JPH0139677B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般に電気及び電子装置への電磁気
の妨害と磁化作用とを最小にするための遮蔽装置
に関し、特に弾性金属のストリツプ（帯状体）か
らなる上記遮蔽装置に関するものである。

〔従来の技術〕

試験室のような構造物のための、またラジオ送
信機、ラジオ受信機、コンピユータ及びその他の
電子遮蔽の必要な器具用の囲い壁のための、電子
遮蔽手段を提供することが高度に要求されてい
る。このような構造物は、ドア、入口パネル、引
出し、又はその他の固定されていない構造物の部
分の形式で提供された移動し得る又は取外し自在
の部材を、しばしば有している。これに加えて、
これらの構造物のための固定された接合箇所はさ
らに、恒久的な接続部、取付けられたパネル、及
びその他の容易に取外しできない接続部を必然的
に含むものである。電荷及び電界を消失すること
ができそれにより遮蔽すべき構造物から障害回路
を隔離するような伝導部材により、これらの接合
箇所を電磁的な妨害及び磁化作用からシール（封
鎖）することが高度に要求されている。

このような固定された接合箇所及び移動可能な
接合箇所を遮蔽するため種々の装置が提案されて
いるが、これらの提案は完全に満足できるもので
はない。この遮蔽装置が金属、特にベリリウム銅
で構成されている場合には、この装置を不規則な
形状に容易に順応するようにすることは、今まで
は困難であるかあるいは不可能であつた。従来の
遮蔽ストリツプが丸い隅部を形成するよう容易に
曲げることができない（製造後に）ために、特別
の隅部分が製造者によつて象微的に提供されてい
る。この結果、公知の構造の遮蔽装置によつてシ
ールされるべき通路は、この入手できる隅部分に
一致する特別の所定形状を有していなければなら
ない。

従来の遮蔽装置のもう１つの問題点又は欠点
は、ある種の固着又は取付け具を頻繁に必要とす
るということである。典型的には、これらの固着
具は、両面接着性ストリツプ、ねじ、リベツト又
はその他の機械的固着機構からなるものである。
これらの固着具は時には特別の挿入工具を必要と
し、そしてしばしば費用を増大させかつ遮蔽され
るべき構造物を取付けるための時間を増大させる
こととなる。

従来の遮蔽装置の１つの形式が、1966年10月４
日にステイツクニイ（Stickney）他に与えられ
た米国特許第3277230号に開示されている。この
ステイツクニイ他の特許は電子遮蔽ガスケツトを
開示しており、この電子遮蔽ガスケツトは、直線
状の金属ストリツプを含み、このストリツプは、
それに沿う複数の孔を持つた中央部分とこのガス
ケツトの中央部分の向い合つた縁に沿つて列状に
延びる複数のフインガー（指状突起）とを有して
いる。特別の固着具が、このガスケツトを支持面
に固定するために必要とされる。このステイツク
ニイ他のガスケツトは、このガスケツトのフイン
ガー形成部分の横方向延長部のために通路閉鎖の
表面積中の実質的な一部分を必要とする。

もう１つの公知の遮蔽装置が1975年９月９日に
クラウス（Kraus）に与えられた米国特許第
3904810号に開示されている。このクラウス特許
は、電気伝導性接触弾性ストリツプを開示してお
り、このストリツプは一列の平行の弾性要素を含
みこの弾性要素の各々はその前面及び後面にそれ
ぞれ位置する突出部を有している。この弾性スト
リツプをその取付け面に固定するために付属の取
付け構造が必要である。この遮蔽装置のもう１つ
の限界はこの弾性要素上の突出部の配置によりも
たらされる電気的接触の度合である。

２つの対向する表面のうちの一方の表面上に配
設された直線状の金属ストリツプを含んでいる他
の型式の電磁遮蔽装置は、1970年３月31日にロバ
ーソン（Roberson）他に与えられた米国特許第
3504095号と、IBM技術開示報告第12巻第３号第
413頁（1969年８月）、第13巻第10号第3075頁
（1971年３月）、及び第14巻第８号第2534頁（1972
年１月）に開示されている。もう１つの、電磁障
害及び遮蔽装置を開示している先行特許は、1978
年９月19日にプレンテイス（Prentice）に与えら
れた米国特許第4115655号である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従つて、本発明の目的は、不ぞろいの形状に容
易に順応することのできる電磁遮蔽装置を提供す
ることである。

本発明の他の目的は、別個の機械的固着具を用
いることなしに、遮蔽されるべき構造物の一部材
に取付けることのできる電磁遮蔽装置を提供する
ことである。

本発明のさらに他の目的は、２つの相対移動可
能な部材の間に、これらの部材の開放及び閉鎖が
繰返された後においても良好な電気的接触が得ら
れかつ保持するのに効果的な電磁遮蔽装置を提供
することである。

本発明のその他の目的は対向する表面のうちの
一方の面への遮蔽装置の取付け手段を改良し、そ
れによりこの遮蔽装置の取付け装置の形状が、こ
の遮蔽装置によつてかけ渡されている対向する表
面間に配置された固着具によつて妨害されること
なしに、対向する表面との良好な電気的接触をも
たらしかつ保証することである。

さらに本発明の他の目的は、広い様々な表面の
形状に沿う配置を可能にするように構成されてい
る金属のストリツプ形式で電磁遮蔽装置を提供す
ることである。

さらにまた本発明の他の目的は比較的安価に製
造できかつ取付けをするのに何ら工具や特別の器
具を必要としないで容易に取付けることのできる
電磁遮蔽装置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

これらの目的及びその他の目的は、複数のフイ
ンガー（指状突起）と１つの基部とを形成する連
続の金属ストリツプを含んでなる本発明の電磁遮
蔽装置によつて達成される。これらフインガーの
各々はその一端がこの基部に接合されかつこの基
部をおおつてわん曲した形状に延びている自由端
を有している。この基部はそれぞれが自由端を有
している複数の扇形部を形成している。

〔実施例〕

本発明の好適な実施態様が添付図面を参照して
より詳細に説明される。なお図面において同一部
材は同一符号をもつて示されている。

第１図を参照すると、本発明の遮蔽装置が、こ
の遮蔽装置を具備する種々の部分の描写を容易に
するため平らな形状で示されている。金属（好ま
しくはベリリウム銅）のストリツプ（帯状体）
が、例えば適当なダイス型によりこの技術分野の
熟練者には自明であるように、遮蔽装置１０に切
断又は型に合わせて切られる。複数のフインガー
（指状突起）がこの遮蔽装置１０に設けられこの
各フインガーはその自由端が丸められている。こ
れらのフインガー１２は、複数の扇形部分１８か
らなる基部１６によつて相互に接合される。これ
らフインガーはこの基部をおおつてわん曲された
形状に延びて凹面構造を形成している。各扇形部
１８は好適な実施態様においては２つのフインガ
ー１２を接合する。

第２図を参照すると、好適な実施態様の電磁遮
蔽装置は、曲げられ又はわん曲されて複数のフイ
ンガー１２とその間の複数の空間４０とが頂端部
分２２を形成している。同様に、基部１６（複数
の扇形部１８とその間の複数の空間４６からな
る）は、この遮蔽装置１０の底部２４を形成して
いる。構成後この遮蔽装置１０は好ましくはこの
技術分野の熟練者にとつて知られている方法で熱
処理されてこの金属に所要水準の弾性と耐久性と
が与えられる。各フインガー１２は上方に向つて
わん曲された部分２６を含み、この部分２６は内
側にわん曲された自由端１４を形成するようわん
曲部２８の頂端が内側に向いている（第４図）。
遮蔽装置の底部２４は外側に曲げられた平坦部３
２を含み、この平坦部３２は真直ぐな自由端縁３
７を持つた平らな端部３６を形成するよう屈曲部
３４で内側が鋭く曲がつている。内側で測つて鈍
角が屈曲部３４において部分３２と３６との間に
形成される。

続いて第４図を参照すると、遮蔽装置を端面で
見た時、この遮蔽装置の底部２４を構成する扇形
部１８は、この装置１０の頂端部２２を構成する
フインガー１２を越えて外側に延びている。この
ようにして、頂端２２の圧縮に当つてのフインガ
ー１２の扇形部１８に向う相対移動（遮蔽装置の
頂部と底部とをそれぞれ構成している）は、フイ
ンガー１２の自由端１４が底部２４の平坦縁３６
の縁を越えて象徴的に延びないようにして発生す
る。

遮蔽装置のフインガー１２は、対向する表面と
接触する大きな面積をもたらすように適度に丸く
（断面において）される。この大きな接触面積は
遮蔽装置と対向表面との間に最適の電気的な連結
をもたらす。

この好適な実施態において第２図を参照する
と、複数の空間４０の各々は遮蔽装置の頂端部を
構成する隣接フインガー１２間に画成された平行
の側壁４２，４４を有している。

同様に、複数の空間４６の各々は、遮蔽装置の
底部を構成する隣接扇形部１８間に画成された平
行の側壁４８，５０を有している。しかしなが
ら、空間４０，４６はこの遮蔽装置１０が直線状
の形状に配置された時にのみ象徴的にこれらの平
行な側壁を有するものである（第２図及び第３図
参照）。遮蔽装置１０が曲つた又はその他の直線
状でない形状に順応するように配置された時は、
これら空間４０と４６の側壁は相互に近づき又は
離れるようにされる（第５図参照）。空間４０，
４６は遮蔽装置の隣接フインガーと扇形部を分離
するとともに好ましくは遮蔽装置の頂端部２２と
底部２４を越えてそれぞれ延び対応するフインガ
ー１２又は扇形部を部分的に２分する（第２図参
照）。このようにして、不規則な形状に順応する
ようにするこの遮蔽装置（好適な実施態様の）の
能力は著しく増進される。

しかし必要ならば、遮蔽装置１０を構成するフ
インガーと扇形部とは本発明におけるように中心
へはずされるよりはむしろ相互に整列させること
もできる。しかしこのような形状では、隣接する
フインガーの各対の間及び隣接する扇形部の各対
の間に画成された空間は同様に相互に整列される
ものとなる。したがつて、この実施態様における
フインガー間の空間は共働する扇形部の中には延
びず、同様に扇形部の間の空間は共働するフイン
ガーの中には延びない。その代りに、複数の架橋
扇形部が、この技術分野の熟練者にとつて自明な
方法で、好ましくはフインガーと扇形部の自由端
の間の中間点でフインガーの対と扇形部の対とを
連結させる。

第５図を参照すると、遮蔽装置１０が１つの導
管５２の曲がり部５１に取付けられている。この
導管の内側壁５４の曲率半径は外側壁５６のそれ
よりも小さいので、遮蔽装置１０の前方部分の長
さは後方部分のそれよりも小さくなければならな
い。この長さの違いに適応するため、隣接するフ
インガー１２と隣接する扇形部１８とを分離する
空間４０，４６はそれぞれの開放端付近で狭くな
り又は細くなる。

逆の態様において、導管５２における遮蔽装置
１０の向きが逆になつたならば、隣接するフイン
ガー１２と隣接する扇形部１８を分離している空
間４０，４６はその開放端において広くなり又は
拡げられる。このようにして、本発明の遮蔽装置
はそれが取付けられる一般のどのような導管の形
状にも適用し得るものとなる。

この装置のための最小の曲率半径は、もちろ
ん、扇形部、フインガー、空間等の大きさによる
ものである。しかし好適な実施態様においては、
基部の幅は約0.230インチ（5.84mm）であり0.224
インチ（5.69mm）の幅を持つ導管に押し込まれ
る。この装置の対応する圧縮されない高さは約
0.200インチ（5.1mm）である。

第６図を参照すると、部材６２が研摩された溝
の中への遮蔽装置１０の取付けが示されている。
この溝６０は底面６４と２つの側壁６６，６８に
よつて画成されている。電気的及び物理的接触
が、溝６０の側壁と底部とともに遮蔽装置によつ
て形成される。扇形部１８の後方部分と自由端に
よつて側壁６６と６８に沿つて装置１０により形
成された線接触６１，６３に加えて、扇形部１８
の平坦な底面がさらに、溝６０の底面との平面接
触を形成する。このようにして、部材６２と良好
な電気的な接触が保証される。

好ましくは、溝６０の幅は、扇形部１８の外側
に曲げられた平坦部分３２を装置１０の内側に向
つて内方に押すように予め定められる。このよう
にして、扇形部１８の自由の平坦な端部３６の真
直ぐな自由縁３７が、個所６３において溝の側壁
６８にしつかりと係合するようになる。装置１０
の弾性は、それにより接着剤やリベツトのような
余分の取付け具を用いることなしにこの装置１０
の底部１６を溝６０の中に摩擦により保持するこ
とになる。

ドア又は入口パネルのような、もう１つの部材
７０が部材６２に向つて動かされた時、フインガ
ー１２は底部１６に向つて下方に押しつけられ
る。ドアの閉鎖から生じるような、遮蔽装置の圧
縮は、この装置を平らにしかつこの遮蔽装置の各
フインガー１２を扇形部１８に向つて動かすよう
にする。

作動中、遮蔽されるべき構造を具えている２つ
の部材のうちの一方に、適当な幅と形状とを有す
る溝が設けられる。遮蔽装置はそして、この溝の
底面に向つて下方に押しつけられている底部分１
８により、この溝の中に押しつけられる。この装
置の底部分が溝の両側壁によつて圧縮されるの
で、溝の中のこの装置がしつかりと取付けられる
こととなり、これが、溝を具えているこの部材に
良好な電気的接触をするのを保証する。

この構造物を遮蔽するため、他の部材が、第１
の部材に対して押しつけられ装置１０のフインガ
ーに接触する。この装置の弾性が他の部材に対し
てフインガーを押しつけこの装置と他の部材との
間に良好な電気的接触をもたらす。同時に、この
装置の弾性は、溝の中にこの装置の底部を押しつ
けこの装置が溝の中にしつかり取付けられるのを
助ける。

本発明は、２つの相対的に移動可能な表面の電
磁的遮蔽のために、比較的簡単なしかも効果的な
装置を提供する。この装置は、閉鎖に当つて向い
合つた表面の間に適切な電気的接触を保証するた
めに、種々の溝のつけられた表面に、簡単なスナ
ツプ結合技術手段によつて取付けられる。さら
に、この装置への圧縮力がこの装置の大部分にわ
たつて実質的に均等に分配されるので、繰返しの
閉鎖の結果において、不都合な応力がこの装置の
中に生じない。従つて、この装置の破壊及び変形
又はそのいずれかが最小となる。

本発明の原理、好適な実施態様及び作用は以上
のようである。しかし保護されるべき本発明は、
開示された特定の実施態様に限定されると解すべ
きではない。さらに、ここに説明された実施態様
は限定するよりはむしろ例示とみなされるべきで
ある。変更及び変形が、本発明の精神から逸脱す
ることなく他の者によつてなし得るものである。
従つて、特許請求の範囲に規定されている本発明
の精神及び範囲に入るこのような全ての変更及び
変形は本発明に包含されることが明確に意図され
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の平坦形状の遮蔽装置の頂面
図、第２図は本発明の遮蔽装置の側面図、第３図
は第２図の遮蔽装置の頂面図、第４図は第２図の
４−４線に沿う図、第５図は１つの部材の溝の中
に取付けられた第２図の遮蔽装置の頂面図、第６
図は２つの相対移動可能な部材間で部分的に圧縮
された第２図の遮蔽装置の側面断面図である。 １０……遮蔽装置、１２……フインガー、１４
……自由端、１６……基部、１８……扇形部分、
２２……頂端部、２４……底部、２６，２８……
わん曲部、３２……平坦部、３４……屈曲部、３
６……端部、３７……自由端縁、４０，４６……
空間。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数のフインガーと１つの基部とを形成する
   １つの連続した金属のストリツプを具備し、前記
   フインガーの各々は前記基部をおおつて延びかつ
   １つのわん曲した形状で前記基部にその一端が接
   合されさらに前記基部に向つて内側にわん曲した
   形状で延びる１つの自由端を有し、前記基部が、
   １つの協同するフインガーによつて連結されてい
   る隣接扇形部を持つた１つの自由端をそれぞれが
   有する複数の別々の扇形部分を形成している電磁
   遮蔽装置。 ２ 基部の前記扇形部の各々が、１つの平坦な底
   部と１つの平坦な自由端部とを有し該平坦な底部
   と該平坦な自由端部とが相互に対して鈍角をなし
   て配置されている特許請求の範囲第１項記載の電
   磁遮蔽装置。 ３ 基部の各扇形部の平坦な自由端部が真直ぐの
   自由端を有している特許請求の範囲第２項記載の
   電磁遮蔽装置。 ４ フインガーの各々が基部の２つの隣接扇形部
   に連結されている特許請求の範囲第１項記載の電
   磁遮蔽装置。 ５ 隣接フインガーの各対が、この遮蔽装置がほ
   ぼ直線状であるときほぼ平行な側壁を有する１つ
   の空間を、その間に形成している特許請求の範囲
   第４項記載の電磁遮蔽装置。 ６ 基部の隣接扇形部の各対が、この遮蔽装置が
   ほぼ直線状であるときほぼ平行な側壁を有する１
   つの空間をその間に形成している特許請求の範囲
   第５項記載の電磁遮蔽装置。 ７ 隣接フインガーの一対によつて形成された各
   空間が前記基部の扇形部の隣接する対によつて形
   成された各空間の間に配置されている特許請求の
   範囲第６項記載の電磁遮蔽装置。 ８ 連続する金属ストリツプがベリリウム銅から
   なるものである特許請求の範囲第１項記載の電磁
   遮蔽装置。 ９ 連続する金属ストリツプがベリリウム銅から
   なるものである特許請求の範囲第５項記載の電磁
   遮蔽装置。 １０ 連続する金属ストリツプがベリリウム銅か
   らなるものである特許請求の範囲第７項記載の電
   磁遮蔽装置。 １１ 一対の隣接するフインガーによつて形成さ
   れた各空間が協同扇形部の中に延びている特許請
   求の範囲第１０項記載の電磁遮蔽装置。 １２ 一対の隣接する扇形部によつて形成された
   各空間が協同フインガーの中に延びている特許請
   求の範囲第１１項記載の電磁遮蔽装置。 １３ 少なくとも１つの支持面を有する遮蔽され
   るべき１つの部材と、 複数のフインガーと１つの基部とを形成する１
   つの連続した金属のストリツプを備え、該フイン
   ガーの各々が該基部にその一端が接合されかつ該
   基部をおおつて１つのわん曲された形状で延びる
   １つの自由端を有し、前記基部が、１つの自由端
   と前記部材の前記支持面と係合する１つの外側表
   面とをそれぞれが有する複数の扇形部を形成して
   いる、１つの電磁遮蔽装置と、 を具備してなる電磁遮蔽機構。 １４ 前記基部の前記扇形部の各々が１つの平坦
   な底部分と１つの平坦な端部分とを有し、該平坦
   な底部分と該平坦な自由端部分とが相互に鈍角を
   なして配置されている特許請求の範囲第１３項記
   載の電磁遮蔽機構。 １５ 前記基部の各扇形部の平坦な自由端部分が
   １つの真直ぐな自由端を有している特許請求の範
   囲第１４項記載の電磁遮蔽機構。 １６ 前記フインガーの各々が前記基部の２つの
   隣接扇形部に連結されている特許請求の範囲第１
   ３項記載の電磁遮蔽機構。 １７ 隣接フインガーの各対が、この電磁遮蔽装
   置がほぼ直線状である時ほぼ平行な側壁を有する
   空間をその間に形成している特許請求の範囲第１
   ６項記載の電磁遮蔽機構。 １８ 基部の各対の隣接扇形部が、この電磁遮蔽
   装置がほぼ直線状である時にほぼ平行な側壁を有
   する１つの空間をその間に形成している特許請求
   の範囲第１７項記載の電磁遮蔽機構。 １９ 連続した金属ストリツプがベリリウム銅か
   らなる特許請求の範囲第１３項記載の電磁遮蔽機
   構。 ２０ 連続した金属ストリツプがベリリウム銅か
   らなる特許請求の範囲第１８項記載の電磁遮蔽機
   構。 ２１ 支持面が、ストリツプの基部がその中に弾
   性的に受け入れられている１つの溝を含んでいる
   特許請求の範囲第１５項記載の電磁遮蔽機構。 ２２ 複数のフインガーと１つの基部とを形成す
   る１つの連続した金属のストリツプを具備し、前
   記フインガーの各々が前記基部にその一端が接合
   されかつ前記基部をおおつて１つのわん曲した形
   状で延びる１つの自由端を有し、前記基部が１つ
   の平坦な底部分と１つの平坦な自由端部分とをそ
   れぞれが有する複数の扇形部を形成し、該平坦な
   底部分と該平坦な自由端部分とが相互に鈍角をな
   して配置され、前記平坦な自由端部分は前記フイ
   ンガーに向つて延びている電磁遮蔽装置。 ２３ 基部の各扇形部の平坦な自由端部分が真直
   ぐな自由縁を有している特許請求の範囲第２２項
   記載の電磁遮蔽装置。 ２４ フインガーの各々が基部の２つの隣接扇形
   部に連結されている特許請求の範囲第２２項記載
   の電磁遮蔽装置。 ２５ 隣接フインガーの各対が、この電磁遮蔽装
   置がほぼ直線状である時ほぼ平行な側壁を有する
   １つの空間をその間に形成している特許請求の範
   囲第２４項記載の電磁遮蔽装置。 ２６ 基部の隣接する扇形部の各対が、この電磁
   遮蔽装置がほぼ直線状である時にほぼ平行な側壁
   を有する１つの空間をその間に形成している特許
   請求の範囲第２５項記載の電磁遮蔽装置。 ２７ 連続した金属ストリツプがベリリウム銅か
   らなる特許請求の範囲第２２項記載の電磁遮蔽装
   置。 ２８ 連続した金属ストリツプがベリリウム銅か
   らなる特許請求の範囲第２７項記載の電磁遮蔽装
   置。