JPH0144640Y2 - - Google Patents
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- JPH0144640Y2 JPH0144640Y2 JP7715084U JP7715084U JPH0144640Y2 JP H0144640 Y2 JPH0144640 Y2 JP H0144640Y2 JP 7715084 U JP7715084 U JP 7715084U JP 7715084 U JP7715084 U JP 7715084U JP H0144640 Y2 JPH0144640 Y2 JP H0144640Y2
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- hoist
- trolley
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- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 11
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 claims description 10
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 3
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Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は、シールド掘進機の掘進に合せて掘孔
内にセグメントを搬送する搬送装置に係り、特に
登り斜坑旋工する場合、掘進機内の所定位置へセ
グメントを容易に搬送するセグメント搬送装置に
関する。
内にセグメントを搬送する搬送装置に係り、特に
登り斜坑旋工する場合、掘進機内の所定位置へセ
グメントを容易に搬送するセグメント搬送装置に
関する。
[考案の技術的背景とその問題点]
シールド工法によるトンネル掘削は、シールド
掘進機により掘り進み、機内で順次セグメントを
組み立ててトンネルを構築するものである。
掘進機により掘り進み、機内で順次セグメントを
組み立ててトンネルを構築するものである。
従来、このシールド掘進機の掘進に合せてセグ
メントを搬送する手段として旋工路の保全および
旋工の迅速化を図るためにホイスト式のセグメン
ト搬送装置が提案されていた。この従来例を添付
図に基づいて説明する。
メントを搬送する手段として旋工路の保全および
旋工の迅速化を図るためにホイスト式のセグメン
ト搬送装置が提案されていた。この従来例を添付
図に基づいて説明する。
第1図に示されるように、シールド掘進機5は
円筒体状に形成されたシールドフレーム20と、
その先端部を閉塞すると共に、これに回転自在に
設けられ土砂を切削するカツタ35とシールドフ
レーム20の先端から適宜間隔を隔てて形成さ
れ、土砂を滞留させるカツタ室21と、カツタ室
21の後方に設けられ、セグメント1を周方向に
搬送すると共に、掘孔に設置するための径方向に
搬送するエレクタ部2と、カツタ室21の後方壁
に一端が挿通されてこれより掘削土砂を搬送する
ために搬送装置(図示せず)と、上記カツタ35
の軸部22に設けられ駆動力を得るための伝達歯
車23と、これと噛合して伝達力を与える駆動装
置24と組み立てられたセグメント1を足掛りと
してシールド掘進機5を前進させる為のシールド
ジヤツキ3とから構成されている。
円筒体状に形成されたシールドフレーム20と、
その先端部を閉塞すると共に、これに回転自在に
設けられ土砂を切削するカツタ35とシールドフ
レーム20の先端から適宜間隔を隔てて形成さ
れ、土砂を滞留させるカツタ室21と、カツタ室
21の後方に設けられ、セグメント1を周方向に
搬送すると共に、掘孔に設置するための径方向に
搬送するエレクタ部2と、カツタ室21の後方壁
に一端が挿通されてこれより掘削土砂を搬送する
ために搬送装置(図示せず)と、上記カツタ35
の軸部22に設けられ駆動力を得るための伝達歯
車23と、これと噛合して伝達力を与える駆動装
置24と組み立てられたセグメント1を足掛りと
してシールド掘進機5を前進させる為のシールド
ジヤツキ3とから構成されている。
一方、セグメント搬送装置14は、掘進方向後
方よりトンネル4内に沿つて上記エレクタ部2の
内径空間を通り、シールドフレーム20内に設け
られたビーム支持用構造物36に枢支された断面
I形のホイストビーム6と、このホイストビーム
6に沿つて走行自在なトロリ7と、そのトロリ7
に設けられた巻上機9と、その巻上機9から繰り
出されトロリ7を介して重力方向に垂下し、上記
セグメント1を吊り下げるためのワイヤロープ1
2と、上記ホイストビーム6の後方端部と連結、
支持すると共に、トンネル4内を移動自在なホイ
ストビーム支持台車15とから構成され、セグメ
ント1をトンネル4内で搬送するセグメント用台
車16と上記ホイストビーム支持台車15とは、
枕木25上に設けられたそれぞれのレール26上
を走行するべく構成されている。
方よりトンネル4内に沿つて上記エレクタ部2の
内径空間を通り、シールドフレーム20内に設け
られたビーム支持用構造物36に枢支された断面
I形のホイストビーム6と、このホイストビーム
6に沿つて走行自在なトロリ7と、そのトロリ7
に設けられた巻上機9と、その巻上機9から繰り
出されトロリ7を介して重力方向に垂下し、上記
セグメント1を吊り下げるためのワイヤロープ1
2と、上記ホイストビーム6の後方端部と連結、
支持すると共に、トンネル4内を移動自在なホイ
ストビーム支持台車15とから構成され、セグメ
ント1をトンネル4内で搬送するセグメント用台
車16と上記ホイストビーム支持台車15とは、
枕木25上に設けられたそれぞれのレール26上
を走行するべく構成されている。
従つて、シールド掘進機5は前部に設けられた
カツタ35によつてトンネル孔を掘削し、このト
ンネル孔の防護材としてトンネル孔内周面に沿つ
てセグメント1が張設される。セグメント1は、
セグメント搬送装置14により機内に搬入された
後、エレクタ部2の昇降部2aに受け渡され、そ
の昇降部2aを昇降自在に支持する回転支柱部2
bが周方向の回転と昇降部2aの昇降移動とによ
つてセグメント1を適宜位置へ回動・搬送しセグ
メント1を組み付けてトンネル4を形成する。一
方、掘削土砂は、カツタ室21から土砂搬送装置
(図示せず)によつて外部に搬出される。
カツタ35によつてトンネル孔を掘削し、このト
ンネル孔の防護材としてトンネル孔内周面に沿つ
てセグメント1が張設される。セグメント1は、
セグメント搬送装置14により機内に搬入された
後、エレクタ部2の昇降部2aに受け渡され、そ
の昇降部2aを昇降自在に支持する回転支柱部2
bが周方向の回転と昇降部2aの昇降移動とによ
つてセグメント1を適宜位置へ回動・搬送しセグ
メント1を組み付けてトンネル4を形成する。一
方、掘削土砂は、カツタ室21から土砂搬送装置
(図示せず)によつて外部に搬出される。
しかしながら、上記のセグメント搬送装置14
は、トロリ7に設けられた巻上機9から繰り出さ
れたワイヤロープ12が常に重力方向に垂下され
てセグメント1を搬送するために登り斜坑掘進時
においてはトロリ7をエレクタ部3の限界位置ま
で引き寄せても、エレクタ部2の適宜位置にセグ
メント1を搬入できなかつた。これは、セグメン
ト1を吊るワイヤロープが重力方向に一定に垂下
され、これに対してシールド掘進機5が登り斜坑
掘進にあると、その傾斜角度が増加するほど、掘
進機5のエレクタ部2からセグメント1が離れる
ことになり、エレクタ部2の適宜位置への搬入は
困難になつていた。
は、トロリ7に設けられた巻上機9から繰り出さ
れたワイヤロープ12が常に重力方向に垂下され
てセグメント1を搬送するために登り斜坑掘進時
においてはトロリ7をエレクタ部3の限界位置ま
で引き寄せても、エレクタ部2の適宜位置にセグ
メント1を搬入できなかつた。これは、セグメン
ト1を吊るワイヤロープが重力方向に一定に垂下
され、これに対してシールド掘進機5が登り斜坑
掘進にあると、その傾斜角度が増加するほど、掘
進機5のエレクタ部2からセグメント1が離れる
ことになり、エレクタ部2の適宜位置への搬入は
困難になつていた。
従来、これに対処するために、シールド掘進機
5内に例えばウインチ等を設け、セグメント1を
引き寄せるか、或いは後方から押す等の手段が講
じられていたが、作業の安全性と迅速性の面で適
当なものではなかつた。
5内に例えばウインチ等を設け、セグメント1を
引き寄せるか、或いは後方から押す等の手段が講
じられていたが、作業の安全性と迅速性の面で適
当なものではなかつた。
[考案の目的]
本考案は、上記問題点を解消すべく創案された
もので、本考案の目的はシールド掘進機が登り斜
坑掘進時にセグメントをシールド掘進機のエレク
タ部に容易に搬送するセグメント搬送装置を提供
することである。
もので、本考案の目的はシールド掘進機が登り斜
坑掘進時にセグメントをシールド掘進機のエレク
タ部に容易に搬送するセグメント搬送装置を提供
することである。
[考案の概要]
本考案は上記目的を達成すべく、トンネル構築
物となるセグメントを組付所定位置へ回動・搬送
できるエレクタ部を有し、掘進に応じ順次セグメ
ントを取り付けてトンネルを構築するシールド掘
進機において、シールド掘進機の掘進方向後方よ
り上記トンネル内に沿つて上記エレクタ部に延出
されたホイストビームと、そのホイストビームに
沿つて走行自在に支持されたトロリと、そのトロ
リに重力方向に俯仰自在に枢支されたホイストブ
ームと、上記トロリに設けられた巻上機と、その
巻上機から上記ホイストブームの先端部に滑車を
介して掛け渡されて垂下し、上記セグメントを吊
り下げるためのフツク又は吊金具を有するワイヤ
ロープと、上記トロリーに一端が枢支されると共
に、他端が上記ホイストブームに枢支されて、上
記ホイストブームを俯仰させる流体手段とを備え
シールド掘進機が登り斜坑を掘進する場合に、上
記トロリと、ホイストブームとに両端が枢支され
た流体手段によつて上記ホイストブームが俯仰自
在に回動し、このホイストブームを重力方向に回
動させブームを水平張出姿勢に保持することによ
つて、ホイストブームの先端の滑車から垂下され
るワイヤロープはトロリより最遠距離となりこれ
によつてセグメントがそのエレクタ部の適宜位置
に搬送可能にされると共に、水平旋工あるいはセ
グメント台車等の移動に対しては、上記流体手段
によつてホイストブームが上方に回動されてトン
ネル内の離隔とスペースを確保すべく構成された
ものである。
物となるセグメントを組付所定位置へ回動・搬送
できるエレクタ部を有し、掘進に応じ順次セグメ
ントを取り付けてトンネルを構築するシールド掘
進機において、シールド掘進機の掘進方向後方よ
り上記トンネル内に沿つて上記エレクタ部に延出
されたホイストビームと、そのホイストビームに
沿つて走行自在に支持されたトロリと、そのトロ
リに重力方向に俯仰自在に枢支されたホイストブ
ームと、上記トロリに設けられた巻上機と、その
巻上機から上記ホイストブームの先端部に滑車を
介して掛け渡されて垂下し、上記セグメントを吊
り下げるためのフツク又は吊金具を有するワイヤ
ロープと、上記トロリーに一端が枢支されると共
に、他端が上記ホイストブームに枢支されて、上
記ホイストブームを俯仰させる流体手段とを備え
シールド掘進機が登り斜坑を掘進する場合に、上
記トロリと、ホイストブームとに両端が枢支され
た流体手段によつて上記ホイストブームが俯仰自
在に回動し、このホイストブームを重力方向に回
動させブームを水平張出姿勢に保持することによ
つて、ホイストブームの先端の滑車から垂下され
るワイヤロープはトロリより最遠距離となりこれ
によつてセグメントがそのエレクタ部の適宜位置
に搬送可能にされると共に、水平旋工あるいはセ
グメント台車等の移動に対しては、上記流体手段
によつてホイストブームが上方に回動されてトン
ネル内の離隔とスペースを確保すべく構成された
ものである。
[考案の実施例]
本考案の好適一実施例を以下添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図に示されるように、例えばシールド掘進
機5は円筒体状に形成されたシールドフレーム2
0と、その前部を閉塞すると共に、これに回転自
在に設けられ土砂を掘削するカツタ35と、シー
ルドフレーム20先端から適宜間隔を隔てて形成
され、土砂を滞留させるカツタ室21と、カツタ
室21の後方に設けられ、セグメント1を周方向
に搬送すると共に、掘孔に取り付けるためのエレ
クタ部2と、上記カツタ35の軸部22に設けら
れ、これを駆動するための伝達歯車23と、これ
に噛合して駆動力を伝達する駆動装置24とシー
ルド掘進機5を前進させる為のシールドジヤツキ
3と、上記エレクタ部2にセグメント1を搬送す
るセグメント搬送装置14と後続設備台車(図示
せず)とから構成されている。
機5は円筒体状に形成されたシールドフレーム2
0と、その前部を閉塞すると共に、これに回転自
在に設けられ土砂を掘削するカツタ35と、シー
ルドフレーム20先端から適宜間隔を隔てて形成
され、土砂を滞留させるカツタ室21と、カツタ
室21の後方に設けられ、セグメント1を周方向
に搬送すると共に、掘孔に取り付けるためのエレ
クタ部2と、上記カツタ35の軸部22に設けら
れ、これを駆動するための伝達歯車23と、これ
に噛合して駆動力を伝達する駆動装置24とシー
ルド掘進機5を前進させる為のシールドジヤツキ
3と、上記エレクタ部2にセグメント1を搬送す
るセグメント搬送装置14と後続設備台車(図示
せず)とから構成されている。
第2図に示されるように掘進方向後方よりトン
ネル4内に沿つて延出されエレクタ部2の内径空
間を通りシールドフレーム20内に設けられたビ
ーム支持用構造物36に枢支された断面I形のホ
イストビーム6が設けられ、ホイストビーム6に
はトロリ7が車輪17を介して走行自在に設けら
れ、その後部の適宜位置にはホイストブーム8が
軸支されると共に、これより掘進方向に適宜延び
て、さらにその先端部には、滑車10が回転自在
に設けられている。トロリ7の後部には、セグメ
ント1の吊り上げ、吊り下げ用の巻上機9が設け
られ、この巻上機9から繰り出されたワイヤロー
プ12が上記ホイストブーム8の先端部の滑車1
0を介して重力方向に垂下されておりその先端に
はセグメント1を吊り下げ用フツク又は吊金具1
2が設けられている。一方トロリ7とホイストブ
ーム8との適宜位置には、シリンダ13内に摺動
自在に内装されたピストンロツド27から構成さ
れる流体手段15の両端のジヨイント部18,1
9が枢支されており、流体手段15が適宜これに
供給される流体圧を切り換えられて、上記ホイス
トブーム8を俯仰させるべく構成されている。
ネル4内に沿つて延出されエレクタ部2の内径空
間を通りシールドフレーム20内に設けられたビ
ーム支持用構造物36に枢支された断面I形のホ
イストビーム6が設けられ、ホイストビーム6に
はトロリ7が車輪17を介して走行自在に設けら
れ、その後部の適宜位置にはホイストブーム8が
軸支されると共に、これより掘進方向に適宜延び
て、さらにその先端部には、滑車10が回転自在
に設けられている。トロリ7の後部には、セグメ
ント1の吊り上げ、吊り下げ用の巻上機9が設け
られ、この巻上機9から繰り出されたワイヤロー
プ12が上記ホイストブーム8の先端部の滑車1
0を介して重力方向に垂下されておりその先端に
はセグメント1を吊り下げ用フツク又は吊金具1
2が設けられている。一方トロリ7とホイストブ
ーム8との適宜位置には、シリンダ13内に摺動
自在に内装されたピストンロツド27から構成さ
れる流体手段15の両端のジヨイント部18,1
9が枢支されており、流体手段15が適宜これに
供給される流体圧を切り換えられて、上記ホイス
トブーム8を俯仰させるべく構成されている。
以下、本考案の作用について具体的に説明す
る。
る。
シールド掘進機5は前部に形成されたカツタ3
5によつて掘進し、その掘孔された内周面をセグ
メント1によつて覆うべくセグメント搬送装置1
4によつてセグメント1を吊り上げシールド掘進
機5のエレクタ部2の適宜位置に搬入させる。
5によつて掘進し、その掘孔された内周面をセグ
メント1によつて覆うべくセグメント搬送装置1
4によつてセグメント1を吊り上げシールド掘進
機5のエレクタ部2の適宜位置に搬入させる。
次にセグメント搬送装置14について具体的に
説明する。
説明する。
セグメント搬送装置14は、トンネル内にその
後方からエレクタ部2に延出されシールドフレー
ム20に枢支されたホイストビーム6に沿つてト
ロリ7が車輪17を介して走行自在にされ、さら
に、このホイストビーム6はその後部が支持台車
15に連結、支持され、シールド掘進機5の掘進
に合わせてトンネル4内を移動することができ
る。またトロリ7の上方に設けられたシヤツクル
28,29にはそれぞれ牽引用ワイヤ30及び引
き留めワイヤ31が接続され、これらが既設の例
えばウインチに設けられ、シールド掘進機5が水
平および登り斜坑掘進する場合には、牽引ワイヤ
30によつて掘進方向にトロリ7を牽引し、シー
ルド掘進機5が下り斜坑掘進時には、トロリ7と
セグメント1の自重によつて自走するトロリ7を
引き留めワイヤ31で引き留めて、セグメント1
をエレクタ部2に搬送することが可能にされてい
る。
後方からエレクタ部2に延出されシールドフレー
ム20に枢支されたホイストビーム6に沿つてト
ロリ7が車輪17を介して走行自在にされ、さら
に、このホイストビーム6はその後部が支持台車
15に連結、支持され、シールド掘進機5の掘進
に合わせてトンネル4内を移動することができ
る。またトロリ7の上方に設けられたシヤツクル
28,29にはそれぞれ牽引用ワイヤ30及び引
き留めワイヤ31が接続され、これらが既設の例
えばウインチに設けられ、シールド掘進機5が水
平および登り斜坑掘進する場合には、牽引ワイヤ
30によつて掘進方向にトロリ7を牽引し、シー
ルド掘進機5が下り斜坑掘進時には、トロリ7と
セグメント1の自重によつて自走するトロリ7を
引き留めワイヤ31で引き留めて、セグメント1
をエレクタ部2に搬送することが可能にされてい
る。
一方、トロリ7の後部に設けられた巻上機9か
ら繰り出されたワイヤロープ12は、ホイストブ
ーム8の滑車10を介して重力方向に垂下され、
その先端に設けられたフツク又は吊金具11を介
してセグメント1を吊り上げ可能にしている。ホ
イストブーム8は、これとトロリ7との間に設け
られた流体手段15に流体が供給され、その流体
圧を適宜切り換えられることによつてホイストブ
ーム8が俯仰し、このホイストブーム8が下方に
回動される。シールド掘進機5が登り斜坑掘進時
には、このブーム8を流体手段15によつて下方
に回動させブーム8を水平張出姿勢に保持するこ
とにより、ホイストブーム8先端の滑車から垂下
されるワイヤロープ12はトロリ7より最遠距離
となりセグメント1をエレクタ部3の所定位置へ
搬入させることができる。また、流体手段15に
供給される流体圧を切り換えてホイストブーム8
を上方に回動させればトンネル4内を移動するセ
グメント台車との高さが保持され、それぞれの位
置で任意に保持できるように形成されている。
ら繰り出されたワイヤロープ12は、ホイストブ
ーム8の滑車10を介して重力方向に垂下され、
その先端に設けられたフツク又は吊金具11を介
してセグメント1を吊り上げ可能にしている。ホ
イストブーム8は、これとトロリ7との間に設け
られた流体手段15に流体が供給され、その流体
圧を適宜切り換えられることによつてホイストブ
ーム8が俯仰し、このホイストブーム8が下方に
回動される。シールド掘進機5が登り斜坑掘進時
には、このブーム8を流体手段15によつて下方
に回動させブーム8を水平張出姿勢に保持するこ
とにより、ホイストブーム8先端の滑車から垂下
されるワイヤロープ12はトロリ7より最遠距離
となりセグメント1をエレクタ部3の所定位置へ
搬入させることができる。また、流体手段15に
供給される流体圧を切り換えてホイストブーム8
を上方に回動させればトンネル4内を移動するセ
グメント台車との高さが保持され、それぞれの位
置で任意に保持できるように形成されている。
尚、流体手段15は、これに供給する流体量を
変化させることができるので、そのストロークを
任意に調整できトンネル4の傾斜に合せて、ホイ
ストブーム8の俯仰角度を容易に調整することが
できる。
変化させることができるので、そのストロークを
任意に調整できトンネル4の傾斜に合せて、ホイ
ストブーム8の俯仰角度を容易に調整することが
できる。
[考案の効果]
以上、本考案によれば次のごとき優れた効果を
発揮する。
発揮する。
(1) ホイストビームにトロリを走行自在に設け、
このトロリにホイストブームを回動自在に設
け、さらにトロリとホイストブームとの間に流
体手段を設けたので、シールド掘進機が登り斜
坑掘進する場合には、ホイストブームを流体手
段によつて下方に回動させホイストブームを水
平張出姿勢に保持することによりワイヤーロー
プを介して吊られたセグメントは、トロリより
最適距離に垂下されるため容易かつ安全にエレ
クタ部に搬送することができる。
このトロリにホイストブームを回動自在に設
け、さらにトロリとホイストブームとの間に流
体手段を設けたので、シールド掘進機が登り斜
坑掘進する場合には、ホイストブームを流体手
段によつて下方に回動させホイストブームを水
平張出姿勢に保持することによりワイヤーロー
プを介して吊られたセグメントは、トロリより
最適距離に垂下されるため容易かつ安全にエレ
クタ部に搬送することができる。
(2) 上記ホイストブームを流体手段によつて回動
させると共に、任意の位置に保持可能にしたの
で、トンネル内を移動するセグメント台車との
干渉を容易に回避できる。
させると共に、任意の位置に保持可能にしたの
で、トンネル内を移動するセグメント台車との
干渉を容易に回避できる。
(3) トロリ上方両端の適宜位置にそれぞれシヤツ
クルを設け、そのシヤツクルに牽引用ワイヤと
引き留めワイヤを設けたので、登り斜坑および
下り斜坑掘進時に、トロリを牽引または引き留
め可能になり作業の安全性と迅速化を図ること
ができる。
クルを設け、そのシヤツクルに牽引用ワイヤと
引き留めワイヤを設けたので、登り斜坑および
下り斜坑掘進時に、トロリを牽引または引き留
め可能になり作業の安全性と迅速化を図ること
ができる。
(4) 流体手段を用いることにより、ホイストブー
ムの俯仰角度範囲を大きく出来、斜坑の角度変
化に対する対応範囲が増すと共に、ブームの俯
仰角度を任意の角度に容易に設定できる。
ムの俯仰角度範囲を大きく出来、斜坑の角度変
化に対する対応範囲が増すと共に、ブームの俯
仰角度を任意の角度に容易に設定できる。
第1図はシールド掘進機が水平から登り斜坑掘
進する状態の概略側断面図、第2図は本考案のセ
グメント搬送装置が設けられて、登り斜坑掘進す
る状態の概略側断面図、第3図は第2図の要部詳
細図である。 図中、1はセグメント、2はエレクタ部、3は
シールドジヤツキ、4はトンネル、5はシールド
掘進機、6はホイストビーム、7はトロリ、8は
ホイストブーム、9は巻上機、10は滑車、11
はフツク又は吊金具、12はワイヤロープ、15
は流体手段である。
進する状態の概略側断面図、第2図は本考案のセ
グメント搬送装置が設けられて、登り斜坑掘進す
る状態の概略側断面図、第3図は第2図の要部詳
細図である。 図中、1はセグメント、2はエレクタ部、3は
シールドジヤツキ、4はトンネル、5はシールド
掘進機、6はホイストビーム、7はトロリ、8は
ホイストブーム、9は巻上機、10は滑車、11
はフツク又は吊金具、12はワイヤロープ、15
は流体手段である。
Claims (1)
- トンネル構築物となるセグメントを周方向の組
立位置へ回動搬送できるエレクタ部を有し、掘進
に応じ、順次セグメントを組み立てて、トンネル
を構築しシールドジヤツキにより前進するシール
ド掘進機において、掘進方向後方より上記トンネ
ル内に沿つて上記エレクタ部に延出されたホイス
トビームと、該ホイストビームに沿つて走行自在
に支持されたトロリと、該トロリに重力方向に俯
仰自在に枢支されたホイストブームと、上記トロ
リに設けられた巻上機と、該巻上機から上記ホイ
ストブームの先端部に滑車を介して掛け渡されて
垂下し上記セグメントを吊り下げるためのフツク
又は吊り金具を有するワイヤロープと、上記トロ
リに一端が枢支されると共に他端が上記ホイスト
ブームに枢支されて上記ホイストブームを俯仰さ
せる流体手段とを備えたことを特徴とするセグメ
ント搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7715084U JPS60190898U (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | セグメント搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7715084U JPS60190898U (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | セグメント搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60190898U JPS60190898U (ja) | 1985-12-18 |
JPH0144640Y2 true JPH0144640Y2 (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=30619952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7715084U Granted JPS60190898U (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | セグメント搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60190898U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2504589B2 (ja) * | 1989-11-07 | 1996-06-05 | 株式会社熊谷組 | シ―ルド工法に用いるセグメント移載装置の軌道台車のレ―ル装置 |
-
1984
- 1984-05-28 JP JP7715084U patent/JPS60190898U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60190898U (ja) | 1985-12-18 |
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