JPH01303196A

JPH01303196A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH01303196A
Application number: JP63134933A
Authority: JP
Inventors: Otojiro Sugiura; 杉浦　音次郎
Original assignee: Fujicar Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Fujicar Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1988-06-01
Filing date: 1988-06-01
Publication date: 1989-12-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、水洗機や洗濯脱水機、ドライクリーニング
機に用いられる洗濯機に関し、詳しくは、洗濯物の汚れ
の度合や生地の強弱により洗濯槽内への投入タイミング
を違わせて洗濯時間を変化させるようにした洗濯機に関
するものである。

〔従来の技術とその課題〕

クリーニング店に持ち込まれる洗濯物の中には、生地が
強く汚れのひどい衣類と共に、汚れの少ないものや、弱
い生地のものが存在する。従来、これらの衣類は、汚れ
の程度や生地の強弱にかかわらず、同じサイクルタイム
で水洗機や洗濯脱水機、ドライクリーニング機等により
洗濯されている。

しかしながら、上記の場合、洗濯のサイクルタイムが、
汚れのひどい洗濯物に合わせて決定されるため、汚れの
少ないものや生地の弱い洗濯物は洗いすぎになり、特に
、生地の弱いものは、長い洗濯時間により傷つくという
問題があった。

このような、弱い生地の衣類は、汚れがひどく生地の強
い衣類と分けて別洗いするのが理想であるが、実際のク
リーニング業界の取次ぎ店においては、依頼される洗濯
物が取次店別や客先側のロフトとして取扱われるために
、多くのロフトの中から生地の弱い洗濯物だけを取出し
て別洗いすると、洗濯後の洗濯物の仕分けに著しい手間
がかかるという問題がある。

この発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、洗濯
物の生地の強弱や汚れの度合に応じて洗濯時間を変化し
うる洗濯機を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］上記の課題を解決するため、この発明は、洗濯槽内に、
前面に洗濯物の投入口を有するドラムを回転自在に設け
、上記投入口に対向して洗濯槽に設けた入口に、それを
開閉する開閉扉を取付け、投入口からドラム内に投入し
た洗濯物をドラムに回転させて洗濯する洗濯機において
、上記開閉扉に、ドラムの投入口に一端が開口してその
開口から上方に立ち上る収容室を設け、かつ、上記開口
に、その開口を開閉するゲートを取付けたものである。

〔作用］洗濯物の中で、生地の弱いものや汚れの少ないものは、
ゲートにより開口を閉じた収納室内に貯留し、生地の強
いものや汚れのひどいものは、先にドラム内に投入して
洗濯する。そして、洗濯工程の途中で、ゲートを開き、
収納室内の洗濯物をドラム内に投入して、先に投入され
た洗濯物と同時に洗濯する。これにより、生地の弱い洗
濯物や汚れの少ない洗濯物は、洗濯時間が短くなって軽
洗いされ、損傷を受けずに仕上げられる。

なお、収容室の上部に水の噴出口を臨ませて、ゲートを
開いて収容室に貯留した洗濯物をドラム内に投入する場
合に水を噴出させるようにすると、収容室内の洗濯物が
押し流されて、全ての洗濯物を確実に投入することがで
きる。これは、ゲートの開閉を自動的に行なう場合に効
果がある。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は、水洗機にこの発明を適用した例を示しており
、洗濯槽１は、後面に軸受は箱２が設けられ、その軸受
は箱２の回転可能に支持された回転軸３の前端に、ドラ
ム４が一体に取付けられている。

このドラム４の周面には、多数の種水孔５が設けられ、
その内周面には、第２図に示すように、周方向に所定間
隔で複数のかき上げ羽根６が取付けられている。このか
き上げ羽根６は、ドラム４内に収納された洗濯物をドラ
ム４の回転と共に上方にかき上げて洗濯力を発揮する。

ドラム４の前面には、洗濯物の投入ロアが設けてあり、
その投入ロアに対向する洗濯槽１前面に入口８が形成さ
れている。この人口８の側端には、入口８全体を塞ぐ開
閉扉９がヒンジ軸１０を介して回動自在に取付けられて
いる。この開閉扉９は、前面の一端に、ロック用取手１
１が取付けてあり、この取手１１を洗濯槽１前面に設け
た係合金具１２に係合させることにより、洗濯槽１に固
定できるようになっている。

上記開閉扉９は、第１図に示すように、外枠９ａの後側
にシール材１３が取付けられ、その外枠９ａから内側に
向かってテーバ状になり、その内側の端面９ｂが、扉Ｓ
を閉めた状態でドラム４の投入ロアの近くに臨むように
形成されている。この内側端面９ｂの下半分は、内部の
ぞき用のガラス窓１４となっており、内側端面９ｂの上
半分には、洗濯物を貯留するための収容室１５が設けら
れている。

この収容室１５は、一端がドラムの投入ロアに開口し、
その開口１６から上向きに立ち上るように形成されてお
り、上端には洗濯物投入用の開口１７が設けられている
。この投入用開口１７には、蓋１８が回動自在に取付け
られ、投入口開口１７を適宜基げるようになっている。

上記収容室１５の側板１５ａの下端部には、開口１６を
塞ぐゲート１９が、回転軸２０により回動可能に取付け
られている。この回転軸２０の両端部は、収容室１５の
外側に突出しており、その一方の突出端部に、側板１５
ａの下面に固定されたエアシリンダ２１のピストン杆が
連結している。

この場合、エアシリンダ２１が伸縮すると、回転軸２０
とゲート１９が回動し、ゲート１９が開口１６を開閉し
て、収容室１５内とドラム４内とを連通、又は閉鎖する
。

また、収容室１５の上部には、水の噴射管２２が取付け
られている。その噴射管２２の開口は、収容室１５内側
の中央に臨んでおり、一方、噴射管２２の他端は、軸線
を開閉扉９のヒンジ軸１０と同一線上に軸線位置を合わ
せて洗濯槽１に固定された水供給管２３に連結されてい
る。この水供給管２３と噴射管２２の連結部は回転接手
になっており、噴射管２２は水供給管２３に対して自由
に回動するようになっている。

上記の水供給管２３を開閉する電磁弁２４は、第２図に
鎖線で示すごとく、ゲートを開閉するエアシリンダ２１
と共に、洗濯機の洗濯工程を制御する制ｊ１盤２５に連
結しており、その動作が連動するように制御されている
。

また、洗濯槽１の上部には、水や場の供給管２６と洗剤
投入管２７が設けられ、洗濯槽１の下部には排水管２８
が取付けられており、これらの容管の開閉は、上記の制
御盤２５により、洗濯プログラムに応じて制御されるよ
うになっている。

上記の構造で成る洗濯機においては、第１図に示すよう
に、先ず洗濯物の中で、汚れがひどく生地の強い洗濯物
Ａと、汚れが少なく生地が弱い洗濯物Ｂとに分け、前者
を、開閉扉９からドラム４内に投入し、後者を、開口１
６をゲート１９で閉じた収容室１５内に収容する。

そして洗濯作業を開始するが、制御盤２５の指令により
洗濯プログラムが始まると、洗濯槽１内に、供給管２６
から水又は湯が供給されると共に、洗剤投入管２７が開
いて適量の洗剤が投入され、次に、ドラム４が回転して
、ドラム内に投入された洗濯ｅＡＡを洗濯する。

この洗濯プログラムの１例をあげると、第６圀のように
なり、予洗工程後、第１の洗い工程を経て第１のゆすぎ
洗いとなり、第２の洗い工程後、第２、第３のゆすぎ洗
いを行なうようになっている。このプログラムを用いて
洗濯を行なった場合、第１のゆすぎ洗いの最中に、エア
シリンダ２１を作動させ、ゲート１９を開放して収容室
１５内の洗濯物を洗濯槽１内に投入する。また、ゲート
１９の開放と同時に電磁弁２４を開き、噴射管２２から
水を噴射させ、収容室１５内に残った洗濯物を押し流し
て洗濯物が収容室内に残らないようにする。

これにより、汚れが少なく生地の弱い洗濯物Ｂは、１回
の洗い工程と２回のゆすぎ工程だけで洗われるので、傷
みが少なく洗い仕上げされる。−方、汚れがひどく生地
の強い洗濯物Ａは、全洗濯プログラムを通して、すなわ
ち、予洗いを含め３回の洗い工程と３回のゆすぎ工程で
洗われるので、汚れが十分に落されて良好に仕上げられ
る。

洗濯プログラムが完了すると、排水口２８が開き、洗濯
槽１内のゆすぎ水が排出され、次に、扉９を開いて、洗
濯物を外部に取り出す。

なお、上記の構造のように、水供給管２３の軸線と開閉
扉Ｓのヒンジ軸１０の軸線を一致させて、扉９の回動支
点と水の噴射管２２の回動支点を同じにすると、開閉扉
９の動きに噴射管２２の動きが連動することになるので
、開閉扉９の開閉を何ら支障なく行なうことができる利
点がある。

第３図乃至第５図は、他の実施例を示すもので、この場
合は開閉扉９を右半分に収容室１５を設け、左半分にガ
ラス窓１４を設けている。その他の洗濯機の構造は上述
した実施例とほぼ同様であり、同じ部分には同符号をつ
けて示している。

なお、実施例では水洗機に適用した例を示しているが、
洗濯脱水を行なう洗濯脱水洗濯機やドライクリーニング
機にも同様に利用することができる。

また、収容室は、開閉扉に複数設けて、複数の洗濯物を
貯留できるようにしてもよい。

さらに、開閉扉にガラス窓を設けず、扉全体に収容室を
設けるようにしてもよい。

（発明の効果〕以上説明したように、この発明によれば、開閉扉に、ド
ラム内に連通ずる収容室を設け、この収容室に生地の弱
いものや汚れの少ない洗濯物を一時貯留して、それを洗
濯途中に洗濯槽内に投入することにより、軽洗いできる
ようにしたので、生地の強弱や汚れの度合に応じて洗濯
物に適切な洗溜置を与えることができる。したがって、
クリーニング店等において、取次店や客先側の同じロフ
トの洗濯物の中から、生地の弱い洗濯物だけを分けて洗
濯することができ、高能率で良好な洗濯仕上げを行なう
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る実施例を示す側面回、第２図は
同上の正面圀、第３図は他の実施例を示す平面回、第４
図は第３図のＩ−１線に沿う断面図、第５図は第３図の
■−■線に沿う断面図、第６図は洗濯プログラムの一例
を示す図である。１・・・・・・洗濯機、　　　　　４・・・・・・ドラ
ム、７・・・・・・投入口、　　　　８・・・・・・人
口、Ｓ・・・・・・開閉扉、　　　　　１０・・・・・
化ンジ軸、１５・・・・・・収容室、　　　　１６・・
・・・・開口、１Ｓ・・・・・・ゲート、　　　　２１
・・・・・・エアシリンダ、２２・・・・・・噴射管、
　　　２３・・・・・・水供給管。第６図１鱒がとｌ第１図第２図第３図第４図　　　　　　　　第、。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）洗濯槽内に、前面に洗濯物の投入口を有するドラ
ムを回転自在に設け、上記投入口に対向して洗濯槽に設
けた入口に、それを開閉する開閉扉を取付け、上記投入
口からドラム内に投入した洗濯物をドラムに回転させて
洗濯する洗濯機において、上記開閉扉に、上記ドラムの
投入口に一端が開口してその開口から上方に立ち上る収
容室を設け、かつ、上記開口に、その開口を開閉するゲ
ートを取付けたことを特徴とする洗濯機。
（２）上記収容室の上部に、水の噴出口を臨ませた請求
項１記載の洗濯機。