガスすると共に溶鋼に脱酸剤を供給して溶鋼を脱酸する
真空脱ガス工程とを具備する溶鋼の精錬方法であって、
前記真空脱ガス工程において転炉穴1!11の溶w4湿
度を測定し、溶鋼i度が目標値よりも高い場合には、溶
鋼にアルミニウム及び炭素を添加し、溶5JA温度が目
標値以下の場合には、溶鋼にアルミニウムを添加するこ
とを特徴とする。この場合に、炭素は数回に分割投入す
ることが好ましい。
して溶鋼を製造する転炉吹錬工程と、この溶鋼を真空脱
ガスすると共に溶鋼に脱酸剤を供給して溶鋼を脱酸する
真空脱ガス工程とを具備する溶鋼の精錬方法であって、
前記真空脱ガス工程において転炉穴1!11の溶w4湿
度を測定し、溶鋼i度が目標値よりも高い場合には、溶
鋼にアルミニウム及び炭素を添加し、溶5JA温度が目
標値以下の場合には、溶鋼にアルミニウムを添加するこ
とを特徴とする。この場合に、炭素は数回に分割投入す
ることが好ましい。
[作用コ
従来は、転炉吹錬後、溶鋼を真空脱ガスする際に、溶鋼
の温度調節ができないと考えられていた。
の温度調節ができないと考えられていた。
しかし、本願発明者等が鋭意検討を重ねた結果、真空脱
ガスの際に溶鋼に添加する物質を調節することにより、
真空脱ガスの際に溶鋼温度を調節することができること
を見出した。即ち、転炉吹錬後の溶鋼湿度を測定し、溶
tJ4温度が所定値よりも高い場合には、真空脱ガスの
際に溶鋼中に炭素及びアルミニウムを添加する。この場
合に、炭素の酸化反応は吸熱反応であるから、溶鋼が炭
素により脱酸され、この際に溶鋼温度を低下させること
ができる。そして、溶鋼中に更にアルミニウムを添加す
ることにより溶鋼をほぼ完全に脱酸することができる。
ガスの際に溶鋼に添加する物質を調節することにより、
真空脱ガスの際に溶鋼温度を調節することができること
を見出した。即ち、転炉吹錬後の溶鋼湿度を測定し、溶
tJ4温度が所定値よりも高い場合には、真空脱ガスの
際に溶鋼中に炭素及びアルミニウムを添加する。この場
合に、炭素の酸化反応は吸熱反応であるから、溶鋼が炭
素により脱酸され、この際に溶鋼温度を低下させること
ができる。そして、溶鋼中に更にアルミニウムを添加す
ることにより溶鋼をほぼ完全に脱酸することができる。
また、溶w4温度が所定値以下の場合には、真空脱ガス
の際に溶鋼にアルミニウムを添加して脱酸する。この場
合に、アルミニウムによるpA酸反応は発熱反応である
から、溶tJA温度を上昇させることができる。
の際に溶鋼にアルミニウムを添加して脱酸する。この場
合に、アルミニウムによるpA酸反応は発熱反応である
から、溶tJA温度を上昇させることができる。
[実施例]
以下、この発明の実施例について具体的に説明する。
第1図はこの実施例の工程図である。転炉吹錬工程1に
おいては、転炉内に装入された溶銑にランスから酸素ガ
スを吹込んで吹錬し、溶鋼を製造する。この吹錬工程1
の後、転炉内の溶鋼は取鍋に出鋼され、その後、この溶
鋼は真空脱ガス工程2に供される。この真空脱ガス工程
2は、例えば、RH脱ガス設備にて実施される。
おいては、転炉内に装入された溶銑にランスから酸素ガ
スを吹込んで吹錬し、溶鋼を製造する。この吹錬工程1
の後、転炉内の溶鋼は取鍋に出鋼され、その後、この溶
鋼は真空脱ガス工程2に供される。この真空脱ガス工程
2は、例えば、RH脱ガス設備にて実施される。
この真空脱ガス工程2について、第2図を参照しながら
、更に詳細に説明する。第2図中、参照符号11は取鍋
を示し、この取g1111内には転炉から出鋼した溶!
M12が貯留されている。RHIIc!がス装置20は
真空槽21と浸漬管22.23とを備えており、浸漬管
22.23が溶鋼12中に浸漬された状態で設置される
。真空1tff21の上部には排気口24が形成されて
おり、この排気口24から図示しない排気装置により真
空槽21内を排気するようになっている。浸漬管22に
はガス供給管25が連結されており、図示しないガス供
給装置からこのガス供給管25を介して浸漬管22内に
アルゴンガスが供給されるようになっている。
、更に詳細に説明する。第2図中、参照符号11は取鍋
を示し、この取g1111内には転炉から出鋼した溶!
M12が貯留されている。RHIIc!がス装置20は
真空槽21と浸漬管22.23とを備えており、浸漬管
22.23が溶鋼12中に浸漬された状態で設置される
。真空1tff21の上部には排気口24が形成されて
おり、この排気口24から図示しない排気装置により真
空槽21内を排気するようになっている。浸漬管22に
はガス供給管25が連結されており、図示しないガス供
給装置からこのガス供給管25を介して浸漬管22内に
アルゴンガスが供給されるようになっている。
このようなRH税ガス装置20においては、先ず、排気
装置にて真空槽21内を減圧状態にし、取鍋11内の溶
鋼12を浸漬管22.23を介して真空槽21内に吸引
する。浸漬管22内の溶鋼中にはガス供給管25を介し
てアルゴンガスが供給され、この部分の溶鋼の比重がみ
かけ上軽くなって浮上し、その分真空槽21内の溶鋼が
浸漬管23を下降して溶鋼が循環する。これにより溶鋼
中のガスが排気され溶l112が脱ガスされる。このR
H脱ガス装置20にて溶鋼をほぼ完全にpA酸するため
には、真空槽21内を減圧にすると共に、溶鋼12中に
還元剤を添加する。
装置にて真空槽21内を減圧状態にし、取鍋11内の溶
鋼12を浸漬管22.23を介して真空槽21内に吸引
する。浸漬管22内の溶鋼中にはガス供給管25を介し
てアルゴンガスが供給され、この部分の溶鋼の比重がみ
かけ上軽くなって浮上し、その分真空槽21内の溶鋼が
浸漬管23を下降して溶鋼が循環する。これにより溶鋼
中のガスが排気され溶l112が脱ガスされる。このR
H脱ガス装置20にて溶鋼をほぼ完全にpA酸するため
には、真空槽21内を減圧にすると共に、溶鋼12中に
還元剤を添加する。
この実施例においては、RH脱ガス装置20を作動させ
る前に、溶鋼12の温度を測定する。その結果、溶鋼1
2の温度が所定値よりも高い場合には、RH脱ガス装置
20の動作中に溶tA12中に還元剤として炭素及びア
ルミニウムを添加し、溶112の温度が所定値以下の場
合には溶tA12中に還元剤としてアルミニウムを添加
する。溶鋼中に炭素を添加すると、炭素が溶鋼中の酸素
により酸化され、溶鋼が脱酸されるが、炭素の酸化反応
は吸熱反応であるため、これにより溶鋼の温度が低下す
る。従って、溶鋼温度が所定湿度よりも高い場合には、
その温度に応じて所定最の炭素を溶112中に添加する
ことにより溶WA12を所定温度に調節することができ
る。この場合に、必要塁の炭素を一度に溶鋼中に添加す
ると、急激に脱酸反応が進行して溶鋼が噴出してしまう
ため、1回当り約20Koづつ数回に分割して添加する
。
る前に、溶鋼12の温度を測定する。その結果、溶鋼1
2の温度が所定値よりも高い場合には、RH脱ガス装置
20の動作中に溶tA12中に還元剤として炭素及びア
ルミニウムを添加し、溶112の温度が所定値以下の場
合には溶tA12中に還元剤としてアルミニウムを添加
する。溶鋼中に炭素を添加すると、炭素が溶鋼中の酸素
により酸化され、溶鋼が脱酸されるが、炭素の酸化反応
は吸熱反応であるため、これにより溶鋼の温度が低下す
る。従って、溶鋼温度が所定湿度よりも高い場合には、
その温度に応じて所定最の炭素を溶112中に添加する
ことにより溶WA12を所定温度に調節することができ
る。この場合に、必要塁の炭素を一度に溶鋼中に添加す
ると、急激に脱酸反応が進行して溶鋼が噴出してしまう
ため、1回当り約20Koづつ数回に分割して添加する
。
なお、この場合に、炭素だけでは脱酸が不十分であるか
ら、更にアルミニウムをラムを溶w412に添加する。
ら、更にアルミニウムをラムを溶w412に添加する。
これによりほぼ完全に溶tg12を脱酸することができ
る。この場合には、脱酸剤の一部として炭素を使用する
ので、アルミニウム量を削減することができ、処理コス
トを低下させることができる。
る。この場合には、脱酸剤の一部として炭素を使用する
ので、アルミニウム量を削減することができ、処理コス
トを低下させることができる。
一方、アルミニウムの脱酸反応(M化反応)は発熱反応
であるから、溶鋼温度が所定温度以下の場合には、脱酸
剤として所定団のアルミニウムを添加することにより溶
鋼12を所定温度まで上昇させることができ、且つ、溶
vA12をほぼ完全に脱酸することができる。
であるから、溶鋼温度が所定温度以下の場合には、脱酸
剤として所定団のアルミニウムを添加することにより溶
鋼12を所定温度まで上昇させることができ、且つ、溶
vA12をほぼ完全に脱酸することができる。
このRHIIRガス装置20おいては、以上のような脱
酸剤の他に、必要に応じて他の合金成分を添加すること
もできる。
酸剤の他に、必要に応じて他の合金成分を添加すること
もできる。
真空脱ガス工程2が終了した後、溶鋼12は鋳造工程3
に供され、造塊又は連続鋳造により所望形状の鋼材とな
る。
に供され、造塊又は連続鋳造により所望形状の鋼材とな
る。
以上のように、真空脱ガス工程2の際に溶鋼12の温度
を調節することができるので、転炉内の溶鋼温度を高め
に設定する必要がなく、エネルギ経済性が高い。
を調節することができるので、転炉内の溶鋼温度を高め
に設定する必要がなく、エネルギ経済性が高い。
なお、この実施例においては、RH脱ガス設備により真
空脱ガスを実施したが、これに限らず、例えば、DH等
他の真空脱ガス設備を使用する口とができる。
空脱ガスを実施したが、これに限らず、例えば、DH等
他の真空脱ガス設備を使用する口とができる。
[発明の効果]
この発明によれば、真空脱ガス工程において溶鋼の温度
を調節することができるので、転炉内の温度を高めに設
定する必要がなく、エネルギ経済性を向上させることが
できる。このため、溶鋼の精錬における処理コストを低
減することができる。
を調節することができるので、転炉内の温度を高めに設
定する必要がなく、エネルギ経済性を向上させることが
できる。このため、溶鋼の精錬における処理コストを低
減することができる。
第1図はこの発明の実施例の工程図、第2図はR)−1
脱ガス設備により溶鋼を脱ガスしている状態を示す模式
図である。 1;転炉吹錬工程、2:真空脱ガス工程、3;鋳造工程
、11:取鍋、12:溶鋼、20:RH脱ガス設備 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1 因 第2図
脱ガス設備により溶鋼を脱ガスしている状態を示す模式
図である。 1;転炉吹錬工程、2:真空脱ガス工程、3;鋳造工程
、11:取鍋、12:溶鋼、20:RH脱ガス設備 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1 因 第2図
Claims (2)
- (1)転炉内で溶銑を吹錬して溶鋼を製造する転炉吹錬
工程と、この溶鋼を真空脱ガスすると共に溶鋼に脱酸剤
を供給して溶鋼を脱酸する真空脱ガス工程とを具備する
溶鋼の精錬方法であって、前記真空脱ガス工程において
転炉吹錬後の溶鋼温度を測定し、溶鋼温度が目標値より
も高い場合には、溶鋼にアルミニウム及び炭素を添加し
、溶鋼温度が目標値以下の場合には、溶鋼にアルミニウ
ムを添加することを特徴とする溶鋼の精錬方法。 - (2)炭素は数回に亘つて分割投入されることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載の溶鋼の精錬方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25089287A JPH0192313A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 溶鋼の精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25089287A JPH0192313A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 溶鋼の精錬方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0192313A true JPH0192313A (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=17214575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25089287A Pending JPH0192313A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 溶鋼の精錬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0192313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061553A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Tungaloy Corp | 転削工具 |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP25089287A patent/JPH0192313A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061553A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Tungaloy Corp | 転削工具 |
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