JPH0143847Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143847Y2 JPH0143847Y2 JP1983008221U JP822183U JPH0143847Y2 JP H0143847 Y2 JPH0143847 Y2 JP H0143847Y2 JP 1983008221 U JP1983008221 U JP 1983008221U JP 822183 U JP822183 U JP 822183U JP H0143847 Y2 JPH0143847 Y2 JP H0143847Y2
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- JP
- Japan
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- transformer
- metal case
- radiator
- heat
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- Expired
Links
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Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は電子機器に組み込まれる電源装置に使
用される電圧変換用のトランスの取付装置に関す
るものである。
用される電圧変換用のトランスの取付装置に関す
るものである。
従来例の構成とその問題点
電子機器に組み込まれる電源装置に使用される
電圧変換用トランスの発熱は、そのトランスを構
成する材料である珪素鋼板またはフエライトコア
などの鉄損によるものと、ジユール熱によるもの
とがある。発熱を抑えるためには鉄損の低い珪素
鋼板またはフエライトコアなどを使用するか磁束
密度を低く抑える設計が必要であり、使用する銅
線の量は多いものになる。
電圧変換用トランスの発熱は、そのトランスを構
成する材料である珪素鋼板またはフエライトコア
などの鉄損によるものと、ジユール熱によるもの
とがある。発熱を抑えるためには鉄損の低い珪素
鋼板またはフエライトコアなどを使用するか磁束
密度を低く抑える設計が必要であり、使用する銅
線の量は多いものになる。
しかしこのような方法ではトランスの大きさが
大きくなり実用的でない。
大きくなり実用的でない。
また、電子機器の大きさが決められ、電源装置
の大きさも変えられない場合は、トランス全体を
モールドしたり強制空冷によつて冷却する方法を
とる必要がある。それはいずれも輻射放熱によつ
て発熱を抑えるもので、完全密閉された電源装置
の中で使用され、しかも強制空冷ができない場合
には放熱の大幅な効果が期待できない。
の大きさも変えられない場合は、トランス全体を
モールドしたり強制空冷によつて冷却する方法を
とる必要がある。それはいずれも輻射放熱によつ
て発熱を抑えるもので、完全密閉された電源装置
の中で使用され、しかも強制空冷ができない場合
には放熱の大幅な効果が期待できない。
また第1図は伝導放熱を行う従来からのトラン
スの取付装置の正面図であり、1はトランス、1
aはトランス1の鉄心、2はトランス1を設ける
プリント基板、3は鉄心1aに接触する金属製の
放熱器である。トランス1の発熱は周囲の空気中
への輻射と、放熱器3への伝導によつてなされ
る。しかし、鉄心1aが積層された珪素鋼板であ
つても、フエライトコアであつても、鉄心1aと
放熱器3との接触部分に凹凸があり、完全に接触
できず鉄心1aによつて放熱器3との接触面積に
ばらつきができ、伝導放熱にばらつきが生じると
いう問題があつた。またプリント基板2は放熱器
3に設けられた取付用の突起等(図示しない)に
固定されるため、プリント基板2と放熱器3との
距離は、ばらつきなく一定にすることができるの
に対し、鉄心1aの寸法にばらつきがあるため、
鉄心1aが放熱器3に接触しないこともあり、放
熱効果の安定性に欠けるという問題があつた。
スの取付装置の正面図であり、1はトランス、1
aはトランス1の鉄心、2はトランス1を設ける
プリント基板、3は鉄心1aに接触する金属製の
放熱器である。トランス1の発熱は周囲の空気中
への輻射と、放熱器3への伝導によつてなされ
る。しかし、鉄心1aが積層された珪素鋼板であ
つても、フエライトコアであつても、鉄心1aと
放熱器3との接触部分に凹凸があり、完全に接触
できず鉄心1aによつて放熱器3との接触面積に
ばらつきができ、伝導放熱にばらつきが生じると
いう問題があつた。またプリント基板2は放熱器
3に設けられた取付用の突起等(図示しない)に
固定されるため、プリント基板2と放熱器3との
距離は、ばらつきなく一定にすることができるの
に対し、鉄心1aの寸法にばらつきがあるため、
鉄心1aが放熱器3に接触しないこともあり、放
熱効果の安定性に欠けるという問題があつた。
考案の目的
本考案は上記欠点に鑑み、トランスの大きさを
変えずに放熱効果を上げるトランスの取付装置を
提供するものである。
変えずに放熱効果を上げるトランスの取付装置を
提供するものである。
考案の構成
上記目的を達成するために、本考案は放熱器に
開口部を有する箱形状の金属ケースを固定し、そ
の金属ケースにトランスを挿入するとともに、金
属ケースとトランスの成型ボビンとの間にコの字
形状の金具を設け、かつ金属ケースとトランスと
の隙間に熱硬化性注型樹脂を注入した構成であ
る。
開口部を有する箱形状の金属ケースを固定し、そ
の金属ケースにトランスを挿入するとともに、金
属ケースとトランスの成型ボビンとの間にコの字
形状の金具を設け、かつ金属ケースとトランスと
の隙間に熱硬化性注型樹脂を注入した構成であ
る。
熱硬化性注型樹脂と金属ケースとを介すること
により、トランスの熱はばらつきなく放熱器に伝
導する。またコの字形状の金具が、金属ケースと
鉄心より比較的寸法ばらつきの少ない成型ボビン
とに接していることにより、金属ケース内のトラ
ンスの位置が一定し、放熱性の均一化がより一層
図れる。
により、トランスの熱はばらつきなく放熱器に伝
導する。またコの字形状の金具が、金属ケースと
鉄心より比較的寸法ばらつきの少ない成型ボビン
とに接していることにより、金属ケース内のトラ
ンスの位置が一定し、放熱性の均一化がより一層
図れる。
実施例の説明
以下本考案の実施例におけるトランスの取付装
置について第2図の図面とともに説明する。
置について第2図の図面とともに説明する。
図において、1はトランス、1aは鉄心、2は
プリント基板、3は放熱器である。また4は下方
に開口部4aを有し、上方外側にねじ溝を切つた
突起部4bを有する箱状の金属ケースであり、突
起部4bが放熱器3に設けられた取付孔に挿入さ
れ、ナツト5によつて締めつけられることによ
り、ケース4は放熱器3に完全に密着するように
取付けられる。またケース4内には、熱伝導性の
よい熱硬化性注型樹脂6が注入されるとともに、
断面コの字形状の取付金具7がケース4内上面に
接するように設けられる。またトランス1は、成
型ボビン8の周囲が、ケース4の内側面に接する
とともに、成型ボビン8の端面が取付金具7の先
端に接するように、ケース4内に納められる。
プリント基板、3は放熱器である。また4は下方
に開口部4aを有し、上方外側にねじ溝を切つた
突起部4bを有する箱状の金属ケースであり、突
起部4bが放熱器3に設けられた取付孔に挿入さ
れ、ナツト5によつて締めつけられることによ
り、ケース4は放熱器3に完全に密着するように
取付けられる。またケース4内には、熱伝導性の
よい熱硬化性注型樹脂6が注入されるとともに、
断面コの字形状の取付金具7がケース4内上面に
接するように設けられる。またトランス1は、成
型ボビン8の周囲が、ケース4の内側面に接する
とともに、成型ボビン8の端面が取付金具7の先
端に接するように、ケース4内に納められる。
このような構成であるため、トランス1からの
熱は、熱硬化性注型樹脂6、ケース4を介して放
熱器3へ伝導放熱される。また鉄心1aに比べて
比較的寸法ばらつきの少ない成型ボビン8の端面
に取付け金具7が接しており、金属ケース4内の
トランス1の位置が一定し、放熱性の均一化が図
れる。
熱は、熱硬化性注型樹脂6、ケース4を介して放
熱器3へ伝導放熱される。また鉄心1aに比べて
比較的寸法ばらつきの少ない成型ボビン8の端面
に取付け金具7が接しており、金属ケース4内の
トランス1の位置が一定し、放熱性の均一化が図
れる。
なお、金属ケース4は突起部4bおよびナツト
5によつて、放熱器3に固定されているが、金属
ケース4の一面が放熱器3に密着する構成であれ
ば、他の構成でもよい。
5によつて、放熱器3に固定されているが、金属
ケース4の一面が放熱器3に密着する構成であれ
ば、他の構成でもよい。
考案の効果
以上のように本考案は放熱器に開口部を有する
箱形状の金属ケースを固定し、その金属ケースに
トランスを挿入するとともに、金属ケースとトラ
ンスの成型ボビンとの間にコの字形状の金具を設
け、かつ金属ケースとトランスとの隙間に熱硬化
性注型樹脂を注入することにより、鉄心の寸法ば
らつきにかかわらず、トランスの熱が熱硬化性注
型樹脂および金属ケースを介して放熱器にばらつ
きなく伝導する。またコの字形状が金属ケースと
成型ボビンとに接していることにより、金属ケー
ス内のトランスの位置が一定し、放熱性の均一化
がより一層図れる。
箱形状の金属ケースを固定し、その金属ケースに
トランスを挿入するとともに、金属ケースとトラ
ンスの成型ボビンとの間にコの字形状の金具を設
け、かつ金属ケースとトランスとの隙間に熱硬化
性注型樹脂を注入することにより、鉄心の寸法ば
らつきにかかわらず、トランスの熱が熱硬化性注
型樹脂および金属ケースを介して放熱器にばらつ
きなく伝導する。またコの字形状が金属ケースと
成型ボビンとに接していることにより、金属ケー
ス内のトランスの位置が一定し、放熱性の均一化
がより一層図れる。
第1図は従来のトランスの取付装置の正面図、
第2図は本考案の一実施例におけるトランスの取
付装置の部分断面図である。 1……トランス、3……放熱器、4……金属ケ
ース、4a……開口部、6……熱硬化性注型樹
脂、7……金具、8……成型ボビン。
第2図は本考案の一実施例におけるトランスの取
付装置の部分断面図である。 1……トランス、3……放熱器、4……金属ケ
ース、4a……開口部、6……熱硬化性注型樹
脂、7……金具、8……成型ボビン。
Claims (1)
- 放熱器に一面が固定されかつ開口部を有する箱
形状の金属ケースと、その金属ケースに上記開口
部から挿入されたトランスと、そのトランスの挿
入方向に位置する上記金属ケースの内面に一面が
接しかつ先端が上記トランスの成型ボビンの端面
に接する断面コの字形状の取付金具と、上記金属
ケースと上記トランスとの隙間に注入された熱硬
化性注型樹脂とからなるトランスの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP822183U JPS59115613U (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | トランスの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP822183U JPS59115613U (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | トランスの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59115613U JPS59115613U (ja) | 1984-08-04 |
JPH0143847Y2 true JPH0143847Y2 (ja) | 1989-12-19 |
Family
ID=30139712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP822183U Granted JPS59115613U (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | トランスの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59115613U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042053Y2 (ja) * | 1984-11-13 | 1992-01-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5644014Y2 (ja) * | 1976-01-29 | 1981-10-15 |
-
1983
- 1983-01-24 JP JP822183U patent/JPS59115613U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59115613U (ja) | 1984-08-04 |
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