JPH01312688A - 紙幣自動支払い装置 - Google Patents

紙幣自動支払い装置

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JPH01312688A
JPH01312688A JP63143643A JP14364388A JPH01312688A JP H01312688 A JPH01312688 A JP H01312688A JP 63143643 A JP63143643 A JP 63143643A JP 14364388 A JP14364388 A JP 14364388A JP H01312688 A JPH01312688 A JP H01312688A
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Yoshinori Koshida
嘉範 越田
Mitsuru Nakaya
中屋 満
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金融機関の店舗等に設置される紙幣自動支払い
装置に関するもので、特に複数の紙幣収納部を持つ金庫
を備えた紙幣自動支払い装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は二金種の紙幣の支払いが可能な従来の紙幣自動
支払い装置の概略側断面図で、図において工は装置の筐
体、2は該筐体lの正面に設けられた出金口、3は同じ
く筐体1の背面に設けられた後部扉、4は筐体1内に設
けられた支払い機構部である。
この他、図示していないが筺体1の正面には、顧客に暗
証番号や支払い要求金額等の入力操作を行わせるための
複数のキーから成る入力操作部、顧客の入力操作の誘導
表示や情報表示等を行う表示部等が設けられており、筐
体1内には前記表示部の表示に対応する音声を出力する
音声発生機、カードリーダ/ライタ(以下カードR/W
) 、レシート印字機、電源機構、及び装置全体を制御
する制御部等が設けられている。
一方、前記支払い機構部4は以下の5〜14の構成要素
を備えている。
すなわち、5は前記出金口2に開閉可能に設けられたシ
ャンクで、このシャッタ5の近傍には紙幣集積用のステ
ージ6が配置されており、このステージ6は通常は水平
の状態に配置されていて、必要に応じて一端を中心に下
方へ回動し得るようになっている。
7は前記ステージ6の一端に配置された集積用ローラ、
8は出金用の紙幣を収納した第一の金庫、9は同じく出
金用の紙幣を収納した第二の金庫で、ここでは第一の金
庫8を千円用金庫、第二の金庫9を万円用金庫として、
この両金庫8,9は前記後部扉3側に上下二段に配置さ
れ、各々後部扉3を開いた後支払い機構部4の後方へ引
き出して取り外せるようになっている。
10は前記千円用金庫8の紙幣繰り出し口に設けられた
繰出手段、11は前記万円用金庫9の紙幣繰り出し口に
設けられた繰出手段で、この両繰出手段10.11は各
々千円用金庫8または万円用金庫9から紙幣を繰り出す
ピックアップローラ、このピックアップローラにより繰
り出された紙幣を後述する搬送路に送り出すフィードロ
ーラ、及び紙幣が二枚以上繰り出されようとした場合に
第二枚目以下の紙幣の繰り出しを阻止するリバースロー
ラ等により構成されている。
12a、12b、12cは紙幣を挟持して搬送する搬送
ベルト及びローラ等から成る搬送路で、前記繰出手段1
0と集積用ローラ7は搬送路12aと12cとで結ばれ
、また繰出手段11と集積用ローラ7は搬送路12bと
12cとで結ばれている。
13は前記ステージ6の直下に配置されたりジェクト金
庫、14は紙幣のFULL状態を検知するためにリジェ
クト金庫13上部の開口部側に配置されたフルセンサで
あり、ここで前記リジェクト金庫13は支払い機構部4
の側方から取り外すことができるようになっているが、
実際の運用において支払い機構部4からのりジェクト金
庫13の取り外しは、後部扉3を開いて支払い機構部4
を筐体1の後方へ引き出した後に行うものとなっている
尚、図示していないが前記支払い機構部4の搬送路12
a〜12cには紙幣の搬送状態を監視するセンサ、及び
紙幣の金種鑑別や計数等を行う鑑割部が設けられており
、これらのセンサや鑑別部及び図示しない操作部等から
の情報に基づいて前記シャッタ5、ステージ6、繰出手
段10.il及び搬送路12a〜12c等の動作が図示
しない制御部により制御されるようになっている。
次に、上述した構成の動作を簡単に説明する。
まず、顧客が図示しないカード挿入口からカードを挿入
して、操作部のキーを押下することにより、暗証番号や
支払い要求金額等の情報を入力すると、千円用金庫8及
び万円用金庫9から各々繰出手段10.11により紙幣
が一枚づつ分離されて順に繰り出され、繰り出された紙
幣は搬送路12a〜12cにより搬送されて集積用ロー
ラフによりステージ6上に集積される。
そして、′ステージ6上に顧客が要求した金額及び枚数
の紙幣が集積され、図示しないレシート印字機構から取
引内容の明細が印字されたレシートが前記の紙幣上に送
られて(ると、図示しない手段によりシャッタ5が開き
、出金口2から顧客にステージ6上の紙幣を取り出させ
る。
一方、前記搬送路12a〜12cにおいて、紙幣の搬送
異常が検出された場合、あるいは金種鑑別や計数不能な
紙幣があった場合、これらの異常紙幣がステージ6上に
集積された後、図示しない手段によりステージ6が下方
に回転し、既に集積されていた正常紙幣と共に前記異常
紙幣がリジェクト金庫13内に落下して収納される。
その後、ステージ6は元の水平な姿勢に戻され、再度紙
幣の繰り出し、搬送、及びステージ6上への集積が行わ
れて、レシート印字機構から取引内容の明細が印字され
たレシートが前記の紙幣上に送られてくると、前記と同
様に顧客に支払われる。
また、シャッタ5が開いても顧客による紙幣の取り出し
が行われなかった場合、つまり顧客が紙幣を取り忘れた
場合は、一定時間経過後シャッタ5が閉じ、ステージ6
が下方に回転して、取り忘れの紙幣がリジェクト金庫1
3内に収納される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来の紙幣自動支払い装置では、
支払い用の紙幣を収納する金庫が一金種のみの専用のも
のとなっているため、つまり千円用金庫は千円紙幣しか
収納することができず、また万円用金庫は万円紙幣しか
収納することができないため、例えば週末等に同一金種
のみの紙幣を多数収納して装置を運用したいような場合
、それを実行することができないものであった。
仮に千円用金庫に万円紙幣を装填できたとしても、この
千円用金庫から万円紙幣が繰り出されると、鑑別部で異
金種として鑑別されてリジェクトされてしまうため、結
局のところ一金種のみの紙幣による運用はできず、融通
性に欠けるという問題があった。
また、この種の紙幣自動支払い装置では、−取引におけ
る取扱可能枚数つまり支払い可能枚数が例えば50枚と
予め決められており、この支払い可能枚数をニアエンド
検知の基準として変更不可能に設定し、各金庫内の紙幣
のニアエンドがセンサ等により検知されると装置の運用
が自動的に停止するようになっている。
しかしながら、前記の支払い可能枚数は一取引における
最大支払い限度枚数であって、実際の取引においては支
払い可能枚数で取引が行われることは少なく、そのため
ニアエンドが検知されると、次の顧客は実際には取引で
きるにも拘わらず装置の運用が停止されてしまうため取
引不可能になってしまい、このことが資金の運用効率を
低下させるという問題もあった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、同一金種のみの紙幣を多数収納して装置を運用した
いような場合、それを実行することが可能でかつ資金の
運用効率を向上させることが可能な紙幣自動支払い装置
を実現することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段] 上述した目的を達成するため、本発明は顧客の操作によ
り紙幣の支払いを行う紙幣自動支払い装置において、前
記出金用の紙幣を収納する金庫を、複数の収納部を水平
方向に直線状に配列して一体構造とした複合金庫とする
と共に、この複合金庫の少なくとも一つの収納部に設け
られかっこの収納部に収納する紙幣の幅に対応して間隔
を調整できる移動可能な紙幣幅規制板と、この紙幣幅規
制板の位置により当該収納部に収納された紙幣の金種を
検知する収納金種検知手段と、前記複数の紙幣収納部に
それぞれ具備されかつ収納紙幣の残量が少なくなったこ
とを検知するニアエンド検知手段と、このニアエンド検
知手段によるニアエンド検知を一取引の取扱可能枚数内
で任意に設定可能とする設定手段とを具備し、更に装置
の動作を制御する制御部は前記収納金種検知手段の検知
情報及びニアエンド検知手段の検知情報に基づいて複数
金種と単一金種の運用を制御する機能を持たせたもので
ある。
〔作  用〕
上述した構成による本発明によれば、制御部は収納金種
検知手段の検知情報に従って、複数の収納部の紙幣の金
種が異なると判断した場合は、顧客の要求する金額に対
応する金種の紙幣を、各々金種別に前記収納部より繰り
出すと共に、装置のアイドル時に一つの収納部の紙幣の
ニアエンドが検知された場合には、他の金種の紙幣だけ
で取引きを続行して、すべて収納部の紙幣のニアエンド
が検知されるまで取引が可能なように制御する。
また、前記制御部は前記収納金種検知手段の検知情報に
従って、前記複数の収納部の紙幣の金種が同一と判断し
た場合は、第一番目の収納部より繰り出すと共に、この
第1番目の収納部からの紙幣の繰り出し中にニアエンド
が検知された場合には、顧客の要求した金額の残り枚数
だけ紙幣を第2番目の収納部から繰り出して、すべて収
納部の紙幣のニアエンドが検知されるまで取引が可能な
ように制御する。
これにより必ず収納部の紙幣の残量が前記設定手段によ
り設定した任意の枚数に達するまで繰り出すよう取引が
行われる。
従ってこれによれば、二金種以上の紙幣により装置の運
用が可能であることは無論のこと、同一金種のみの紙幣
を多数収納して装置を運用したいような場合にも、それ
を実行することが可能であると共に、ニアエンド検知手
段によるニアエンド検知を一取引の取扱可能枚数内で任
意に設定することができるので、収納部内の紙幣を最大
現に利用することができ資金の運用効率を向上させるこ
とが可能となる。
〔実 施 例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による紙幣自動支払い装置の一実施例を
示す要部構成図で、同図(1)は複合金庫の二金種収納
状態の平面図、同図(n)は複合金庫の一金種収納状態
の平面図、同図(I[)は同複合金庫の側断面図、同図
(IV)は同複合金庫の正面図、同図(V)はその断面
図、同3(■)は取扱枚数設定手段及びニアエンド検知
手段の側面図である。
第2図は装置の内部構成を示す概略側断面図、第3図は
第2図の装置の外観を示す斜視図であり、まずこの第2
図及び第3図の構成について説明する。
第2図及び第3図において15は装置の筐体、16は該
筐体15の正面に設けられた出金口、I7は同じく筐体
15の正面に設けられたカード挿入口、18は筐体15
の背面に設けられた後部扉、19は筐体15内に設けら
れた支払い機構部、20は同じく筐体15内に設けられ
たカードリーグプリンタ部(以下CRP部)であり、こ
こで支払い機構部19は以下に述べる21〜41の構成
要素を備えている。
すなわち、21は前記出金口2に開閉可能に設けられた
シャッタ、22は出金用の紙幣を収納する複合金庫で、
この複合金庫22は第一の収納部23と第二の収納部2
4とを直線状の配列となるように一体化することにより
構成されており、本実施例においては第一の収納部23
に万円紙幣を収納するものとし、また第二の収納部24
に千円紙幣を収納するものとしている。
25は前記複合金庫22を支払い機構部に対して着脱す
る際に開閉させる内部扉、26は該内部扉25に連動す
るリンクで、この両者は図示しない金庫支持フレームと
共に複合金庫22を上下動させる金庫リフト手段を構成
しており、前記内部扉25を閉じるとリンク26により
金庫支持フレームを介して複合金庫22は上方へ持ち上
げられ、また内部扉25を開くとリンク26により金庫
支持フレームを介して複合金庫22は下方へ降ろされる
ようになっている。
尚、内部扉25は前記筐体15の後部扉18を開いた状
態で開閉させるもので、内部扉25を開いたとき複合金
庫22が支払い機構部19に対して着脱できるものとな
っている。
また、図では内部扉25を支払い機構部19の後面側下
部に設けているが、二点鎖線で示したように内部扉25
を支払い機構部19の正面側下部に設けてリンク26を
連動させるようにしてもよく、この場合筐体15の正面
に前部扉27を設けて、この正面側から複合金庫22を
着脱させるようにすればよい。
28は前記複合金庫22における第一の収納部23の紙
幣繰り出し口に設けられた繰出手段、29は複合金庫2
2における第二の収納部24の紙幣繰り出し口に設けら
れた繰出手段で、この両繰出手段28.29は各々第一
の収納部23または第二の収納部24から紙幣を繰り出
すピックアップローラ、このピックアップローラにより
繰り出された紙幣を後述する搬送路に送り出すフィード
ローラ、及び紙幣が二枚以上繰り出されようとした場合
に第二枚目以下の紙幣の繰り出しを阻止するリバースロ
ーラ等により構成されている。
30は正常紙幣のみを集積する紙幣集積用の第一のステ
ージ、31は該第−のステージ3oの直上に配置された
レシート集積用の第二のステージで、この両ステージ3
0と31は本実施例における一時貯留部32を成し、こ
こで第一のステージ30は図示しない駆動手段により実
線の位置Aから一点鎖線で示した位置Bへ退避できるよ
うになっており、また第二のステージ31は後述する第
二の搬送路を成す上部搬送ベルトの回動を妨げないよう
に所定の隙間を持つ構造となっている。
33は紙幣を挟持して搬送する搬送ベルト及びローラ等
から成る第一の搬送路で、この第一の搬送路33の始端
は前記繰出手段28と結ばれ、繰出手段29を経由して
終端が前記第一のステージ30の一端に延在するように
配置されている。
34は前記繰出手段28及び29により複合金庫22か
ら繰り出される紙幣の金種の鑑別、斜行や重送等の異常
の有無の検出、及び計数等を行う鑑別部で、この鑑別部
34は前記第一の搬送路33の所定の位置に配置されて
いる。
35は前記一時貯留部32の下部後方に配置されたりジ
ェクト金庫で、このリジェクト金庫35は支払い機構部
19の側方から取り外すことができるようになっている
が、実際の運用において支払い機構部19からのりジエ
クト金庫35の取り外しは、後部扉18を開いて支払い
機構部19を筐体15の後方へ引き出した後に行うもの
となっている。
36は前記一時貯留部32と鑑別部34との間の第一の
搬送路33の途中に配置された紙幣搬送方向切り替え用
の回動可能なブレード、37はこのブレード36の位置
で第一の搬送路33から分岐して前記リジェクト金庫3
5に至るように設けられた第二の搬送路である。
3日は第三の搬送路で、この第三の搬送路38は、下部
搬送ベルト39と上部搬送ベル1−40とで構成されて
おり、ここで下部搬送ベルト39は一時貯留部32の直
下においてその一端が前記シャッタ21の近傍に位置し
かつ他端がリジェクト金庫35上に位置するように配置
され、また上部搬送ベルト40はシャッタ21側の一端
を支点として回動できるようになっていて、下部搬送ベ
ルト39との間に紙幣を挟持して前後双方に搬送できる
ようになっている。
41は前記一時貯留部32における第二のステージ31
の一例に配置されたレシートa送路である。
以上により支払い機構部19が構成されている。
一方、CRP部20は以下に述べる42〜47の構成要
素を備えている。
すなわち、42はカード43から顧客を特定する識別情
報や口座情報等を読み取ったり、あるいは所定の情報を
書き込んだりするためのカードR/W、44は連続した
未印字のレシート用紙と取引記録保存用のジャーナル用
紙とより成る伝票、45は印字後にCRP部2部上0支
払い機構部19に送られるレシート、46はこの伝票4
4に印字を行う印字ヘッドとその駆動系等から成るレシ
ート印字機、47は印字後のジャーナル用紙を巻き取る
ジャーナル用紙巻き取り部である。
また、第3図に示すように筐体15の正面には、顧客に
暗証番号や支払い要求金額等の入力操作を行わせるため
の複数のキーから成る入力操作部48、及び顧客の人力
操作の誘導表示や情報表示等を行う表示部49等が設け
られており、更に図示していないが筐体内15には前記
表示部49の表示に対応する音声を出力する音声発生機
等が設けられている。
第4図は上述した第2図の装置に対応するブロック図で
、図において50は複合金庫22の第一の収納部23と
第二の収納部24に収納された紙幣のそれぞれの金種を
検知する収納金種検知手段であり、この収納金種検知手
段50は支払い機構部19に含まれている。
51は装置全体を制御する制御部で、すなわちこの制御
部51は前記諧割部34、カードR/W42、入力操作
部48、及び収納金種検知手段50等からの情報に基づ
いて前記シャッタ21、繰出手段28.29、一時貯留
部32における第−及び第二のステージ30及び31、
第一の搬送路33、ブレード36、第二及び第三の搬送
路37及び38、レシート搬送路41、レシート印字機
46、ジャーナル用紙巻き取り部47等の動作を制御し
、後述する作用を行わせる。
73は前記制御部51の支配下におかれたメモリ等の記
憶部で、この記憶部73には前記複合金庫22の第一の
収納部23と第二の収納部24内に収納されている紙幣
の金種情報を記憶する金種記憶手段としての紙幣金種情
報記憶エリア73aが設けられている。
次に、上述した構成の支払い取引時の紙幣処理動作につ
いて説明する。
まず、顧客がカード挿入口17がらカード43を挿入し
て、入力操作部48のキーを押下することにより、暗証
番号や支払い要求金額等の情報を入力すると、複合金庫
22の第一の収納部23及び第二の収納部24から各々
繰出手段28.29により紙幣が一枚づつ分離されて順
に繰り出され、繰り出された紙幣は第一の搬送路33に
より鑑別部34へと搬送され、この迄別邸34で金種の
鑑別及び重送や斜行等の有無の検出が行われる。
その結果、金種に間違いがなくかつ異常が検出されなか
った正常な紙幣は計数が行われた後、更に第一の搬送路
33によりその終端まで搬送されて、該終端から一時貯
留部32の第一のステージ30上に送り込まれて集積さ
れる。このとき第三の搬送路38の上部搬送ベルト40
は予め上方に回動し下部搬送ベルト39に対して開いて
いる。
一方、前記漏割部34で金種鑑別不能とされた紙幣や異
金種と鑑別された紙幣及び計数不能や重送や斜行等の異
常が検出された紙幣があった場合、これらの異常紙幣は
その後第−の搬送路33により一時貯留部32に向かっ
て搬送されていく途中で、ブレード36により第二の搬
送路37に送り込まれ、この第二の搬送路37によりリ
ジェクト金庫35内に落とされて収納される。
このようにして、正常な紙幣のみが一時貯留部32の第
一のステージ30上に集積され、−時貯留される。
そして、第一のステージ30上に顧客が要求した金額及
び枚数の紙幣が集積されると、当該取引内容の明細がレ
シート印字機46により伝票44に印字され、その後こ
の伝票44のレシート用紙の印字済みの部分がレシート
45として図示しないカンタにより切断されてレシート
搬送路4Iに送り込まれた後、このレシート45はCR
P部2部上0支払い機構部19に送り込まれ、さらにレ
シート搬送路41により搬送されて一時貯留部32の第
二のステージ31上に送り込まれる。
ここで第三の搬送路38の上部搬送ベル)40は下方に
回動して閉じ、下部搬送ヘルド39に当接するが、これ
と同時に前記第一のステージ30がへの位置からBの位
置に下がって退避し、この一連の動作により第一のステ
ージ30上の紙幣と共に第二のステージ31上のレシー
トが下部搬送ベルト39と上部搬送ベルト40とで挟持
され、その後この両搬送ベルト39.40により紙幣と
レシートが出金口16まで搬送されると図示しない手段
によりシャッタ21が開き、出金口16から顧客にレシ
ート45と共に紙幣が支払われる。
また、シャッタ21が開いても顧客による紙幣の取り出
しが行われなかった場合、つまり顧客が紙幣を取り忘れ
た場合は、一定時間経過後第三の搬送路38の両搬送ベ
ル1−39.40により紙幣とレシート45が前記と逆
の方向に搬送され、その他端からりジエクト金庫35内
に落とされて収納されると共に、シャッタ21が閉じる
以上のようにして支払い取引が行われるが、次にこの装
置における複合金庫22と収納金種検知手段50、取扱
枚数設定手段及びニアエンド検知手段について説明する
まず、複合金庫22は第1図(1)〜(VI)に示すよ
うに上面を開放しかつ内部を第一の収納部23と第二の
収納部24とに区分すると共に正面左右に検知孔52.
53を設けた金庫筐体54と、この金庫筐体54の上面
に対して開閉自在とした図示しない蓋体と、前記第一の
収納部23の一端に位置する支持板55と、この支持板
55に対して第一の収納部23に収納された万円紙幣を
押しつけるように図示しないバネ等により付勢された移
動自在な押圧板56と、金庫筐体54の両側内面に沿う
て設けられている取り付は部57.58にそれぞれ取り
付けられた紙幣幅規制板59.60と、前記第二の収納
部24の一端に位置する支持板61と、この支持板61
に対して第二の収納部24に収納された千円紙幣を押し
つけるように図示しないバネ等により付勢された移動自
在な押圧板62と、前記取り付は部57.58にそれぞ
れ取り付けられた紙幣幅規制板63.64とより成り、
ここで紙幣幅規制板59.60及び63.64は以下の
構造となっている。
すなわち、本実施例において第一の収納部23の紙幣幅
規制板59と60は各々水平部と垂直部とより成り、そ
れぞれの水平部を取り付は部57゜58に固定すること
によって両者の間隔は一定のものとなっている。
一方、第二の収納部24の紙幣幅規制板63と64は各
々水平部と垂直部とを有する他、垂直部の一端にL字形
の突起65と66が形成され、また水平部には互いに平
行な斜めの長穴67と68が設けられていて、この両長
穴67と68を貫通するネジ69と70によってそれぞ
れ取り付は部57.58に取り付けられており、従って
ネジ69と70を緩めることで紙幣幅規制板63と64
は前記長穴67と68をガイドとして互いに斜めに前後
動じ、その間隔を広げたり狭めたりすることができるも
のとなっている。
この場合、紙幣幅規制板63と64は、その長穴67と
68の外側の端部にネジ69と70が当接するように移
動した後、該ネジ69と70を締めつけて固定すれば第
1図(1)に示すように両者の間隔は紙幣幅規制板59
と60の間隔より狭い千円紙幣の幅に対応するものとな
り、また長大67と68の内側の端部にネジ69と70
が当接するように移動した後、該ネジ69と70を締め
つけて固定すれば同図(II)に示すように両者の間隔
は紙幣幅規制板59と60の間隔と同じ万円紙幣の幅に
対応するものとなっていて、更に紙幣幅規制板63と6
4の間隔を広げたときは、一方の紙幣幅規制板63の突
起65が金庫筐体54に設けられている一方の検知孔5
2内に位置すると共に、他方の紙幣幅規制Fi64の突
起66が他方の検知孔53から金庫筐体54内に退避し
、紙幣幅規制板63と64の間隔を狭めたときは、一方
の紙幣幅規制板63の突起66が一方の検知孔52から
金庫筐体54内に退避すると共に、他方の紙幣幅規制板
64の突起66が他方の検知孔53の位置に進出するよ
うになっている。
71と72は前記第4図に示した収納金種検知手段50
を成すスイッチで、それぞれ前記金庫筐体54の検知孔
52.53と対応するように配置され、各々紙幣幅規制
板63と64の突起65と66が検知孔52.53の位
置に進出したとき、スイッチ71と72の先端が突起6
5と66により押されてONするようになっている。
つまり、前述のように紙幣幅規制板63と64の間隔を
広げたときは、一方の紙幣幅規制板63の突起65が金
庫筐体54に設けられている一方の検知孔52内に進出
すると共に、他方の紙幣幅規制板64の突起66が他方
の検知孔53がら金庫筐体54内に退避するのでスイン
チア1はON、スイッチ72はOFFとなり、また紙幣
幅規制板63と64の間隔を狭めたときは、一方の紙幣
幅規制板63の突起66が一方の検知孔52から金庫筺
体54内に退避するので、スイッチ71はOFF、スイ
ッチ72はONとなる。
第1図(Vl)に示した74は第二の収納部24に設け
られている押圧板62の下面にネジ75により取り付け
られたスイッチ駆動部材、76は前記金庫筐体54の底
部側において一端を中心に回動するように軸支されたア
クチエータ、77はこのアクチエータ76の他端に対応
するように配置されたニアエンド検知手段としてのスイ
ッチで、前記押圧板62と共にスイッチ駆動部材74が
矢印六方向に移動することによりアクチエータ7Gが押
し下げられ、その他端が矢印B方向に回動してスイッチ
77をONさせることにより第二の収納部24内の収納
紙幣の残量が少なくなったことすなわちニアエンドが検
知されるようになっている。
また、前記スイッチ駆動部材74は、本実施例における
設定手段として働くもので、スイッチ駆動部材74には
その移動方向を長手方向としだ長穴が設けられていて、
該長大に前記ネジ75が挿入されており、長大の範囲内
で前記押圧板62に対するスイッチ駆動部材74の取り
付は位置を変えることにより第二の収納部24内の紙幣
のニアエンド検知を一取引の取扱可能枚数の範囲内で任
意に設定できるようになっている。つまり、第二の収納
部24内の紙幣が少なくなるに従って押圧板62は矢印
A方向に移動するので、押圧板62に対するスイッチ駆
動部材74の取り付は位置を変えることにより、スイッ
チ駆動部材74がアクチエータ76が押し下げる位置に
対する押圧板62の位置を変化させ、これによりスイッ
チ77によるニアエンド検知を一取引の取扱可能枚数の
範囲内で任意に設定するようにしている。
尚、図示していないが第一の収納部23に対しても同様
にニアエンド検知手段及びニアエンド検知枚数設定手段
が設けられている。
次に、上述した構成の作用を前記第1図〜第4図と共に
、第5図(1)、  (I[)、及び(1)を参照して
説明する。
尚、図中のSは処理ステップを示し、以下の説明はこの
ステップ順に行う。
まず、係員は予め第1図(Vl)に示すスイッチ駆動部
材74の位置を調整して、第二の収納部24内の紙幣が
一取引の取扱可能枚数つまり支払い可能枚数以下の任意
の枚数になったとき、スイッチ77によりニアエンド検
知されるようにしておく6すなわち、当該装置の一取引
における取扱可能枚数が例えば50枚にきめられている
場合、第二の収納部24内の紙幣の残量が前記の50枚
以下の任意の枚数、例えば20枚になったとき、スイッ
チ駆動部材74がアクチエータ76を介してスイッチ7
7をONにするようにスイッチ駆動部材74の位置を調
整しておく。
Σ土 前述のように収納金種検出手段を成すスイッチ71がO
Nでスイッチ72がOFFの場合は、第1図(I)に示
すように第二の収納部24に千円紙幣が収納されており
、またスイッチ71がOFFでスイッチ72がONの場
合は、第1図(U)に示すように第二の収納部24に万
円紙幣が収納されていることが解かるので、制御部51
は前記スイッチ71.72の0N10FF情報から、第
二の収納部24内の紙幣の金種を判断し、千円紙幣が収
納されていればS2へ、万円紙幣が収納されていればS
6へ移行する。
盈I 制御部51は記憶部73の紙幣金種情報記憶エリア73
aに二金種運用であることを例えば°“02”というデ
ータを書き込んで記憶させる。
制御部51は図示していないニアエンド検知手段の検知
情報に基づいて第一の収納部23内の紙幣のニアエンド
が検知されたか否かを判断し、ニアエンドが検知された
場合はS10へ、また検知されなければS4へ移行する
Σ土 制御部51は第1図(VI)に示すスイッチ76の検知
情報に基づいて第二の収納部24内の紙幣のニアエンド
が検知されたか否かを判断し、ニアエンドが検知された
場合はS9へ、また検知されなければS5へ移行する。
盈i 制御部51は千円紙幣、万円紙幣共取引可能であること
を表示部49に表示させる。
)亙 前記S1で第二の収納部24内の紙幣の金種が万円紙幣
と判断した場合、制御部51は記憶部73の紙幣金種情
報記憶エリア73aに一金種運用であることを例えば“
01”“というデータを書き込んで記憶させる。
盈1 前記S3と同様に制御部51は第一の収納部23内の紙
幣のニアエンドが検知されたか否かを判断し、ニアエン
ドが検知された場合はS8へ、また検知されなければS
9へ移行する。
旦主 前記S4と同様に制御部51は第二の収納部24内の紙
幣のニアエンドが検知されたか否かを判断し、ニアエン
ドが検知されなければS9へ、また検知された場合は取
扱不可として装置の運用を停止し、図示しない通報手段
により係員に通報する。
五豆 万円紙幣による取引のみ取り扱い中であることを表示部
49に表示する。
前記S3でニアエンドが検知された場合、続いて制御部
51は前記S4と同様に第二の収納部24内の紙幣のニ
アエンドが検知されたか否かを判断し、ニアエンドが検
知されなければSllへ、また検知された場合は取扱不
可として装置の運用を停止し、図示しない通報手段によ
り係員に通報する。
旦上上 二金種運用であるが万円紙幣が少なく千円紙幣による取
引のみ取り扱い中であることを表示部49に表示する。
以上述べた処理が装置の電源ON後のアイドル状態にお
いて行われ、その後装置は顧客待ちとなり312に移行
する。
制御部51は第2図及び第3図に示すカード挿入口17
に設けられている図示しない検知手段からの情報に基づ
いて顧客がカードを挿入したか否かを判断し、挿入して
いなければ顧客待ちの状態を保持し、挿入された場合は
S13へ移行して取引を開始する。
顧客により挿入されたカードをカードR/W部42に取
り込み、そのカードの内容を読む。
5」−1 顧客が自分のカードに入っている暗証番号を操作部48
のキーにより入力する。
制御部51は顧客が入力した暗証番号と前記カードR/
W部42がカードから読み取った暗証番号と一致してい
るか判断し、一致している場合はSIOへ移行するが、
不一致の場合はカードを返却し最初からやり直させる。
顧客が操作部4Bのキーにより支払いを要求する金額を
入力する。
制御部51は記憶部73の紙幣金種情報記憶エリア73
aからデータを読み出して運用金種を判断し、現在二金
種運用中であればS40へ、また−金種運用中であれば
S12へ移行する。
1B 制御部51は顧客の入力した金額から千円紙幣の支払い
を要するか否かを判断し、千円紙幣の支払いを要する場
合はS19へ、万円紙幣の支払いのみの場合はS33へ
移行する。
昼土工 制御部51は万円紙幣のみで運用していることを表示部
49に表示させると共に、顧客金額の入力をし直しても
らうための文言を表示させ、これにより316からの処
理が再び行われる。
制御部51は顧客の入力した金額から万円紙幣による支
払いがあるか否かを判断し、万円紙幣による支払いがあ
る場合は321へ、また万円紙幣による支払いがない場
合はS23へ移行する。
前記S3と同様に制御部51は第一の収納部23内の紙
幣のニアエンドが検知されたか否かを判断し、ニアエン
ドが検知された場合はS30へ、また検知されなければ
S22へ移行する。
制御部51の指示によって複合金庫22の第一の収納部
23から人力金額に対応する枚数分の万円紙幣を繰出手
段2日により繰り出し、その紙幣を第一の搬送路33に
よって鑑別部34へ搬送する。そしてこの鑑別部34で
紙幣の外形寸法等から金種を鑑別し、併せて正券か偽券
か等の鑑別も行った後、更に第一の搬送路33により搬
送して、適正金種でかつ正券と鑑別された紙幣のみを一
時貯留部32に集積すると共に、異金種あるいは偽券と
鑑別された紙幣はブレード36を切り替えて第二の搬送
路37によりリジェクト金庫35へ収納する。
制御部51は顧客の入力した金額から千円紙幣による支
払いがあるか否かを判断し、千円紙幣による支払いがあ
る場合はS24へ、また千円紙幣による支払いがない場
合は326へ移行する。
前記S4と同様に制御部51は第二の収納部24内の紙
幣のニアエンドが検知されたか否かを判断し、ニアエン
ドが検知された場合は331へ、また検知されなければ
325へ移行する。
】」Ll 制御部51の指示によって複合金庫22の第二の収納部
24から入力金額に対応する枚数分の万円紙幣を繰出手
段29により繰り出し、その紙幣を第一の搬送路33に
よって鑑別部34へ搬送する。そしてこの鑑別部34で
紙幣の外形寸法等から金種を鑑別し、併せて正券か偽券
か等の鑑別も行った後、更に第一の搬送路33により搬
送して、適正金種でかつ正券と鑑別された紙幣のみを一
時貯留部32に集積すると共に、異金種あるいは偽券と
鑑別された紙幣はブレード36を切り替えて第二の搬送
路37によりリジェクト金庫35へ収納する。
制御部51はカードR/W部42にカードをカード挿入
口17へ排出させる。
顧客はカードを抜き取る。
2B 制御部51の指示によりシャッタ21が開き、一時貯留
部32の紙幣が第三の搬送路38により搬送されて出金
口16へ排出される。
lL豆 顧客が紙幣を抜き取り、それを制御部51が確認すると
シャッタ21を閉じ、次の顧客待ちのためSlへ移行す
る。
前記321で第一の収納部23内の紙幣のニアエンドが
検知された場合、制御部51は万円紙幣の残り量が少な
く千円紙幣界のみで運用していることを表示部49に表
示させると共に、顧客金額を入力し直してもらうための
文言を表示させ、これによりS16からの処理が再び行
われる。
前記S24で第二の収納部24内の紙幣のニアエンドが
検知された場合、制御部51は千円紙幣の残り量が少な
く万円紙幣界のみで運用していることを表示部49に表
示させると共に、顧客金額を入力し直してもらうための
文言を表示させ、これによりS16からの処理が再び行
われる。
S32 前記S18で支払いが万円紙幣のみと判断した場合、制
御部51は前記S3と同様に第一の収納部23内の紙幣
のニアエンドが検知されたか否かを判断し、ニアエンド
が検知された場合はS36へ、また検知されなければS
33へ移行する。
制御部51は前記S22と同様に万円紙幣を一時貯留部
32へ集積する処理をおこなわせる。
前記S33での紙幣繰出中に第一の収納部23内の紙幣
のニアエンドが検知された場合、制御部51は第一の収
納部23からの紙幣の繰出を中止させてS35へ移行し
、検知されなければ入力金額骨の万円紙幣を一時貯留部
32へ集積した後、S26へ移行して329までの処理
を遂行させる。
制御部51の指示により第二の収納部24から残枚数を
繰り出し、前記第一の収納部23から繰り出した枚数に
加えることで、顧客が入力した金額に相当する枚数骨に
達するまで万円紙幣を一時貯留部32へ集積した後、3
26へ移行してS29までの処理を遂行させる。
前記332で第一の収納部23内の紙幣のニアエンドが
検知された場合、制御部51の指示により第二の収納部
24から万円紙幣を繰り出し、前記と同様に一時貯留部
32へ集積した後、S26へ移行してS29までの処理
を遂行させる。
このようにして第一の収納部23及び第二の収納部24
内の紙幣の残量が設定手段であるスイッチ駆動部材74
により設定した任意の枚数に達するまで繰り出して取引
を行う。
以上説明したように本実施例では、第一の収納部23内
の紙幣のニアエンド検知後、紙幣の繰り出しを第一の収
納部23から第二の収納部24へ切り替えるが、この他
、第一の収納部23での繰り出し不良が発生して、紙幣
の繰り出しができなくなったときも同様に第一の収納部
23から第二の収納部24へ紙幣の繰り出しを切り替え
て支払いを行うことができる。
また、本発明は上述した実施例に限られるものではなく
、細部において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施例では複合金庫22における第二
の収納部24の紙幣幅規制板63と64の位置から、こ
の第二の収納部24に収納された紙幣の金種を検出する
手段としてスイッチ71.72を用いたが、このような
スイッチ71.72の代わりに光センサや磁気センサ等
を用いることも可能である。
また、上述した実施例では複合金庫22における第二の
収納部24の紙幣幅規制板63と64のみを間隔調整可
能としたが、第一の収納部23の紙幣幅規制板59と6
0も同様に間隔調整可能として、その紙幣幅規制板59
と60にスイッチ71.72と同様のスイッチを組み合
わせれば、複合金庫22の第一の収納部23と第二の収
納部24に同一金種の紙幣を収納する場合、千円紙幣と
万円紙幣のどちらか一方を選択することができる。
更に、複合金庫22における紙幣収納部は前記の第一の
収納部23と第二の収納部24の二つに限らず、三つ以
上とすることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、収納金種検知手段の検知
情報に従って制御部が複数の収納部の紙幣の金種が異な
ると判断した場合は、顧客の要求する金額に対応する金
種の紙幣を、各々金種別に前記収納部より繰り出すと共
に、装置のアイドル時に一つの収納部の紙幣のニアエン
ドが検知された場合には、他の金種の紙幣だけで取引き
を続行して、すべて収納部の紙幣のニアエンドが検知さ
れるまで取引が可能なように制御し、また制御部が前記
複数の収納部の紙幣の金種が同一と判断した場合は、第
一番目の収納部より繰り出すと共に、この第1番目の収
納部からの紙幣の繰り出し中にニアエンドが検知された
場合には、顧客の要求した金額の残り枚数だけ祇幣壱第
2番目の収納部から繰り出して、すべて収納部の紙幣の
ニアエンドが検知されるまで取引が可能なように制御す
ることにより、収納部の紙幣の残量が前記設定手段によ
り設定した任意の枚数に達するまで繰り出すようにして
いる。
従ってこれによれば、二金種以上の紙幣により装置の運
用が可能であることは無論のこと、同一金種のみの紙幣
を多数収納して装置を運用したいような場合にも、それ
を実行することが可能であると共に、ニアエンド検知手
段によるニアエンド検知を一取引の取扱可能枚数内で任
意に設定することができるので、収納部内の紙幣を最大
限に利用することができ資金の運用効率を向上させるこ
とが可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による紙幣自動支払い装置の一実施例を
示す要部構成図、第2図は同実施例の装置全体の内部構
成を示す概略側断面図、第3図は第2図の装置の外観を
示す斜視図、第4図は同じく第2図の装置のブロック図
、第5図は実施例の作用を示すフローチャート、第6図
は従来の紙幣自動支払い装置を示す概略側断面図である
。 16:出金口     19:支払い機構部20:CR
P部    21:シャッタ22:複合金庫    2
3:第一の収納部24:第二の収納部  25:内部扉 26:リンク  28.2c):繰出手段32ニ一時貯
留部   33:第一の搬送路34:鑑別部     
35:リジェクト金庫36:ブレード    37:第
二の搬送路38:第三の窪送路  42:カードR/W
46:レシート印字機 50:収納金種検出手段51:
制御部 59.60,63,64:紙幣幅規制板71.72,7
7:スイッチ 73:記憶部 特許出願人  沖電気工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、顧客に対して紙幣を支払うための出金口と、出金用
    の紙幣を収納する金庫と、 この金庫から紙幣を一枚づつ分離して繰り出せるように
    配置された繰出手段と、 顧客に対して支払う紙幣を一時的に集積貯留する一時貯
    留部と、 この一時貯留部と前記繰出手段との間で紙幣を搬送する
    搬送路と、 前記繰出手段により繰り出された紙幣の金種の鑑別や異
    常の有無の検出及び正常紙幣の計数等を行うために前記
    搬送路の途中に配置された鑑別部と、 これらの動作を制御する制御部とを備えた紙幣自動支払
    い装置において、 前記出金用の紙幣を収納する金庫を、複数の収納部を水
    平方向に直線状に配列して一体構造とした複合金庫とす
    ると共に、 この複合金庫の少なくとも一つの収納部に設けられ、こ
    の収納部に収納する紙幣の幅に対応して間隔を調整でき
    る移動可能な紙幣幅規制板と、この紙幣幅規制板の位置
    により当該収納部に収納された紙幣の金種を検知する収
    納金種検知手段と、 前記複数の紙幣収納部にそれぞれ具備され、収納紙幣の
    残量が少なくなったことを検知するニアエンド検知手段
    と、 このニアエンド検知手段によるニアエンド検知を一取引
    の取扱可能枚数内で任意に設定可能とする設定手段とを
    具備し、 前記制御部は前記収納金種検知手段の検知情報に従って
    、前記複数の収納部の紙幣の金種が異なると判断した場
    合は、顧客の要求する金額に対応する金種の紙幣を、各
    々金種別に前記収納部より繰り出すと共に、装置のアイ
    ドル時に一つの収納部の紙幣のニアエンドが検知された
    場合には、他の金種の紙幣だけで取引きを続行して、す
    べて収納部の紙幣のニアエンドが検知されるまで取引を
    可能とするように制御し、 前記収納金種検知手段の検知情報に従って、前記複数の
    収納部の紙幣の金種が同一と判断した場合は、第一番目
    の収納部より繰り出すと共に、この第1番目の収納部か
    らの紙幣の繰り出し中にニアエンドが検知された場合に
    は、顧客の要求した金額の残り枚数だけ紙幣を第2番目
    の収納部から繰り出して、すべて収納部の紙幣のニアエ
    ンドが検知されるまで取引を可能とするように制御し、
    収納部の紙幣の残量が前記設定手段により設定した任意
    の枚数まで繰り出すことを特徴とする紙幣自動支払い装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575873U (ja) * 1992-03-11 1993-10-15 沖電気工業株式会社 紙幣自動支払装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887687A (ja) * 1981-11-20 1983-05-25 株式会社日立製作所 紙幣収容箱
JPS62133544U (ja) * 1986-02-14 1987-08-22

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