JPH01283685A

JPH01283685A - カード搬送装置

Info

Publication number: JPH01283685A
Application number: JP63113977A
Authority: JP
Inventors: Osamu Tano; 田野　修; Masayuki Miura; 雅之三浦; Hiroyuki Wada; 和田　洋之
Original assignee: NHK Spring Co Ltd
Current assignee: NHK Spring Co Ltd
Priority date: 1988-05-11
Filing date: 1988-05-11
Publication date: 1989-11-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野〉本発明は、駆動ローラと従動ローラとの間にカードを挟
持して搬送する形式のカード搬送装置に関する。

〈従来の技術〉従来、ＩＣ記憶素子を内蔵するＩＣ記憶カードを始めと
して光学的、磁気的、電子的、物理的、或いはその他の
形式の情報記憶手段を有する情報記憶媒体としてのカー
ドの読み出し或いは書込みを行うためのカードリーダラ
イタに於て、カードを搬送するための装置としては種々
の形式のものがある。

例えばケーシング内に挿入されたカードを、互いに対向
する駆動ローラと従動ローラとの間に挟持して搬送する
ものがあり、第４図にその要部側断面図を示す。第４図
に示されるように、固定ケーシング３１の上部フレーム
３２側には、モータ３３によりベルト駆動される駆動ロ
ーラ３４が設けられており、ケーシング３１の下部フレ
ーム３５側には駆動ローラ３４に対応して従動ローラ３
６が設けられている。この従動ローラ３６の軸線方向両
端面から突出する軸３７の両端部が、下部フレーム３５
の下面に設けられた下向きに開放するスロット３８内に
受容されており、かつ下部フレーム３５の下面に固設さ
れた板ばね３９により、駆動ローラ３４側に向けて弾発
付勢されて支持されている。そして、図の右方からケー
シング３１内に挿入されたカード４０を搬送する際には
、図の想像線に示すように両ローラ３４．３６間にカー
ド４０を挟持して駆動ローラ３４を回転させる。

ところで、板ばね３９の付勢力に抗して従動ローラ３６
がカード４０の厚さ方向に変位することから、従動ロー
ラ３６の軸３７とスロット３８の内面との間にある程度
のクリアランスを設けておく必要がある。しかしながら
、そのクリアランスにより従動ローラ３６が搬送方向に
もある程度往復動可能となるため、カード４０の搬送速
度が変動して、例えば図示されない固定磁気ヘッドによ
りカード４０の磁気テープ部に対して情報の読出し／書
込みを行なう際に悪影響を及ぼす虞れがあった。また長
期間の使用により、軸３７及びスロット３８の摩耗が大
きくなってクリアランスが大きくなると、搬送速度に対
して更に大きな悪影響を及ぼすこととなる。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、駆動ローラと従動ローラとの間にカードを挾持して
搬送する際の搬送速度の変動を防止するなめに改良され
たカード搬送装置を提供することにある。

［発明の構成］〈課題を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、互いに対向するよ
うにケーシングに配設された駆動ローラと従動ローラと
を有し、カードを前記両ローラ間に挾持して搬送する形
式のカード搬送装置に於て、前記従動ローラが、前記従
動ローラを前記駆動ローラに向けて弾発付勢するための
ばね手段に回動自在に支持されていることを特徴とする
カード搬送装置を提供することにより達成される。

〈作用〉このようにすれば、従動ローラを回動自在に支持するば
ね手段と共に、従動ローラを駆動ローラに向けて弾発的
に付勢することができるため、その付勢方向に沿う向き
に従動ローラを変位させるためのクリアランスを支持部
に設ける必要がない。

〈実施例〉以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図は本発明に基づくカード搬送装置を示す平面図で
あり、第２図は第１図の■−■線について見た断面図で
ある。固定ケーシング１は、偏平であって、しかも図に
於ける左右方向の軸線方向に長い箱型をなしその前後端
を開放されている。

図の右側のケーシング１の前端には、例えば磁気カード
であって良いカード２を挿入するため、上下方向にテー
パ状に拡開された挿入口３が設けられている。この挿入
口３から挿入されるカード２が、ケーシング１の上部フ
レーム４及び下部フレーム５の互いに対向する内面間を
通過することとなる。

上部フレーム４側には、カード２の搬送方向に沿って所
定の間隔をおいて駆動ローラとしての前側及び後側搬送
ローラ６．７がそれぞれ配設されている。前側搬送ロー
ラ６は、上部フレーム４の上面に互いに対峙するように
立設する両側壁部８により回動自在に軸支された回転軸
９の中間部に固着されている。後側搬送ローラ７は、一
方の側壁部８と、上部フレーム４の上面に設けられた軸
受ブラケット１４とにより回動自在に軸支された回転軸
１５のケーシング１の内方側の軸端に固着されている。

前記したＬ方の側壁部８から外方に向けて突出する両回
転軸９．１５の軸端には、互いに同径の伝達プーリ１６
がそれぞれ固着されており、両伝達プーリ１６間に掛は
渡された伝達ベルト１７を介して、再搬送ローラ６．７
が互いに一体的に回転する。回転軸９の他方の側壁部８
から外方に向けて突出する軸端には駆動プーリ１０が固
着されており、上部フレーム４の上面の中間部に固設さ
れたモータ１１のモータプーリ１２と駆動プーリ１０と
の間に掛は渡された駆動ベルト１３を介して、モータ１
１により前側搬送ローラ６が駆動され、かつ後側搬送ロ
ーラ７も駆動されることとなる。

第３図は本実施例に於けるカード搬送装置の底面図を示
しており、第２図及び第３図によく示されるように、上
部フレーム４に開設された開口部からケーシング１内に
臨む両搬送ローラ６．７の下方には、下部フレーム５に
開設された開口部から同様にケーシング１内に臨む従動
ローラ１８がそれぞれ配設されている。下部フレーム５
の下面には、第３図に良く示されるようにコ字形状をな
しかつその開放端側を遊端部とする板ばねからなる押付
けばね１９の基端部が例えばねじをもって固設されてい
る。

押付けばね１９の遊端部には互いに対峙するように曲折
された一対の軸支部２１が設けられており、軸支部２１
により従動ローラ１８の固定軸２２の両端がかしめまた
は圧入により固定されている。各従動ローラ１８は、固
定軸２２の中間部に回動自在に軸支されているため、押
付けばね１９により各搬送ローラ６．７に向けて弾発付
勢されている。

このようにして構成されたカード搬送装置にあっては、
第２図の想像線により示されるように、挿入口３から挿
入されたカード２の先端部を、先ず前側搬送ローラ６と
従動ローラ１８との間に挾持する。このとき、前記した
ように従動ローラ１８が搬送ローラ６に向けて弾発付勢
されているため、両ローラ６．１８間にカード２を密着
状態に挟持することができ、搬送ローラ６を駆動するこ
とにより、カード２を好適に図の左方に向けて搬送する
ことができる。そして、カード２を搬送しつつ、例えば
上部フレーム４に設けられた磁気ヘッド２３により、カ
ード２の磁気テープ部２４に対して情報の読出し／書込
みを行なう。

ところで、例えばフレームに設けたスロット内を従動ロ
ーラの軸が移動自在なように、そのスロットと板ばねと
により従動ローラの軸を支持したカード搬送装置にあっ
ては、カードの搬送時にその搬送方向に従動ローラの軸
が移動してスロットの側面に当接し、従動ローラの回転
に対して抵抗となってカードの搬送速度が変動した場合
には、磁気ヘッドによるカードの磁気テープ部に対する
情報の読出し／書込みが不安定になる虞れがある。

しかしながら本発明にあっては、押付けばね１９に従動
ローラ１８が回動自在に支持されているため、その軸支
部２１に対して搬送方向に従動ローラ１８が移動するこ
とがない。従って、従動ローラ１８が円滑に回転可能で
あるため、磁気ヘッド２３による情報の読出し／書込み
を安定して行なうことができる。

尚、本実施例にあっては、押付けばね１９に一体的に設
けられた軸支部２１に固定軸２２を固設して、その固定
軸２２により従動ローラ１８を回動自在に支持したが、
従動ローラ１８とその軸とを一体的に形成し、その軸を
軸支部２１に設けた例えばブシュなどを介して回動自在
に支持するようにしても良い。また、片持ち支持した押
付けばね１９の遊端部に軸支部２１を設けたが、例えば
板ばねをリーフスプリング式に両持ち支持して、その中
間部に軸支部を設けるようにしても良い。

［発明の効果］このように本発明によれば、従動ローラを駆動ローラに
向けて弾発付勢するばね手段により、従動ローラを回動
自在に支持するため、カードを駆動ローラと従動ローラ
との間に挾持して搬送する際に、従動ローラがその支持
部に対して搬送方向に変位することがない。従って、カ
ードの搬送時に従動ローラが円滑に回転するため、搬送
速度が変動して例えば磁気ヘッドによるカードの磁気テ
ープ部に対する情報の読出し／書込みを行なう際に悪影
響を及ぼすことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づくカード搬送装置を示す平面図
である。第２図は、第１図の■−■線についてみた断面図である
、第３図は、カード搬送装置の側面図である第４図は、従
来のカード搬送装置を示す要部側断面図である。１・・・ケーシング　　　２・・・カード３・・・挿入
口　　　　　４・・・上部フレーム５・・・下部フレー
ム　　６．７・・・搬送ローラ８・・・側壁部　　　　
　９・・・回転軸１０・・・駆動プーリ　　１１・・・
モータ１２・・・モータプーリ　１３・・・駆動ベルト
１４・・・軸受ブラケット１５・・・回転軸１６・・・
伝達プーリ　　１７・・・伝達ベルト１８・・・従動ロ
ーラ　　１９・・・押付けばね２１・・・軸支部　　　
　２２・・・固定軸２３・・・磁気ヘッド　　２４・・
・磁気テープ部３１・・・ケーシング　　３２・・・上
部フレーム３３・・・モータ　　　　３４・・・駆動ロ
ーラ３５・・・下部フレーム　３６・・・従動ローラ３
７・・・軸３８・・・スロット

Claims

【特許請求の範囲】　互いに対向するようにケーシングに配設された駆動ロ
ーラと従動ローラとを有し、カードを前記両ローラ間に
挾持して搬送する形式のカード搬送装置に於て、前記従動ローラが、前記従動ローラを前記駆動ローラに
向けて弾発付勢するためのばね手段に回動自在に支持さ
れていることを特徴とするカード搬送装置。