JPH0146127B2 - - Google Patents

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JPH0146127B2
JPH0146127B2 JP56131440A JP13144081A JPH0146127B2 JP H0146127 B2 JPH0146127 B2 JP H0146127B2 JP 56131440 A JP56131440 A JP 56131440A JP 13144081 A JP13144081 A JP 13144081A JP H0146127 B2 JPH0146127 B2 JP H0146127B2
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JP
Japan
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backrest
chair
annular
coupling assembly
annular retainer
Prior art date
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JP56131440A
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English (en)
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JPS5810011A (ja
Inventor
Amubazu Emirio
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SENTAA FUOA DEZAIN RISAACHI ANDO DEV NV
Original Assignee
SENTAA FUOA DEZAIN RISAACHI ANDO DEV NV
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Publication date
Application filed by SENTAA FUOA DEZAIN RISAACHI ANDO DEV NV filed Critical SENTAA FUOA DEZAIN RISAACHI ANDO DEV NV
Publication of JPS5810011A publication Critical patent/JPS5810011A/ja
Publication of JPH0146127B2 publication Critical patent/JPH0146127B2/ja
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    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36—Support for the head or the back
    • A47C7/40—Support for the head or the back for the back
    • A47C7/44—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame
    • A47C7/448—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame with resilient blocks
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36—Support for the head or the back
    • A47C7/40—Support for the head or the back for the back
    • A47C7/44—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame
    • A47C7/441—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame with adjustable elasticity
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
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    • A47C7/40—Support for the head or the back for the back
    • A47C7/44—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame
    • A47C7/443—Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame with coil springs
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36—Support for the head or the back
    • A47C7/40—Support for the head or the back for the back
    • A47C7/46—Support for the head or the back for the back with special, e.g. adjustable, lumbar region support profile; "Ackerblom" profile chairs

Description

【発明の詳細な説明】 本発明者は、前方および後方に自動的に摺動す
るシート、およびシートの移動と独立して後方に
傾く背もたれを備えたいすを以前発明し、かかる
発明は、“いす”の名称で1976年９月28日に特許
された米国特許第3982785号および“いす”の名
称で1978年４月18日に特許された米国特許第
4084850号に説明され且つ示されている。これら
のいすは、直立着席姿勢と後方くつろぎ姿勢との
間の様々の姿勢において着席者を解剖学的に支持
するため、シートの摺動および背もたれの傾斜に
よつて形状を自動的に調節する。
様々ないす（そのあるものは提案されただけ又
他のものは宣伝広告されている）は、角度をなし
て交差する上部および下部から成る輪郭形成され
た背もたれを包含するが、かかるいすは知られて
いる限りにおいて、固定され、調節不可能なある
いは一定の形に調節可能な、角度的に関係づけら
れた上方および下方部分を包含し、それ故ただ一
つの着席姿勢においてすわり心地がよい。
事務所員のように長い時間座り続ける人は、長
い時間ただ１つの姿勢で座つていると、疲労のた
めおよび血の循環が悪くなるために苦痛になるの
で、しばしば着席位置を変えることがある。関連
の先の特許および特許出願は、様々の着席姿勢に
おいてすわり心地を非常に改善したけれども、こ
れらのいすの背もたれの上端は比較的低く、人の
背中の上部を支持しない。
本発明によれば、先の関連特許のいすの背もた
れよりいくらか高く、それ故いすに座つた人の背
中の上部を一層良好に支持する背もたれを備えた
いすが提供される。特に本発明によれば、いす背
もたれは２つの部分から構成され、これら２つの
部分は両方とも、いすの背もたれ支持フレーム部
材に関し関節運動し、その上方部分は下方部分に
関節運動可能に設けられる。下部背もたれは、第
１の横方向水平軸線のまわりに後ろに傾くことが
できるようにフレーム部材に設けられ、下部背も
たれをフレーム部材に設ける機構は、かかる後方
傾斜に対してシートを比較的まつすぐな位置に弾
性的に拘束するように構成される。上部背もたれ
は、下部背もたれが傾く軸線より上に可成りの距
離間隔をへだてた横方向水平軸線のまわりに後ろ
に傾くことができるように、下部背もたれに設け
られ、上部背もたれは又、下部背もたれに関し角
度をなしてわずかに前方に傾く比較的まつすぐな
位置に、上部背もたれを弾性的に拘束する機構を
包含する。
本発明によれば、いす背もたれは、いすに座つ
た人の背骨の上部が下部に関しわずかに前方に曲
がる直立着席位置と、背骨が後方に弓形に曲る後
方寄りかかり位置との間の様々の着席姿勢におい
て、心地良い支持を提供する。このため下部背も
たれが傾く軸線は、いすに座つたおとなの人の背
中のほぼ中央に対応する位置で、シートの実質的
上方に位置する。下部背もたれは、おとなの人の
背中の中央部の主要部と垂直方向および横方向に
同一の広がりを有し、上部背もたれは、まつすぐ
に座つたとき背骨が、前方に曲がり、背中を後方
に弓形にしたときまつすぐになる領域において、
おとなの人の背中の上部の主要部と垂直方向およ
び横方向に同一の広がりを有する。後者の場合、
上部背もたれは下部背もたれに関し後方に傾き、
上部背もたれおよび下部背もたれの両方とも、背
もたれ支持フレーム部材に関しユニツトとして後
方に傾く。本発明の関節形二重背もたれを備えた
いすは又、いす形状といすに座つた人の解剖学的
姿勢との一致が、シートと背もたれの両方の移動
を伴なうかぎり、前後には摺動するシートを備え
るべきである。
好ましい態様において、下部背もたれをフレー
ムの背もたれ支持部材に設けるための機構および
上部背もたれを下部背もたれに設けるための機構
は、実質的に同一な関節用弾性カツプリングアセ
ンブリであり、各機構は、関節運動可能に互いに
連結された上部および下部を備えている。フレー
ム部材の上部は中空で、カツプリングアセンブリ
の下部部材を入れ子式に収容し、下部背もたれ
は、カツプリングアセンブリの上部部材を収容す
る下向き開放ソケツトを有する。同じく下部背も
たれは、上部カツプリングアセンブリの下部を収
容する上向き開放ソケツトを有し、上部背もたれ
は、上部を収容する下向き開放ソケツトを有す
る。上部背もたれと下部背もたれとの間のカツプ
リングアセンブリの部分は、上部背もたれおよび
下部背もたれの相対運動と一致して伸びちぢみす
る可撓性チユーブで囲まれている。
本発明によるいす背もたれの本質的ではないが
望ましい特徴は、下部背もたれおよび上部背もた
れをユニツトとして垂直方向に調節可能に、背も
たれ支持部に設け、背もたれの高さを使用者に適
するようにシートに関して調節できるようにする
ことである。
下部背もたれをフレームにおよび上部背もたれ
を下部背もたれに設けるために、様々の弾性関節
リンク仕掛けを効果的に使用することができる。
本発明のいす背もたれの傾斜用カツプリングア
センブリは、環状リブを自由端に備えた第１の環
状保持器を有し、かついす背もたれに取付けられ
るケーシングと、いすの側フレーム部材の上端に
取付けられ、かつ前記環状リブと嵌合する環状溝
を自由端に備えた第２の環状保持器と、前記第１
の環状保持器を貫通して前記ケーシング内に延び
る連結棒とよりなり、前記連結棒は前記第２の環
状保持器の座部と係合する半球形ヘツドを有し、
さらに、前記連結棒を取り囲み、かつ前記第１の
環状保持器と前記連結棒のばね保持手段との間に
配置された圧縮ばねよりなることを特徴とする。
更に本発明によれば、いす背もたれの傾斜用カ
ツプリングアセンブリは、環状リブを自由端に備
えた第１の環状保持器を有し、かつ下部背もたれ
に取付けられる２つのケーシングと、いすの側フ
レーム部材の上端および上部背もたれに取付けら
れかつ前記環状リブと嵌合する環状溝を自由端に
備えた第２の環状保持器と、前記第１の環状保持
器を貫通して前記ケーシング内に延びる連結棒と
よりなり、前記連結棒は前記第２の環状保持器の
座部と係合する半球形ヘツドを有し、さらに、前
記連結棒を取り囲み、かつ前記第１の環状保持器
と前記連結棒のばね保持手段との間に配置された
圧縮ばねよりなることを特徴とする。
第１図乃至第１０図に示された２つのいすは、
第１図乃至第５図に示されたいすがアームを有し
ておらず、一方第６図乃至第１０図に示されたい
すが、シート支持部および背もたれ支持部の部分
をなすアームを有している点を除けば同一であ
る。いすは両方とも、ポスト１２を備えたキヤス
ターベース１０と、シートの下方に位置しポスト
１２に設けられた横方向ビーム状部材１４と、い
すフレームの１対の隔置されたシート支持部材
（図ではみえない）に、前後に摺動するように設
けられたシート１６とを有している。２つのいす
のシートを、前後に移動させることができるよう
にフレーム部材に設けるための装置は、関連の米
国特許第4084850号（第５Ａ図および第５Ｂ図お
よび関連した説明を参照のこと）、の明細書に説
明され図面に示されている装置と実質的に同一で
ある。第１図乃至第５図に示されたいすは、各側
に形金属製管状フレーム部材を包含し、このフ
レーム部材の各々の下方水平脚はシート支持部材
であり、ほぼ垂直な上方脚は背もたれ支持部材で
ある。金属製管状フレーム部材の露出部分は、可
撓性の伸長可能なスリーブ１８（同じく米国特許
第4084850号に説明されている）で包囲されてい
る。第６図乃至第１０図に示されたいすと第１図
乃至第５図に示されたいすとの間の唯一の違い
は、第１図乃至第５図のいすの形フレーム部材
の代りに、第６図乃至第１０図のいすにおいて
は、ほぼＳ形の管状フレーム部材（同様な形状の
可撓性の伸長可能な被覆２０で包囲される）が用
いられていることである。この点まで説明したよ
うな第１図乃至第１０図のいすの構造は、本発明
の要部をなすものではなく、前述の米国特許第
4084850号の要旨であるけれども、本発明は、前
後に摺動するシートを備えたいす、特に本発明者
の関連した先の特許に説明され且つ示されたいす
に、最も都合よく使用される。
第１図乃至第１０図に示された両方のいすの背
もたれ２２は同一であつて、本発明によつて構成
された関節形二重背もたれである。関節形二重背
もたれ２２は、下部背もたれ２４および上部背も
たれ２６から成る。好ましくは下部背もたれおよ
び上部背もたれは両方とも、適当な高い衝撃強度
のプラスチツクから成形され、いすに座つた人の
背に心地良さを与えるように垂直方向および水平
方向に輪郭が付けられている。下部背もたれおよ
び上部背もたれは両方とも、当て物および布張り
されても良く、又それぞれ成形あるいは型打によ
つて金属で構成されても良い。上部および下部背
もたれの形状、材質および仕上げの詳細は、様々
に変更および修正することができる。
下部背もたれ２４は、この場合伸長可能なカバ
ー１８あるいは２０で包囲された管状側フレーム
部材の上端に設けられている。一層詳細には、い
すの側フレーム部材の上端２７は、１対の同一な
関節用弾性カツプリングアセンブリ２８（第１１
図および第１２図参照）の部分を収容し、上部背
もたれ２６は、他の一方のカツプリングアセンブ
リ３０によつて下部背もたれに設けられる。アセ
ンブリ２８および３０の部分は、下部背もたれ２
４の側部に沿つて形成されたスリーブ３２内に収
容され、上部アセンブリ３０の部分は、上部背も
たれ２６の側部に沿つて形成されたスリーブ３４
内に収容される。下部カツプリングアセンブリ２
８は上部カツプリングアセンブリ３０と同一であ
るが、上部アセンブリ３０は、下部アセンブリ２
８と比べて逆向きに設置される。さらにカツプリ
ングアセンブリ２８および３０は、関連の米国特
許第4084850号の第１８図および第１９図に示さ
れ、明細書中に説明されたカツプリングアセンプ
リと実質的に同一である。
各カツプリングアセンブリ２８あるいは３０は
管状ケーシング３６を包含し、このケーシング３
６は、自由端に環状リブ４０を備えた環状保持器
３８を一端に収容し、保持器３８は、ケーシング
３６に例えばクリンピングによつて固定される。
連結棒４２はケーシング３６を通つて延び、ワツ
シヤ４８および１対のナツト５０によつて支持さ
れた保持リング４６によつて、圧縮ばね４４の一
端を保持する。圧縮ばね４４の他端は、保持器３
８の内端に係合する。連結棒４２の他端は、保持
器５６の座部５４によつて係合される半球形ヘツ
ド５２を有し、この保持器５６は、各下部カツプ
リングアセンブリ２８の場合には、側フレーム部
材の上端２７に、又各上部アセンブリ３０の場合
には上部背もたれ２６のスリーブ３４内に収容さ
れた管状延長片６０に、例えばリベツト５８によ
つて固定される。保持器３８の環状リブ４０は、
第２保持器５６の環状グルーブ６２と合致してい
る。環状クツシヨン６３は、保持器３８のリブ４
０に隣接するシートに設置される。
各カツプリングアセンドリ２８および３０のば
ね４４は、あらかじめ負荷され第１１図に示す如
く保持器３８および５６を弾性的に引寄せてグル
ープ６２に位置したリブ４０と係合させる。従つ
てばねのあらかじめの負荷力に打勝つのに十分な
力が、上部背もたれ２６あるいは下部背もたれ２
４に加えられなければ、関節形二重背もたれは第
１１図に示された位置に弾性的に拘束される。
いすに座つていすの後ろに寄りかかつた人の背
で下部背もたれ２４の正面に力が加えられると、
それが下部カツプリングアセンブリ２８の圧縮ば
ね４４の力に打勝つのに十分であれば、アセンブ
リ２８は自動的に“破壊し”、下部背もたれ２４
を包含する、保持器３８およびそれと関連したす
べての部分は、保持器３８のリブ４０の後部のま
わりに回動する（第１２図参照）。従つて下部背
もたれ２４はフレーム部材に関し後ろへ傾く。後
方傾斜の範囲はスペーサスリーブ６４によつて制
限される。このスリーブ６４は、保持器３８が保
持器５６から離れる際、保持器３８に対するばね
保持リング４６の移動範囲を制限する。いすフレ
ームに対する下部背もたれ２４の関節運動は、い
すに座つた人が後ろに寄りかかつてくつろいだ姿
勢をとるときはいつでも自動的に起こる。しかし
ながら、下部カツプリングアセンブリ２８のばね
力は、直立姿勢で座るとき、および比較的くつろ
いだ後方寄りかかり姿勢にどつかり腰をおろそう
としないで後方に寄りかかるときは、人の背に対
して堅固な支持部を提供するのに十分である。下
部カツプリングアセンブリ２８は、人が直立姿勢
に戻るとき、背もたれを直立位置へ自動的に戻
す。
いすに座つた人が大分後方へくつろぎ、背中を
弓形にするとき、背中の上部は上部背もたれ２６
に力を加え、第１２図に示されているように上部
カツプリングアセンブリを、下部アセンブリと同
一の方法で“破壊”させる。上部背もたれ２６へ
の後向きの力を除くと、上部アセンブリ３０は第
１１図に示されているように、上部背もたれを直
立位置へもどすことができる。いすの上部背もた
れを後ろに傾かせるとき、首および背中の筋肉は
緊張し、中立位置へもどるとき筋肉の緊張はほぐ
れ和らげられる。すべてのカツプリングアセンブ
リにおいて環状クツシヨン６３は、下部背もたれ
２４あるいは上部背もたれ２６が第１１図の直立
位置へ激しくもどる際のいかなる衝撃も和らげ吸
収する。
関連の米国特許第4084850号に説明されている
のと同一の様式において、いすの側フレーム部材
の各々を覆う伸張可能な可撓性のスリーブ１８あ
るいは２０は、背もたれ支持フレーム部材に対す
る下部背もたれ２４の関節運動に従つて伸びちぢ
みする。伸張可能な、可撓性の被覆６６は、下部
背もたれ２４のスリーブ３２と上部背もたれ２６
のスリーブ３４との間で、上部カツプリングアセ
ンブリ３０の一部を包囲する。被覆６６の両端は
フランジ６８および７０を備え、これらのフラン
ジは、スリーブ３４および３２の開口を取り囲む
環状フランジ７６および７８のグルーブ７２およ
び７４に収容される。
下部背もたれの上縁および上部背もたれの下縁
の輪郭は、実質的に補足し合う形状のものであ
り、上部および下部背もたれの前面の横方向輪郭
は近接する。上部背もたれの垂直な輪郭は、下部
背もたれの対応する輪郭と角度をなして交差し、
上部背もたれは、通常の直立位置において下部も
たれより一層まつすぐである。上述のように関節
運動は、いすに座つた人のとる姿勢に依つて２つ
の段階で起こる。第１段階は、後方に弓形に曲げ
ないで寄りかかつてくつろぐとき、下部および上
部背もたれがユニツトとして後ろに傾くことであ
る。第２段階即ち、下部背もたれに対する上部背
もたれの傾きは、人が背中を弓形に曲げ、背骨の
上部をまつすぐにし、上部関節用カツプリングを
“破壊”するときおこる。
第１３図乃至第１５図に示す態様は、多くの点
において第１図乃至第１２図の態様と類似してい
る。主な違いは、第１に中央に背もたれ支持構造
部を設け、関節用カツプリングが、二重背もたれ
のほぼ横方向中央に設置されることであり、第２
に二重背もたれアセンブリの高さをシートに関し
ユニツトとして調節できることである。
いすフレームは、例えばシート支持構造部に連
結することによつてフレームの他の部分に適当に
しつかり連結される鋼管の形をした、狭い間隔を
もつて中央に位置した１対の背もたれ支持部材１
００を包含する。各背もたれ支持管の上端は、下
部関節用弾性カツプリングアセンブリ１０２の下
部部分を収容する。第１３図乃至第１５図のいす
の４つ（２つの下部および２つの上部）のカツプ
リングアセンブリは、１つの点を除けば互いに同
一であり、材料についてはすべて第１図乃至第１
０図の態様のカツプリングアセンブリと同一であ
る。カツプリングアセンブリの上記説明およびそ
の作用は、第１３図乃至第１５図の二重背もたれ
のカツプリングアセンブリに適用でき、繰り返す
必要はない。
下部背もたれ１０４の後面は、第１３図に示さ
れているように垂直方向中心近くで合体すること
を除けば、垂直な中心線の両側で高さ全体に延び
る１対の垂直な中空ボス１０６および１０８（第
１３図参照）を包含し、これら中空ボスは垂直方
向中心近くで合体している。各ボス１０６あるい
は１０８は、下部カツプリングアセンブリ１０２
の上部を収容する細長い下向き開放下部ソケツト
１１０、および上部関節用弾性アセンブリ１１４
の下部を収容する上向き開放上部ソケツト１１２
を構成する。
第１１図および第１２図を第１４図および第１
５図と比較することによつて２つの態様の間に次
のような相違に気がつく。第１に、第１４図およ
び第１５図の態様の下部カツプリングアセンブリ
１０２の上部管状部分の方がずつと長い。第２に
上部アセンブリ１１４は、じき明らかになる理由
のため、ソケツトの中に下部アセンブリ１０２の
長い上部管状部分１１６のための余地を残すよう
に、逆に位置している。第３に下部背もたれは、
下部カツプリングアセンブリ１０２の上部１１６
に固定されていない。第４に大きなハンドノブを
備えたロツクねじ１１８が、ボス１０６および１
０８の共通の中心部において、ねじ山付き金属ス
リーブ（図示せず）を通過し、下部カツプリング
アセンブリの上部１１６と選択的に係合するロツ
クシユー（図示せず）に作用する。ロツクねじを
ゆるめると、下部背もたれ１０４および上部背も
たれ１２０は、いすを使用する人に適するように
部分１１６の上で上下にユニツトとして摺動させ
ることができ、（もちろん調節限度内で）、ロツク
ねじを再び締めることによつてシートから所望の
高さに固定させることができる。これは本質的で
はないが望ましい特徴であり、いくつかの型のい
す特に秘書のいすに使用されているけれども、背
骨に適合するように垂直方向に形作られ、いすに
座つた人がその姿勢を変えるとき、背骨の形状の
変化に対して自動的に調節するように構成された
いす背もたれに応用されるものとしては新規であ
ると考えられる。
上部背もたれ１２０は弾力的に拘束された位置
において、第１図乃至第１０図の態様における下
部背もたれより一層まつすぐに、下部背もたれの
上に設けられる。上部背もたれの後壁のボス１２
２は、上部関節用弾性アセンブリ１１４の上部を
収容する下向き開放ソケツト１２４を構成する。
関節用アセンブリとして変形する、可撓性の伸張
可能なベロー状管１２６および１２８は、上部背
もたれと下部背もたれとの間の連結部において、
二重背もたれの一部を隠し保護する。類似の伸張
可能な管１３０および１３２は、下部カツプリン
グアセンブリの露出部分を覆い、背もたれの垂直
方向の調節を行なうように伸びちだみし、後方フ
レーム部材を装飾する。
第１６図乃至第１８図に示されたいす用関節形
二重背もたれの態様は、管状でほぼ長方形横断面
を有し、いすフレームの他のいくつかの部分に適
当に連結される中央に位置した単一の背もたれ支
持フレーム部材２００を包含する。下部背もたれ
２０２は、関接用弾性カツプリングアセンブリ２
０４によつて、フレーム部材２００の上端に後ろ
に傾くことができるように設けられ、上部背もた
れ２０６は、第２の関節用弾性カツプリングアセ
ンブリ２０８によつて、下部背もたれに関し後方
に傾くことができるように設けられる。第１図乃
至第１２図の態様についてそうであつたように、
２つのカツプリングアセンブリ２０４および２０
８は、以下に説明される点を除けば構造が同一で
ある。各カツプリングアセンブリは管状下部２１
０および管状上部２１２を包含し、これら部分の
各々は、アセンブリが連結する夫々の部分のソケ
ツトに、抜き差し自在に収容されるような横断面
形状を備えている。特に下部アセンブリ２０４の
下部２１０は、背もたれ支持部２００の上端に収
容される。下部アセンブリの上部２１２は、下部
背もたれ２０２の後面から突出するボス２１６に
より形成されたソケツト２１４内に収容される。
上部アセンブリの下部２１０は、ボス２１６の上
端の上向き開放ソケツト２１８の中に収容され
る。上部アセンブリの上部２１２は、上部背もた
れ２０６の中央ボスに形成された下向き開放ソケ
ツト２２０の中に収容される。
各カツプリングアセンブリの下部２１０の側壁
の上端は、上部２１２の側壁の下端と重なり合
い、下方部分の側壁の上方部分は、下部２１０の
側壁の上部内に嵌るように内方に変形されてい
る。側壁の重なり合いによつて２つの部分２１０
および２１２を、関節運動できるようにピンある
いは車軸２２２によつて連結されることができ
る。車軸２２２に設けられたばね反動板２２４
は、比較的高い硬さのポリウレタンの如きエラス
トーマー物質のブロツクで形成された、２つの圧
縮ばね２２６および２２８の各々の一端に係合す
る。各エラストーマーばねの他端は、カツプリン
グアセンブリの対応する下部２１０あるいは上部
２１２の前壁に係合する。下部２１０の前壁の下
端に位置した部分は、ラグあるいはダブ２３０を
形成するように内方に曲げられ、すき間を形成
し、類似のタブ２３２が、上部２１２の前壁に形
成される。
第１７図および第１８図を比較すると明らかな
ように、圧縮ばね２２６および２２８は、ばねの
あらかじめの負荷によつて決定された力で、ばね
反動板２２４の後面と管状部分２１０および２１
２の後壁とに係合することによつて確立された所
定の位置に、カツプリングアセンブリの２つの部
分２１０および２１２を弾性的に拘束する。ばね
力が大きいとき、カツプリングアセンブリは、上
方部分２１２および下方部分２１０を車軸２２２
のまわりに回動させることによつて“壊れる”。
ばね力は、上方部分および下方部分が車軸のまわ
りに自由に回動する限り、２つのばね２２６およ
び２２８の間で自動的に釣り合いを失う。背もた
れ支持部に対する下部背もたれの後方傾斜限度即
ち停止位置は、管状部分２１０および２１２の前
壁のラグ２３０および２３２とばね反動板との係
合によつて確立される（第１８図参照）。
上述したのと同様な方法で、通常上部カツプリ
ングアセンブリ２０８は、上部背もたれを下部背
もたれに関して所定位置に拘束し、ばね力が大き
いとき、ラグとばね反動板との係合によつて決定
される範囲まで“壊れる”。
第１３図乃至第１５図の態様の高さ調節装置
は、第１６図乃至第１８図の態様にも設けられ
る。環状延長部２３４は、下部カツプリングアセ
ンブリ２０４の上方管状部２１２に溶接あるいは
他の方法で連結され、下部背もたれ２０２のソケ
ツト２３６の中へ上方に延びる。ボス２１６の中
に位置したねじ山付きスリーブ２４０と螺合する
ロツクねじ２３８は、シートからの選択的に調節
された高さ（調節限度内）に下部背もたれ２０２
を固定する。伸縮自在なベロー状チユーブが、他
の態様と同じくこの態様にも設けられる。
【図面の簡単な説明】
第１図乃至第５図はそれぞれ、本発明による二
重背もたれを備えたいすの一態様の上面図、前面
図、底面図、背面図および側面図である。第６図
乃至第１０図はそれぞれ、二重背もたれを備えた
他のいすの上面図、前面図、底面図、背面図およ
び側面図である。第１１図は、第２図および第７
図のライン１１−１１による面にほぼ沿つて切ら
れ、矢印の方向にみた第１図乃至第１０図の両方
のいすの二重背もたれの側方横断面図であり、下
部背もたれおよび上部背もたれが、直立拘束位置
で示されている。第１２図は、第１１図と同一の
面に沿つて切つたいす背もたれの横断側面図であ
るが、上部背もたれおよび下部背もたれが、最大
後方傾斜限度位置で示されている。第１３図は、
本発明を具体化する他のいす背もたれの部分的背
面図である。第１４図は、第１３図のライン１４
−１４に沿つて切られ、矢印の方向にみた、直立
位置で示された第１３図のいす背もたれの横断側
面図である。第１５図は、下方軸線のまわりに後
ろに傾いた下部背もたれおよび上方軸線のまわり
に後ろに傾いた上部背もたれを示す。第１３図お
よび第１４図のいす背もたれの横断側面図であ
る。第１６図は、第１７図のライン１６−１６に
沿つて切られ、関節用弾性カツプリングアセンブ
リの一つを示す、他の態様の部分的背面図であ
る。第１７図は、第１６図のライン１７−１７に
沿つて切られ矢印の方向にみた、第１６図の態様
の横断側面図であり、二重背もたれを弾性的に拘
束された直立位置で示す図である。第１８図は、
下部および上部背もたれが下方軸線のまわりにユ
ニツトとして後方に傾いている点を除けば、第１
７図と同様である横断側面図である。 ２４……下部背もたれ、２６……上部背もた
れ、３０……カツプリングアセンブリ、４４……
圧縮ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ いす背もたれの傾斜用カツプリングアセンブ
    リであつて、環状リブを自由端に備えた第１の環
    状保持器を有し、かついす背もたれに取付けられ
    るケーシングと、いすの側フレーム部材の上端に
    取付けられ、かつ前記環状リブと嵌合する環状溝
    を自由端に備えた第２の環状保持器と、前記第１
    の環状保持器を貫通して前記ケーシング内に延び
    る連結棒とよりなり、前記連結棒は前記第２の環
    状保持器の座部と係合する半球形ヘツドを有し、
    さらに、前記連結棒を取り囲み、かつ前記第１の
    環状保持器と前記連結棒のばね保持手段との間に
    配置された圧縮ばねよりなることを特徴とするカ
    ツプリングアセンブリ。 ２ いす背もたれの傾斜用カツプリングアセンブ
    リであつて、環状リブを自由端に備えた第１の環
    状保持器を有し、かつ下部背もたれに取付けられ
    る２つのケーシングと、いすの側フレーム部材の
    上端および上部背もたれに取付けられかつ前記環
    状リブと嵌合する環状溝を自由端に備えた第２の
    環状保持器と、前記第１の環状保持器を貫通して
    前記ケーシング内に延びる連結棒とよりなり、前
    記連結棒は前記第２の環状保持器の座部と係合す
    る半球形ヘツドを有し、さらに、前記連結棒を取
    り囲み、かつ前記第１の環状保持器と前記連結棒
    のばね保持手段との間に配置された圧縮ばねより
    なることを特徴とするカツプリングアセンブリ。 ３ スペーサスリーブがケーシング内にばね保持
    手段と第１の環状保持器との間に配置され、これ
    によりいす背もたれの傾斜が制限されるようにな
    つていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
    又は第２項記載のカツプリングアセンブリ。 ４ クツシヨン手段が第１の環状保持器と第２の
    環状保持器との間に配置され、これによりいす背
    もたれが傾斜位置から直立位置にもどる際の衝撃
    が吸収されるようになつていることを特徴とする
    特許請求の範囲第１項又は第２項記載のカツプリ
    ングアセンブリ。
JP56131440A 1977-05-09 1981-08-21 いす背もたれの傾斜用カツプリングアセンブリ Granted JPS5810011A (ja)

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