JPH0141980Y2 - - Google Patents

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JPH0141980Y2
JPH0141980Y2 JP3758483U JP3758483U JPH0141980Y2 JP H0141980 Y2 JPH0141980 Y2 JP H0141980Y2 JP 3758483 U JP3758483 U JP 3758483U JP 3758483 U JP3758483 U JP 3758483U JP H0141980 Y2 JPH0141980 Y2 JP H0141980Y2
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JP
Japan
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valve body
iron core
movable iron
coil
coil springs
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JP3758483U
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English (en)
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JPS59142575U (ja
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  • Control Of Temperature (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、形状記憶合金よりなるコイルばねを
誘導加熱によつて加熱制御する制御弁に係り、特
に弁開閉のそれぞれの駆動用として複数の形状記
憶合金ばねを利用した制御弁に関する。
従来の制御弁を説明すると、例えば特開昭57−
18875号公報に開示されている様に、流体流路を
開閉制御する可動弁体を同一方向へ押圧付勢する
2個の形状記憶合金よりなるコイルばねを配置し
た流路切換え装置が開示されている。そして2個
のコイルばねへの直接通電をそれぞれ切換操作
し、コイルばねに発生するジユ−ル熱によつてコ
イルばねを伸縮させて弁体を駆動するものであつ
た。この場合、コイルばねの線径等の設計に当つ
ては、弁体駆動力の荷重設定と通電消費電力との
両方を考虜せねばならず、荷重と消費電力の両者
を満足する設計を得ることは困難であつた。更
に、コイルばねへ直接通電する為電気絶縁性を確
保する必要がありコイルばねを囲繞して絶縁材を
配置するため装置が大型で高価格となつた。
一方、例えば特開昭57−25572号公報に開示さ
れている様に、形状記憶合金にヒ−タ−を巻回す
る方法も提案されているが、ヒ−タ−は熱効率が
悪く、消費電力が大であるという欠点があつた。
本考案は、この様な従来の欠点を改良すべく提
案されたもので、その目的とするところは、産業
上広く利用されている電磁コイルに通電して誘起
される交番磁界中の導電体を誘導加熱し、該導電
体に近接する形状記憶合金のコイルばねを伸縮す
ることによつて弁体を駆動して、熱効率が良く消
費電力が少なく、又、可動鉄心2を押圧付勢する
複数のコイルばねを配置して弁体の開閉いずれの
方向へも複数のコイルばねの駆動力が同一方向に
作用して駆動力の大なる制御弁を提供することに
ある。
本考案の一実施例を図により説明すると、弁本
体6に配置された流体流路7を開閉制御する弁体
1は磁性体よりなる可動鉄心2に固着されてい
る。該可動鉄心2は、弁本体6の上部に装着され
た駆動装置8と弁本体6に対して上下に摺動自在
に嵌装され、可動鉄心の鍔部9には可動鉄心を押
圧付勢する形状記憶合金のばね3が2個係止され
ている。駆動装置8は、2個の電磁コイル4と磁
性体のケ−ス10と磁性体のカバ−11と磁性体
のスペ−サ−12と銅等の2個の導電体5とによ
つて構成される。2個の電磁コイル4は、それぞ
れスイツチ13を通して交流電源14に接続さ
れ、スイツチ13は、可動接点15、ブレ−ク接
点16、メイク接点17を備えている。
コイルばね3を製作する形状記憶合金として例
えば、Cu−Zn−Al,Au−Cd,Cu−Au−Zn,
Cu−Zn,In−Tl,Ni−Al,Ti−Ni,。CuAl−
Ni等の組成の金属があり、温度変化によつて母
相とマルテンサイト相の間を可逆的にマルテンサ
イト変態することによつて弾性限以上の応力をか
けたときには見かけ上明らかに塑性変形を行なう
が、材料自体が元の形状を記憶しており、温度変
化に応じて塑性変形以前の形状にもどる性質を有
するものである。そして、上下のコイルばね3は
いずれも母相において伸長しマルテンサイト相に
おいて収縮する様にその組成や変態温度を設定さ
れている。従つて、高温ではいずれのコイルばね
も伸長し、低温ではいずれのコイルばねも収縮す
る。
作用を説明すると、図は弁閉状態で、可動接点
15はブレ−ク接点16と接続されているので上
の電磁コイル4のみ通電され、下の電磁コイル4
は消磁されている。上の電磁コイル4によつて生
起される磁束は、可動鉄心2、鍔部9、ケ−ス1
0、カバ−11を通つて閉回路を形成し、交番磁
界中に配置された上の導電体5は、うず電流損又
はヒステリシス損によつて誘導加熱される。従つ
て導電体5に近接配置された上のコイルばね3は
高温となりマルテンサイト相から母相へ変態して
伸張し可動鉄心2を下方向へ押圧付勢する。又、
下のコイルばね3は加熱されていないので低温に
あつて収縮している。従つて、上下のコイルばね
3はいずれも可動鉄心3を下方向へ押圧付勢し、
同一方向へ作用して大きな駆動力によつて弁体1
を全閉する。
次に、弁開とする場合は、可動接点15を操作
して可動接点15とメイク接点17を接続し下の
電磁コイル4へ通電して上の電磁コイル4は消磁
する。すると、磁束は、可動鉄心2、鍔部9、ケ
−ス10、スペ−サ−12を通つて閉回路を形成
し、交番磁界中に配置された下の導電体5が誘導
加熱される。従つて下のコイルばね3は加熱され
て高温となりマルテンサイト相から母相へ変態し
て伸張する。同時に上のコイルばね3は加熱を中
断されているので自然冷却され、低温となつて母
相からマルテンサイト相へ移行して収縮する。従
つて、上下のコイルばね3は、いずれも可動鉄心
3を上動する方向へ伸縮を行なうので大きな駆動
力によつて弁体1が開かれるものである。
本考案で電源14は、商用電源で良く高周波電
源を必要としないので、制御弁として簡単に利用
でき産業上の利用価置が高い。又、コイルばね3
あるいは電磁コイル4の数を増加して更に駆動力
を大きくすることもできる。更に、弁形状につい
ては、スプ−ル弁、バタフライ弁、ゲ−ト弁、ボ
−ル弁、デイスク弁等に広く応用できる。なお、
可動鉄心2、ケ−ス10、カバ−11、スペ−サ
−12等の磁性体として積層体、ケイ素鋼板を利
用することもできる。
以上、詳述したように、本考案は、流体流路を
開閉制御する弁体1と、該弁体を駆動する磁性体
の可動鉄心2と、該可動鉄心を押圧付勢する形状
記憶合金の複数のコイルばね3と、該コイルばね
に対応して可動鉄心の周囲に配置された複数の電
磁コイル4と、該電磁コイルによつて生起される
交番磁界中に配置されコイルばねに近接する複数
の導電体5とを備え、複数の電磁コイルへの通電
を制御することによつて弁体を駆動したので、導
電体の熱効率が良く消費電力が少なく、複数のコ
イルばねの伸縮力を同一方向に作用させて大きな
弁体駆動力とし、産業上広く利用されている電磁
コイルを利用して商用電源で駆動でき、小型で安
価なる制御弁を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の制御弁の一実施例を示す縦断面
図である。 1……弁体、2……可動鉄心、3……コイルば
ね、4……電磁コイル、5……導電体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流体流路を開閉制御する弁体1と、該弁体1
    を駆動する磁性体の可動鉄心2と、該可動鉄心
    を押圧付勢する形状記憶合金の複数のコイルば
    ね3と、該コイルばねに対応して可動鉄心の周
    囲に配置された複数の電磁コイル4と、該電磁
    コイルによつて生起される交番磁界中に配置さ
    れコイルばねに近接する複数の導電体5とを備
    え、複数の電磁コイルへの通電を制御すること
    によつて弁体を駆動してなる制御弁。 (2) 前記導電体5は、銅合金である実用新案登禄
    請求の範囲第1項記載の制御弁。
JP3758483U 1983-03-16 1983-03-16 制御弁 Granted JPS59142575U (ja)

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JP3758483U JPS59142575U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 制御弁

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JP3758483U JPS59142575U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 制御弁

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JPS59142575U JPS59142575U (ja) 1984-09-22
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JPS59142575U (ja) 1984-09-22

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