JPH0143962Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0143962Y2
JPH0143962Y2 JP1982176796U JP17679682U JPH0143962Y2 JP H0143962 Y2 JPH0143962 Y2 JP H0143962Y2 JP 1982176796 U JP1982176796 U JP 1982176796U JP 17679682 U JP17679682 U JP 17679682U JP H0143962 Y2 JPH0143962 Y2 JP H0143962Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pneumatic
hydraulic
valve
source
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982176796U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5980156U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17679682U priority Critical patent/JPS5980156U/ja
Publication of JPS5980156U publication Critical patent/JPS5980156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0143962Y2 publication Critical patent/JPH0143962Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両形クレーン等のアウトリガに係
り、特にこのアウトリガを遠隔的に操作する操作
機構に関する。
〔従来の技術〕
例えばトラツククレーン等の車両形クレーンは
その車体の両側前後に合計4つのアウトリガが備
えられており、クレーン作業時にはこれらアウト
リガによつて上記車体の安定性を確保するように
なつている。
ところで、上記各アウトリガの張り出し操作を
なす場合、これらアウトリガは遠隔的に操作され
るのが一般的であり、その操作部は従来上記車体
の両側にそれぞれ設けられ、どちらの操作部から
でもその操作が可能となつている。
すなわち、まず上記アウトリガ自体の構成から
みれば、各アウトリガはビームシリンダおよびバ
ーチカルシリンダの2の油圧シリンダからなり、
これら油圧シリンダの油圧回路は通常以下の如く
構成されている。つまり、この油圧回路は上記各
油圧シリンダと油圧源との間に各油圧シリンダの
伸縮を制御する方向切換弁を設けるとともに、こ
の方向切換弁と各油圧シリンダとを結ぶ各油圧管
路にそれぞれ開閉弁を設けてある。これら方向切
換弁および開閉弁は手動操作式の弁である。また
上記各操作部には各油圧シリンダの伸縮を制御す
るための操作レバーが設けられており、これら操
作レバーにより上記方向切換弁の切換操作および
上記開閉弁の開閉操作を行うようになつていた。
しかしながら、各油圧シリンダとその各開閉弁
との間の油圧管路を短縮するため、上記各開閉弁
はその油圧シリンダの近傍もしくはこの油圧シリ
ンダと一体的に設けられるが一般的である。この
ため、上記操作部の各操作レバーと、その操作レ
バーで操作される開閉弁とは遠く離れて位置する
ことになり、このことから従来では各操作レバー
とその開閉弁とをリンク機構で連結し、これによ
つて上記各操作レバーによる遠隔操作を行うよう
になつている。このため各開閉弁の数つまり各油
圧シリンダの数に応じたリンク棒等を車体の両側
に沿つてそれぞれ配設する必要があり、しかも上
記両操作部間においてもこれらを車体上に配設し
た同じくリンク棒等によつて連動可能に連結しな
ければならないので、上記リンク機構の設置には
多大なスペースを必要とするばかりでなく、その
機構が複雑になる不具合がある。
このようなことから、上記リンク機構の代わり
に空圧信号を利用し、この空圧信号によつて前記
方向切換弁および各開閉弁の遠隔操作をなすもの
が考えられる。すなわち、前述した油圧方向切換
弁および油圧開閉弁はそれぞれ空圧信号により作
動されるものにし、空圧源に接続された空圧管路
に空圧切換弁および空圧開閉弁を設け、上記空圧
切換弁により前記油圧方向切換弁へ空圧信号を伝
達してこの油圧方向切換弁を切換制御するととも
に、上記空圧開閉弁により前記油圧開閉弁への空
気信号を断続可能に切換えるように構成し、これ
ら空圧切換弁および空圧開閉弁をそれぞれ操作部
に集中して設置すれば、これら空圧切換弁および
空圧開閉弁を操作して空圧信号を制御すれば、こ
の空圧信号によつて各アウトリガの遠隔操作をな
すことができるものである。
ところで、上記のように油圧シリンダを空圧信
号により遠隔操作しようとする場合、油圧管路お
よび空圧管路が必要となり、それぞれ油圧源およ
び空圧源を用いることになる。
油圧源としては油圧ポンプが用いられており、
通常の車両形クレーンにおいては、走行用エンジ
ンの動力を動力切換装置(P.T.O=パワー・テイ
ク・オフ)により切り換え、すなわち油圧ポンプ
は上記P.T.Oの作動により走行用エンジンの動力
で駆動されるようになつている。
上記のように油圧シリンダを空圧信号で遠隔操
作する場合、空圧源と空圧管路の間も開閉制御す
る必要があり、このためには空圧供給弁を使用す
ることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記P.T.Oと空圧供給弁をそれ
ぞれ別々に操作するように構成すると、操作回数
が多くなり、また一方を切換操作しても他方の操
作を忘れるなどの不具合が生じる必配がある。
また、P.T.Oと空圧供給弁が独立して構成され
ている場合、空圧供給弁よりも下流側の空圧配管
系で空気圧の洩れなどがあると、アウトリガビー
ムの伸長作動が不能になる。これに対して、P.
T.Oは作動可能であるからこのP.T.Oによりエン
ジンの動力を油圧ポンプに伝えて油圧ポンプを運
転すると、この油圧ポンプで発生した油圧により
クレーン作業用の油圧シリンダを作動させること
が可能な状態となる。つまり、アウトリガが伸長
不能で伸長されていないのにクレーンによる吊り
荷作業が可能な状態を生じ、このような場合は転
倒するなどの心配がある。
本考案においては、油圧管路と空圧管路の運転
開始を1回の操作により共通して行うようにし、
操作が容易になるとともに操作忘れを防止するこ
とができ、しかも空圧信号の配管系で空気圧洩れ
等の異常が生じた場合は他のクレーン作業が不能
となつて安全性が向上するアウトリガ操作機構を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本考案においては、空圧源と空圧切換
弁との間の空圧管路に空圧供給弁を設けるととも
に、この空圧供給弁よりも下流側の空圧管路を分
岐してこの分岐空圧管路を動力切換装置に接続
し、上記空圧供給弁を切換スイツチにより切換え
作動して空圧源の空気圧を上記空圧切換弁と前記
動力切換装置とに同時に分配供給するようにした
ことを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、切換スイツチの操作により空
圧供給弁が開かれると、空圧源の空気圧が空圧切
換弁と動力切換装置とへ同時に供給されるように
なり、したがつて、運転開始操作が1回ですむ。
しかも、空圧切換弁側と動力切換装置側は分岐点
を通じて互いに導通しているから、空圧信号の配
管系の空気圧洩れ等の異常が生じた場合は動力切
換装置も所定の空気圧が得られず切換え作動が不
能となる。このため、エンジンの動力が油圧源に
伝えられず、油圧源が運転されず、他のクレーン
作業用の油圧シリンダは作動不能となり、すなわ
ち、空圧信号の配管系の異常によりアウトリガが
仲長されない場合は、クレーンによる吊り荷作業
が不可能となり安全性が高くなる。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図は車両形クレーンとしてのトラツククレ
ーンを示し、図中1は車体、2は旋回台、3は伸
縮ブーム、4はこの伸縮ブーム3を起伏させるた
めの起伏シリンダ、5は車体1の走行運転室、6
は旋回台2上に設けたクレーン作業の運転室であ
る。なお、7はブームレストを示す。
上記車体1にはアウトリガ8…が備えられてい
る。これらアウトリガ8…は車体1の両側にそれ
ぞれ前後に位置して2つずつ設けられており、各
アウトリガ8はアウトリガビーム9と支持脚10
とから構成されている。すなわち、車体1の下部
には第2図に示すようにアウトリガ外筒11が取
り付けられており、この外筒11内に上記アウト
リガビーム9が収容されている。このビーム9は
外筒11に対し突没自在となつており、突出時に
は車体1の側方に沌張り出されるようになつてい
る。また、ビーム9の突没は外筒11およびビー
ム9内に配設した第1油圧シリンダとしてのビー
ムシリンダ12によりなされる。一方、上記支持
脚10はアウトリガビーム9の先端に取り付けら
れており、この実施例の場合支持脚10は直接第
2油圧シリンダであるバーチカルシリンダ13に
よつて構成されている。なお、14はバーチカル
シリンダ13のロツド先端に着脱可能に取着され
た接地プレートである。
上記各アウトリガ8…は車体1両側の操作部1
5a,15b(一方のみ図示する)によつてその
作動操作がなされるようになつており、以下に第
4図を参照して各アウトリガ8…の操作機構を説
明する。
第4図においてアウトリガ8…の油圧回路を説
明すれば、アウトリガ8…のビームシリンダ12
…およびバーチカルシリンダ13…としての各油
圧シリンダはそれぞれ油圧源16に油圧管路17
を通じて接続されている。なお、油圧源16は油
圧タンク18および油圧ポンプ19等から構成さ
れるものであり、この油圧ポンプ19は車体1の
エンジン(図示しない)に対し動力切換装置、い
わゆるP.T.O(パワー・テイク・オフ)20を介
して連結されている。
そして、上記各油圧シリンダと油圧源16との
間の油圧管路17には油圧方向切換弁21が設け
られている。この油圧方向切換弁21は6ポート
3位置の切換弁からなり、図面においてその中央
の位置が中立位置C、この中立位置Cよりも下の
位置が各油圧シリンダの伸張位置A、またその上
の位置が収縮位置Bに設定されている。なお、油
圧方向切換弁21が上記中立位置Cにある場合、
油圧源16からの圧油は前記起伏シリンダ4など
を含む他の油圧アクチユエータ(図示しない)に
供給されるようになつている。また、油圧方向切
換弁21と油圧源16との間の油圧管路17には
油圧シリンダ18に接続される分岐管路22が分
岐され、この分岐管路22にリリーフ弁23が設
けられている。
そして、上記油圧方向切換弁21と各油圧シリ
ンダとを結ぶ各油圧管路17…にはそれぞれ油圧
開閉弁24…が設けられている。これら油圧開閉
弁24…は2ポート2位置の切換弁からなり、通
常は各油圧管路17…を締切る閉位置Xに設定さ
れている。なお、Yは油圧開閉弁24の開位置を
示す。また、油圧シリンダ中各バーチカルシリン
ダ13…とその油圧開閉弁24…との間には逆止
弁25…がそれぞれ設けられており、26…は各
逆止弁25とそのバーチカルシリンダ13のロツ
ド室側とを結ぶパイロツド管路である。
そして、上記油圧回路における油圧方向切換弁
21および各油圧開閉弁24…はそれぞれ空圧信
号を受けてその位置の切換制御がなされるように
構成されている。
すなわち、油圧方向切換弁21および各油圧開
閉弁24…はそれぞれ空圧管路27および28を
介して空気圧ポンプなどのような空圧源29に接
続されている。この空圧源29と油圧方向切換弁
21とを結ぶ空圧管路27には空圧切換弁30が
設けられている。この空圧切換弁30は5ポート
3位置の切換弁からなり、通常の中立位置Dにお
いて油圧方向切換弁21に接続される上記空圧信
号管路27を閉塞するとともに、そのE位置にお
いて上記油圧方向切換弁21をA位置に切換える
空圧信号を出力し、またそのF位置において油圧
方向切換弁21をB位置に切換える空圧信号を出
力可能となつている。
また、上記空圧源29と各油圧開閉弁24…と
の間を結ぶ各空圧管路28…にはそれぞれ空圧開
閉弁31…が設けられている。これら空圧開閉弁
31…は3ポート2位置の切換弁からなり、通常
のG位置において各空圧信号管路28…を閉塞
し、またそのH位置において各油圧開閉弁24…
を閉位置Xからその開位置Yに切換える空圧信号
を出力するようになつている。
そして、上記空圧切換弁30および空圧開閉弁
31…は前記操作部15aに集中して配置されて
おり、例えばこの操作部15aの操作ボタン32
…によつてそれぞれ切換え操作されるようになつ
ている。また、上記操作部15aに対し車体1の
反対側に設けられている操作部15bにおいても
上記空圧切換弁30および空圧開閉弁31…と同
様な空圧切換弁および各空圧開閉弁がそれぞれ配
置されているものであり、これらも同様にその操
作ボタンによりそれぞれ切換え操作される。すな
わち、第4図に示すように上記空圧切換弁30と
油圧方向切換弁21とを結ぶ空圧管路27,27
はシヤトル弁33,33を介して分岐されてお
り、この分岐信号管路34,34がそれぞれ他方
の操作部15bにおける空圧切換弁に接続されて
いるものである。また、各空圧開閉弁31…とそ
の油圧開閉弁24…とを結ぶ空圧管路28…にお
いても同様にシヤトル弁35…を介してそれぞれ
分岐管路36…が設けられており、これら分岐信
号管路36…はそれぞれ上記操作部15bの空圧
開閉弁に接続されている。
上記各操作部15a,15bと空圧源29との
間の空圧管路27には空圧供給弁としての電磁バ
ルブ37が設けられており、この電磁バルブ37
はP.T.Oスイツチ38により開閉されるようにな
つている。つまり、電磁バルブ37と操作部15
a,15bとの間の空圧管路27には分岐空圧管
路39が設けられており、この分岐空圧管路39
は前記P.T.O20の切換レバー40に対し空圧シ
リンダ41を介して接続されている。
本実施例の場合、上記空圧源29は車体1の空
圧ブレーキ42に対する空圧源としても使用され
るものであり、上記空圧源29と上記電磁バルブ
37との間の空圧管路27には上記空圧ブレーキ
42に接続されるブレーキ管路43が分岐されて
いる。
また、上記各油圧開閉弁24…は前述したよう
に各油圧シリンダの近傍もしくは一体的に設けら
れることから、上記各油圧開閉弁24…と両操作
部15a,15bにおける各空圧開閉弁31…と
を結ぶ空圧管路28…は第2図および第3図に示
すように各油圧シリンダへの油圧管路17…とと
もに車体1の両側に設けた補強ブラケツト1a,
1aを貫通して引き回され、またこの車体1を横
切るようにして各操作部15a,15b間に引き
回されている。なお、上記補強ブラケツト1a,
1aは旋回台2の旋回ベアリングを支持するもの
であるため、車体1の両側に可能な限り大きく設
けた方が望ましく、このため、空圧管路28…お
よび油圧管路17…は必然的に補強ブラケツト1
a,1aを貫通されることになる。
次に上記構成による一実施例の作用を説明す
る。
まず、アウトリガ8…の張り出しをなすにはP.
T.Oスイツチ38をオンし、電磁バルブ37を開
く。これにより、空圧源29から空圧シリンダ4
1に空圧が供給され、よつて切換レバー40が回
動されてP.T.O20が働き、油圧ポンプ19はエ
ンジンからの動力を得てその駆動が開始される。
一方、上記電磁バルブ37が開かれることによ
り、空圧源29に発生する空気圧が空気切換弁3
0に伝えられる。このような状態で一方の操作部
15aにおける空圧切換弁30をその操作レバー
32によつてE位置に切換えると、この空圧切換
弁30を通じて上記油圧方向切換弁21に空圧信
号が出力され、この油圧方向切換弁21は中立位
置Cから伸張位置Aに切換り、これにより各油圧
シリンダは全て伸張方向にその送油方向が設定さ
れる。
この後、上記各油圧シリンダのうちビームシリ
ンダ12…側の空圧開閉弁31…を上記操作部1
5aにおいてそのG位置からH位置に切換えるこ
とに伴い、これら空圧開閉弁31…を通じてビー
ムシリンダ12…側の油圧開閉弁24…に空圧信
号を出力し、これら油圧開閉弁24はそのX位置
からY位置に切換わる。よつて、ビームシリンダ
12…には油圧方向切換弁21を通じて作動油の
送油が開始され、各アウトリガ8…のアウトリガ
ビーム9…がそれぞれ伸張されることになる。
上記アウトリガビーム9…の伸張が完了したな
らば、バーチカルシリング13…側の空圧開閉弁
31…を同様にそのH位置に切換えてその油圧開
閉弁24…をY位置とし、これにより上記バーチ
カルシリンダ13…を伸張させて、その各接地プ
レート14を接地させることにより各アウトリガ
8…の張り出しを完了する。
なお、アウトリガ8…の張り出し状態からこれ
らを車体1側に格納する場合には上記空圧切換弁
31…をG位置にして上記動作を順次逆に行うこ
とによりなされる。また、他方の操作部15bか
らでも同様にして各アウトリガ8…の張り出しお
よび格納がなされることは言うまでもない。
したがつて、上記一実施例のアウトリガ操作機
構によれば、各操作部15a,15bからその空
圧切換弁30および各空圧開閉弁31…の切換え
操作をなすことで、空圧信号による油圧方向切換
弁21および各油圧開閉弁24…の遠隔切換制御
をなすことができる。そして、このように油圧方
向切換弁21および各油圧開閉弁24…の切換え
制御を空圧信号によつて行うようにしたから、例
えば一方の操作部15aにおける各空圧開閉弁3
1…と各油圧開閉弁24…とを結ぶ空圧管路28
…はそれぞれ1本ずつで済むことになり、全体の
構造が簡単になり、その設置に要するスペースを
小さくすることができる。この結果、この実施例
の場合、第2図および第3図に示したように油圧
管路17および空圧管路28…等の配管を車体1
の補強プレート1a,1aを貫通して配設する場
合には、これら補強プレート1a,1aの貫通面
積を小さくでき、補強プレート1a,1aの機能
を高めることができる。
また、上記油圧管路17および空圧管路28…
等の配管は車体1の両側およびその下部に引き回
されることから、これらが旋回台2の旋回と干渉
することはなく、またクレーン作業中の吊荷がこ
れら配管に落下したり、あるいは衝突したりする
こともない。
さらに、この実施例では空圧源29を車体1の
空圧ブレーキ42と兼用するようにしたから、そ
の構成を一層簡単なものにできる利点を有する。
そしてまた、アウトリガを操作する場合は、P.
T.Oスイツチ38をオンすれば、電磁バルブ37
が開いて空圧源26の空気圧を空圧切換弁30に
供給開始すると同時に、動力切換装置(P.T.O)
20が切り換つてエンジンの動力を油圧ポンプ1
9に伝達し、この油圧ポンプ19を運転開始す
る。したがつて油圧および空圧管路の運転開始お
よび停止を単一のP.T.Oスイツチ38で操作する
ことができ、操作性が良好になるとともに、油圧
および空圧管路のいづれかの運転および停止を切
り換え忘れるなどの不具合が防止される。
そしてまた、電磁バルブ37を開くと空圧源2
9の空気圧が空圧切換弁30側および動力切換装
置20側にそれぞれ同時に供給され、上記動力切
換装置20の作動によりエンジンの動力が油圧ポ
ンプ19に伝達されて油圧ポンプ19が運転を開
始し、各種油圧機器の作動を可能な状態にする。
この場合、例えば空圧管路27や空圧切換弁3
0などの空圧配管系で空気圧の洩れがあると、空
圧切換弁30や空圧開閉弁31を操作してもアウ
トリガビーム9は伸長せず、かつ支持脚10も作
動不能となる。同時に、動力切換装置20側に所
定の空気圧が供給されず、動力切換装置20の切
換が不能となつて油圧ポンプ19の運転が不能に
なる。油圧ポンプ19の運転不能は油圧が上がら
ないので、油圧方向切換弁21が中立位置Cにあ
る場合に他の油圧アクチユエータ、例えば起伏シ
リンダ4の作動も不能になる。
すなわち、空圧信号の配管系で空気圧洩れ等の
異常が生じてアウトリガが伸長できない場合は、
起伏シリンダ4などによる他のクレーン作業は不
能となり、転倒などの事故を未然に防ぎ、安全性
が高くなる。
なお、上記実施例においてはトラツククレーン
に適用した例を示したが、トラツククレーンに限
らず各種車両形のクレーンに適用可能であり、さ
らにはクレーンに限らずアウトリガを備えた各種
建設機械に適用可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、切換ス
イツチを操作すると動力切換装置が作動してエン
ジンの動力を油圧源に伝えるようになると同時
に、空圧切換弁が開かれて空圧源の空気圧が空圧
管路に供給開始され、よつて油圧および空圧管路
を単一の切換スイツチによつて連動して運転開始
および停止させることができる。このため操作が
1回ですみ、操作回数が少くてすむとともに、油
圧および空圧管路のいづれかの運転および停止を
切り換え忘れするなどの不具合が防止される。し
かも、空圧切換弁側と動力切換装置側は分岐点を
通じて互いに導通しているから、空圧信号の配管
系で空気圧洩れ等の異常が生じた場合は動力切換
装置も所定の空気圧が得られず切換え作動が不能
となり、エンジンの動力が油圧源に伝えられず、
油圧源が運転されず、他のクレーン作業用の油圧
シリンダは作動不能となり、すなわち、空圧信号
の配管系の異常によりアウトリガが仲長されない
場合は、クレーンによる吊り荷作業が不可能とな
り安全性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はト
ラツククレーンの側面図、第2図は第1図中−
線に沿う断面図、第3図は第1図中−線に
沿う断面図、第4図は各アウトリガの操作をなす
回路図である。 12……ビームシリンダ(第1油圧シリンダ)、
13……バーチカルシリンダ(第2油圧シリン
ダ)、16……油圧源、19……油圧ポンプ、2
0……動力切換装置(P.T.O)、21……油圧方
向切換弁、24……油圧開閉弁、29……空圧
源、30……空圧切換弁、31……空圧開閉弁、
37……電磁バルブ(空圧供給弁)、38……P.
T.Oスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体の側方に張り出されるアウトリガビームを
    突没させる第1油圧シリンダと、 上記アウトリガビームの先端に設けられて接地
    することにより上記車体を支える支持脚を伸縮さ
    せる第2油圧シリンダと、 空圧信号により作動される動力切換装置を介し
    てエンジンの動力が通断可能に伝達されることに
    より駆動される油圧源と、 上記第1および第2の油圧シリンダと上記油圧
    源との間の油圧管路に設けられ空圧信号により上
    記油圧源で発生した油圧を上記各油圧シリンダの
    伸縮および他の油圧アクチユエータの作動のため
    に供給切換可能な油圧方向切換弁と、 この油圧方向切換弁と上記各油圧シリンダとを
    結ぶ各油圧管路にそれぞれ設けられこれら油圧管
    路を空圧信号により開閉可能な油圧開閉弁と、 上記油圧方向切換弁と空圧源とを結ぶ空圧管路
    に設けられ上記油圧方向切換弁に伝達される空圧
    信号を切換制御する空圧切換弁と、 上記各油圧開閉弁と上記空圧源とを結ぶ各空圧
    管路にそれぞれ設けられこの油圧開閉弁への空圧
    信号を断続可能な空圧開閉弁と、 上記空圧源と空圧切換弁との間の空圧管路から
    分岐されて上記動力切換装置に接続された分岐空
    圧管路と、 この分岐空圧管路の分岐位置と上記空圧源との
    間の空圧管路に設けられ切換スイツチにより切換
    え作動されることにより上記空圧源の空気圧を上
    記空圧切換弁と前記動力切換装置とに分配して供
    給する空圧供給弁と、 を具備したことを特徴とするアウトリガ操作機
    構。
JP17679682U 1982-11-22 1982-11-22 アウトリガ操作機構 Granted JPS5980156U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17679682U JPS5980156U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 アウトリガ操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17679682U JPS5980156U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 アウトリガ操作機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5980156U JPS5980156U (ja) 1984-05-30
JPH0143962Y2 true JPH0143962Y2 (ja) 1989-12-20

Family

ID=30384278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17679682U Granted JPS5980156U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 アウトリガ操作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5980156U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2704166B2 (ja) * 1988-06-09 1998-01-26 株式会社加藤製作所 特殊車両におけるアウトリガの伸長防止装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586906A (en) * 1978-12-20 1980-07-01 Shin Meiwa Ind Co Ltd Fluid pressure operating device for hydraulic shifting valve of dump truck

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586906A (en) * 1978-12-20 1980-07-01 Shin Meiwa Ind Co Ltd Fluid pressure operating device for hydraulic shifting valve of dump truck

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5980156U (ja) 1984-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7337610B2 (en) Hydraulic arrangement
CA1116048A (en) Electrohydraulic outrigger control system
US4705295A (en) Material handling vehicle stabilizer
US7197872B2 (en) Hydraulic circuit in work vehicle
US11649611B2 (en) Hydraulic system of construction machine
US11761175B2 (en) Hydraulic system of construction machine
JPH0143962Y2 (ja)
US3792780A (en) Mechanism for positioning and restricting crane control levers to prevent dangerous load condition
CN217381085U (zh) 泵车臂架底架液压系统及泵车
US3265229A (en) Automatic bucket positioning mechanism
US4126082A (en) Travel-brake control system
JP4201152B2 (ja) 車両の油圧回路
JPS6361233B2 (ja)
JPH02186020A (ja) 車輪式建設機械の走行振動抑制安定回路
JP3349085B2 (ja) 室外操作装置付き建設機械
JPS6011704A (ja) 油圧コントロ−ルバルブのスプ−ル制御装置
JP3321406B2 (ja) 建設機械
JP2885550B2 (ja) クローラ式作業機械のリモートコントロール装置
JPH0721517Y2 (ja) 高所作業車の操作装置
JP3480526B2 (ja) アウトリガ装置の油圧制御回路
JPH04920B2 (ja)
JP2001335292A (ja) 高所作業車
JPS649482B2 (ja)
JPH09156875A (ja) 建設機械の油圧制御装置
JPH036629Y2 (ja)